JPH10146767A - ダイヤモンド・ディスク工具 - Google Patents
ダイヤモンド・ディスク工具Info
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- JPH10146767A JPH10146767A JP9282434A JP28243497A JPH10146767A JP H10146767 A JPH10146767 A JP H10146767A JP 9282434 A JP9282434 A JP 9282434A JP 28243497 A JP28243497 A JP 28243497A JP H10146767 A JPH10146767 A JP H10146767A
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- Japan
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- core
- diamond
- hole
- disc tool
- diamond disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/12—Saw-blades or saw-discs specially adapted for working stone
- B28D1/121—Circular saw blades
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/02—Circular saw blades
- B23D61/025—Details of saw blade body
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/18—Sawing tools of special type, e.g. wire saw strands, saw blades or saw wire equipped with diamonds or other abrasive particles in selected individual positions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/04—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
- B28D1/041—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業中に発生する熱を容易に発散させる
ことができ、これによって工具が変形したり急速に摩耗
したりすることを防ぐ。 【解決手段】 回転マンドレル係合用の軸孔（３）が形
成された金属板製のコア（１０）を有し、このコア（１
０）の周部に、研磨粉または金属粉とダイアモンド混合
物からなる研磨部（１１）が取り付けられていると共
に、前記コア（１０）は、切断時の摩擦によって発生す
る熱を拡散可能な複数の貫通孔（２０）を有する。
ことができ、これによって工具が変形したり急速に摩耗
したりすることを防ぐ。 【解決手段】 回転マンドレル係合用の軸孔（３）が形
成された金属板製のコア（１０）を有し、このコア（１
０）の周部に、研磨粉または金属粉とダイアモンド混合
物からなる研磨部（１１）が取り付けられていると共
に、前記コア（１０）は、切断時の摩擦によって発生す
る熱を拡散可能な複数の貫通孔（２０）を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、花崗岩、大理石、
強化コンクリート、その他石質材一般の切断などに用い
るダイヤモンド・ディスク工具に関する。
強化コンクリート、その他石質材一般の切断などに用い
るダイヤモンド・ディスク工具に関する。
【０００２】
【従来の技術】回転マンドレル係合用の軸孔を備え、鋼
板製の金属板・コアを有するダイヤモンド・ディスク工
具は、既に市販されている。前記コアの周部には、コバ
ルト−ブロンズと人造ダイヤモンドの層からなる外環状
部が、焼結工程によって取り付けられている。
板製の金属板・コアを有するダイヤモンド・ディスク工
具は、既に市販されている。前記コアの周部には、コバ
ルト−ブロンズと人造ダイヤモンドの層からなる外環状
部が、焼結工程によって取り付けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のダイヤモンド・ディスク工具は、切削摩擦によ
