JPH10149374A - データ収集蓄積装置 - Google Patents

データ収集蓄積装置

Info

Publication number
JPH10149374A
JPH10149374A JP31858196A JP31858196A JPH10149374A JP H10149374 A JPH10149374 A JP H10149374A JP 31858196 A JP31858196 A JP 31858196A JP 31858196 A JP31858196 A JP 31858196A JP H10149374 A JPH10149374 A JP H10149374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
stored
input
patrol
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31858196A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nishi
敏弘 西
Yasuko Yamamoto
泰子 山本
Yoshinari Fukushima
美成 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31858196A priority Critical patent/JPH10149374A/ja
Publication of JPH10149374A publication Critical patent/JPH10149374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去の収集データを表示させ現場で確認がで
きる。 【解決手段】 データ保存手段37は、データバッファ
33に保存されたプロセスデータを短期間保存蓄積可能
とするローカルデータベース41へ保存する。データ抽
出手段38は、データ入力手段32からの要求に従い、
要求のあった計器No.のデータをローカルデータベー
ス41から抽出し、データ表示手段39へ渡す。データ
表示手段39は、データ抽出手段38により抽出したデ
ータをグラフ形式等に加工し、表示装置40へ出力し、
今回の収集データと対比する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントを運転管
理するためのデータ収集蓄積に係わり、特に、発電プラ
ント等内のプラントの現場パトロールによるデータ収集
並びにプラント計器のデータ収集を行うためのデータ収
集蓄積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるデータ収集蓄積装置を図
26を参照して説明する。
【0003】発電プラントでは、定期的に行う現場パト
ロール時に種々の計器より読み取ったプロセスデータを
蓄積し、プラントの運転管理を行っている。
【0004】本装置は、種々のプロセスデータを蓄積し
た蓄積データを、例えば、トレンドグラフ、表等に表示
するデータ蓄積装置1と現場でプロセスデータの収集を
行う小型可搬式収集装置3から構成されている。
【0005】データ蓄積装置1は、小型可搬式収集装置
3からデータを受信しデータベース12へ保存するデー
タ受信手段11とプロセスデータを長期保存するデータ
ベース12とデータベース12よりプロセスデータを抽
出する蓄積データ抽出手段13と抽出したデータを予め
決められた表示形式に加工する蓄積データ表示手段14
から構成されている。
【0006】小型可搬式収集装置3は、入力装置31と
データ入力手段32とデータバッファ33とデータ送信
手段34と送信要求手段35と回線接続装置36とから
構成されている。
【0007】現場パトロール員は、計器より読み取った
プロセスデータを逐次携帯している小型可搬式収集装置
3に入力装置31を介して計器No.と読取り値を入力
する。パトロール終了時、予め現場に設置してある通信
回線60と小型可搬式収集装置3とを接続する。そし
て、送信要求手段35からデータ送信要求を受け取る
と、データ送信手段34は、通信回線60を介してデー
タバッファ33の内容をデータ蓄積装置1へ送信する。
【0008】データバッファ33は、図27に示す如く
現場パトロール員が入力する計器No.とデータ値と手
入力処理が行われたときに自動的に付加されるデータ採
取日時とから構成され、パトロールポイントn個分の入
力データを格納するようになっている。一方、データ蓄
積装置1のデータ受信手段11は、受信したデータをデ
ータベース12に蓄積する。
【0009】データベース12には、プロセスデータが
長期間、例えば、10年に渡って蓄積されている。蓄積
データ抽出手段13は蓄積データ表示手段14からの要
求に従い、データベース12より該当データを抽出し、
蓄積データ表示手段14へ抽出したデータを送る。蓄積
データ表示手段14は予め決められた表示形式の中から
パトロール員の指定した形式で表示する。
【0010】このように現場で採取されたデータを通信
回線60を介してデータ蓄積装置1へ送信し、長期間に
わたってデータを蓄積、表示することによりプラントの
運転管理を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の図26に示す如
くのデータ収集蓄積装置においては、次の種々の問題が
あった。
【0012】まず、第1に、現場でのプロセスデータ収
集時に過去のデータを見ることができなかった。このた
め入力されたデータの信頼性、異常徴候、入力ミス、デ
ータ収集漏れ等がその場所で即座に確認できず、データ
蓄積装置1に送信・表示させた後に不正なデータが判明
した場合、もう一度現場でデータ収集しなければならな
かった。
【0013】また、第2に、現場パトロールを行う際、
複数あるパトロールルートの中からルートを選択し、選
択したルートのパトロール手順を現場パトロール員が予
め調べて記憶しておかねばならず、さらに、現場で計器
を探しながらプロセスデータを収集するため、パトロー
ル作業にかなりの時間を要し、パトロール員の負担が大
きいという問題があった。
【0014】また、第3に、プラント起動/停止または
緊急時におけるプラント運転状況を現場から送信する
際、予め通信回線60の設置してある場所まで行き送信
していたため、事務所に配置されるデータ蓄積装置1で
現場プロセスデータを参照するまでに時間がかかった。
【0015】また、第4に、現場パトロール員が計器の
指示値を入力する際、計器指示値の読取り値だけでは現
場の状況を把握することが困難な場合がある。特に、経
