JPH101445A - 反応器 - Google Patents

反応器

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JPH101445A
JPH101445A JP8174147A JP17414796A JPH101445A JP H101445 A JPH101445 A JP H101445A JP 8174147 A JP8174147 A JP 8174147A JP 17414796 A JP17414796 A JP 17414796A JP H101445 A JPH101445 A JP H101445A
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勝 佐々木
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龍太郎 元木
Atsushi Funakoshi
淳 船越
Takashi Nishi
隆 西
Akira Kosaka
晃 小阪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 攪拌に必要な翼などの動力機構を用いなくて
も高精度の反応を実現できる反応器を提供する。 【解決手段】 同心円状に配置された金属円筒5〜7の
中に、熱間等方加圧焼結体からなる金属多孔質体チャン
バー2A〜2Cを形成してなる上部反応筒2を主要要素
とする反応器1である。上部反応筒2には圧入パイプ8
P〜10Pが設けられており、各チャンバー2A〜2C
は、径方向外側に位置するものほど流路が長く設定され
ており、各チャンバーの終端面は、内向き球面状に形成
されている。そのため、終端面から噴出される流体は、
渦流を形成しつつ他の流体と細密に接触して反応するよ
うになっている。また、上部反応筒2の外周部と出口側
には冷却用の流路が形成されていて反応熱を徐冷してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体反応に好適に
用いられる反応器に関し、特に、攪拌機を用いることな
く高精度の反応を実現する反応器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、反応器には攪拌機が設けられて
おり、この攪拌機の翼を回転運動又は往復運動させるこ
とによって反応させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法による反応には、動力機構が必要であるという煩雑さ
の他に、攪拌に多大の時間を要するという問題点があ
る。本発明は、この問題点に着目してなされたものであ
って、攪拌に必要な翼などの動力機構を用いなくても高
精度の反応を実現することのできる反応器を提供するこ
とを目的とする。また、徐冷処理や加熱処理が必要な場
合にも好適に対応できる反応器を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、同心円状に配置された異なる口径の複数
個の金属筒の中に、熱間等方加圧焼結体からなる金属多
孔質体チャンバーを形成してなる第1反応筒を主要要素
とする反応器であって、前記第1反応筒の一方側には、
前記各チャンバー用の流入口が設けられており、前記各
チャンバーは、径方向外側に位置するものほど軸方向流
路が長く設定されており、前記各チャンバーの終端面
は、熱間等方加圧焼結体が内向き球面状に形成されてお
り、前記終端面から噴出される流体は、渦流を形成しつ
つ他の流体と細密に接触して反応するようになってお
り、前記第1反応筒の外周部、及び/又は、前記第1反
応筒の他方側には、熱交換用の流路が形成されている。
【0005】ここで、金属多孔質体チャンバーは、粒度
や材種の異なる複数種の金属粉末を金属筒の間に個々に
充填して熱間等方加圧処理するか、各金属筒の形状に合
わせて、個別に気孔率や気孔径の異なる熱間等方加圧焼
結体を成形した後、これを、同心円状に配置された金属
筒に圧入嵌合するのが好適である。また、金属多孔質体
チャンバーを形成する金属粉末の表面を、予め、Zn,
Cr,Cu,Ag,Pt,Tiなどの金属メッキ又は蒸
着によってコートするようにすれば、化学反応時におけ
る金属触媒の作用を行わせることができる。なお、熱間
等方加圧処理とは、圧力容器中に処理材を挿入し、高温
下においてガスを圧力媒体として高い等方圧力を加える
ことにより、高温、高圧の相乗効果を利用して、金属粉
末の加圧焼結をする処理をいう。但し、高温・高圧に過
ぎると気孔率が小さくなり、一方、高温・高圧が不足す
ると粒子間の接着力に欠けるので、使用する金属粉末な
どの種類に応じて、最適な温度や圧力に調整する必要が
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて、この発
明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る反応器
1の外観図を一部破断をもって表した図面である。図2
は、反応器1の平面図(a)と一部断面図(b)を図示
