JPH10149087A - 個別学習教育装置 - Google Patents

個別学習教育装置

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JPH10149087A
JPH10149087A JP32482396A JP32482396A JPH10149087A JP H10149087 A JPH10149087 A JP H10149087A JP 32482396 A JP32482396 A JP 32482396A JP 32482396 A JP32482396 A JP 32482396A JP H10149087 A JPH10149087 A JP H10149087A
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Japan
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question
individual
learning
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correct
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JP32482396A
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Shinichi Yamashita
真市 山下
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Doruchie Kk
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Doruchie Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】学習者各個人のレベルに対応した最も効果的な
問題を出題し得て、最も短い時間で最も集中した状態で
学習させ得る、個別学習教育装置を提供する。 【解決手段】教科に対応した問題集を記憶する問題集記
憶手段と、学習する個人のデータを記憶する個人データ
記憶手段と、問題集記憶手段で記憶された問題集の中か
ら個人データ記憶手段のデータに基づいて所定の問題を
選択する問題選択手段と、問題選択手段で選択された問
題やその結果を画面に表示させ得る表示手段と、表示手
段に表示された問題に対する回答を入力する入力手段
と、を具備する。問題集記憶手段は、出願頻度記憶部と
教科書頁記憶部を有し、個人データ記憶手段は、正誤履
歴記憶部と反応時間記憶部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学習者各個人のレ
ベルに応じて個別学習が行える個別学習教育装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、塾や学校等の教育現場において
は、集団学習を基本とし、一人の指導者で多数人の学習
者を指導しているのが一般的である。そして、各学習者
のレベルを把握するため同一の問題に対する正答の点数
を、例えばパソコンに組み込まれた教育ソフトや表計算
ソフト等の市販のアプリーケーションソフトを使用して
処理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな学習教育にあっては、学習者個人個人にとって、間
違える部分や理解していない部分は千差万別であるのに
対し、同一レベルの元に一律に教育しているため、既に
十分理解している学習者が、同じ問題に何度も取り組む
ことになり、その学習者にとって時間の無駄が生じる。
【0004】また反対に、前提となる知識が欠如してい
る学習者に、とても理解できない部分の問題を出すの
も、その学習者にとって時間の無駄が生じることにな
る。すなわち、上記の学習教育においては、学習者各個
人の全般的なレベルは把握されるものの、各個人のレベ
ルに対応した最も効果的な問題を出すことが困難である
と共に、問題を最も短い時間でかつ集中した状態で学習
させることが極めて難しいという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、学習者各個人のレベル