り、石質材を乾式状態で切断する際に、比較的多量の熱
を発生し、そのため、作業者は切断作業を頻繁に中断す
る必要がある。更に、発生された熱によって、ダイヤモ
ンド・ディスク工具のコアを変形させ、急速に研磨具を
摩耗させてしまうことが多い。
の従来のダイヤモンド・ディスク工具は、切削摩擦によ
り、石質材を乾式状態で切断する際に、比較的多量の熱
を発生し、そのため、作業者は切断作業を頻繁に中断す
る必要がある。更に、発生された熱によって、ダイヤモ
ンド・ディスク工具のコアを変形させ、急速に研磨具を
摩耗させてしまうことが多い。
【０００４】従って、本発明の一般課題は、作業中に発
生する熱を容易に発散させることができ、これによって
道具が変形したり急速に摩耗したりすることを防ぐこと
のできるように構成された、特に、花崗岩、大理石、強
化コンクリート、及び石質材一般の切断用の、ダイヤモ
ンド・ディスク工具を提供することによって、上述した
問題点を解決することにある。上記一般課題の範囲内に
おいて、複数の貫通孔を有して、作業騒音がはるかに少
ない研磨具を提供することにある。
生する熱を容易に発散させることができ、これによって
道具が変形したり急速に摩耗したりすることを防ぐこと
のできるように構成された、特に、花崗岩、大理石、強
化コンクリート、及び石質材一般の切断用の、ダイヤモ
ンド・ディスク工具を提供することによって、上述した
問題点を解決することにある。上記一般課題の範囲内に
おいて、複数の貫通孔を有して、作業騒音がはるかに少
ない研磨具を提供することにある。
【０００５】本発明の更に別の課題は、軽量で、しか
も、ディスクの周部研磨部を構成する前記ダイヤモンド
焼結材または混合物のための把持または結合領域が改善
されたダイヤモンド・ディスク工具を提供することにあ
る。本発明の更に別の課題は、安全で確実な作業が可能
なダイヤモンド・ディスク工具を提供することにある。
も、ディスクの周部研磨部を構成する前記ダイヤモンド
焼結材または混合物のための把持または結合領域が改善
されたダイヤモンド・ディスク工具を提供することにあ
る。本発明の更に別の課題は、安全で確実な作業が可能
なダイヤモンド・ディスク工具を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は請求項記載の
発明により達成される。即ち、本発明のダイヤモンド・
ディスク工具の特徴構成は、回転マンドレルの係合用の
軸孔を備えた金属板からなるコアを有し、このコアの周
部には、研磨粉または金属粉とダイヤモンド混合物から
なる研磨部が取り付けられ、前記コアは、切断摩擦によ
って発生する熱を拡散可能な複数の貫通孔を有している
点にある。ダイヤモンド混合物としては、人造ダイヤモ
ンド（合成ダイヤモンド）の粉体あるいは粒子を用いる
ことが好ましい。研磨粉または金属粉としては、コバル
ト−ブロンズ合金粉が好ましいが、その他、鉄合金粉、
ニッケル合金粉などの混合体、ｃＢＮ粉と金属窒化物、
炭化物、ホウ化物粉末などの混合体でもよい。実際に行
われたテストにより、有孔スチール研磨ディスクを使用
することによって、コアを改造することなく、発生する
騒音を３０％以上減少させることが判った。事実、共鳴
現象を防止するのに有効であることが判っている前記孔
によって、共鳴作用が部分的に中和される。本発明の工
具のこのように改良された静音性により、作業安全性
と、更に、切断作業の精度の改良を達成しながら、作業
者のストレスが低減することができる。前記ダイヤモン
ド・ディスク工具には貫通孔が形成されているので、従
来のダイヤモンド・ディスク工具と比較して同じ直径で
あっても、２０〜３０％重量が低減され、したがって、
手持ち作業の際に、作業者の疲労が少なくなる。この点
に関して、本発明によるダイヤモンド・ディスク工具
は、適当に孔が形成されたディスク・コアと、ダイヤモ
ンドの歯先面が形成された環状周部を有する。
発明により達成される。即ち、本発明のダイヤモンド・
ディスク工具の特徴構成は、回転マンドレルの係合用の
軸孔を備えた金属板からなるコアを有し、このコアの周
部には、研磨粉または金属粉とダイヤモンド混合物から
なる研磨部が取り付けられ、前記コアは、切断摩擦によ
って発生する熱を拡散可能な複数の貫通孔を有している
点にある。ダイヤモンド混合物としては、人造ダイヤモ
ンド（合成ダイヤモンド）の粉体あるいは粒子を用いる
ことが好ましい。研磨粉または金属粉としては、コバル
