JPH10139683A - 免疫賦活栄養補給組成物 - Google Patents

免疫賦活栄養補給組成物

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JPH10139683A
JPH10139683A JP8302804A JP30280496A JPH10139683A JP H10139683 A JPH10139683 A JP H10139683A JP 8302804 A JP8302804 A JP 8302804A JP 30280496 A JP30280496 A JP 30280496A JP H10139683 A JPH10139683 A JP H10139683A
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JP
Japan
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composition
nutritional supplement
present
supplement composition
nutritional
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JP8302804A
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Michio Ariji
三千雄 有路
Kazumasa Yuasa
和真 湯浅
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、免疫系の賦活作用を奏し得且つ栄
養不足やインバランスや過多等を伴なわず適正な栄養補
給を行ない得る、新しい栄養補給組成物を提供する。 【解決手段】 100ml中に総蛋白質3.5〜10
g、炭水化物5〜17g及び脂質1〜5gを含有し、上
記総蛋白質中にはアミノ酸としてアルギニンが0.5〜
3.0g及びグルタミンが0.03〜1.5g含まれ、
上記炭水化物中にはフラクトースが〜30重量%含まれ
且つ上記脂質中にはMCTが50重量%以上及びω−3
多価不飽和脂肪酸が0.01〜0.5g含まれることを
特徴とする免疫賦活栄養補給組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免疫賦活栄養補給
組成物、より詳しくは、これを摂取されるヒトその他の
哺乳動物に栄養補給を行なうと共に、免疫系に作用して
これを刺激(免疫賦活)し、各種病的状態の改善を可能
とする新しい栄養補給組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒト及びその他の哺乳動物の体は、本来
感染症等の疾患の原因物質等に対する保護機能、例えば
皮膚等の物理的バリア、酵素、リゾチーム、トランスフ
ェリン等の化学的バリア、マクロファージ、PMN細胞
等の細胞性保護やT細胞、B細胞、抗体等の複雑な免疫
系を備えている。
【0003】しかして、生体の栄養状態は、之等免疫系
等の保護機能が感染等の負担を最少とするために重大な
影響を与え、適当なバランスのよいエネルギー及び栄養
摂取が、上記皮膚、各種細胞等の完全な特異的及び非特
異的保護機能を果たすために要求される。また、適当な
栄養摂取は、ミエロイド多機能幹細胞の分化、進展、T
細胞及びB細胞のバランスのとれた分化、レセプター、
抗体、リンフォカイン類の形成等に必須である。
【0004】これに対して、栄養不足や栄養の偏り(イ
ンバランス)によれば、免疫系の機能が損なわれる。最
近、特異的免疫応答異常と必須栄養素の不足乃至偏りと
の関連が研究され、栄養の不足、インバランス及び過多
がリンパ系及び非リンパ系の両者の細胞の増殖及び分
化、免疫細胞の外来刺激の認識能、抗体産生能等を損な
い、多種の細胞の増殖応答を変化させ、食細胞性及び細
胞溶解性を減じ、各種細胞間の相互作用の関連を混乱さ
せることが報告された。また栄養供給は、免疫機能を調
節する代謝及び内分泌物の変更によって、間接的にも免
疫応答に影響を与えることも報告されている。
【0005】術後侵襲を含む各種の疾患患者の栄養補給
のための栄養剤は、単にその本来の栄養補給効果を奏す
るのみならず、各種疾患の病的状態を改善するために
も、該患者の免疫系を賦活させる作用を有するものであ
るのが好ましいが、いまだ免疫系を充分に賦活させ得る
作用を奏する栄養補給組成物は確立されておらず、かか
る組成物が斯界で要望されている現状にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は上記斯界で要望されている免疫系の賦活作用を奏し
得、勿論栄養不足やインバランスや過多等を伴うことな
く、適正な栄養補給を行ない得る、新しい栄養補給組成
