JPH10141539A - 止水用アダプタ - Google Patents

止水用アダプタ

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JPH10141539A
JPH10141539A JP29298096A JP29298096A JPH10141539A JP H10141539 A JPH10141539 A JP H10141539A JP 29298096 A JP29298096 A JP 29298096A JP 29298096 A JP29298096 A JP 29298096A JP H10141539 A JPH10141539 A JP H10141539A
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JP
Japan
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water
valve seat
main body
latch mechanism
valve
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JP29298096A
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Naoyuki Maehara
尚幸 前原
Akihito Umemoto
明仁 梅本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は使用者の使い勝手がよく、また、構
造が簡単で安価に製造できるシャワーヘッド設備に使用
するのに好適な止水用アダプタを提供することを目的と
する。 【解決手段】 管状の本体1の一の開放端にホース先端
に着脱自在に係合する流入口2を形成し、他の開放端に
ノズル基端部に着脱自在に係合する流出口3を形成し、
また、この本体1内部に弁座4を形成する。そして、本
体内部のこの弁座4の流入口2側に、流入口2側からの
水圧によって前記弁座4を閉止する弁体5を設けるとと
もに、本体1内部の前記弁座4の流出口側に、プッシュ
ラッチ機構6aにより出没自在に形成され、突出時には
前記弁体5を押圧して前記弁座4を閉止することを妨げ
る押圧体6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホース先端とノズ
ル基端との間に連結して、止水と放水の制御を行う止水
用アダプタに関し、特にシャワー設備に好適な止水用ア
ダプタに関する。
【0002】
【従来技術】従来、シャワー設備における止水放水の制
御はホースの基端に設けられたシャワーバス水栓のカラ
ンを開閉することにより行われている。
【0003】しかし、このようにホース基端に位置する
カランを開閉するようにすると、洗髪中等で目が見えな
い時に止水や放水を行おうとする場合に、カランの位置
を探さねばならず不便である。また、止水の際には、湯
栓と水栓を形成するカランの両方を閉止しなければなら
ないシャワー設備が多くあり、このようなシャワー設備
においては、放水時に適度な水温を得るために丁度良い
開閉度合いに調整されていた水栓と湯栓の両方が、止水
によって閉止されることとなり、次の放水時には再び水
栓と湯栓による水温の調整を行う必要がある。
【0004】このような問題を解決するために、例え
ば、シャワーヘッドにボタンスイッチを設けておき、ホ
ース基端に設けた止水弁ユニットをボタンスイッチによ
るホース先端の水圧の変化によって閉止させるものや、
電気的に閉止させるもの等が存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記シャワー
ヘッドにボタンスイッチを設けるようなシャワー設備で
は、システム全体の交換が必要であり、それまでのシャ
ワー設備に用いていたシャワーヘッドやホースが無駄に
なり、交換作業も非常に手間であって、さらに、設備全
体のコストもかかる。
【0006】かかる問題に対処すべく、シャワーヘッド
の基端とホース先端の間に止水用のアダプタを設けるこ
とが考えられる。しかし、従来の散水用のノズル等に用
いられる止水構造は、流水側からの操作手段で止水を行
うものであり、一方、シャワーヘッドの使用者はシャワ
ーヘッド基端近傍、即ち止水用のアダプタの流出口側を
持つことを考えると操作上都合が悪い。
【0007】そこで、本発明は使用者の使い勝手がよ
く、また、構造が簡単で安価に製造できるシャワーヘッ
ド設備に使用するのに好適な止水用アダプタを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明に係る止水用アダプタは以下の構成を有す
るものである。
【0009】まず、請求項1記載の止水用アダプタは、
管状の本体の一の開放端にホース先端に着脱自在に係合