したものである。図2に示す通り、反応器1は、同心3
重構造からなる上部反応筒2と、ロート状に形成された
下部反応筒3とが装着されると共に、その間に中空チャ
ンバー4を形成して構成されている。上部反応筒2、下
部反応筒3、および中空チャンバー4の外周部には、所
要の間隙を設けて、冷却用のウォータジャケットケーシ
ング27,28が装着されている。上部ウォータジャケ
ット27には、そのケーシングに流路27a,27bが
連設されていて、必要に応じて、冷却装置や加熱装置と
連通するようになっている。同様に、下部ウォータジャ
ケット28も、流路28a,28bを介して、冷却装置
や加熱装置と連通するようになっている(図3(a)
(c))。このように構成しているのは、反応には、一
般に、最適温度範囲があり、その温度より高くなると副
反応が起きて触媒活性を速く劣化させ、逆に低すぎる
と、所定の反応速度が得られないからである。中空チャ
ンバー4の中には、冷却用などに用いるコイル29が内
装されている。コイル29は、図示の通り、蝸牛状をし
ており、下部反応筒3やウォータジャケット28を通過
して、流路29a,29bに連通している(図3
(b))。なお、蝸牛状のコイルに代えて渦巻状のコイ
ルとしても良い。上部反応筒2は、ステンレス、チタ
ン、合金などの耐食性金属で形成された大中小の金属円
筒5,6,7の中に、所定の気孔率と所定の気孔径を有
する金属多孔質体8,9,10が圧入嵌合されて、多孔
質体チャンバー2A〜2Cが形成されている(図5参
照)。金属円筒5〜7の軸方向長さは、小径円筒5が最
も短く、大径円筒7が最も長くなっている。また、各円
筒5〜7の中の金属多孔質体8,9,10は、その終端
部が内向き球面状に加工されている。そして、各金属円
筒5〜7の上端面を揃えることにより、多孔質体チャン
バー2A〜2Cの終端部が、下向きに段々と広がってゆ
く多段球面状となっている。
【0007】金属多孔質体8,9,10は、円柱状また
は円筒状に形成された熱間等方加圧焼結体であり、その
焼結原料粉末には、例えば、ステンレス鋼系(SUS3
04,SUS630など)、工具鋼系(SKD61,S
KD11など)、マルエージング鋼系(18Ni系、2
0Ni系など)、高速度鋼(SKH51,SKH55な
ど)、非鉄金属系(アルミ合金、チタン合金など)の各
種金属が使用される。金属多孔質体の気孔率や気孔径
は、必要に応じて適宜に選択されるが、気孔率を7.0
〜50.0%、気孔径を500μm以下とする場合に
は、特願平6−255228号の出願明細書に開示され
たところによるのが望ましい。すなわち、気孔率や気孔
径に対応した粒径の原料粉末をカプセルに真空密封し、
高緻密質の焼結体における処理条件より、低温・低圧・
短時間の処理条件にて熱間等方加圧焼結(HIP)処理
を行う。例えば、ステンレス鋼や合金工具鋼系粉末を原
料粉末とするHIP処理では、温度400〜800℃程
度、加圧力50〜150MPa程度、処理時間0.5〜
4Hr程度とし、高速度鋼系粉末を原料粉末とする場合
は、温度300〜800℃程度、加圧力50〜150M
Pa程度、処理時間0.5〜4Hr程度とする。なお、
焼結体として得られる金属多孔体の気孔率や気孔径は、
加圧温度や加圧力や処理時間などを制御因子として調整
される。また、HIP処理の後、融点の60〜90%の
温度域に2〜10Hr程度の時間保持する熱処理を施せ
ば、焼結体の気孔率や気孔径に実質的な変化を生じさせ
ずに、粒子同志の結合を強化することができる。或いは
又、原料粉末をゴム型に充填し、冷間等方加圧成形を行
って圧粉成形体を成形し、次いで、その粉末成形体をカ
プセルに封入するか、又は封入することなくHIP処理
しても良い。この製造プロセスにおいては、原料粉末の
粒度、冷間加圧成形圧力、及び、その圧粉成形体のHI
P処理条件(温度・圧力・時間)によって、焼結体の気
孔率や気孔径を制御することができる。
【0008】金属多孔質体8,9,10は、上記のよう
な方法によって製造され、この例では、多孔質体8〜1
0を金属円筒5〜7に圧入嵌合させているが、これに限
定される必要はなく、各金属円筒5,6,7を等間隔に
配置した状態で、適宜な粒径の原料粉末を充填してHI
P処理しても良い。この場合には、3重構造の金属多孔
質体が一体成形されて好ましいが、金属円筒5,6,7
は、図7のような断面形状とするのが好適である。ま
た、金属多孔質体8,9,10は、それぞれを、軸方向
に多層構造としても良く、そうすれば、上部反応筒2の
軸方向について気孔分布を異ならせることができて好ま
しい。この場合、例えば、多孔質体8〜10の上部から
下部に向けて気孔率などを小さく形成すれば良いが、そ
の製造方法は、特願平7−111593号の明細書に開
示したところによる。つまり、粒度や材質の異なる複数
種の金属粉末などを積層充填し、温度0.2〜0.85
mpK、加圧力0.5〜150MPaの条件下で熱間等
方加圧処理を行って複層金属多孔質体8,9,10を製
造すれば良い。なお、mpKは粉末の融点(絶対温度)
であって、異材種の粉末が積層充填される場合には、低
融点粉末の融点をいう。また、粒度や材質の異なる複数
種の金属粉末などを積層充填し、冷間加圧処理の後、熱
