JPH10145311A - 送受信システム、送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法 - Google Patents

送受信システム、送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法

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JPH10145311A
JPH10145311A JP31410596A JP31410596A JPH10145311A JP H10145311 A JPH10145311 A JP H10145311A JP 31410596 A JP31410596 A JP 31410596A JP 31410596 A JP31410596 A JP 31410596A JP H10145311 A JPH10145311 A JP H10145311A
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JP
Japan
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information
time
program
receiving
unit
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Application number
JP31410596A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakada
浩之 中田
Masao Kawamura
昌男 川村
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送容量の制限を受けずに多種類の情報を提
供できる送受信システム、送信装置、送信方法、受信装
置及び受信方法を提供する。 【解決手段】 FM文字多重放送における情報の送信方
法をリアルタイム性を要するか否かで異なるものとし
た。即ち、リアルタイム性を要する情報は、従来と同様
に所定周期(例えば、20秒)でメインメニューを送信
する。リアルタイム性を要しない情報は、所定の時間帯
(例えば、深夜)にのみ送信される。この情報の送信時
間は、番組表で提供される。この番組表の送信時間は、
所定周期で送信されるメインメニューに付加される番組
情報で与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信システム、
送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法に関し、特
に、FM文字多重放送における情報の送受信に好適な送
受信システム、送信装置、送信方法、受信装置及び受信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】FMラジオ放送電波に文字等の情報を多
重化させて送信し、この多重化された情報(以下、多重
情報という)を受信機に設けた表示装置に表示するサー
ビスがある。このサービスは、FM文字多重放送とし
て、実用化されている。このサービスにおいて、多重情
報は、メインメニュー→サブメニュー(番組表)→番組
という階層構造になっている。このサービスでは、メイ
ンメニューを受信できないと、番組を受信することがで
きない。このため、メインメニューは約20秒間隔で周
期的に送信されている。
【0003】このFM文字多重放送のサービスをさらに
発展させ、双方向性のサービスとすることが、例えば、
特願平7−337310に開示されている。特願平7−
337310によれば、このサービスは、特定範囲のユ
ーザを対象とする有料情報提供サービスとして提案され
ている。有料情報サービスの提供を受けようとするユー
ザの範囲を広くしようとすれば、それだけ情報の種類を
増やさなければならない。
【0004】このため、番組の種類が多くなれば、1つ
の番組が送信される頻度が減ることとなる。そこで、ユ
ーザは、番組が送信される時間帯に煩わされることを避
けるため、取得したい番組をタイマ受信して、受信機内
のメモリに蓄積する。このようにユーザがタイマ受信に
よって番組を取得する場合でも、多重情報に含まれるメ
インメニューを取得し、さらにその下の階層に含まれる
番組表を取得しなければならない。しかしながら、全体
としての情報の種類が増加すると、FM文字多重放送の
メインメニュー、及びその下の階層に含まれる番組表の
容量が大きくなる。
【0005】これに対して、FM文字多重放送における
伝送容量は、誤り訂正コードを含んで16Kbpsと大
きくない。このため、現在既に実用化されているFM文
字多重放送と同じ方法で、メインメニュー及びその下の
階層に含まれる番組表を送信しようとすれば、送信でき
る情報自体の容量が逆に小さくなる。
【0006】また、番組をタイマ受信する頻度が多くな
れば、番組をタイマ受信する度毎に、ユーザがタイマ受
信する日時を受信機に設けられたキーから入力していた
のでは、操作が非常に煩雑になる。さらに、タイマ受信
し、受信機に蓄積された番組を見るときにも、その全て
がユーザに必要な情報とは限らない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたのもであり、多種
類の情報を提供することを可能とする送受信方法を提供
するものである。
【0008】即ち、本発明の第1の目的は、伝送容量の
制限を受けずに多種類の情報を提供できる送受信システ
ム、送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法を提供
することにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、情報をタイ
マ受信する場合に、簡単な操作でタイマの設定をするこ
とができる送受信システム、送信装置、送信方法、受信
装置及び受信方法を提供することにある。
【0010】また、本発明の第3の目的は、ユーザが蓄
積された情報から必要な情報を容易に検索することがで
きる送受信システム、送信装置、送信方法、受信装置及
び受信方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の観点にかかる送受信システム
は、情報を送信する送信装置と、この送信装置から送信
された情報を受信する受信装置とを備え、前記情報は、
繰り返して送信される第1の情報と、特定の時刻に送信
される第2の情報と、この第2の情報が送信される時刻
を示す情報を含む第3の情報とを含み、前記送信装置
は、前記第1、第2、第3の情報を送信する送信手段を
備え、前記受信装置は、前記送信装置から送信された前
記第1、第2、第3の情報を受信する受信手段と、この
受信手段が受信した前記第3の情報を記憶する第1の記
憶手段と、現在時刻を計測する計時手段と、前記記憶手
段に記憶された前記第3の情報に基づいて前記第2の情
報を受信する時刻を設定する設定手段と、この設定手段
に設定された時刻と前記計時手段が計測した現在時刻と
を比較する比較手段と、この比較手段の比較結果に応答
して、前記受信手段が受信した前記第2の情報を記憶す
る第2の記憶手段と、前記受信手段が受信した前記第1
の情報と、前記第1の記憶手段に記憶された前記第3の
情報と、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の情
報とを出力する出力手段と、を備える、ことを特徴とす
る。
【0012】この送受信システムによれば、第2の情報
は、タイマ設定をして、その情報が送信される時間にな
ると自動的に受信して受信装置内の記憶手段に蓄えてお
くことができる。これにより、情報量の大きい情報は、
この第2の情報として送信すれば、頻繁に送信する必要
がなくなる。従って、比較的頻繁に送信する必要がある
第1の情報と情報量の大きい第2の情報とを、同じ伝送
路で送信する場合にも、伝送容量の制限をさほど受ける
ことがない。
【0013】また、第2の情報が送信される時間は、第
3の情報として送信装置から与えられるので、送信側が
第2の情報を送信する時間を制御することができる。
【0014】ここで、前記情報は、さらに、前記第3の
情報が送信される時刻を含む第4の情報を含み、前記送
信手段は、さらに、前記第4の情報をも送信するもので
あり、前記受信手段は、さらに、前記第4の情報をも受
信するものであり、前記受信装置は、さらに、前記受信
手段が受信した前記第4の情報を記憶する第3の記憶手
段と、前記記憶手段に記憶された前記第4の情報に含ま
れる前記第3の情報が送信される時刻と、前記計時手段
が計測した現在時刻とを比較する第2の比較手段と、こ
の第2の比較手段の比較結果に応答して、前記受信手段
に前記第3の情報を受信させて、前記第1の記憶手段に
記憶させる第2の制御手段と、を備える、ものであって
もよい。
【0015】この場合、前記第1の情報は、上位階層の
情報と、この上位階層の情報に基づいて指定される複数
の下位階層の情報とを含み、前記第4の情報は、前記上
位階層の情報に含まれている、ものであってもよい。
【0016】前記第4の情報により、前記第3の情報が
送信される時間が得られ、この時間になると前記第3の
情報が自動で得られる。従って、前記第3の情報も頻繁
に送信する必要がなくなる。また、送信側において、前
記第3の情報を送出する時刻を必要に応じて変更するこ
とができる。
【0017】また、上記送受信システムにおいて、前記
第3の情報が送信される時刻は、予め定められており、
前記受信装置は、さらに、前記第3の情報が送信される
時刻を記憶する第3の記憶手段と、前記第3の記憶手段
に記憶された前記時刻と前記計時手段が計時した現在時
刻とを比較する第2の比較手段と、この第2の比較手段
の比較結果に応答して、前記受信手段に前記第3の情報
を受信させて、前記第1の記憶手段に記憶させる第2の
制御手段と、を備えるものとしてもよい。
【0018】また、上記第2の目的を達成するため、こ
の送受信システムにおいて、前記設定手段は、前記第3
の情報から前記第2の情報が送信される時刻を抽出する
抽出手段を備え、この抽出手段が抽出した時刻により、
前記第2の情報を受信する時刻を設定する、ものとする
ことができる。
【0019】さらに、この送受信システムにおいて、前
記第3の情報は、前記第3の情報中の特定の情報が前記
第2の情報が送信される時刻であることを示す制御情報
を含み、前記抽出手段は、この制御情報に基づいて、前
記第2の情報が送信される時刻を抽出する、ものであっ
てもよい。
【0020】これにより、前記第2の情報を受信する時
間を容易に設定することができる。特に、前記第3の情
報中に前記制御情報を含むことによって、抽出手段によ
る抽出の時間を短縮することができ、しかも、設定ミス
を減らすことができる。
【0021】なお、前記制御情報は、文字または記号情
報を兼ねるものとすることができる。
【0022】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の第2の観点にかかる送受信システムは、情報を送
信する送信装置と、この送信装置から送信された情報を
受信する受信装置とを備え、前記情報は、特定の種類の
情報が含まれていることを示す複数の制御情報と、この
制御情報があるか否かを示す複数のフラグを含む、複数
の単位情報によって構成され、前記送信装置は、前記複
数の単位情報を送信する送信手段を有し、前記受信装置
は、前記送信手段から送信された前記複数の単位情報を
受信する受信手段と、この受信手段が受信した前記複数
の単位情報を記憶する第1の記憶手段と、前記制御情報
のうち、所望の制御情報を設定する設定手段と、前記第
1の記憶手段に記憶された複数の単位情報のそれぞれ
に、前記設定手段により設定した制御情報が含まれるか
どうかを、前記フラグに基づいて判別する判別手段と、
この判別手段が前記設定手段により設定した制御情報が
含まれると判別した単位情報の一覧を示す一覧情報を作
成する一覧作成手段と、この一覧作成手段により作成さ
れた前記一覧情報を記憶する第2の記憶手段と、この第
2の記憶手段に記憶された前記一覧情報を出力する出力
手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0023】これにより、前記第1の記憶手段に記憶し
た複数の単位情報から、ユーザが必要とする情報だけを
容易に取り出すことができる。
【0024】上記第1、第2の観点にかかる送受信シス
テムは、FM文字多重放送に適用することを好適とす
る。すなわち、上記送受信システムにおいて、前記送信
手段は、FM放送電波を送信するものであり、前記送信
装置は、さらに、前記情報をFM放送電波に多重化する
多重化手段を備え、前記情報は、この多重化手段により
多重化されたFM文字多重放送の文字情報であり、前記
出力手段は、このFM文字多重放送の文字情報を表示す
る表示手段により構成される、ことで、FM文字多重放
送に適用することが可能となる。
【0025】また、上記第1の目的を達成するため、本
発明の第3の観点にかかる送信装置は、繰り返して送信
される第1の情報を送信する第1の送信手段と、特定の
時刻に送信される第2の情報を送信する第2の送信手段
と、この第2の送信手段から前記第2の情報が送信され
る時刻を示す情報を含む第3の情報を送信する第3の送
信手段と、を備えることを特徴とする。
【0026】この送信装置は、さらに、前記第3の送信
手段から情報が送信される時刻を含む情報を送信する第
4の送信手段を備える、ものとすることができる。
【0027】さらに、前記第4の送信手段は、前記第1
の送信手段と同一であっても構わない。
【0028】一方、上記送信装置において、前記第3の
送信手段は、予め定められた時間に情報を送信するもの
とすることもできる。
【0029】また、上記第1の目的を達成するため、本
発明の第4の観点にかかる送信方法は、以下のステップ
を含むことを特徴とする。 (a)第1の情報を繰り返して送信する。 (b)第2の情報が送信される時刻を示す情報を含む第
3の情報を送信する。 (c)前記第2の情報を前記第3の情報が示す特定の時
刻に送信する。
【0030】ここで、前記ステップ(a)において前記
第1の情報を送信するときに、さらに、前記第3の情報
が送信される時刻を示す情報を含む第4の情報を送信す
ることができる。
【0031】また、上記第1の目的を達成するため、本
発明の第5の観点にかかる受信装置は、送信装置から繰
り返して送信される第1の情報を受信する第1の受信手
段と、特定の時刻に送信される第2の情報を受信する第
2の受信手段と、前記第2の情報が送信される時刻を示
す情報を含む第3の情報を受信する第3の受信手段と、
前記第3の受信手段が受信した前記第3の情報を記憶す
る第1の記憶手段と、現在時刻を計時する計時手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された前記第3の情報に基づ
いて、前記第2の受信手段が前記第2の情報を受信する
時刻を設定する設定手段と、この設定手段に設定された
時刻と前記計時手段が計測した現在時刻とを比較する比
較手段と、この比較手段の比較結果に応答して、前記第
2の受信手段が受信した前記第2の情報を記憶する第2
の記憶手段と、前記第1の受信手段が受信した前記第1
