JP2003044131A - データ収集装置と方法、およびそのためのプログラム - Google Patents

データ収集装置と方法、およびそのためのプログラム

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JP2003044131A
JP2003044131A JP2001235515A JP2001235515A JP2003044131A JP 2003044131 A JP2003044131 A JP 2003044131A JP 2001235515 A JP2001235515 A JP 2001235515A JP 2001235515 A JP2001235515 A JP 2001235515A JP 2003044131 A JP2003044131 A JP 2003044131A
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Masahiro Horiguchi
雅裕 堀口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なデータの保存等に要する準備作業の手
間や時間を削減可能でデータ収集端末の小型・軽量化に
も貢献可能なデータ収集装置を提供する。 【解決手段】 データ収集端末Tのデータ収集部1は、
計測条件記憶部2に保存されたプロセスデータの計測条
件を使用して、機器のプロセスデータを収集する。伝送
データ作成部11は、プロセスデータを受け取って伝送
データを作成し、この伝送データを無線伝送部12から
データサーバSの無線伝送部13に無線伝送する。デー
タサーバSの保存データ作成部6は、無線伝送部13で
受信したプロセスデータを表す伝送データからプロセス
データを表す保存データを作成し、収集データ記憶部7
に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のプラントに
おいてプロセスデータの収集、保存、表示等を行うため
のデータ収集装置と方法、およびそのためのプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント内の機器の健全性確認を目的と
して、プラント運転中における機器の振動や温度等のプ
ロセスデータを定期的に収集し、保存、出力等を行うデ
ータ収集装置が使用されている。大型機器についてはセ
ンサ等が常設されている場合が多いが、そのような常設
センサを備えていない小型の機器については、仮設セン
サや信号出力用の端子に可搬型のデータ収集端末を接続
して、データ収集を実施している。
【0003】図27は、従来のデータ収集装置の構成を
示すブロック構成図である。この図27に示すように、
データ収集装置は、可搬型のデータ収集端末Tと事務所
等に設置されたデータサーバSから構成されている。こ
こで、データ収集端末Tは、データ収集部1、計測条件
記憶部2、入出力部3、対話操作部4、収集データ記憶
部5等を備えており、データサーバSは、保存データ作
成部6、収集データ記憶部7、入出力部8、対話操作部
9等を備えている。各部の機能は次の通りである。
【0004】データ収集端末Tのデータ収集部1は、機
器のプロセスデータをそのプロセスデータの計測条件を
使用して収集するようになっている。データ収集部1で
収集されたプロセスデータは、収集データ記憶部5に保
存されると共に、FD10等の外部媒体に出力されるよ
うになっている。計測条件記憶部2は、プロセスデータ
の計測条件を保存しており、必要に応じてデータ収集部
1に提供するようになっている。入出力部3は、キーボ
ード等の入力部やディスプレイ等の表示部から構成され
ている。
【0005】データ収集端末Tの対話操作部4は、入出
力部3からの要求に応じて計測条件記憶部2への計測条
件変更指令やデータ収集部1へのデータ収集開始指令等
を行うようになっている。ここで、計測条件変更指令
は、計測条件記憶部2からデータ収集部1に提供する計
測条件を変更させるための指令であり、データ収集開始
指令は、データ収集部1にデータ収集を開始させるため
の指令である。
【0006】データサーバSの保存データ作成部6は、
データ収集端末Tで収集されてFD10等の外部媒体に
保存されたプロセスデータを入力し、入力したプロセス
データから保存用のデータを作成するようになってい
る。保存データ作成部6で作成された保存用のデータ
は、収集データ記憶部7に保存されるようになってい
る。入出力部8は、キーボード等の入力部やディスプレ
イ等の表示部から構成されている。データサーバSの対
話操作部9は、入出力部8からの要求に応じて収集デー
タ記憶部7に保存されたデータを取得して入出力部8に
表示させるようになっている。
【0007】以上のようなデータ収集装置によってプラ
ント内の機器のデータ収集を行う場合には、機器の設置
してある現場に可搬型のデータ収集端末Tを持ち込み、
仮設センサや信号出力端子へ接続することにより、デー
タ収集を行っている。現場で収集したデータはFD10
等の外部媒体に保存された後、外部媒体から事務所等に
設置されたデータサーバSに保存され、このデータサー
バSによりグラフ等の形式で表示されるようになってい
る。
【0008】このようなデータ収集装置のうち、可搬型
のデータ収集端末は、人が現場まで運んで設置されるた
め、小型・軽量のものが要求されている。また、一般的
に、一度の点検で複数の現場に設置された多数の機器に
対してデータ収集を実施する必要があることから、デー
タ収集端末には、機器毎に異なる計測条件を保存し、得
られた多量の収集データを適切に管理することが要求さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のデータ収集装置には、次のような問題点が
ある。まず、収集したデータを収集データ記憶部5等の
内部記憶部やFD10等の外部媒体に保存しているの
で、保存したデータの解析を行うためには、データサー
バSの設置場所まで行かなければならない。したがっ
て、現場で収集したデータを、データサーバS上におい
てデータ解析等の形で実際にデータ運用するまでの準備
作業に手間と時間を要する。
【0010】また、機器毎に計測条件が異なるため、点
検を実施する機器の計測条件を予めデータ収集端末に保
存しておかなければならない。通常の場合、複数のデー
タ収集端末を使用しているが、その全てのデータ収集端
末に対して対象とする機器の計測条件を予め保存する準
備作業は手間と時間を要する。
【0011】また、適切な計測を実施して有効なデータ
を得るために、計測時に機器の設計図面や前回測定時の
仮設センサ設置状態等を確認することが望ましい場合も
多いが、そのためには、点検を実施する機器の設計図面
や写真等の書類を予め準備して持ち運ばなければならな
い。このことは、点検作業の労力を増大させることに加
えて、それらの書類の準備作業にも手間と時間を要す
る。
【0012】また、適切な計測を実施して有効なデータ
を得るために、計測時にプラント全体の運転状態等を確
認することが望ましい場合も多いが、そのためには、離
れた位置にいるプラント管理者・運転者等に電話等を用
いて確認事項を逐一確認しなければならない。特に、複
数の測定者が同一の管理・運転者等に電話確認する場合
には、確認だけでかなりの手間と時間を要することにな
る。
【0013】また、適切な計測を実施して有効なデータ
を得るために、計測時に過去に収集したデータを参照す
ることが望ましい場合もある。そのためには、点検を実
施する機器の過去のデータを予めデータ収集端末に保存
する必要があり、この準備作業は手間と時間を要する。
【0014】また、収集したデータの可否を確認するた
めには、事務所等のデータサーバによるグラフ表示等を
用いた人的判断あるいは専門技術者による高度な判断が
必要である。すなわち、十分な経験や知識を持たない測
定者が計測時に得られたデータの可否を即時的に判断す
ることは不可能であるため、測定方法のミスによる無効
なデータを得た場合でも有効なデータを得ることなしに
その機器の点検を終了してしまうことになる。
【0015】また、複数のデータ収集端末を用いて複数
の機器に対して同時刻のデータ収集を行う場合には、現
場で電話連絡を行ったり、予め時刻等を決めておく等に
より、測定開始時刻を合わせる必要があり、手間がかか
る。また、データサーバの設置場所等の離れた場所から
データ収集状況を現場の測定者に確認する場合には、電
話で測定者に確認しなければならない。特に、複数の測
定者に電話確認する場合には、確認だけでかなりの手間
と時間を要することになる。
【0016】また、各機器について収集したデータとプ
ラント全体の運転状態等のプラントデータとを、時刻を
合わせて確認しようとする場合には、収集したデータに
記録された時刻から判断してプラントデータを抽出しな
ければならない。このようなプラントデータの抽出作業
は手間と時間を要する。
【0017】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解消するためになされたものであり、その目的は、デ
ータ収集端末とデータサーバとの間で一方が有するデー
タを他方が容易に利用可能とすることにより、必要なデ
ータの保存等に要する準備作業の手間や時間を削減可能
でデータ収集端末の小型・軽量化にも貢献可能なデータ
収集装置と方法、およびそのためのプログラムを提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、データ収集端末とデータサーバとの間で
一方が有するデータを他方に無線伝送することにより、
必要なデータの保存等の準備作業を少なくして、準備作
業にかかる手間や時間を削減可能としたものである。
【0019】なお、本発明において重要な用語の定義は
次の通りである。「プラント機器」は、プラントを構成
する各種の機器を含むが、特に、プラント運転中におけ
るデータ収集対象となる機器を意味する。「プロセスデ
ータ」は、プラント運転中において各プラント機器から
得られる各種のデータを意味する。「プラントデータ」
は、個々のプラント機器から得られる個別のデータでは
