JPH10147221A - ペダル装置の取付構造 - Google Patents

ペダル装置の取付構造

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JPH10147221A
JPH10147221A JP30663896A JP30663896A JPH10147221A JP H10147221 A JPH10147221 A JP H10147221A JP 30663896 A JP30663896 A JP 30663896A JP 30663896 A JP30663896 A JP 30663896A JP H10147221 A JPH10147221 A JP H10147221A
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bracket
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pedal bracket
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の部材の強度差を利用して、且つペダル
取付のためのブラケットを座屈させることなく、衝突時
にペダル装置をブラケットから解放させることができる
ペダル装置の取付構造とする。 【解決手段】 ペダル装置10のペダル回転軸12の両
端に設けられたブッシュ18が、ダッシュロアパネル3
0に固定された第1ペダルブラケット20の凸設部20
cに結合されており、ダッシュロアパネル30より強度
の高いダッシュアッパに固定された第2ペダルブラケッ
ト24がペダル装置10付近に配設される。衝突時、ダ
ッシュロアパネル30がダッシュアッパ34に対して相
対的に後退したときに、第2ペダルブラケット24のカ
ム面24cがペダル装置10を上方へ押圧して前記ブッ
シュ18と第1ペダルブラケット20との結合を外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のブレーキ
ペダル、クラッチペダル、パーキングペダル等のペダル
装置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のペダル装置の取付構造と
しては、「モータファン」(1995年11月号、14
5頁、三栄書房発行)に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のペダル装置で
は、ダッシュロアパネルと、ステアリングメンバとの間
に1対のペダルブラケットを架設し、この1対のペダル
ブラケット間にペダル回転軸を掛け渡しており、衝突時
にダッシュロアパネルが後退してステアリングメンバに
接近する方向へ変位したときに、ペダルブラケットが、
ダッシュロアパネルとステアリングメンバとの間に挟ま
れて座屈して互いの間隔が広がることで、ペダル回転軸
が脱落する構成をとっているため、この構成を実現する
ためには、必ず、ステアリングメンバとダッシュロアパ
ネルを必要とし、設計の自由度が小さいという問題があ
る。
【0004】また、本来ペダルブラケットは強い強度が
要求されているのに対して、衝突時、ステアリングメン
バが突っ張ることでペダルブラケットを座屈させなけれ
ばならないため、ステアリングメンバに高い曲げ強度が
必要となり、強度設計の自由度が小さくなるという問題
もある。本願発明は、かかる問題点に鑑みなされたもの
で、請求項1ないし請求項6記載の発明は、車体の部材
の強度差を利用して、且つペダル取付のためのブラケッ
トを座屈させることなく、衝突時にペダル装置をブラケ
ットから解放させることができるペダル装置の取付構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のうち請求項1記載の発明は、車体に取り
付けられるペダル回転軸と、ペダル回転軸からその垂直
方向に伸びるペダルレバーと、ベダルレバーの他端に固
定されるペダルとを有するペダル装置の車体への取付構
造であって、前記ペダル回転軸の両端に設けられた軸受
部が、車体の第1の部材に固定された第1ペダルブラケ
ットに結合されており、前記車体の第1の部材と強度の
異なる車体の第2の部材に第2ペダルブラケットが固定
されており、該第2ペダルブラケットは、ペダル装置付
近に配設されると共に、前記第1の部材が前記第2の部
材に対してある方向に相対変位したときに、前記ペダル
装置を押圧して前記軸受部と第1ペダルブラケットとの
結合を外すよう構成される、ことを特徴とする。
【0006】また、第2ペダルブラケットは、請求項1
の範囲で任意の形状をとることができるが、請求項2記
載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記第2ペ
