JPH10138460A - 駆動回路及び前記回路を用いた画像形成装置 - Google Patents
駆動回路及び前記回路を用いた画像形成装置Info
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- JPH10138460A JPH10138460A JP8300419A JP30041996A JPH10138460A JP H10138460 A JPH10138460 A JP H10138460A JP 8300419 A JP8300419 A JP 8300419A JP 30041996 A JP30041996 A JP 30041996A JP H10138460 A JPH10138460 A JP H10138460A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動対象の負荷に印加する電圧の変動を抑え
て安定して駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 駆動信号がハイレベルで入力されるとト
ランジスタ141がオン、トランジスタ131がオフさ
れる。これによりツェナーダイオード134に電流が流
れ、演算増幅器132の+側入力端子に所定電圧(20
V)が印加される。この演算増幅器132の出力により
トランジスタ136がオンし、ヒータ117に電流が流
れて ヒータが駆動される。このヒータ117の両端に
発生する電圧が減算回路に入力され、この減算回路の出
力が演算増幅器132の−側端子に入力されることによ
り、演算増幅器132の出力がヒータの両端の電位の変
動に応じた電圧となって、ヒータ117に印加される電
圧が略一定になるように制御される。
て安定して駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 駆動信号がハイレベルで入力されるとト
ランジスタ141がオン、トランジスタ131がオフさ
れる。これによりツェナーダイオード134に電流が流
れ、演算増幅器132の+側入力端子に所定電圧(20
V)が印加される。この演算増幅器132の出力により
トランジスタ136がオンし、ヒータ117に電流が流
れて ヒータが駆動される。このヒータ117の両端に
発生する電圧が減算回路に入力され、この減算回路の出
力が演算増幅器132の−側端子に入力されることによ
り、演算増幅器132の出力がヒータの両端の電位の変
動に応じた電圧となって、ヒータ117に印加される電
圧が略一定になるように制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動信号に応じて
駆動対象の負荷を駆動する駆動回路及び前記回路を用い
た画像形成装置に関するものである。
駆動対象の負荷を駆動する駆動回路及び前記回路を用い
た画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等では、プリンタ部の各種
モータ、記録ヘッド、原稿照明用ランプ等の高電力を消
費する負荷を備え、これら各種負荷はその複写機に内蔵
された電源から供給される電力により駆動されている。
モータ、記録ヘッド、原稿照明用ランプ等の高電力を消
費する負荷を備え、これら各種負荷はその複写機に内蔵
された電源から供給される電力により駆動されている。
【0003】図15は、内蔵する電源100から各色に
対応した記録を行う記録ヘッドC108、記録ヘッドM
109、記録ヘッドY110、記録ヘッドK111のそ
れぞれに対して電力を供給する例を示した図である。
対応した記録を行う記録ヘッドC108、記録ヘッドM
109、記録ヘッドY110、記録ヘッドK111のそ
れぞれに対して電力を供給する例を示した図である。
【0004】この電源100は、各種負荷に必要な電圧
を発生するスイッチング電源で、ヘッド用電源101を
実装しており、電源コネクタ102に所定の電圧を出力
している。また、このヘッド用電源101は、電源ライ
ン103,105を介して記録ヘッド駆動用の電圧(2
0V)を出力するとともに、その出力電圧をモニタする
ためのセンシングライン104,106を有している。
を発生するスイッチング電源で、ヘッド用電源101を
実装しており、電源コネクタ102に所定の電圧を出力
している。また、このヘッド用電源101は、電源ライ
ン103,105を介して記録ヘッド駆動用の電圧(2
0V)を出力するとともに、その出力電圧をモニタする
ためのセンシングライン104,106を有している。
【0005】更に、ヘッド用電源ライン103(20
V)とそのグランドライン105、及び対応するセンシ
ングライン104,106は、コネクタ102を通り束
線を介してIP基板107のコネクタ112に接続され
ている。IP基板107の内部では、ヘッド用電源ライ
ン103,105は、各記録ヘッド用に分岐され、それ
ぞれの記録ヘッドに対応するコネクタ113に接続さ
れ、更に、束線を介して対応する記録ヘッドに接続され
ている。またヘッド用電圧センシングライン104,1
06は、電源のコネクタ102、束線、IP基板107
のコネクタ112を介し、それぞれヘッド用電源101