物を確立、提供することにある。
【0007】本発明者らは、上記目的より鋭意研究を重
ねた結果、下記特定成分を所定割合で組み合わせて配合
した組成物が、上記目的に合致する新しい栄養補給組成
物として有効であることを見いだし、ここに本発明を完
成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によれば、
100ml中に総蛋白質3.5〜10g、炭水化物5〜
17g及び脂質1〜5gを含有し、上記総蛋白質中には
アミノ酸としてアルギニンが0.5〜3.0g及びグル
タミンが0.03〜1.5g含まれ、上記炭水化物中に
はフラクトースが5〜30重量%含まれ且つ上記脂質中
にはMCTが50重量%以上及びω−3多価不飽和脂肪
酸が0.01〜0.5g含まれることを特徴とする免疫
賦活栄養補給組成物が提供される。
【0009】特に本発明によれば、ω−3多価不飽和脂
肪酸が、魚介類の油乃至之等に多く含有されるエイコサ
ペンタエン酸及びドコサヘキサエン酸である上記栄養補
給組成物、更に亜鉛を0.5〜3.0mg含有する上記
栄養補給組成物、更にβ−カロチンを0.01〜1.0
mg含有する上記栄養補給組成物が提供される。
【0010】本発明に係わる免疫賦活栄養補給組成物
は、栄養不良等の栄養障害に陥っている患者、やけど、
感染症、癌等に罹患し免疫機能が低下した状態にある患
者や、術後患者等の代謝が亢進されている患者によく適
用できる。特に免疫不全症候群患者や術前・術後の侵襲
時患者に摂取、適用される場合に、その所期の栄養補給
効果及び免疫賦活効果が遺憾なく発揮されるものであ
り、之等患者への適用が好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明組成物につき詳述す
れば、本発明組成物は、その100ml中に総蛋白質
3.5〜10g、炭水化物5〜17g及び脂質1〜5g
を含有し、更に必要に応じて亜鉛を0.5〜3.0mg
及び/又はβ−カロチンを0.01〜1.0mg含有
し、上記総蛋白質中にはアミノ酸としてアルギニンが
0.5〜3.0g及びグルタミンが0.03〜1.5g
含まれ、上記炭水化物中にはフラクトースが5〜30重
量%含まれ且つ上記脂質中にはMCTが50重量%以上
及びω−3多価不飽和脂肪酸が0.01〜0.5g含ま
れることが重要である。
【0012】上記において、用いられる蛋白質源として
は、例えばカゼイン及びその塩類、ゼラチン及びその塩
類、水溶性ゼラチン(酵素分解ゼラチン等)、全脂粉
乳、脱脂粉乳、大豆蛋白、コーングルテンミール、小麦
蛋白等を例示できる。炭水化物源としては、例えばデキ
ストリン、蔗糖、フラクトース、ブドウ糖等の単糖類、
麦芽糖、マルトース等の二糖類、フラクトオリゴ糖、ガ
ラクトシルラクトース、ラクトシュークロース等のオリ
ゴ糖等を例示できる。また、脂質源としては、例えば、
魚油、大豆油、オリーブ油、中鎖トリグリセライド(M
CT)、綿実油、ヒマワリ油、カカオ脂、ゴマ油、米
油、サフラワー油、落花生油、パーム油、菜種油等、好
ましくは魚油を例示できる。
【0013】更に亜鉛源としては、例えば硫酸亜鉛、塩
化亜鉛、酢酸亜鉛、ヨウ化亜鉛等を例示できる。
【0014】β−カロチン源としては、天然のカロチン
を広く使用でき、具体的には市販のβ−カロチン水溶性
粉末等を使用できる。
【0015】本発明組成物における上記蛋白質中にはア
ミノ酸としてアルギニンが0.5〜3.0g及びグルタ
ミンが0.03〜1.5g含まれることが重要である。
之等は、上述した通常の蛋白質源の選択によって、所望
の含有量とすることもでき、更に不足する場合には、通
常のアミノ酸としてのアルギニン及びグルタミンを別個
に添加配合することもできる。かかるアミノ酸は、通常
入手される純結晶状であるのが望ましいが、特にこれに
限定されるわけではなく、薬理的に許容される例えばナ
トリウム塩、カリウム塩、塩酸塩、乳酸塩等の金属塩や
有機酸塩の形態でも、また生体内で加水分解されて遊離
アミノ酸に変換され得るエステル、アシル誘導体やジペ
プチド、トリペプチド等のオリゴペプチドの形態でも、
同様に有利に利用することができる。
【0016】これら各アミノ酸中、アルギニンは、特に
免疫応答能及び創傷治癒能の亢進に有利に作用し、グル
タミンの配合によれば、臓器粘膜の正常機能の保全や、
リンパ球、マクロファージ等の増殖の促進を図り得る。
【0017】また、本発明組成物における上記炭水化物
中にはフラクトースが5〜30重量%含まれることが重
要である。該フラクトース含量を満たす炭水化物として
は、前述したものよりフラクトース含量の多いものを適
宜選択することができる。
【0018】本発明では勿論かかるフラクトース含量の
多い炭水化物のみの利用を必須とするわけではなく、フ
ラクトース含量が上記範囲となる限り、他の炭水化物源
を用いることも可能であり、これら他の炭化水素源を利