ト−ブロンズ合金粉が好ましいが、その他、鉄合金粉、
ニッケル合金粉などの混合体、ｃＢＮ粉と金属窒化物、
炭化物、ホウ化物粉末などの混合体でもよい。実際に行
われたテストにより、有孔スチール研磨ディスクを使用
することによって、コアを改造することなく、発生する
騒音を３０％以上減少させることが判った。事実、共鳴
現象を防止するのに有効であることが判っている前記孔
によって、共鳴作用が部分的に中和される。本発明の工
具のこのように改良された静音性により、作業安全性
と、更に、切断作業の精度の改良を達成しながら、作業
者のストレスが低減することができる。前記ダイヤモン
ド・ディスク工具には貫通孔が形成されているので、従
来のダイヤモンド・ディスク工具と比較して同じ直径で
あっても、２０〜３０％重量が低減され、したがって、
手持ち作業の際に、作業者の疲労が少なくなる。この点
に関して、本発明によるダイヤモンド・ディスク工具
は、適当に孔が形成されたディスク・コアと、ダイヤモ
ンドの歯先面が形成された環状周部を有する。
【０００７】これに対して、上述した用途のための従来
の鋼板製コアでは、金属粉とダイヤモンドとの混合物が
公知の方法によって接合される。具体的には、予めダイ
ヤモンドと混合された前記金属粉は、適当な凹部を備え
た型内に投入され、前記スチール製支持コアの周部に形
成された環状空間に充填された前記粉末混合物の容量に
基づく圧力下で冷間圧縮される。次に、その内部に前記
コアを保持した状態で、前記ダイヤモンド歯先面を提供
するため、前記金属粉とダイヤモンドの混合物によって
充填されるべき前述した凹部を備えた型を、電気抵抗式
オーブンで、前記金属粉の種類に基づく所定の焼結温度
にまで加熱して、前記金属粉を焼結させる。これは、前
記型をオーブンから取り出し、これを、約３分間、高圧
下で熱間プレス処理することによって達成される。次
に、ディスクを型から取り外す。上述した従来方法にお
いては、電気オーブンにより高温に加熱されるので、デ
ィスク支持用スチール製コアが比較的大きく熱膨張する
ことによって極めて脆弱化し、支持コアが破損する可能
性がある。
の鋼板製コアでは、金属粉とダイヤモンドとの混合物が
公知の方法によって接合される。具体的には、予めダイ
ヤモンドと混合された前記金属粉は、適当な凹部を備え
た型内に投入され、前記スチール製支持コアの周部に形
成された環状空間に充填された前記粉末混合物の容量に
基づく圧力下で冷間圧縮される。次に、その内部に前記
コアを保持した状態で、前記ダイヤモンド歯先面を提供
するため、前記金属粉とダイヤモンドの混合物によって
充填されるべき前述した凹部を備えた型を、電気抵抗式
オーブンで、前記金属粉の種類に基づく所定の焼結温度
にまで加熱して、前記金属粉を焼結させる。これは、前
記型をオーブンから取り出し、これを、約３分間、高圧
下で熱間プレス処理することによって達成される。次
に、ディスクを型から取り外す。上述した従来方法にお
いては、電気オーブンにより高温に加熱されるので、デ
ィスク支持用スチール製コアが比較的大きく熱膨張する
ことによって極めて脆弱化し、支持コアが破損する可能
性がある。
【０００８】これに対して、適当な有孔支持コアを用い
るようにすれば、このコアを電気オーブンに投入してダ
イヤモンド歯先面の焼結プレス工程を行う際に、多数の
孔を備えた支持コアが孔に影響を与える熱膨張を適度に
緩和し、これによって、従来の無孔支持コアにおいて発
生していた破損を、確実に防止できるという更に別の利
点が生じる。更に、本発明による前記有孔支持コアは、
前記ダイヤモンド歯先面を形成するときに、前記金属粉
−ダイヤモンド混合物が前記支持コアの孔に容易に侵入
することができるという利点も有する。従って、金属粉
−ダイヤモンド混合物が周部の孔に侵入し、これによっ
てこのコアを、前記ダイヤモンド歯先面を構成する両側
の外側層に確実に固定する。このように外側のダイヤモ
ンド歯先面が、支持コアに強固に結合されることによ
り、ダイヤモンド工具の寿命が長くなる。更に、この改
良された固定構造によって、ダイヤモンド・ディスクと
そのための支持コアの機械強度が増大する。
るようにすれば、このコアを電気オーブンに投入してダ
イヤモンド歯先面の焼結プレス工程を行う際に、多数の
孔を備えた支持コアが孔に影響を与える熱膨張を適度に
緩和し、これによって、従来の無孔支持コアにおいて発
生していた破損を、確実に防止できるという更に別の利
点が生じる。更に、本発明による前記有孔支持コアは、
前記ダイヤモンド歯先面を形成するときに、前記金属粉
