JPH10148899A - 塩化物に富む改良された写真平板状乳剤の製造方法 - Google Patents

塩化物に富む改良された写真平板状乳剤の製造方法

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JPH10148899A
JPH10148899A JP9316055A JP31605597A JPH10148899A JP H10148899 A JPH10148899 A JP H10148899A JP 9316055 A JP9316055 A JP 9316055A JP 31605597 A JP31605597 A JP 31605597A JP H10148899 A JPH10148899 A JP H10148899A
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ペテル・ヴェレプ
Hieronymus Andriessen
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 {100}晶癖を有する塩化物に富む写真感
光性平板状乳剤粒子の製造方法を提供する。 【解決手段】 反応容器において1以上の沈殿工程で沈
殿させた後、凝集及び洗浄によって又は限外濾過によっ
て脱塩することを含む写真ハロゲン化銀乳剤の製造方法
であって、前記乳剤が結合剤としてのゼラチン及び少な
くとも50mol%の塩化物を含有する{100}平板
状ハロゲン化銀粒子を含み、全ての粒子の数の少なくと
も40%が前記平板状粒子によって与えられ、前記平板
状粒子が少なくとも2の平均アスペクト比、最大0.5
μmの平均厚さ、及び0.3μm以上の平均等価円形結
晶直径を有する場合において、前記沈殿工程中、前記反
応容器に存在する前記ゼラチン結合剤がカルシウムイオ
ンを実質的に含有せず、最大4000ppmのメチオニ
ン含有量を有するような程度に酸化されていることを特
徴とする製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、{100}晶癖を
有する塩化物平板状粒子に富む感光性ハロゲン化銀乳剤
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高アスペクト比の平板状粒子は、幾つか
の著しい写真的利点を示す。それらの特定の形態のおか
げで、従来の球状粒子と比較して、ハロゲン化銀1モル
についてより大量のスペクトル増感剤を吸着することが
できる。結果としてかかるスペクトル増感された平板状
粒子は、改良された速度−粒状度関係及びそれらの青速
度とマイナス青速度の間の広い分解を示す。写真像の鮮
鋭性は、これも従来の球状乳剤粒子と比較するとより小
さい光散乱特性のおかげで、平板状粒子を使用して改良
することができる。カラーネガ材料において、例えば感
光性層の従来の順序を変えることができ、黄フィルター
層を省略することができる。現像された黒白像におい
て、高硬化レベルであっても高い被覆力が得られる;あ
るいは望むなら、減少したハロゲン化銀被覆量を達成す
ることもできる、それは改良された鮮鋭性を生じる。二
重被覆放射線写真材料において、平板状粒子の存在は、
かかる材料における鮮鋭性のための主要因である、いわ
ゆるクロスオーバーを減ずる。さらに銀の被覆量は、製
造コスト及びエコロジーに有利に減らすことができる。
【0003】平板状粒子が全粒子投影面積の少なくとも
50%を占めるとき、乳剤は一般に“平板状粒子乳剤”
であると解される。粒子の厚さに対するその等価円形直
径の比率が少なくとも2であるとき、粒子は一般に平板
状粒子であると解される。粒子の等価円形直径は、粒子
の投影面積に等しい面積を有する円の直径である。
【0004】高アスペクト平板状粒子についての従来の
特許の記載、例えばUS−A 4434226;443
9520;4425425;4425426;4433
048及び Research Disclosure , Vol.225,19
83年1月、 Item 22534の記載は、高感度臭化銀
又は沃臭化銀乳剤に関する。
【0005】多くの写真用途において、高感度は重要性
が小さくなっている。これらの場合において、塩化物に
富む乳剤の使用は、それらの迅速処理用途に好ましい高
い現像及び定着速度のため有利である。代表的な例に
は、グラフィックアートコンタクト材料、複製材料、ハ
ードコピー材料、拡散転写反転材料及び黒白又はカラー
プリント材料が含まれる。しかしながら、組合される
時、高感度及び迅速処理適応性が高く評価される。従っ
て、平板状粒子構造の利点と塩化物に富む乳剤の利点を
組合せることになお関心が存在する。
【0006】塩化物に富むハロゲン化銀平板状粒子は
{111}結晶面又は{100}結晶面(それぞれ平板
状{111}又は平板状{100}晶癖を与える)にお
いて平行面を持つことができる。
【0007】初期の文献では、US−A 440046
3;4713323;4804621;518373
2;5185239;5178998;5178997
及びEP−A 0481133に記載のように{11
1}晶癖を有する塩化物に富む平板状粒子の製造に最も
注意が払われていた。
【0008】{100}平行主面によって境界を定める
平板状粒子についての最初の文献は沃臭化銀乳剤に関す
るものであった。BoggのUS−特許4063951及び
MignotのUS−特許4386156は最も重要な文献で
あった。
【0009】EP−A 0534395において、Brus
t らは塩化物に富む最初の{100}平板状乳剤粒子及
びそれらの製造法を開示し、その中で{100}主面を
示す平板状粒子画分が重要であることを記載している。
さらに塩化物に富む前記平板状{100}乳剤の教示に
ついての改良及び変更は、US−特許5024931;
5264337;5275930;5292632;5
310635;5314798;5320938;53
56764;WO−出願94/22051及び94/2
2054及びEP−A 0569971;058481
5;0584644;0602878;061625
5;0617317;0617320;061732
1;0617325;0618492;061849
3;0653659及び0653669に記載されてい
る。
【0010】放射線写真記録のための従来の写真材料で
は、高感度(沃)臭化銀平板状乳剤が一般に使用されて