する流入口を形成し、他の開放端にノズル基端部に着脱
自在に係合する流出口を形成し、また、この本体内部に
弁座を形成している。そして、本体内部のこの弁座の流
入口側に、流入口側からの水圧によって前記弁座を閉止
する弁体を設けるとともに、本体内部の前記弁座の流出
口側に、プッシュラッチ機構により出没自在に形成さ
れ、突出時には前記弁体を押圧して前記弁座を閉止する
ことを妨げる押圧体を設けている。
【0010】また、請求項2記載の止水用アダプタは、
前記プッシュラッチ機構の操作部を、本体側壁に形成さ
れた穴より本体外方に突出して設けている。
【0011】さらに、請求項3記載の止水用アダプタ
は、前記流出口を本体に対し流水方向に摺動可能に設
け、この流出口を前記プッシュラッチ機構の操作部とし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1に実施の形態1に係る止水用アダ
プタAの一部破断斜視図を示す。この止水用アダプタ
は、本体1と、この本体1に形成される流入口2、流出
口3、弁座4、弁体5、プッシュラッチ機構6aを有す
る押圧体6により構成される。
【0013】本体1は管状体であって、塩化ビニル等の
合成樹脂材料、鋳鉄等の金属材料によって形成される。
【0014】流入口2は、本体1の一の開放端に形成さ
れ、ホースBの先端に着脱自在に係合するものであり、
ここでは、ホースBの先端に連結してある雌ねじと係合
する雄ねじを本体1の一の開放端に形成することで着脱
自在としてある。もっとも、これはホース先端の形状に
応じて種々のものが採用され、例えば、ホース先端に嵌
合するような形状を採ってもよい。
【0015】流出口3は、本体1の他の開放端に形成さ
れ、ノズルCの基端に着脱自在に係合するものであり、
ここでは、ノズルCの基端に形成された雄ねじと係合す
る雌ねじを本体1の他の開放端に形成することで着脱自
在としてある。この流出口3も流入口2と同様にノズル
Cの基端の形状に応じて種々のものが採用できる。な
お、このノズルCはここではシャワーヘッドを用いるも
のとする。もっとも、ノズルCは止水放水制御が有用と
なるノズルならどのようなものでも使用することができ
る。
【0016】弁座4は管状の本体1内部に形成されてい
る。弁座4は流入口2側がすり鉢状になっており、ま
た、流入口2側の開口部にはパッキン4aが設けてある
(図2(a)(b))参照)。
【0017】弁体5は、本体1内部の前記弁座4の流入
口2側に位置し、流入口2側からの水圧によって前記弁
座4を閉止するものであって、弁座4の開口部を閉止で
きる大きさのステンレス製のボール体によって形成され
る。この弁体5の弁座4の閉止によって止水状態が保た
れることになる。なお、弁体4はボール体に限らず、コ
ーン体や、バタフライ弁等、水圧によって閉止できれば
どのようなものでもよい。また、弁体5は、流入口2内
部に設けられた弁体5よりも内径の小さな穴を有する封
止リング7によって、弁座4と封止リング7との間から
出られないようにしてある。
【0018】押圧体6は針状体であって、本体1内部の
前記弁座4の流出口3側に位置し、プッシュラッチ機構
6aにより流入口2側に出没自在に形成されている。こ
のプッシュラッチ機構6aの操作部6a’は、本体側壁
に形成された穴より本体外方、の流出口3寄りに突出し
て設けてあり、この操作部6a’を押圧体6の突出方向
に1度押すと押圧体6は突出状態となり、さらに、もう
1度押すと押圧体6は没入状態となる。なお、押圧体6
及びプッシュラッチ機構6aは、まず、これらだけを一
体に製作しておき、本体側壁に形成された穴から挿入す
ることによって容易に本体に組み付けることができ、製
造の簡易化に資することができる。
【0019】この押圧体6の動作を図2を用いて以下に
簡単に説明する。図2は止水用アダプタAの動作を示す
縦断面図である。なお、図2においてプッシュラッチ機
構6aの機構は周知のものを用いることができ、例え
ば、後述する実施の形態2において用いているような機
構が採用できるので、ここでは図示していない。
【0020】図2(a)に示すように、押圧体6は、没
入状態にあるときには弁座4に対して流出口3側に位置
しており、弁座4を閉止している弁体5に当接すること
はない。これにより止水状態が保たれる。一方、図2
(b)に示すように、押圧体6がプッシュラッチ機構に
より突出状態にあるときには、押圧体6は弁座4の開口
部から流入口2側へと突出し、弁体5を押圧して弁座4
が閉止されることを防ぐ。これにより止水状態が解除さ
れ、流入口2から流出口3へと流路が形成されることと
なる。
【0021】上記構成を有する止水用アダプタAの使用
方法を説明すると、まず、基端をシャワーバス水栓に接
続してあるホースBの先端部に流入口2を係合させ、シ
ャワーヘッドであるノズルCの基端部分を流出口3に係
合させる。つぎに、図2(b)に示すように押圧体6の