に対応した最も効果的な問題を出題し得て、最も短い時
間で最も集中した状態で学習させ得る、個別学習教育装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、教科に対応し
た問題集を記憶する問題集記憶手段と、学習する個人に
関する各種のデータを記憶する個人データ記憶手段と、
問題集記憶手段に記憶されている問題集の中から個人デ
ータ記憶手段のデータに基づいて所定の問題を選択する
問題選択手段と、問題選択手段で選択された問題やその
結果を画面に表示させ得る表示手段と、表示手段に表示
された問題に対する回答を入力する入力手段と、を具備
することを特徴とする。
【0007】このように形成することにより、問題選択
手段で選択され表示手段に表示されて出題された問題
は、各個人が入力手段で回答することにより、その結果
が個人データ記憶手段に個人データとして記憶される。
問題選択手段は、この個人データ記憶手段に記憶されて
いる、例えば過去n回分の各個人のデータに基づいて、
問題集記憶手段から各個人のレベルに対応した問題を選
択して出題する。これにより、学習者各個人のレベルに
対応した効果的な学習が可能になる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、問題集記憶
手段が、問題の出願頻度を記憶する出願頻度記憶部と、
各教科の教科書の対応頁を記憶する教科書頁記憶部を有
することを特徴とする。このように形成することによ
り、記憶されている出願の頻度と教科書の対応頁で、各
学習者が例えば出題された問題が教科書の何頁にあるか
を容易に把握できると共に、対応する試験の出題範囲等
の教科書の頁を問題選択手段に与えることにより、該当
範囲の出題を可能とし、より一層効果的な学習が可能に
なる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、個人データ
記憶手段が、問題選択手段で選択された問題に対する回
答の正誤履歴を記憶する正誤履歴記憶部と、各問題に対
する正答の反応時間及びその履歴を記憶する反応時間記
憶部を有することを特徴とする。このように形成するこ
とにより、例えば正答への反応時間により、理解度を容
易に把握することができ、各学習者のレベルに最も適し
た問題の選択が可能になる。
【0010】また、請求項4記載の発明は、問題選択手
段が、反応時間記憶部のデータに基づいて、選択した問
題の各個人の推定達成時間を算出することを特徴とす
る。このように形成することにより、算出された各学習
者に対応した推定達成時間と、各学習者の回答時間を比
較することによって、各学習者のレベルを容易に把握す
ることができ、より効果的な学習が可能になる。
【0011】また、請求項5記載の発明は、問題選択手
段が複数の学習モードを有すると共に、入力手段からの
指示に基づいて学習モードを択一的に選択して、問題集
記憶手段から所定の問題を選択することを特徴とする。
このように形成することにより、例えば学習者のレベル
や学習時期等の状況に応じて、例えば学習者自らが所定
の学習モードを選択することができ、より一層効果的な
学習が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図12は、本
発明に係わる個別学習教育装置を示し、図1がそのクレ
ーム対応図、図2がそのハードウェアーを示す基本ブロ
ック図、図3がデータ展開の一例を示す展開図、図4〜
図12がその動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0013】図1において、個別学習教育装置1(以
下、単に学習装置1という)を構成する問題選択手段M
1には、処理部m1aと問題集編集部m1bが設けられ
ている。処理部m1aには、個人データ記憶手段M2、
表示手段M3、問題集記憶手段M4及び入力手段M5が
それぞ接続されている。個人データ記憶手段M2には、
正誤履歴記憶部m2aと反応時間記憶部m2bが設けら
れ、表示手段M3には、画面デザインデータ記憶部m3
aが設けられ、問題集記憶手段M4には、例えば英単
語、英熟語、世界史、国語、数学等の各教科に対応した
出願頻度記憶部m4aと教科書頁記憶部m4bが設けら
れている。