験の無い事象や計器指示だけでは把握できない事象に対
し、異常の徴候に関するデータを収集することができな
かった。
【0016】そこで、本発明は、現場パトロール員の負
担の軽減を図ると共に、正確なデータの迅速な蓄積と計
器に関するデータ以外の現場状況の広範囲のデータを蓄
積可能とするデータ収集蓄積装置を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
ントのデータ収集時に携帯し、計器から読み取ったデー
タを現場パトロール員が入力装置を介して一時的にデー
タバッファへ保存させるデータ入力手段と、このデータ
入力手段によってデータバッファへ保存されたデータを
入力装置を介して送信要求する送信要求手段と、この送
信要求手段によって要求されたときデータバッファのデ
ータを回線接続装置に接続される通信回線によって送信
するデータ送信手段とを有する可搬式収集装置と、可搬
式収集装置によって収集したデータを長期間蓄積して保
存管理するために通信回線を介してデータを受信し、デ
ータを蓄積して保存するデータベースへ保存させるデー
タ受信手段と、データベースへ蓄積されたデータを抽出
要求に応じて抽出する蓄積データ抽出手段と、入力装置
を介して蓄積データ抽出手段へデータの抽出要求を行う
と共に、抽出されたデータを加工して表示装置へ所定形
式で表示させる蓄積データ表示手段とを有するデータ蓄
積装置とを具備するデータ収集蓄積装置において、デー
タバッファに保存されるデータを履歴データとして計器
番号に対応づけして時系列に所定収集回数保存可能なロ
ーカルデータベースへデータ収集毎に保存させるデータ
保存手段と、ローカルデータベースへ保存された履歴デ
ータを計器番号によって抽出するデータ抽出手段と、こ
のデータ抽出手段によって抽出された履歴データと今回
のデータとを対比して表示装置へ表示させるデータ表示
手段とを可搬式収集装置に設けるようにしたものであ
る。この手段によれば、現場パトロール員が計器の値を
読み取るとき、同じ計器No.を指定すると今回より前
の履歴データが抽出表示されて現場パトロール員へ知ら
される。現場パトロール員は、表示される履歴データと
今回のデータとを比較してデータの異常の有無を確認後
に今回の読取りデータを入力する。従って、入力する対
象の読取りデータに読取りの桁の間違いや、別の計器の
値を読んだ等のミスがあれば、何らかの異常を入力する
前に把握することができ、データ入力後に不正データを
発見し、再データ収集する等を余儀無くされる等の問題
が解消できる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載のデータ
収集蓄積装置において、可搬式収集装置は、複数のパト
ロールルートとこれらの各ルートにおいて、現場パトロ
ール員が行う作業手順を予め保存するパトロール手順デ
ータベースとパトロール手順データベースの複数のパト
ロールルートの中から選択されたパトロールルートの作
業手順を順次取出す手段と、この手段によって取出され
たパトロールルートの作業手順を表示装置へ表示させる
手段とを付加するようにしたものである。この手段によ
れば、予め保存されたパトロールの作業が作業の進行に
従って順次表示される。従って、メモ等に記したり、記
憶を頼りにパトロールすることがなく、パトロール作業
手順の誤りがなく、パトロールが円滑に進行できるの
で、パトロールが最短時間で行える。
【0019】請求項3の発明は、請求項1記載のデータ
収集蓄積装置において、データ蓄積装置は、通信回線を
介して過去の蓄積データの計器番号と参照期間とを指定
した蓄積データの要求があったとき、データベースから
該当する蓄積データの抽出をする蓄積データ抽出手段へ
要求をする要求受信手段と、蓄積データ抽出手段によっ
て抽出された蓄積データを通信回線を介して送信する蓄
積データ送信手段とを設ける一方、可搬式収集装置は、
入力装置を介して蓄積データの要求をデータ送信手段へ
通知する要求データ入力手段と、蓄積データ送信手段か
ら通信回線を介して送信された蓄積データを受信してデ
ータ表示手段へ出力する蓄積データ受信手段とを設ける
ようにしたものである。この手段によれば、可搬式収集
装置を用いてデータ収集しているとき、過去の蓄積され
たデータを可搬式収集装置からの要求に応じて表示する
ことができる。これにより、過去の多量のデータを参照
することができるので、収集するデータとの比較による
判断が早期に正確にできる。
【0020】請求項4の発明は、プラントのデータ収集
時に携帯し、計器から読み取ったデータを現場パトロー
ル員が入力装置を介して一時的にデータバッファへ保存
させるデータ入力手段と、このデータ入力手段によって
データバッファへ保存されたデータを入力装置を介して
送信要求する送信要求手段と、この送信要求手段によっ
て要求されたときデータバッファのデータを通信回線に
よって送信するデータ送信手段とを有する可搬式収集装
置と、可搬式収集装置によって収集したデータを長期間
蓄積して保存管理するために通信回線を介してデータを
受信し、データを蓄積して保存するデータベースへ保存
させるデータ受信手段と、データベースへ蓄積されたデ
ータを抽出要求に応じて抽出する蓄積データ抽出手段
と、入力装置を介して蓄積データ抽出手段へデータの抽
出要求を行うと共に、抽出されたデータを加工して表示
装置へ所定形式で表示させる蓄積データ表示手段とを有
するデータ蓄積装置とを具備するデータ収集蓄積装置に
おいて、可搬式収集装置は、データ送信手段から送られ
るデータを無線信号により通信回線に設ける無線アンテ
ナへ向けて送信する無線通信装置と、現場計器に接続し
て指示値を読み込みディジタル値に変換するA/D変換
ボードと、このA/D変換ボードによって変換されたデ
ィジタル値から所定回数の測定における最大値と最小値
と平均値とを求めて得られるこれらのデータをデータバ
ッファへ保存させるデータ読み込み手段とを設けるよう
にしたものである。この手段によれば、可搬式収集装置
によって入力されたデータが無線通信装置によって無線
信号に変換され送信され、無線アンテナで受信され通信
回線を経てデータ蓄積装置へ送られる。これによって、
通信回線の接続部まで可搬式収集装置を持っていかなく
てもその場からデータを送信することができる。従っ
て、特に広い地域のパトロールの場合に便利で、また、
通信回線を広範囲に張り巡らす必要がなくなる。その
上、現場計器の指示値を人手を介して読み入力する手間
を要することなく直接入力できるので、緊急時に迅速
に、かつ、正確にそのままオンラインで送れる利点があ
り、人為的ミスを減少できる。
【0021】請求項5の発明は、請求項1記載のデータ
収集蓄積装置において、次の現場パトロール員に対する