ダルブラケットは、その両端が車体前後方向に離間され
て前記第2の部材に固定される縦断面が略U字形状の板
状部材であり、その中央部分には、前記ペダルレバーが
揺動可能に挿通する挿通孔が設けられており、挿通孔の
回りは、前記第1の部材が前記第2の部材に対して相対
変位したときに、前記ペダル回転軸を押圧可能な押圧面
となることを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記第2ペダルブラケットは、その
両端が車体前後方向に離間されて前記第2の部材に固定
される縦断面が略U字形状をなす板状部材であり、前記
ペダルレバーの側方を通過するように配設されることを
特徴とする。また、第1ペダルブラケットは、請求項1
の範囲で任意の形状をとることができるが、請求項4記
載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のものにお
いて、第1ペダルブラケットは、車体前後方向に沿って
平行に伸びる2つの縦壁を有し、各縦壁には内方向に突
出し上方が開放された凸設部が形成されており、該両方
の凸設部には上方に開放された垂直孔が互いに対向する
ように形成されており、前記ペダル回転軸の両端は該垂
直孔にそれぞれ嵌入されると共に、前記軸受部は前記凸
設部内に嵌入されて該凸設部に結合されており、前記第
2ペダルブラケットは、前記第1の部材が前記第2の部
材に対して相対変位したときに、前記ペダル装置を上方
に押圧することを特徴とする。
【0008】また、車体の第1の部材、車体の第2の部
材は、請求項1の範囲で車体の任意の部材を選択するこ
とができるが、請求項5記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載のものにおいて、前記車体の第1の部材
はダッシュロアパネルであり、前記車体の第2の部材は
ダッシュアッパクロスメンバであることを特徴とする。
【0009】また、軸受部と第1ペダルブラケットとの
結合は、請求項1の範囲で任意に行うことができるが、
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載
のものにおいて、前記軸受部と第1ペダルブラケットと
の結合は樹脂性ピンによって行われることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載によれば、車体の第1の部
材と車体の第2の部材との間で強度差があるため、衝突
時、一方が大きく変位し、両者の間で相対変位が生じ
る。この相対変位によって、第2ペダルブラケットがペ
ダル装置を押圧して軸受部と第1ペダルブラケットとの
結合を外すため、第1ペダルブラケットからペダル装置
への衝突エネルギの伝達を阻止させることができる。
【0011】このように、第1ペダルブラケットを座屈
させることなく、衝突時にのみペダル装置を押圧する第
2ペダルブラケットを設けたため、車体の構造にはあま
り影響を受けないペダル装置の取付構造とすることがで
きる。従って、車体構造は、ペダル装置の取付構造とは
別に比較的自由に設計することが可能となる。また、車
体の第1の部材と車体の第2の部材との間の強度差を利
用するだけであるので、それぞれの強度の設計は比較的
自由に行うことができる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載に係る作用・効果に加えて、ペダルレバー
の揺動動作を妨害することなく、第2ペダルブラケット
をペダル装置付近に配設させることができ、前記第1の
部材が前記第2の部材に対して相対変位したときに、第
2ペダルブラケットがペダル回転軸を押圧するように構
成することができる。
【0013】また、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1記載に係る作用・効果に加えて、ペダルレバー
の揺動動作を妨害することなく、またペダルレバーを挿
通する手間を必要とすることなく、第2ペダルブラケッ
トをペダル装置付近に配設させることができ、前記第1
の部材が前記第2の部材に対して相対変位したときに、
第2ペダルブラケットがペダル回転軸を押圧するように
構成することができる。
【0014】また、請求項4記載の発明によれば、上記
請求項1〜3のいずれかに記載した作用・効果に加え
て、平常時は、軸受部が凸設部内にあって該凸設部に結
合されているので、ペダル回転軸は第1ペダルブラケッ
トに確実に固定される一方、衝突時等に第1の部材が第
2の部材に対して相対変位したときに、ペダル装置を上
方に押圧することで、軸受部を凸設部から、及びペダル
回転軸を垂直孔から脱出させることにより、ペダル装置
を第1ペダルブラケットから解放させることができる。