の電圧センシング端子とIP基板107内部のヘッド用
電源ライン、またヘッド用電源101の電圧センシング
端子とIP基板内部のヘッドのグランド用電源ラインを
接続している。
V)とそのグランドライン105、及び対応するセンシ
ングライン104,106は、コネクタ102を通り束
線を介してIP基板107のコネクタ112に接続され
ている。IP基板107の内部では、ヘッド用電源ライ
ン103,105は、各記録ヘッド用に分岐され、それ
ぞれの記録ヘッドに対応するコネクタ113に接続さ
れ、更に、束線を介して対応する記録ヘッドに接続され
ている。またヘッド用電圧センシングライン104,1
06は、電源のコネクタ102、束線、IP基板107
のコネクタ112を介し、それぞれヘッド用電源101
の電圧センシング端子とIP基板107内部のヘッド用
電源ライン、またヘッド用電源101の電圧センシング
端子とIP基板内部のヘッドのグランド用電源ラインを
接続している。
【0006】このような構成において、ヘッド用電源1
01の出力電圧に関して、20V用電圧センシングライ
ン104とグランド用電圧センシングライン106間の
電圧差が前もって設定されている目標電圧(20V)に
なるように制御されている。いま例えば、20V用電源
ライン103の抵抗値が、ヘッド用電源101の20V
側出力端子から、IP基板107の内部におけるヘッド
の20V用電圧センシングライン104との接続点まで
の間で約1Ωとし、このライン103上を約1Aの電流
が流れたとするとこの間で約1Vの電圧降下が生じるこ
とになる。この場合、IP基板107内の20V用電圧
センシングライン104とヘッド用の20V用電源ライ
ン103の接続点と、IP基板107内のグランド用電
圧センシングライン106とヘッドのグランド用電源ラ
イン105の接続点間の電圧差が丁度20Vになるよう
にするためには、ヘッド用電源101は約22Vを出力
する必要がある。
01の出力電圧に関して、20V用電圧センシングライ
ン104とグランド用電圧センシングライン106間の
電圧差が前もって設定されている目標電圧(20V)に
なるように制御されている。いま例えば、20V用電源
ライン103の抵抗値が、ヘッド用電源101の20V
側出力端子から、IP基板107の内部におけるヘッド
の20V用電圧センシングライン104との接続点まで
の間で約1Ωとし、このライン103上を約1Aの電流
が流れたとするとこの間で約1Vの電圧降下が生じるこ
とになる。この場合、IP基板107内の20V用電圧
センシングライン104とヘッド用の20V用電源ライ
ン103の接続点と、IP基板107内のグランド用電
圧センシングライン106とヘッドのグランド用電源ラ
イン105の接続点間の電圧差が丁度20Vになるよう
にするためには、ヘッド用電源101は約22Vを出力
する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このIP基板
107の入力部までの電圧を安定にしても、更に、この
IP基板107から記録ヘッドまでの間に存在する信号
線の抵抗、即ち、IP基板107の配線抵抗とコネクタ
113での接触抵抗、IP基板107と記録ヘッド間の
束線抵抗、ヘッド基板の配線抵抗とそのヘッドのコネク
タにおける接触抵抗、ヘッド基板上のヘッド駆動IC内
部の配線抵抗等、によって発生する電圧降下の影響が発
生し、この影響は、負荷時に流れる電流値が大きくなる
につれて無視できなくなり、ひいては記録濃度のバラツ
キとなって表れる等の可能性がある。
107の入力部までの電圧を安定にしても、更に、この
IP基板107から記録ヘッドまでの間に存在する信号
線の抵抗、即ち、IP基板107の配線抵抗とコネクタ
113での接触抵抗、IP基板107と記録ヘッド間の
束線抵抗、ヘッド基板の配線抵抗とそのヘッドのコネク
タにおける接触抵抗、ヘッド基板上のヘッド駆動IC内
部の配線抵抗等、によって発生する電圧降下の影響が発
生し、この影響は、負荷時に流れる電流値が大きくなる
につれて無視できなくなり、ひいては記録濃度のバラツ
キとなって表れる等の可能性がある。
【0008】また、このような影響を抑えるために、束
線のケーブルの芯線を太くしたり、また基板上の配線を
太くする等の対策が考えられるが、これにより、ケーブ
ルと基板とを接続するコネクタの形状や、基板自体の大
きさが大きくなってしまい、小型化の要求を満足できな
いものとなってしまう。
線のケーブルの芯線を太くしたり、また基板上の配線を
太くする等の対策が考えられるが、これにより、ケーブ
ルと基板とを接続するコネクタの形状や、基板自体の大
きさが大きくなってしまい、小型化の要求を満足できな
いものとなってしまう。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、駆動対象の負荷に印加する電圧の変動を抑えて安定
して駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた画像形成
装置を提供することを目的とする。
で、駆動対象の負荷に印加する電圧の変動を抑えて安定
して駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0010】また本発明の目的は、駆動対象の負荷を略
一定の電圧で駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた
画像形成装置を提供することにある。
一定の電圧で駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた
画像形成装置を提供することにある。
【0011】また本発明の目的は、電源電圧の変動に伴
う負荷への影響を少なくした駆動回路及び前記回路を用
いた画像形成装置を提供することにある。
う負荷への影響を少なくした駆動回路及び前記回路を用
いた画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の駆動回路は以下のような構成を備える。即
ち、駆動信号に応じてオン・オフされるスイッチング素
子と、前記スイッチング素子のスイッチングに応じて所
定電圧を発生する電圧発生手段と、駆動対象の負荷に印
加される電圧の変動に応じた補正電圧信号を発生する補
正電圧発生手段と、前記補正電圧発生手段からの補正電
圧信号と前記電圧発生手段で発生される所定電圧に応じ
て前記負荷に電圧を印加する電圧印加手段と、を有する
ことを特徴とする。
に本発明の駆動回路は以下のような構成を備える。即
ち、駆動信号に応じてオン・オフされるスイッチング素
子と、前記スイッチング素子のスイッチングに応じて所
定電圧を発生する電圧発生手段と、駆動対象の負荷に印
加される電圧の変動に応じた補正電圧信号を発生する補
正電圧発生手段と、前記補正電圧発生手段からの補正電
圧信号と前記電圧発生手段で発生される所定電圧に応じ
て前記負荷に電圧を印加する電圧印加手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0013】また上記目的を達成するために本発明の画
像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、画像デ
ータを入力して画像を形成する画像形成装置であって、
画像データを入力する入力手段と、画像形成要素を駆動
して画像を形成する駆動手段と、前記入力手段により入
力された画像データに応じて前記駆動手段による駆動を
制御する制御手段とを有し、前記駆動手段は、駆動信号
に応じてオン・オフされるスイッチング素子と、前記ス
イッチング素子のスイッチングに応じて所定電圧を発生
する電圧発生手段と、駆動対象の負荷に印加される電圧
の変動に応じた補正電圧信号を発生する補正電圧発生手
段と、前記補正電圧発生手段からの補正電圧信号と前記
電圧発生手段で発生される所定電圧に応じて前記負荷に
電圧を印加する電圧印加手段と、を有することを特徴と
する。
像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、画像デ
ータを入力して画像を形成する画像形成装置であって、
画像データを入力する入力手段と、画像形成要素を駆動
して画像を形成する駆動手段と、前記入力手段により入
力された画像データに応じて前記駆動手段による駆動を
制御する制御手段とを有し、前記駆動手段は、駆動信号
に応じてオン・オフされるスイッチング素子と、前記ス
イッチング素子のスイッチングに応じて所定電圧を発生
する電圧発生手段と、駆動対象の負荷に印加される電圧
の変動に応じた補正電圧信号を発生する補正電圧発生手
段と、前記補正電圧発生手段からの補正電圧信号と前記
電圧発生手段で発生される所定電圧に応じて前記負荷に
電圧を印加する電圧印加手段と、を有することを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0015】先ず初めに、図1及び図2を参照して本実
施の形態の複写機における画像処理の流れについて説明
する。
施の形態の複写機における画像処理の流れについて説明
する。
【0016】図1は本実施の形態の複写機のスキャナ部
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【0017】図1において、原稿台ガラス52上には、
原稿をセットする読み取り領域とシェーディング補正に
用いる白色板53の領域が設けられている。51は主走
査キャリッジで、図1の左右方向に走査して原稿台52
上に載置された原稿画像を読取っている。この読取りに
際しては、原稿照明ランプ54を点灯し、この原稿照明
ランプ54からの光を原稿台52に下向きに置かれた原
稿や白色板53に照射し、その原稿或は白色板53から
反射された光をセルホックレンズ55を通過させCCD
(画像読み取りセンサ)1に導いている。こうしてCC
D1に導かれた光は、CCD1により光信号から電気信
号に変換される。本実施の形態においては、CCD1、
セルホックレンズ55、原稿照明ランプ54等は主走査
キャリッジ51に収容され、その主走査キャリッジ51
の走査とともに移動するように構成されている。
原稿をセットする読み取り領域とシェーディング補正に
用いる白色板53の領域が設けられている。51は主走
査キャリッジで、図1の左右方向に走査して原稿台52
上に載置された原稿画像を読取っている。この読取りに