いる。しかしながら、迅速処理用途への最近の傾向に対
して、塩化物に富むハロゲン化銀乳剤を使用することが
望ましい。なぜならば前記乳剤は例えばEP−A 06
78772に開示されたようにより速い現像性を示すか
らである。
【0011】塩化物に富む{111}平板状粒子の製造
方法において起こる主な問題の一つは結晶安定性(crys
tallographic stability )の問題であり、それは前記
粒子の製造工程において晶癖変性剤(crystal habit
modifier)を使用した後に例えばUS−A 52216
02に説明されたように大きな結晶表面に吸着される他
の化合物によって前記晶癖変性剤を置換するというやっ
かいな工程を要求する。吸着し、脱着し、異なる吸着化
合物を置換する工程のため、粒子の再現性及び安定性に
問題がある。
【0012】例えばEP−A 0653669に示され
たように、塩化物に富む{100}平板状粒子の製造
中、かかる吸着晶癖変性剤の存在は要求されない。なぜ
ならば優れた結晶安定性が得られるからである。さら
に、等価な非平板状立方乳剤結晶と比較すると、特に感
度に関して改良されたセンシトメトリー特性が得られ
る。
【0013】平板状粒子によって与えられる全ての特性
に有利に、全体の乳剤結晶母集団内で平板状粒子のパー
センテージをできるだけ高くすることがいつも重要であ
るので、その方向でのあらゆる改良が高く評価されるこ
とは明らかである。特に沃化物イオンを含む高塩化物
{100}平板状粒子に対して、その目的を達成しよう
とする試みはUS−A 5413904に記載されてお
り、それによると粒子核形成が生じるまで反応容器にお
ける沃化物イオンの導入を遅らせることが必須であると
提案されている。本発明はさらに{100}晶癖を有す
る塩化物に富む平板状乳剤粒子についての教示を拡張す
るものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、{1
00}晶癖を有する塩化物に富む写真感光性平板状乳剤
粒子の製造方法を提供することであり、それは前記平板
状粒子の数の百分率を増大するものである。
【0015】本発明の他の目的は以下の記述から明らか
になるだろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、反応容
器において1以上の沈殿工程で沈殿させた後、凝集及び
洗浄によって又は限外濾過によって脱塩することを含む
写真ハロゲン化銀乳剤の製造方法であって、前記乳剤が
結合剤としてのゼラチン及び少なくとも50mol%の
塩化物を含有する{100}平板状ハロゲン化銀粒子を
含み、全ての粒子の数の少なくとも40%が前記平板状
粒子によって与えられ、前記平板状粒子が少なくとも2
の平均アスペクト比、最大0.5μmの平均厚さ、及び
0.3μm以上の平均等価円形結晶直径を有する場合に
おいて、前記沈殿工程中、前記反応容器に存在する前記
ゼラチン結合剤がカルシウムイオンを実質的に含有せ
ず、最大4000ppmのメチオニン含有量を有するよ
うな程度に酸化されていることを特徴とする製造方法に
よって実現される。
【0017】
【発明の実施の形態】最も工業的に高品質の不活性ゼラ
チンのカルシウム含有量は、不活性ゼラチンの製造工程
の終わりに測定すると、約0.4%又は約100mmo
l/kgである。高品質ゼラチンのための主成分は、純
粋の、脱脂した牛骨によって形成されることが好まし
い。最初の製造工程において、骨はカルシウム及びマグ
ネシウムホスフェートを除去するために酸で処理され
る。この工程の後、アルカリ加水分解工程がなされ、そ
こで水酸化カルシウムのほとんどが使用される。ホスフ
ェートを除去するために使用された低pHで、ポリペプ
チドの特定のアミノ酸に結合されたカルシウムイオンは
使用した酸からプロトンを交換する。水酸化カルシウム
でアルカリ加水分解中、ポリペプチドは再びカルシウム
イオンで飽和される。ダイアフィルトレーション後、ゼ
ラチンにおいて除去不可能なカルシウム濃度は約0.5
%又は125mmol/kgである。洗浄中わずかに酸
性にするとき、カルシウム含有量は約0.4%(40p
pm)又は100mmol/kgに減らすことができ
る。これらの及び他のデータは科学出版物“Influence
of Calcium on the Physical properties of G
elatin Solutions and on Symplex Formation wi
th Macromolecular Polyanions ”, B. H. Tavernier
著,J. Phot. Sci., Vol. 40,(1992),168
−173頁に見つけることができる。その著者は、錯体
結合したカルシウムイオンはゼラチンによって担持され
る電界を強く減少するという結論に到達した。粘度など
の物理的特性についてのカルシウムイオンの影響はほと
んどないことがわかった。
【0018】いわゆる“カルシウムを含有しないゼラチ
ン”はイオン交換樹脂、好ましくはいわゆる混合床樹脂
(mixed-bed resin)によるカチオン交換で得られる。
従って、実質的に“カルシウムを含有しないゼラチン”
は分析検出限界に相当する40ppm以下のレベルのカ
ルシウム含有量を有するゼラチンとして規定される。
【0019】カルシウムを含有しない又はカルシウムの
乏しいゼラチンについての特許文献はかなりまれであ
る。JP−A 05−173278には、ビニルスルホ
ニル硬化剤タイプで硬化されかつカルシウムの乏しいゼ
ラチンを含有するカラーネガ材料が記載されている。J
P−A 04−321026には、特別なカルシウムの
乏しいゼラチンを使用する黒白マルチコントラスト材料
が開示されている。JP−A 02−300745に
は、100ppm未満のカルシウム含有量のゼラチンを
含む特別なAgX材料が記載されている。その文献で
は、特にセンシトメトリーの改良が記載されている。さ
らに、化学熟成特性(特にかぶりに対して)についての
影響がJP−A 62−006251に記載されてい
る。被覆特性に関する改良はUS−A 5188931
及び5496691及びJP−A 03−174142
において読むことができる。さらに少量の粘度増強剤を
利用するときの粘度についての影響がJP−B 92−
062064に記載されている。
【0020】少ないカルシウムを含有するゼラチンの使
用によるローラーマークの防止がJP−A 01−17