【0014】この学習装置1はハードウェアー的には、
図2に示す如く、主制御装置2と、外部記憶装置3と、
CRTディスプレイ4と、キーボード5等で構成されて
いる。主制御装置2は、CPU6と、このCPU6の処
理手順を示すプログラムが格納されているプログラムメ
モリ7を有し、外部記憶装置3は、例えば外付けもしく
は内蔵のハードディスクで形成され、所定の領域が確保
されている。
【0015】また、CRTディスプレイ4は、例えばC
PU6の処理結果を表示し、キーボード5は、操作した
キーに対応した所定の信号をCPU6に出力する。そし
て、これらの主制御装置2、外部記憶装置3、CRTデ
ィスプレイ4及びキーボード5は、パソコン(パーソナ
ルコンピュータ)で構成され、上記問題選択手段M1が
CPU6上に、個人データ記憶手段M2、表示手段M3
の画面デザインデータ記憶部m3a及び問題集記憶手段
M4等が、外部記憶装置3上でそれぞれ構築されてい
る。また、CTRディスプレイ4が表示手段M3を構成
し、キーボード5が入力手段M5を構成している。
【0016】この学習装置1における基本的なデータの
流れは、図3に示す如くなる。すなわち、外部記憶装置
3の個人データ記憶手段M2に記憶されている各学習者
の個人データD1は、CPU6の処理部m1aに集中管
理データD2として集められ、この集中管理データD2
が例えばプログラムメモリ7のプログラムにしたがっ
て、所定のデータ(ファイル)にデータ変換処理S1さ
れる。
【0017】そして、このデータ変換された変換データ
D3は、例えば主制御装置2内のメモリに記憶される。
この変換データD3は、例えば適宜のデータ処理プログ
ラムによってCPU6でデータ処理S2され、例えば個
人別学習達成データD4(画面データ)や個人別得意分
野別データD5(画面データ)としてCRTディスプレ
イ4に表示される。
【0018】なお、個人データD1が持っているデータ
としては、例えば問題NO、最終回答日時(時刻)、保
存する正誤履歴の回数、回答正誤履歴(過去n回分)、
回答に要した時間(過去n回分)、過去何回回答した
か、正答数、誤答数、クリアフラグ、時間オーバー数、
最大応答時間(正解時のみ)、最小応答時間(正解時の
み)、平均応答時間(正解時のみ)、マーク(出題要請
マーク)、間違えた選択肢(過去1回)、今までに学習
を行った合計時間等が上げられる。
【0019】また、上記問題集記憶手段M4が持ってい
るデータとしては、問題NO、問題テキスト、正解テキ
スト、選択テキスト、問題の分類(種類)、問題のレベ
ル(難易度)、問題の得点、問題の重要度(出願頻
度)、問題の標準回答時間(個人の反応速度は%で決
定)、問題の類似コード(関連して一緒に覚えた方が良
い問題のリンク先)、問題の関連出願先(教科書名、
頁)、各問題出題時に表示される音声、ムービー、絵等
のファイル名、各問題解答時に表示される音声、ムービ
ー、絵等のファイル名、英検用出題レベル、英検用出題
頻度等が上げられる。
【0020】さらに、上記表示手段M3は、画面デザイ
ンデータm3aに記憶されているデータに基づいて、C
RTディスプレイ4に、図3の画面データD4、D5に
示すようなグラフや表、得点、メッセージ等を表示させ
る。また、CRTディスプレイ4の画面は、集中力を増
すために、例えばバックが黒色で文字がオレンジ色を使
用すると共に、効果音等も適宜に使用し得るように構成
されている。さらに、CRTディスプレイ4に表示され
た問題に対する回答は、入力手段M5としての例えばキ
ーボード5からのキー入力(もしくはマウスによる入
力)によって行われる。
【0021】次に、上記学習装置1の具体的な動作を図
4〜図12のフローチャートに基づいて説明する。な
お、このフローチャートは、上記プログラムメモリ7に
格納されているブログラムによって実行される。先ず、
図4に示す基本的な動作について説明する。学習装置1
がスタート(S100)すると、システムを初期化(S
101)し、CRTディスプレイ4にタイトル画面を表
示(S102)し、予めキーボード5により入力し、外
部記憶装置3に記憶されている各種設定値を読み込む
(S103)。
【0022】そして、キーボード5から出題問題設定入
力(S104)が行われると、問題集記憶手段M4に記
