JPH10148607A - 管体の耐圧試験装置 - Google Patents

管体の耐圧試験装置

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JPH10148607A
JPH10148607A JP30622796A JP30622796A JPH10148607A JP H10148607 A JPH10148607 A JP H10148607A JP 30622796 A JP30622796 A JP 30622796A JP 30622796 A JP30622796 A JP 30622796A JP H10148607 A JPH10148607 A JP H10148607A
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JP
Japan
Prior art keywords
tubular body
test
bending
test tube
cylindrical body
Prior art date
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Pending
Application number
JP30622796A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Ito
重幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】曲げ水圧試験や曲げ扁平水圧試験を容易に行い
得、供試管の長さに多少のバラツキがあっても水圧試験
を支障なく行い得、しかもスラスト荷重や使用水量も充
分に少なくできる管体の耐圧試験装置を提供する。 【解決手段】供試管内径Pa,Pbよりも小径の外径を
有する筒状体と、装着された筒状体の両端からその軸方
向に緊締力を加え得る当て部1a,1bと、筒状体の内
側に設けられた流体圧入口6とを備える管体の耐圧試験
装置であり、上記筒状体は、一端に受口22aを有する
雌型筒状体2aと一端に挿口22bを有する雄型筒状体
2bとからなり、受口22aに挿口22bが挿入されて
接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐圧性管、例えば、
繊維強化合成樹脂管の耐水圧試験に使用する耐圧試験装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管体の耐圧試験装置として、図2の
(イ)に示すように、各当て部1a’,1bに各供試管
Pa’,Pb’の一端を封止装着し、両供試管Pa’,
Pb’を接合すると共に両当て部1a’,1b’間をボ
ルト5’で締結し、一方の当て部の流体圧入口6’より
供試管内に水を圧入するものが公知である。
【0003】この耐圧試験装置において、供試管一端の
当て部への封止装着には、例えば、図2の(ロ)に示す
ように、当て部1a’(1b’)にフランジ31’付き
アダプタ−30’を取付け、このアダプタ−30’に供
試管Pa’(Pb’)の端部を挿入し、予め供試管端部
上に挿通しておいたゴム輪e’を押え板32’とフラン
ジ31’とのボルト締めにより圧縮する構造が用いられ
ている。
【0004】しかしながら、この耐圧試験装置では、管
内断面積S×水圧Pで与えられるスラスト荷重が当て部
に作用し、この荷重が相当に大であるために、当て部や
ボルト締結部材に強固なものを使用する必要があり、装
置の高重量化、高コスト化が避けられず、また、使用水
量が多く、準備にかなりの時間を必要とする。そこで、
本出願人においては、図3に示すように、一端に供試管
端装着部3’を有する筒型の突合せ式中子の各ピ−ス
2’,2’を各供試管Pa’,Pb’内に挿入し、各供
試管Pa’,Pb’の一端を各中子ピ−ス2’の供試管
端装着部3’に封止装着し、両供試管Pa’,Pb’を
接合すると共に両中子ピ−ス2’,2’を突合せ、この
突合せ中子の両端に当て板1’,1’を当接し、当て板
間をボルト5’で締結し、一方の中子ピ−スの筒壁の流
体圧入口6’から水を圧入して供試管内を加圧する装置
を既に提案した(特開平5−296898号)。
【0005】この耐圧試験装置においては、流体加圧空
間である中子外面と供試管との間の空間の断面積sが小
さく、スラスト荷重sPを小にできるので、ボルト締結
手段や押え板の軽量化、簡易化等を図ることができ、ま
た、使用水量を少なくできるので準備時間の短縮化を図
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】管体の接合部、特に、
ゴム輪使用のカラ−ジョイントや受口・挿口方式の接合
部では、曲げや扁平化により封止性が大きく左右される
ので、曲げ水圧試験や曲げ扁平水圧試験が要求される。
而るに、図3に示す耐圧試験装置では、曲げ水圧試験や
曲げ扁平水圧試験が予定されていない。また、中子の長
さが決まっているため、供試管の長さを正確に中子の長
さに一致させる必要があり、供試管の準備に手間がかか
る不都合もある。
【0007】他方、図2に示す耐圧試験装置では、片方
の供試管、フランジ締め付け部及び当て部の曲げ角度を
調整し、この状態をボルトの締結で固定することにより
接合供試管を曲げて曲げ水圧試験や曲げ扁平水圧試験を
行うことは可能であるが、ボルトに当て部の曲げ反力が
作用し、ボルトに作用する荷重が前記スラスト荷重に曲