9141に記載され、一方規定されたカルシウムイオン
含有量を含む材料のカール及び接着特性がUS−A 5
496691に記載されている。表面グレアについての
影響はJP−B 91−080292に記載されてい
る。ゼラチン結合剤中に良く規定された量のカルシウム
を有する材料の迅速処理用途で実行された材料の乾燥特
性がJP−A 01−073337,03−25383
9及び07−140576;及びUS−A 53188
81及び5302505に記載されている。
【0021】1996年5月21日に出願されたEP−
出願No. 96201371には、反応容器において1以
上の沈殿工程を含む写真ハロゲン化銀乳剤の製造方法で
あって、前記乳剤が少なくとも50mol%の塩化物を
含有する平板状{111}粒子を含み、全ての粒子の全
投影面積の少なくとも50%が前記平板状粒子によって
与えられ、前記平板状粒子が少なくとも5の平均アスペ
クト比、最大0.5μmの平均厚さ、及び少なくとも
0.6μmの平均直径を示す場合において、前記1以上
の沈殿工程中ゼラチン結合剤がカルシウムイオンを実質
的に含有しない前記反応容器に存在することを特徴とす
る製造方法が開示されている。
【0022】一方、酸化ゼラチンはUS−特許4713
323におけるMaskaskyに従って、30μmol/g未
満のメチオニン含有量を有するゼラチンとして規定さ
れ、それは約4400ppm以下の量に相当する。ゼラ
チンは例えば過酸化水素によって酸化することができ
る。ゼラチン中のメチオニン及びその酸化物の測定につ
いての刊行物は例えばJ. Phot. Sci., Vol. 41,(1
993),172−175頁,S. Tani 及びT. Tani 著
に見つけることができる。もしUS−A 471332
0にクレームされたような、ゼラチン1gあたり30μ
mol未満のメチオニンの量の前記ゼラチン中の存在に
よって特徴づけられる、いわゆる“酸化ゼラチン”の製
造方法において使用するなら、全体の粒子母集団におい
て多数の臭化物に富む平板状粒子が得られる。それに対
して同じ著者は特定のピリミジン粒子生長変性剤の存在
下で、高メチオニンゼラチンしゃく解剤を使用する高塩
化物平板状粒子乳剤の製造方法を開示する。多数の平板
状{100}粒子がUS−A5413904に記載され
た方法によって製造される好適な塩沃化銀乳剤中に浸透
している。US−A 5413904では、実施例から
酸化ゼラチンの反応容器中の存在が必須の特長であるよ
うに思われるが(特にクレームされていないが)、本発
明と同様の第2の、好ましくは同時に存在する、必須の
特長としてカルシウムイオンを実質的に含有しないゼラ
チンに対して全く言及していない。
【0023】粒子生長工程において化学的に変性された
NH2 基を有するゼラチン誘導体を使用し、かつ前記ゼ
ラチンが特定のメチオニン含有量を有する平板状粒子乳
剤の製造方法がEP−A 0697618に記載されて
いる。核形成前にすぐ反応容器に添加すべき酸化剤によ
ってゼラチン分散媒体のメチオニン含有量の変更がUS
−A 5372975に記載されており、それによると
種粒子がさらに添加されている。酸化剤の存在下で形成
された種粒子はJP−A 05−210187,JP−
A 06−003758及びJP−A 06−0037
59に記載されている。H22によってゼラチン溶液を
処理することは例えばJP−A 05−341415に
記載されている。過酸化水素以外に例えばオゾン、パー
オキシ酸塩、ハロゲン、チオスルホン酸塩、キノン及び
有機パーオキサイドの如き他の酸化剤はUS−A 54
89504に使用されている。さらに臭化銀に富む平板
状粒子中に小さな双晶面分離を有する平板状粒子を与え
るために、酸化ゼラチンを使用する製造方法がUS−A
5219720に記載されている。メチオニンの酸化
はゼラチンの錯生成能力を減少する。錯生成能力の変性
はJP−A 07−311428に記載されたようなハ
ロゲン化銀平板状粒子の製造法のように沈殿中の異なる
工程で行うことができ、それによると過酸化水素は核形
成後、続く物理熟成工程中に添加される。
【0024】制御されたメチオニン含有量を有するゼラ
チンの製造方法がUS−A 5412075に開示され
ている。定量的な方法でゼラチンのメチオニン含有量を
決定するために、例えばJ. Phot. Sc., Vol.28(19
80),111−118頁のような文献からの多くの参
照例が利用でき、それによるとゼラチン中の最も明白な
還元物質として高分子のメチオニン残基がAu(III) −
イオンとの反応で測定されている。いわゆる“金数(go
ld number)”はAuの1μmolがメチオニンの1.
6μmolに相当する規則に従ってゼラチン中のメチオ
ニンの量の測定を可能にする。J. Phot. Sc., Vol.33
(1989),10−17頁において、メチオニン含有
量はApostolatos 及びHoff( Anal. Biochem. Vol.11
8(1981),126頁)によって開発されRose及び
Kaplanによってゼラチンに適用されたガスクロマトグラ
フ法を使用して測定された。この文献では測熱法はメチ
オニンを測定するための定量的方法において使用されて
いる(検査される最初のpH範囲3.0−8.0に対し
て一定である)。J. Phot. Sc., Vol.40(199
2),149−151頁において、メチオニン、メチオ
ニンスルホキシド及びメチオニンスルホンの量はアミノ
酸についてのクロマトグラフ技術によって測定され(Hi
tachi アミノ酸分析器)、一方 J. Phot. Sc., Vol. 4
1(1993),172−175頁において、これらの
化合物はHPLC技術によって測定されている。J. Pho
t. Sc., Vol.39(1995),367−372頁にお
いて、ガスクロマトグラフ技術(4th IAG Conferenc
e, Fribourg 1985, Amman-Brass &Pouradier )とSca
tchard 技術(J. Phot. Sc., Vol.42(1994),
117−119頁に記載される)を利用してRose及びKa
planによって測定されたメチオニン含有量の間の良好な
相関関係を発見できることが確立されている。前記技術
においてAg+ とゼラチンのpH=3.0における相互
作用は遊離Ag+ イオンの電位測定によって測定され
る。
【0025】極めて驚くべきことに、塩化物に富む平板