際しては、原稿照明ランプ54を点灯し、この原稿照明
ランプ54からの光を原稿台52に下向きに置かれた原
稿や白色板53に照射し、その原稿或は白色板53から
反射された光をセルホックレンズ55を通過させCCD
(画像読み取りセンサ)1に導いている。こうしてCC
D1に導かれた光は、CCD1により光信号から電気信
号に変換される。本実施の形態においては、CCD1、
セルホックレンズ55、原稿照明ランプ54等は主走査
キャリッジ51に収容され、その主走査キャリッジ51
の走査とともに移動するように構成されている。
【0018】図2は、本実施の形態の複写機における画
像処理部の機能構成を示す機能ブロック図である。
像処理部の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0019】図2において、CCD1により電気信号に
変換された画像信号はアナログ信号処理回路2に入力さ
れる。このアナログ信号処理回路2は、入力された信号
を次段のA/D変換器3の入力ダイナミックレンジに適
合するように増幅する。A/D変換器3は、入力された
アナログの画像信号をディジタルの画像信号に変換す
る。このA/D変換器3によりディジタル信号に変換さ
れた画像信号は、シェーディング補正回路4により原稿
照明ランプ54の光量分布ムラや、CCD1の各読み取
り画素の感度差による画像信号のバラツキが補正され
る。こうしてシェーディング補正された画像信号は、更
に入力マスキング回路5により変換され、CCD1のカ
ラーフィルタ(R,G,B)による色空間がカラーの標
準色空間に変換される。
変換された画像信号はアナログ信号処理回路2に入力さ
れる。このアナログ信号処理回路2は、入力された信号
を次段のA/D変換器3の入力ダイナミックレンジに適
合するように増幅する。A/D変換器3は、入力された
アナログの画像信号をディジタルの画像信号に変換す
る。このA/D変換器3によりディジタル信号に変換さ
れた画像信号は、シェーディング補正回路4により原稿
照明ランプ54の光量分布ムラや、CCD1の各読み取
り画素の感度差による画像信号のバラツキが補正され
る。こうしてシェーディング補正された画像信号は、更
に入力マスキング回路5により変換され、CCD1のカ
ラーフィルタ(R,G,B)による色空間がカラーの標
準色空間に変換される。
【0020】こうしてカラーの標準色空間に変換された
画像信号は、変倍回路6により目的とする画像サイズに
変換される。この変倍された画像信号は、LOG変換回
路7によりR,G,Bの輝度信号からC,M,Yの濃度
信号に変換され、出力マスキング/UCR回路8により
カラーの標準色空間から、プリンタ11の記録特性を考
慮した色空間のカラーデータに変換され(即ち、C,
M,Y信号からC,M,Y,K信号に変換され)、更
に、γ変換回路9により目的とする濃度に変換される。
2値化処理回路10は、γ変換された8ビットの多値信
号を2値信号に変換し、この2値信号に基づいてプリン
タ11により記録が行われる。
画像信号は、変倍回路6により目的とする画像サイズに
変換される。この変倍された画像信号は、LOG変換回
路7によりR,G,Bの輝度信号からC,M,Yの濃度
信号に変換され、出力マスキング/UCR回路8により
カラーの標準色空間から、プリンタ11の記録特性を考
慮した色空間のカラーデータに変換され(即ち、C,
M,Y信号からC,M,Y,K信号に変換され)、更
に、γ変換回路9により目的とする濃度に変換される。
2値化処理回路10は、γ変換された8ビットの多値信
号を2値信号に変換し、この2値信号に基づいてプリン
タ11により記録が行われる。
【0021】次に図3及び図4を参照して、本実施の形
態の複写機のプリンタ11の構成を説明する。この実施
の形態では、プリンタ11はインクジェット法により記
録を行うプリンタの例で示しているが、本発明はこれに
限定されるものでなく、例えば、熱転写プリンタ、電子
写真法によるプリンタ等のいずれでも良い。
態の複写機のプリンタ11の構成を説明する。この実施
の形態では、プリンタ11はインクジェット法により記
録を行うプリンタの例で示しているが、本発明はこれに
限定されるものでなく、例えば、熱転写プリンタ、電子
写真法によるプリンタ等のいずれでも良い。
【0022】図3は、プリンタ11の記録部の機構を示
す外観斜視図である。
す外観斜視図である。
【0023】図3において、IJCは記録ヘッドと一体
に構成されたインクジェット・カートリッジで、本実施
の形態のインクジェット・プリンタ装置IJRAのキャ
リッジ30に対して所定の方法で着脱可能に取付けられ
ている。このインクジェット・カートリッジIJCは、
用いるインク等に応じて1つ以上設けることができ、本
実施の形態のIJCは記録ヘッド(インクジェットヘッ
ド)、インクタンクおよびインク残量を検知するインク
センサを有している。
に構成されたインクジェット・カートリッジで、本実施
の形態のインクジェット・プリンタ装置IJRAのキャ
リッジ30に対して所定の方法で着脱可能に取付けられ
ている。このインクジェット・カートリッジIJCは、
用いるインク等に応じて1つ以上設けることができ、本