なく、プラント全体の運転状態などの、プラント全体に
関する各種のデータを意味する。「データサーバ」は、
一般に各種データを扱うサーバを意味する。
【0020】請求項1の発明は、データ収集端末とデー
タサーバを用いてプラント機器のプロセスデータを収
集、保存し、必要に応じて出力するデータ収集装置であ
る。ここで、データ収集端末は、プラントを構成するプ
ラント機器のプロセスデータをそのプロセスデータの計
測条件を使用して収集するデータ収集部と、プロセスデ
ータの前記計測条件を前記データ収集部に提供する計測
条件提供部と、入出力部からの要求に応じて前記計測条
件提供部への計測条件変更指令と前記データ収集部への
データ収集開始指令を行う対話操作部とを備える。ま
た、データサーバは、前記データ収集端末で収集された
プロセスデータから保存用のデータを作成する保存デー
タ作成部と、前記保存データ作成部によって作成された
保存用のデータを保存する収集データ記憶部と、入出力
部からの要求に応じて前記収集データ記憶部に保存され
たデータを取得して入出力部に出力させる対話操作部と
を備える。
【0021】請求項1の発明は、このような構成を有す
るデータ収集装置において、データ収集端末とデータサ
ーバの構成に次のような特徴を有するものである。すな
わち、データ収集端末およびデータサーバの少なくとも
一方は、他方で使用されるデータを表す伝送用のデータ
を作成する伝送データ作成部を備える。そして、データ
収集端末およびデータサーバは、伝送データ作成部によ
って作成された伝送用のデータを無線伝送する無線伝送
部をそれぞれ備える。
【0022】請求項12の発明は、請求項1の発明を方
法の観点から把握したものであり、データ収集端末とデ
ータサーバを用いてプラント機器のプロセスデータを収
集、保存し、必要に応じて出力するデータ収集方法にお
いて、次の特徴を有するものである。すなわち、データ
収集端末およびデータサーバの少なくとも一方において
他方で使用されるデータを表す伝送用のデータを作成
し、作成した伝送用のデータをその他方に無線伝送す
る。
【0023】請求項16の発明は、請求項1、12の発
明をプログラムの観点から把握したものであり、データ
収集端末とデータサーバを用いてプラント機器のプロセ
スデータを収集、保存し、必要に応じて出力するための
プログラムにおいて、データ収集端末およびデータサー
バのいずれか一方に、請求項1の発明における伝送デー
タ作成部と無線伝送部に対応する各機能を実現させるこ
とを特徴としている。
【0024】以上のような請求項1、12、16の発明
によれば、データ収集端末とデータサーバとの少なくと
も一方において、伝送用のデータを作成し、作成した伝
送用のデータを他方に無線伝送することにより、データ
収集端末とデータサーバとの少なくとも一方が有するデ
ータを他方が容易に利用することができる。したがっ
て、データの受信側では、そのデータの保存等の準備作
業を省略することができるため、その準備作業にかかる
手間や時間を削減することができる。また、データ収集
端末とデータサーバとの間で無線伝送を行う場合、デー
タ収集端末については、データの送信側・受信側のいず
れの側であっても記憶するデータ量の低減が可能である
ため、データ収集端末の小型・軽量化にも貢献可能であ
る。
【0025】請求項2の発明は、請求項1に記載のデー
タ収集装置において、データ収集端末とデータサーバの
構成に次のような特徴を有するものである。すなわち、
データ収集端末は、伝送データ作成部として、データ収
集部によって収集されたプロセスデータを表す伝送用の
データを作成する伝送データ作成部を備える。そして、
データサーバの保存データ作成部は、データ収集端末か
ら伝送されたプロセスデータを表す伝送用のデータから
プロセスデータを表す保存用のデータを作成するように
構成される。
【0026】請求項13の発明は、請求項2の発明を方
法の観点から把握したものであり、請求項12に記載の
データ収集方法において、データ収集端末側とデータサ
ーバ側で、請求項2の発明における伝送データ作成部と
保存データ作成部の各機能に対応する処理をそれぞれ行
うことを特徴としている。
【0027】以上のような請求項2、13の発明によれ
ば、データ収集装置で収集したプロセスデータをデータ
サーバに無線伝送するため、データ収集端末やFD等の
外部媒体を、データサーバの設置場所まで持ち運ぶ必要
なしに、データの解析等のデータ運用を実施することが
できる。
【0028】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載のデータ収集装置において、データサーバとデータ収
集端末の構成に次のような特徴を有するものである。す
なわち、データサーバは、プロセスデータの計測条件を
保存する計測条件記憶部を備えると共に、伝送データ作
成部として、計測条件記憶部に保存されたデータから計
測条件を表す伝送用のデータを作成する伝送データ作成
部を備える。そして、データ収集端末の計測条件提供部
は、データサーバから伝送された計測条件を表す伝送用
のデータからデータ収集部に計測条件を提供するように
構成される。
【0029】請求項14の発明は、請求項3の発明を方
法の観点から把握したものであり、請求項12または1
3に記載のデータ収集方法において、データサーバ側と
データ収集端末側で、請求項3の発明における計測条件
記憶部と伝送データ作成部の各機能に対応する処理、お
よび計測条件提供部の機能に対応する処理、をそれぞれ
行うことを特徴としている。
【0030】以上のような請求項3、14の発明によれ
ば、データサーバに保存した計測条件をデータ収集端末
に無線伝送するため、データ収集端末においては、予め
機器毎の計測条件を保存せずに機器に応じた計測条件の
変更を容易に実施することができる。
【0031】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れか1項に記載のデータ収集装置において、データサー
バとデータ収集端末の構成に次のような特徴を有するも
のである。すなわち、データサーバは、伝送データ作成
部として、データ収集端末で使用するデータを表す伝送
用のデータを作成する伝送データ作成部を備える。そし
て、データ収集端末は、データサーバから伝送された伝
送用のデータから表示用のデータを作成する表示データ
作成部を備え、データ収集端末の対話操作部は、入出力
部からの要求に応じて表示データ作成部によって作成さ
れた表示用のデータを入出力部に表示させるように構成
される。
【0032】請求項15の発明は、請求項4の発明を方
法の観点から把握したものであり、請求項12から14
のいずれか1項に記載のデータ収集方法において、デー
タサーバ側とデータ収集端末側で、請求項4の発明にお
ける伝送データ作成部の機能に対応する処理、および表
示データ作成部と対話操作部の各機能に対応する処理、
をそれぞれ行うことを特徴としている。
【0033】請求項17の発明は、請求項4、15の発
明をプログラムの観点から把握したものであり、データ
収集端末とデータサーバを用いてプラント機器のプロセ
スデータを収集、保存し、必要に応じて出力するための
プログラムにおいて、データ収集端末に、請求項4の発
明における伝送データ作成部の機能、および表示データ
作成部と対話操作部の各機能、を実現させることを特徴
としている。
【0034】以上のような請求項4、15、17の発明
によれば、計測時に参照することが望ましいデータをデ
ータサーバが有する場合に、そのデータをデータサーバ
からデータ収集端末に無線伝送し、データ収集端末上で
表示することができる。したがって、測定者は、そのデ
ータの保存等の準備作業を行う必要なしに、そのデータ
をデータ収集端末上で容易に参照することができる。
【0035】請求項5の発明は、請求項4に記載のデー
タ収集装置において、データサーバとデータ収集端末の
構成に次のような特徴を有するものである。すなわち、
データサーバは、プラント機器の機器画像データを保存
する機器データ記憶部を備え、データサーバの伝送デー
タ作成部は、機器データ記憶部に保存されたデータから
機器画像データを表す伝送用のデータを作成するように
構成される。そして、データ収集端末の表示データ作成
部は、データサーバから伝送された機器画像データを表
す伝送用のデータから機器画像を表す機器画像表示用の
データを作成するように構成される。また、データ収集
端末の対話操作部は、入出力部からの要求に応じて表示
データ作成部によって作成された機器画像表示用のデー
タを入出力部に表示させるように構成される。
【0036】この発明によれば、点検を実施する機器の
設計図面や写真等の機器画像データをデータサーバから
データ収集端末に無線伝送し、データ収集端末上で表示
することができる。したがって、測定者は、点検を実施
する機器の設計図面や写真等の書類を予め準備して持ち
運ぶ必要なしに、機器の設計図面や前回測定時の仮設セ
ンサ設置状態等をデータ収集端末上で容易に確認するこ
とができる。
【0037】請求項6の発明は、請求項4または5に記
載のデータ収集装置において、データサーバとデータ収
集端末の構成に次のような特徴を有するものである。す
なわち、データサーバは、プラントデータを収集するプ
ラントデータ収集部を備え、データサーバの伝送データ
作成部は、プラントデータ収集部で収集されたプラント
データを表す伝送用のデータを作成するように構成され
る。そして、データ収集端末の表示データ作成部は、デ
ータサーバから伝送されたプラントデータを表す伝送用
のデータからプラントデータを表すプラントデータ表示
用のデータを作成するように構成される。また、データ
収集端末の対話操作部は、入出力部からの要求に応じて
表示データ作成部によって作成されたプラントデータ表
示用のデータを入出力部に表示させるように構成され
る。
【0038】この発明によれば、プラントデータをデー
タサーバからデータ収集端末に無線伝送し、データ収集
端末上で表示することができる。したがって、測定者
は、離れた位置にいるプラント管理者・運転者等に電話
確認等を行う必要なしに、プラント全体の運転状態等の
プラントデータをデータ収集端末上で容易に確認するこ
とができる。