引継ぎメッセージを格納するメッセージファイルを設け
て、現場パトロール員がメッセージファイルへ入力装置
を介して必要な引継ぎメッセージを入力する一方、次の
現場パトロール員の要求に従ってメッセージファイルか
ら引継ぎメッセージを取り出して内容を表示して知らせ
るようにしたことである。この手段によれば、現場パト
ロール員は、パトロール中に随時必要な引継ぎメッセー
ジを入力し、次の現場パトロール員は、交代後に引継ぎ
メッセージを表示画面上で知ることができるので、引継
ぎ事項をメモ等で残すのに比べ、引継ぎ業務が確実にで
きる。
【0022】請求項6の発明は、プラントのデータ収集
時に携帯し、計器から読み取ったデータを現場パトロー
ル員が入力装置を介して一時的にデータバッファへ保存
させるデータ入力手段と、このデータ入力手段によって
データバッファへ保存されたデータを入力装置を介して
送信要求する送信要求手段と、この送信要求手段によっ
て要求されたときデータバッファのデータを回線接続装
置に接続される通信回線によって送信するデータ送信手
段とを有する可搬式収集装置と、可搬式収集装置によっ
て収集したデータを長期間蓄積して保存管理するために
通信回線を介してデータを受信し、データを蓄積して保
存するデータベースへ保存させるデータ受信手段と、デ
ータベースへ蓄積されたデータを抽出要求に応じて抽出
する蓄積データ抽出手段と、入力装置を介して蓄積デー
タ抽出手段へデータの抽出要求を行うと共に、抽出され
たデータを加工して表示装置へ所定形式で表示させる蓄
積データ表示手段とを有するデータ蓄積装置とを具備す
るデータ収集蓄積装置において、可搬式収集装置は、現
場の映像情報を入力するカメラやビデオと、このカメラ
やビデオから入力した映像情報を映像信号とする処理を
行う信号入力装置と、この信号入力装置による映像信号
を読み込みデータバッファに保存可能とする映像信号読
み込み手段とを設ける一方、データ蓄積装置は、蓄積デ
ータに加えて映像信号による映像データをデータベース
へ蓄積可能とすると共に、データベースから必要な映像
データを抽出して表示装置へ出力可能とする手段を設け
るようにしたものである。この手段によれば、計器の読
取り値のデータの収集に加えて、現場の映像情報が収集
され映像データが蓄積できる。これにより、計器の読取
り値で把握できない事象も収集され蓄積できるので、広
範囲の現場の状況に関するデータを収集することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の第1実施の形態に係わる
データ収集蓄積装置の構成図であって、従来例を示す図
26と同一符号は同一部分または相当部分を示し、図1
が図26と異なる主な点は、データ保存手段37とデー
タ抽出手段38とデータ表示手段39とローカルデータ
ベース41とを追設したことで、第1実施の形態は、小
型可搬式収集装置3において、過去の収集データを表示
させ現場でのプロセスデータの異常徴候やプロセスデー
タの信頼性の確認ができるようにしたことに特徴を有し
ている。
【0025】ここで、データ保存手段37は、データバ
ッファ33に保存されたプロセスデータを短期間保存蓄
積可能とするローカルデータベース41へ保存する。
【0026】データ抽出手段38は、データ入力手段3
2からの要求に従い、要求のあった計器No.のデータ
をローカルデータベース41から抽出し、データ表示手
段39へ渡す。データ表示手段39は、データ抽出手段
38により抽出したデータを予め決められた形式で、例
えば、グラフ形式に加工し、表示装置40へ出力する。
【0027】まず、現場パトロール員が小型可搬式収集
装置3を現場へ携帯し、計器より読み取ったプロセスデ
ータと計器No.を順次入力装置31から入力する。こ
の場合に、図2に示す処理によって行われる。
【0028】まず、小型可搬式収集装置3に電源を投入
し、図3に示す入力画面101を表示させる。この入力
画面101には、計器No.入力エリア101aとデー
タ値入力エリア101bと単位入力エリア101cを有
し、さらに、バッファクリア101dとデータ伝送10
1eと終了101fとCANCEL101gとデータ確
定101hと次入力101iの各表示ボタンと表示画面
101jとを設けている。
【0029】この入力画面101上で現場パトロール員
が計器No.入力エリア101aに計器No.を入力す
ると、データ入力手段32からデータ抽出手段38へ抽
出要求が通知される(S1)。データ抽出手段38は、
図4に示すインデックスファイル41aをサーチする
(S2)。
【0030】すなわち、ローカルデータベース41は、
図4及び図5に示すように計器No.と保存先のインデ
ックスNo.の対応を予め登録したインデックスファイ
ル41aと入力データを計器No.毎にインデックスに
従って分類し、入力値を時系列に格納したデータファイ
ル41bから構成されている。データファイル41bに
は、例えば、過去100回分のデータが蓄積されてい
る。
【0031】次に、該当計器No.の格納場所が獲得さ
れると、該当計器No.の履歴データを図5に示すデー
タファイル41bより最新データフラグのデータを最新
値として時系列に抽出し、データ表示手段39へデータ
を渡す(S3〜S5)。データ表示手段39は受け取っ
たデータを表示装置40へ、例えば、グラフ形式で出力
する(S6)。
【0032】ここで、現場パトロール員は、過去の該当
計器No.のデータと今回のデータとを比較して確認す
る作業をする。現場パトロール員は上記確認が終了する
と計器の読取り値をデータ値入力エリア101bへ入力
し、データ確定101hを押すことにより、入力データ
が図27に示すデータバッファ33へ書き込まれる(S
7〜S10)。なお、入力ミスがあるとエラーメッセー
ジが表示される(S11)。
【0033】パトロール終了後、回線接続装置36を通
信回線60に接続し、パトロール員からの要求に基づい
て、送信要求手段35はデータ送信手段34に送信要求
を通知すると共に、データ保存手段37に対しデータの
保存要求を行う。データ送信手段34は、データバッフ
ァ33の内容を取出しデータ蓄積装置1へ送信する。デ
ータ保存手段37は、データバッファ33の内容をロー
カルデータベース41へ保存する。
【0034】ローカルデータベース41は、インデック
ス毎に定められた個数N個のデータが格納できるように
なっている。データ保存時にインデックス毎に格納個数
をカウントし、格納個数がN個を越えたとき、個数Nを
0に戻す。
【0035】データ保存手段37は、格納個数を記憶し
ている。データ保存手段37はデータ保存要求を受ける
と格納個数Nに対応した位置の最新フラグをクリアし、