の情報と、前記第1、第2の記憶手段に記憶された前記
第3、第2の情報とを出力する出力手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0032】この受信装置は、さらに、前記第3の情報
が送信される時刻を含む、ほぼ周期的に送信される第4
の情報をも受信する第4の受信手段と、この第4の受信
手段で受信した前記第4の情報を記憶する第3の記憶手
段と、この第3の記憶手段に記憶された前記第4の情報
に含まれる前記第2の情報が送信される時刻と、前記計
時手段が計測した現在時刻とを比較する第2の比較手段
と、この第2の比較手段の比較結果に応答して、前記第
3の受信手段に前記第3の情報を受信させて、前記第1
の記憶手段に記憶させる第2の制御手段と、を備えるも
のとすることができる。
【0033】また、上記第2の目的を達成するため、こ
の受信装置において、前記第3の情報は、前記第3の情
報中の特定の情報が前記第2の情報が送信される時刻で
あることを示す制御情報を含み、前記抽出手段は、この
制御情報に基づいて、前記第2の情報が送信される時刻
を抽出する、ものとすることができる。
【0034】さらに、この受信装置において、前記第3
の情報は、前記第3の情報中の特定の情報が前記第2の
情報が送信される時刻であることを示す制御情報を含
み、前記抽出手段は、この制御情報に基づいて、前記第
2の情報が送信される時刻を抽出する、ものであっても
よい。
【0035】なお、前記制御情報は、文字または記号情
報を兼ねるものとすることができる。
【0036】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の第6の観点にかかる受信装置は、送信装置から送
信された、特定の種類の情報が含まれていることを示す
複数の制御情報とこの制御情報があるか否かを示す複数
のフラグとを含む、複数の単位情報を受信する受信手段
と、この受信手段が受信した前記複数の単位情報を記憶
する第1の記憶手段と、前記複数の制御情報のうち、所
望の制御情報を設定する設定手段と、前記第1の記憶手
段に記憶された複数の単位情報のそれぞれに、前記設定
手段により設定した制御情報が含まれるかどうかを、前
記フラグに基づいて判別する判別手段と、この判別手段
が前記設定手段により設定した制御情報が含まれると判
別した単位情報の一覧を示す一覧情報を作成する一覧作
成手段と、この一覧作成手段により作成された前記一覧
情報を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段
に記憶された前記一覧情報を出力する出力手段と、を備
えることを特徴とする。
【0037】前記受信装置は、さらに、前記出力手段が
出力した前記一覧情報から、特定の単位情報を指定する
指定手段を備え、前記出力手段は、さらに、この指定手
段により指定された前記特定の単位情報のすべてを出力
するものであってもよい。
【0038】上記受信装置は、FM文字多重放送の受信
装置に適用することを好適とし、前記送信装置から送信
される情報は、FM文字多重放送の文字情報であり、前
記出力手段は、このFM文字多重放送の文字情報を表示
する表示手段により構成される、ものとすることができ
る。
【0039】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第7の観点にかかる受信方法は、それぞれが特定
の時刻に送信される複数の第1の情報と、この複数の第
1の情報が送信される時刻を示す情報を含む第2の情報
と、この第2の情報が送信される時刻を示す情報を含
む、繰り返して送信される第3の情報とからなる情報と
を受信する受信方法であって、前記第3の情報を受信す
る第1のステップと、この第1のステップで受信した前
記第3の情報を記憶する第2のステップと、この第2の
ステップで記憶した前記第3の情報に含まれる時刻と現
在時刻とを比較する第3のステップと、この第3のステ
ップにおける比較結果に応答して、前記第2の情報を受
信する第4のステップと、この第4のステップで受信し
た前記第2の情報を出力する第5のステップと、この第
5のステップで出力された前記第2の情報に基づいて、
前記複数の第1の情報のいずれか1つ以上を受信する時
刻を設定する第6のステップと、この第6のステップで
設定された前記時刻と現在時刻とを比較する第7のステ
ップと、この第7のステップにおける比較結果に応答し
て、前記第3の情報を受信する第8のステップと、この
第8のステップで受信した前記第3の情報を記憶する第
9のステップと、この第9のステップで記憶した前記第
3の情報を出力する第10のステップと、を含むことを
特徴とする。
【0040】この受信方法において、上記第2の目的を
達成するため、前記第6のステップは、前記第5のステ
ップで出力された前記第2の情報から前記第1の情報の
いずれかを選択するステップと、このステップで選択さ
れた前記第1の情報から時刻を示す情報を抽出して、こ
の抽出した時刻を設定するステップと、を含むものとす
ることができる。
【0041】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の第8の観点にかかる受信方法は、特定の種類の情
報が含まれていることを示す複数の制御情報とこの制御
情報があるか否かを示す複数のフラグとを含む、複数の
単位情報を受信する第1のステップと、この第1のステ
ップで受信した前記複数の単位情報を記憶する第2のス
テップと、前記制御情報のうち、所望の制御情報を設定
する第3のステップと、この第3のステップで設定した
制御情報が前記第2のステップで記憶した複数の単位情
報のそれぞれに含まれるかどうかを、前記フラグに基づ
いて判別する第4のステップと、この第4のステップで
前記第3のステップで設定した制御情報が含まれると判
別した単位情報の一覧を示す一覧情報を作成する第5の
ステップと、この第5のステップで作成した前記一覧情
報を記憶する第6のステップと、この第6のステップで
記憶した前記一覧情報を出力する第7のステップと、を
含むことを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を説明する。
【0043】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態の有料サービスを提供するFM文字多重放送のシ
ステム構成を示す図である。図に示すように、FM文字
多重放送では、ユーザは、FMラジオ放送局1から送信
された多重情報を受信機2で受信する。受信された多重
情報は、受信機2の表示部に表示される。
【0044】FM文字多重放送で提供される番組は、見
えるラジオ等の一般のユーザを対象とする番組(以下、
一般番組という)と、有料サービスで提供される特定の
ユーザを対象とする番組(以下、有料番組という)とが
ある。ICカード3は、有料番組を受信するための情報
を格納している。受信機2は、そのスロットにICカー
ドを装着することによって、有料番組を受信できる。
【0045】なお、このサービスにおいて、ユーザは事
業者4にアクセスし、事業者4はユーザから求められた
情報その他の情報の送信をFMラジオ放送局1に委託す
る。これにより、この有料サービスを、双方向性の情報
通信サービスとすることができる。
【0046】以下、このFM文字多重放送システムにお
ける送信機及び受信機について、詳しく説明する。ま
ず、FMラジオ放送局1に配置される送信機10の構成
を、図2のブロック図を参照して説明する。この送信機
10は、送信処理部11と、計時部12と、多重化処理
部13と、送信部14とから構成される。
【0047】送信処理部11は、事業者4から送信の委
託を受けた情報その他の情報を多重化処理部13の符号
化部13aに出力する。また、送信処理部11は、計時
部12で計時された日時を示す情報も多重化処理部13
に出力する。これにより、多重情報には、日時情報も含
まれることとなる。
【0048】多重化処理部13では、まず、符号化部1
3aが送信処理部11から送られた情報を符号化する。
符号化部13aで符号化された信号は、多重化部13b
で多重化信号に変換される。誤り訂正付加器13cは、
多重化信号に誤り訂正符号を付加する。L−MSK変調
器13dは、音声信号のL、R信号の変調度に応じて4
〜10%まで多重レベルを変化させる変調をして、ステ
レオ信号に多重化させる。L−MSK変調器13dの出
力信号は、送信部14のステレオ変調器14aに入力さ
れる。
【0049】送信部14では、まず、ステレオ変調器1
4aが音声信号のL、R信号をステレオ信号に変調する
と共に、入力された多重化信号をステレオ信号に付加す
る。FM変調器14bは、ステレオ信号及び多重化信号
をFM信号に変調する。変調されたFM信号は、FM送
信部14cにより送信アンテナ14dから送信される。
【0050】この送信機10から送信される多重情報の
フォーマットは、従来よりのFM文字多重放送で使用さ
れているDARC方式によるフォーマットを拡張したも
のである。以下、DARC方式のフォーマットについ
て、図3(A)〜(F)を参照して説明する。
【0051】送信機10から送信される多重情報の各フ
レームAは、図3(A)に示すように、272個のブロ
ックBから構成されている。ブロックBは、図3(B)
に示すように、ブロック識別符号(BIC)B1、デー
タパケットC、CRC(Cyclic Redundancy Code)B
2、及びパリティB3により構成されている。ブロック
識別符号B1は、ブロック同期及びフレーム同期をとる
ための符号である。パリティB3は、行方向のパリティ
である。
【0052】一方、列方向のパリティを伝送するため、
図4に示すように、データパケットCをパリティパケッ
トとした82個のブロックが、1フレームA中に分散配
置されている。従って、データ伝送用のブロックは、1
フレーム中に190個ある。なお、フレームAは、16
個のサブフレーム(図示せず)に分けられている。
【0053】また、データパケットCは、図3(C)に
示すように、プリフィックスC1と、データブロックD
とで構成される。プリフィックスC1は、サービス識別
符号(図示せず)を含んでいる。サービス識別符号は、
各ブロック毎に付けられており、ページング情報或いは
番組の種類の識別に用いられる。
【0054】ページング情報或いは番組は、複数のデー
タブロックによって構成される。このページング情報或
いは番組を構成する複数のデータブロックをデータグル
ープという。次に、このデータグループが番組データで
ある場合の構成について説明する。データグループが番
組データであるかどうかは、上記情報識別符号によっ
て、識別できる。図3(D)に示すように、データグル
ープは、ヘッディング開始符号(HC)D1、データグ
ループ開始符号(DGH)D2、番組管理E、ページ
F、データグループ終了符号(DGE)D3、CRC
D4とから構成される。
【0055】図3(E)に示すように、番組管理Eは、
番組データヘッダ(DH)E1に任意の数のデータユニ
ットE2が付加されたものである。番組データヘッダE
1は、識別符号、番組番号、内容更新フラグ、ページ総
数、情報種別、表示フォーマットなどの情報を含んでい
る。データユニットE2は、種別コード、種別サイズ、
データ内容を含んでいる。
【0056】図3(F)に示すように、ページFは、ペ
ージデータヘッダ(DH)F1に任意の数のデータユニ
ットF2が付加されたものである。ページデータヘッダ
F1は、識別符号、番組番号、内容更新フラグ、ページ
番号、情報種別、表示フォーマットなどの情報を含んで
いる。データユニットF2は、種別コード、種別サイ
ズ、データ内容を含んでいる。
【0057】この番組管理Eの番組データヘッダE1或
いはページFのページデータヘッダF1に含まれる情報
種別は、後述するICカード3内のEEPROMに書き
込まれた情報種別と比較される。受信機2は、この比較
結果が一致した時に、有料番組で提供される情報を表示
することができるようにすることで、特定のユーザを対
象とした情報の提供が可能になる。
【0058】このように送信装置10から送信される情
報は、番組を1つの大きな単位としている。つまり、後
述するメインメニュー、マガジンメニューや番組表など
も1つの番組である。もっとも、後の説明で単に番組と
いうときは、メインメニューや番組表などを含まないも
のとする。また、番組番号の違う番組は、チャンネルの
違いとして表される。また、1つの番組は、複数のペー
ジによって構成され、受信機2の表示部に表示されるこ
ととなる。
【0059】次に、受信機2のハードウェアの構成につ
いて、図5〜図8を参照して説明する。図5〜図7は、
FM文字多重放送のサービス(とりわけ、有料番組)に
より提供される情報を受信するための受信機2の外観構
成を示す図である。
【0060】図5に示すように、受信機2の表面には、
キー入力部21及び表示部22が配置されている。ま
た、図6に示すように、受信機2の一方の側面には、電
源スイッチ23、音量調整ダイアル24、及びヘッドホ
ンジャック25が配置されている。また、図7に示すよ
うに、受信機2の他方の側面には、ICカード3を装着
するためのスロット26が配置されている。さらに、受
信機2の背面には、オートダイアラのトーン信号を発す
るスピーカ(図示せず)が配置されている。
【0061】キー入力部21は、チューニングキー21
a、ラジオ/情報切り換えキー21b、情報メモリキー
21c、情報メニューキー21d、決定キー21e、カ
ーソル移動キー21f、機能選択キー21g、数字/文
字入力用キー群21h、文字削除キー21i、数字/文
字切り換えキー21k、絵文字キー21l、情報バンク
モードキー21m、電話モードキー21n、計算モード
キー21o、シークレットキー21pとから構成されて
いる。表示部22は、液晶パネルによって構成され、受
信した文字情報を表示する。
【0062】ラジオ/情報切り換えキー21bは、受信
機2でFM文字多重放送を受信することを指示するため
のキーである。情報メニューキー21dは、メニュー或
いは番組表を表示部22に表示させることを指示するた
めのキーである。決定キー21eは、カーソル移動キー
21fにより移動させられたカーソルが示す階層(番組
表、番組情報など)に移ることを指示するためのキーで
ある。
【0063】機能選択キー21gは、後述する受信機内
に蓄積された番組表や有料番組の情報内容を表示させる
機能を実行するためのキーである。また、後述するマガ
ジン番組のタイマ受信も、機能選択キー21gを操作す
ることによって、指示される。
【0064】図8は、この受信機2の回路構成を示すブ
ロック図である。この受信機2は、受信アンテナ2A
と、受信部2Bと、音声再生部2Cと、多重情報再生部
2Dと、処理部2Eとから構成されている。また、スイ
ッチS2B、S2C、S2Dは、それぞれ受信部2B、
音声再生部2D、処理部2Eの電源をONする。
【0065】受信部2Bは、受信アンテナ2Aで受信し
たFM電波をチューニングするFMチューナ2aと、F
M信号を復調するFM復調器2bとから構成されてい
る。音声再生部2Cは、FM復調器2bで復調されたF
M信号をL信号とR信号とに分離するステレオ復調器2
cと、ステレオ復調器2cで分離されたL信号とR信号
をそれぞれ増幅するアンプ2d、2eとから構成され
る。アンプ2d、2eで増幅された信号は、スピーカ2
