JPH10148586A - 光ファイバケーブルの埋設構造 - Google Patents

光ファイバケーブルの埋設構造

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JPH10148586A
JPH10148586A JP8308350A JP30835096A JPH10148586A JP H10148586 A JPH10148586 A JP H10148586A JP 8308350 A JP8308350 A JP 8308350A JP 30835096 A JP30835096 A JP 30835096A JP H10148586 A JPH10148586 A JP H10148586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber cable
groove
cable
road
Prior art date
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Pending
Application number
JP8308350A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Nakamura
一則 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の振動により光ファイバケーブル内の光
ファイバ心線が同ケーブル内で軸方向に移動し、光ファ
イバ心線が強い張力を受け、光伝送損失の発生や光ファ
イバ心線の切断等が発生する虞れがあった。 【解決手段】 道路1に形成された溝2内に、光ファイ
バケーブル3を蛇行状態で埋設して、光ファイバケーブ
ル3の外皮とその内部の光ファイバ心線との摩擦力が大
きくなるようにした。溝2内に充填材4を充填して、溝
2内の光ファイバケーブル3を溝2内に固定すると共に
光ファイバケーブル3を蛇行状態に固めて同ケーブル3
の曲率半径が確保されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路の路面温度を計
測するための温度センサ用光ファイバケーブルとか、通
信用光ファイバケーブル等の光ファイバケーブルを道路
に埋設する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路の路面が凍結すると車両の通行や歩
行者の歩行に支障が生じたり、交通事故が発生したりし
易くなる。また、路面に積雪もし易くなる。そこで近年
は道路内に埋設した発熱線や発熱シート等により道路を
加温して路面の凍結を予防している。この場合、路面温
度が高くて路面が凍結する虞れのないときにも発熱線や
発熱シートに通電すると無駄な電力消費となり、省エネ
ルギーの面で好ましくなく、コストアップにもなる。そ
こで従来より路面温度を計測して路面の凍結が予測され
たときだけ、即ち、加温の必要なときだけ発熱線や発熱
シートに通電して路面の凍結を予防している。
【0003】従来は、路面温度を計測するために、道路
にカッタなどで溝を掘り、その溝内に温度センサ用光フ
ァイバケーブルを収容し、その溝にエポキシ樹脂などを
充填して同ケーブルを溝に固定し、この光ファイバケー
ブルを利用して路面温度を計測していた。この場合、温
度センサ用光ファイバケーブル内のファイバ心線にパル
スを入射し、その戻り光のうち周囲温度の影響を受け易
いラマン散乱光のレベルを検出して路面温度を計測して
いる。
【0004】路面凍結の予測精度を高めるためには路面
温度の計測精度を高める必要がある。そのためには温度
センサ用光ファイバケーブルをできるだけ路面近くに埋
設するのが望ましいが、路面近くに埋設するとケーブル
に強い側圧がかかり、ひいては、ケーブル内の光ファイ
バ心線にも側圧がかかることが予想される。そこで従来
は光ファイバケーブル内の光ファイバ心線に側圧の影響
が及ばないように、ケーブル構造を、図2に示すように
金属管A中に光ファイバ心線Bを導入し、その金属管A
中にジェリーCを入れて光ファイバ心線Bがその内部に
埋めた構造としたり、図3に示すようにポリエチレン
(PE)などで形成された溝付きスロットDの溝E内に
光ファイバ心線Bを導入する構造としてある。図3のケ
ーブルではスロットDの中心部にテンションメンバーF
が設けられ、溝Eの外周に押え巻Gを巻き付け、その外
側をPEシースGで被覆してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の光ファ
イバケーブルの埋設構造では、光ファイバ心線に直接側
圧が加わらないように、フリーな状態で保持される構造
となっている。このため光ファイバ心線がケーブルの外
皮内で移動し易くなる。道路を走行する車両とか他の原
因による振動により光ファイバケーブルに伝わり易くな
り、その振動で光ファイバケーブル内の光ファイバ心線
も振動し、しかも同光ファイバ心線が共振してその振れ
が大きくなり、その軸方向に移動する虞れがある。。こ
のため光ファイバ心線の接続部や光ファイバケーブルの
両端の引き止め箇所等において光ファイバ心線が強い張
力を受け、光伝送損失の発生や光ファイバ心線の切断と
いった事故が発生することも推測される。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は従来の温
度センサ用光ファイバケーブルの埋設構造で推測される
課題を解決し、更には温度センサ用光ファイバケーブル
の埋設だけでなく、通信用光ファイバケーブルの埋設に
も応用できる光ファイバケーブルの埋設構造を提供する
ことにある。
【0007】本発明は前記目的を達成するために、道路
1に形成された溝2内に、光ファイバケーブル1を蛇行
状態で埋設した。これにより、光ファイバケーブル3の
外皮とその内部の光ファイバ心線との摩擦力が大きくな
って、光ファイバ心線が外部からの振動を受けて軸方向
に移動しようとしても、同心線が移動しにくくなるよう
にした。また、光ファイバケーブル3が蛇行しているこ
とにより、直線の場合よりも同ケーブル3に加わる振動
が軸方向に伝達されにくくなり、同ケーブル3が共振し
て振れが大きくなることもなく、光ファイバ心線が光フ
ァイバケーブル3内で軸方向に移動しにくくなるように
した。
【0008】また、前記溝2内に充填材4を充填して、
溝2内の光ファイバケーブル3を溝2内に固定すると共
に、光ファイバケーブル3を蛇行状態に固めて同ケーブ
ル3の曲率半径Rを確保して、溝2内での光ファイバケ
ーブル3の振動が抑制されるようにすると共に、経時変
化によって曲率が大きくなって、同ケーブル3内で光フ
ァイバ心線が軸方向に移動し易くなることがないように
した。
【0009】
【発明の実施の形態1】本発明の光ファイバケーブルの
埋設構造の実施の形態を図1に基づいて説明する。図1
に示す埋設構造はアスファルト製の道路1にカッターで