【0039】請求項7の発明は、請求項4から6のいず
れか1項に記載のデータ収集装置において、データサー
バとデータ収集端末の構成に次のような特徴を有するも
のである。すなわち、データサーバの伝送データ作成部
は、収集データ記憶部に保存された過去の収集データを
表す伝送用のデータを作成するように構成される。そし
て、データ収集端末の表示データ作成部は、データサー
バから伝送された過去の収集データを表す伝送用のデー
タから過去の収集データを表す過去データ表示用のデー
タを作成するように構成される。また、データ収集端末
の対話操作部は、入出力部からの要求に応じて表示デー
タ作成部によって作成された過去データ表示用のデータ
を入出力部に表示させるように構成される。
【0040】この発明によれば、過去の収集データをデ
ータサーバからデータ収集端末に無線伝送し、データ収
集端末上で表示することができる。したがって、測定者
は、点検を実施する機器の過去のデータを予め保存する
等の準備作業を行う必要なしに、過去に収集したデータ
をデータ収集端末上で容易に参照することができる。
【0041】請求項8の発明は、請求項4から7のいず
れか1項に記載のデータ収集装置において、データサー
バとデータ収集端末の構成に次のような特徴を有するも
のである。すなわち、データサーバは、データ収集端末
で収集されたプロセスデータについて判定を行うデータ
判定部と、このデータ判定部によって使用する判定用の
データを保存する判定データ記憶部を備える。そして、
データサーバの伝送データ作成部は、データ判定部によ
る判定結果を表す伝送用のデータを作成するように構成
され、データサーバの保存データ作成部は、データ収集
端末で収集されたプロセスデータおよびデータ判定部に
よる判定結果から保存用のデータを作成するように構成
される。また、データ収集端末の表示データ作成部は、
データサーバから伝送された判定結果を表す伝送用のデ
ータから判定結果を表す判定結果表示用のデータを作成
するように構成される。さらに、データ収集端末の対話
操作部は、入出力部からの要求に応じて表示データ作成
部によって作成された判定結果表示用のデータを入出力
部に表示させるように構成される。
【0042】この発明によれば、収集したデータの可否
をデータサーバにより判定してその判定結果をデータ収
集端末に無線伝送し、データ収集端末上で表示すること
ができる。したがって、グラフ表示等を用いた人的判断
あるいは専門技術者による高度な判断を行う必要なし
に、十分な経験や知識を持たない測定者であっても、収
集したデータの可否をデータ収集端末上で容易に確認す
ることができる。
【0043】請求項9の発明は、請求項1から8のいず
れか1項に記載のデータ収集装置において、データ収集
端末の構成に次のような特徴を有するものである。すな
わち、データ収集端末は、他のデータ収集端末とデータ
収集タイミングを合わせるための判定を行う収集タイミ
ング判定部を備える。そして、データ収集端末の無線伝
送部は、データサーバまたは他のデータ収集端末との間
で収集タイミング判定部によって使用する収集タイミン
グを無線伝送するように構成される。
【0044】この発明によれば、無線伝送を用いてデー
タ収集端末間の収集タイミングを合わせることができ
る。したがって、現場で電話連絡を行ったり、予め時刻
等を決めておく等により測定開始時刻を合わせる必要な
しに、複数のデータ収集端末を用いて複数の機器に対し
て同時刻のデータ収集を行うことができる。
【0045】請求項10の発明は、請求項1から9のい
ずれか1項に記載のデータ収集装置において、データ収
集端末の構成に次のような特徴を有するものである。す
なわち、データ収集端末は、伝送データ作成部として、
データ収集部での収集状況を表す伝送用のデータを作成
する伝送データ作成部を備える。そして、データ収集端
末の無線伝送部は、伝送データ作成部によって作成され
た収集状況を表す伝送用のデータをデータサーバまたは
他のデータ表示装置に対して無線伝送するように構成さ
れる。
【0046】この発明によれば、データ収集状況をデー
タサーバまたは他のデータ表示装置に対して無線伝送す
ることができる。したがって、離れた場所からデータ収
集状況を確認する場合に、測定者に電話確認等を行う必
要なしに、データサーバ上または他のデータ表示装置上
でデータ収集状況を容易に確認することができる。
【0047】請求項11の発明は、請求項1から10の
いずれか1項に記載のデータ収集装置において、データ
サーバの構成に次のような特徴を有するものである。す
なわち、データサーバは、プラントデータを収集するプ
ラントデータ収集部を備える。そして、データサーバの
保存データ作成部は、データ収集端末で収集されたプロ
セスデータおよびプラントデータ収集部で収集されたプ
ラントデータから保存用のデータを作成するように構成
される。
【0048】この発明によれば、収集したデータとプラ
ントデータとをデータサーバに同時に保存することがで
きる。したがって、収集したデータに記録された時刻か
ら判断してプラントデータを抽出する必要なしに、収集
したデータとプラントデータとを容易に時刻合わせして
確認することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下には、本発明の実施の形態を
図面に沿って具体的に説明する。ただし、ここで記載す
る実施の形態は、本発明を何ら限定するものではなく、
本発明の一態様を例示するものにすぎない。
【0050】本発明は、典型的には、コンピュータをソ
フトウェアで制御することにより実現される。この場合
のソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物理
的に活用することで本発明の作用効果を実現するもので
あり、また、従来技術を適用可能な部分には好適な従来
技術が適用される。
【0051】また、本発明を実現するハードウェアやソ
フトウェアの具体的な種類や構成、ソフトウェアで処理
する範囲などは自由に変更可能であり、例えば、本発明
を実現するプログラムは本発明の一態様である。このた
め、以下の説明では、本発明および実施形態の各機能を
実現する仮想的回路ブロックを用いる。なお、図27に
示した従来技術と共通する部分には同一符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0052】[第1の実施の形態]図1は、本発明のデ
ータ収集装置における第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。この図1に示すように、データ収集装置
は、可搬型のデータ収集端末Tと事務所等に設置された
データサーバSから構成されている。なお、図中では、
単一のデータ収集端末Tのみが示されているが、実際に
は同一の構成を有する複数のデータ収集端末Tが使用さ
れる場合が多い。
【0053】本実施の形態において、データ収集端末T
は、データ収集部1、計測条件記憶部(計測条件提供
部)2、入出力部3、対話操作部4等の構成に加えて、
伝送データ作成部11、無線伝送部12を備えており、
データサーバSは、保存データ作成部6,収集データ記
憶部7、入出力部8、対話操作部9等の構成に加えて、
無線伝送部13を備えている。伝送データ作成部11や
無線伝送部12,13の機能、およびこれらの追加に応
じて他の各部において追加変更された機能は次の通りで
ある。
【0054】データ収集端末Tの伝送データ作成部11
は、データ収集部1で収集されたプロセスデータを受け
取り、このプロセスデータを表す伝送データ(伝送用の
データ)を作成するようになっている。データ収集端末
Tの無線伝送部12は、伝送データ作成部11で作成さ
れた伝送データをデータサーバSの無線伝送部13に無
線伝送するようになっている。データサーバSの無線伝
送部13は、データ収集端末Tの無線伝送部12から伝
送された伝送データを受信するようになっている。
【0055】データ収集端末Tにおいては、伝送データ
作成部11と無線伝送部12の追加に伴い、収集データ
記憶部5が省略されており、データ収集部1で収集され
たプロセスデータは、内部記憶部に保存されたりFD等
の外部媒体に出力されたりすることなく、伝送データ作
成部11だけに送られるようになっている。また、デー
タサーバSの保存データ作成部6は、FD等の外部媒体
に保存されたプロセスデータではなく、無線伝送部13
で受信したプロセスデータを表す伝送データからプロセ
スデータを表す保存データ(保存用のデータ)を作成す
るようになっている。
【0056】図2は、本実施の形態のデータ収集端末T
とデータサーバSの処理手順の概要を示すフローチャー
トである。この図2に示すように、データ収集端末Tに
おいて、入出力部3からの要求に応じて計測条件の変更
が必要な場合(S201のYES)には、対話操作部4
により計測条件記憶部2に対して計測条件変更指令を行
って、データ収集部1に提供する計測条件を変更する
(S202)。
【0057】データ収集開始時刻に達する等によりデー
タの収集が必要な場合(S203のYES)には、対話
操作部4によりデータ収集部1に対してデータ収集開始
指令を行って、データ収集部1により対象機器のプロセ
スデータの収集を行う(S204)。収集したデータか
ら伝送データ作成部11により伝送データを作成し(S
205)、無線伝送部12によりデータサーバSの無線
伝送部13に無線伝送する(S206)。
【0058】データサーバSにおいて、無線伝送部13
によりデータ収集端末Tからの伝送データを受信した場
合(S211のYES)には、その伝送データから保存
データ作成部6により保存データを作成し(S21
2)、収集データ記憶部7に保存する(S213)。デ
ータサーバSにおいて、入出力部8から表示要求が入力
された場合(S214のYES)には、対話操作部9に
より収集データ記憶部7からデータを取得して入出力部
8に表示させる(S215)。
【0059】次に、本実施の形態における伝送用データ
作成処理の詳細について、図3〜図5を参照して説明す
る。図3は、データ収集端末Tの計測条件記憶部2に保
存されている計測条件の一例を示すデータ構造図であ