f、2gからステレオ音声として出力される。
【0066】多重情報再生部2Dは、FM復調器2bで
復調されたFM信号のL、R信号の変調度に応じて多重
レベルを4〜10%まで変化させ、多重化されている信
号を分離するL−MSK(Level Controlled Minimum S
hift Keying)復調器2hと、L−MSK復調器で復調
された多重信号の誤り訂正をする誤り訂正復号器2iと
から構成される。
【0067】処理部2Eは、マイクロプロセッサユニッ
ト(MPU)2jを備えている。MPU2jには、受信
制御部2k、報音部2l、表示部22、キー入力部2
1、ROM2m、RAM2t、受信データメモリ2n、
入力データメモリ2o、カード処理部2p、タイマ2
q、及びオートダイアラ2rが接続されている。オート
ダイアラ2rには、オートダイアラ2rが発したトーン
信号を出力するスピーカ2sが接続されている。また、
MPU2jは、スイッチS2B、S2C、S2DのON
/OFFを制御する。
【0068】受信制御部2kは、キー入力部21のチュ
ーニングキー21aの操作に応答して、FMチューナ2
aのチューニングを調整する。報音部2lは、処理部2
E(MPU2j)の処理結果に応じて、ブザー音を発す
る。
【0069】ROM2mは、MPU2jの処理プログラ
ムや定型的なメッセージなどを格納している。受信デー
タメモリ2nは、後述するメインメニュー、マガジンメ
ニュー、マガジン番組表、情報内容等を記憶する。入力
データメモリ2oは、キー入力部21から入力された入
力情報や、ICカード3内のEEPROMから読み込ん
だ情報、更にはFM文字多重放送の番組から取り出した
制御情報等を記憶する。RAM2tは、受信した多重情
報(受信機2内に蓄積する必要がない情報)を一時記憶
する。また、MPU2jのワークエリアとして使用され
る。
【0070】カード処理部2pは、ICカード3内のE
EPROMに書き込まれた情報を読み出したり、ICカ
ード3内のEEPROMに情報を書き込んだりする。ま
た、スロット26にICカード3が装着されているかど
うかの情報をMPU2jに送る。タイマ2qは、現在時
刻を計時する。多重情報は、時間情報も含んでおり、タ
イマ2qの示す時間は、この時間情報を受信したとき、
MPU2jの制御によって、調整される。
【0071】オートダイアラ2rは、電話番号に応じた
トーン信号をスピーカ2sを通じて発する。受信機2の
電源は、後述するタイマ受信のためにバックアップされ
ており、電源スイッチ23をOFFにしているときも、
MPU2j、ROM2m、カード処理部2p、受信デー
タメモリ2n、入力データメモリ2o、及びタイマ2q
は、通電されている。電源スイッチ23をONにしてい
るときは、受信機2の各部に通電されている。また、M
PU2jは、後述するFM文字多重放送を受信するとき
には、スイッチS2B及びS2DをONする。FMラジ
オ放送を受信するときには、スイッチS2C及びS2D
をONする。
【0072】有料番組を受信/表示するためには、IC
カード3をスロット26に装着しなければならない。I
Cカード3は、EEPROM(図示せず)を備えてい
る。ICカード3内のEEPROMには、図9に示すよ
うに、情報種別3a、メインメニュー番組番号3b、サ
ービス制御コード3c、サービス分類3d、有効期間3
e、スクランブルキー3f、カード種別3g、放送局コ
ード3h、事業者コード3i、使用端末シリアルナンバ
ー3j、使用開始年月日3k、終了年月日3lが書き込
まれる。
【0073】情報種別3aは、前述のように受信した情
報の情報種別と一致した場合に、情報を表示部22に表
示することを可能にする。サービス制御コード3c、サ
ービス分類3dは、受信機2で受信し、表示部22に表
示する番組を識別・分類するために用いられる。有効期
間3eは、ICカード3を使用できる期間を示す。スク
ランブルキー3fは、情報を限定受信できるようにする
ため、スクランブルをかけた信号のスクランブルを解除
するために必要な情報である。放送局コード3h、事業
者コード3iは、情報提供サービスを行う放送局、事業
者を表すコードである。使用端末シリアルナンバー3j
は、受信機2のシリアルナンバーを登録する。使用開始
年月日3kは、ICカード3を受信機2に装着し、使用
が開始された年月日を登録する。終了年月日3lは、有
効期間3eと使用開始年月日3kとから計算した、IC
カード3を使用できる期限を登録する。
【0074】以下、上記FM文字多重放送システムにお
ける情報の送受信方法について説明する。なお、以下の
説明では、スロット26に有効なICカード3が装着さ
れており、有料番組を受信できるものとする。FM文字
多重放送の番組には、前述の一般番組と有料番組とがあ
る。有料番組にも、FMラジオ放送に連動した情報やニ
ュースなどのリアルタイム性が要求される情報を提供す
る番組(以下、ライブ番組という)と、特定の情報の告
知などのリアルタイム性が要求されない情報を提供する
番組(以下、マガジン番組という)とがある。
【0075】以下、FMラジオ放送局1に設けられた送
信機10から情報を送信する方法について説明する。送
信処理部11は、メインメニューや番組等の情報と計時
部12で計時された時間情報を多重化処理部13に出力
する。多重化処理部13は、情報を多重化信号に変換す
る。多重化信号は、送信部14にて音声信号と多重化さ
れ、文字放送番組として送信アンテナ14dから送信さ
れる。
【0076】この実施形態において、送信機10から、
所定の時間間隔で一般番組が送信されている。有料番組
は、ライブ番組とマガジン番組とに分かれている。ここ
で、マガジン番組は、リアルタイムで必要としない情報
を提供するので、一般のユーザが活動していない時間帯
である深夜(例えば、午前0:00〜午前6:00)に
送信される。一方、ライブ番組は、リアルタイムで必要
とする情報を提供するので、主として一般のユーザが活
動している時間帯に送信され、マガジン番組が送信され
る深夜には、ライブ番組に割り当てられる番組数はわず
かなものとする。
【0077】なお、ライブ番組であるかマガジン番組で
あるかを区別する情報は、番組管理Eの番組データヘッ
ダE1に付加されている。このように、この実施形態に
おいては、ライブ番組とマガジン番組との送信時間帯を
異なるものとした。このため、ライブ番組のメニュー
は、受信機2が頻繁に取得できるようにする必要があ
る。マガジン番組のメニュー(以下、単にマガジンメニ
ューという)及び番組表(以下、マガジン番組表とい
う)は、受信機2が頻繁に取得できなくても構わない。
【0078】受信機2で一般番組或いはライブ番組を受
信するためには、受信機2は、まず一般番組或いはライ
ブ番組のメインメニューを取得しなければならない。こ
のため、一般番組或いはライブ番組のメインメニュー
は、送信機10から頻繁に(例えば、20秒ごとに)送
信する。そこで、ライブ番組のメニューは、既に実用化
されている一般番組のメニューと同じ、メインメニュー
→サブメニューという構成にして送信する。以下、単に
メインメニューというときは、このライブ番組のメイン
メニューをいうものとする。
【0079】一方、マガジン番組は、1日の間で所定の
時間帯しか送信されないので、受信機2は、マガジン番
組のメニュー(以下、単にマガジンメニューという)及
び番組表(以下、マガジン番組表という)を頻繁に取得
できなくても構わない。そこで、以下に説明するよう
に、マガジンメニュー及びマガジン番組表は、メインメ
ニューとは別番組で送信し、その送信時間と番組番号だ
けをメインメニューに含めて送信することとした。そし
て、その送信時間と番組番号に基づいて、受信機2がマ
ガジンメニュー及びマガジン番組表を取得できるように
した。
【0080】以下、受信機2がマガジンメニュー及びマ
ガジン番組表を取得するために、送信機10から送信さ
れる多重情報に付加されている情報について説明する。
まず、マガジンメニュー及びマガジン番組表の送信時間
及び番組番号を示すマガジン番組情報について、図10
を参照して説明する。マガジン番組情報Gは、メインメ
ニューの番組管理E1に1データユニットとして付加さ
れている。
【0081】マガジン番組情報Gにおいて、種別コード
Gaは、マガジン番組情報Gであることを示すコードで
ある。種別サイズGbは、マガジン番組情報Gのサイズ
を示す。マガジン番組情報Gのサイズが種別サイズで表
し切れないときは、拡張サイズGcによって、拡張サイ
ズを示す。
【0082】更新フラグGdは、マガジン番組情報Gが
更新されたかどうかを示す。番組情報Gが更新されたと
き、更新フラグGdは、インクリメントされる。MPU
2jは、この更新フラグの値を前回受信して、受信デー
タメモリ2nに格納されている更新フラグの値と比較す
ることによって、マガジン番組情報Gが更新されたかど
うかを判別する。
【0083】番組表送出時間データサイズGfは、番組
表送出時間Ggのデータのサイズを示す。番組表送出時
間Ggは、マガジンメニューやマガジン番組表の送出時
間を示す。番組番号Ghは、番組表送出時間Ggが示す
時間に送出される番組の番組番号を示す。
【0084】受信機2がマガジン番組情報Gを受信する
と、MPU2jは、これから番組表送出時間Gg及び番
組番号Ghを取り出して、入力データメモリ2oに格納
する。この番組表送出時間Gg及び番組番号Ghに基づ
いて、受信機2は、後述するようにマガジンメニュー及
びマガジン番組表を取得する。これらは、マガジンメニ
ュー→マガジン番組表という階層構造になっている。
【0085】次に、マガジンメニューからその下の階層
のマガジン番組表に飛ぶためのマガジン番組付帯情報H
について、図11を参照して、説明する。マガジン番組
付帯情報Hは、各番組のそれぞれのページ中のデータユ
ニットの1つである。
【0086】マガジン番組付帯情報Hにおいて、種別コ
ードHaは、マガジン番組付帯情報Hの種別を示すコー
ドである。種別サイズHbは、マガジン番組付帯情報の
サイズを示す。更新フラグHcは、番組カテゴリー番号
Hd及び番組インデックス番号Heが同一のページの内
容が更新されたかどうかを示す。マガジン番組付帯情報
Hが更新されたとき、更新フラグHcは、インクリメン
トされる。MPU2jは、この更新フラグの値を前回受
信して、受信データメモリ2n内に格納されている更新
フラグの値と比較することによって、マガジン番組付帯
情報Hが更新されたかどうかを判別する。
【0087】番組カテゴリー番号Hdは、そのページの
カテゴリーを示すものである。番組インデックス番号H
eは、番組カテゴリー番号Hdに付属し、番組カテゴリ
ー番号Heで示されるカテゴリーをさらに細分化するも
のである。番組カテゴリー番号Hd及び番組インデック
ス番号Heを用いることによって、マガジンメニュー→
マガジン番組表→番組へと飛ぶことができる。ここで、
マガジンメニュー及びマガジン番組表の対応例を図12
に示す。
【0088】以下、受信機2が情報を受信する方法につ
いて説明する。まず、図13のフローチャートを参照し
て、ライブ情報を受信する方法を説明する。このライブ
情報は、受信と同時に逐次、受信機2の表示部22に表
示される。図13のフローチャートは、ユーザが電源ス
イッチ23をONし、ラジオ/情報切り換えキー21b
を入力して、多重情報の受信が開始されることで、スタ
ートする。
【0089】フローがスタートすると、MPU2jは、
カード処理部2pを介して、ICカード3に書き込まれ
たメインメニュー番組番号3bを取得する(SA1)。
次に、MPU2jは、受信アンテナ2A、受信部2B及
び多重情報再生部2Dを介して多重情報を受信する(S
A2)。多重情報の受信を開始すると、ステップSA1
で取得したメインメニュー番組番号3bと一致するメイ
ンメニュー番組番号を有するメインメニューの受信を完
了したかを判定する(SA3)。メインメニューの受信
を完了するまでは、ステップSA3の処理を繰り返す。
【0090】ステップSA3でメインメニューの受信を
完了したと判定すると、MPU2jは、メインメニュー
を、表示部22に表示させる(SA4)。図14に、メ
インメニューの表示例を示す。図に示すように、メイン
メニューは、受信したライブ番組のチャンネル(この例
では、ライブ1ch〜ライブ4ch)を表示し、ここか
らライブ番組を選択させる。
【0091】表示部22に表示されたメインメニューで
は、図14に示すように、いずれかのチャンネル(この
例では、ライブ1ch)が反転表示される。ユーザは、
カーソル移動キー21fを操作して、反転表示されるチ
ャンネルを移動させる。そして、所望のチャンネルが反
転表示されたら、決定キー21eを入力して、ライブ番
組のチャンネルを選択する(SA5)。
【0092】決定キー21eを入力することによって、
MPU2jは、選択制御データというデータユニット
(テーブルにより構成される)を取得し、キーイン番号
に対応する番組番号を有する番組を受信する。そして、
ライブ番組を逐次受信し、そのライブ番組のライブ情報
を表示部22に表示させる(SA6)。この処理は、M
PU2jに、何らかの要因による割り込みが生じるまで
終了しない。
【0093】ユーザが再びメインメニューの表示に戻り
たいときは、メニューキー21dを入力する。これによ
り、MPU2jに対して割り込み要求が出される。そし
て、表示部22にメインメニューが表示される。
【0094】次に、図15〜図20を参照して、マガジ
ンメニュー及びマガジン番組表を取得する処理を説明す
る。図15は、マガジンメニューの送出時間を取得する
処理を示すフローチャートである。図15のフローチャ
ートは、ユーザが電源スイッチ23をONし、ラジオ/
情報切り換えキー21bを入力して、多重情報の受信が
開始されることで、スタートする。また、図13のフロ
ーチャートの処理と並行して処理される。
【0095】フローがスタートすると、MPU2jは、
カード処理部2pを介して、ICカード3に書き込まれ
たメインメニュー番組番号3bを取得する(SB1)。
次に、MPU2jは、受信アンテナ2A、受信部2B及
び多重情報再生部2Dを介して多重情報を受信する(S
B2)。多重情報の受信を開始すると、ステップSA1
で取得したメインメニュー番組番号3bと一致するメイ
ンメニュー番組番号を有するメインメニューの受信を完
了したかを判定する(SB3)。メインメニューの受信
を完了するまでは、ステップSB3の処理を繰り返す。
【0096】ステップSB3でメインメニューの受信を
完了したと判定すると、MPU2jは、マガジン番組情
報Gを取り出し(SB4)、その中から番組表送出時間
Gg及び番組番号Gを抜き出して入力データメモリ2o
に格納する(SB5)。そして、このフローチャートの
処理を終了する。
【0097】図16は、マガジンメニュー、及びマガジ
ン番組表を取得する処理を示すフローチャートである。
タイマ2qが入力データメモリ2oに格納された番組表
送出時間Ggを計時すると、MPU2jに割り込みがか
けられる。これによって、図16のフローがスタートす
る。
【0098】フローがスタートすると、MPU2jは、
スイッチS2B及びS2DをONして、受信部2B及び
多重情報再生部2Dの電源をONする(SC1)。受信
部2B及び多重情報再生部2Dの電源がONされると、
入力データメモリ2oに格納された番組番号Ghを有す
るマガジン番組を受信する(SC2)。次に、マガジン