【0015】また、請求項5記載の発明によれば、上記
請求項1〜4のいずれかに記載した作用・効果に加え
て、前記車体の第1の部材をダッシュロアパネル、前記
車体の第2の部材はダッシュアッパクロスメンバとして
いるため、ダッシュアッパクロスメンバがダッシュロア
パネルより強度が高く、また、衝突時、サイドメンバに
近いダッシュロアパネルの方がダッシュアッパクロスメ
ンバよりも大きく変形するので、両者の間に相対変位を
生ぜしめることができる。
【0016】また、請求項6記載の発明によれば、軸受
部と第1ペダルブラケットとの結合は樹脂性ピンで行わ
れるため、平常時は、両者を確実に結合すると共に、衝
突時に、第2ペダルブラケットによって押圧されたとき
には確実に剪断し、両者の結合が外れるように、構成す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態を表すペ
ダル装置、第1ペダルブラケット及び第2ペダルブラケ
ットの分解斜視図であり、図2は図1の2−2線断面図
であり、図3はペダル装置周辺の車幅方向から見た断面
図である。
【0018】図において、10はペダル装置であり、ペ
ダル装置10は、ペダル回転軸12と、ペダル回転軸1
2の中央部分を挿通する筒部14aが一端に設けられ、
筒部14aから垂直方向に伸びるペダルレバー14と、
ベダルレバー14の他端に固定されたペダル16とを有
している。尚、ペダルレバー14は、図示しないリター
ンスプリングによって常時、一回転方向に付勢されてい
る。
【0019】ペダル回転軸12には、図2にも示したよ
うに、その両端にブッシュ(軸受部)18、18がペダ
ル回転軸12に対して相対回転可能または相対回転不能
に設けられている。各ブッシュ18は、筒部18aと鍔
部18bとを備えており、各鍔部18bが後述のように
第1ペダルブラケット20に固定される。尚、19、1
9はブッシュ18とペダルレバー14の筒部14aとの
間に介挿されたワッシャである。
【0020】第1ペダルブラケット20は、図3に示し
たように、車体のダッシュロアパネル(車体の第1の部
材)30にその両側前端20a、20aがボルト21、
ナット22により固定されており、その両側前端20
a、20aから車体前後方向に沿って平行に伸びる2つ
の縦壁20b、20bを有している。各縦壁20bに
は、互いに接近するようにして内方向に突出し、且つ上
方が開放された凸設部20c、20cが形成されてお
り、さらに、各凸設部20cの凸設面20dには、上方
に開放された垂直孔20eが互いに対向するように形成
されている。
【0021】前記ペダル回転軸12の両端及びブッシュ
18の筒部18aは、前記垂直孔20eにそれぞれ嵌入
されると共に、ブッシュ18の鍔部18bは、前記凸設
部20c内に嵌入されて、鍔部18bと凸設面20dと
を貫通する複数の樹脂性のピン32によって、凸設部2
0c内に固定される。第1ペダルブラケット20の縦壁
20b、20bのそれぞれの上縁を連結する頂壁20f
には、車体前後方向に伸びる長孔20gが形成されてお
り、この長孔20gから第2ペダルブラケット24が下
方へ突出している。
【0022】即ち、第2ペダルブラケット24は、その
両端24a、24aが車体前後方向に離間されて車体の
ダッシュアッパ(車体の第2の部材)34にボルト2
5、ナット26により固定されており、縦断面が略U字
形状をなす板状部材である。第2ペダルブラケット24
の中央部分は、前記第1ペダルブラケット20の長孔2
0gから下方へ突出し、さらに第2ペダルブラケット2
4の中央部分に形成された挿通孔24bをペダル装置1
0のペダルレバー14が挿通しており、こうして第2ペ
ダルブラケット24は、ペダル装置10付近に配設され
る。中央部分の後部は、後述するように、後方へ向かう
に従って漸次上方へ傾斜するカム面24cとなってい
る。
【0023】ペダルレバー14の上下方向中間位置に
は、ロッド40の一端が枢着されており、ロッド40の
他端はダッシュロアパネル30を貫通して、エンジンル
ーム内のマスタシリンダ42に連結されている。また、
ダッシュロアパネル30の上端と接合されるダッシュア
ッパ34は、カウルトップフロントパネル36と、ダッ
シュアッパクロスメンバ38とから構成されており、ダ
ッシュアッパクロスメンバ38は閉断面38aが形成さ
れた剛性の高い強度部材となっており、また、カウルト
ップフロントパネル36とダッシュアッパクロスメンバ
38との間でも閉断面36aが形成されている。従っ
て、ダッシュアッパ34は、ダッシュロアパネル30に
比べて強度が高いものとなっている。
【0024】以上のペダル装置10を取り付ける手順と
しては、予め、ペダル16をペダルレバー14に取り付
ける前に、第2ペダルブラケット24の挿通孔24bに
ペダル装置10のペダルレバー14を挿通しておき、こ