N+1個目の位置にデータを格納し、最新フラグを1と
する。データバッファ33の内容はデータ送信完了後、
現場パトロール員がバッファクリア101dを押すとク
リアされる。
【0036】このように第1実施の形態によれば、現場
でプロセスデータ収集時に過去のデータを見ることがで
きる。入力されたデータの信頼性、異常徴候、入力ミ
ス、データ収集漏れ等がその場で確認できる。従って、
データ蓄積装置1に送信・表示した後で不正なデータを
発見し、もう一度現場で収集するという問題を解消する
ことができる。
【0037】図6は、本発明の第2実施の形態を示すデ
ータ収集蓄積装置の構成図である。
【0038】図6において、従来例を示す図26と異な
る主な点は、データ保存手段37とデータ抽出手段38
−2と現場データ表示手段39−2とローカルデータベ
ース41とパトロール手順データベース42とを追設
し、小型可搬式収集装置3においてパトロール手順を表
示可能とした点に特徴を有する。
【0039】ここで、データ保存手段37は、データバ
ッファ33に保存されたプロセスデータを短期間保存蓄
積可能とするローカルデータベース41へ保存する。デ
ータ抽出手段38−2は、データ入力手段32からの要
求に従い、要求のあった計器No.のデータをローカル
データベース41から抽出すると共に、パトロール手順
データベース42から要求されたパトロールルートおよ
び作業手順を抽出する。現場データ表示手段39−2
は、データ抽出手段38−2により抽出したデータを予
め決められた形式で、例えば、グラフ形式に加工し、表
示装置40へ出力すると共に、パトロールルートおよび
作業手順を表示装置40へ出力する。パトロール手順デ
ータベース42は、現場パトロール員が行う作業手順を
予め保存する。
【0040】次に、図7に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0041】本フローチャートでは、パトロールルート
No.としてP1を選択し、P1の手順が1が10まで
ある場合について示している。現場パトロール員が図8
に示す入力画面102のパトロールルートNo.入力エ
リア102aにパトロールルートNo.P1を入力する
(S21)。これにより、データ抽出手段38−2が図
10のパトロール手順データベース42よりパトロール
ルートNo.P1のパトロール手順データ1から10を
読み込む(S22)。
【0042】図8に示す入力画面102には、パトロー
ルルートNo.入力エリア102aと確定ボタン102
bと手順一覧として手順No.エリア102cとパトロ
ール手順エリア102dが設けられている。また、図1
0のパトロール手順データベース42は、パトロールル
ートNo.入力エリア42aと手順No.エリア42b
とパトロール手順エリア42cの保存エリアを有してい
る。
【0043】現場データ表示手段39−2にて、パトロ
ールルートNo.P1の手順データ1から10を図8に
示すようにパトロール手順エリアに表示する(S2
3)。現場パトロール員は、パトロールルートNo.と
(S23)にて表示された手順一覧を確認し、図8に示
す確定ボタン102bを押す(S24)。現場データ表
示手段39−2は、パトロールルートNo.P1の手順
データ1及び手順2を図9に示す表示画面103の手順
エリア103c及び次手順エリア103dに表示する
(S25)。
【0044】次に、現場パトロール員は手順1の作業を
終了後、進行ボタン103aを押す(S26)。現場デ
ータ表示手段39−2は手順表示が10より小さいこと
を確認し(S27)、小さければ手順No.をカウント
アップする(S28)。図9の手順エリア103cに手
順2を表示し、次手順エリアに手順3を表示する。手順
No.が10以上になった場合は、次手順データはない
ため、図9の次手順エリアの表示を消去する(S2
9)。現場パトロール員が表示に従いパトロールを終了
し、終了ボタン103bを押すと(S30)、パトロー
ル手順表示を終了する。
【0045】このように第2実施の形態によれば、パト
ロール手順が現場にて逐次表示可能となるため、現場パ
トロール員が予めパトロール手順を記憶することなく、
現場にて手順確認をしながらパトロールを行えるので、
負担が大幅に軽減される。また、表示されるパトロール
手順は予め最適な順番を設定されているため、パトロー
ルを行う現場パトロール員によりパトロール時間が変わ
ることなく、常に最短時間でパトロールが実施でき、パ
トロール作業の時間短縮を図ることができる。
【0046】図11は、本発明の第3実施の形態を示す
データ収集蓄積装置の構成図である。
【0047】図11において、従来例を示す図26と異
なる主な点は、小型可搬式収集装置3にデータ保存手段
37とデータ抽出手段38とデータ表示手段39−3と
ローカルデータベース41と要求データ入力手段43と
蓄積データ受信手段44を追設し、データ蓄積装置1に
要求受信手段45と蓄積データ送信手段46とを追設
し、現場パトロール員がデータ収集中に過去の蓄積デー
タを参照可能とした点に特徴を有する。
【0048】ここで、データ保存手段37は、データバ
ッファ33に保存されたプロセスデータを短期間保存蓄
積可能とするローカルデータベース41へ保存する。デ
ータ抽出手段38は、データ入力手段32からの要求に
従い、要求のあった計器No.のデータをローカルデー
タベース41から抽出し、データ表示手段39へ渡す。
データ表示手段39−3は、データ抽出手段38により
抽出したデータを予め決められた形式で、例えば、グラ
フ形式に加工し、表示装置40へ出力する。と共に、過
去の蓄積データを表示装置40へ出力する。
【0049】要求データ入力手段43は、入力装置31
を介して蓄積データの要求をデータ送信手段34−3へ
通知する。蓄積データ受信手段44は、蓄積データ送信
手段46から通信回線60を介して送信された蓄積デー
タを受信してデータ表示手段39−3へ出力する。要求
受信手段45は、通信回線60を介して過去の蓄積デー
タの計器番号と参照期間とを指定した蓄積データの要求
があったとき、データベース12から該当する蓄積デー
タの抽出をする蓄積データ抽出手段13へ要求をする。
蓄積データ送信手段46は、蓄積データ抽出手段13に
よって抽出された蓄積データを通信回線60を介して送
信する。
【0050】ここで、図12に示すフローチャートを参
照して作用を説明する。
【0051】なお、図12では参照したい計器No.を
AAA−1、参照期間を1995年12月1日から19
95年12月7日と指定した場合について示している。
【0052】現場パトロール員が図13に示す小型可搬
式収集装置3のデータ参照画面側104上の計器No.