−ダイヤモンド混合物が前記支持コアの孔に容易に侵入
することができるという利点も有する。従って、金属粉
−ダイヤモンド混合物が周部の孔に侵入し、これによっ
てこのコアを、前記ダイヤモンド歯先面を構成する両側
の外側層に確実に固定する。このように外側のダイヤモ
ンド歯先面が、支持コアに強固に結合されることによ
り、ダイヤモンド工具の寿命が長くなる。更に、この改
良された固定構造によって、ダイヤモンド・ディスクと
そのための支持コアの機械強度が増大する。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明に係るダイヤモンド・ディ
スク工具の実施形態を、図面を参照して詳細に説明す
る。図１に示すように、このダイヤモンド・ディスク工
具は、アルミニウム又はその他の適当な金属材からな
る、軸心中央のリング・ナット２を有するダイヤモンド
・ディスク１を有していて、これは好ましくは約２２ｍ
ｍの直径を有する軸心方向に延出する軸孔３を備えてい
る。もとよりこの軸孔の直径は、用途に応じて適宜変更
可能である。尚、図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線にほぼ沿
った断面構造の部分を示す。
スク工具の実施形態を、図面を参照して詳細に説明す
る。図１に示すように、このダイヤモンド・ディスク工
具は、アルミニウム又はその他の適当な金属材からな
る、軸心中央のリング・ナット２を有するダイヤモンド
・ディスク１を有していて、これは好ましくは約２２ｍ
ｍの直径を有する軸心方向に延出する軸孔３を備えてい
る。もとよりこの軸孔の直径は、用途に応じて適宜変更
可能である。尚、図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線にほぼ沿
った断面構造の部分を示す。
【００１０】図３は、上述した工具に概念的には類似し
ているが、上述した中央リング・ナットの代わりに、こ
れも参照番号３によって示す単純な軸孔を備える小径の
工具１’を示す。前記工具１又は１’は、金属板材（好
ましくは鋼板）からなるディスク状コア１０を有してい
て、その周部には、合金またはコバルト−ブロンズと人
造ダイヤモンドの混合物からなる研磨部１１が、好まし
くは焼結によって結合されている。これら実施形態の主
要な特徴により、前記ディスク状コア１０には、切断作
業中の切断摩擦によって発生する切断摩擦熱を発散せさ
るように構成された、全体を参照番号２０によって示す
多数の貫通孔が形成されている。これら孔２０は、前記
ディスク状コア１０の表面全体にわたって多数貫通形成
されていることが好ましい。
ているが、上述した中央リング・ナットの代わりに、こ
れも参照番号３によって示す単純な軸孔を備える小径の
工具１’を示す。前記工具１又は１’は、金属板材（好
ましくは鋼板）からなるディスク状コア１０を有してい
て、その周部には、合金またはコバルト−ブロンズと人
造ダイヤモンドの混合物からなる研磨部１１が、好まし
くは焼結によって結合されている。これら実施形態の主
要な特徴により、前記ディスク状コア１０には、切断作
業中の切断摩擦によって発生する切断摩擦熱を発散せさ
るように構成された、全体を参照番号２０によって示す
多数の貫通孔が形成されている。これら孔２０は、前記
ディスク状コア１０の表面全体にわたって多数貫通形成
されていることが好ましい。
【００１１】本実施形態の別の特徴は、前記貫通孔２０
の形成によって、その機械強度を低下させることなく、
この工具の重量が大幅に低減されることにある。更に、
前記コア１０に貫通孔２０が形成されていることによ
り、このコアの周部に、研磨用焼結部の結合状態を大き
く改善する幅約２．５ｍｍの鋸歯部たる鋸歯エッジが形
成される。尚、前記貫通孔の形状は様々に改変して用い
ることが可能である。
の形成によって、その機械強度を低下させることなく、
この工具の重量が大幅に低減されることにある。更に、
前記コア１０に貫通孔２０が形成されていることによ
り、このコアの周部に、研磨用焼結部の結合状態を大き
く改善する幅約２．５ｍｍの鋸歯部たる鋸歯エッジが形
成される。尚、前記貫通孔の形状は様々に改変して用い
ることが可能である。
【００１２】前記貫通孔の形状の具体例としては、図４
中２０ａによって示す円形のもの、図５中２０ｂによっ
て示す正方形のもの、更に、図６中２０ｃによって示す
スリット形状のもの等が挙げられる。更に、前記ディス
ク状コア１０に形成されている多数の貫通孔として、こ
