JPH10146521A - 膜分離装置 - Google Patents

膜分離装置

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JPH10146521A
JPH10146521A JP32234396A JP32234396A JPH10146521A JP H10146521 A JPH10146521 A JP H10146521A JP 32234396 A JP32234396 A JP 32234396A JP 32234396 A JP32234396 A JP 32234396A JP H10146521 A JPH10146521 A JP H10146521A
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JP
Japan
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membrane
membranes
supporting plate
filtered liquid
membrane element
Prior art date
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Pending
Application number
JP32234396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nishida
祐二 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
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Publication of JPH10146521A publication Critical patent/JPH10146521A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/15Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces
    • B01D33/21Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces with hollow filtering discs transversely mounted on a hollow rotary shaft

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 支持板の両面に膜を膜外周端部を支持板に接着して設け
た膜エレメントと中空の中心軸を備えた本体の中心軸の
回転により膜エレメントを原液中で回転させ、膜と支持
板との間、支持板及び中心の中空軸を経て濾過液を取り
出す装置において、膜外周端部の封止性を安定化して長
期にわたり安全に運転できる回転ディスク型の膜分離装
置を提供する。 【解決手段】両膜2,2の外周端部21の外面と支持板
1の外面とにわたって保護被覆層5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ディスク型の膜
分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転ディスク型の膜分離装置は、支持板
の両面に膜を膜外周部において支持板に接着して設けた
数枚のディスク型膜エレメントと中心の中空軸とから成
る本体を原液槽内に回転可能に収容した構成であり、軸
回転による膜エレメントの回転のもとで原液側加圧また
は濾過液側減圧によって膜間差圧を発生させ、原液の溶
媒の膜透過により生成した濾過液を膜と支持板との間の
濾過液通路、更に中空軸管壁の濾過液通路孔を経て中空
軸内に集液し、この濾過液を中空軸より外部に取り出し
ている。この膜分離装置において、膜エレメントの回転
は、原液と膜面との間に剪断流れを発生させて濃度分極
や膜面へのケ−ク層の生成を抑制しつつ充分な濾過流束
を確保するのに不可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この膜エレメントの回
転により、膜エレメント表面に膜エレメントの回転周速
と原液の粘性に比例する摩擦力が作用する。また、膜エ
レメントの回転周速が膜エレメントの外周に至るに従っ
て大となるために、前記膜エレメント外面に作用する摩
擦力が半径方向に至るに従い大となり、その結果、膜エ
レメント表面に周方向剪断応力が発生し、更に、この周
方向剪断応力と釣合う半径方向剪断応力が作用する。而
して、膜エレメント外面の応力分布は、このように原液
との摩擦による摩擦力、この摩擦力が半径方向に沿って
変化することにより生じる周方向剪断応力及び半径方向
剪断応力の作用のために複雑であり、特に、膜外周端部
では、膜エレメントの最大周速箇所であるために応力も
大となり、更に、膜外周縁端では形状変化や弾性率の変
化による応力分布の乱れも生じる。
【0004】従来、膜外周端部と支持板との接着封止性
を強固にするために、膜外周端部と支持板との間の接着
面積を大にしている。しかしながら、本発明者の検討結
果によれば、膜エレメントにおける膜外周端部の接着界
面の剥離は、上記膜エレメントの回転周速に基づく複雑
な応力分布と膜外周縁端での応力分布の乱れとが重なっ
て膜外周縁端が剥離し、この剥離を起点として内側に剥
離が進行していく結果であり、膜外周端部と支持板との
間の接着面積を大にすることは、膜外周端部の剥離防止
の基本的な解決手段とは言い難い。
【0005】本発明の目的は、支持板の両面に膜を膜外
周部において支持板に接着して設けた膜エレメントと中
空の中心軸を備えた本体の中心軸の回転により膜エレメ
ントを原液中で回転させ、膜と支持板との間、中心の中
空軸管壁孔及び中空軸内を経て濾過液を取り出す装置に
おいて、膜外周端部の封止性を安定化して長期にわたり
安定に運転できる回転ディスク型の膜分離装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る膜分離装置
は、支持板の両面に膜を膜外周部において支持板に接着
して設けた膜エレメントと中空の中心軸を備えた本体を
有し、本体の中心軸の回転により膜エレメントを原液中
で回転させ、膜と支持板との間、中心の中空軸管壁孔及
び中空軸内を経て濾過液を取り出す装置において、両膜
の外周端部外面と支持板外面とにわたって保護被覆層を
設けたことを特徴とする構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
おいて使用する膜エレメントの一例を示す平面図、図1
の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図1において、1は支持板であり、中央に軸挿通用の孔
を設けてある。2,2は支持板1の両面に濾過液流路材
3を介して設けた膜であり、膜外周端部21を支持板に
接着剤4または融着により接着してある。5は両膜2,
2の外周端部21,21の外面と支持板1の外周部外面
とにわたって設けた保護被覆層であり、接着剤、特に膜