入力エリア104aにAAA−1、参照期間入力エリア
1995年12月1日から1995年12月7日を入力
すると、要求データ入力手段43にAAA−1、199
5年12月1日から1995年12月7日が入力される
(S41)。
【0053】次に、現場パトロール員は入力した計器及
び期間に間違いなければ、図13に示すデータ受信ボタ
ン104cを押し(S42)、データ蓄積装置1へ指定
したデータの送信要求を行う(S43)。これに対し
て、データ蓄積装置1では、要求受信手段45により小
型可搬式収集装置3からのデータ送信要求を受け(S4
4)、データベース12より計器No.AAA−1の1
995年12月1日から1995年12月7日までの蓄
積データ読み込む(S45)。そして、蓄積データ送信
手段46によって小型可搬式収集装置3へ読み込んだ蓄
積データを送信する(S46)。
【0054】次に、小型可搬式収集装置3では、蓄積デ
ータ受信手段44にてデータ蓄積装置1より送信された
データを受信し(S47)、データ表示手段39−3に
て計器No.AAA−1の1995年12月1日から1
995年12月7日までのデータのグラフ表示104g
を行う(S48)。さらに、参照したいデータがある場
合は、図13の次入力ボタン104dを押し(S4
9)、再度計器No.及び参照期間を入力し、データ受
信要求を行う。データ参照を終了する場合は、図13の
終了ボタン104eを押し、データ参照を終了する(S
50)。
【0055】このように第3実施の形態によれば、収集
したプロセスデータを現場にて表示すると共に、パトロ
ール中に過去の計器のデータを参照したい期間分だけ適
宜現場で表示できるため、収集したプロセスデータの異
常徴候を早期に確認、判断することができ、異常徴候へ
の対応時間が大幅に短縮されるのみならず、異常に対す
る早期対応によりプラントの安全性も大幅に向上するこ
とができる。
【0056】図14は、本発明の第4実施の形態を示す
データ収集蓄積装置の構成図である。
【0057】図14において、従来例を示す図26と異
なる主な点は、小型可搬式収集装置3のデータ入力手段
32と回線接続装置36の代わりに計器No.入力手段
47と無線通信装置48とを設けると共に、データ読み
込み手段49とA/D変換ボード50とを追設し、現場
の任意の位置からデータ蓄積装置1へ無線でデータ送信
を可能とした点に特徴を有する。
【0058】ここで、A/D変換ボード50は、現場計
器と接続し指示値を読み込みディジタル値に変換する。
データ読み込み手段49は、A/D変換ボード50で変
換されたディジタル値を読み込み、一定回数測定し最大
/最小/平均を求め、計器No.入力手段47へデータ
値を送る。計器No.入力手段47は、データ読み込み
を行う計器番号を入力すると共に、データ読み込み手段
49で求めたプロセスデータの最大/最小/平均を表示
する。無線通信装置48は、現場に設置された無線アン
テナ51との間で無線での通信を行う。
【0059】次に、図15及び図16を参照して作用を
説明する。
【0060】まず、図15に示す処理において、現場パ
トロール員が小型可搬式収集装置3と現場計器とを接続
し、計器No.を入力した後、データ読み込み要求を行
う。データ読み込み要求は、例えば、”F1”キーの入
力とする(S61,S62)。データ読み込み手段49
は、A/D変換ボード50から読み込んだプロセスデー
タの最大/最小/平均を求め計器No.入力手段47へ
帰す(S64)。
【0061】詳細には、データ読み込み手段49では、
図16の処理を実行し、最大/最小/平均値保存バッフ
ァを初期値0にセットし、データ読み込みカウントを0
とする(S71,S72)。続いて、データ読み込み手
段49は、読み込みデータを積算する(S73)。そし
て、データを読み込む毎に今までの最大値,最小値を求
め、この処理を10回するまで続行する(S74〜S7
9)。データ読み込みが10回となると、読み込みデー
タの平均が参照され、最大値と最小値と平均値が求めら
れ計器No.入力手段47へ返される(S80,S8
1)。
【0062】計器No.入力手段47は、図15の処理
によってデータ読み込み手段49で求めたデータを表示
した後、データバッファ33へデータを書き込む(S6
5,S66)。現場パトロール員は、データ読み込み終
了後、データ蓄積装置1へデータ送信を行う場合、デー
タ送信要求を行う。データ送信要求は、例えば、”F
2”キーの入力とする(S67,S68)。無線通信装
置48は、通信できる範囲の無線アンテナ51をサーチ
し、無線アンテナ51を決定した後で、データ送信を行
う(S69)。
【0063】このように第4実施の形態によれば、プロ
セスデータ収集後、現場内の各所に設置された無線アン
テナ51を介してすぐにデータ送信を実行でき、現場で
データ採取しているデータを事務所でオンタイムに表示
できることが可能となり、緊急時等における処理の迅速
化に役立つ。また、現場計器の指示値を直接入力するこ
とでデータ入力の人為的ミスをなくすことが可能とな
る。
【0064】図17は、本発明の第5実施の形態を示す
データ収集蓄積装置の構成図である。
【0065】図17において、従来例を示す図26と異
なる主な点は、データ保存手段37とデータ抽出手段3
8−5とデータ表示手段39−5とローカルデータベー
ス41とメッセージファイル52とを追設し、メッセー
ジファイル52に次の現場パトロール員に対する引継ぎ
メッセージを格納し、次の現場パトロール員は小型可搬
式収集装置3から引継ぎメッセージを得ることができる
ようにした点に特徴を有する。
【0066】ここで、データ保存手段37は、データバ
ッファ33に保存されたプロセスデータを短期間保存蓄
積可能とするローカルデータベース41へ保存する。デ
ータ抽出手段38−5は、データ入力手段32−5から
の要求に従い、要求のあった計器No.のデータをロー
カルデータベース41から抽出すると共に、メッセージ
ファイル52から引継メッセージを抽出する。データ表
示手段39−5は、データ抽出手段38−5により抽出
したデータを予め決められた形式で、例えば、グラフ形
式に加工し、表示装置40へ出力すると共に、引継メッ
セージを表示装置40へ出力する。メッセージファイル
52は、次の現場パトロール員へ引継メッセージを保存
する。
【0067】次に、第5実施の形態の処理を図18を参
照して説明する。
【0068】まず、図19に示すメッセージ入力画面例
105において、メッセージ入力ボタン105aを押す
とメッセージ入力モードへ移行する(S91,S9
2)。この状態でメッセージが入力される(S93)。
次に、メッセージ確定ボタン105bが押されるとデー
タ入力手段32−5によって入力されたメッセージに確
定時刻が付けられる(S94,S95)。図19に示す
例では、メッセージ入力エリア105eにメッセージが
表示される。そして、図20に示すメッセージファイル
52の最新フラグを検索し、最新フラグの次にメッセー
ジを格納する(S97)。
【0069】図20に示す例では、「95/10/13
/11.00# 機器No.××において、変動が発生
している。要注意。」・・・・・・等が格納されてい
る。
【0070】次に、メッセージ入力モードの解除がされ
る(S98)。なお、付加時刻は予め小型可搬式収集装
置3に備えられているバッテリ時計の時刻を使用する。
メッセージ表示ボタン105cを押すと、データ入力手
段32−5がデータ抽出手段38に対してデータの抽出
指令を出し、データ抽出手段38−5はメッセージファ
イル52の内容全てを抽出し、データ表示手段39−5
はそのとき表示しているデータ入力画面を記憶し、図2
1に示すメッセージ画面106に切替え、最新の情報か
ら、例えば、20行分表示する。上下矢印ボタン106