れら円形、正方形、スリット形状の他、図７に示す長方
形、図８に示す六角形、図９に示す流滴状、図１０に示
す四角形、図１１に示す楕円形、図１２に示す大円形、
図１３に示すやや大きい中円形、図１４に示す小径円
形、図１５に示す異なる大きさの長楕円形状、図１６に
示す台形などに構成してもよく、図示はしないが、三角
形、四角形、その他各種多角形の形状の孔またはこれら
の組み合わせを形成することもできる。前記コアに貫通
形成された多角形の貫通孔は、３〜１５辺の多角形の形
状を有することが好ましい。前述したように前記貫通孔
は、その作業中において、ダイヤモンド・ディスク工具
の冷却を良好にする。尚、前記貫通孔２０を、図９に示
すような流滴状とし、意図する機械作業の種類により、
その作業中に生じる応力および発熱に応じた大きさのも
のとすることもできる。更に又、前記貫通孔２０の分布
は、均等分布、又は、前記金属コア１０の表面状のその
内のいくつかを省略する等して、不均等な分布とするこ
とができる。ディスク状コア１０に貫通形成されるこれ
らの貫通孔２０の形状を、それらの内のいくつかを変え
ることも可能である。更に、貫通孔２０は、その具体的
形状のみならず、その形成密度、前記ディスク状コア１
０を貫通延出する距離、サイズ等も、本発明の範囲を逸
脱することなく、様々に改変可能である。
中２０ａによって示す円形のもの、図５中２０ｂによっ
て示す正方形のもの、更に、図６中２０ｃによって示す
スリット形状のもの等が挙げられる。更に、前記ディス
ク状コア１０に形成されている多数の貫通孔として、こ
れら円形、正方形、スリット形状の他、図７に示す長方
形、図８に示す六角形、図９に示す流滴状、図１０に示
す四角形、図１１に示す楕円形、図１２に示す大円形、
図１３に示すやや大きい中円形、図１４に示す小径円
形、図１５に示す異なる大きさの長楕円形状、図１６に
示す台形などに構成してもよく、図示はしないが、三角
形、四角形、その他各種多角形の形状の孔またはこれら
の組み合わせを形成することもできる。前記コアに貫通
形成された多角形の貫通孔は、３〜１５辺の多角形の形
状を有することが好ましい。前述したように前記貫通孔
は、その作業中において、ダイヤモンド・ディスク工具
の冷却を良好にする。尚、前記貫通孔２０を、図９に示
すような流滴状とし、意図する機械作業の種類により、
その作業中に生じる応力および発熱に応じた大きさのも
のとすることもできる。更に又、前記貫通孔２０の分布
は、均等分布、又は、前記金属コア１０の表面状のその
内のいくつかを省略する等して、不均等な分布とするこ
とができる。ディスク状コア１０に貫通形成されるこれ
らの貫通孔２０の形状を、それらの内のいくつかを変え
ることも可能である。更に、貫通孔２０は、その具体的
形状のみならず、その形成密度、前記ディスク状コア１
０を貫通延出する距離、サイズ等も、本発明の範囲を逸
脱することなく、様々に改変可能である。
【００１３】以上の開示から、本実施形態がその意図し
た目的および課題を完全に達成するものであることが明
らかであろう。即ち、花崗岩、大理石、強化コンクリー
ト、及び石質材一般の切断用のこのダイヤモンド・ディ
スク工具は、研磨材１１の支持コア１０に複数の貫通孔
２０を形成したことにより、極めて良好な放熱効果を提
供し、これによって、切断作業において生じる摩擦熱を
容易に発散させることができるのである。更に、前記有
孔コア１０の周部に貫通孔が形成されていることによっ
て、その周部の研磨部１１の把持または結合状態が改善
される。従って、切断作業を中断なく連続的に行うこと
が可能となることに加えて、コアの変形が防止され、更
に、切断工具の寿命が延長できた。
た目的および課題を完全に達成するものであることが明
らかであろう。即ち、花崗岩、大理石、強化コンクリー
ト、及び石質材一般の切断用のこのダイヤモンド・ディ
スク工具は、研磨材１１の支持コア１０に複数の貫通孔
２０を形成したことにより、極めて良好な放熱効果を提
供し、これによって、切断作業において生じる摩擦熱を
容易に発散させることができるのである。更に、前記有
孔コア１０の周部に貫通孔が形成されていることによっ
て、その周部の研磨部１１の把持または結合状態が改善
される。従って、切断作業を中断なく連続的に行うこと
が可能となることに加えて、コアの変形が防止され、更
に、切断工具の寿命が延長できた。
【図１】リング−ナットを備えたダイヤモンド・ディス
ク工具の平面図
ク工具の平面図
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線にほぼ沿った部分断面図