憶されている問題集データが読み込まれ(S105)、
次に個人データ記憶手段M2に記憶されている個人デー
タが読み込まれる(S106)。個人データが読み込ま
れると、CRTディスプレイ4の画面のレイアウトを変
更(S107)し、学習エンジン(S108)のステッ
プに移り、後述する学習に関する各種の処理が行われ
る。その後、学習が終了したか否かを判断(S109)
し、この判断で「YES」の場合は<終了処理(S11
0)後に、END(S111)となる。
【0023】上記ステップ108における学習エンジン
は、図5に示すように、ENTRY(S201)される
と、問題集の問題数をプールするループ処理(S20
2)を行い、要求条件の判定(S203)を後述する如
く行う。次に、要求状態が該当しているか否かを判断
(S204)し、この判断で「YES」の場合は、問題
番号をバッファに登録(S205)し、標準回答時間を
CRTディスプレイ4に所定の画面デザインで表示(S
206)する。
【0024】標準回答時間が表示されると、問題数だけ
処理が終えたか否かのループ処理(S207)を行い、
その後、問題を後述する如く再選択(S208)する。
問題が再選択されると、後述する如く回答処理(S20
9)が行われ、全問正解か否かを判断(S210)し、
全問正解の場合は、おめでとう表示(S211)が行わ
れて、Exit(S212)に移る。
【0025】この図5のステップ203における要求条
件の判定は、図6に示すように、ENTRY(S30
1)されると、判定フラグを「いれない(0)」のルー
プ処理(S302)を行い、苦手モードか否かを判断
(S303)する。この判断で「YES」の場合は、苦
手モード(S312)が選択され、判断S303で「N
O」の場合は、難易度別出願モードか否かを判断(S3
04)する。この判断で「YES」の場合は、難易度別
出願モード(S313)が選択される。
【0026】以下同様に、ステップS305〜S311
で、出願頻度順モード、テスト対策モード、予習復習モ
ード、受験対策モード、自己選択モード、英検対策モー
ド、続きモードか否かをそれぞれ判断し、ステップS3
14〜S320の各モードが選択される。すなわち、ス
テップS303〜S311で各モードの一つが選択さ
れ、そのモードが実行されてExit(S321)に移
ることになる。
【0027】なお、ここで上記各モード(学習モードと
いう)について説明する。先ず、苦手モードは、1回で
も間違えた問題や3回以上間違えた問題等、設定したレ
ベルに応じて苦手の問題が選択されて出題される。難易
度別出願モードは、設定した難易度に応じた問題が出題
され、出願頻度順モードは、設定した出願頻度順に応じ
た問題が出題される。テスト対策モードは、期末中間テ
ストの問題が作成されてこれが集中して出題され、予習
復習モードは、今日または明日の勉強範囲の問題が作成
されてこれが集中して出題される。
【0028】また、受験対策モードは、出願頻度順と苦
手問題のアンド条件で問題が作成されてこれが集中して
出題され、自己選択モードは、再出題してほしい問題に
学習者がマークを付けることにより、このマークの付い
た問題の復習ができるように出題され、この時マークデ
ータに日付を入れることにより、日付間のマーク付き問
題が出題される。英検対策モードは、通常の出願頻度と
英検特有の出題傾向を加えた問題が出題される。昨日か
らの続きモードは、パソコン任せの状態で万遍なく出題
される。
【0029】ところで、上記の各学習モードは一例であ
って、上記以外に、100%正解するまで繰り返す10
0%達成モード、前に間違えた問題を必ず選択肢に加え
る誤答出題モード、標準回答時間と学習者の反応速度を
加味して時間内にできる問題を出題する勉強時間指定モ
ード、はじめの問題の難易度を設定するとだんだん問題
が進むにつれ難しくなるモード、教科書に載らないが知
っていると得をするような雑学的な問題を出題する息抜
きモード、ある程度毎日の継続が必要な問題のみを出題
する1日1問モード、ケーム感覚で問題を解くゲームモ
ード、複数の人数で対戦する対戦モード等の各種学習モ
ードを付加することもできる。
【0030】そして、これらの各学習モードの実行は、
例えばテスト対策モードS315を選択した場合は、図
7に示す如く行われ、自己選択モードS318を選択し