用するのみでは上記フラクトース含量を満足しない場合
は、これに更に必要量のフラクトース又はこれを高濃度
で含有する炭水化物源を添加配合すればよい。上記フラ
クトースの所定量での配合利用によって本発明所期の優
れた効果を奏する組成物が得られる。
【0019】更に本発明組成物における上記脂質中には
MCTが50重量%以上及びω−3多価不飽和脂肪酸が
0.01〜0.5g含まれることが重要である。
【0020】之等MCT及びω−3多価不飽和脂肪酸を
必要量含む脂質源としては、例えば前述したものの内、
ココナッツ油、パーム核油等を例示できる。之等を利用
しない場合や之等の利用量が少なすぎる場合は、更にM
CT源及びω−3多価不飽和脂肪酸源として、例えば、
魚油、パーム核油、ココナッツ油等のそれぞれの適当量
を追加配合することによって、本発明組成物を得ること
もできる。
【0021】特に上記MCT源としては、MCTが好適
である。また、上記ω−3高不飽和脂肪酸源としては、
魚油が好適である。上記MCTの利用によれば、得られ
る本発明組成物は、代謝が速やかで、効率の良いエネル
ギーを引き出すことができ、特に低栄養状態の患者のエ
ネルギー補給に好適なものとなる。
【0022】また、ω−3多価不飽和脂肪酸の添加配合
によれば、免疫抑制作用を持つプロスタグランディンE
2の合成を阻害し、細胞性免疫を賦活させ得る。
【0023】本発明組成物における上記各成分の配合範
囲及び好ましい配合範囲としては、下記表1記載の範囲
を採用できる。
【0024】
【表1】
【0025】尚、蛋白質源の配合量は、蛋白源としての
純分換算量で表わされ、これは原料物質の窒素含量をケ
ルダール法により測定して求めた値とし、本明細書にお
ける蛋白質源の配合量は、全てこの値にて表示するもの
とする。
【0026】本発明組成物は、上記特定成分の所定量を
含むことを必須として、その他は通常の栄養組成物と同
様にして、適当な担体等を利用して、適当な摂取形態、
即ち製剤形態、食品形態等に調製することができる。該
摂取形態としては、経口、経鼻、経腸投与用製剤形態や
ドリンク剤、スープ類、ブロック菓子類、ペースト状食
品類等の飲食品形態を例示できる。
【0027】之等各種形態への賦型は常法に従うことが
でき、その際利用できる担体や希釈剤等も慣用される各
種のものから適宜選択することができる。該担体として
は、例えば経口投与に適した固剤型に賦型する場合に
は、炭酸カルシウム、ラクトース、タルク等を例示でき
る。また、経管栄養剤等の液剤(乳剤等を含む)形態に
賦型する場合には、担体(希釈剤)として、蒸留水、生
理食塩水等の電解質溶液、緩衝液等を使用することがで
きる。特に、本発明組成物は、これが脂質等の脂溶性成
分と水溶性成分とを含むものであることを考慮すれば、
例えば脂溶性成分に、必要に応じてレシチン、シュガー
エステル等の適当な乳化剤や乳化補助剤として機能する
適当な蛋白質、糖質等を加え、混合物を常法に従い適当
な機械的手段を採用して乳化して、乳化液形態に調製さ
れるのが好ましい。
【0028】以上のように、本発明組成物は、各種形態
に調製できるものであり、従って、本発明組成物には、
必要に応じて之等形態の調製に当たり慣用されている各
種添加剤を任意に添加配合することもできる。該添加剤
としては、例えば安定化剤、pH調節剤、界面活性、保
存剤、各種ビタミン類、ミネラル類、合成香料及び天然
香料等の香料、天然甘味料(ソーマチン、ステビア
等)、合成甘味料(サッカリン、ステビア抽出物、アス
パルテーム等)、着色料、風味物質(チーズ、チョコレ
ート等)、ポリデキストロース等のダイエタリーファイ
バー等を例示することができる。
【0029】本発明組成物は、通常粉末形態に調製され
るのがその保存性、取り扱い性等の面では好ましく、該
粉末形態の本発明組成物は、その実際の利用に当たって
は、これをそのまま適当な食品類に添加配合することも
できるが、例えば滅菌水等に溶解して適当な濃度の液剤
形態に再構成されるのが好ましい。かかる用時溶解剤の
調製も常法に従うことができる。
【0030】本発明組成物の摂取量(投与量)は、その
上記形態、投与乃至摂取経路、これを摂取される患者の
状態(年齢、体重、疾患の程度等)等に応じて、適宜決
定でき、特に限定されるものではないが、例えば液剤形
態の調製溶液を患者に経腸的に投与する場合には、通常
1日成人1人当たり、1600〜2400ml程度を目
安とするのがよい。この摂取量範囲は、通常カロリー量
としては、1600〜2400kcal程度に相当する。他
の形態の本発明組成物も上記量を目安として、適宜その
投与量を決定することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、免疫系の賦活作用を奏
し得且つ栄養不足やインバランスや過多等を伴なわず適