番組の受信を完了したかどうかを判定する(SC3)。
マガジン番組の受信を完了するまでは、ステップSC3
の処理を繰り返す。
【0099】ステップSC3で、マガジン番組の受信を
完了したと判定すると、MPU2jは、そのマガジン番
組のマガジン番組付帯情報Hの番組カテゴリ番号を先頭
ページから1ページずつ順に取り出す(SC4)。次
に、MPU2jは、番組カテゴリー番号Hcの値を判別
する(SC5)。
【0100】ステップSC5で、番組カテゴリ番号Hc
がマガジンメニューを示す値であると判別したときは、
MPU2jは、その番組の番組番号及び番組カテゴリ番
号Hcと共に、マガジンメニューを受信データメモリ2
nに格納する(SC6)。そして、ステップSC9へ進
む。
【0101】ステップSC5で、番組カテゴリ番号Hd
がマガジン番組表を示す値であると判別したときは、M
PU2jは、さらに、番組インデックス番号Heを取り
出し(SC7)。そして、ステップSC4で取り出した
番組カテゴリ番号Hc及びステップSC7で取り出した
番組インデックス番号Heと共に、番組インデックス番
号に対応するマガジン番組表を受信データメモリ2nに
格納する(SC8)。そして、ステップSC9へ進む。
ステップSC5で、番組カテゴリ番号Hdがマガジンメ
ニュー及びマガジン番組表以外を示す値であると判別し
たときは、そのままステップSC9へ進む。
【0102】ステップSC9では、ステップSC4〜S
C8の処理を全ページ分終了したかどうかを判定する。
ステップSC9で、全ページ分の処理を終了していない
と判定した場合は、ページ送りをして(SC10)、ス
テップSC4の処理へ戻り、次ページの処理へ進む。ス
テップSC9で、全ページ分の処理を終了したと判定し
た場合は、このフローチャートの処理を終了する。
【0103】以下、これまでの処理で取得したマガジン
メニュー及びマガジン番組表から、マガジン番組をタイ
マ受信する処理を説明する。マガジン番組をタイマ受信
をするためには、ユーザはマガジン番組表を見て、マガ
ジン番組の内容や放送時間等を確認しなければならな
い。そこで、まず、マガジン番組表を表示部22に表示
させるための処理について説明する。
【0104】ユーザは、機能選択キー21gを入力し
て、表示部22に機能選択画面を表示させる。この機能
選択画面の表示例を、図17に示す。図に示すように、
機能選択画面では、いずれかの機能が反転表示されてい
る。この例では、「1.マガジンメニュー表示」が反転
表示されている。この状態で、決定キー21eを入力す
ることによって、MPU2jにマガジンメニューを表示
させるための制御信号が送られる。ここで、MPU2j
に送られる制御信号は、マガジンメニューの番組番号と
同一である。
【0105】MPU2jは、この制御信号を受信する
と、受信データメモリ2nに格納されているマガジンメ
ニューを読み出して、読み出したマガジンメニューを表
示部22に表示させる。このマガジンメニューの表示例
を図18に示す。この例では、「1.マガジン 1c
h」が反転表示されている。ここで、例えば、ユーザが
「2.マガジン 2ch」を選択したい場合は、カーソ
ル移動キー21fを操作し、カーソルを移動する。これ
によって、「2.マガジン 2ch」が反転表示され
る。
【0106】「2.マガジン 2ch」が反転表示され
た状態で、ユーザが決定キー21eを入力する。する
と、MPU2jに制御信号が送られる。この制御信号
は、番組カテゴリ番号及び番組インデックス番号であ
る。MPU2jは、この制御信号を受信すると、受信デ
ータメモリ2nに格納されているマガジン番組表を読み
出して、読み出したマガジン番組表を表示部22に表示
させる。このマガジン番組表の表示例を図19に示す。
これにより、ユーザは、マガジン番組表を見て、マガジ
ン番組の放送開始時間、タイトル、放送時間の長さを知
ることができる。
【0107】なお、上記操作で、「1.マガジンメニュ
ー表示」或いは「2.マガジン 2ch」を選択するた
めに、数字/文字切り換えキー21kにより数字入力に
切り換えてから、数字/文字入力キー群21hの「1/
あ」「2/か」のキーをそれぞれ入力してもよい。
【0108】次に、上記操作によって取得したマガジン
番組表に基づいて、マガジン番組をタイマ受信するため
の処理について説明する。なお、以下の説明では、ユー
ザは図19に示した番組表に基づいて、放送開始時間
4:00、タイトル「***レコードHOT20」、放
送時間の長さ10分の番組をタイマ受信するものとす
る。
【0109】ユーザは、機能選択キー21gを入力し
て、図17に例示した機能選択画面を表示部22に表示
させる。この例では、最初に「1.マガジンメニュー表
示」が反転表示されているが、カーソル移動キー21f
を操作して、「2.タイマ受信」を反転表示させる。そ
こで、決定キー21eを入力することで、MPU2jに
制御信号が送られて、表示部22にタイマ受信設定画面
が表示される。
【0110】タイマ受信設定画面の最初の表示ページ
で、表示部22に「放送開始時間は?」と表示される。
そこで、ユーザは番組の放送開始時間である4:00を
示す「0400」を文字/数字入力キー群21hから入
力し、決定キー21eを入力する。次に、タイマ受信設
定画面が次のページに移り、表示部22に「放送時間の
長さは?」と表示される。そこで、ユーザは番組の放送
時間の長さである10分を示す「10」を文字/数字入
力キー群21hから入力し、決定キー21eを入力す
る。これにより、上記の入力された放送開始時間及び放
送時間の長さが入力データメモリ2oに格納され、タイ
マ受信の設定が完了する。
【0111】タイマ受信設定画面が表示されているとき
には、数字/文字入力キー群21hの入力は、自動的に
数字に切り換えられている。また、数字の入力を誤った
ときには、文字削除キー21iを入力して、誤って入力
した文字を削除すればよい。なお、複数のマガジン番組
をタイマ受信するときには、上記の操作を繰り返して行
えばよい。
【0112】以下、以上の処理で設定したマガジン番組
を受信/蓄積する処理について説明する。図20は、マ
ガジン番組を受信/蓄積する処理を示すフローチャート
である。タイマ2qが入力データメモリ2oに格納され
た放送開始時刻を計時すると、MPU2jに割り込み要
求が出される。これにより、図20のフローがスタート
する。
【0113】フローがスタートすると、MPU2jは、
スイッチS2B及びS2DをONして、受信部2B及び
多重情報再生部2Dの電源をONする(SD1)。受信
部2B及び多重情報再生部2Dの電源がONされると、
MPU2jは、受信したマガジン番組を1ページずつ受
信データメモリ2nに蓄積していく(SD2)。
【0114】そして、1ページ蓄積する毎に、入力デー
タメモリ2oに格納された放送開始時刻と放送時間の長
さから求めた放送終了時間になっているかどうかを判定
する(SD3)。ステップSD3で、放送終了時間と判
定されるまでは、ステップSD2に戻って、マガジン番
組の蓄積を継続する。ステップSD3で、放送終了時間
と判定した場合は、このフローチャートの処理を終了す
る。以上の処理によって、マガジン番組が受信データメ
モリ2nに蓄積される。
【0115】ユーザは、次のようにして蓄積されたマガ
ジン番組を見ることができる。機能選択キー21gを入
力することによって、表示部22に機能選択画面が表示
される(図17参照)。この画面上で「3.マガジン番
組表示」を、上記の操作と同様にして選択する。する
と、次に、表示部22にどのマガジン番組を選択するか
を示す画面が表示される。ここでも、同様にして、ユー
ザが見たい番組を選択する。
【0116】以上のようにして番組が選択されると、M
PU2jは、その番組の1ページ目を受信データメモリ
2nから読み出して、表示部22に表示する。2ページ
以降は、カーソル移動キー21fを操作することによっ
て、順に表示部22に表示することができる。このよう
にして、ユーザは、マガジン番組を所望のときに見るこ
とができる。
【0117】なお、受信機2の表示部22は、4行表示
としていた。このため、メインメニュー、マガジンメニ
ュー、及びマガジン番組表を1画面上に表示できない場
合がある。この場合は、カーソル移動キー21fを操作
すると、自動的に次の画面が表示される。従って、チャ
ンネル数や番組数に関係なく、同様の方法で本発明を実
施することができる。
【0118】以上説明したように、この実施形態のFM
文字多重放送システムでは、リアルタイム性の要求され
る情報とリアルタイム性の要求されない情報とで、メニ
ュー、番組、番組表の送出方法が異なるものとした。
【0119】即ち、リアルタイム性の要求される情報を
提供するライブ番組は、送信機10から逐次送信し、リ
アルタイム性の要求されない情報を提供するマガジン番
組は、深夜の時間帯に限って送信機10から送信し、受
信機2ではタイマ受信することにした。ライブ番組によ
り、ユーザは、リアルタイムで知りたい情報を逐次見る
ことができる。一方、マガジン番組により、情報の送出
頻度を下げることができるので、大容量の情報を送信す
ることが可能となる。
【0120】また、番組の数が多くなると必要となるメ
ニューや番組表の容量は必然的に大きくなるが、ライブ
番組のメニューは頻繁に送出し、マガジン番組のメニュ
ー及び番組表は所定の時間にのみ送出することとした。
これにより、マガジン番組の数を多くしても、その番組
を検索するためのメニューや番組表が伝送容量に対して
占める割合を小さくすることができる。逆に、マガジン
番組の送出時間を番組表で提供することにより、マガジ
ン番組の送出頻度を減らし、番組数を確保することがで
きる。
【0121】また、マガジンメニュー及びマガジン番組
表の送出時間は、メインメニューに付加されているマガ
ジン番組情報に基づいて送出されている。従って、送信
側で送出時間と送出頻度を任意に変えることができる。
これにより、天候により電波の受信状態が悪くなったと
きに、マガジンメニュー及びマガジン番組表の送出頻度
を上げれば、ユーザがマガジン番組表を確実に確保でき
る。
【0122】また、マガジン番組表自体も送信側で任意
に変えることができる。このため、状況に応じて、マガ
ジン番組の送出頻度を任意に変えることができる。この
場合、受信機は、更新フラグによってマガジン番組表が
変わっていることを判別できるので、タイマ受信の設定
をキャンセルすればよい。これにより、深夜に天災が生
じた場合など、本来マガジン番組を送出する時間帯に
も、ライブ番組を送信してユーザの要求に応えることが
できる。
【0123】さらに、この実施形態では、マガジン番組
の各ページにマガジン番組付帯情報を設けた。このマガ
ジン番組付帯情報には、番組カテゴリー番号と番組イン
デックス番号とを割り当てた。そして、この番組カテゴ
リー番号と番組インデックス番号とを用いて、マガジン
メニューから番組表へ飛べることとした。
【0124】このため、マガジン番組の数が多くなって
も、マガジンメニュー→マガジン番組表→マガジン番組
という階層だけで、マガジン番組を表示部に表示させる
ことができる。これにより、サブメニューが不要となる
ので、その分の伝送容量を有効利用することができる。
【0125】また、この実施形態では、番組カテゴリー
番号及び番組インデックス番号は、マガジンメニュー及
び番組表を受信、格納するために用いていた。しかしな
がら、番組カテゴリー番号及び番組インデックス番号
を、受信データメモリに蓄積した番組を番組表を基に表
示部22に表示させる場合にも使用することができる。
【0126】また、この実施形態では、番組カテゴリー
番号及び番組インデックス番号は、マガジン番組にのみ
付加されていた。しかし、番組カテゴリー番号及び番組
インデックス番号を用いて、メインメニューから番組
表、番組へと飛ぶ構成は、一般番組やライブ番組にも適
用することができる。
【0127】また、この実施形態では、マガジン番組表
及びマガジン番組の送出時間をタイマ2qが計時した時
点で、受信機2は、スイッチS2B、S2DをONさせ
て、受信部2B及び多重情報再生部2Dに通電させ、マ
ガジン番組表及びマガジン番組を受信していた。
【0128】しかしながら、マガジン番組表及びマガジ
ン番組の送出時間の少し前の時間をタイマ2qが計時し
た時点で、スイッチS2B、S2DをONさせて、受信
部2B及び多重情報再生部2Dに通電させてもよい。こ
れにより、タイマ2qが計時する時刻に多少の誤差が生
じても、マガジン番組を最初から受信することができ
る。
【0129】[第2実施形態]上記第1実施形態では、
マガジンメニュー及びマガジン番組表の送信時間及び送
信頻度は、可変であった。これに対して、第2実施形態
では、マガジン番組表が予め定められたサイクルで送信
される。第2実施形態におけるFM文字多重放送のシス
テム構成は、第1実施形態と同じである。
【0130】第2実施形態において、マガジン番組の情
報内容は、平日と土日とで異なる。従って、マガジン番
組表は、平日用と土日用の2種類がある。一般に、平日
に有用とされる情報と休日に有用とされる情報は異な
り、また、情報を必要とする者の範囲も異なるからであ
る。従って、マガジン番組表を更新するタイミングは、
日単位と週単位とで設けられている。
【0131】もっとも、単純に平日と土日とでマガジン
番組の情報内容を変えただけでは、対応できない場合が
ある。例えば、ある団体のみを対象とする番組でのその
団体の創立記念日などの場合である。このため、第2実
施形態においては、そのような日に送信する特別番組
(以下、今日の特別番組という)が設けられている。そ
して、平日用と土日用のマガジン番組表の他に、今日の
特別番組の番組表も送信される。
【0132】図21は、マガジン番組表の週単位での更
新タイミングを示す図である。図に示すように、送信機
10から送信されるマガジン番組表は、金曜日と日曜日
とに更新される。マガジン番組は、平日の番組を受信す
るためには日曜日に、土日用の番組を受信するためには
金曜日に、それぞれマガジン番組表を取得しておく必要
があるからである。
【0133】図22は、マガジン番組表の日単位での更
新タイミングを示す図である。図に示すように、マガジ
ン番組は、深夜(0:00〜6:00)の間に送信され
る。従って、日曜日または金曜日には、マガジン番組の
送信が終了する6:00までは、そのマガジン番組表を
保持しておく必要がある。このため、日曜日または金曜
日の6:00に送信されるマガジン番組表の内容が更新
される。
【0134】もっとも、マガジン番組表の更新タイミン
グである日曜日と金曜日の6:00に、受信機2側の問
題(例えば、電波の受信状態)で、受信機2が、更新さ
れたマガジン番組表を取得できない場合がある。このた
め、以後、12:00、18:00、さらには日曜日と
金曜日以外の曜日の6:00に定期的に、送信機10か
らマガジン番組表が送信される。これで、受信機2が番
組表更新タイミングに何らかの理由でマガジン番組表を
取得できなかった場合も、マガジン番組表の取得が可能
になる。
【0135】また、今日の特別番組がある場合には、そ
の番組表を1日毎に更新しなければならない。そこで、
今日の特別番組の番組表は、1日単位で更新される。さ
らに、1日単位で見た場合には、その番組が送信される
前日の6:00に更新され、さらに、12:00と1
8:00に今日の特別番組の番組表が送信される。
【0136】以下、受信機2が今日の特別番組の番組表