げ荷重が重畳された過酷なものとなるため、ボルト締結
部材や当て部の強度アップ、これに伴う高重量化等が避
けられない。
【0008】本発明の目的は、曲げ水圧試験や曲げ扁平
水圧試験を容易に行い得、供試管の長さに多少のバラツ
キがあっても水圧試験を支障なく行い得、しかもスラス
ト荷重や使用水量も充分に少なくできる管体の耐圧試験
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管体の耐圧
試験装置は、供試管内径よりも小径の外径を有する筒状
体と、装着された筒状体の両端からその軸方向に緊締力
を加え得る当て部と、筒状体の内側に設けられた流体圧
入口とを備える管体の耐圧試験装置であり、上記筒状体
は、一端に受口を有する雌型筒状体と一端に挿口を有す
る雄型筒状体とからなり、受口に挿口が挿入されて接合
されていることを特徴とする構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る耐圧試験装置を上半部を断面で示す側面図、図1の
(ロ)及び図1の(ハ)は図1の(イ)における点線枠
(ロ)内の拡大図、及び点線枠(ハ)内の拡大図であ
る。
【0011】図1の(イ)において、1a,1bは当て
部であり、中空環状盤11a,11bの外周面に二枚鍔
12a,12bを溶接し、中空環状盤内に周方向に一定
の間隔で補強リブを溶接し、中空環状盤11a,11b
の前面外周に沿い供試管端装着部3a,3bを設けてあ
る。上記の中空環状盤11a,11bの中央孔は小判形
状の長形とし、該長形の長軸を挾む方向に当て部を曲げ
易くしてある。また、供試管端装着部3a,3bは先端
にフランジ31を有する管端アダプタ−30を溶接する
ことにより設けてある。13a,13bは当て部1a,
1bの支持脚である。33は管端アダプタ−30に取付
けた空気抜き口である。
【0012】2a,2bは当て部1a,1bに溶接によ
って突設した筒状体であり、この筒状体2a,2bのつ
け根を筒状体内周側において周方向に一定の間隔でリブ
により補強し、また胴部を内周面に溶接した環状リブ2
1a,21bで補強してある。これらの筒状体のうち、
一方の筒状体2aは、一端をゴム輪4を内周面に固着し
た受口22aに形成し雄型としてある。また、他方の筒
状体2bは、一端を同受口22aに所定の角度範囲内で
回動可能なように挿入接続される挿口22bに形成し雄
型としてある。また、挿口22b側の内周面には、図1
の(イ)に示すように周方向に一定の間隔で補強リブを
溶接してある。
【0013】供試管端の当て部への封止装着は、図1の
(ロ)に示すように、フランジ31と管端部外周cとの
間にゴム輪eを装着し、フランジ31に押え板32をボ
ルト締めしてゴム輪eを圧縮することにより行うことが
できる。5,…は当て部1a,1b間を締結したボルト
であり、上記の二枚鍔12a,12bに周方向に一定の
間隔で複数本、通常4本を挿通し、ナットで係止してあ
る。
【0014】6は一方の筒状体、例えば雌型筒状体2a
の内側に設けた流体圧入口、61は圧力計である。上記
当て部及び筒状体には鉄(通常SS41)等の金属が使
用されるが、繊維強化樹脂製とすることもできる。本発
明に係る耐圧試験装置を使用して管体、例えば、繊維強
化樹脂管の水圧試験を行うには、各筒状体2a,2bに
供試管Pa,Pbを挿通し、各供試管端を当て部1a,
1bの供試管端装着部3a,3bに挿入し、この際、押
え板32やゴム輪eを供試管端部上に挿通しておく。次
いで、両筒状体2a,2bを受口・挿口方式により接合
すると共に供試管Pa,Pbを継手J、例えばゴム輪付
きカラ−で接合し、更に各供試管端装着部3a,3bの
フランジ31に押え板32をボルト締めしてゴム輪eを
圧縮し、供試管一端と当て部との間を封止する。而るの
ち、流体圧入口6から水を注入して空気抜き口33から
空気を抜きつつ筒状体と供試管との間の空間を水で満た
し、空気抜き口側の弁を閉じたのたのち水の圧入で前記
空間を水で加圧し、この状態のもとで所定時間耐圧試験
を行う。
【0015】この耐圧試験中、ボルト5に作用するスラ
スト荷重は、供試管内面と筒状体外面との間の加圧空間
の断面積sと水圧Pとの積sPで与えられ、断面積sが
小さいために、スラスト荷重は極めて小さい。曲げ水圧
試験を行う場合は、一方の供試管Paを他方の供試管P
bに対し筒状体2a,2bの受口・挿口接合部を回動さ
せることにより曲げると共にフランジ締め付け部(ゴム
輪eの締め付け部)及び当て部1a,1bの曲げ角度を
調整し、この曲げ状態をボルト5の締め具合の調整によ
り固定し、この状態で耐圧試験を行う。
【0016】この場合、締結ボルト5には、上記スラス
ト荷重以外に当て部の曲げ反力が作用するが、上記した
通り、スラスト荷重が小であるために、この曲げ反力の
重畳にもかかわらず、ボルト5の締結状態を充分安定に
保持できる。従って、本発明に係る耐圧試験装置によれ
ば、曲げ水圧試験や曲げ扁平水圧試験を力学的に安全に
行い得る。
【0017】また、供試管の長さに多少のバラツキがあ
っても、筒状体の受口・挿口接合部の挿入代の調整で吸
収でき、供試管の製作上も有利である。上記の曲げ扁平
試験の最大扁平率は、通常、5%とされ、この最大扁平
率のもとで供試管内面を筒状体外面に接触させることの
ないように、筒状体の外径が設定される。
【0018】また、本発明に係る耐圧試験装置による水
圧試験の対象となる管体は、主に、中間にレジンモルタ