に含浸し易い接着剤(例えば、エポキシ系、ポリウレタ
ン系、ゴム系等)の塗布により設けることが好ましい。
【0008】この場合、接着剤の塗布には、図2に示す
ように、膜エレメントaを回転可能に支持した状態で膜
エレメントaの下方部を接着剤浴40に浸漬し、膜エレ
メントに塗布した接着剤を垂れ流さない程度の周速で膜
エレメントaを回転させて膜エレメント外周部の所定巾
に接着剤を塗布し、而るのち、接着剤浴を下方移動によ
り下方部から離隔し、回転を続けながら接着剤を乾燥硬
化させる方法を使用できる。硬化を促進させるために加
温することもできる。
【0009】上記において、支持板1にはプラスチック
や金属等を使用でき、膜2には限外濾過膜や精密濾過膜
等を使用でき、濾過液流路材にはプラスチック製の不織
布や織布やネット等を使用でき、接着剤にはエポキシ
系、ポリウレタン系、ホットメルト系等を使用できる。
【0010】図3は本発明に係る膜分離装置の一例を示
している。図3において、Aは数枚の膜エレメントaと
中心の中空軸bとからなる本体を示し、膜エレメントa
を中空軸b上にカラ−61とパッキング62を介して所
定の間隔で挿通して端板63の中空軸bへの螺締により
膜エレメントa,…をカラ−61,…及びパッキング6
2,…と共に固定し、図4に示すように、膜エレメント
aの濾過液流路材3の流路を中空軸表面の溝b1(周方
向の一部に形成してある)及び孔b2を経て中空軸b内
に連通してある。図3において、64は原液槽、65は
軸受、66は回転軸と原液槽との間を封止する摺動パッ
キングである。67は中空軸の一端に取着したプ−リ、
68は電動機である。69は中空軸の他端に設けた固定
のエンドキャップであり、中空軸bに摺動パッキングに
よって回転摺動自在にカップリングしてある。70は減
圧ポンプであり、上記エンドキャップに連通管によって
連通してある。71は濾過液タンクである。
【0011】この液体分離装置を使用して原液を濾過処
理するには、減圧ポンプ70の駆動により膜エレメント
aの濾過液側を減圧して膜間差圧を作用させると共に電
動モ−タ68の駆動により膜エレメントaを回転させ、
膜を透過した原液の溶媒、すなわち濾過液を減圧ポンプ
70により吸引して中空回転軸bを経て濾過液タンク7
1に取り出して行く。
【0012】上記膜エレメントaの回転により膜には、
周速と原液の粘性とに比例する周方向摩擦力、この摩擦
力が半径方向に沿って変化することにより生じる周方向
剪断応力及び半径方向剪断応力等が作用し、図1におけ
る膜2と保護被覆層5との境界箇所eにもこれらの応力
が作用する。しかし、この境界箇所eでの弾性率の変化
は膜2の弾性率から保護被覆層5の弾性率への変化であ
って充分に小であり、厚み変化も保護被覆層5を接着剤
の塗布乾燥により形成することにより充分に小にできる
から、更には、この境界箇所eでの周速が膜最外周端箇
所での周速よりも小であってそれだけ当該境界箇所に作
用する応力が小になるから、当該境界箇所eでの応力集
中をよく防止でき、膜エレメントaの回転のもとでも保
護被覆層5を安定に保持できる。すなわち、膜エレメン
トaの回転のもとでの保護被覆層5の縁端eの剥離と、
保護被覆層が存在しない場合の膜2の縁端e’の剥離と
を対比した場合、前者の方が後者よりも剥離し難く、保
護被覆層5が縁端剥離に対し高い安定性を呈する。従っ
て、膜2の外周縁端e’をこの保護被覆層5で力学的に
補強できると共に膜2の外周縁端e’に対し封止距離を
保護被覆層5の巾w分だけ増加できるので、膜外周縁端
e’での剥離を防止しその封止性を増強できる。
【0013】本発明の上記実施例では、膜エレメントの
濾過液側を減圧して膜間差圧を作用させる構成としてい
るが、原液槽を密閉構造として原液側を加圧する構成と
することも可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る膜分離装置は、膜エレメン
トの封止性破壊が膜エレメントの回転により生じる応力
により膜外周縁端の剥離を起点として内側に進行してい
くことを認識し、両膜の外周端部外面と支持板外面とに
わたって保護被覆層を設けており、膜エレメントの封止
安定性を高め得るから、信頼性の高い回転ディスク型の
膜分離装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る膜分離装置において使用する膜エ
レメントの一例を示す説明図である。
【図2】図1に示す膜エレメントにおける保護被覆層の
形成の方法を示す図面である。
【図3】本発明に係る膜分離装置の一例を示す図面であ
る。
【図4】図3に示す膜分離装置における膜エレメントと
中空軸との透過液流路の連通構造を示す図面である。
【符号の説明】
1 支持板 2 膜 3 濾過液流路材 4 接着剤 5 保護被覆層 A 本体 b 中空軸 64 原液槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持板の両面に膜を膜外周部において支持
    板に接着して設けた膜エレメントと中空の中心軸を備え
    た本体を有し、本体の中心軸の回転により膜エレメント
    を原液中で回転させ、膜と支持板との間、中心の中空軸
    管壁孔及び中空軸内を経て濾過液を取り出す装置におい
    て、両膜の外周端部外面と支持板外面とにわたって保護
    被覆層を設けたことを特徴とする膜分離装置。
JP32234396A 1996-11-18 1996-11-18 膜分離装置 Pending JPH10146521A (ja)

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JP32234396A JPH10146521A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 膜分離装置

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JP32234396A JPH10146521A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 膜分離装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1224965A1 (de) * 2000-05-21 2002-07-24 Berghof Filtrations- und Anlagentechnik GmbH & Co. KG. Vorrichtung und Verfahren zur Abtrennung eines Permeats
WO2002007478A3 (de) * 2000-07-13 2002-09-12 Andritz Ag Maschf Filter
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KR100805866B1 (ko) 2007-01-15 2008-02-21 주식회사 필텍코리아 외압형 회전분리막 처리장치 및 이를 구비한 오폐수처리장치

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