を取得するために、送信機10から送信されるメインメ
ニューの番組管理には、マガジン番組表の他に、図23
に示す特別番組情報Iが付加されている。。特別番組情
報Iにおいて、種別コードIaは、特別番組情報Iであ
ることを示すコードである。種別サイズIbは、特別番
組情報Iのサイズを示す。この特別番組情報Iには、拡
張データサイズは付加されていない。
【0137】番組有無フラグIcは、今日の特別番組が
あるかどうかを示す。更新フラグIdは、特別番組情報
Iが更新されたかどうかを示す。特別番組情報Iが更新
されたとき、更新フラグIdは、インクリメントされ
る。MPU2jは、この更新フラグの値を前回受信し
て、受信データメモリ2nに格納されている更新フラグ
の値と比較することによって、特別番組情報Iが更新さ
れたかどうかを判別する。
【0138】番組表送出時間Ieは、今日の特別番組の
番組表の送出時間を示す。特別番組番号Ifは、番組表
送出時間Ieが示す時間に送出される番組の番組番号を
示す。
【0139】以下、受信機2におけるマガジン番組表及
び今日の特別番組の番組表(以下、この実施形態におい
て、単に番組表という)の受信から、マガジン番組及び
今日の特別番組の受信、マガジン番組及び今日の特別番
組(以下、この実施形態において、単に番組という)の
表示に至るまでの処理を、図24及び図25のフローチ
ャートを使用して説明する。
【0140】このフローチャートの処理は、第1実施形
態の場合と違い、受信機2のスロット26にICカード
3を装着して、最初に電源スイッチ23がONされた時
点で、スタートする。このフローチャートの処理は、電
源スイッチ23がOFFされていても、バックアップ電
源によって常に行われている。なお、MPU2jは、図
24及び図25のフローチャートの処理を他の処理と並
行して行なう。
【0141】ユーザが受信機2の電源スイッチ23をO
Nすると、MPU2jは、スイッチS2B、S2DをO
Nする。これにより、受信部2B及び多重情報再生部2
Dに通電されて、多重放送の受信が開始される。多重放
送の受信を開始すると、受信機2は、約20秒間隔で送
信されるメインメニューを受信する。このとき、第1実
施形態と同じように、番組表の送出時間及び番組番号が
受信データメモリ2nに記憶される(SE1)。
【0142】メインメニューを受信すると、次に、最新
の番組表が受信データメモリ2nに記憶されているかど
うかを判定する。この実施形態においては、番組表の更
新タイミングが決まっているので、その更新タイミング
以降、新たに番組表を取得したかどうかを示すフラグを
たてておく。そして、このフラグを調べるによって、最
新の番組表があるかどうかを判定することができる(S
E2)。最新の番組表が、受信データメモリ2nに記憶
されていると判定した場合は、このステップSE2の処
理を繰り返す。
【0143】ステップSE2で、最新の番組表が受信デ
ータメモリ2nに記憶されていないと判定した場合は、
入力データメモリ2oに記憶されている番組表送出時間
とタイマ2qが計時している時間とを比較することによ
り、番組表送出時間であるかどうかを判定する(SE
3)。ここで、番組表送出時間であると判定されるまで
は、このステップSE3の処理を繰り返す。
【0144】ステップSE3で、番組表送出時間である
と判定した場合には、受信データメモリ2nに記憶され
た番組番号から番組表を判別して、番組表を受信する
(SE4)。ここで、受信機2が他の機能を実行してい
る場合、又は電源スイッチ23がOFFされているとき
は、スイッチS2B、S2DがOFFされていて、受信
部2B及び多重情報再生部2Dに通電されていない。そ
こで、この場合は、MPU2jは、スイッチS2B、S
2DをONしてから、番組表を受信する。
【0145】次に、ステップSE4で受信した番組表を
受信データメモリ2nに保存する(SE5)。番組表保
存の処理について、図25のフローチャートに基づい
て、詳しく説明する。ここで、受信データメモリ2nに
は、今日の特別番組の番組表を記憶する領域、平日用の
番組表を記憶する領域、及び土日用の番組表を記憶する
領域が、それぞれ別に設けられている。また、入力デー
タメモリには、平日用と土日用の更新フラグをそれぞれ
記憶する領域が設けられている。
【0146】このフローチャートの処理が開始すると、
MPU2jは、番組有無フラグIcから今日の特別番組
の番組(番組表)があるかどうかを判定する(SF
1)。ステップSF1で、今日の特別番組(番組表)が
ないと判定した場合は、ステップSF3に飛ぶ。ステッ
プSF1で、今日の特別番組(番組表)があると判定し
た場合は、受信データメモリ2n内の今日の特別番組の
番組表の記憶領域に、今日の特別番組の番組表を格納す
る(SF2)。
【0147】次に、FM文字多重放送を、金曜日又は土
曜日に受信しているときは、土日用のマガジン番組表
が、日曜日から木曜日の間に受信しているときは、平日
用のマガジン番組表が更新されているかどうかを、それ
ぞれ入力データメモリ2oに記憶された更新フラグに基
づいて、判定する(SF3)。
【0148】ステップSF3で、マガジン番組表が更新
されていると判定した場合は、多重情報に含まれる日時
情報に基づいて曜日を判別し、受信データメモリ2n内
のそれぞれの記憶領域にマガジンメニュー及びマガジン
番組表を保存する(SF4)。そして、メインルーチン
へ戻る。ステップSF3で、マガジン番組表が更新され
ていないと判定した場合は、そのままメインルーチンへ
戻る。
【0149】メインルーチンに戻ると、ユーザの操作に
応答して、マガジンメニュー→番組表を順番に表示部2
2に表示させる(SE6)。このマガジンメニュー及び
番組を表示させる方法は、マガジンメニューからの飛び
先に今日の特別番組の番組表が加わった以外は、第1実
施形態の場合と同じである。そして、第1実施形態の場
合と同様の方法で、ユーザは受信したい番組のタイマ受
信の設定をする(SE7)。なお、ステップSE6及び
SE7の処理は、電源スイッチ23をONして行うこと
となる。
【0150】ステップSE7のタイマ受信の設定が終了
すると、MPU2jは、設定した番組が送出される時間
となっているかどうかを、その番組の送出時間とタイマ
2qが計時する時刻とを比較することにより、判定する
(SE8)。設定された番組が送出される時間となって
いると判定されるまでは、ステップSE8の処理を繰り
返す。
【0151】ステップSE8で、設定された番組が送出
される時間となっていると判定されると、第1実施形態
と同様の方法より、番組を受信し、受信データメモリ2
nに保存する(SE9)。このとき、受信機2が他の機
能(例えば、計算機能)に使用されていると、受信機2
はその機能を実行するのと並行して番組を受信し、保存
する。
【0152】ステップSE9で、番組が受信データメモ
リ2nに保存されると、ユーザの操作に応答して、マガ
ジン番組が表示部22に表示される(SE10)。マガ
ジン番組を表示させる方法は、第1実施形態の場合と同
様である。ステップSE10の処理は、ユーザが何らか
のキーを操作したりして、MPU2jに割り込みが発生
するまで、繰り返される。
【0153】ステップSE6における、マガジンメニュ
ーの表示例を図26に示す。この例は、今日の特別番組
がある場合を示している。このマガジンメニューから今
日の特別番組を選択した場合、図27に例示する今日の
特別番組の番組表が表示部22に表示される。この例で
は、今日の特別番組は、「***レコード年間HOT1
00」の1番組のみであるが、2つ以上の番組がある場
合は、その全て(1画面で表示できない時は、2画面以
上に分けて)表示される。
【0154】そして、ステップSE7で、この特別番組
を予約するときには、ユーザは、タイマ受信の機能を選
択してから、番組の送出時間を示す数字「0130」、
「10」を、表示部22に表示される指示に従って、入
力していく。
【0155】以上説明したように、この実施形態のFM
文字多重放送システムによれば、平日用と土日用の2種
類の番組表を用意し、これらの番組表を別々に送出して
受信データメモリ2nに蓄えるようにしたので、1回の
伝送容量を少なくすることができる。しかも、マガジン
番組が平日と土日とで異なるので、一般の人々の生活リ
ズムに合わせて、多様なサービスを提供することができ
る。
【0156】また、通常送出しているマガジン番組で
は、対応できない番組については、今日の特別番組とし
て送出しているので、さらに多様なサービスを提供する
ことができる。しかも、土日用と平日用の2種類のマガ
ジン番組表に加えて、今日の特別番組の番組表を別途送
信するので、受信機2がマガジン番組表を書き換えるの
に要する負担も少なくて済む。
【0157】なお、この実施形態では、マガジン番組の
送出時間は深夜(0:00〜6:00)であったが、こ
れに限られない。例えば、昼間の時間帯でも構わない。
また、マガジン番組の送出時間を土日と平日とで変えて
もよく、曜日ごとに変えてもよい。
【0158】また、この実施形態では、マガジン番組表
及び今日の特別番組の番組表の送信時間を6:00、1
2:00、18:00の3回に限っていたが、これに限
られず、任意の時間を設定できる。マガジン番組表の更
新タイミングは、土日用の番組表では金曜日の6:00
に、平日用の番組表では日曜日の6:00としていた
が、これに限られない。マガジン番組の送信時間に合わ
せて、任意に設定できる。
【0159】また、この実施形態では、受信機2は、マ
ガジン番組表をメインメニューに付加されていた番組情
報Gの番組表送出時間Gg及び番組番号Ghに基づいて
取得していた。また、今日の特別番組の番組表を特別番
組情報Iから取得していた。しかしながら、これらの番
組表の取得方法は、これらに限定されない。
【0160】例えば、受信機2のROM2mに番組表送
出時間及びマガジン番組番号を書き込んでおいてもよ
い。また、ICカード3に番組表の送出時間及びマガジ
ン番組番号を書き込んでおいてもよい。この場合、MP
U2jは、カード処理部2pを介して、番組表の送出時
間及びマガジン番号をICカードから読みだせばよい。
【0161】また、この実施形態では、マガジン番組の
タイマ予約は、番組単位としていたが、さらに、曜日単
位で番組を指定してもよい。この場合、受信機2は、タ
イマ予約をする時に曜日も指定する機能を備えればよ
い。これにより、曜日毎に番組のテキストジョッキーが
変わる場合には、ユーザの好みのテキストジョッキーの
マガジン番組だけを受信することができる。また、この
実施形態では、今日の特別番組の番組表を、その前日に
のみ送出していたが、例えば、その日の1週間前からの
番組表を送出することもできる。
【0162】[第3実施形態]上記第1、第2実施形態
では、マガジン番組をタイマ受信するために、ユーザ
は、番組表を表示して、放送時間を確認してから、タイ
マ受信設定モードに入り、タイマ受信する番組を設定し
なければならなかった。これに対し、第3実施形態で
は、マガジン番組タイマ受信を自動設定する。
【0163】この実施形態において、FM文字多重放送
システムの構成は、第1実施形態と同じである。以下、
この実施形態におけるシステムアイコンを用いて、マガ
ジン番組をタイマ受信する方法について説明する。
【0164】図28は、第3実施形態のマガジン番組表
の表示例を示す図である。この図において、[開]8A
と[長]8Bがシステムアイコンである。システムアイ
コンは、文字コード(文字、数字、記号のコードの全て
を指す。以下、同じ)と制御コードを兼ねるもので、表
示部22に表示される文字、数字、記号の文字コードに
使用されていないコードを使用している。ここで、
[開]8Aは、放送開始時間を、[長]8Bは、放送時
間の長さ(以下、放送時間長という)を示している。
【0165】システムアイコン8A、8Bに続く文字8
a〜8eは、それぞれ所定の意味に意味づけられてい
る。図28に示したマガジン番組表の例では、次のよう
に意味づけられている。 システムアイコン[開]8Aに続く1バイト系半角数
字2文字 00〜23 で示されるデータを放送開始時間(時
間)8aとする。 放送開始時間(時間)8aに続く1バイト系コロンで
示されるデータを時/分分離符号8bとする。 時/分分離符号8bに続く1バイト系半角数字2文字
00〜59 で示されるデータを放送開始時間(分)8cと
する。 放送開始時間8cに続く1バイト系半角スペースで示
されるデータを放送開始時間終端符号8dとする。 システムアイコン[長]8Bに続く1バイト系半角数
字2文字 00〜99 で示されるデータを放送時間長8eと
する。
【0166】以下、図29〜図31のフローチャートを
参照して、この実施形態におけるマガジン番組のタイマ
受信の設定方法について説明する。なお、この実施形態
におけるマガジン番組表の取得までの受信機2の処理
は、第1実施形態の場合と同じである。
【0167】まず、第1実施形態と同様の方法で機能キ
ー21gを操作することにより、受信データメモリ2n
に記憶されているマガジン番組表を表示部22に表示さ
せる(SG1)。この場合、図28に示すように、いず
れかの番組が反転表示される。この状態から、ユーザが
カーソル移動キー21fを操作することによって、反転
表示させる番組を移動させる。そして、所望の番組が反
転表示されたところで、ユーザは決定キー21eを入力
して、番組を選択する(SG2)。
【0168】次に、MPU2jは、選択したマガジン番
組の文字コードを受信データメモリ2nから読み出し
(SG3)、読み出した文字コードがシステムアイコン
[開]8Aの文字コードと一致するかどうかを判定する
(SG4)。ここで、システムアイコン[開]8Aの文
字コードでないと判定した場合は、ステップSG38
(図31)に飛ぶ。
【0169】ステップSG4で、システムアイコン
[開]8Aの文字コードであると判定した場合は、MP
U2jは、システムアイコン[開]8Aに続く文字の文
字コードをマガジン番組表が記憶されている受信データ
メモリ2nから読み出し(SG5)、その文字コードが
1バイト系半角数字を示す文字コードであるかどうかを
判定する(SG6)。ここで、1バイト系半角数字を示
す文字コードでないと判定した場合は、ステップSG3
8(図31)に飛ぶ。
【0170】ステップSG6で、1バイト系半角数字を
示す文字コードであると判定した場合は、その文字コー
ドを放送開始時間(時間)の10の位を示す数字の文字
コードであると判断して、入力データメモリ2oに格納
する(SG7)。
【0171】次に、MPU2jは、ステップSG7で入
力データメモリに格納した放送開始時間(時間)8aの
10の位を示す数字に続く文字の文字コードをマガジン
番組表が記憶されている受信データメモリ2nから読み
出し(SG8)、その文字コードが1バイト系半角数字
を示す文字コードであるかどうかを判定する(SG
9)。ここで、1バイト系半角数字を示す文字コードで
ないと判定した場合は、ステップSG37(図31)に
飛ぶ。
【0172】ステップSG9で、1バイト系半角数字を
示す文字コードであると判定した場合は、その文字コー
ドを方法開始時間(時間)の1の位を示す文字コードで
あると判断して、入力データメモリ2oに格納する(S
G10)。
【0173】次に、MPU2jは、ステップSG7及び
SG10で格納した放送開始時間(時間)を示すデータ
を入力データメモリ2oから読み出して(SG11)、
その放送開始期間(時間)を示すデータが、00〜23