る。この図3に示す計測条件は、機器IDと信号1〜N
計測用の個別データとから構成されており、信号1〜N
計測用の個別データは、それぞれ、名称、単位、測定上
/下限、EU値上/下限、から構成されている。
【0060】ここで、機器IDは、測定対象の機器を識
別するためのものであり、ユニット番号、機器種別の略
称、同一種別における識別符号、などから構成されてい
る。例えば、「1号ユニットの給水ポンプA号機」は、
機器ID「1FDWA」によって表現される。この「1
FDWA」において、「1」は1号ユニット、「FD
W」は給水ポンプ略称、「A」は給水ポンプA号機、を
それぞれ示している。また、信号の測定上下限は、機器
の出力電圧やセンサの出力電圧の上下限値を示してお
り、信号のEU値上下限は、測定上下限に対応した信号
のEU値を示している。
【0061】図4は、データ収集端末Tの伝送データ作
成部11で作成される伝送データの一例を示すデータ構
造図である。この図4に示す伝送データは、データファ
イル名称、機器ID、信号1〜Nの名称と単位、サンプ
リング周期、データ収集開始/停止時刻、サンプリング
回数分のサンプリング毎の信号1〜Nのデータ、から構
成されている。ここで、サンプリング毎の信号1〜Nの
データは、サンプリング順に繰り返し並べられている。
【0062】また、データファイル名称は、機器IDを
用いて別のデータファイル名称と重複しないように作成
される。例えば、前述した機器ID「1FDWA」に測
定年月日および時刻「YYMMDDhhmm」を組み合
わせた「1FDWAYYMMDDhhmm」といった形
式のデータファイル名称が作成される。ここで、「Y
Y」 は測定年、「MM」は測定月、「DD」は測定
日、「hh」および「mm」は測定時刻(時、分)、を
それぞれ示す各2桁の数字を示している。
【0063】図5は、データ収集端末Tの伝送データ作
成部11によって、図4に示すような伝送データを作成
する場合の処理手順を示すフローチャートである。この
図5に示すように、伝送データ作成部11は、データ収
集部1がデータ収集を開始した時点で、データ収集部1
からデータファイル名称、計測条件を読み込み(S50
1)、データ収集部1からデータ収集開始時刻を読み込
む(S502)。続いて、データ収集部1から1回目の
サンプリング分の信号1〜Nのデータを読み込む(S5
03)。
【0064】伝送データ作成部11は、データ収集部1
でデータ収集が停止されるまでの間(S504のN
O)、後続回のサンプリング分の信号1〜Nのデータを
読み込み続ける(S503)。そして、データ収集部1
でデータ収集が停止された場合(S504のYES)に
は、データ収集部1からデータ収集停止時刻を読み込み
(S505)、伝送用のファイルへ書き込んで伝送デー
タを作成し、無線伝送部12への伝送開始指令によりデ
ータサーバSへの無線伝送を開始させる(S506)。
【0065】本実施の形態によれば、データ収集端末T
で収集したプロセスデータをデータサーバSに無線伝送
することができる。そのため、従来のようにデータ収集
端末TやFD等の外部媒体を、データサーバSの設置場
所まで持ち運ぶ必要なしに、データの解析等のデータ運
用を実施することができる。すなわち、現場で収集した
データを、データサーバS上においてデータ解析等の形
で実際にデータ運用するまでの準備作業が不要となるた
め、その準備作業にかかる手間や時間を削減でき、収集
したデータの即時的な運用を容易に実現できる。
【0066】また、収集したプロセスデータをデータ収
集端末Tの内部に記憶しないため、その分だけデータ収
集端末Tに記憶するデータ量を低減することができる。
このことは、データ収集端末Tの小型・軽量化につなが
る。
【0067】[第2の実施の形態]図6は、本発明のデ
ータ収集装置における第2の実施の形態を示すブロック
構成図である。この図6に示すように、本実施の形態に
おいて、計測条件記憶部2は、データ収集端末Tではな
く、データサーバSに設けられている。そして、データ
収集端末Tは、図1の伝送データ作成部11の代わり
に、計測条件提供・伝送データ作成部21を備えてお
り、データサーバSは、図1の保存データ作成部6の代
わりに、伝送・保存データ作成部22を備えている。
【0068】ここで、データ収集端末Tの計測条件提供
・伝送データ作成部21は、データ収集部1で収集され
たプロセスデータから伝送データを作成する機能に加え
て、対話操作部4からの計測条件変更指令に応じて計測
条件送信要求を作成すると共に、無線伝送部12で受信
したデータサーバS側からの計測条件を表す伝送データ
を取得し、データ収集部1に計測条件を提供するように
なっている。データ収集端末Tの無線伝送部12は、デ
ータサーバS側に伝送データや送信要求を伝送すると共
に、データサーバS側からの伝送データを受信するよう
になっている。
【0069】データサーバSの伝送・保存データ作成部
22は、無線伝送部13で受信した伝送データから保存
データを作成する機能に加えて、無線伝送部13で受信
したデータ収集端末T側からの計測条件送信要求に応答
して計測条件記憶部2から計測条件を取得し、計測条件
を表す伝送データを作成するようになっている。データ
サーバSの無線伝送部13は、データ収集端末T側から
の伝送データや送信要求を受信すると共に、伝送・保存
データ作成部22で作成された伝送データをデータ収集
端末Tの無線伝送部12に無線伝送するようになってい
る。
【0070】図7は、図3に示すような計測条件をデー
タサーバSからデータ収集端末Tに無線伝送する際の、
データ収集端末Tの計測条件提供・伝送データ作成部2
1とデータサーバSの伝送・保存データ作成部22の処
理手順を示すフローチャートである。この図7に示すよ
うに、データ収集端末Tの計測条件提供・伝送データ作
成部21は、対話操作部4からの計測条件変更指令に応
じて測定対象機器の機器IDを読み込み、その機器ID
を含む計測条件送信要求を作成して、無線伝送部12に
よりデータサーバSに送信する(S701)。
【0071】データサーバSの伝送・保存データ作成部
22は、無線伝送部13を介して、データ収集端末Tか
らの機器IDを含む計測条件送信要求を受信し(S70
2)、この計測条件送信要求に基づき、計測条件記憶部
2に保存されている計測条件から機器IDに応じた計測
条件ファイルを検索、取得する(S703)。伝送・保
存データ作成部22は、取得した計測条件ファイルから
伝送データを作成し、無線伝送部13によりデータ収集
端末Tに送信する(S704)。データ収集端末Tの計
測条件提供・伝送データ作成部21は、データサーバS
から受信した伝送データから計測条件ファイルを取得
し、データ収集部1に計測条件を提供する(S70
5)。
【0072】なお、データ収集部1で収集したデータを
データサーバSに無線伝送する処理手順や、その際の伝
送データの作成等については、前述した第1の実施の形
態と同様である。
【0073】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
と同様の効果が得られることに加えて、さらに次のよう
な効果が得られる。すなわち、データサーバSに保存し
た計測条件をデータ収集端末Tに無線伝送するため、デ
ータ収集端末Tにおいては、予め機器毎の計測条件を保
存する必要なしに、機器に応じた計測条件の変更を容易
に実施することができる。したがって、複数のデータ収
集端末Tの全てに計測条件を保存するための準備作業が
不要となるため、その準備作業にかかる手間や時間を削
減できる。また、データ収集端末Tは、
【0074】また、収集したプロセスデータをデータ収
集端末Tの内部に記憶しないことに加えて、計測条件に
ついてもデータ収集端末Tの内部に記憶しないため、デ
ータ収集端末Tに記憶するデータ量をさらに低減するこ
とができる。このことは、データ収集端末Tの一層の小
型・軽量化につながる。
【0075】[第3の実施の形態]図8は、本発明のデ
ータ収集装置における第3の実施の形態を示すブロック
構成図である。この図8に示すように、本実施の形態に
おいて、データ収集端末Tは、図1の伝送データ作成部
11の代わりに、機器画像表示データ作成部31を備え
ており、データサーバSは、図1の構成に加えて、機器
画像データ作成部32と機器データ記憶部33を備えて
いる。
【0076】ここで、データ収集端末Tの機器画像表示
データ作成部31は、対話操作部4からの機器画像デー
タ表示指令に応じて機器画像データ送信要求を作成する
と共に、無線伝送部12で受信したデータサーバS側か
らの機器画像データを表す伝送データから機器画像表示
データを作成し、対話操作部4を介して入出力部3に機
器画像を表示させるようになっている。
【0077】なお、データ収集端末Tは、計測条件記憶
部2や収集データ記憶部5を備えており、データ収集部
1によって収集されたデータは、収集データ記憶部5に
保存されると共に、FD10等の外部媒体に保存される
ようになっている。データ収集端末Tの無線伝送部12
は、データサーバS側に送信要求を伝送すると共に、デ
ータサーバS側からの伝送データを受信するようになっ
ている。
【0078】データサーバSの機器データ記憶部33
は、プラント機器の設計図面や写真等の機器画像データ
を保存している。そして、データサーバSの機器画像デ
ータ作成部32は、無線伝送部13で受信したデータ収
集端末T側からの機器画像データ送信要求に応答して機
器データ記憶部33から機器画像データを取得し、機器
画像データを表す伝送データを作成するようになってい
る。
【0079】なお、データ収集端末Tにおいて、収集さ
れたデータがFD10等の外部媒体に保存されるのに伴
い、データサーバSの保存データ作成部6は、FD10
等の外部媒体に保存されたプロセスデータを入力し、入
力したプロセスデータから保存データを作成するように
なっている。データサーバSの無線伝送部13は、デー
タ収集端末T側からの送信要求を受信すると共に、機器
画像データ作成部32で作成された伝送データをデータ
収集端末Tの無線伝送部12に無線伝送するようになっ
ている。
【0080】図9は、本実施の形態のデータ収集端末T
とデータサーバSの処理手順の概要を示すフローチャー