状{100}粒子の製造中に4000ppm未満のメチ
オニン含有量をさらに有するCa++イオンを含有しない
ゼラチンを単に使用することによって、平板状{10
0}粒子の数及び全投影面積による高い百分率の形成に
関して結晶特性について顕著な効果が得られることがわ
かった。さらにセンシトメトリー特性についての有利な
効果も否定されるべきではない:平均して小さいがそれ
にもかかわらず優れた感度を示す平板状粒子がより多く
形成される。
【0026】乳剤沈殿は一つのダブルジェット工程によ
って原理的に行うことができるが、核形成工程、少なく
とも一つの物理熟成工程、及び少なくとも一つの生長工
程の順序を行うことが好ましい。全体のハロゲン化銀の
好ましくは0.5%〜5.0%が好ましくは銀とハロゲ
ン化物塩のほぼ等モル添加からなる前記核形成工程中に
沈殿される。銀及びハロゲン化物塩の残りは1以上の連
続ダブルジェット生長工程中に添加される。沈殿の個々
の工程を物理熟成工程に変えることができる。生長工程
中、銀とハロゲン化物溶液の増加する流速は例えば1次
的に増加する流速のように行うことが好ましい。代表的
には終わりの流速は生長工程の開始より約3〜5倍大き
い。これらの流速は例えば磁気バルブによって調整する
ことができる。生長工程中、pAgは銀対Ag/AgC
l Ingold 電極によって測定すると好ましくは約100
mVの銀電位に相当する一定値に維持されることが好ま
しい。pHは好ましくは2.0〜10.0、より好まし
くは3.0〜9.0の値に設定される。
【0027】ハロゲン化銀粒子の形成前及び形成中、分
散媒体中に約0.05重量%〜100重量%のゼラチン
濃度を設定することが一般的な慣習である。本発明によ
れば、このゼラチンは“カルシウムを含有せず酸化され
ており”、それは前述の定義によれば40ppm未満の
カルシウムイオン及び4000ppm未満のメチオニン
が存在することを意味する。最適な被覆条件を確立しか
つ/又は被覆された乳剤層の必要な厚さを確立するため
に、追加のゼラチンを乳剤製造の後の工程、例えば洗浄
後に添加してもよい。このゼラチンは多量のメチオニン
を有する、従来のカルシウムを含有する酸化されていな
いゼラチンであることができるが、カルシウムを含有し
ないかつ/又は酸化されたゼラチンは除外されない。
【0028】好ましくは0.2〜1.0の範囲のハロゲ
ン化銀(ハロゲン化銀は硝酸銀の当量として表示され
る)に対するゼラチンの重量比がそのとき得られる。
【0029】本発明における如き{100}晶癖を有す
る塩化物に富む平板状粒子は乳剤製造中の晶癖変性剤の
使用(それは{111}平板状粒子の製造中に良くあ
る)を要求しない。それは再現性に好ましい。
【0030】沈殿の完了後、過剰の溶解性塩を除去する
ための洗浄技術が適用される。いかなる従来の洗浄技術
も使用することができ、例えばポリスチレンスルホン酸
のような高分子凝集剤によって又は無機塩によって凝集
後幾つかの水部分で洗浄する。乳剤洗浄は例えば Resea
rch Disclosure No.36554(1994),Chapte
r IIIに記載されている。好ましい例では限外濾過が洗
浄技術として使用される。かかる方法は例えばResearch
Disclosure Vol.102,10月,1972年, Ite
m 10208;Research Disclosure Vol.131,3
月, Item 13122及び Mignot US−A 4334
012に記載されている。
【0031】本発明の製造方法によれば、結合剤として
のゼラチン及び少なくとも50mol%の塩化物、より
好ましくは少なくとも70mol%の塩化物、さらに一
層好ましくは90mol%以上の塩化物を含有する{1
00}平板状ハロゲン化銀粒子を含む乳剤であって、全
ての粒子の数の少なくとも40%、より好ましくは少な
くとも60%が前記平板状粒子によって与えられ、前記
平板状粒子が少なくとも2、より好ましくは3〜50の
平均アスペクト比、最大0.5μm、より好ましくは
0.04μm〜0.30μmの平均厚さ、及び0.3μ
m以上の平均等価円形結晶直径を示す乳剤が得られる。
但し、前記沈殿工程中、前記反応容器に存在する前記ゼ
ラチン結合剤はカルシウムイオンを実質的に含有せず、
最大4000ppmのメチオニン含有量を有するような
程度に酸化されていることが条件である。より好ましい
例では、前記メチオニン含有量は最大2500ppmで
あり、さらに一層好ましくは1500ppm未満のメチ
オニン含有量である。
【0032】好ましい例では、本発明の方法に従って製
造された乳剤は{100}平板状塩沃化銀粒子を含む乳
剤である。
【0033】最大3mol%までの沃化物イオンが前記
塩沃化銀粒子に混入されると特に考えられている。これ
は、沃化物含有水溶液の別々の添加によって、又はトリ
プルジェット技術によって又は各製造工程に要求される
所望のmol%濃度以下の1以上のハロゲン化物溶液中
で可溶性塩化物及び可溶性沃化物塩(例えば沃化カリウ
ム)を混合することによって達成することができる。塩
化銀と比較して約106 倍低い溶解性の沃化銀イオンの
ため、前記沃化物イオンは変換の如き従来公知の技術に
よって粒子から塩化物イオンを置き換えることができ
る。沃化物イオンは純粋な沃化銀又は混合ハロゲン化物
のいずれかから構成される予め製造された沃化銀乳剤の
添加によってハロゲン化銀結晶格子中に混入してもよい
が、好ましい例では沃化物は沃化物放出剤によって与え
られる。沃化物放出剤が使用される方法に言及している
特許出願は例えばEP−A 0563701,0563
708,0561415及び0651284である。臭
化物放出剤は臭化物イオンが本発明の方法に従って製造
された塩化物に富む{100}平板状粒子に混入される
なら、本発明の方法による沈殿工程において除外されな
い。
【0034】別々に製造された2以上のタイプの平板状
ハロゲン化銀乳剤は本発明に従って使用するための写真
乳剤を形成するために混合することができる。
【0035】本発明の方法に従って製造された塩化物に
富む{100}平板状ハロゲン化銀粒子の粒度分布は単
分散又は不均質分散であることができる。
【0036】本発明の方法によって製造された塩化銀に
富む平板状{100}粒子を含む平板状ハロゲン化銀乳
剤は例えば“Chimie et Physique Photographiqu
e”, P.Glafkides著、“Photographic Emulsion Chem