の状態で、第2ペダルブラケット24の両端24aを第
1ペダルブラケット20の長孔20gの下方から第1ペ
ダルブラケット20の上方に通して、さらに、ペダル回
転軸12及びブッシュ18を第1ペダルブラケット20
の凸設部20cの上方から、ブッシュ18の筒部18a
を垂直孔20eに、ブッシュ18の鍔部18bを凸設部
20c内にそれぞれ挿入して、鍔部18bと凸設部20
cとに樹脂性ピン32を貫通し、ペダル16をペダルレ
バー14に取り付ける。その後、第1ペダルブラケット
20及び第2ペダルブラケット24をそれぞれダッシュ
ロアパネル30及びダッシュアッパ34に固定すること
で、ペダル装置10の車体への取付が完成する。
【0025】以上のように構成されたペダル装置の取付
構造において、平常時、ペダル装置10のペダル回転軸
12は、第1ペダルブラケット20の凸設部20cに連
結されて固定されており、ペダルレバー14はペダル回
転軸12を中心として、且つ第2ペダルブラケット24
の挿通孔24bの中を行ったり来たりして揺動すること
ができ、ペダル16の踏み込み量がロッド40を介して
マスタシリンダ42に伝達される。ペダルレバー14は
挿通孔24bの中を移動するので、第2ペダルブラケッ
ト24がペダルレバー14の揺動動作を妨害することは
ない。
【0026】一方、衝突時には、図4に示したように、
ダッシュロアパネル30とダッシュアッパ34とでは強
度に差がありダッシュロアパネル30の方が弱く、しか
もダッシュロアパネル30の方が車体の側部を車体前後
方向に伸びるサイドメンバに近いために、ダッシュロア
パネル30がダッシュアッパ34に比べてその変形量が
大きい。従って、ダッシュロアパネル30に固定された
第1ペダルブラケット20と第2ペダルブラケット24
との間で相対変位が生じ、第1ペダルブラケット20が
第2ペダルブラケット24に対して後退するので、ペダ
ル装置10のペダル回転軸12(またはブッシュ18の
筒部18a)が第2ペダルブラケット24のカム面24
cに当接し、カム面24cによって上方へ押圧されるこ
とになる。この力により、樹脂ピン32が剪断し、ブッ
シュ18と凸設部20cとの間の結合が外れ、ブッシュ
18の鍔部18bは凸設部20cから脱出し、ブッシュ
18の筒部18a及びペダル回転軸12は垂直孔20e
から脱出する。こうして、ペダル装置10は、マスタシ
リンダ42と連結されたままではあるが、第1ペダルブ
ラケット20からは解放され、また第2ペダルブラケッ
ト24に吊り下げられた状態になるために、衝突エネル
ギがペダル装置10を介して運転者に伝達されること
を、阻止することができる。
【0027】このように、第1ペダルブラケット20を
座屈させることなく、衝突時にのみペダル装置10を押
圧する第2ペダルブラケット24を設けたため、車体の
構造にはあまり影響を受けないペダル装置の取付構造と
することができる。従って、車体構造は、ペダル装置1
0の取付構造とは別に比較的自由に設計することが可能
となる。
【0028】また、ダッシュロアパネル30とダッシュ
アッパ34との間の強度差を利用するだけであるので、
それぞれの強度の設計は比較的自由に行うことができ
る。また、ブッシュ18と凸設面20dとの間の結合を
樹脂性ピン32で行うことにより、平常時は、両者を確
実に結合すると共に、衝突時に、第2ペダルブラケット
24によって押圧されたときには比較的低い荷重で確実
に剪断し、両者の結合が外れるように、構成することが
できる。
【0029】図5は、第2ペダルブラケット44の変形
例を表す斜視図である。前述の実施の形態では、第2ペ
ダルブラケット24の挿通孔24bにペダルレバー14
を挿通する構成としていたが、これに限られず、図5の
ような第2ペダルブラケット44の縦断面が略U字形状
をなす板状部材で、その両端44a、44aがダッシュ
アッパ34に固定されると共に、その中央部分の後部
は、ペダル回転軸12を上方へ押圧するカム面44cと
なる構成とすることもできる。この第2ペダルブラケッ
ト44を2個、ペダルレバー14の両側方をそれぞれ通
過するように配設することでも、第1の実施の形態と同
様の作用・効果が得られると共に、ペダルレバー14を
挿通孔24bに挿通する手間が必要ないので、より簡単
に取り付けることができる。または、かかる1つの第2
ペダルブラケット44のみ、ペダルレバー14の側方に
配設することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を表すペダル装置、第1ペ
ダルブラケット及び第2ペダルブラケットの分解斜視図
である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】ペダル装置周辺の車幅方向から見た断面図であ
る。
【図4】衝突時の図3対応図である。