トである。この図9に示すように、データ収集端末Tに
おいて、入出力部3からの要求に応じて機器画像データ
が必要な場合(S901のYES)には、対話操作部4
からの機器画像データ表示指令に応じて機器画像表示デ
ータ作成部31により機器画像データ送信要求を作成
し、無線伝送部12によりデータサーバSに送信する
(S902)。
【0081】データサーバSにおいて、無線伝送部13
によりデータ収集端末Tからの機器画像データ送信要求
を受信した場合(S911のYES)には、その機器画
像データ送信要求に応答して機器画像データ作成部32
により機器データ記憶部33から機器画像データを取得
し、機器画像データを表す伝送データを作成する(S9
12)。作成した伝送データを無線伝送部13によりデ
ータ収集端末Tに送信する(S913)。
【0082】データ収集端末Tにおいて、無線伝送部1
2によりデータサーバSからの機器画像データを表す伝
送データを受信した場合(S903のYES)には、機
器画像表示データ作成部31により、その伝送データか
ら機器画像表示データを作成し(S904)、対話操作
部4を介して入出力部3に機器画像を表示させる(S9
05)。
【0083】図10は、データサーバSの機器データ記
憶部33に保存されている機器データの検索用ファイル
の一例を示すデータ構造図である。この図10に示す検
索用ファイルは、機器ID、資料番号、資料ファイルの
名称、から構成されている。資料番号は、資料の種別を
示しており、具体的に、「1」は機器設計図、「2」は
機器設計図書、「3」はセンサ設置写真を示している。
また、機器データ記憶部33には、各機器の資料ファイ
ルが保存されている。
【0084】図11は、図10に示すような検索用ファ
イルを利用して各機器の機器画像データである資料ファ
イルをデータサーバSからデータ収集端末Tに無線伝送
する際の、データ収集端末Tの機器画像表示データ作成
部31とデータサーバSの機器画像データ作成部32の
処理手順を示すフローチャートである。この図11に示
すように、データ収集端末Tの機器画像表示データ作成
部31は、対話操作部4からの機器画像データ表示指令
に応じて機器IDおよび資料番号を読み込み、機器ID
および資料番号を含む機器画像データ送信要求を作成
し、無線伝送部12によりデータサーバSに送信する
(S1101)。
【0085】データサーバSの機器画像データ作成部3
2は、無線伝送部13を介して、データ収集端末Tから
の機器IDおよび資料番号を含む機器画像データ送信要
求を受信し(S1102)、この機器画像データ送信要
求に基づき、機器データ記憶部33に保存されている検
索ファイルから、機器IDおよび資料番号に応じた資料
ファイル名称を読み込む(S1103)。続いて、機器
データ記憶部33に保存されている資料ファイルから、
その資料ファイル名称に応じた資料ファイルを検索、取
得する(S1104)。
【0086】機器画像データ作成部32は、取得した資
料ファイルから伝送データを作成し、無線伝送部13に
よりデータ収集端末Tに送信する(S1105)。デー
タ収集端末Tの機器画像表示データ作成部31は、デー
タサーバSから受信した伝送データから機器画像データ
である資料ファイルを取得し、対話操作部4に資料ファ
イルを提供する(S1106)。
【0087】本実施の形態によれば、点検を実施する機
器の設計図面や写真等の機器画像データをデータサーバ
Sからデータ収集端末Tに無線伝送し、データ収集端末
T上で表示することができる。したがって、測定者は、
点検を実施する機器の設計図面や写真等の書類を予め準
備して持ち運ぶ必要なしに、機器の設計図面や前回測定
時の仮設センサ設置状態等をデータ収集端末T上で容易
に確認することができる。このことはまた、機器画像デ
ータの確認による適切な機器点検を可能にするため、収
集したデータの信頼性の向上にもつながる。
【0088】[第4の実施の形態]図12は、本発明の
データ収集装置における第4の実施の形態を示すブロッ
ク構成図である。この図12に示すように、本実施の形
態は、図8に示す第3の実施の形態の変形例であり、デ
ータ収集端末Tは、図8の機器画像表示データ作成部3
1の代わりに、プラントデータ表示データ作成部41を
備えており、データサーバSは、図8の機器画像データ
作成部32と機器データ記憶部33の代わりに、プラン
トデータ収集部42を備えている。
【0089】ここで、データ収集端末Tのプラントデー
タ表示データ作成部41は、対話操作部4からのプラン
トデータ表示指令に応じてプラントデータ送信要求を作
成すると共に、無線伝送部12で受信したデータサーバ
S側からのプラントデータを表す伝送データからプラン
トデータ表示データを作成し、対話操作部4を介して入
出力部3にプラントデータを表示させるようになってい
る。データ収集端末Tの無線伝送部12は、データサー
バS側に送信要求を伝送すると共に、データサーバS側
からの伝送データを受信するようになっている。
【0090】データサーバSのプラントデータ収集部4
2は、プラント全体の運転状態等のプラントデータを収
集すると共に、収集したプラントデータを表す伝送デー
タを作成するようになっている。データサーバSの無線
伝送部13は、データ収集端末T側からの送信要求を受
信すると共に、プラントデータ収集部42で作成された
伝送データをデータ収集端末Tの無線伝送部12に無線
伝送するようになっている。
【0091】図13は、データサーバSのプラントデー
タ収集部42で収集されるプラントデータの一例を示す
データ構造図である。この図13に示すプラントデータ
は、プラントのユニット番号、プラントの運転状態を示
すプラント信号1〜Nの名称と単位、およびプラント信
号1〜Nのデータで構成されている。
【0092】本実施の形態においては、第3の実施の形
態における機器画像データの代わりに、データサーバS
からデータ収集端末Tに対してプラントデータが無線伝
送される。すなわち、データ収集端末Tにおいて、対話
操作部4からのプラントデータ表示指令に応じてプラン
トデータ表示データ作成部41によりプラントデータ送
信要求が作成され、データサーバSに送信されると、デ
ータサーバSのプラントデータ収集部42はそのプラン
トデータ送信要求に応答して、プラントデータを表す伝
送データを作成し、データ収集端末Tに送信する。
【0093】データ収集端末Tにおいて、データサーバ
Sからのプラントデータを表す伝送データを受信する
と、プラントデータ表示データ作成部41により、その
伝送データからプラント表示データを作成し、対話操作
部4を介して入出力部3にプラントデータを表示させ
る。
【0094】本実施の形態によれば、プラントデータを
データサーバSからデータ収集端末Tに無線伝送し、デ
ータ収集端末T上で表示することができる。したがっ
て、測定者は、離れた位置にいるプラント管理者・運転
者等に電話確認等を行う必要なしに、プラント全体の運
転状態等のプラントデータをデータ収集端末T上で容易
に確認することができる。このことはまた、プラントデ
ータの確認による適切な機器点検を可能にするため、収
集したデータの信頼性の向上にもつながる。
【0095】[第5の実施の形態]図14は、本発明の
データ収集装置における第5の実施の形態を示すブロッ
ク構成図である。この図14に示すように、本実施の形
態において、データ収集端末Tは、図1の伝送データ作
成部11の代わりに、伝送・表示データ作成部51を備
えており、データサーバSは、図1の保存データ作成部
6の代わりに、伝送・保存データ作成部52を備えてい
る。
【0096】ここで、データ収集端末Tの伝送・表示デ
ータ作成部51は、データ収集部1で収集されたプロセ
スデータから伝送データを作成する機能に加えて次のよ
うな機能を有する。すなわち、伝送・表示データ作成部
51は、対話操作部4からの過去データ表示指令に応じ
て過去データ送信要求を作成すると共に、無線伝送部1
2で受信したデータサーバS側からの過去データを表す
伝送データから過去データの表示データを作成し、対話
操作部4を介して入出力部3に過去データを表示させる
ようになっている。データ収集端末Tの無線伝送部12
は、データサーバS側に伝送データや送信要求を伝送す
ると共に、データサーバS側からの伝送データを受信す
るようになっている。
【0097】データサーバSの伝送・保存データ作成部
52は、無線伝送部13で受信した伝送データから保存
データを作成する機能に加えて、無線伝送部13で受信
したデータ収集端末T側からの過去データ送信要求に応
答して収集データ記憶部7から過去のデータを取得し、
過去データを表す伝送データを作成するようになってい
る。データサーバSの無線伝送部13は、データ収集端
末T側からの伝送データや送信要求を受信すると共に、
伝送・保存データ作成部52で作成された伝送データを
データ収集端末Tの無線伝送部12に無線伝送するよう
になっている。
【0098】図15は、データサーバSの収集データ記
憶部7に保存されている収集データの一覧ファイルの一
例を示すデータ構造図である。この図15に示す一覧フ
ァイルは、機器ID、データ1〜Nの収集年月日、およ
びファイル名称から構成されている。
【0099】図16は、図15に示すような一覧ファイ
ルを利用して過去データをデータサーバSからデータ収
集端末Tに無線伝送する際の、データ収集端末Tの伝送
・表示データ作成部51とデータサーバSの伝送・保存
データ作成部52の処理手順を示すフローチャートであ
る。この図16に示すように、データ収集端末Tの伝送
・表示データ作成部51は、対話操作部4からの過去デ
ータ表示指令に応じて機器IDを読み込み、機器IDを
含む過去データ送信要求を作成し、無線伝送部12によ
りデータサーバSに送信する(S1601)。
【0100】データサーバSの伝送・保存データ作成部
52は、無線伝送部13を介して、データ収集端末Tか
らの機器IDを含む過去データ送信要求を受信し(S1
602)、この過去データ送信要求に基づき、収集デー
タ記憶部7に保存されている収集データ一覧ファイルか
ら、機器IDに応じた一覧ファイルを検索、取得する
(S1603)。伝送・保存データ作成部52は、取得