istry ”, G. F. Duffin著、“Making and Coating
Photographic Emulsion”, V. L. Zelikmanら著、及び
“Die Grundlagen der Photographischen Prozesse
mit Silberhalogeniden”, H. Frieser編及びAkadem
ische Verlagsgesellschaft(1968)発行に記載の
ように化学的に増感することができる。前記文献に記載
されているように化学増感は少量の硫黄を含有する化合
物、例えばチオサルフェート、チオシアネート、チオウ
レア、そのセレニウム又はそのテルル類似体、サルファ
イト、メルカプト化合物、及びローダミンの存在下に熟
成を実施することによって行うことができる。乳剤は金
−硫黄熟成剤、又は金−セレン熟成剤、又は金−硫黄−
セレン熟成剤(その場合セレン熟成剤の代わりに又はセ
レン熟成剤に加えてテルル化合物を添加してもよい)に
よって、又はレダクター、例えばGB 789823に
記載されたような錫化合物、アミン、ヒドラジン誘導
体、ホルムアミジン−スルフィン酸、及びシラン化合物
によっても増感することができる。
【0037】考慮下のハロゲン化銀乳剤は、John Wile
y & Sons 1964年発行、F. M. Hamer 著、“The
Cyanine Dyes and Related Compounds ”に記載さ
れているものの如きメチン染料でスペクトル増感するこ
とができる。スペクトル増感の目的のために使用できる
染料には、シアニン染料、メロシアニン染料、錯シアニ
ン染料、錯メロシアニン染料、ヘミシアニン染料、スチ
リル染料、及びヘミオキソノール染料が含まれる。特に
価値ある染料は、シアニン染料、メロシアニン染料及び
錯メロシアニン染料に属するものである。スペクトル増
感染料の有用な化学群の調査及び平板状粒子との関連に
おいて特に有用な例は、 Research Disclosure Item
22534に与えられている。オキサカルボシアニンは
例えばUS−P 5434042に記載されている。本
発明に関連する特に好ましい緑感剤はアンヒドロ−5,
5′−ジクロロ−3,3′−ビス(n.スルホブチル)
−9−エチルオキサカルボ−シアニンヒドロキシド及び
アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−3,3′−ビス
(n.スルホプロピル)−9−エチル−オキサカルボシ
アニンヒドロキシドである。 Research Disclosure N
o.37312(1995)に記載のようなものの如きイ
ミダカルボシアニンは感度の見地から及びスペクトル増
感平板状粒子を含有する材料の処理における汚染除去及
び脱色特性の見地からEP−A 0590593のよう
なオキサカルボシアニンとイミダカルボシアニンの組合
せとともに有用である。脱色特性及びセンシトメトリー
に有利に適用されるオキサカルボシアニンとイミダカル
ボシアニンスペクトル増感剤の好適な混合物は、例えば
アンヒドロ−5,5′−ジシアノ−1,1′−ジエチル
−3,3′−ジ(2−アセトキシエチル)エチルイミダ
カルボシアニンブロマイドとともにアンヒドロ−5,
5′−ジクロロ−3,3′−ビス(n−スルホブチル)
−9−エチルオキサカルボシアニンヒドロキシド又はア
ンヒドロ−5,5′−ジクロロ−3,3′−ビス(n−
スルホプロピル)−9−エチルオキサカルボ−シアニン
ヒドロキシドである。
【0038】従来の乳剤製造ではスペクトル増感は伝統
的に化学増感の完了後に行っている。しかしながら、平
板状粒子との関連において、スペクトル増感は化学増感
工程と同時に又はそれに完全に先立って行うことさえで
きると特に考えられている。平板状{100}乳剤が塩
沃化物乳剤である好適な例では、スペクトル増感剤は限
外濾過された乳剤の熟成又は凝集され洗浄された乳剤の
再分散前であっても添加することが好ましい:スペクト
ル増感後の化学増感は平板状粒子の1以上の規則的な離
散部位で生じるものと考えられている。実際には化学増
感は、例えば1以上のフェニドン及び誘導体、ヒドロキ
ノン、レゾルシノール、カテコールの如きジヒドロキシ
ベンゼン及び/又はそれらからの誘導体、1以上の安定
剤又はかぶり防止剤、1以上のスペクトル増感剤又は前
記成分の組合せの存在下で行ってもよい。特に1−p−
カルボキシフェニル、4,4′ジメチル−ピラゾリジン
−3−オンを好適な補助剤として添加してもよい。
【0039】前述したような特定のゼラチン組成物によ
って特徴づけられる、本発明の塩化銀に富むゼラチン乳
剤はさらに親水性層において被覆される。親水性層は、
本発明による写真材料の非感光性層のように写真材料の
製造又は貯蔵中又はその写真処理中に写真特性を安定化
する又はかぶりの形成を防止する化合物を含んでもよ
い。多くの公知の化合物をかぶり抑制剤又は安定剤とし
てハロゲン化銀乳剤層に又はアンダーコート又は保護層
の如きそれと水透過性関係にある他の被覆層に添加する
ことができる。好適な例は、複素環式窒素含有化合物、
例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール、ニ
トロベンズイミダゾール、クロロベンズイミダゾール、
ブロモベンズイミダゾール、メルカプトチアゾール、メ
ルカプトベンゾチアゾール、メルカプトベンズイミダゾ
ール、メルカプトチアジアゾール、アミノトリアゾー
ル、ベンゾトリアゾール(好ましくは5−メチル−ベン
ゾトリアゾール)、ニトロベンゾトリアゾール、メルカ
プトテトラゾール、特に1−フェニル−5−メルカプト
−テトラゾール、メルカプトピリミジン、メルカプトト
リアジン、ベンゾチアゾリン−2−チオン、オキサゾリ
ン−チオン、トリアザインデン、テトラアザインデン及
びペンタアザインデン、特にBirr著、Z. Wiss. Phot.4
7(1952),2−58頁によって記載されているも
の、GB 1203757,GB 1209146,J
P−A 75−39537,及びGB 1500278
に記載のようなものの如きトリアゾロピリミジン、及び
US 4727017に記載のような7−ヒドロキシ−
s−トリアゾロ−[1,5−a]−ピリミジン、及びベ
ンゼンチオスルホン酸、ベンゼンチオスルフィン酸及び
ベンゼンチオスルホン酸アミドの如き他の化合物であ
る。かぶり抑制化合物として使用しうる他の化合物は R