突出状態において、ホースB基端部に接続してあるシャ
ワーバス水栓の、水栓もしくは湯栓を開く。すると、ホ
ースBを流れてきた水または湯は、止水用アダプタAの
流入口2から流入する。いま、押圧体6が弁体5による
弁座4の閉止を防いでいるので、この流入してきた水ま
たは湯は弁座4の開口部を通って流出口3から流出し、
シャワーヘッドの基端部を経てシャワーヘッドの吐出口
から放水される。この状態でシャワー設備の使用者は、
シャワーヘッドの基端部近傍を握って頭髪や体の洗浄等
を行う。この際、止水用アダプタAのプッシュラッチ機
構6aの操作部6a’は、本体側壁に形成された穴より
本体外方の流出口3寄りに突出して設けてあるので、丁
度、使用者の手の親指で押せるような位置とすることが
できる。
【0022】次に、使用者がプッシュラッチ機構6aの
操作部6a’を押して、押圧体6を図2(a)のような
状態として、弁体5を押圧体6による押圧から解放す
る。すると、弁体5は流入口2から流入する水又は湯の
水圧の力によって押され弁座4の開口部を閉止する。こ
れにより、流路が塞がれシャワーヘッドからの放水を止
めることができる。そして、使用者がプッシュラッチ機
構6aの操作部6a’をさらに押して、押圧体6を図2
(b)のような状態とすると、再び流路が形成されてシ
ャワーヘッドから放水が再開される。この際、先の場合
に温水が出ていたとすると、水栓と湯栓の開度は変わっ
ていないので、先の場合と同じ温度で温水を放水するこ
とができる。
【0023】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について説明する。図3に実施の形態2に係る止
水用アダプタAAの分解斜視図を示す。この止水用アダ
プタAAは本体1と本体1に形成または組み付けられる
流入口2、流出口3、弁座4、弁体5、プッシュラッチ
機構6aを有する押圧体6により構成される。
【0024】本体1、流入口2、弁座4、弁体5は実施
の形態1のものに準じ、また、実施の形態1と同様、弁
体5は封止リング7によって流入口2から外への移動を
規制されている。
【0025】流出口3は筒状であって、一の開放端に後
述するプッシュラッチ機構6aの制御体6rを一体に連
設することによりプッシュラッチ機構6aの操作部6
a’を形成しており、本体に対し流水方向に摺動可能と
なっている。また、流出口3の他の開放端はノズル基端
部に着脱自在に係合するものであって、ここでは実施の
形態1と同様のシャワーヘッドを構成するノズルCに係
合するような雌ねじが形成してある。この係合部分の構
成は連結するノズルに応じて種々のものが採用できるこ
とは言うまでもない。
【0026】押圧体6は針状体であって、本体1内部の
前記弁座4の流出口3側に位置しており、プッシュラッ
チ機構6aにより流入口2側に出没自在に形成されてい
る。このプッシュラッチ機構6aにより突出状態にある
ときには、押圧体6は弁座4の開口部から流入口2側へ
と突出し、弁体5を押圧して弁座4が閉止されることを
防ぎ止水状態を解除する。
【0027】プッシュラッチ機構6aは移動体6p、ガ
イド体6q、制御体6r、バネ6sによって形成されて
いる。
【0028】移動体6pは三枚の羽根体6p1 を等角度
で接合したものであり、接合部分に前記押圧体6が突設
してある。また、各羽根体6p1 の流出口3側の縁には
それぞれ、斜めの切り込み6p2 が設けてある。
【0029】ガイド体6qは筒状であって、内周面に流
入口2側の端部が斜めのガイド縁部6q2 を設けた軸方
向の溝6q1 を有する6つの段部が形成されている。
【0030】制御体6rも筒状であって、前記ガイド体
6qの内周を軸方向に摺動するものであって、前記ガイ
ド体6qの段部の溝6q1 に係合する、三角状の先端部
6r2 を有する6つの凸部6r1 を外周面に形成してあ
る。また、制御体6rの流出口3側の開放端は流出口3
に連設してある。
【0031】バネ6sは弁座4と移動体6pとの間に設
けられ、移動体6pおよびこれに突設される押圧体6を
流出口側へと押圧する。
【0032】なお、制御体6rに対し流出口側に、ゴム
製の略断頭円錐形状の蛇腹8が設けてあり、小径部分が
制御体6rと流出口3の連結部分の外周に嵌着してお
り、大径部分が本体1の流入口2を設けていない他端
と、この他端に形成された雄ねじに係合する、雌ねじを
内周に有する挟持キャップ9との間に挟持固定されてい
る。この蛇腹8は本体1を封止するとともに、流出口3
の摺動を可能にし、また、制御体6rを流入口2側へ押
圧する役割を果たしている。
【0033】次に、上記構成を有するプッシュラッチ機
構6aの動作について説明する。図4は円周に沿って形
成されている、移動体6p、ガイド体6q、制御体6r
の係合部分を平面に展開した状態を表す模式図である。
図において、ガイド体6qのハッチング部分とハッチン
グ部分の間に溝6q1 が形成されており、この溝内を制