b,106cを押すことにより、データ内容をスクロー
ル表示することができる。メッセージ表示画面で表示の
終了ボタン106aを押すと、画面は図19に示す元の
データ入力画面105に切り替わる。
【0071】このように第5実施の形態によれば、現場
パトロール員はデータ入力手段32−5を介して、次の
パトロール員への引継ぎメッセージを入力することがで
きる。入力された引継ぎメッセージはメッセージファイ
ル52に格納され、次のパトロール員は画面上のメッセ
ージボタンを押すことにより、メッセージファイル52
の内容を表示する。従って、パトロールにおける注意
点、注意事項を確実に引継ぎ確認することができる。
【0072】図22は、本発明の第6実施の形態を示す
データ収集蓄積装置の構成図である。
【0073】図22において、従来例を示す図26と異
なる主な点は、小型可搬式収集装置3にビデオ・ITV
装置54に接続するビデオ信号入力装置53と映像信号
読み込み手段55とを設け、データ蓄積装置1に映像信
号を表示処理する蓄積データ表示手段14−6とを設
け、現場状況を映像で収集蓄積して確認できるようにし
た点に特徴を有する。
【0074】ここで、映像信号読み込み手段55は、ビ
デオ信号入力装置53で入力された映像信号を読み込
み、データバッファ33−6へ保存する。ビデオ信号入
力装置53は、ビデオやITVで収集した現場状況の映
像信号を入力する。蓄積データ表示手段14−6は、小
型可搬式収集装置3から送られデータベース12へ蓄積
された映像データを表示処理して表示装置15へ出力す
る。データ受信手段11−6は、入力した映像信号をデ
ータベース12へ蓄積する。
【0075】次に、図23に示す映像信号の入力処理を
参照して説明する。
【0076】まず、現場パトロール員は、ビデオやIT
V装置のNTSC信号端子をMPEG2エンコーダ機能
を有するビデオ信号入力装置53に接続する。パトロー
ル員が、図24に示す表示画面例107のビデオNo.
入力エリア107aにビデオNo.を入力し、映像収集
ボタン107bを押すと、データ入力手段32−6から
映像信号読み込み手段55に映像信号読み込み通知する
(S101,S102)。
【0077】映像信号読み込み手段55は、ビデオ信号
入力装置53より、MPEG2方式でディジタル化され
た映像信号を収集する(S103)。この場合、映像信
号収集開始から20秒経過するまでに、図24に示す表
示画面例107の収集完了ボタン107cを押すと、デ
ータ入力手段32−6から映像信号読み込み手段55に
映像信号収集停止通知され、映像信号収集を停止する
(S104〜S106)。また、映像信号収集開始から
20秒経過すると、同様の通知で映像信号収集を停止す
る。
【0078】映像信号読み込み手段55は、収集した映
像信号のMPEG2方式のファイルにファイル名を付加
する(S107)。本発明の第6実施の形態では、現場
パトロール員から入力されたビデオ番号と映像信号を入
力した年月日時刻及びファイル名拡張子(.MOV)で
ファイル名を作成する。例えば、ビデオ番号1の信号1
996年2月14日18時30分に収集した映像ファイ
ル名は、「P019962141830.MOV」と付
加する。作成したファイル名は、図25に示すデータバ
ッファ33−6の構成の映像信号ファイル名エリア33
−6aに書込み、映像信号の入力処理を終了する(S1
08)。
【0079】このように第6実施の形態によれば、現場
映像情報をあわせて表示可能となるため、経験のない事
象や計器によるデータだけでは把握できない事象に対し
異常の徴候を把握することが可能になる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、現場パトロール員が計器の値を読み取るとき、同
じ計器No.を指定すると今回より前の履歴データが抽
出表示されて現場パトロール員へ知らされるので、現場
パトロール員は、表示される履歴データと今回のデータ
とを比較してデータの異常の有無を確認後に今回の読取
りデータを入力する。従って、入力する対象の読取りデ
ータに読取りの桁の間違いや、別の計器の値を読んだ等
のミスがあれば、何らかの異常を入力する前に把握する
ことができ、データ入力後に不正データを発見し、再デ
ータ収集する等を余儀無くされる等の問題が解消でき
る。
【0081】また、請求項2の発明によれば、予め保存
されたパトロールの作業が作業の進行に従って順次表示
するので、メモ等に記したり、記憶を頼りにパトロール
することがなく、パトロール作業手順の誤りがなく、パ
トロールが円滑に進行できるので、パトロールが最短時
間で行える。
【0082】また、請求項3の発明によれば、可搬式収
集装置を用いてデータ収集しているとき、過去の蓄積さ
れたデータを可搬式収集装置からの要求に応じて表示し
て過去の多量のデータを参照することができるので、収
集するデータとの比較による判断が早期に正確にでき
る。
【0083】また、請求項4の発明によれば、可搬式収
集装置によって入力されたデータが無線通信装置によっ
て無線信号に変換され送信され、無線アンテナで受信さ
れ通信回線を経てデータ蓄積装置へ送られるので、通信
回線の接続部まで可搬式収集装置を持っていかなくても
その場からデータを送信することができる。従って、特
に広い地域のパトロールの場合に便利で、また、通信回
線を広範囲に張り巡らす必要がなくなる。その上、現場
計器の指示値を人手を介して読み入力する手間を要する
ことなく直接入力できるので、緊急時に迅速に、かつ、
正確にそのままオンラインで送れる利点があり、人為的
ミスを減少できる。
【0084】また、請求項5の発明によれば、現場パト
ロール員は、パトロール中に随時必要な引継ぎメッセー
ジを入力し、次の現場パトロール員は、交代後に引継ぎ
メッセージを表示画面上で知ることができるので、引継
ぎ事項をメモ等で残すのに比べ、引継ぎ業務が確実にで
きる。
【0085】また、請求項6の発明によれば、計器の読
取り値のデータの収集に加えて、現場の映像情報が収集
され映像データが蓄積できるので、計器の読取り値で把
握できない事象も収集され蓄積でき、広範囲の現場の状
況に関するデータを収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すデータ収集蓄積
装置の構成図である。
【図2】図1のデータ収集蓄積装置の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1の小型可搬式収集装置のデータ入力画面例
である。
【図4】図1の小型可搬式収集装置に備えるローカルデ
ータベースのインデックスファイルの構成図である。
【図5】図1の小型可搬式収集装置に備えるローカルデ
ータベースのデータファイルの構成図である。
【図6】本発明の第2実施の形態を示すデータ収集蓄積
装置の構成図である。
【図7】図6の小型可搬式収集装置の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】図6の小型可搬式収集装置の入力画面例であ
る。
【図9】図6の小型可搬式収集装置のパトロール手順表
示画面例である。
【図10】図6の小型可搬式収集装置に備えるパトロー
ル手順データベースの構成図である。
【図11】本発明の第3実施の形態を示すデータ収集蓄
積装置の構成図である。
【図12】図11のデータ収集蓄積装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【図13】図11の小型可搬式収集装置のデータ参照画
面例である。
【図14】本発明の第4実施の形態を示すデータ収集蓄
積装置の構成図である。
【図15】図14の小型可搬式収集装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【図16】図14の小型可搬式収集装置に備えるデータ