esearch Disclosure No 17643(1978),Ch
apter VI 及びRD No 36544(1994),Chap
ter VII に記載されている。これらのかぶり抑制化合物
の多くは塩化銀に富む平板状ハロゲン化銀結晶の化学熟
成中に既に添加されている。
【0040】最適な被覆条件を確立するため及び/又は
被覆された乳剤層の必要な厚さを確立するために、追加
のゼラチンを乳剤製造の後の段階に、例えば洗浄後に添
加してもよいことは明らかである。好ましくは0.2〜
1.0の範囲のハロゲン化銀に対するゼラチンの比率が
そのとき得られ、その場合添加された余分のゼラチンは
本発明の方法による粒子の製造と同様に特別な組成を有
することは要求されない。別の結合剤をゼラチンの代わ
りに又はゼラチンに加えて添加してもよい。有用なビヒ
クル、ビヒクルエキステンダー、ビヒクル状添加剤及び
ビヒクル関連添加剤は例えば Research Disclosure N
o.36544(1994),Chapter IIに記載されてい
る。
【0041】本発明による少なくとも一つのゼラチン乳
剤を有する写真材料のゼラチン結合剤は、適切な硬化
剤、例えばエポキシド型のもの、エチレンイミン型のも
の、ビニルスルホン型のもの(例えば1,3−ビニルス
ルホニル−2−プロパノール)、カルシウム塩(例えば
酢酸クロム及びクロムみょうばん)、アルデヒド(例え
ばホルムアルデヒド、グリオキサール、及びグルタルア
ルデヒド)、N−メチロール化合物(例えばジメチロー
ルウレア及びメチロールジメチルヒダントイン)、ジオ
キサン誘導体(例えば2,3−ジヒドロキシ−ジオキサ
ン)、活性ビニル化合物(例えば1,3,5−トリアク
リロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン)、活性ハロ
ゲン化合物(例えば2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ
−s−トリアジン)、及びムコハロゲン酸(例えばムコ
塩素酸及びムコフェノキシ塩素酸)で予め硬化すること
ができる。結合剤はUS−A 4063952に開示さ
れたようなカルバモイルピリジニウム塩の如き速く反応
する硬化剤で及びEP−A0408143に開示された
ようなオニウム化合物で硬化することもできる。
【0042】本発明の塩化銀に富む平板状粒子を含むゼ
ラチン乳剤は様々なタイプの写真材料、例えばX線診断
目的のために使用される材料のような黒白ハロゲン化銀
写真材料、又はカラー感受性材料に使用することができ
る。
【0043】好ましい例では、写真材料は支持体及び前
記支持体の少なくとも一つの側に少なくとも一つの感光
性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真材料であり、前記乳剤
層は本発明の方法に従って製造された{100}平板状
ハロゲン化銀乳剤粒子を含有する1以上の乳剤を含む。
さらに好ましい例では、前記写真材料は片側又は両側被
覆X線材料である。
【0044】片側被覆X線材料は単一の乳剤層を含んで
もよく(それは多くの用途に対してあてはまる)、ある
いはそれは二つ又はそれ以上の乳剤層によって作ること
ができる。X線写真では支持体の片側又は両側に被覆さ
れた単一又は両面被覆乳剤層を有する材料は本発明によ
る少なくとも一つのゼラチンハロゲン化銀乳剤を含有す
る。少なくとも0.15 log Eだけ写真スピードの異
なる両面被覆乳剤を使用することによって、両側被覆材
料におけるクロスオーバー露光の増加を得ることができ
る。カラー写真の場合には、材料は青、緑及び赤感性層
を含有するが(それらのそれぞれは最も普通のカラーポ
ジ材料の如く単一被覆できる)、カラーネガ又はカラー
インターミディエート用途の如く二重又は三重層からな
ることもできる。
【0045】感光性乳剤層に加えて、写真材料は幾つか
の非感光性層、例えば保護層、1以上の裏打ち層、1以
上の下塗り層、1以上の中間層、例えばフィルター層及
び例えば硬化剤、帯電防止剤、安全光目的のためのフィ
ルター染料を含有するアフター層を含んでもよい。
【0046】本発明の写真材料はRD No.36544
(1994),Chapter IX(被覆助剤、可塑剤、滑剤、
帯電防止剤及び艶消し剤が記載されている)に記載のよ
うな被覆物理特性を変える様々な添加剤をさらに含んで
もよい。現像促進は種々の化合物、好ましくは例えばU
S−A 3038805,4038075及び4292
400及びEP−A 0634688及び067421
5に記載されているものの如き少なくとも400の分子
量を有するポリアルキレン誘導体を乳剤層又は隣接層に
混入することによって達成することができる。
【0047】本発明の写真材料はさらに写真材料の寸法
安定性を改良する化合物、UV吸収剤及びスペーシング
剤の如き他の種々の添加剤を含んでもよい。
【0048】写真材料の寸法安定性を改良するために好
適な添加剤は、例えば水溶性又は難水溶性合成ポリマー
(例えばアルキル(メタ)アクリレート、アルコキシ
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル、アクリ
ロニトリル、オレフィン、及びスチレンのポリマー又は
上記のものとアクリル酸、メタアクリル酸、アルファ−
ベータ−不飽和ジカルボン酸、ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート、スルホアルキル(メタ)アクリレー
ト、及びスチレンスルホン酸のコポリマー)の分散体で
ある。
【0049】好適なUV吸収剤は、例えばUS特許35
33794に記載のようなアリール置換ベンゾトリアゾ
ール化合物、US特許3314794及び335268
1に記載のような4−チアゾリドン化合物、JP−A
2784/71に記載のようなベンゾフェノン化合物、
US特許3705805及び3707375に記載のよ
うな桂皮酸エステル化合物、US特許4045229に
記載のようなブタジエン化合物、及びUS特許3700
455に記載のようなベンズオキサゾール化合物及び好
適な蛍光増白剤も記載されているRD No.36544
(1994),Chapter VIに記載のものである。UV吸
収剤はカラー材料において特に有用であり、それらは処
理後に形成されたカラー像の光による退行を防止する。
【0050】スペーシング剤は一般に平均粒径が0.2