した一覧ファイルから伝送データを作成し、無線伝送部
13によりデータ収集端末Tに送信する(S160
4)。
【0101】データ収集端末Tの伝送・表示データ作成
部51は、データサーバSから受信した伝送データから
一覧ファイルを取得し、対話操作部4に一覧ファイルを
提供する(S1605)。対話操作部4により表示する
過去データのデータ収集年月日が指定されると、伝送・
表示データ作成部51は、そのデータ収集年月日を含む
特定ファイル送信要求を作成し、無線伝送部12により
データサーバSに送信する(S1606)。
【0102】データサーバSの伝送・保存データ作成部
52は、無線伝送部13を介して、データ収集端末Tか
らのデータ収集年月日を含む特定ファイル送信要求を受
信し、この特定ファイル送信要求に基づき、収集データ
記憶部7に保存されているファイルから、データ収集年
月日に応じたファイルを検索、取得する(S160
7)。伝送・保存データ作成部52は、取得したファイ
ルから伝送データを作成し、無線伝送部13によりデー
タ収集端末Tに送信する(S1608)。データ収集端
末Tの伝送・表示データ作成部51は、データサーバS
から受信した伝送データから過去データであるファイル
を取得し、対話操作部4にそのファイルを提供する(S
1609)。
【0103】本実施の形態によれば、過去の収集データ
をデータサーバSからデータ収集端末Tに無線伝送し、
データ収集端末T上で表示することができる。したがっ
て、測定者は、点検を実施する機器の過去のデータを予
め保存する等の準備作業を行う必要なしに、過去に収集
したデータをデータ収集端末T上で容易に参照すること
ができる。このことはまた、過去データの確認による適
切な機器点検を可能にするため、収集したデータの信頼
性の向上にもつながる。
【0104】[第6の実施の形態]図17は、本発明の
データ収集装置における第6の実施の形態を示すブロッ
ク構成図である。この図17に示すように、本実施の形
態において、データ収集端末Tは、図14の伝送・表示
データ作成部51の代わりに、伝送・表示データ作成部
61を備えており、データサーバSは、図14の伝送・
保存データ作成部52の代わりに、データ作成・判定部
62と判定データ記憶部63を備えている。
【0105】ここで、データ収集端末Tの伝送・表示デ
ータ作成部61は、データ収集部1で収集されたプロセ
スデータから伝送データを作成する機能に加えて、無線
伝送部12で受信したデータサーバS側からの判定デー
タを表す伝送データから判定データの表示データを作成
し、対話操作部4を介して入出力部3に判定データを表
示させるようになっている。データ収集端末Tの無線伝
送部12は、データサーバS側に伝送データを伝送する
と共に、データサーバS側からの伝送データを受信する
ようになっている。
【0106】データサーバSのデータ作成・判定部62
は、無線伝送部13で受信したプロセスデータの伝送デ
ータから保存データを作成する機能に加えて、それらの
プロセスデータの可否をしきい値等により判定し、その
判定結果を表す伝送データを作成するようになってい
る。判定データ記憶部63は、データ作成・判定部62
によるデータの判定に用いるしきい値等のデータを保存
している。データサーバSの無線伝送部13は、データ
収集端末T側からの伝送データを受信すると共に、デー
タ作成・判定部62で作成された伝送データをデータ収
集端末Tの無線伝送部12に無線伝送するようになって
いる。
【0107】図18の(A)は、データサーバSの判定
データ記憶部63に保存されている収集データの判定に
用いる判定データファイルの一例を示すデータ構造図で
ある。この判定データファイルは、機器IDおよび信号
1〜Nの上限値から構成されている。データ作成・判定
部62では、収集したデータの信号nデータとしきい値
ファイルの信号n上限値との比較を行い、「信号nデー
タ>信号n上限値」という関係が成立した場合に収集デ
ータが異常であると判定する。図18の(B)は、デー
タ作成・判定部62による判定結果を保存する判定結果
ファイルの一例を示すデータ構造図である。この判定結
果ファイルは、機器IDおよび信号1〜Nの判定結果か
ら構成されている。
【0108】図19は、図18に示すようなファイルを
利用してデータの判定を行い、判定結果をデータサーバ
Sからデータ収集端末Tに無線伝送する際の、データサ
ーバSのデータ作成・判定部62の処理手順を示すフロ
ーチャートである。この図19に示すように、データ作
成・判定部62は、無線伝送部13を介して、データ収
集端末Tからの機器IDを含む収集データのファイルを
受信すると(S1901)、判定データ記憶部63か
ら、収集データの機器IDに応じた判定データファイル
を検索、取得する(S1902)。
【0109】データ作成・判定部62は、収集データの
ファイルのデータ収集開始時刻から停止時刻までの信号
1〜Nデータについて、判定データファイル中の信号1
〜N上限値との比較を行う(S1903)。データ作成
・判定部62は、比較によって得られた判定結果を、図
18の(B)に示すような判定結果ファイルへ保存し
(S1904)、無線伝送部13によりデータ収集端末
Tに送信する(S1905)。
【0110】本実施の形態によれば、収集したデータの
可否をデータサーバSにより判定してその判定結果をデ
ータ収集端末Tに無線伝送し、データ収集端末T上で表
示することができる。したがって、グラフ表示等を用い
た人的判断あるいは専門技術者による高度な判断を行う
必要なしに、十分な経験や知識を持たない測定者であっ
ても、収集したデータの可否に関する判定結果をデータ
収集端末T上で容易に確認することができる。このこと
はまた、判定結果の確認による適切な機器点検を可能に
するため、収集したデータの信頼性の向上にもつなが
る。
【0111】[第7の実施の形態]図20は、本発明の
データ収集装置における第7の実施の形態を示すブロッ
ク構成図である。この図20に示すように、本実施の形
態において、データ収集端末T1は、図8の機器画像表
示データ作成部31の代わりに、他のデータ収集端末T
2とデータ収集タイミングを合わせるための判定を行う
収集タイミング判定部71を備えている。そして、デー
タ収集端末T1の無線伝送部12は、他のデータ収集端
末T2の無線伝送部12との間で、収集タイミングを無
線伝送するようになっている。
【0112】図21は、データ収集端末T1の収集タイ
ミング判定部71の処理手順を示すフローチャートであ
る。この図21に示すように、収集タイミング判定部7
1は、対話操作部4からのデータ収集開始要求を入力す
ると(S2101)、データ収集開始要求を無線伝送部
12により他のデータ収集端末に送信する(S210
2)。収集タイミング判定部71は、他のデータ収集端
末T2からのデータ収集開始要求を受信してそのデータ
収集端末T2とのデータ収集タイミングを合わせ(S2
103)、データ収集部1へのデータ収集開始指令によ
りデータの収集を開始させる(S2104)。
【0113】本実施の形態によれば、無線伝送を用いて
複数のデータ収集端末間の収集タイミングを合わせるこ
とができる。したがって、現場で電話連絡を行ったり、
予め時刻等を決めておく等により測定開始時刻を合わせ
る必要なしに、複数のデータ収集端末を用いて複数の機
器に対して同時刻のデータ収集を行うことができる。
【0114】[第8の実施の形態]図22は、本発明の
データ収集装置における第8の実施の形態を示すブロッ
ク構成図である。この図22に示すように、本実施の形
態において、データ収集端末Tは、図8の機器画像表示
データ作成部31の代わりに、データ収集部1での収集
状況を表す伝送データを作成する収集状況データ作成部
81を備えている。そして、データ収集端末Tの無線伝
送部12は、表示端末Dの無線伝送部13に対して、収
集状況を表す伝送データを無線伝送するようになってい
る。
【0115】ここで、表示端末Dは、図8のデータサー
バSと同様の入出力部8、対話操作部9、および無線伝
送部13を備えると共に、データ収集端末Tから受信し
た収集状況を表す伝送データから、収集状況の表示デー
タを作成する収集状況表示データ作成部82を備えてい
る。データサーバSに同様の収集状況表示データ作成部
82を設けることも考えられる。
【0116】図23は、データ収集端末Tの収集状況デ
ータ作成部81で作成される収集状況を保存する収集状
況ファイルの一例を示すデータ構造図である。この図2
3に示すように、収集状況ファイルは、機器ID、収集
開始/停止、収集開始/停止時刻、から構成されてい
る。データ収集端末Tの収集状況データ作成部81は、
このような収集状況ファイルを、収集開始/停止毎に作
成し、無線伝送部12により表示端末Dあるいはデータ
サーバSに即時的に無線伝送する。
【0117】本実施の形態によれば、データ収集端末T
のデータ収集状況を表示端末DまたはデータサーバSに
対して無線伝送することができる。したがって、離れた
場所からデータ収集状況を確認する場合に、測定者に電
話確認等を行う必要なしに、表示端末D上またはデータ
サーバS上でデータ収集状況を容易に確認することがで
きる。
【0118】[第9の実施の形態]図24は、本発明の
データ収集装置における第9の実施の形態を示すブロッ
ク構成図である。この図24に示すように、本実施の形
態において、データサーバSは、図1の保存データ作成
部6および収集データ記憶部7の代わりに、プロセスデ
ータとプラントデータの両方から保存データを作成する
保存データ作成部91とその保存データを保存する収集
データ記憶部92、およびプラントデータ収集部93を
備えている。
【0119】ここで、データサーバSのプラントデータ
収集部93は、プラント全体の運転状態等のプラントデ
ータを収集するようになっている。そして、保存データ
作成部91は、無線伝送部13で受信したデータ収集端
末Tからのプロセスデータを表す伝送データと、プラン
トデータ収集部93で収集されたプラントデータの両方
から保存データを作成するようになっている。保存デー
タ作成部91はまた、データ収集端末Tからのデータ収
集開始/停止時刻に合わせて、プラントデータ収集部9
3へのプラントデータ収集開始/停止指令を行うように