正な栄養補給を行ない得る、新しい栄養補給組成物が提
供される。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述する
が、本発明は之等に限定されるものではない。
【0033】
【実施例1】 本発明組成物の調製 下記表2の組成となる量の各成分を用いて、粉末剤形態
の本発明免疫賦活栄養組成物を調製した。即ち、粉末油
脂、L−グルタミン、L−アルギニン、フラクトース、
香料及び予め混合調製した塩ミックス粉末、ビタミンミ
ックス粉末を混合機に投入して均一になるまで混合した
後、得られた製品粉末をスチール缶に充填計量し、真空
ガス置換缶巻締機にて二重巻締した。尚、上記粉末油脂
は、原料のカゼインナトリウム、デキストリン、コーン
油、MCT、魚油、乳化剤を調製タンクで分散溶解後、
加圧乳化処理を行ない、乳化液とし、殺菌処理後、スプ
レードライヤーで粉末化して最終製品の混合工程に供し
た。
【0034】
【表2】
【0035】得られた粉末剤は、これを用時水に溶解す
ることによって、1ml当たり1kcal、浸透圧約400
mOsm/リットルの液剤とされ、実用される。
【0036】また下記表3及び表4に、得られた本発明
組成物のアミノ酸組成及び脂肪酸組成を示す。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【実施例2〜10】適当な成分を用いて、実施例1と同
様にして、表5及び表6に示す各組成の本発明免疫賦活
栄養組成物を調製した。
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【試験例1】実施例1で得た本発明組成物を1日投与カ
ロリーが35〜50kcal/kg及び1日投与蛋白量が2〜
3g/kgとなるように、外傷患者(平均ISS=24)
11名、やけど患者10名及び癌患者5名のそれぞれ
に、14日間に亘って投与(摂取)させ、0日目(基準
値)、3日目、7日目及び14日目にそれぞれ、以下の
方法により、栄養学的、代謝的、免疫的及び臨床的パラ
メーターを観察し、統計的解析をスチュデント ペアー
ド Tテストにより行なった。
【0043】尚、各パラメーターの測定は、いずれも標
準方法に従ったものである。
【0044】結果を表7に示す。
【0045】
【表7】
【0046】また、アミノ酸組成(血清)をHPLC
(高速液体クロマトグラフ)法に従い調べた結果を、下
記表8に示す。
【0047】
【表8】
【0048】上記各試験結果より、7日目及び14日目
において、栄養学的パラメーターの顕著な改善が認めら
れた。これは、特に外傷患者及びやけど患者において顕
著であった。また、全ての患者において、絶対リンパ球
数(7日目、p<0.01)、CD4+数(7日目、p
<0.01)、CD8+数(7日目、p<0.005及
び14日目、p<0.05)、補体C3(7日目、p<
0.05及び14日目、p<0.01)、免疫グロブリ
ンG(7日目及び14日目、p<0.005)、免疫グ
ロブリンA(7日目、p<0.005及び14日目、p
<0.05)の顕著な増加が認められた。
【0049】C反応蛋白は、7日目(p<0.000
5)及び14日目(p<0.05)において、顕著に減
少した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/20 A61K 31/20 31/23 31/23 31/70 ABD 31/70 ABD 33/00 33/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】100ml中に総蛋白質3.5〜10g、
    炭水化物5〜17g及び脂質1〜5gを含有し、上記総
    蛋白質中にはアミノ酸としてアルギニンが0.5〜3.
    0g及びグルタミンが0.03〜1.5g含まれ、上記
    炭水化物中にはフラクトースが5〜30重量%含まれ且
    つ上記脂質中にはMCTが50重量%以上及びω−3多
    価不飽和脂肪酸が0.01〜0.5g含まれることを特
    徴とする免疫賦活栄養補給組成物。
  2. 【請求項2】ω−3多価不飽和脂肪酸がエイコサペンタ
    エン酸及びドコサヘキサエン酸である請求項1に記載の
    栄養補給組成物。
  3. 【請求項3】更に亜鉛を0.5〜3.0mg含有する請
    求項1に記載の栄養補給組成物。
  4. 【請求項4】更にβ−カロチンを0.01〜1.0mg
    含有する請求項1に記載の栄養補給組成物。
  5. 【請求項5】免疫不全症候群患者に摂取される請求項1
    に記載の栄養補給組成物。
  6. 【請求項6】術前・術後の侵襲時患者に摂取される請求
    項1に記載の栄養補給組成物。
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