の範囲にあるかを判定する(SG12)。ここで、00
〜23の範囲にないと判定した場合は、ステップSG3
7(図31)に飛ぶ。
【0174】ステップSG12で、00〜23の範囲に
あると判定した場合は、次に、MPU2jは、ステップ
SG10で入力データメモリ2oに格納した放送開始時
間(時間)8aの1の位を示す数字に続く文字の文字コ
ードをマガジン番組表が記憶されている受信データメモ
リ2nから読み出す(SG13)。そして、読み出した
文字コードが、1バイト系半角コロンを示す文字コード
であるかどうかを判定する(SG14)。ここで、1バ
イト系半角コロンを示す文字コードでないと判定した場
合は、ステップSG37(図31)に飛ぶ。
【0175】ステップSG14で、1バイト系半角コロ
ンを示す文字コードであると判定した場合は、次に、M
PU2jは、1バイト系半角コロンの次の文字コードを
受信データメモリ2nから読み出す(SG15)。そし
て、その文字コードが1バイト系半角数字を示す文字コ
ードであるかどうかを判定する(SG16)。ここで、
1バイト系半角数字を示す文字コードでないと判定した
場合は、ステップSG37(図31)に飛ぶ。
【0176】ステップSG16で、1バイト系半角数字
を示す文字コードであると判定した場合は、その文字コ
ードを放送開始時間(分)の10の位を示す数字の文字
コードであると判断して、入力データメモリ2oに格納
する(SG17)。
【0177】次に、MPU2jは、ステップSG17で
入力データメモリに格納した放送開始時間(分)8cの
10の位を示す数字に続く文字の文字コードをマガジン
番組表が記憶されている受信データメモリ2nから読み
出し(SG18)、その文字コードが1バイト系半角数
字を示す文字コードであるかどうかを判定する(SG1
9)。ここで、1バイト系半角数字を示す文字コードで
ないと判定した場合は、ステップSG37(図31)に
飛ぶ。
【0178】ステップSG19で、1バイト系半角数字
を示す文字コードであると判定した場合は、その文字コ
ードを方法開始時間(分)の1の位を示す文字コードで
あると判断して、入力データメモリ2oに格納する(S
G20)。
【0179】次に、MPU2jは、ステップSG17及
びSG20で格納した放送開始時間(分)を示すデータ
を入力データメモリ2oから読み出して(SG21)、
その放送開始期間(分)を示すデータが、00〜59の
範囲にあるかを判定する(SG22)。ここで、00〜
59の範囲にないと判定した場合は、ステップSG37
(図31)に飛ぶ。
【0180】ステップSG22で、00〜59の範囲に
あると判定した場合は、次に、MPU2jは、ステップ
SG20で入力データメモリ2oに格納した放送開始時
間(分)8cの1の位を示す数字に続く文字の文字コー
ドをマガジン番組表が記憶されている受信データメモリ
2nから読み出す(SG23)。そして、読み出した文
字コードが、1バイト系半角スペースを示す文字コード
であるかどうかを判定する(SG24)。ここで、1バ
イト系半角スペースを示す文字コードでないと判定した
場合は、ステップSG37(図31)に飛ぶ。
【0181】ステップSG24で、1バイト系半角スペ
ースを示す文字コードであると判定した場合は、それに
続く文字列はマガジン番組名を表すので、順に文字送り
をしていく(SG25)。
【0182】そして、MPU2jは、選択したマガジン
番組の文字コードを受信データメモリ2nから読み出す
と(SG26)、読み出した文字コードがシステムアイ
コン[長]8Bの文字コードと一致するかどうかを判定
する(SG27)。ここで、システムアイコン[長]8
Bの文字コードでないと判定した場合は、ステップSG
25に戻り、[長]8Bの文字コードがでてくるまでス
テップSG25〜SG27を繰り返す。
【0183】ステップSG27で、システムアイコン
[長]8Bの文字コードであると判定した場合は、MP
U2jは、システムアイコン[長]8Bに続く文字の文
字コードをマガジン番組表が記憶されている受信データ
メモリ2nから読み出し(SG28)、その文字コード
が1バイト系半角数字を示す文字コードであるかどうか
を判定する(SG29)。ここで、1バイト系半角数字
を示す文字コードでないと判定した場合は、ステップS
G37(図31)に飛ぶ。
【0184】ステップSG29で、1バイト系半角数字
を示す文字コードであると判定した場合は、その文字コ
ードを放送時間長の10の位を示す数字の文字コードで
あると判断して、入力データメモリ2oに格納する(S
G30)。
【0185】次に、MPU2jは、ステップSG30で
入力データメモリに格納した放送時間長8eの10の位
を示す数字に続く文字の文字コードをマガジン番組表が
記憶されている受信データメモリ2nから読み出し(S
G31)、その文字コードが1バイト系半角数字を示す
文字コードであるかどうかを判定する(SG32)。こ
こで、1バイト系半角数字を示す文字コードでないと判
定した場合は、ステップSG37(図31)に飛ぶ。
【0186】ステップSG32で、1バイト系半角数字
を示す文字コードであると判定した場合は、その文字コ
ードを放送時間長の1の位を示す文字コードであると判
断して、入力データメモリ2oに格納する(SG3
3)。
【0187】次に、MPU2jは、ステップSG30及
びSG33で格納した放送時間長を示すデータを入力デ
ータメモリ2oから読み出して(SG34)、その放送
時間長を示すデータが、00〜99の範囲にあるかを判
定する(SG35)。ここで、00〜99の範囲にない
と判定した場合は、ステップSG37(図31)に飛
ぶ。
【0188】ステップSG35で、00〜99の範囲に
あると判定した場合は、タイマ受信設定が確定する。そ
こで、タイマ受信設定の確定を示す制御コードを入力デ
ータメモリ2oに格納し(SG36)、処理を終了す
る。
【0189】上記フローの処理で、ステップSG37に
飛ぶ場合として、マガジン番組表の文字コードの記憶位
置に誤りがあって、上記タイマ受信設定の処理にエラー
が発生した場合が考えられる。そこで、この場合は、入
力データメモリ2oに格納したデータを全て消去する
(SG37)。そして、1文字文字送りをしてから(S
G38)、ステップSG3(図29)の処理へ戻って、
再びタイマ受信を設定する。
【0190】また、上記フローの処理で、ステップSG
38に飛ぶ場合として、[開]8A以外のシステムアイ
コンが付されているなどがある。そこで、この場合は、
1文字文字送りをしてから(SG38)、ステップSG
3(図29)の処理へ戻って、再びタイマ受信を設定す
る。
【0191】タイマ受信の設定がされてから、受信機2
がマガジン番組を受信して受信データメモリ2nに蓄積
し、さらに、蓄積されたマガジン番組を表示部2に表示
する処理は、第1実施形態と同一である。
【0192】以上説明したように、この実施形態では、
ユーザは、番組を選択するだけで、マガジン番組のタイ
マ受信を自動設定することになるので、操作が容易にな
る。しかも、タイマ受信の設定が自動で行われるので、
設定ミスによってマガジン番組を受信し損なうことがな
い。
【0193】さらに、システムアイコンは、制御コード
としてだけでなく、表示データとしても使用されるの
で、ユーザは、マガジン番組表を見たときに、その中に
書き込まれている数字等が何を意味するかを容易に判別
することができる。
【0194】なお、この実施形態では、第1、第2実施
形態の場合と同様に、タイマ受信するマガジン番組の番
組番号は、ユーザがタイマ受信の設定に用いた番組表の
番組番号と同じにしている。これによって、番組番号が
判別されていた。しかしながら、番組番号の判別の方法
は、これに限られない。例えば、番組名の前に番組番号
を示すシステムアイコンを定義し、さらに、このシステ
ムアイコンに続く文字に所定の意味づけをすることによ
って、番組番号を判別することもできる。
【0195】また、システムアイコンの種類は、上記の
[開]、[長]に限られない。例えば、一定の分野の番
組を示すシステムアイコンを定義し、このシステムアイ
コンを有する番組をタイマ受信するように設定したいと
きは、同一のシステムアイコンを有する番組を全てタイ
マ受信するように設定してもよい。
【0196】また、この実施形態では、システムアイコ
ンは、文字コードと制御コードとを兼ねていた。しかし
ながら、制御コードのみで、記号の表示を行わなくても
構わない。これによっても、上記と同様の方法で、マガ
ジン番組をタイマ受信することができる。
【0197】[第4実施形態]上記第3実施形態では、
システムアイコンは、マガジン番組をタイマ受信するた
めに用いられていた。しかし、システムアイコンの利用
方法は、これに限られない。以下、この実施形態では、
システムアイコンを情報の検索に使用する場合について
説明する。
【0198】この実施形態において、FM文字多重放送
システムの構成は、第1実施形態と同様である。また、
マガジン番組を取得するまでの処理は、上記第1実施形
態の場合と同じである。但し、この実施形態において
は、多重情報の信号の中に、検索用データとして使用さ
れるシステムアイコンが含まれている。システムアイコ
ンに関する情報は、ROM2mに格納されている。ま
た、送信機10から送信される多重情報の各ページに
は、データユニットとして図32に示す検索関係情報J
が付加されている。
【0199】この検索関係情報Jは、種別コードJa
と、種別サイズJbと、検索インデックスJcとで構成
される。種別コードJaは、検索関係情報Jであること
を示すコードである。種別サイズJbは、検索関係情報
Jのサイズを示す。検索インデックスJcは、検索関係
情報Jが付加されているページに検索対象とできるシス
テムアイコンがあるかどうかを示すフラグによって構成
される。検索インデックスJcは、各ビットが1つのシ
ステムアイコンに対応する。この実施形態では、後述す
るように16個のシステムアイコンが用いられているの
で、検索インデックスJcは、2バイトで構成されてい
る。
【0200】図33は、この実施形態におけるシステム
アイコンを用いた情報検索の処理を示すフローチャート
である。情報を検索するために、ユーザは、機能キー2
1gを入力し、機能選択画面を表示部22に表示させ
る。機能選択画面が表示された状態で、ユーザはカーソ
ル移動キー21fを操作して、情報検索の項目を反転表
示させる。そこで、決定キー21eを入力する。これに
より、図33のフローチャートの処理がスタートする。
【0201】フローがスタートすると、まず、表示部2
2に検索情報選択画面が表示される。この検索情報選択
画面には、16個のシステムアイコンが表示されてい
る。そのうち、1つのシステムアイコンが反転表示され
ている。ユーザがカーソル移動キー21fを操作するこ
とによって、反転表示されるシステムアイコンが移動し
ていく。そして、検索したい情報を示すシステムアイコ
ンが反転表示されたところで、ユーザは、決定キー21
eを入力する。これにより、システムアイコンが選択さ
れる(SH1)。
【0202】この検索情報選択画面の表示例を図34に
示す。図34の例では、映画に関する情報であることを
示す[映]が反転表示されている。ユーザがカーソル移
動キー21fを操作すると、他のシステムアイコンが反
転表示されることになるが、ここでは、ユーザはこの状
態で決定キー21eを入力する。従って、この例では、
タイマ受信したマガジン番組の中から、映画に関する情
報だけが検索される。
【0203】システムアイコンの選択が終了すると、次
に、MPU2jは、システムアイコンを検索するページ
番号を示す変数nを設定するレジスタ(図示せず)に0
をセットする(SH2)。そして、nページ目の検索関
係情報Jを読み出して(SH3)、その検索インデック
スJcのシステムアイコンがあることを示すビットが1
であるかを判定する(SH4)。
【0204】ステップSH4で、検索インデックスJc
のそのシステムアイコンを示すビットが1でないと判定
した場合は、そこでそのページにステップSH1で選択
したシステムアイコンがないことが分かる。そこで、ス
テップSH10の全ページについて検索を終了したかの
判定に進む。
【0205】ステップSH4で、検索インデックスJc
のそのシステムアイコンを示すビットが1であると判定
した場合は、そのページ内の文字とステップSH1で選
択したシステムアイコンとを比較して(SH5)、一致
するかどうかを判定する(SH6)。ステップSH6
で、一致しないと判定した場合は、そのページ内の次の
文字に文字送りをする(SH8)。そして、その文字送
りされた文字とページの終端符号とを比較して、そのペ
ージ全体の比較を終了したかを判定する(SH9)。
【0206】ステップSH9で、そのページ全体の文字
の比較を終了していないと判定した場合は、ステップS
H5に戻って、次の文字の比較をする。ステップSH9
で、そのページ全体の文字の比較を終了したと判定した
場合は、ステップSH10の全ページについて検索を終
了したかの判定に進む。
【0207】一方、ステップSH6で、一致すると判定
した場合は、システムアイコンから終端符号までの文字
列及びそのページのページ番号を入力データメモリ2o
に格納する(SH7)。この格納した文字列及びページ
番号のメモリ構成例を図35に示す。このメモリは、開
始符号、ページ番号、及び文字列を格納するエリアによ
り構成される。なお、開始符号には、システムアイコン
のコードを用いることができる。
【0208】次に、全ページの検索を終了したかどうか
を判定する(SH10)。ステップSH10で、全ペー
ジの検索を終了していないと判定した場合は、nの値を
インクリメントし(SH11)、ステップSH3に戻っ
て、次のページの処理に進む。
【0209】ステップSH10で、全ページの検索を終
了したと判定した場合は、検索が終了したことを報音部
2lより報知し、また、表示部22に表示する(SH1
2)。次に、ステップSH1で選択したシステムアイコ
ンが、ステップSH10までの処理で検索されたかどう
かを判定する(SH13)。
【0210】ステップSH13で検索されたと判定した
場合は、MPU2jは、ステップSH7で、入力データ
メモリ2oに格納した文字列及び/またはページ番号を
読み出して、一覧表を作成する。そして、この一覧表が
表示部22に表示される(SH14)。
【0211】この一覧表においても、いずれかの文字列
(及びページ番号)が反転表示されている。そこで、ユ
ーザはカーソル移動キー21fを操作して、反転表示さ
せる文字列を移動させる。そして、所望の文字列が反転
表示されたところで、決定キー21eを入力し、文字列
を選択する(SH15)。
【0212】この一覧表の表示例を図36に示す。この
一覧表の例では、文字列の他にシステムアイコン[映]
及び各文字列のページ番号も表示されている。また、こ
こでもいずれかの文字列並びにシステムアイコン及びペ
ージ番号が反転表示されている。一覧表が表示部22に
表示された時には、一番上の「○○物語」が反転表示さ
れている。ここで、ユーザがカーソル移動キー21fを
操作し、「東京×××」を反転表示させる。この状態
で、決定キー21eを入力することによって、ページ番
号095、映画「東京×××」が選択される。
【0213】次に、MPU2jは、ステップSH15で
選択された文字列に対応するページ番号を入力データメ
モリ2oから取り出す。そして、MPU2jは、ここで