読み込み手段の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第5実施の形態を示すデータ収集蓄
積装置の構成図である。
【図18】図17の小型可搬式収集装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【図19】図17の小型可搬式収集装置のメッセージ入
力画面例である。
【図20】図17の小型可搬式収集装置に備えるメッセ
ージファイルの構成例である。
【図21】図17の小型可搬式収集装置のメッセージ表
示画面例である。
【図22】本発明の第6実施の形態を示すデータ収集蓄
積装置の構成図である。
【図23】図22の小型可搬式収集装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【図24】図22の小型可搬式収集装置の画面例であ
る。
【図25】図22の小型可搬式収集装置に備えるデータ
バッファの構成図である。
【図26】従来のデータ収集蓄積装置を示す構成図であ
る。
【図27】図26のデータ収集蓄積装置に備えるデータ
バッファの構成図である。
【符号の説明】
1 データ蓄積装置 3 小型可搬式収集装置 11 データ受信手段 12 データベース 13 蓄積データ抽出手段 14 蓄積データ表示手段 37 データ保存手段 38 データ抽出手段 39 データ表示手段 40 表示装置 41 ローカルデータベース 42 パトロール手順データベース 43 要求データ入力手段 44 蓄積データ受信手段 45 要求受信手段 46 蓄積データ送信手段 47 計器No.入力手段 48 無線通信装置 49 データ読み込み手段 50 A/D変換ボード 51 無線アンテナ 52 メッセージファイル 53 ビデオ信号入力装置 54 ビデオ・ITV装置 55 映像信号読み込み手段 60 通信回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントのデータ収集時に携帯し、計器
    から読み取ったデータを現場パトロール員が入力装置を
    介して一時的にデータバッファへ保存させるデータ入力
    手段と、このデータ入力手段によってデータバッファへ
    保存されたデータを入力装置を介して送信要求する送信
    要求手段と、この送信要求手段によって要求されたとき
    データバッファのデータを回線接続装置に接続される通
    信回線によって送信するデータ送信手段とを有する可搬
    式収集装置と、前記可搬式収集装置によって収集したデ
    ータを長期間蓄積して保存管理するために前記通信回線
    を介してデータを受信し、データを蓄積して保存するデ
    ータベースへ保存させるデータ受信手段と、前記データ
    ベースへ蓄積されたデータを抽出要求に応じて抽出する
    蓄積データ抽出手段と、入力装置を介して前記蓄積デー
    タ抽出手段へ前記データの抽出要求を行うと共に、抽出
    されたデータを加工して表示装置へ所定形式で表示させ
    る蓄積データ表示手段とを有するデータ蓄積装置とを具
    備するデータ収集蓄積装置において、 前記データバッファに保存されるデータを履歴データと
    して計器番号に対応づけして時系列に所定収集回数保存
    可能なローカルデータベースへデータ収集毎に保存させ
    るデータ保存手段と、前記ローカルデータベースへ保存
    された履歴データを前記計器番号によって抽出するデー
    タ抽出手段と、このデータ抽出手段によって抽出された
    履歴データと今回のデータとを対比して表示装置へ表示
    させるデータ表示手段とを前記可搬式収集装置に備える
    ことを特徴とするデータ収集蓄積装置。
  2. 【請求項2】 前記可搬式収集装置は、複数のパトロー
    ルルートとこれらの各ルートにおいて、現場パトロール
    員が行う作業手順を予め保存するパトロール手順データ
    ベースと前記パトロール手順データベースの前記複数の
    パトロールルートの中から選択されたパトロールルート
    の作業手順を順次取出す手段と、この手段によって取出
    されたパトロールルートの作業手順を表示装置へ表示さ
    せる手段とを付加することを特徴とする請求項1記載の
    データ収集蓄積装置。
  3. 【請求項3】 前記データ蓄積装置は、前記通信回線を
    介して過去の蓄積データの計器番号と参照期間とを指定
    した蓄積データの要求があったとき、前記データベース
    から該当する蓄積データの抽出をする蓄積データ抽出手
    段へ要求をする要求受信手段と、前記蓄積データ抽出手
    段によって抽出された蓄積データを前記通信回線を介し
    て送信する蓄積データ送信手段とを設ける一方、 前記可搬式収集装置は、入力装置を介して前記蓄積デー
    タの要求を前記データ送信手段へ通知する要求データ入
    力手段と、前記蓄積データ送信手段から前記通信回線を
    介して送信された蓄積データを受信して前記データ表示
    手段へ出力する蓄積データ受信手段とを設けることを特
    徴とする請求項1記載のデータ収集蓄積装置。
  4. 【請求項4】 プラントのデータ収集時に携帯し、計器
    から読み取ったデータを現場パトロール員が入力装置を
    介して一時的にデータバッファへ保存させるデータ入力
    手段と、このデータ入力手段によってデータバッファへ
    保存されたデータを入力装置を介して送信要求する送信
    要求手段と、この送信要求手段によって要求されたとき
    データバッファのデータを通信回線によって送信するデ
    ータ送信手段とを有する可搬式収集装置と、前記可搬式
    収集装置によって収集したデータを長期間蓄積して保存
    管理するために前記通信回線を介してデータを受信し、
    データを蓄積して保存するデータベースへ保存させるデ
    ータ受信手段と、前記データベースへ蓄積されたデータ
    を抽出要求に応じて抽出する蓄積データ抽出手段と、入
    力装置を介して前記蓄積データ抽出手段へ前記データの
    抽出要求を行うと共に、抽出されたデータを加工して表
    示装置へ所定形式で表示させる蓄積データ表示手段とを
    有するデータ蓄積装置とを具備するデータ収集蓄積装置
    において、 前記可搬式収集装置は、前記データ送信手段から送られ
    るデータを無線信号により通信回線に設ける無線アンテ
    ナへ向けて送信する無線通信装置と、現場計器に接続し
    て指示値を読み込みディジタル値に変換するA/D変換
    ボードと、このA/D変換ボードによって変換されたデ
    ィジタル値から所定回数の測定における最大値と最小値
    と平均値とを求めて得られるこれらのデータをデータバ
    ッファへ保存させるデータ読み込み手段とを備えること
    を特徴とするデータ収集蓄積装置。
  5. 【請求項5】 次の現場パトロール員に対する引継ぎメ
    ッセージを格納するメッセージファイルを設けて、現場
    パトロール員が前記メッセージファイルへ入力装置を介
    して必要な引継ぎメッセージを入力する一方、次の現場
    パトロール員の要求に従って前記メッセージファイルか
    ら前記引継ぎメッセージを取り出して内容を表示して知
    らせるようにしたことを特徴とする請求項1記載のデー
    タ収集蓄積装置。
  6. 【請求項6】 プラントのデータ収集時に携帯し、計器
    から読み取ったデータを現場パトロール員が入力装置を
    介して一時的にデータバッファへ保存させるデータ入力
    手段と、このデータ入力手段によってデータバッファへ