なっている。
【0120】図25は、データサーバSの収集データ記
憶部92に保存されているプラントデータファイルの一
例を示すデータ構造図である。この図25に示すプラン
トデータファィルは、機器ID、プラントデータ信号1
〜nの名称、単位、プラントデータサンプリング周期、
プラントデータ収集開始/停止時刻、サンプリング回数
分のサンプリング毎のプラントデータ信号1〜nのデー
タ、から構成されている。ここで、サンプリング毎のプ
ラントデータ信号1〜Nのデータは、サンプリング順に
繰り返し並べられている。
【0121】図26は、データ収集端末Tの伝送データ
作成部11からの時刻情報を利用したデータサーバSの
保存データ作成部91の処理手順を示すフローチャート
である。この図26に示すように、データ収集端末Tの
伝送データ作成部11が、データ収集部1から機器ID
およびデータ収集開始時刻を入力して無線伝送部12に
よりデータサーバSに無線伝送すると(S2601)、
データサーバSの保存データ作成部91は、その機器I
Dおよびデータ収集開始時刻を受信して、プラントデー
タ収集部93へのプラントデータ収集開始指令によりプ
ラントデータの収集を開始させる(S2602)。
【0122】データ収集端末Tの伝送データ作成部11
が、データ収集部1からデータ収集停止時刻を入力して
無線伝送部12によりデータサーバSに無線伝送すると
(S2603)、データサーバSの保存データ作成部9
1は、そのデータ収集停止時刻を受信して、プラントデ
ータ収集部93へのプラントデータ収集停止指令により
プラントデータの収集を停止させる(S2604)。保
存データ作成部91は、プラントデータ収集部93によ
って収集されたプラントデータを、図25に示すような
プラントデータファイルに保存し、そのファイルを収集
データ記憶部92に保存する(S2605)。
【0123】本実施の形態によれば、収集したプロセス
データとプラントデータとをデータサーバSに同時に保
存することができる。したがって、収集したプロセスデ
ータに記録された時刻から判断してプラントデータを抽
出する必要なしに、収集したデータとプラントデータと
を容易に時刻合わせして確認することができる。
【0124】[他の実施の形態]なお、本発明は、前述
した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内で他にも多種多様な形態が実施可能である。例え
ば、前記複数の実施の形態を適宜組み合わせることによ
り、各形態によって得られる効果を合わせた効果が得ら
れる。また、各部の具体的な構成や具体的な処理手順、
データ構造等は自由に選択可能である。さらに、データ
収集端末やデータサーバに各機能を実現させるためのプ
ログラムもまた、本発明の一態様である。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ収集端末とデータサーバとの間で一方が有するデ
ータを他方に無線伝送することにより、必要なデータの
保存等に要する準備作業の手間や時間を削減可能でデー
タ収集端末の小型・軽量化にも貢献可能なデータ収集装
置と方法、およびそのためのプログラムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ収集装置における第1の実施の
形態を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示すデータ収集端末とデータサーバの処
理手順の概要を示すフローチャートである。
【図3】図1に示すデータ収集端末の計測条件記憶部に
保存されている計測条件の一例を示すデータ構造図であ
る。
【図4】図1に示すデータ収集端末の伝送データ作成部
で作成される伝送データの一例を示すデータ構造図であ
る。
【図5】図1に示すデータ収集端末の伝送データ作成部
の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明のデータ収集装置における第2の実施の
形態を示すブロック構成図である。
【図7】図6に示すデータ収集端末の計測条件提供・伝
送データ作成部とデータサーバの伝送・保存データ作成
部の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明のデータ収集装置における第3の実施の
形態を示すブロック構成図である。
【図9】図8に示すデータ収集端末とデータサーバの処
理手順の概要を示すフローチャートである。
【図10】図8に示すデータサーバの機器データ記憶部
に保存されている機器データの検索用ファイルの一例を
示すデータ構造図である。
【図11】図8に示すデータ収集端末の機器画像表示デ
ータ作成部とデータサーバの機器画像データ作成部の処
理手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明のデータ収集装置における第4の実施
の形態を示すブロック構成図である。
【図13】図12に示すデータサーバのプラントデータ
収集部で収集されるプラントデータの一例を示すデータ
構造図である。
【図14】本発明のデータ収集装置における第5の実施
の形態を示すブロック構成図である。
【図15】図14に示すデータサーバの収集データ記憶
部に保存されている収集データの一覧ファイルの一例を
示すデータ構造図である。
【図16】図14に示すデータ収集端末の伝送・表示デ
ータ作成部とデータサーバの伝送・保存データ作成部の
処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明のデータ収集装置における第6の実施
の形態を示すブロック構成図である。
【図18】(A)は、図17に示すデータサーバの判定
データ記憶部に保存されている収集データの判定に用い
る判定データファイルの一例を示すデータ構造図であ
り、(B)は、図17に示すデータ作成・判定部による
判定結果を保存する判定結果ファイルの一例を示すデー
タ構造図である。
【図19】図17に示すデータサーバのデータ作成・判
定部の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】本発明のデータ収集装置における第7の実施
の形態を示すブロック構成図である。
【図21】図20に示すデータ収集端末の収集タイミン
グ判定部の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明のデータ収集装置における第8の実施
の形態を示すブロック構成図である。
【図23】図22に示すデータ収集端末の収集状況デー
タ作成部で作成される収集状況を保存する収集状況ファ
イルの一例を示すデータ構造図である。
【図24】本発明のデータ収集装置における第9の実施
の形態を示すブロック構成図である。
【図25】図24に示すデータサーバの収集データ記憶
部に保存されているプラントデータファイルの一例を示
すデータ構造図である。
【図26】図24に示すデータ収集端末の伝送データ作
成部からの時刻情報を利用したデータサーバの保存デー
タ作成部の処理手順を示すフローチャートである。
【図27】従来のデータ収集装置の構成を示すブロック
構成図である。
【符号の説明】
T…データ収集端末 S…データサーバ 1…データ収集部 2…計測条件記憶部 3…入出力部 4…対話操作部 5…収集データ記憶部 6…保存データ作成部 7…収集データ記憶部 8…入出力部 9…対話操作部 10…FD 11…伝送データ作成部 12,13…無線伝送部 21…計測条件提供・伝送データ作成部 22…伝送・保存データ作成部 31…機器画像表示データ作成部 32…機器画像データ作成部 33…機器データ作成部 41…プラントデータ表示データ作成部 42…プラントデータ収集部 51…伝送・表示データ作成部 52…伝送・保存データ作成部 61…伝送・表示データ作成部 62…データ作成・判定部 63…判定データ記憶部 71…収集タイミング判定部 81…収集状況データ作成部 82…収集状況表示データ作成部 91…保存データ作成部 92…収集データ記憶部 93…プラントデータ収集部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントを構成するプラント機器のプロ
    セスデータをそのプロセスデータの計測条件を使用して
    収集するデータ収集部と、プロセスデータの前記計測条
    件を前記データ収集部に提供する計測条件提供部と、入
    出力部からの要求に応じて前記計測条件提供部への計測
    条件変更指令と前記データ収集部へのデータ収集開始指
    令を行う対話操作部とを備えたデータ収集端末と、 前記データ収集端末で収集されたプロセスデータから保
    存用のデータを作成する保存データ作成部と、前記保存
    データ作成部によって作成された保存用のデータを保存
    する収集データ記憶部と、入出力部からの要求に応じて
    前記収集データ記憶部に保存されたデータを取得して入
    出力部に出力させる対話操作部とを備えたデータサーバ
    と、を用いてプラント機器のプロセスデータを収集、保
    存し、必要に応じて出力するデータ収集装置において、 前記データ収集端末および前記データサーバの少なくと
    も一方は、他方で使用されるデータを表す伝送用のデー
    タを作成する伝送データ作成部を備え、 前記データ収集端末および前記データサーバは、前記伝
    送データ作成部によって作成された伝送用のデータを無
    線伝送する無線伝送部をそれぞれ備えた、ことを特徴と
    するデータ収集装置。
  2. 【請求項2】 前記データ収集端末は、前記伝送データ
    作成部として、前記データ収集部によって収集されたプ
    ロセスデータを表す伝送用のデータを作成する伝送デー
    タ作成部を備え、 前記データサーバの前記保存データ作成部は、前記デー
    タ収集端末から伝送されたプロセスデータを表す伝送用
    のデータからプロセスデータを表す保存用のデータを作
    成するように構成された、ことを特徴とする請求項1に
    記載のデータ収集装置。
  3. 【請求項3】 前記データサーバは、プロセスデータの