た場合は、図8に示す如く行われる。すなわち、図7に
示すテスト対策モードは、ENTRY(S401)され
ると、正答率(=正答数/出題回数)を算出(S40
2)し、出願頻度が予め指定されているレベルF以上か
否かを判断(S403)する。
【0031】この判断で「YES」の場合は、正答率が
予め設定した所定値n以下か否かを判断(S404)
し、この判断で「YES」の場合は、クリアフラグが0
か否かを判断(S405)する。そして、クリアフラグ
が0の場合は、出願フラグをON(S406)させ、E
xit(S407)に移る。なお、ステップS403〜
S405で「NO」の場合は、Exit(S407)に
それぞれジャンプする。
【0032】また、図8に示す自己選択モードは、EN
TRY(S501)されると、マークありか否かを判断
(S502)し、この判断で「YES」の場合は、クリ
アフラグが0か否かを判断(S503)する。そして、
クリアフラグが0の場合は、出願フラグをON(S50
4)させ、Exit(S505)に移る。なお、他のモ
ードについても、略同様に処理される。
【0033】一方、図5のステップ208における問題
再選択は、図9に示す如く、ENTRY(S601)さ
れると、正答率の低い順に並べ(S602)、問題数だ
け繰り返すループ処理(S603)を行い、その後、各
問題の回答までの時間の合計時間Tを算出(S604)
する。この合計時間Tは、一つ前(i−1)までの合計
時間にi番目の時間を加えることにより算出され、この
合計時間Tが算出されると、合計時間Tが予め設定した
設定時間Tsを越えているか否かを判断(S605)す
る。
【0034】そして、この判断で「NO」の場合は、問
題番号をバッファに登録(S606)し、繰り返し終了
のループ処理(S607)を行う。繰り返し終了が行わ
れると、合計時間Tが設定時間Tsに満たない旨を表示
(S608)し、Exit(S609)に移る。すなわ
ち、この問題再選択のフローにおいては、各問題に対す
る正答までの合計時間が、各学習者に応じて設定してあ
る設定時間Tsに満たない場合は、CRTディスプレイ
4にその旨を表示して、学習者に認識させることにな
る。
【0035】また、図5のステップ209における回答
処理は、図10に示すように、ENTRY(S701)
されると、再出題バッファを作成(S702)し、個人
データファイルをオープン(S703)する。そして、
再出題のカウントを「0」(S704)にし、問題数だ
け繰り返すループ処理(S705)を行い、問題を1問
出題(S706)する。問題が1問出題されCRTディ
スプレイ4上に表示されると、反応時間タイマーがスタ
ート(S707)し、例えばキーボード5からの回答入
力(S708)を待ち、回答が入力された時点で、タイ
マーがストップ(S709)する。
【0036】なお、反応時間タイマーのスタートと同時
に、カウントダウンタイマーの割り込み処理(S71
0)が並行して行われ、この割り込み処理はタイマース
トップと同時に停止する。そしてタイマーがストップす
ると、正解か否かを判断(S711)する。この判断
は、ステップ706で出題した問題に対して、例えば学
習者がキーボード5で所定のキーを押したか否かを判断
することによって行われ、正解の場合は正誤履歴と反応
速度を登録(S714)し、問題集が終了したか否かの
ループ処理(S715)を行う。
【0037】一方、判断S711で「NO」の場合、す
なわち不正解の場合は、再出題バッファに登録されてい
る再出題カウントを+1(S712)し、正解を表示
(S713)する。この正解表示は、例えば正解を残し
て他を消すようにして行い、学習者に印象を残し易く
し、必要に応じて訳や正解説明ダイアログを出したり、
レベルによっては、誤答の解説も表示させる。そして、
ステップ714に移り、不正解であったことが正誤履歴
等として登録される。ループ処理S715が終了する
と、回答終了処理(S716)を行い、Exit(S7
17)に移る。
【0038】この図10の回答処理における、ステップ
714の正誤履歴・反応速度登録は、図11に示すよう
に、ENTRY(S801)されると、問題集の問題数
だけループするループ処理(S802)を行い、該当問
題NOを発見したか否かを判断(S803)する。この