実施の形態のIJCは記録ヘッド(インクジェットヘッ
ド)、インクタンクおよびインク残量を検知するインク
センサを有している。
【0024】記録ヘッドには、ケーブル29およびこれ
に結合された端子を介して、適宜、データ供給源から記
録データに応じた吐出信号や各種制御信号が供給されて
いる。キャリッジ30は、駆動(キャリッジ)モータ2
8の駆動力を伝達する駆動ベルト33の一部と連結さ
れ、互いに平行に配設された2本のガイドシャフト31
A,31Bに対して摺動可能とすることにより、IJC
(記録ヘッド)が、被記録部材の全幅に亙って往復移動
することが可能となっている。キャリッジ30と被記録
部材との相対的な移動を所定の記録信号の入力により制
御することにより、搬送用モータ38の回転により給紙
部34からプラテン35上に送紙されてきた記録紙の記
録面に対し所望の記録画像を形成するようになってい
る。
に結合された端子を介して、適宜、データ供給源から記
録データに応じた吐出信号や各種制御信号が供給されて
いる。キャリッジ30は、駆動(キャリッジ)モータ2
8の駆動力を伝達する駆動ベルト33の一部と連結さ
れ、互いに平行に配設された2本のガイドシャフト31
A,31Bに対して摺動可能とすることにより、IJC
(記録ヘッド)が、被記録部材の全幅に亙って往復移動
することが可能となっている。キャリッジ30と被記録
部材との相対的な移動を所定の記録信号の入力により制
御することにより、搬送用モータ38の回転により給紙
部34からプラテン35上に送紙されてきた記録紙の記
録面に対し所望の記録画像を形成するようになってい
る。
【0025】32はヘッド回復装置であり、記録ヘッド
の移動経路の一端、例えばホームポジションと対向する
位置に配設されている。電動機構36を介したモータ1
3の駆動力によって、ヘッド回復装置32を動作せし
め、記録ヘッドのキャッピングを行なう。このヘッド回
復装置32のキャップ部32Aによる記録ヘッドへのキ
ャッピングに関連させて、ヘッド回復装置32内に設け
た適宜の吸引手段によるインク吸引もしくは記録ヘッド
へのインク供給経路に設けた適宜の加圧手段により圧送
を行ない、記録ヘッドのインクを吐出口より強制的にイ
ンクを排出させることにより、液路内の増粘インクを除
去する等の吐出回復処理を行なう。また、記録終了時等
にキャッピングを施すことにより記録ヘッド内のインク
の乾燥が防止される。
の移動経路の一端、例えばホームポジションと対向する
位置に配設されている。電動機構36を介したモータ1
3の駆動力によって、ヘッド回復装置32を動作せし
め、記録ヘッドのキャッピングを行なう。このヘッド回
復装置32のキャップ部32Aによる記録ヘッドへのキ
ャッピングに関連させて、ヘッド回復装置32内に設け
た適宜の吸引手段によるインク吸引もしくは記録ヘッド
へのインク供給経路に設けた適宜の加圧手段により圧送
を行ない、記録ヘッドのインクを吐出口より強制的にイ
ンクを排出させることにより、液路内の増粘インクを除
去する等の吐出回復処理を行なう。また、記録終了時等
にキャッピングを施すことにより記録ヘッド内のインク
の乾燥が防止される。
【0026】37はヘッド回復装置32の側面に配設さ
れ、シリコンゴムで形成されるワイピング部材としての
ブレードである。このブレード37はブレード保持部材
37Aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復装置
32と同様、モータ13および電動機構36によって動
作し記録ヘッドのインク吐出面との係合が可能となる。
これにより、記録ヘッドの記録動作における適切なタイ
ミングで、あるいはヘッド回復装置32を用いた吐出回
復に、ブレード37を記録ヘッドの移動経路中に突出さ
せ、記録ヘッドの移動動作に伴って記録ヘッドの吐出面
における結露、濡れあるいは塵埃等をふきとる。
れ、シリコンゴムで形成されるワイピング部材としての
ブレードである。このブレード37はブレード保持部材
37Aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復装置
32と同様、モータ13および電動機構36によって動
作し記録ヘッドのインク吐出面との係合が可能となる。
これにより、記録ヘッドの記録動作における適切なタイ
ミングで、あるいはヘッド回復装置32を用いた吐出回
復に、ブレード37を記録ヘッドの移動経路中に突出さ
せ、記録ヘッドの移動動作に伴って記録ヘッドの吐出面
における結露、濡れあるいは塵埃等をふきとる。
【0027】図4は本実施の形態のインクジェット・プ
リンタ装置の概略機能構成を示すブロック図で、前述の
図3の構成と共通する部分を同じ番号で示し、その説明
を省略する。
リンタ装置の概略機能構成を示すブロック図で、前述の
図3の構成と共通する部分を同じ番号で示し、その説明
を省略する。
【0028】図4において、201は制御部で、例えば
マイクロプロセッサ等のCPU210、CPU210に
より実行される制御プログラムや各種データを記憶して
いるプログラムメモリ211、CPU210による各種
制御処理の実行時に、ワークエリアとして使用されるR
AM212等を備えており、本実施の形態のインクジェ