    保存されたデータを入力装置を介して送信要求する送信
    要求手段と、この送信要求手段によって要求されたとき
    データバッファのデータを回線接続装置に接続される通
    信回線によって送信するデータ送信手段とを有する可搬
    式収集装置と、前記可搬式収集装置によって収集したデ
    ータを長期間蓄積して保存管理するために前記通信回線
    を介してデータを受信し、データを蓄積して保存するデ
    ータベースへ保存させるデータ受信手段と、前記データ
    ベースへ蓄積されたデータを抽出要求に応じて抽出する
    蓄積データ抽出手段と、入力装置を介して前記蓄積デー
    タ抽出手段へ前記データの抽出要求を行うと共に、抽出
    されたデータを加工して表示装置へ所定形式で表示させ
    る蓄積データ表示手段とを有するデータ蓄積装置とを具
    備するデータ収集蓄積装置において、 前記可搬式収集装置は、現場の映像情報を入力するカメ
    ラやビデオと、このカメラやビデオから入力した映像情
    報を映像信号とする処理を行う信号入力装置と、この信
    号入力装置による映像信号を読み込み前記データバッフ
    ァに保存可能とする映像信号読み込み手段とを設ける一
    方、 前記データ蓄積装置は、前記蓄積データに加えて前記映
    像信号による映像データをデータベースへ蓄積可能とす
    ると共に、前記データベースから必要な映像データを抽
    出して表示装置へ出力可能とする手段を設けることを特
    徴とするデータ収集蓄積装置。
JP31858196A 1996-11-15 1996-11-15 データ収集蓄積装置 Pending JPH10149374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31858196A JPH10149374A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 データ収集蓄積装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31858196A JPH10149374A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 データ収集蓄積装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10149374A true JPH10149374A (ja) 1998-06-02

Family

ID=18100741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31858196A Pending JPH10149374A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 データ収集蓄積装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10149374A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044131A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Toshiba Corp データ収集装置と方法、およびそのためのプログラム
JP2009181502A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toshiba Corp 遠隔監視・診断システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044131A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Toshiba Corp データ収集装置と方法、およびそのためのプログラム
JP2009181502A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toshiba Corp 遠隔監視・診断システム
JP4521448B2 (ja) * 2008-01-31 2010-08-11 株式会社東芝 遠隔監視・診断システム
US8213318B2 (en) 2008-01-31 2012-07-03 Kabushiki Kaisha Toshiba System for remote supervision and diagnosis using mobile program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620030B2 (ja) 設備点検支援システム、設備点検支援方法およびそのプログラム
US20040143458A1 (en) Method and system for integrated processing of automatically collected interaction data
EP1445746A1 (en) Data collection system
US20090171169A1 (en) Monitoring network system
US20090184888A1 (en) Display control system and method thereof
US20070061361A1 (en) Health data collection system
JPH10149374A (ja) データ収集蓄積装置
JP2002236744A (ja) 医療マネジメント支援システム
JP5203834B2 (ja) 健診情報処理装置、健診情報処理方法、プログラム、記憶媒体、及び健診情報処理システム
JP2017059076A (ja) 採血業務支援システム
CN110096198B (zh) 数据提供装置、数据提供方法以及设备管理系统
JP2007241592A (ja) 看護支援システム
JP5446475B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム以上
JP2018032226A (ja) 介護スケジュール管理装置
JP2005025457A (ja) 看護支援システム
JP5038249B2 (ja) 健診情報処理装置、健診情報処理方法、プログラム、記憶媒体、及び健診情報処理システム
JP5413886B2 (ja) 健診情報処理装置、健診情報処理方法、プログラム、健診情報処理システム
KR20190107714A (ko) 의료정보 관리 시스템, 임상정보 취득 서버, 의료정보 관리방법 및 프로그램이 기록된 비일시적인 기록 매체
JP2023040335A (ja) バイタルデータ入力装置,データ入力補助装置およびその制御プログラム
US20080042925A1 (en) Key assignable portable terminal device
KR20170105208A (ko) 데이터 감시 장치
US7242968B2 (en) Communication terminal unit, connection control method and program for the method
JP3459902B2 (ja) 遠隔監視システム
JP2002251213A (ja) プラント情報処理システム
JP2000331079A (ja) 受付情報入力装置及び受付情報管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050314

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060124