判断で「NO」の場合は、ポインタを+1(S804)
にして、ループ終了のループ処理(S805)を行い、
ループが終了した場合は、エラー表示(S806)を表
示させる。
【0039】一方、判断S803で「YES」の場合
は、(n−1)回のループ処理(S807)を行い、正
誤履歴(n)を一つ前の正誤履歴(n−1)に変更し
(S808)、反応時間(n)を一つ前の反応時間(n
−1)に変更する(S809)。その後、ループ回数が
終了か否かのループ処理(S810)を行い、正誤履歴
(0)を正解不正解値に書き換え(S811)し、反応
時間(0)を反応時間に書き換え(S812)る。
【0040】反応時間が書き換えられると、現在時刻を
取得(S813)し、最終出題時刻を現在時刻に変更
(S814)し、Exit(S815)に移る。すなわ
ち、この正誤履歴と反応速度登録は、該当問題番号が発
見された場合に、一回前の正誤履歴及び反応時間を確認
し、新たな正誤履歴と反応時間を現在時刻に対応して記
憶設定することになる。
【0041】また、図10のステップ716における回
答終了処理は、図12に示す如く、ENTRY(S90
1)されると、個人データファィルをクローズ(S90
2)し、再出題カウントが0か否かを判断(S903)
する。この判断で「NO」の場合は、出題バッファの内
容をクリア(S904)し、再出題カウント数だけ繰り
返すループ処理(S905)を行う。
【0042】このループ処理後、再出題バッファの内容
を、例えば各個人のフロッピィディスク等にコピー(S
906)し、繰り返し終了のループ処理(S907)を
行う。そして、繰り返し終了が終了した時点で、再出題
バッファを破棄(S908)し、Exit(S909)
に移る。なお、ステップ903で「YES」の場合、す
なわち、再出願カウトが0の場合は、ステップ908に
ジャンプし、再出願バッファを破棄する。
【0043】このように、上記実施例の学習装置1にあ
っては、外部記憶装置3に記憶されている個人データ記
憶手段M2から個人データを読み込み、この個人データ
に基づいて、正答率や反応時間を測定し、これを更新登
録(但し過去n回分のデータが残るように)するため、
特定の問題に対する各個人の正答率及び正解までの反応
時間等を過去n回に亘って把握することができる。その
結果、各個人の過去の履歴に応じてレベルを設定するこ
とができ、各個人のレベルに適した問題を選択して出題
することができて、各学習者にとって最も効果的な出題
を行うことが可能になる。
【0044】また、要求条件判定のステップ203で、
各個人のレベルや時期的な状況等に応じて各種の学習モ
ードを択一的に選択し、選択した学習モードに応じて適
切な問題を出題することができるため、例えば、苦手分
野を容易に克服したり、中間テストや期末テストのテス
ト学習を、対応する教科書の頁を指定して出題させるこ
とにより、最も短い時間で効果的に行うことができる。
さらに、全問正解時には、「おめでとう」表示がされた
り、正答率が設定値に満たない場合はその旨が表示され
るため、学習者個人の集中力を高めることができると共
に、学習者が自分のレベルをその場で即座に把握するこ
とができて、次の学習への意欲を促すこともできる。
【0045】また、反応時間と正答率を履歴として残す
ことができるため、この学習装置1を塾等で各学習者一
人一人に使用することにより、履歴により学習者の性
格、レベル等にあった、指導を行うことができると共
に、学習者個人にとってパソコンのCRTディスプレイ
4の画面上の表示に基づいて、ゲーム感覚で学習を行う
ことができ、パソコン自体の技術拾得と合わせ、自らの
学力の向上達成を図ることが可能になる。
【0046】また、問題集記憶手段M4の出願頻度記憶
部m4aや教科書頁記憶部m4bに記憶されているデー
タによって、各学習者が例えば出願された問題が教科書
の何頁にあるかを容易に把握できたり、あるいは、個人
データ記憶部M2の正誤履歴記憶部m2aや反応時間記
憶部m2bに記憶されているデータによって、学習者個
人個人のレベルに応じたきめ細やかな学習を行うことが
でき、従来のような、集団教育では得られない、学習効
果を得ることが可能になる。
【0047】なお、本発明に係わる上記学習装置1は、
パソコンを使用し個人の自宅で学習する場合であって