ット・プリンタ装置全体の動作を制御している。20
2,203のそれぞれは、制御部201の指示により、
各対応するキャリッジモータ28、記録紙を搬送するた
めの搬送用モータ38を回転駆動するためのモータドラ
イバである。記録ヘッド204は、発熱素子及びそのド
ライバ回路(トランジスタ)等を備えるヒータ部411
を有し、インクタンクよりのインクに加熱してインク滴
を吐出させることにより記録を行う記録ヘッドである。
この記録ヘッドは単色の記録ヘッドでも、或は複数色の
インクを備えたカラー用の記録ヘッドでも良い。220
はスキャナ部で、図1及び図2を参照して前述したよう
に原稿画像データを読取って、それに対応する電気信号
を出力している。213は本実施の形態のインクジェッ
ト・プリンタ装置に電力を供給する電源である。
マイクロプロセッサ等のCPU210、CPU210に
より実行される制御プログラムや各種データを記憶して
いるプログラムメモリ211、CPU210による各種
制御処理の実行時に、ワークエリアとして使用されるR
AM212等を備えており、本実施の形態のインクジェ
ット・プリンタ装置全体の動作を制御している。20
2,203のそれぞれは、制御部201の指示により、
各対応するキャリッジモータ28、記録紙を搬送するた
めの搬送用モータ38を回転駆動するためのモータドラ
イバである。記録ヘッド204は、発熱素子及びそのド
ライバ回路(トランジスタ)等を備えるヒータ部411
を有し、インクタンクよりのインクに加熱してインク滴
を吐出させることにより記録を行う記録ヘッドである。
この記録ヘッドは単色の記録ヘッドでも、或は複数色の
インクを備えたカラー用の記録ヘッドでも良い。220
はスキャナ部で、図1及び図2を参照して前述したよう
に原稿画像データを読取って、それに対応する電気信号
を出力している。213は本実施の形態のインクジェッ
ト・プリンタ装置に電力を供給する電源である。
【0029】図5は、本実施の形態のプリンタ11の記
録ヘッド204のノズル配列を示す図である。
録ヘッド204のノズル配列を示す図である。
【0030】この記録ヘッド204は、複数のノズルを
直線状に配列し、画像データに応じて各ノズルよりイン
クの吐出を行って画像の形成を行うオンデマンド方式の
インクジェット・ヘッドである。このインクジェット・
ヘッドは、図示のように、例えば第1ノズルから第51
2ノズルまでの512個のノズルを直線状に配し、この
ヘッド204を主走査方向に走査しながら順次走査ライ
ン単位で記録することによりバンド状の画像を形成して
いる。
直線状に配列し、画像データに応じて各ノズルよりイン
クの吐出を行って画像の形成を行うオンデマンド方式の
インクジェット・ヘッドである。このインクジェット・
ヘッドは、図示のように、例えば第1ノズルから第51
2ノズルまでの512個のノズルを直線状に配し、この
ヘッド204を主走査方向に走査しながら順次走査ライ
ン単位で記録することによりバンド状の画像を形成して
いる。
【0031】このようなヘッド204を用いたプリンタ
11の記録解像度は、記録ヘッド204のノズルの配列
ピッチ及び図3の矢印A方向への移動距離によって決定
される。例えば、この記録ヘッド204のノズルの配列
のピッチが0.0635mmであれば、400dpi
(ドット/インチ)の解像度を有する画像を形成でき
る。この場合もちろん、矢印Aの方向にも、0.063
5mmピッチの移動精度が要求される。そして、この記
録ヘッド204のノズル数が前述の如く512個である
とすると、1バンドの記録幅は0.0635×512=
32.512mmとなる。従って、1バンドの記録が終
了したら、搬送用モータ38を回転駆動して矢印Aと垂
直な角度をなす矢印B方向に記録用紙を32.512m
mだけ紙送りし、次のバンドの記録を行う。
11の記録解像度は、記録ヘッド204のノズルの配列
ピッチ及び図3の矢印A方向への移動距離によって決定
される。例えば、この記録ヘッド204のノズルの配列
のピッチが0.0635mmであれば、400dpi
(ドット/インチ)の解像度を有する画像を形成でき
る。この場合もちろん、矢印Aの方向にも、0.063
5mmピッチの移動精度が要求される。そして、この記
録ヘッド204のノズル数が前述の如く512個である
とすると、1バンドの記録幅は0.0635×512=
32.512mmとなる。従って、1バンドの記録が終
了したら、搬送用モータ38を回転駆動して矢印Aと垂
直な角度をなす矢印B方向に記録用紙を32.512m
mだけ紙送りし、次のバンドの記録を行う。
【0032】これに対し図6はスキャナ部220のCC
D1のセンサ素子の配列を示す図で、図5の記録ヘッド
204のノズルの配列に対応させて、512個のセンサ
が直線状に配列されている。
D1のセンサ素子の配列を示す図で、図5の記録ヘッド
204のノズルの配列に対応させて、512個のセンサ
が直線状に配列されている。
【0033】このようなCCDセンサ1を備えたスキャ
ナ部220により、所望の原稿画像の読み取りを行うこ
とにより、記録ヘッド204と同様に、画素の配列ピッ
チが0.0635mmで、スキャナ部220における主
走査キャリッジ51の矢印A方向への移動ピッチを0.