断面形状が矩形の細長い溝2を切り、この溝2内に光フ
ァイバケーブル3を布設する際に、同ケーブル3を横方
向(左右)に緩やかに蛇行させ、その溝2内に2液混合
タイプのエポキシ樹脂とか他の硬化用樹脂といった充填
材4を充填して、同ケーブル3を溝2に固定すると共に
光ファイバケーブル3を蛇行状態に固めて同ケーブル3
の曲率半径が変化しないように確保してある。この場
合、蛇行の曲率半径Rは約50cm(平均)の緩やかな
ものにしてある。
【0010】
【発明の他の実施の形態】本発明で使用可能な光ファイ
バケーブル3の構造や種類は特には特に制約はなく、撚
り線タイプのものとか、その他の従来から使用されてい
るものを使用することができる。光ファイバケーブル3
は上下方向に蛇行するように溝2内に布設することもで
きる。この場合も溝2内に充填材4を充填して光ファイ
バケーブル3を溝2内に固定すると共に蛇行状態に固め
て曲率半径Rが変化しないようにするのが望ましい。光
ファイバケーブル3の蛇行の曲率半径Rは同ケーブル3
の直径にもよるが、3cmから200cm程度の範囲で
選択することができる。光ファイバケーブル1は蛇行さ
せながら溝2内に布設してもよく、布設前に予め蛇行さ
せてあるものを溝2内に布設してもよい。
【0011】
【比較例】前記した実施の形態1の光ファイバケーブル
の埋設構造との比較のため、溝2内に光ファイバケーブ
ル3をほぼ直線状に布設し、溝2内に充填材4を充填し
て同ケーブル3を溝2に固定した。敷設長はいずれの場
合も約30mとした。
【0012】車両の代わりに、振動機にて路面に比較的
強い振動を加え、そのときの光ファイバケーブル3の両
端の光ファイバ心線固定部を観察した。その結果、直線
状に敷設した光ファイバケーブル3では約1時間で損失
の増加が見られ、また、光ファイバケーブル3の片端に
おいて光ファイバ心線が引っ張られた状態が観察された
が、蛇行状態に布設した本発明では2時間の振動印加後
も光ファイバ心線に変化が認められず、蛇行状態で埋設
したたことの効果が確認された。曲率半径3cmから2
00cm程度まで同種の効果が認められた。ただし、曲
率半径50cm以下では、光ファイバケーブル3の種類
等によりばらつきがあるが、若干の初期的な(すなわち
敷設による)損失の増加が見られる場合があった。ま
た、50cmを越える曲率半径の場合は、ケーブルの片
端において僅かに光ファイバ心線の移動が認められる場
合があった。しかし、いずれの場合も、ほぼ直線状に敷
設した場合に比べて、光ファイバ心線の移動に関して大
きな差が認められた。
【0013】
【発明の効果】本発明の光ファイバケーブル埋設構造
は、溝2内に光ファイバケーブル3を蛇行状態で埋設し
てなるため次の様な効果がある。 .溝2内の光ファイバケーブル3に強い振動が定常的
に与えられても、同ケーブル3の外皮とその内部の光フ
ァイバ心線との間に適度の摩擦力が働いて、光ファイバ
心線はその軸方向への移動が抑制され、光伝送損失の増
加や光ファイバ心線の切断等が抑制される。 .光ファイバケーブル3を蛇行させて埋設するだけの
簡便な構造であるため施工が容易である。 .光ファイバケーブル3を充填材4で溝2内に固定
し、充填材4で蛇行状態に固めて曲率半径を確保してあ
るので、長期間に亙って蛇行の曲率半径が変化せず、光
伝送損失の増加や光ファイバ心線の切断等が発生しにく
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブルの埋設構造の実施
の形態を示す斜視図。
【図2】従来の光ファイバケーブルの説明図。
【図3】従来の光ファイバケーブルの他の例を示す説明
図。
【符号の説明】
1は道路 2は溝 3は光ファイバケーブル 4は充填材 Rは曲率半径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路(1)に形成された溝(2)内に光フ
    ァイバケーブル(3)を埋設してなる光ファイバケーブ
    ルの埋設構造において、前記溝(2)内に光ファイバケ
    ーブル(3)を蛇行状態で埋設したことを特徴とする光
    ファイバケーブルの埋設構造。
  2. 【請求項2】溝(2)内に充填材(4)を充填して、光
    ファイバケーブル(3)を溝(2)内に固定すると共
    に、光ファイバケーブル(3)を蛇行状態に固めてその
    曲率半径(R)を確保したことを特徴とする請求項1記
    載の光ファイバケーブルの埋設構造。
JP8308350A 1996-11-19 1996-11-19 光ファイバケーブルの埋設構造 Pending JPH10148586A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8308350A JPH10148586A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 光ファイバケーブルの埋設構造

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JP8308350A JPH10148586A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 光ファイバケーブルの埋設構造

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JPH10148586A true JPH10148586A (ja) 1998-06-02

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ID=17980008

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JP8308350A Pending JPH10148586A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 光ファイバケーブルの埋設構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002065425A1 (en) * 2001-02-15 2002-08-22 Qinetiq Limited Road traffic monitoring system
US7242830B2 (en) * 2003-07-17 2007-07-10 Draka Comteo B.V. Microduct cable system having reduced thermal expansion force
JP2007309894A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Nitta Ind Corp 光ファイバのたわみ形成装置及びたわみ形成方法

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