御体6rの三角状の先端部6r2 を有する凸部6r1 が
摺動する。一方、ガイド体6qの上方(流入口側)には
斜めに切り欠いたガイド縁部6q2 が形成されており、
また、ガイド縁部6q2 うち溝6q1 の上方に形成され
るものは、1つ置きに段違いになっており、これによ
り、溝6q1 は長いと短いものとが交互に形成されるこ
とになる。移動体6pの羽根体6p1 の切り込み6p2
はこのガイド体6qのガイド縁部6q2 に係合する部分
であって、移動体6pのバネ6sに押圧される羽根体6
p1 はガイド体6qのガイド縁部6q2 部分に進行を阻
まれて、この位置に係止する。
【0034】このような構成を持つ移動体6p、ガイド
体6q、制御体6rを係合させたときの動作を図5を用
いて説明する。まず、最初に図5(a)に示すような状
態にあるとする。このとき、移動体6pの羽根体6p1
はガイド体6qの長い方の溝6q1 のガイド縁部6q2
に係止しているので移動体6pは上方に固定され突出状
態をなっている。
【0035】次に、制御体6rを上方へと動かしていく
と、移動体6pの羽根体6p1 は制御体6rに押されて
上方へ移動して行くとともに、羽根体6p1 の切り込み
6p2 が制御体6rの先端部に押圧されることで、右方
向に力を受ける。しかし、移動し始めた所では、右方向
には最初は壁があるので右方向へは移動できない。やが
て、図5(b)のような状態になると、羽根体6pの右
方向への移動の規制がなくなり、羽根体6pは右斜め下
方へとスライドし、図5(c)に示すような状態とな
る。この状態で、羽根体6pはバネ6sによって下方に
押圧されているので、さらに、制御体6rの三角状の先
端部6r2 を押し下げて、結果として図5(d)のよう
な状態となる。この状態では、移動体6pの羽根体6p
1 はガイド体6qの短い方の溝6q1 のガイド縁部6q
2 に係止しているので移動体は下方に固定され没入状態
となる。以下、同様の動作により移動体6pはガイド体
6qの溝6q1 を1段づつずれながら、出没動を繰り返
す。
【0036】続いて、上記プッシュラッチ機構6aによ
り出没動する押圧体6の動作を図6を用いて説明する。
図6は止水用アダプタAAの動作を示す断面図である。
この止水用アダプタAAも基本的な動作は実施の形態1
に係る止水用アダプタAと同じである。
【0037】図6(a)に示すように、押圧体6が、没
入状態にあるときには弁座4に対して流出口3側に位置
し、弁座4を閉止している弁体5に当接することはな
い。これにより止水状態が保たれる。一方、図6(b)
に示すように、押圧体6がプッシュラッチ機構6aによ
り突出状態にあるときには、押圧体6は弁座4の開口部
から流入口2側へと突出し、弁体5を押圧して弁座4が
閉止されることを防止水状態が解除され、流入口2から
流出口3へと流路が形成されることとなる。
【0038】以上の構成を有する止水用アダプタAAの
使用方法を以下に説明する。ここでは、シャワー用のフ
ックに掛けて使用する場合について述べる。まず、実施
の形態1と同様に、基端をシャワーバス水栓に接続して
あるホースBの先端部に流入口2を係合させ、シャワー
ヘッドであるノズルCの基端部分を流出口3に係合させ
る。つぎに、図6(b)に示すように押圧体6の突出状
態において、即ち、止水用アダプタAA内に流路が形成
された状態でホースB基端部に接続してあるシャワーバ
ス水栓の、水栓もしくは湯栓を開く。すると、ホースB
を流れてきた水または湯は、止水用アダプタAを通っ
て、シャワーヘッドの基端部を経てシャワーヘッドの吐
出口から放水される。この状態でシャワー設備の使用者
は、シャワーヘッドを持って、頭髪や体の洗浄等を行
う。
【0039】それから、洗浄等を終えて使用者がシャワ
ーヘッドをシャワー用のフックに掛けると、シャワーヘ
ッド基端に接続された止水用アダプタAAの流出口3、
即ち、プッシュラッチ機構6aの操作部6a’が上方か
ら下方へと押されることになる。すると、プッシュラッ
チ機構6aが作動し、押圧体6は図6(a)のような状
態となり、弁体5は流入口2から流入する水又は湯の水
圧の力によって押され弁座4の開口部を閉止するので、
シャワーヘッドからの放水が止まることとなる。
【0040】今度は、この状態から使用者が再び放水を
行うためにフックからシャワーヘッドを取るものとす
る。この際、使用者はシャワーヘッドに軽く上方から力
を加えるようにしてやるとプッシュラッチ機構6aの操
作部6a’である流出口3が押され、押圧体6は図6
(b)のような状態となる。すると、再び流路が形成さ
れてシャワーヘッドから放水が再開されるので、使用者
はそのまま、シャワーヘッドを取って洗髪等を行える。
この際、先の場合に温水が出ていたとすると、先の場合
と同じ温度で温水を放水することができることは言うま
でもない。
【0041】なお、ここでは、シャワーヘッドをシャワ
ー用のフックに掛けて使用する場合について説明した