間等方加圧処理を行うようにしても良い。下部反応筒3
は、図6に示すように、金属円筒13と、その内側の金
属多孔質体14と、ロート筒15とで構成されている。
この下部反応筒3は、HIP処理により製造された金属
多孔質体14を金属円筒13に圧入嵌合するか、或い
は、金属円筒13の中に金属粉末を充填して、HIP処
理によって一体成形して製造される。なお、ロート筒1
5は、前加工または後加工において、金属円筒13に溶
接などにより固着する。
【0009】続いて、図1に示す反応器1の組付け状態
を説明すると、取付け台16に取付けられた下部ウォー
タジャケット・ケーシング28に下部反応筒3を嵌着す
ると共に、ロート筒15の下方にスクリューポンプ24
を介して反応物移送管18を装着する。また、下部反応
筒3の上に上部反応筒2を嵌着し、上部ウォータジャケ
ット・ケーシング27内に装着して固定する。一方、上
部反応2の上部には耐圧ケーシングカバー19を装着す
るが、ケーシングカバー19には、金属多孔質体8,
9,10からなるチャンバーに液体又は気体を圧入する
ための圧入パイプ8P,9P,10Pが装備されてい
る。そして、このケーシングカバー19は固定ボルト2
0によって締着されている。なお、耐圧ケーシングカバ
ー19、上部ウォータジャケット・ケーシング27、下
部ウォータジャケット・ケーシング28には、それぞれ
連結用のフランジ19F,27F,28Fが設けられて
おり、このフランジ19F,27F,28Fをボルトで
連結固定することにより全体を一体化している。
【0010】図8は、本発明に係る反応器1の使用例を
示すフローシートである。タンク21a,21b,21
cの気体A,B,Cは、開閉バルブ22と加圧ポンプ2
3を介して反応器1に圧入供給される。一方、反応器1
の反応生成物は、ポンプ24と逆止弁25を介して次段
に供給される。なお、加圧ポンプ23は、コンピュータ
制御器26で制御されており、添加剤タンク21dと触
媒タンク21eには、添加剤と触媒が貯留されている。
図示の通り、この反応器1の場合には、ウォータジャケ
ット27,28は共にラジエータ30に接続されてお
り、循環ポンプ30Pによって加圧された冷却水がウォ
ータジャケット27,28に供給されている。また、冷
却用蝸牛コイル29は冷却器31に接続されており、加
圧ポンプ31Pによって加圧された冷媒が冷却用渦巻コ
イル29に供給されている。このように、この反応器1
には、冷却水や冷媒が循環しているので、化学反応時の
発熱を徐冷することができ、不純物などの発生を未然に
防止することができる。
【0011】以下、図8を参照しつつ、図1〜図2に示
す反応器1の動作内容の一例について説明する。反応対
象となる各気体A,B,Cは、それぞれ圧力や流量を調
整された状態で、圧入パイプ8P,9P,10Pより圧
入される。そして、圧入された各気体は、多孔質体チャ
ンバー2A〜2Cの微細空洞を通って球面状の終端面か
ら噴出される。各チャンバー2A〜2Cの終端面は、そ
れぞれ極微の噴出口(ノズル)を形成しており、最上部
に位置する多孔質体チャンバー2Aの終端面からは気体
Aが噴出される。そして、高圧力で噴射された微粒子の
気体Aは、気圧が降下してミクロの渦流を形成する。同
様に気体Bや気体Cもミクロの渦流を形成するが、多孔
質体の多数の噴気口より噴射されるミクロの渦は、集合
して小渦となり、更に乱流渦となって、反応し高精度に
合成される。ところで、化学反応時に発生する反応熱に
よって、大量の不純物が発生することがある。この副産
された不純物を生成してモノマーを得ることは困難であ
るので、化学熱を徐冷しながら反応させることにより、
不純物の発生を抑制する必要がある。そこで、本発明で
は上部反応筒2、中空チャンバー4、下部反応筒3の外
周部に所定の間隙をもたせてウォータジャケットのケー
シング27,28を装着して冷却水を循環させている。
また、中空チャンバー4の中に冷却用蝸牛コイル29を
内装して、冷媒を循環させている。そのため、化学反応
熱を徐冷して不純物の発生を防止しつつ、純粋のモノマ
ーを生成することができ、生成物は、ロート筒15より
取り出してバイプ18を介して次段に移送される。な
お、重合反応すると、反応液の粘性が増す場合がある
が、このような場合には、下部反応筒3のロート取出口
に吸引排出用の真空装置を設ける。
【0012】以上、反応動作について説明したが、多孔
質体チャンバー2A〜2Cを形成する金属粉末に、P
t、Ag、Cu、Zn、Cr、Niなどを選択してHI
P焼結加工するか、或いは、これらの金属をメッキ又は
蒸着した金属粉末をHIP焼結加工して金属触媒を形成
すれば、各種の反応機構を形成することができる。した
がって単なる反応器としてではなく、化学反応による重
合反応、重縮合反応の機構として使用することができ
る。例えば、天然ガス、LPG、ナフサなどからメタノ
ールを製造する場合、Zn−CrまたはZn−Cr−C
u系触媒を用い250〜400℃、50〜300気圧で
製造されるが、これらの重合反応には、本発明の反応器
を使用するのが安全確実である。これは、反応器1の多
孔質体が微細な空洞を形成しているので、この微細な空