0635mmとし、更に主走査キャリッジ51の副走査
方向の移動ピッチを0.0635mmとすることによ
り、400dpiの解像度で原稿画像を読み取ることが
できるスキャナ部220が構成されている。
ナ部220により、所望の原稿画像の読み取りを行うこ
とにより、記録ヘッド204と同様に、画素の配列ピッ
チが0.0635mmで、スキャナ部220における主
走査キャリッジ51の矢印A方向への移動ピッチを0.
0635mmとし、更に主走査キャリッジ51の副走査
方向の移動ピッチを0.0635mmとすることによ
り、400dpiの解像度で原稿画像を読み取ることが
できるスキャナ部220が構成されている。
【0034】図7は、本実施の形態の記録ヘッド204
の回路の概略構成を示すブロック図である。
の回路の概略構成を示すブロック図である。
【0035】121はシフトレジスタで、図3のケーブ
ル29を介して送られてくるシフトクロック119と、
それに同期したシリアル記録データ118を入力し、記
録ヘッド204のノズル数に対応した512(ビット)
の記録データを保持している。122はラッチ回路で、
ラッチ信号120に同期して、シフトレジスタ121に
保持されているパラレルデータ(512画素)をラッチ
する。116はスイッチング用のトランジスタ(FET
等)、117は発熱抵抗体(ヒータ)である。123
は、例えば20Vのヒータ駆動用電源ライン、124は
そのグランドラインである。
ル29を介して送られてくるシフトクロック119と、
それに同期したシリアル記録データ118を入力し、記
録ヘッド204のノズル数に対応した512(ビット)
の記録データを保持している。122はラッチ回路で、
ラッチ信号120に同期して、シフトレジスタ121に
保持されているパラレルデータ(512画素)をラッチ
する。116はスイッチング用のトランジスタ(FET
等)、117は発熱抵抗体(ヒータ)である。123
は、例えば20Vのヒータ駆動用電源ライン、124は
そのグランドラインである。
【0036】図8は、本実施の形態の記録ヘッド204
のインク吐出部の構成(断面図)を示す図である。
のインク吐出部の構成(断面図)を示す図である。
【0037】インク吐出用ヒータ(抵抗体)117上に
は、20V用電源ライン123とインク吐出用ヒータ駆
動トランジスタ116のコレクタとが接続されている配
線電極127が配置されている。インク吐出用ヒータ1
17、20V用電源ライン123、配線電極127上に
は、インクと分離するための絶縁層128が形成されて
いる。この絶縁層128上には、インクが充填されたノ
ズル124が配置されている。
は、20V用電源ライン123とインク吐出用ヒータ駆
動トランジスタ116のコレクタとが接続されている配
線電極127が配置されている。インク吐出用ヒータ1
17、20V用電源ライン123、配線電極127上に
は、インクと分離するための絶縁層128が形成されて
いる。この絶縁層128上には、インクが充填されたノ
ズル124が配置されている。
【0038】この構成において、記録データに基づいて
インク吐出用ヒータ駆動トランジスタ116が導通され
ると、対応するインク吐出用ヒータ117に通電されて
加熱され、ヒータ117の近傍のノズル124内部に気
泡125が発泡する。この気泡125が発生することに
よりノズル124内のインクに圧力が加わり、インクの
一部がインク滴126としてノズル124より吐出さ
れ、用紙上に記録データに対応した画像が形成される。
インク吐出用ヒータ駆動トランジスタ116が導通され
ると、対応するインク吐出用ヒータ117に通電されて
加熱され、ヒータ117の近傍のノズル124内部に気
泡125が発泡する。この気泡125が発生することに
よりノズル124内のインクに圧力が加わり、インクの
一部がインク滴126としてノズル124より吐出さ
れ、用紙上に記録データに対応した画像が形成される。
【0039】ここでインク滴126を安定に吐出させる
ための条件として、気泡125を安定に生成することが
重要である。この気泡125を安定に生成するために
は、インク吐出用ヒータ117の発生する熱を安定させ
る必要があり、このためにはインク吐出用ヒータ117
に印加する電圧を安定させる必要がある。
ための条件として、気泡125を安定に生成することが
重要である。この気泡125を安定に生成するために
は、インク吐出用ヒータ117の発生する熱を安定させ
る必要があり、このためにはインク吐出用ヒータ117
に印加する電圧を安定させる必要がある。
【0040】図9は、本実施の形態1の記録ヘッド20
4の駆動回路の構成を示すブロック図で、この回路は記
録ヘッド204の基板上にトランジスタ116に付随す
る回路として実装されている。
4の駆動回路の構成を示すブロック図で、この回路は記