ル層を有するガラス繊維強化ポリエステル樹脂複合管で
あり、管口径に応じて寸法の筒状体を使用することが好
ましいが、ある口径の範囲内で共用することも可能であ
る(この場合、共用する最小径で筒状体寸法を設計す
る)。
【0019】なお、上記の実施例では、当て部1a(1
b)と筒状体2a(2b)とを一体化してあるが、別体
とすることもできる。当て部1a(1b)と筒状体2a
(2b)とを一体化しておけば、管体Pa,Pbや水の
重量は当て部によって支持されボルト5には作用せず、
また、当て部1a(1b)の曲げに対して筒状体2a
(2b)が当て部1a(2b)を補強することになり、
力学的により有利である。
【0020】
【実施例】供試管には、内径D1、受口長さP1(内面に
ゴム輪を接着したカラ−を供試管一端に接着剤で固着し
て受口とした)が表1の通りである中間にレジンモルタ
ル層を有するガラス繊維強化ポリエステル樹脂複合管を
使用した。供試管の各口径D1(内径)に対し、筒状体
の外径D2、内径D3、筒状体の挿口部の外径D4、同挿
口部の長さP2をそれぞれ表1の通りとした。
【0021】水圧21kgf/cm2に対するそれぞれの実施
例でのスラスト荷重Fは表1の通りである。これに対
し、図2に示す従来例のように、供試管内空間の全断面
積で当て部に水圧を作用させる場合のスラスト荷重F’
は表1の通りである。従って、本発明に係る試験装置に
よる場合、スラスト荷重を従来例のほぼ1/8にでき、
曲げ水圧試験や曲げ扁平水圧試験でボルトに曲げモ−メ
ントが加わってもボルトの締結状態を安定に維持してそ
れらの試験を容易・安全に行い得る。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明に係る管体の耐圧試験装置におい
ては、筒状体を曲げ可能な受口・挿口方式により接合し
て接合筒状体を曲げ可能とし、接合筒状体の曲げに応じ
た当て部の曲げでボルトに曲げモ−メントが作用して
も、ボルトに作用するスラスト荷重が小さいために、ボ
ルトによる当て部間の締結状体を安定に保持できるの
で、曲げ水圧試験や曲げ扁平試験を安全に行い得る。
【0024】また、使用水量が少なく、水の注入を短時
間で行い得、作業準備を能率よく行うことができ、更
に、供試管の長さに多少のバラツキがあっても筒状体の
接合部で吸収し得、供試管の作成が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)は本発明に係る管体の耐圧試験装
置を示す図面、図1の(ロ)は図1の(イ)における点
線枠ロ内の拡大図、図1の(ハ)は図1の(イ)におけ
る点線枠ハ内の拡大図である。
【図2】図2の(イ)は従来の管体の耐圧試験装置を示
す図面、図2の(ロ)は図2の(イ)における供試管一
端の当て部への封止装着を示す図面である。
【図3】上記とは別の従来の管体の耐圧試験装置を示す
図面である。
【符号の説明】
Pa 供試管 Pb 供試管 1a 当て部 1b 当て部 2a 雌型筒状体 2b 雄型筒状体 3a 供試管端装着部 3b 供試管端装着部 22a 受口 22b 挿口 5 ボルト 6 流体圧入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供試管内径よりも小径の外径を有する筒状
    体と、装着された筒状体の両端からその軸方向に緊締力
    を加え得る当て部と、筒状体の内側に設けられた流体圧
    入口とを備える管体の耐圧試験装置であり、上記筒状体
    は、一端に受口を有する雌型筒状体と一端に挿口を有す
    る雄型筒状体とからなり、受口に挿口が挿入されて接合
    されていることを特徴とする管体の耐圧試験装置。
JP30622796A 1996-11-18 1996-11-18 管体の耐圧試験装置 Pending JPH10148607A (ja)

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JP30622796A JPH10148607A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 管体の耐圧試験装置

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JP30622796A JPH10148607A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 管体の耐圧試験装置

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JPH10148607A true JPH10148607A (ja) 1998-06-02

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ID=17954533

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JP (1) JPH10148607A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104535427A (zh) * 2014-12-12 2015-04-22 广西科技大学 一种连续梁的静力加载试验方法

Cited By (1)

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