も、あるいは学習者に少なくともCRTディスプレイ4
とキーボード5を与えることにより、塾や学校で学習す
る場合でも使用することができる。また、上記実施例に
おける、ハードウェアーの構成、各フローチャート、表
示方法等は一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、種々変更可能であることは言うまでもな
い。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1ないし請
求項5記載の発明によれば、学習者個人個人に対して、
そのレベルに対応した最も効果的な問題を出題して学習
させることができると共に、時間的な無駄をなくし最も
短時間でかつ集中した状態で学習させることができ、個
人個人の学力の向上を効率的に図ることが可能になる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる個別学習教育装置のクレーム対
応図
【図2】同そのハードウェアーを示す基本ブロック図
【図3】同データ展開の一例を示す展開図
【図4】同その動作の基本を示すフローチャート
【図5】同図4の学習エンジン部分のフローチャート
【図6】同図5の要求条件判定部分のフローチャート
【図7】同図6のテストモード対策部分のフローチャー
【図8】同図6の自己選択モード部分のフローチャート
【図9】同図5の問題再選択部分のフローチャート
【図10】同図5の回答処理部分のフローチャート
【図11】同図10の正誤履歴・反応速度登録部分のフ
ローチャート
【図12】同図10の回答終了処理部分のフローチャー
【符号の説明】
1・・・・・・個別学習教育装置 2・・・・・・主制御装置 3・・・・・・外部記憶装置 4・・・・・・CRTディスプレイ 5・・・・・・キーボード M1・・・・・問題選択手段 M2・・・・・個人データ記憶手段 M3・・・・・表示手段 M4・・・・・問題集記憶手段 M5・・・・・入力手段 m1a・・・・処理部 m1b・・・・問題集編集部 m2a・・・・正誤履歴記憶部 m2b・・・・反応時間記憶部 m3a・・・・画面デザインデータ記憶部 m4a・・・・出願頻度記憶部 m4b・・・・教科書頁記憶部 D1・・・・・個人データ D2・・・・・集中管理データ D3・・・・・変換データ D4、D5・・画面データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】教科に対応した問題集を記憶する問題集記
    憶手段と、学習する個人に関する各種のデータを記憶す
    る個人データ記憶手段と、前記問題集記憶手段に記憶さ
    れている問題集の中から個人データ記憶手段のデータに
    基づいて所定の問題を選択する問題選択手段と、該問題
    選択手段で選択された問題やその結果を画面に表示させ
    得る表示手段と、該表示手段に表示された問題に対する
    回答を入力する入力手段と、を具備することを特徴とす
    る個別学習教育装置。
  2. 【請求項2】前記問題集記憶手段が、問題の出願頻度を
    記憶する出願頻度記憶部と、各教科の教科書の対応頁を
    記憶する教科書頁記憶部を有することを特徴とする、請
    求項1記載の個別学習教育装置。
  3. 【請求項3】前記個人データ記憶手段が、前記問題選択
    手段で選択された問題に対する回答の正誤履歴を記憶す
    る正誤履歴記憶部と、各問題に対する正答の反応時間及
    びその履歴を記憶する反応時間記憶部を有することを特
    徴とする、請求項1もしくは請求項2記載の個別学習教
    育装置。
  4. 【請求項4】前記問題選択手段が、前記反応時間記憶部
    のデータに基づいて、選択した問題の各個人の推定達成
    時間を算出することを特徴とする、請求項3記載の個別
    学習教育装置。
  5. 【請求項5】前記問題選択手段が複数の学習モードを有
    すると共に、前記入力手段からの指示に基づいて学習モ
    ードを択一的に選択して、問題集記憶手段から所定の問
    題を選択することを特徴とする、請求項1〜4のいずれ
    か一項に記載の個別学習教育装置。
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