【図5】第2ペダルブラケットの変形例を表す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 ペダル装置 12 ペダル回転軸 14 ペダルレバー 16 ペダル 18 ブッシュ(軸受部) 20 第1ペダルブラケット 20b 縦壁 20c 凸設部 20d 凸設面 20e 垂直孔 20g 長孔 24 第2ペダルブラケット 24a 両端 24b 挿通孔 24c カム面(押圧面) 30 ダッシュロアパネル(車体の第1の部材) 32 樹脂性ピン 34 ダッシュアッパ(車体の第2の部材) 44 第2ペダルブラケット 44a 両端 44c カム面(押圧面)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取り付けられるペダル回転軸と、
    ペダル回転軸からその垂直方向に伸びるペダルレバー
    と、ベダルレバーの他端に固定されるペダルとを有する
    ペダル装置の車体への取付構造であって、 前記ペダル回転軸の両端に設けられた軸受部が、車体の
    第1の部材に固定された第1ペダルブラケットに結合さ
    れており、 前記車体の第1の部材と強度の異なる車体の第2の部材
    に第2ペダルブラケットが固定されており、該第2ペダ
    ルブラケットは、ペダル装置付近に配設されると共に、
    前記第1の部材が前記第2の部材に対してある方向に相
    対変位したときに、前記ペダル装置を押圧して前記軸受
    部と第1ペダルブラケットとの結合を外すよう構成され
    る、ことを特徴とするペダル装置の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記第2ペダルブラケットは、その両端
    が車体前後方向に離間されて前記第2の部材に固定され
    る縦断面が略U字形状の板状部材であり、その中央部分
    には、前記ペダルレバーが揺動可能に挿通する挿通孔が
    設けられており、挿通孔の回りは、前記第1の部材が前
    記第2の部材に対して相対変位したときに、前記ペダル
    回転軸を押圧可能な押圧面となることを特徴とする請求
    項1記載のペダル装置の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記第2ペダルブラケットは、その両端
    が車体前後方向に離間されて前記第2の部材に固定され
    る縦断面が略U字形状をなす板状部材であり、前記ペダ
    ルレバーの側方を通過するように配設されることを特徴
    とする請求項1記載のペダル装置の取付構造。
  4. 【請求項4】 第1ペダルブラケットは、車体前後方向
    に沿って平行に伸びる2つの縦壁を有し、各縦壁には内
    方向に突出し上方が開放された凸設部が形成されてお
    り、該両方の凸設部には上方に開放された垂直孔が互い
    に対向するように形成されており、前記ペダル回転軸の
    両端は該垂直孔にそれぞれ嵌入されると共に、前記軸受
    部は前記凸設部内に嵌入されて該凸設部に結合されてお
    り、前記第2ペダルブラケットは、前記第1の部材が前
    記第2の部材に対して相対変位したときに、前記ペダル
    装置を上方に押圧することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のペダル装置の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記車体の第1の部材はダッシュロアパ
    ネルであり、前記車体の第2の部材はダッシュアッパク
    ロスメンバであることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のペダル装置の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記軸受部と第1ペダルブラケットとの
    結合は樹脂性ピンによって行われることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載のペダル装置の取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143329A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Daihatsu Motor Co Ltd ブレーキペダルの変位制御構造
CN103381795A (zh) * 2013-06-28 2013-11-06 奇瑞汽车股份有限公司 一种碰撞溃缩的制动踏板

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