【図３】小径のダイヤモンド・ディスク工具の平面図
【図４】小さな円形孔を備えた有孔構成の一実施形態の
部分平面図
部分平面図
【図５】正方形の孔を備えたダイヤモンド・ディスク工
具の部分平面図
具の部分平面図
【図６】長スリット形孔が形成されたダイヤモンド・デ
ィスク工具の部分平面図
ィスク工具の部分平面図
【図７】長方形孔が形成されたダイヤモンド・ディスク
工具の平面図
工具の平面図
【図８】六角形の孔が形成されたダイヤモンド・ディス
ク工具の平面図
ク工具の平面図
【図９】流滴状貫通孔が形成されたダイヤモンド・ディ
スク工具の平面図
スク工具の平面図
【図１０】正方形状貫通孔が形成されたダイヤモンド・
ディスク工具の平面図
ディスク工具の平面図
【図１１】楕円形状貫通孔が形成されたダイヤモンド・
ディスク工具の平面図
ディスク工具の平面図
【図１２】大円形状貫通孔が形成されたダイヤモンド・
ディスク工具の平面図
ディスク工具の平面図
【図１３】中円形状貫通孔が形成されたダイヤモンド・
ディスク工具の平面図
ディスク工具の平面図
【図１４】複数の小径円形貫通孔を備えたダイヤモンド
・ディスク工具の平面図
・ディスク工具の平面図
【図１５】異なった大きさの複数の長楕円形状孔を備え
たダイヤモンド・ディスク工具の平面図
たダイヤモンド・ディスク工具の平面図
【図１６】複数の台形状孔を備えたダイヤモンド・ディ
スク工具の平面図
スク工具の平面図
【図１７】本発明にかかるダイヤモンド・ディスク工具
の断面図
の断面図
【図１８】図１７のダイヤモンド・ディスク工具の拡大
部分断面図
部分断面図
【図１９】図１７のダイヤモンド・ディスク工具の部分
斜視図であって、このダイヤモンド・ディスク工具のデ
ィスクコアと研磨環状周部の特徴を示す図
斜視図であって、このダイヤモンド・ディスク工具のデ
ィスクコアと研磨環状周部の特徴を示す図
２ リングーナット ３ 軸孔 １０ コア １１ 研磨部 ２０、２０ａ、２０ｂ、２０ｃ 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597146400 Ｓ．Ｓ． 46 ＤＥＬ ＰＡＳＵＢＩＯ, 36033 ＩＳＯＬＡ ＶＩＣＥＮＴＩＮ Ａ， ＶＩＣＥＮＺＡ， ＩＴＡＬＹ
Claims (11)
- 【請求項１】 回転マンドレル係合用の軸孔が形成され
た金属板製のコアを有し、このコアの周部に、研磨粉ま
たは金属粉とダイヤモンド混合物からなる研磨部が取り
付けられていると共に、前記コアは、切断時の摩擦によ
って発生する熱を拡散可能な複数の貫通孔を有するダイ
ヤモンド・ディスク工具。 - 【請求項２】 前記貫通孔は、前記コアの全体にわたっ
て分布形成されている請求項１のダイヤモンド・ディス
ク工具。 - 【請求項３】 前記貫通孔は、有孔領域と非有孔領域と
を交互に提供するため、前記コアに不均等に分布形成さ
れている請求項１又は２のダイヤモンド・ディスク工
具。 - 【請求項４】 前記軸孔は、前記コアに結合されたリン
グ−ナットに貫通形成されている請求項１〜３のいずれ
か１項のダイヤモンド・ディスク工具。 - 【請求項５】 前記コアは、その周部に、前記研磨部の
前記コアに対する強固な結合を許容する有孔部を備えて
いる請求項１〜４のいずれか１項のダイヤモンド・ディ
スク工具。 - 【請求項６】 前記コアは、その周部に、金属粉とダイ
ヤモンド混合物がそこに充填されてこの混合物が前記周
部孔に侵入し、これによって前記金属粉とダイヤモンド
混合物の個々の部分の強固な結合を可能にする孔部を備
えている請求項１〜５のいずれか１項のダイヤモンド・
ディスク工具。 - 【請求項７】 前記コアは、その周部に、前記研磨部を
強固に結合するための鋸歯部を備えている請求項１〜６
のいずれか１項のダイヤモンド・ディスク工具。 - 【請求項８】 前記コアに貫通形成された孔は、３〜１
５辺の多角形を含む多角形状を有する請求項１〜７のい
ずれか１項のダイヤモンド・ディスク工具。 - 【請求項９】 前記貫通孔は、円形状を有する請求項１
〜７のいずれか１項のダイヤモンド・ディスク工具。 - 【請求項１０】 前記貫通孔は、流滴状または長手スリ
ット形状を有する請求項１〜７のいずれか１項のダイヤ
モンド・ディスク工具。 - 【請求項１１】 前記貫通孔は、楕円形状を有する請求
項１〜７のいずれか１項のダイヤモンド・ディスク工
具。
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