JPH10148126A - エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ - Google Patents

エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ

Info

Publication number
JPH10148126A
JPH10148126A JP30915896A JP30915896A JPH10148126A JP H10148126 A JPH10148126 A JP H10148126A JP 30915896 A JP30915896 A JP 30915896A JP 30915896 A JP30915896 A JP 30915896A JP H10148126 A JPH10148126 A JP H10148126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air filter
engine
vibration
industrial machine
machine according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30915896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyasu Uchida
喜康 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP30915896A priority Critical patent/JPH10148126A/ja
Publication of JPH10148126A publication Critical patent/JPH10148126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアフィルタを備えたエアフィルタにあっ
て、自動的にエアフィルタの清掃を実行させる。 【解決手段】 車輌ボディ2に、アーム6を、先端の接
触子6aがエンジン本体に近接した位置に復帰するよう
スプリング7,7で付勢した状態で回動自在に枢着し、
前記アーム6の基端とエアフィルタ5の側部とをワイヤ
8連結する。エンジンを始動或いは停止させた際、エン
ジンが大きく振動すると、エアフィルタ5が振動し、塵
や埃が払い落とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン駆動式産
業機械のエアフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】塵や埃の多い環境で使用される産業用車
輌や輸送用車輌、農業、土木用の機械類、コンプレッサ
や発電機等、エンジンを駆動源としたエンジン駆動式産
業機械にあっては、ラジエタの目詰りを防止するため
に、例えば図3に示すように、エアー通過方向の上流側
(図面ではラジエタ3の左側面)に枠体4を設け、その
枠体4に対してエアフィルタ5を挿脱可能に装備し、冷
却フィン3aに埃が付着しないようしたエアフィルタが
知られている。そのようなエアフィルタでは、エアフィ
ルタを定期的に外して清掃する手間が必要であって、そ
れを怠ると冷却能力が低下してしまう。そこで従来にお
いて、例えばコンバインにあっては、実開平5−588
36号公報に記載のように、エンジンとエアフィルタと
を連結し、エンジンの振動によって付着した埃を篩い落
とすエアフィルタが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のエアフィル
タでは、エンジンが回転している間はエアフィルタも振
動し続けているので、常時耳障りな騒音が発生し、不快
感を覚える。又、連結材やエアフィルタを常時振動させ
ているので、連結部分やエアフィルタ支持部に高い機械
的信頼性が要求され、コストアップを招いてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジン駆動
式産業機械のエアフィルタにあって、前記エアフィルタ
を振動できる空間の余裕を持った状態にて支持し、エン
ジン本体、或いはエンジン本体と一体化された部材に対
し、そのエンジン本体或いはエンジン本体と一体化され
たその部材が一定幅以上に振動したときにのみ接触しう
る近接位置に接触子を配置した受振部材を設け、その受
振部材と前記エアフィルタとを振動伝達手段にて連結し
たことにある。そして前記一定幅の振動は、エンジン始
動時又は停止時の振動幅より大きく、通常回転時の振動
幅よりも小さいものとするのが望ましい。又、前記受振
部材を、固定物へ回動自在に枢着されたアームとした
り、前記振動伝達手段にワイヤを採用したり、前記受振
部材を固定物へスライド自在に保持されたロッドとした
り、前記振動伝達手段にリンク機構を採用したり、前記
受振部材の接触子位置を調整可能としたりできる。更
に、前記エアフィルタは、ラジエタを通過するエアーの
上流側に設けられているものを対象とすることができ
る。
【0005】
【作用】エンジンを始動、或いは停止した瞬間に、エン
ジンは大きく揺れるように振動するが、その際、エンジ