が、シャワーヘッドを使用者が手に持っている場合に、
流出口3を動かすことで止水放水の制御を行うような使
用方法も行うことができるのは自明である。
【0042】
【発明の効果】上記構成により本発明に係る止水用アダ
プタは以下のような効果を奏する。まず、請求項1記載
の止水用アダプタは、シャワー設備等の交換の必要なく
ノズル基端部とホース先端部との間に簡単に連結させ
て、止水放水の制御を行うことができ、以前のシャワー
ヘッドやホース等が無駄にならず経済的である。
【0043】また、プッシュラッチ機構により止水放水
の制御ができるので、簡易に操作でき、シャワー設備に
用いればプッシュラッチ機構が流出口側に設けられるの
で、シャワーヘッドの基端近傍を持つ使用者の手に近い
位置にプッシュラッチ機構の操作部を設けることができ
る。
【0044】請求項2記載の止水用アダプタは、前記プ
ッシュラッチ機構の操作部が、本体側壁に形成された穴
より本体外方に突出して設けられているので、シャワー
設備に用いれば、シャワーヘッドの基端近傍を持つ使用
者に親指で、止水放水の制御を行えるようにすることが
可能で非常に使い勝手がよい。
【0045】また、プッシュラッチ機構を本体側壁の穴
部分から挿入して組み立てることができるので、製造が
容易で構造が極めて簡単になる。
【0046】請求項3記載の止水用アダプタは、流入口
がプッシュラッチ機構の操作部を形成しているので、シ
ャワー設備に用いれば、洗髪等で目が見えない場合でも
シャワーヘッド全体を押すだけで止水放水の操作ができ
極めて便利である。
【0047】また、シャワーヘッドをシャワー用のフッ
クに掛ける動作によって放水状態から止水状態とするこ
とができ、また、止水状態でフックに掛かっているシャ
ワーヘッドを取る際に、少し押圧すれば放水状態とする
ことができ、このまま頭髪等の洗浄に移行することがで
きるので、止水および放水の動作の手間を省くことに資
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る止水用アダプタの一部破断
斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る止水用アダプタの動作を示
す断面図である。
【図3】実施の形態2に係る止水用アダプタの分解斜視
図である。
【図4】実施の形態2に係る止水用アダプタのプッシュ
ラッチ機構の係合部分を示す模式図である。
【図5】実施の形態2に係る止水用アダプタのプッシュ
ラッチ機構の動作を示す模式図である。
【図6】実施の形態2に係る止水用アダプタの動作を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 流入口 3 流出口 4 弁座 5 弁体 6 押圧体 6a プッシュラッチ機構 6a’操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の本体と、 本体の一の開放端に形成される、ホース先端に着脱自在
    に係合する流入口と、 本体の他の開放端に形成される、ノズル基端部に着脱自
    在に係合する流出口と、 本体内部に形成される弁座と、 本体内部の前記弁座の流入口側に位置し、流入口側から
    の水圧によって前記弁座を閉止する弁体と、 本体内部の前記弁座の流出口側に位置し、プッシュラッ
    チ機構により出没自在に形成され、突出時には前記弁体
    を押圧して前記弁座を閉止することを妨げる押圧体とを
    有する止水用アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記プッシュラッチ機構の操作部が、本
    体側壁に形成された穴より本体外方に突出して設けられ
    ている請求項1記載の止水用アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記流出口が本体に対し流水方向に摺動
    可能に設けられ、前記プッシュラッチ機構の操作部を形
    成している請求項1記載の止水用アダプタ。
JP29298096A 1996-11-05 1996-11-05 止水用アダプタ Pending JPH10141539A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000297829A (ja) * 1999-02-10 2000-10-24 Yutaka Giken Co Ltd 遠心油圧クラッチ

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JP2000297829A (ja) * 1999-02-10 2000-10-24 Yutaka Giken Co Ltd 遠心油圧クラッチ

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