取り出されたページ番号に対応するページの全ての情報
を受信データメモリ2nから読み出す。読み出されたペ
ージの全ての情報は、表示部22に表示され(SH1
6)、このフローチャートの処理を終了する。
【0214】なお、図36の例で「東京×××」を選択
した場合、この映画に関する情報(出演者、映画館、開
演時間等)が全て、最終的に表示部22に表示される。
【0215】一方、ステップSH13で検索されなかっ
たと判定した場合は、ステップSH1でユーザが選択し
たシステムアイコンが検索されなかったことを表示部2
2に表示し(SH17)、このフローチャートの処理を
終了する。
【0216】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、ユーザはタイマ受信したマガジン番組の中から必要
とする情報だけを容易に取り出すことができる。また、
必要とする(検索する)情報が、システムアイコンによ
って判別できるので、非常に使い勝手のよいものとな
る。
【0217】なお、この実施形態では、検索が終了した
ことを報音部2lからの報知と表示部22への表示の両
方によって行っていた(ステップSH12)が、いずれ
か一方のみとしてもよい。また、このステップSH12
の処理をせずに、検索を終了すると、一覧表が作成/表
示されるようにしてもよい。また、この実施形態の説明
では、一覧表は、文字列に加えてシステムアイコン及び
ページ番号を表示するものとしたが、文字列だけを表示
するものとしてもよい。
【0218】また、この実施形態では、1つのマガジン
番組内でのみ情報の検索をしていたが、複数のマガジン
番組が受信データメモリ2nに記憶されている場合は、
その全てのマガジン番組から情報を検索するようにして
もよい。また、この実施形態の説明では、検索対象とす
るシステムアイコンを1つだけとしていたが、複数のシ
ステムアイコンが示す情報を検索するようにしてもよ
い。
【0219】また、この実施形態では、各ページに検索
関係情報Jが付され、検索インデックスによってそのシ
ステムアイコンが存在するかどうかを示していた。しか
し、この検索関係情報Jがなくても、システムアイコン
による情報の検索は可能である。
【0220】また、この実施形態では、検索対象となる
システムアイコンがあるページから文字列を抜き出して
入力データメモリ2oに格納し、格納した文字列から一
覧表を作成/表示していた。そして、この一覧表から文
字列を選択し、そのページの情報を表示していた。しか
しながら、検索した情報を表示する方法はこれに限られ
ない。例えば、検索対象となるシステムアイコンが存在
するページにフラグを立て、フラグが立てられたページ
を順々に表示部22に表示させるようにしてもよい。
【0221】また、この実施形態では、システムアイコ
ンに関する情報は、ROM2mに格納されていが、IC
カード3に格納されていてもよい。ICカード3に格納
されている場合は、ユーザの範囲に応じてシステムアイ
コンの種類を変えることができるので、ユーザの好みに
応じた幅広いサービスを提供することが可能になる。
【0222】また、この実施形態では、タイマ受信した
マガジン番組から所望の情報をシステムアイコンを使用
して検索する例を説明したが、ライブ番組及び一般番組
を蓄積しておいてそこから所望の情報を検索する場合で
あってもよい。また、番組を受信するときに、システム
アイコンによって必要な情報が含まれているページかど
うかを判定して、必要な情報が含まれているページと判
定した場合にのみ、そのページを受信データメモリ2n
に記憶してもよい。
【0223】[第5実施形態]以下、この実施形態で
は、システムアイコンを用いて、定型文を表示する場合
について説明する。
【0224】この実施形態において、FM文字多重放送
システムの構成は、第1実施形態と同様である。但し、
ROM2mには、定型文を示すシステムアイコンの次の
文字(数字)と対応する定型文が記憶されている。ま
た、マガジン番組を取得するまでの処理は、上記第1実
施形態の場合と同じである。
【0225】図37は、この実施形態におけるマガジン
番組の表示例を示している。この図において、[型]8
Cは、マガジン番組の情報中に定型文が含まれているこ
とを示すシステムアイコンである。システムアイコン
[型]8Cの次の数字(001〜004)は、定型文の種類を
示す定型文符号8fである。数字8fの次に表示されて
いる文字列は、定型文8gである。定型文8gの次の半
角スペースは、システムアイコン[型]8Cを含むペー
ジが終わることを示す終端符号である。この例では、各
行が1ページの情報を示している。即ち、この例では、
4ページの情報が表示部22に表示されている。
【0226】以下、この実施形態における処理について
説明する。図38は、定型文を表示部22に表示するた
めの処理を示すフローチャートである。このフローチャ
ートの処理は、各ページの読み出しを開始する毎にスタ
ートする。
【0227】まず、MPU2jは、ページを読み出す
と、そのページに記憶されているコードを受信データメ
モリ2nから読み出す(SI1)。そして、1つのコー
ドを読み出す毎に、システムアイコン[型]8Cを示す
コードであるかどうかを判定する(SI2)。ここで、
システムアイコン[型]8Cを示すコードでないと判定
した場合は、ステップSI1に戻り、次のコードを読み
出す。
【0228】ステップSI2で、システムアイコン
[型]8Cを示すコードであると判定した場合は、シス
テムアイコン[型]8Cの次の定型文符号を受信データ
メモリ2nから読み出す(SI3)。MPU2jは、定
型文符号8fを読み出すと、読み出した定型文符号8f
に対応する定型文8gをROM2mから読み出す(SI
4)。
【0229】次に、定型文8gに続くコードが終端符号
8h(この例では、半角スペース)であるかを判定する
(SI5)。ここで、終端符号8hでないと判定した場
合は、同一のページにさらに定型文が含まれている場合
があるので、ステップSI1に戻り、次のコードを読み
出す。ステップSI5で、終端符号8hであると判定し
た場合は、そのページの終わりとなるので、システムア
イコン[型]8C、定型文符号8f、定型文8g、終端
符号8hを表示部22に表示して(SI6)、処理を終
了する。
【0230】以上説明したように、この実施形態の処理
によれば、長い文章でも、システムアイコン、定型文符
号、及び終端符号だけを用いて送信することができる。
このため、マガジン番組で頻繁に送信する文章を少ない
文字/制御コード数で送信できる。このため、送信でき
る情報量の限られているFM文字多重放送においても、
送信できる情報量を増やすことができる。
【0231】なお、この実施形態では、システムアイコ
ン[型]8C、定型文符号8f、定型文8g、及び終端
符号8hの全てを表示部22に表示していたが、定型文
8gだけを表示部22に表示してもよい。また、定型文
の種類、量は、任意に設定することができる。
【0232】また、この実施形態では、マガジン番組に
おいて定型文を送信する場合であったが、この実施形態
の処理は、ライブ番組や見えるラジオにおいて定型文を
送信する場合にも適用できる。
【0233】また、この実施形態では、定型文8gは、
ROM2mに格納されていたが、ICカード3に格納さ
れていてもよい。これにより、特定の範囲のユーザのみ
に分かる定型文を送信することが可能になる。
【0234】[他の実施形態]上記第1〜第5実施形態
では、マガジン番組はタイマ受信され、受信データメモ
リ2nに蓄積して、所望の時間に表示部22に表示させ
るようにしていた。しかし、マガジン番組が送信される
と同時に表示部22に表示させるようにしてもよい。
【0235】上記第1〜第5実施形態では、FM文字多
重放送システムを例にして説明したが、これ以外の送受
信システムにも適用できる。例えば、テレビ放送電波に
多重化された文字放送でもよい。また、多重化されてお
らず、その情報のみを送受信するシステムであっても構
わない。情報の種類も文字情報に限らず、音声・画像等
の情報であってもよい。更には、有線回線を通じた送受
信システムにも本発明を適用することができる。
【0236】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の観
点にかかる送受信システム、第3の観点にかかる送信装
置、第4の観点にかかる送信方法、第5の観点にかかる
受信装置、及び第7の観点にかかる受信方法によれば、
情報量の大きい情報を頻繁に送信する情報と同じ伝送路
を通じて送信しても、伝送容量の制限をさほど受けな
い。
【0237】特に、第3の情報から第2の情報が送信さ
れる時間を検索する検索手段を備えることにより、時間
の設定を容易にすることができる。特に、第3の情報中
に制御情報を含むことによって、検索手段による検索の
時間を短縮することができ、しかも、検索ミスを減らす
ことができる。
【0238】また、本発明の第2の観点にかかる送受信
システム、第6の観点にかかる受信装置、及び第8の観
点にかかる受信方法によれば、送信装置から送信される
情報中に、情報の内容を示す制御情報或いは識別子を設
けたことにより、ユーザが蓄積された番組から必要な情
報のみを容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のFM文字多重放送のシ
ステムの概要を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態のFMラジオ放送局に配
置される送信機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態の送信機から送信される
多重情報のフォーマットを示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態の送信機から送信される
多重情報のフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態の受信機の外観構成を示
す平面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の受信機の外観構成を示
す右側面図である。
【図7】本発明の第1実施形態の受信機の外観構成を示
す左側面図である。
【図8】本発明の第1実施形態の受信機の回路構成を示
すブロック図である。
【図9】本発明の第1実施形態のICカードに書き込ま
れる情報の構成を示す図である。
【図10】本発明の第1実施形態のマガジン番組情報の
構成を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態のマガジン番組付帯情
報の構成を示す図である。
【図12】本発明の第1実施形態の番組カテゴリー番号
と番組インデックス番号と、番組表との関係を示す図で
ある。
【図13】本発明の第1実施形態のライブ情報の番組を
選択する処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1実施形態のメインメニューを表
示した例を示す図である。
【図15】本発明の第1実施形態のマガジンメニューの
送出時間を取得する処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1実施形態のマガジンメニュー、
及びマガジン番組表を取得する処理を示すフローチャー
トである。
【図17】本発明の第1実施形態の機能選択画面を表示
した例を示す図である。
【図18】本発明の第1実施形態のマガジンメニューを
表示した例を示す図である。
【図19】本発明の第1実施形態のマガジン番組表を表
示した例を示す図である。
【図20】本発明の第1実施形態のマガジン番組を蓄積
する処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第2実施形態のマガジン番組表の週
単位での更新タイミングを示す図である。
【図22】本発明の第2実施形態のマガジン番組表の日
単位での更新タイミングを示す図である。
【図23】本発明の第2実施形態の特別番組情報の構成
を示す図である。
【図24】本発明の第2実施形態のマガジン番組表の受
信から、マガジン情報の受信、マガジン情報の表示に至
るまでの処理を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第2実施形態のマガジン番組表を保
存する処理を示すフローチャートである。
【図26】本発明の第2実施形態のマガジンメニューを
表示した例を示す図である。
【図27】本発明の第2実施形態の特別番組の番組表を
表示した例を示す図である。
【図28】本発明の第3実施形態のシステムアイコンを
用いたマガジン番組表を表示した例を示す図である。
【図29】本発明の第3実施形態のシステムアイコンを
用いたマガジン番組表からマガジン情報の受信をタイマ
予約する処理を示すフローチャートである。
【図30】本発明の第3実施形態のシステムアイコンを
用いたマガジン番組表からマガジン情報の受信をタイマ
予約する処理を示すフローチャートである。
【図31】本発明の第3実施形態のシステムアイコンを
用いたマガジン番組表からマガジン情報の受信をタイマ
予約する処理を示すフローチャートである。
【図32】本発明の第4実施形態の検索関係情報の構成
を示す図である。
【図33】本発明の第4実施形態のシステムアイコンを
用いてデータを検索する処理を示すフローチャートであ
る。
【図34】本発明の第4実施形態の検索情報選択画面を
表示した例を示す図である。
【図35】本発明の第4実施形態のシステムアイコンか
ら終端符号までの文字列及びページ数を格納するメモリ
の構成を示す図である。
【図36】本発明の第4実施形態の検索情報選択画面を
表示した例を示す図である。
【図37】本発明の第5実施形態のシステムアイコンを
使用した定型文を表示した例を示す図である。
【図38】本発明の第5実施形態の定型文を表示する処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・FMラジオ放送局、10・・・送信機、11・・・送信
処理部、12・・・計時部、13・・・多重化処理部、14・・
・送信部、14d・・・送信アンテナ、2・・・受信機、21・
・・キー入力部、21e・・・決定キー、21f・・・カーソル
移動キー、21g・・・機能キー、22・・・表示部、26・・
・ICカードスロット、2A・・・受信アンテナ、2B・・・
受信部、2D・・・多重情報再生部、2E・・・処理部、2j
・・・MPU、2m・・・ROM、2n・・・受信データメモ
リ、2o・・・入力データメモリ、2p・・・カード処理部、
2q・・・タイマ、3・・・ICカード、G・・・マガジン番組
情報、Gg・・・番組表送出時間、H・・・マガジン番組付帯
情報、Hd・・・番組カテゴリー番号、He・・・番組インデ
ックス番号、I・・・特別番組情報、Ie・・・番組表送出時
間、J・・・検索関係情報、Jc・・・検索インデックス、8
A、8B、8C・・・システムアイコン

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を送信する送信装置と、この送信装置
    から送信された情報を受信する受信装置とを備え、 前記情報は、 繰り返して送信される第1の情報と、 特定の時刻に送信される第2の情報と、 この第2の情報が送信される時刻を示す情報を含む第3