ン本体或いはそのエンジン本体に一体と一体化された部
材が受振部材に衝突し、受振部材が弾かれ、エアフィル
タには伝達手段を介して強い衝撃を伴った振動が伝達さ
れ、付着した塵や埃が払い落とされる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るエンジン駆動式産業
機械のエアフィルタを、エンジン駆動式産業機械として
産業用車輌に実施した一実施態様について図面に基づき
説明する。図1において、1は車輌ボディ2に対してフ
ローティング支持されたエンジン、3はそのエンジン1
の前方に配置されたラジエタであって、ラジエタ3には
吸い込みタイプのファン1aによって前方から後方に向
けてエアーが通過するようになっており、エアー通過方
向の上流側に当たるラジエタ3の直前には、枠体4内を
振動可能な程度に遊びを有し、且つ着脱自在に支持され
たエアフィルタ5が、冷却フィン3aの全面を覆うよう
に配置されており、一方固定物である車輌ボディ2に
は、受振部材としての屈曲したアーム6が、長手方向の
中間部分を支点にして回動自在に枢着されている。そし
て前記アーム6は、先端に設けられた接触子6aが、エ
ンジン3の一部分に接近した位置に復帰するように、ス
プリング7,7のバネ力で付勢されており、そのアーム
6の基端部と前記エアフィルタ5の例えば側縁上方部と
が、振動伝達手段であるワイヤ8で連結されている。
【0007】前記アーム6の接触子6aの位置は、エン
ジン3を始動或いは停止させた瞬間、大きく振動した時
に接触するよう調整されていて、エンジン3が大きく揺
れてエンジン本体が接触子6aに衝突すると、接触子6
aの部分はその衝撃ではじき飛ばされ、はじき飛ばされ
た接触子6aの部分はスプリング7によって引き戻され
るが、再度はじき飛ばされるといったようにエンジン3
が大きく振動している間はアーム6は激しく揺らされ、
アーム6の揺れがワイヤ8を介してエアフィルタ5に伝
わり、エアフィルタ5は左右へ小刻みに振動する。その
ような動作が数回繰り返され、エアフィルタ5は振動す
るが、エンジン3の回転が安定して振動が弱くなると、
エンジンと接触子とは接触しなくなる。即ち、本実施例
ではエンジンの始動時及び停止時と通常回転時との振動
差を利用している。例えばある機種を例にとると、エン
ジン始動時及び停止時の振動幅は10〜15mmに対し、
通常運転では5mm以下となる。従ってこの場合、エンジ
ンと接触子との間隔を、両者の振動幅の差である5mmよ
り大きく10mmより小さく設定する。但し、産業機械の
機種や搭載されているエンジンの種類、エンジンマウン
ト方法などによって上記振動幅は異なるので、エンジン
と接触子との間隔は各々において異なる設定となる。エ
ンジン停止の瞬間にも同様に動作し、よってエンジンの
始動、停止時のみにエアフィルタを振動させて塵や埃を
払い落とし、始動時や停止時以外にエアフィルタを振動
させることはない。
【0008】このように構成することにより、エンジン
の始動、停止の度に清掃が確実に実行されるから、メン
テナンスの回数が少なくてすみ、又、通常回転時には騒
音の発生もない。
【0009】前記実施の態様では、受振部材をアームと
したが、例えば図2に示すように、スプリング9で前方
に付勢され、筒体10内を摺動するロッド11とするこ
ともでき、又伝達手段にはワイヤの代わりにリンク12
を採用することもできる。尚、受振部材にアームを、振
動伝達手段にリンクを採用した組み合わせでも良いし、
或いは受振部材にロッドを、振動伝達手段にワイヤを採
用した組み合わせであっても良い。更に、受振部材は、
接触子をエンジンに対し、エンジン本体や、エンジンと
一体化された部材、例えばトランスミッションケース、
エアクリーナなどに接近して配置でき、大きく振動する
部分を選んで配置すれば効果的である。
【0010】実施の態様に示したエアフィルタは、ラジ
エタに対してエアー通過方向の上流側に配置するもので
あるが、ファンによってエアーを外方へ放出するタイプ
のエンジンにあっては、ラジエタとファンとの間に配置
され、エアフィルタは、上下左右方向に振動させるばか
りでなく、面方向などのあらゆる方向に振動させるよう
にもできるし、エアフィルタを、枠体内で振動させる構
造に限らず、枠体ごと振動させてもよい。但しその場
合、枠体の取り付け部分に振動可能となる遊びを設ける
必要がある。又、前記実施例ではエンジンの始動時、停
止時のみエアフィルタに振動が伝達されるようにしてい
るがそれに限定されず、例えば始動時のみに伝達し、停
止時には伝達しないようにすることもできる。但しそれ
には、始動時と停止時とでエンジンの振動幅に差がある
場合に限られる。又、通常運転時でも、一定の振動以上
でエアフィルタに振動が伝達されるようにしてもかまわ
ない。この場合、振動を伝達させたい時期のエンジン振
動幅に達したときに接触子がエンジンに接触するよう
に、接触子とエンジン本体或いはエンジン本体と一体化
された部材との間隔を設定する。又、エンジン本体或い
はエンジン本体と一体化された部材との間隔を必要に応
じて調節する調節機構を設けても良い。この調節機構の
構造としては、例えばアジャストボルトを利用したもの