〜10μmであるものを存在させることができる。スペ
ーシング剤はアルカリに可溶性又は不溶性であることが
できる。アルカリ不溶性スペーシング剤は通常写真材料
中に永久に残るが、アルカリ可溶性スペーシング剤は通
常アルカリ処理浴においてそれから除去される。好適な
スペーシング剤は例えばポリメチルメタクリレートか
ら、アクリル酸とメチルメタクリレートのコポリマーか
ら、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースヘキサヒ
ドロフタレートから作ることができる。他の好適なスペ
ーシング剤はUS特許4614708に記載されてい
る。
【0051】写真材料は幾つかの非感光性層、例えば耐
応力トップコート層、1以上の裏打ち層、及び散乱光を
吸収し、かくして像シャープネスを促進するフィルター
又はハレーション防止染料を含有する1以上の中間層を
含有することができる。これらの中間層に使用される好
適な光吸収染料は例えばUS特許4092168,US
4311787,DE 2453217,及びGB特
許7907440に記載されている。乳剤層と支持体の
間にかかる中間層が位置するので、感度における小さな
無視できる損失だけでなく、迅速処理条件においてフィ
ルター染料層の脱色が問題を形成する。そのため全体の
被覆層パケットの厚さを減らし、処理サイクルにおける
洗浄後の乾燥時間を短くすることが推奨される。あるい
はスクリーンによって放出される蛍光を反射する、乳剤
層と支持体の間の中間層の使用は解決策をもたらすかも
しれない。混入される燐光体によってスクリーンから放
出される光は光散乱の極めて重要な出所であるので、ス
クリーンへの適切なフィルター染料の添加が推奨され
る。例えば緑光放出燐光体のスクリーンにおいては、M
AKROLEX ORANGE G又はGG,BAYE
R AGの商標製品の如き特定の染料を使用してもよ
い。
【0052】1以上の裏打ち層を、支持体の片側だけに
少なくとも一つの乳剤層を被覆した材料の支持体の非感
光性側に設けることができる。耐カール層として作用し
うるこれらの層は例えばシリカ粒子のような艶消し剤、
滑剤、帯電防止剤、光吸収染料、不透明化剤、例えば酸
化チタン及び硬化剤及び湿潤剤のような通常の成分を含
有することができる。
【0053】写真材料の支持体は不透明又は透明である
ことができ、例えば紙支持体又は樹脂支持体であること
ができる。紙支持体を使用するとき、アルファ−オレフ
ィン重合体、例えば所望によりハレイション防止染料又
は顔料を含有するポリエチレン層で片側又は両側を被覆
したものが好ましい。また有機樹脂支持体、例えば硝酸
セルロースフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリ
(酢酸ビニル)フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ
(エチレンテレフタレート)フィルム又はポリ(エチレ
ンナフタレート)フィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、又はポリ−アルファ−オ
レフィンフィルム(例えばポリエチレン又はポリプロピ
レンフィルム)も使用することができる。かかる有機樹
脂フィルムの厚さは、0.07〜0.35mmであるこ
とが好ましい。これらの有機樹脂支持体はシリカ又は二
酸化チタンの如き水不溶性粒子を含有できる下塗り層で
被覆されることが好ましい。
【0054】本発明に従って製造された平板状粒子を含
有する写真材料は、その特定の用途に従って任意の好都
合な放射線源によって像に従って露光することができ
る。
【0055】もちろん処理条件及び処理溶液の組成は本
発明に従って製造された平板状粒子が適用される写真材
料の特定の種類によって決定される。例えば、X線診断
目的のための材料の好適な例では、前記材料は主現像主
薬としてヒドロキノンを含有する又はヒドロキノンを含
有しない現像剤における迅速処理条件に適応してもよ
い。よりエコロジーな現像主薬としてアスコルビン酸、
レダクチン酸又はそれらの誘導体は部分的に又は完全に
ヒドロキノンに置き換えることができる。好ましくは自
動操作処理装置は処理溶液の自動再生のためのシステム
を与えられて使用される。
【0056】予め硬化された材料は前記処理サイクルに
要求される硬化の程度を決定する処理用途によってワン
パートパッケージ薬品又はスリーパートパッケージ薬品
を使用して処理されてもよい。一般的に知られる30秒
以下〜90秒までの全処理時間内の用途が可能である。
生態学的見地から例えばチオ硫酸アンモニウムの代わり
にチオ硫酸ナトリウムを使用することができる。
【0057】本発明を下記実施例により説明するが、本
発明はそれらに限定されるものではない。
【0058】
【実施例】この実施例は前記沈殿中ゼラチンにおけるカ
ルシウムイオンの存在のハロゲン化銀沈殿の終わりに得
られた結晶構造についての影響を示すものである。
【0059】− 対照乳剤A(平板状塩沃化銀乳剤、比
較乳剤、低い程度のゼラチン酸化、多量のカルシウム)
の製造 7000ppmのメチオニン及び5000ppmのカル
シウムを含有する156gのゼラチンを含む1160m
lの分散媒体(C)を、撹拌された反応容器中に与え
た。pClを塩化ナトリウムで2.0の値に調整した;
pHを5.7の値に調整し、反応容器を35℃の一定温
度に保持した。この溶液を強く撹拌しながら、38ml
の硝酸銀の2.94mol溶液及び38mlの塩化ナト
リウムの2.94mol溶液をダブルジェット沈殿によ
って1分あたり24mlの速度で同時に添加した。
【0060】前記反応容器中に456mgの沃化カリウ
ム及び600mgの塩化ナトリウムを含有する1250
mlの溶液を注ぎ、混合物の温度を次の5分間で50℃
に上昇させた。
【0061】pCl値を2.2に、温度を50℃に維持
しながら、96mlの硝酸銀の2.94mol溶液及び
38mlの塩化ナトリウムの2.94mol溶液をそれ
ぞれ1分あたり8mlの速度で同時に添加した。
【0062】pCl値を2.2から1.8に減らし、か
つ温度を50℃から65℃に上昇させながら、さらに1
19mlの硝酸銀の2.94mol溶液及び119ml
の塩化ナトリウムの2.94mol溶液をともに1分あ
たり8mlから12mlまで1次的に増加する添加速度
で同時に添加した。
【0063】反応容器中の混合物の温度をさらに65℃