    の情報とを含み、 前記送信装置は、 前記第1、第2、第3の情報を送信する送信手段を備
    え、 前記受信装置は、 前記送信手段から送信された前記第1、第2、第3の情
    報を受信する受信手段と、 この受信手段が受信した前記第3の情報を記憶する第1
    の記憶手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記記憶手段に記憶された前記第3の情報に基づいて前
    記第2の情報を受信する時刻を設定する設定手段と、 この設定手段に設定された時刻と前記計時手段が計測し
    た現在時刻とを比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に応答して、前記受信手段が受
    信した前記第2の情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記受信手段が受信した前記第1の情報と、前記第1の
    記憶手段に記憶された前記第3の情報と、前記第2の記
    憶手段に記憶された前記第2の情報とを出力する出力手
    段と、 を備える、 ことを特徴とする送受信システム。
  2. 【請求項2】前記情報は、さらに、前記第3の情報が送
    信される時刻を含む第4の情報を含み、 前記送信手段は、さらに、前記第4の情報をも送信する
    ものであり、 前記受信手段は、さらに、前記第4の情報をも受信する
    ものであり、 前記受信装置は、さらに、 前記受信手段が受信した前記第4の情報を記憶する第3
    の記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記第4の情報に含まれる前
    記第3の情報が送信される時刻と、前記計時手段が計測
    した現在時刻とを比較する第2の比較手段と、 この第2の比較手段の比較結果に応答して、前記受信手
    段に前記第3の情報を受信させて、前記第1の記憶手段
    に記憶させる第2の制御手段と、 を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の送受信システム。
  3. 【請求項3】前記第1の情報は、上位階層の情報と、こ
    の上位階層の情報に基づいて指定される複数の下位階層
    の情報とを含み、 前記第4の情報は、前記上位階層の情報に含まれてい
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載の送受信システム。
  4. 【請求項4】前記第3の情報が送信される時刻は、予め
    定められており、 前記受信装置は、さらに、前記第3の情報が送信される
    時刻を記憶する第3の記憶手段と、 前記第3の記憶手段に記憶された前記時刻と前記計時手
    段が計時した現在時刻とを比較する第2の比較手段と、 この第2の比較手段の比較結果に応答して、前記受信手
    段に前記第3の情報を受信させて、前記第1の記憶手段
    に記憶させる第2の制御手段と、 を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の送受信システム。
  5. 【請求項5】前記設定手段は、 前記第3の情報から前記第2の情報が送信される時刻を
    抽出する抽出手段を備え、 この抽出手段が抽出した時刻により、前記第2の情報を
    受信する時刻を設定する、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の送受信システム。
  6. 【請求項6】前記第3の情報は、前記第3の情報中の特
    定の情報が前記第2の情報が送信される時刻であること
    を示す制御情報を含み、 前記抽出手段は、この制御情報に基づいて、前記第2の
    情報が送信される時刻を抽出する、 ことを特徴とする請求項5に記載の送受信システム。
  7. 【請求項7】前記制御情報は、文字または記号情報を兼
    ねる、 ことを特徴とする請求項6に記載の送受信システム。
  8. 【請求項8】情報を送信する送信装置と、この送信装置
    から送信された情報を受信する受信装置とを備える送受
    信システムであって、 前記情報は、 特定の種類の情報が含まれていることを示す複数の制御
    情報と、この制御情報があるか否かを示す複数のフラグ
    を含む、複数の単位情報によって構成され、 前記送信装置は、 前記複数の単位情報を送信する送信手段を有し、 前記受信装置は、 前記送信手段から送信された前記複数の単位情報を受信
    する受信手段と、 この受信手段が受信した前記複数の単位情報を記憶する
    第1の記憶手段と、 前記制御情報のうち、所望の制御情報を設定する設定手
    段と、 前記第1の記憶手段に記憶された複数の単位情報のそれ
    ぞれに、前記設定手段により設定した制御情報が含まれ
    るかどうかを、前記フラグに基づいて判別する判別手段
    と、 この判別手段が前記設定手段により設定した前記制御情
    報が含まれると判別した単位情報の一覧を示す一覧情報
    を作成する一覧作成手段と、 この一覧作成手段により作成された前記一覧情報を記憶
    する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された前記一覧情報を出力す
    る出力手段と、 を備える、 ことを特徴とする送受信システム。
  9. 【請求項9】前記送信手段は、FM放送電波を送信する
    ものであり、 前記送信装置は、さらに、前記情報をFM放送電波に多
    重化する多重化手段を備え、 前記情報は、この多重化手段により多重化されたFM文
    字多重放送の文字情報であり、 前記出力手段は、このFM文字多重放送の文字情報を表
    示する表示手段により構成される、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載
    の送受信システム。
  10. 【請求項10】繰り返して送信される第1の情報を送信
    する第1の送信手段と、 特定の時刻に送信される第2の情報を送信する第2の送
    信手段と、 この第2の送信手段から前記第2の情報が送信される時
    刻を示す情報を含む第3の情報を送信する第3の送信手
    段と、 を備えることを特徴とする送信装置。
  11. 【請求項11】さらに、前記第3の送信手段から情報が
    送信される時刻を含む情報を送信する第4の送信手段を
    備える、 ことを特徴とする請求項10に記載の送信装置。
  12. 【請求項12】前記第4の送信手段は、前記第1の送信
    手段と同一である、 ことを特徴とする請求項11に記載の送信装置。
  13. 【請求項13】前記第3の送信手段は、予め定められた
    時刻に情報を送信するものである、 ことを特徴とする請求項11に記載の送信装置。
  14. 【請求項14】以下のステップを含むことを特徴とする
    送信方法。 (a)第1の情報を繰り返して送信する。 (b)第2の情報が送信される時刻を示す情報を含む第
    3の情報を送信する。 (c)前記第2の情報を前記第3の情報が示す特定の時
    刻に送信する。
  15. 【請求項15】前記ステップ(a)において前記第1の
    情報を送信するときに、さらに、前記第3の情報が送信
    される時刻を示す情報を含む第4の情報を送信する、 ことを特徴とする請求項14に記載の送信方法。
  16. 【請求項16】送信装置から繰り返して送信される第1
    の情報を受信する第1の受信手段と、 特定の時刻に送信される第2の情報を受信する第2の受
    信手段と、 前記第2の情報が送信される時刻を示す情報を含む第3
    の情報を受信する第3の受信手段と、 前記第3の受信手段が受信した前記第3の情報を記憶す
    る第1の記憶手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記第3の情報に基づ
    いて、前記第2の受信手段が前記第2の情報を受信する
    時刻を設定する設定手段と、 この設定手段に設定された時刻と前記計時手段が計測し
    た現在時刻とを比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に応答して、前記第2の受信手
    段が受信した前記第2の情報を記憶する第2の記憶手段
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記第1の情報と、前記
    第1、第2の記憶手段に記憶された前記第3、第2の情
    報とを出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする受信装置。
  17. 【請求項17】さらに、 前記第3の情報が送信される時刻を含む、ほぼ周期的に
    送信される第4の情報をも受信する第4の受信手段と、 この第4の受信手段で受信した前記第4の情報を記憶す
    る第3の記憶手段と、 この第3の記憶手段に記憶された前記第4の情報に含ま
    れる前記第2の情報が送信される時刻と、前記計時手段
    が計測した現在時刻とを比較する第2の比較手段と、 この第2の比較手段の比較結果に応答して、前記第3の
    受信手段に前記第3の情報を受信させて、前記第1の記
    憶手段に記憶させる第2の制御手段と、 を備える、 ことを特徴とする請求項16に記載の受信装置。
  18. 【請求項18】前記設定手段は、 前記第3の情報から前記第2の情報が送信される時刻を
    抽出する抽出手段を備え、 この抽出手段が抽出した時刻により、前記第2の情報を
    受信する時刻を設定する、 ことを特徴とする請求項16または17に記載の受信装
    置。
  19. 【請求項19】前記第3の情報は、前記第3の情報中の
    特定の情報が前記第2の情報が送信される時刻であるこ
    とを示す制御情報を含み、 前記抽出手段は、この制御情報に基づいて、前記第2の
    情報が送信される時刻を抽出する、 ことを特徴とする請求項18に記載の受信装置。
  20. 【請求項20】前記制御情報は、文字または記号情報を
    兼ねる、 ことを特徴とする請求項19に記載の受信装置。
  21. 【請求項21】送信装置から送信された、特定の種類の
    情報が含まれていることを示す複数の制御情報とこの制
    御情報があるか否かを示す複数のフラグとを含む、複数
    の単位情報を受信する受信手段と、 この受信手段が受信した前記複数の単位情報を記憶する
    第1の記憶手段と、 前記複数の制御情報のうち、所望の制御情報を設定する
    設定手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記複数の単位情報の
    それぞれに、前記設定手段により設定した制御情報が含
    まれるかどうかを、前記フラグに基づいて判別する判別
    手段と、 この判別手段が前記設定手段により設定した制御情報が
    含まれると判別した単位情報の一覧を示す一覧情報を作
    成する一覧作成手段と、 この一覧作成手段により作成された前記一覧情報を記憶
    する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された前記一覧情報を出力す
    る出力手段と、 ことを特徴とする受信装置。
  22. 【請求項22】前記一覧作成手段が作成する前記一覧情
    報は、前記単位情報中の前記制御情報に対応する項目情
    報の一覧を示す情報である、 ことを特徴とする請求項21に記載の受信装置。
  23. 【請求項23】前記受信装置は、さらに、前記出力手段
    が出力した一覧情報から、特定の単位情報を指定する指
    定手段を備え、 前記出力手段は、さらに、この指定手段により指定され
    た前記特定の単位情報のすべてを出力するものである、 ことを特徴とする請求項21に記載の受信装置。
  24. 【請求項24】前記送信装置から送信される情報は、F
    M文字多重放送の文字情報であり、 前記出力手段は、このFM文字多重放送の文字情報を表
    示する表示手段により構成される、 ことを特徴とする請求項16至23のいずれか1項に記
    載の受信装置。
  25. 【請求項25】それぞれが特定の時刻に送信される複数
    の第1の情報と、この複数の第1の情報が送信される時
    刻を示す情報を含む第2の情報と、この第2の情報が送
    信される時刻を示す情報を含む、繰り返して送信される
    第3の情報とからなる情報とを受信する受信方法であっ
    て、 前記第3の情報を受信する第1のステップと、 この第1のステップで受信した第3の情報を記憶する第
    2のステップと、 この第2のステップで記憶した第3の情報に含まれる時
    刻と現在時刻とを比較する第3のステップと、 この第3のステップにおける比較結果に応答して、前記
    第2の情報を受信する第4のステップと、 この第4のステップで受信した前記第2の情報を出力す
    る第5のステップと、 この第5のステップで出力された前記第2の情報に基づ
    いて、前記複数の第1の情報のいずれか1つ以上を受信
    する時刻を設定する第6のステップと、 この第6のステップで設定された前記時刻と現在時刻と
    を比較する第7のステップと、 この第7のステップにおける比較結果に応答して、前記
    第3の情報を受信する第8のステップと、 この第8のステップで受信した前記第3の情報を記憶す
    る第9のステップと、 この第9のステップで記憶した前記第3の情報を出力す
    る第10のステップと、 を含むことを特徴とする受信方法。
  26. 【請求項26】前記第6のステップは、 前記第5のステップで出力された前記第2の情報から前
    記第1の情報のいずれかを選択するステップと、 このステップで選択された前記第1の情報から時刻を示
    す情報を抽出して、この抽出した時刻を設定するステッ
    プと、 を含む、 ことを特徴とする請求項25に記載の受信方法。
  27. 【請求項27】特定の種類の情報が含まれていることを
    示す複数の制御情報とこの制御情報があるか否かを示す
    複数のフラグとを含む、複数の単位情報を受信する第1
    のステップと、 この第1のステップで受信した前記複数の単位情報を記
    憶する第2のステップと、 前記制御情報のうち、所望の制御情報を設定する第3の
    ステップと、 この第3のステップで設定した制御情報が前記第2のス
    テップで記憶した複数の単位情報のそれぞれに含まれる
    かどうかを、前記フラグに基づいて判別する第4のステ
    ップと、 この第4のステップで前記第3のステップで設定した制
    御情報が含まれると判別した単位情報の一覧を示す一覧
    情報を作成する第5のステップと、 この第5のステップで作成した前記一覧情報を記憶する
    第6のステップと、 この第6のステップで記憶した前記一覧情報を出力する
    第7のステップと、 を含むことを特徴とする受信方法。
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