や、長孔をボルト締めしたものなどが挙げられる。そし
てこのような調節機構を設けた場合、必要に応じて適宜
適切な振動を伝達するタイミングが調節できる。更に、
本発明のエアフィルタ装置は、産業用車輌のみならず、
輸送用車輌、農業、土木用の機械類、コンプレッサや発
電機など産業機械一般に適用され、例えば発電機の場
合、常時連続運転される設置型には不適であるが、必要
に応じて運転される可般、移動型に実施すると効果は大
である。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、一定幅以上にエンジン
が振動したときのみにエアフィルタの清掃が実行される
ので、エアフィルタが目詰りしにくくなる。又、受振部
材は接触子の適切な配置によって、一定振動幅をエンジ
ン始動時及び停止時の振動幅よりも小さく、且つ通常回
転時の振動幅よりも大きくすれば、通常回転運転時には
払い落とし動作をしないから、騒音の発生が無く、耐久
性も向上する。そして振動伝達手段をアームとワイヤ、
或いはロッドとリンクとで構成すれば、構造が簡単で、
組み付けも容易となる。更に接触子の位置を調整可能と
することで、エンジンの調子(気温や経年変化による)
に応じて変更したり、動作させないようにもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアフィルタの一実施の態様を示
した説明図である。
【図2】変更例の説明図である。
【図3】自動清掃機能を有しないエアフィルタを備えた
エアフィルタの説明図である。
【符号の説明】
1・・エンジン、2・・車輌ボディ、3・・ラジエタ、
3a・・冷却フィン、4・・枠体、5・・エアフィル
タ、6・・アーム、6a・・接触子、7・・スプリン
グ、8・・ワイヤ、9・・スプリング、10・・筒体、
11・・ロッド、12・・リンク。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ
    にあって、前記エアフィルタを振動できる空間の余裕を
    持った状態にて支持し、エンジン本体、或いはエンジン
    本体と一体化された部材に対し、そのエンジン本体或い
    はエンジン本体と一体化されたその部材が一定幅以上に
    振動したときにのみ接触しうる近接位置に接触子を配置
    した受振部材を設け、その受振部材と前記エアフィルタ
    とを振動伝達手段にて連結したエンジン駆動式産業機械
    のエアフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記一定幅の振動は、エンジン始動時又
    は停止時の振動幅より大きく、通常回転時の振動幅より
    も小さいものである請求項1に記載したエンジン駆動式
    産業機械のエアフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記受振部材を、固定物へ回動自在に枢
    着されたアームとした請求項1又は2に記載したエンジ
    ン駆動式産業機械のエアフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記振動伝達手段にワイヤを採用した請
    求項1乃至3のいずれかに記載したエンジン駆動式産業
    機械のエアフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記受振部材を固定物へスライド自在に
    保持されたロッドとした請求項1,2,4のいずれかに
    記載したエンジン駆動式産業機械のエアフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記振動伝達手段にリンク機構を採用し
    た請求項1,2,3,5のいずれかに記載したエンジン
    駆動式産業機械のエアフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記受振部材の接触子位置を調整可能と
    した請求項1乃至6のいずれかに記載のエンジン駆動式
    産業機械のエアフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記エアフィルタが、ラジエタを通過す
    るエアーの上流側に設けられている請求項1乃至7のい
    ずれかに記載したエンジン駆動式産業機械のエアフィル
    タ。
JP30915896A 1996-11-20 1996-11-20 エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ Pending JPH10148126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30915896A JPH10148126A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30915896A JPH10148126A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10148126A true JPH10148126A (ja) 1998-06-02