の値に20分間保持した。
【0064】65℃でpCl値を1.8に維持しなが
ら、さらに477mlの硝酸銀の2.94mol溶液及
び250mlの塩化ナトリウムの2.94mol溶液を
ともに1分あたり8.8mlから28mlまで1次的に
増加する添加速度で同時に添加した。
【0065】反応容器中の混合物の温度をさらに65℃
の値に30分間保持した。
【0066】反応容器中で得られた混合物中に2gの沃
化カリウムを含有する80mlの溶液を注いだ。
【0067】pCl値を1.8に、温度を65℃に維持
しながら、ダブルジェット沈殿によって70mlの硝酸
銀の2.94mol溶液及び70mlの塩化ナトリウム
の2.94mol溶液を、1分あたり8mlの速度で同
時に添加した。
【0068】この製造方法から生じる対照乳剤Aの透過
電子写真を図1に示す。
【0069】− 本発明乳剤B(平板状塩沃化銀乳剤、
本発明乳剤、低い程度のゼラチン酸化、少量のカルシウ
)の製造 40ppm未満のカルシウムイオンを含有するゼラチン
の使用以外、乳剤Aについてと同じ製造方法を実施して
平板状塩沃化銀乳剤を製造した。
【0070】この製造方法から生じる本発明乳剤Bの透
過電子写真を図2に示す。
【0071】− 対照乳剤C(平板状塩沃化銀乳剤、対
照乳剤、対照乳剤Aと比較して高い程度のゼラチン酸
多量のカルシウム)の製造 1100ppmのメチオニンのレベルに酸化したゼラチ
ンの使用以外、乳剤Aについてと同じ製造方法を実施し
て平板状塩沃化銀乳剤を製造した。
【0072】この製造方法から生じる対照乳剤Cの透過
電子写真を図3に示す。
【0073】− 本発明乳剤D(平板状塩沃化銀乳剤、
本発明乳剤、対照乳剤Aと比較して高い程度のゼラチン
酸化少量のカルシウム) 1400ppmのメチオニンのレベルに酸化したゼラチ
ンの使用及び40ppm未満のカルシウムイオンを含有
するゼラチンの使用以外、乳剤Aについてと同じ製造方
法を実施して平板状塩沃化銀乳剤を製造した。
【0074】この製造方法から生じる本発明乳剤Dの透
過電子写真を図4に示す。
【0075】− 本発明乳剤E(平板状塩沃化銀乳剤、
本発明乳剤、対照乳剤Dと比較して高い程度のゼラチン
酸化、少量のカルシウム) 700ppmのメチオニンのレベルに酸化したゼラチン
の使用及び40ppm未満のカルシウムイオンを含有す
るゼラチンの使用以外、乳剤Aについてと同じ製造方法
を実施して平板状塩沃化銀乳剤を製造した。
【0076】この製造方法から生じる本発明乳剤Eの透
過電子写真を図5に示す。
【0077】以下の表1は酸化の程度(少量のゼラチン
はゼラチンが高い程度に酸化されていることを示す)に
関して及び乳剤に使用されるゼラチンに存在するカルシ
ウムの量に関して五つの乳剤の特性の概要を与える。図
1〜図5から計算された五つの乳剤に存在する{10
0}晶癖を有する平板状粒子の数(procentual numbe
r)も表す。
【0078】
【0079】前記製造方法によって得られた平板状粒子
の数に言及した表1に表されるようにそこから導き出さ
れるデータから及び図1〜図5から、塩化物に富む前記
平板状{100}粒子の顕著な増加は保護コロイドとし
て製造に使用されるゼラチンが低いメチオニン含有量及
び低いカルシウム含有量を有するときにすぐに得られる
と結論づけることができる。
【0080】図1〜図5の写真のそれぞれにおいて、そ
れらに存在する黒い球は乳剤に存在する個々の平板状
{100}粒子の粒度測定を可能にするために乳剤に加
えられた正確に1.00μmの直径を有する“参照球”
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】対照乳剤Aの透過電子写真である。
【図2】本発明乳剤Bの透過電子写真である。
【図3】対照乳剤Cの透過電子写真である。
【図4】本発明乳剤Dの透過電子写真である。
【図5】本発明乳剤Eの透過電子写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03C 1/047 G03C 1/047 (72)発明者 イエリオニム・アンドリッサン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器において1以上の沈殿工程で沈
    殿させた後、凝集及び洗浄によって又は限外濾過によっ
    て脱塩することを含む写真ハロゲン化銀乳剤の製造方法
    であって、前記乳剤が結合剤としてのゼラチン及び少な
    くとも50mol%の塩化物を含有する{100}平板
    状ハロゲン化銀粒子を含み、全ての粒子の数の少なくと
    も40%が前記平板状粒子によって与えられ、前記平板
    状粒子が少なくとも2の平均アスペクト比、最大0.5
    μmの平均厚さ、及び0.3μm以上の平均等価円形結
    晶直径を有する場合において、前記沈殿工程中、前記反
    応容器に存在する前記ゼラチン結合剤がカルシウムイオ
    ンを実質的に含有せず、最大4000ppmのメチオニ
    ン含有量を有するような程度に酸化されていることを特
    徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 前記メチオニン含有量が最大2500p
    pmである請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記平板状粒子乳剤が少なくとも90m
    ol%の塩化物を含有する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 支持体及び前記支持体の少なくとも一つ
    の側に少なくとも一つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を含
    む写真材料であって、前記乳剤層が請求項1〜3のいず
    れか記載の製造方法に従って製造された{100}平板
    状ハロゲン化銀乳剤粒子を含有する1以上の乳剤を含む
    写真材料。
  5. 【請求項5】 前記写真材料が片側又は両側被覆X線材
    料である請求項4記載の写真材料。
JP9316055A 1996-11-15 1997-10-30 塩化物に富む改良された写真平板状乳剤の製造方法 Pending JPH10148899A (ja)

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