    前記計測条件を保存する計測条件記憶部を備えると共
    に、前記伝送データ作成部として、前記計測条件記憶部
    に保存されたデータから計測条件を表す伝送用のデータ
    を作成する伝送データ作成部を備え、 前記データ収集端末の前記計測条件提供部は、前記デー
    タサーバから伝送された計測条件を表す伝送用のデータ
    から前記データ収集部に計測条件を提供するように構成
    された、ことを特徴とする請求項1または2に記載のデ
    ータ収集装置。
  4. 【請求項4】 前記データサーバは、前記伝送データ作
    成部として、前記データ収集端末で使用するデータを表
    す伝送用のデータを作成する伝送データ作成部を備え、 前記データ収集端末は、前記データサーバから伝送され
    た伝送用のデータから表示用のデータを作成する表示デ
    ータ作成部を備え、 前記データ収集端末の前記対話操作部は、入出力部から
    の要求に応じて前記表示データ作成部によって作成され
    た表示用のデータを入出力部に表示させるように構成さ
    れた、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    に記載のデータ収集装置。
  5. 【請求項5】 前記データサーバは、前記プラント機器
    の機器画像データを保存する機器データ記憶部を備え、 前記データサーバの前記伝送データ作成部は、前記機器
    データ記憶部に保存されたデータから機器画像データを
    表す伝送用のデータを作成するように構成され、 前記データ収集端末の前記表示データ作成部は、前記デ
    ータサーバから伝送された機器画像データを表す伝送用
    のデータから機器画像を表す機器画像表示用のデータを
    作成するように構成され、 前記データ収集端末の前記対話操作部は、入出力部から
    の要求に応じて前記表示データ作成部によって作成され
    た機器画像表示用のデータを入出力部に表示させるよう
    に構成された、ことを特徴とする請求項4に記載のデー
    タ収集装置。
  6. 【請求項6】 前記データサーバは、プラントデータを
    収集するプラントデータ収集部を備え、 前記データサーバの前記伝送データ作成部は、前記プラ
    ントデータ収集部で収集されたプラントデータを表す伝
    送用のデータを作成するように構成され、 前記データ収集端末の前記表示データ作成部は、前記デ
    ータサーバから伝送されたプラントデータを表す伝送用
    のデータからプラントデータを表すプラントデータ表示
    用のデータを作成するように構成され、 前記データ収集端末の前記対話操作部は、入出力部から
    の要求に応じて前記表示データ作成部によって作成され
    たプラントデータ表示用のデータを入出力部に表示させ
    るように構成された、ことを特徴とする請求項4または
    5に記載のデータ収集装置。
  7. 【請求項7】 前記データサーバの前記伝送データ作成
    部は、前記収集データ記憶部に保存された過去の収集デ
    ータを表す伝送用のデータを作成するように構成され、 前記データ収集端末の前記表示データ作成部は、前記デ
    ータサーバから伝送された過去の収集データを表す伝送
    用のデータから過去の収集データを表す過去データ表示
    用のデータを作成するように構成され、 前記データ収集端末の前記対話操作部は、入出力部から
    の要求に応じて前記表示データ作成部によって作成され
    た過去データ表示用のデータを入出力部に表示させるよ
    うに構成された、ことを特徴とする請求項4から6のい
    ずれか1項に記載のデータ収集装置。
  8. 【請求項8】 前記データサーバは、前記データ収集端
    末で収集されたプロセスデータについて判定を行うデー
    タ判定部と、このデータ判定部によって使用する判定用
    のデータを保存する判定データ記憶部を備え、 前記データサーバの前記伝送データ作成部は、前記デー
    タ判定部による判定結果を表す伝送用のデータを作成す
    るように構成され、 前記データサーバの前記保存データ作成部は、前記デー
    タ収集端末で収集されたプロセスデータおよび前記デー
    タ判定部による判定結果から保存用のデータを作成する
    ように構成され、 前記データ収集端末の前記表示データ作成部は、前記デ
    ータサーバから伝送された判定結果を表す伝送用のデー
    タから判定結果を表す判定結果表示用のデータを作成す
    るように構成され、 前記データ収集端末の前記対話操作部は、入出力部から
    の要求に応じて前記表示データ作成部によって作成され
    た判定結果表示用のデータを入出力部に表示させるよう
    に構成された、ことを特徴とする請求項4から7のいず
    れか1項に記載のデータ収集装置。
  9. 【請求項9】 前記データ収集端末は、他のデータ収集
    端末とデータ収集タイミングを合わせるための判定を行
    う収集タイミング判定部を備え、 前記データ収集端末の前記無線伝送部は、前記データサ
    ーバまたは他のデータ収集端末との間で前記収集タイミ
    ング判定部によって使用する収集タイミングを無線伝送
    するように構成された、ことを特徴とする請求項1から
    8のいずれか1項に記載のデータ収集装置。
  10. 【請求項10】 前記データ収集端末は、前記伝送デー
    タ作成部として、前記データ収集部での収集状況を表す
    伝送用のデータを作成する伝送データ作成部を備え、 前記データ収集端末の前記無線伝送部は、前記伝送デー
    タ作成部によって作成された収集状況を表す伝送用のデ
    ータを前記データサーバまたは他のデータ表示装置に対
    して無線伝送するように構成された、ことを特徴とする
    請求項1から9のいずれか1項に記載のデータ収集装
    置。
  11. 【請求項11】 前記データサーバは、プラントデータ
    を収集するプラントデータ収集部を備え、 前記データサーバの前記保存データ作成部は、前記デー
    タ収集端末で収集されたプロセスデータおよび前記プラ
    ントデータ収集部で収集されたプラントデータから保存
    用のデータを作成するように構成された、ことを特徴と
    する請求項1から10のいずれか1項に記載のデータ収
    集装置。
  12. 【請求項12】 プラントを構成するプラント機器のプ
    ロセスデータをそのプロセスデータの計測条件を使用し
    てデータ収集端末により収集し、前記データ収集端末で
    収集されたプロセスデータからデータサーバにより保存
    用のデータを作成してこれを保存し、保存したデータを
    必要に応じて出力するデータ収集方法において、 前記データ収集端末および前記データサーバの少なくと
    も一方において他方で使用されるデータを表す伝送用の
    データを作成し、作成した伝送用のデータをその他方に
    無線伝送することを特徴とするデータ収集方法。
  13. 【請求項13】 前記データ収集端末において、収集し
    たプロセスデータを表す伝送用のデータを作成して前記
    データサーバに無線伝送し、 前記データサーバにおいて、前記データ収集端末から伝
    送されたプロセスデータを表す伝送用のデータを受信
    し、このデータからプロセスデータを表す保存用のデー
    タを作成してこれを保存する、ことを特徴とする請求項
    12に記載のデータ収集方法。
  14. 【請求項14】 前記データサーバにおいて、プロセス
    データの前記計測条件を保存し、この保存したデータか
    ら計測条件を表す伝送用のデータを作成してデータ収集
    端末に無線伝送し、 前記データ収集端末において、前記データサーバから伝
    送された計測条件を表す伝送用のデータを受信してこの
    データから得られた計測条件を用いてプラント機器のプ
    ロセスデータを収集する、 ことを特徴とする請求項12または13に記載のデータ
    収集方法。
  15. 【請求項15】 前記データサーバにおいて、前記デー
    タ収集端末で使用されるデータを表す伝送用のデータを
    作成してデータ収集端末に無線伝送し、 前記データ収集端末において、前記データサーバから伝
    送された伝送用のデータを受信してこのデータから表示
    用のデータを作成し、この表示用のデータを必要に応じ
    て表示する、ことを特徴とする請求項12から14のい
    ずれか1項に記載のデータ収集方法。
  16. 【請求項16】 プラントを構成するプラント機器のプ
    ロセスデータをそのプロセスデータの計測条件を使用し
    てデータ収集端末により収集し、前記データ収集端末で
    収集されたプロセスデータからデータサーバにより保存
    用のデータを作成してこれを保存し、保存したデータを
    必要に応じて出力するためのプログラムにおいて、 前記データ収集端末および前記データサーバのいずれか
    一方に、 他方で使用されるデータを表す伝送用のデータを作成す
    る機能と、 作成した伝送用のデータをその他方に無線伝送する機能
    と、を実現させることを特徴とするプログラム。
  17. 【請求項17】 プラントを構成するプラント機器のプ
    ロセスデータをそのプロセスデータの計測条件を使用し
    てデータ収集端末により収集し、前記データ収集端末で
    収集されたプロセスデータからデータサーバにより保存
    用のデータを作成してこれを保存し、保存したデータを
    必要に応じて出力するためのプログラムにおいて、 前記データ収集端末に、 前記データサーバから伝送された伝送用のデータを受信
    する機能と、 受信したデータから表示用のデータを作成する機能と、 作成した表示用のデータを必要に応じて表示する機能
    と、を実現させることを特徴とするプログラム。
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