洞を通過する気体や液体が微細に細分されて、極めて短
時間(瞬間的)のうちに、反応又は接触重合が完了する
ためである。また、中央の圧入パイプ8Pより水蒸気又
は液体Aを圧入して、このA液を、多孔質体によって細
分し霧状に噴出させると同時に、圧入パイプ9P、10
Pよりガス体及び触媒などを噴射させて、瞬時に接触反
応をさせることもできる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明に係る反
応器は、反応を促進する為の攪拌や、その為の翼の回転
や往復運動の動力機構を必要とせず、複数の気体や液を
流通するだけで合成ができる。また、化学反応時に発生
する反応熱を徐冷して不純物の発生を抑制することもで
きる等、極めて優秀な性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反応器の一例を示す外観図であ
る。
【図2】図1の反応器の平面図と一部断面図である。
【図3】図2のA−A断面図(a)と、B−B断面図
(b)と、C−C断面図(c)である。
【図4】上部反応筒の構成要素である金属円筒を図示し
たものである。
【図5】上部反応筒の外観図と断面図を図示したもので
ある。
【図6】下部反応筒を図示したものである。
【図7】金属円筒の断面形状を図示したものである。
【図8】本発明の動作を説明するフローシートである。
【符号の説明】
1 反応器 2 上部(第1)反応筒 2A〜2C 多孔質体チャンバー 3 下部(第2)反応筒 4 中空チャンバー(中空筒部) 5〜7 大中小の金属円筒 8〜10 金属多孔質体(熱間等方加圧焼結体) 8P〜10P 圧入パイプ(流入口) 27〜28 ウォータジャケット・ケーシング(熱交
換用流路) 29 蝸牛状コイル(熱交換用流路)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 12/00 B01J 12/00 19/00 321 19/00 321 B22F 3/15 9155−4H C07C 29/03 C07C 29/03 9155−4H 31/04 31/04 B22F 3/14 E (72)発明者 元木 龍太郎 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 船越 淳 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 西 隆 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 小阪 晃 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に配置された異なる口径の複数
    個の金属筒の中に、熱間等方加圧焼結体からなる金属多
    孔質体チャンバーを形成してなる第1反応筒を主要要素
    とする反応器であって、 前記第1反応筒の一方側には、前記各チャンバー用の流
    入口が設けられており、 前記各チャンバーは、径方向外側に位置するものほど軸
    方向流路が長く設定されており、 前記各チャンバーの終端面は、熱間等方加圧焼結体が内
    向き球面状に形成されており、 前記終端面から噴出される流体は、渦流を形成しつつ他
    の流体と細密に接触して反応するようになっており、 前記第1反応筒の外周部、及び/又は、前記第1反応筒
    の他方側には、熱交換用の流路が形成されていることを
    特徴とする反応器。
  2. 【請求項2】 前記金属多孔質体チャンバーを形成する
    金属粉末の表面を、予めZn,Cr,Cu,Ag,P
    t,Tiなどの金属メッキ又は蒸着によってコートした
    ことを特徴とする請求項1に記載の反応器。
  3. 【請求項3】 前記第1反応筒の他方側には、中空筒部
    を隔てて、第2反応筒が装着されており、 この第2反応筒にも、金属筒の中に熱間等方加圧焼結体
    からなる金属多孔質体チャンバーが形成されており、 前記中空筒部に熱交換用の流路が形成されていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反応器。
  4. 【請求項4】 前記第1反応筒の金属多孔質体チャンバ
    ーは、大中小の円筒の形状に合わせて個別に熱間等方加
    圧焼結体を成形した後、これらを、同心円状に配置され
    た大中小の円筒に圧入嵌合するようにしたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の反
    応器。
  5. 【請求項5】 前記反応筒は、同心円状に配置された大
    中小の円筒に、所定粒度の金属粉末を充填して熱間等方
    加圧焼結して成形したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれか1項に記載の反応器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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