Family

ID=17989630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30915896A Pending JPH10148126A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10148126A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1099837A1 (en) * 1999-11-10 2001-05-16 Same Deutz-Fahr S.P.A. Self-cleaning filtering device for the cooling system of an agricultural machine engine
EP1467073A1 (de) * 2003-04-08 2004-10-13 Still Gmbh Flurförderzeug mit einem Kühler und einer Filtereinrichtung
JP2017171147A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 株式会社豊田自動織機 ラジエタースクリーン
US9802473B2 (en) 2014-03-17 2017-10-31 Caterpillar Inc. Grill assembly
DE102021124391A1 (de) 2021-09-21 2023-03-23 Man Truck & Bus Se Verfahren zum Reinigen einer Kühlvorrichtung durch Rütteln

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1099837A1 (en) * 1999-11-10 2001-05-16 Same Deutz-Fahr S.P.A. Self-cleaning filtering device for the cooling system of an agricultural machine engine
EP1467073A1 (de) * 2003-04-08 2004-10-13 Still Gmbh Flurförderzeug mit einem Kühler und einer Filtereinrichtung
US9802473B2 (en) 2014-03-17 2017-10-31 Caterpillar Inc. Grill assembly
JP2017171147A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 株式会社豊田自動織機 ラジエタースクリーン
US10363809B2 (en) 2016-03-24 2019-07-30 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Radiator screen device
DE102021124391A1 (de) 2021-09-21 2023-03-23 Man Truck & Bus Se Verfahren zum Reinigen einer Kühlvorrichtung durch Rütteln

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10148126A (ja) エンジン駆動式産業機械のエアフィルタ
JP2010248782A (ja) 作業機械
CN101380538A (zh) 集尘机
CA2241493A1 (en) Mechanism for mounting a radiator above a vertical shaft engine
JP3666199B2 (ja) フイルタの塵落し装置
JPH1047157A (ja) エンジンのマウント装置
US5042604A (en) Working vehicle
JPH11193719A (ja) 作業機のエンジン冷却装置
JPH077127B2 (ja) 鏡の水滴除去装置
JP2512513B2 (ja) 移動車輌のエンジン防振支持装置
JPH0868326A (ja) 走行車両用ラジエータの除塵装置
CA1063144A (en) Grille mounting apparatus
JPH1191371A (ja) 走行車両のボンネット内区画構造
JP3441639B2 (ja) 作業機のエンジン冷却装置
JP2813655B2 (ja) ラジエータ用のファンの正逆転切換構造
JPH10147956A (ja) 建設機械運転室のガード
JPH10309423A (ja) 床面清掃車におけるフィルタの塵落とし装置
JP3469059B2 (ja) 走行車両のエンジンルーム構造
JP3206250B2 (ja) スクータ型車両
JP4144013B2 (ja) 清掃車
JPH05161815A (ja) フィルターの清掃装置
JP2539011Y2 (ja) 刈刃機構におけるナイフヘッド構造
JPH0237852Y2 (ja)
JPH11257088A (ja) 作業機の原動部支持構造
JP3302964B2 (ja) ロータリスクリーン