録ヘッド204の基板上にトランジスタ116に付随す
る回路として実装されている。
【0041】図7のラッチ回路122の出力がハイレベ
ルになると、トランジスタ141がオン(導通)し、基
準電圧選択用トランジスタ131のベース電位が略0V
になる。これにより基準電圧選択用トランジスタ131
が非導通状態となる。この結果、+Vの電源から抵抗1
35を通してツェナーダイオード134に電流が流れ、
ツェナーダイオード134の両端に一定の電圧(本実施
の形態においては20V)が発生し、この電圧が演算増
幅器132の+側の入力端子電圧となる。尚、電源ライ
ン143と144との間には、24Vの電圧が印加され
ている。
ルになると、トランジスタ141がオン(導通)し、基
準電圧選択用トランジスタ131のベース電位が略0V
になる。これにより基準電圧選択用トランジスタ131
が非導通状態となる。この結果、+Vの電源から抵抗1
35を通してツェナーダイオード134に電流が流れ、
ツェナーダイオード134の両端に一定の電圧(本実施
の形態においては20V)が発生し、この電圧が演算増
幅器132の+側の入力端子電圧となる。尚、電源ライ
ン143と144との間には、24Vの電圧が印加され
ている。
【0042】一方、インク吐出用ヒータ117の両端に
印加されている電圧は、抵抗138〜140及び130
と演算増幅器133とによって構成される減算回路によ
り演算され、その演算された結果の電圧は演算増幅器1
32の−側の入力端子電圧となる。演算増幅器132の
出力電圧は、その演算増幅器132の+側と−側の入力
端子の電圧が等しくなるような電圧であり、この出力電
圧をベースに入力しているインク吐出用ヒータ駆動トラ
ンジスタ136を介して、インク吐出用ヒータ117の
両端に印加される電圧が20Vになるように動作する。
印加されている電圧は、抵抗138〜140及び130
と演算増幅器133とによって構成される減算回路によ
り演算され、その演算された結果の電圧は演算増幅器1
32の−側の入力端子電圧となる。演算増幅器132の
出力電圧は、その演算増幅器132の+側と−側の入力
端子の電圧が等しくなるような電圧であり、この出力電
圧をベースに入力しているインク吐出用ヒータ駆動トラ
ンジスタ136を介して、インク吐出用ヒータ117の
両端に印加される電圧が20Vになるように動作する。
【0043】このようにして、ヒータ117に印加され
る電圧が20Vに対して低くなると減算回路の出力電圧
が低くなり、これにより演算回路132の出力電圧のレ
ベルが増大してトランジスタ136を流れる電流値が増
大する。これによりヒータ117の両端に印加される電
圧が上昇することになる。
る電圧が20Vに対して低くなると減算回路の出力電圧
が低くなり、これにより演算回路132の出力電圧のレ
ベルが増大してトランジスタ136を流れる電流値が増
大する。これによりヒータ117の両端に印加される電
圧が上昇することになる。
【0044】また逆に、ヒータ117に印加される電圧
が増大すると、減算回路の出力電圧が増大し、その結
果、演算回路132の−端子の電位が上昇して演算回路
132の出力電位が下降し、トランジスタ136を流れ
る電流値が減少して負荷117の両端の電圧が低下す
る。こうしてヒータの電位が上昇すると、そのヒータ1
17に印加される電圧値が低下するように制御される。
が増大すると、減算回路の出力電圧が増大し、その結
果、演算回路132の−端子の電位が上昇して演算回路
132の出力電位が下降し、トランジスタ136を流れ
る電流値が減少して負荷117の両端の電圧が低下す
る。こうしてヒータの電位が上昇すると、そのヒータ1
17に印加される電圧値が低下するように制御される。
【0045】また、ラッチ回路122よりロウレベルの
信号(記録データ無し)が出力されると、トランジスタ
141が非導通(オフ)になり、この結果、+Vの電源
から抵抗142を通して基準電圧選択用トランジスタ1
31のベースに電流が流れ、基準電圧選択用トランジス
タ131が導通する。これにより演算増幅器132の+
側の入力端子電圧が略0Vになる。このため、インク吐
出用ヒータ117の両端に加わる電圧が0Vになりイン
クが吐出しなくなる。
信号(記録データ無し)が出力されると、トランジスタ
141が非導通(オフ)になり、この結果、+Vの電源
から抵抗142を通して基準電圧選択用トランジスタ1
31のベースに電流が流れ、基準電圧選択用トランジス
タ131が導通する。これにより演算増幅器132の+
側の入力端子電圧が略0Vになる。このため、インク吐
出用ヒータ117の両端に加わる電圧が0Vになりイン
クが吐出しなくなる。
【0046】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、例えば同時にインクを吐出するノズル数が変動する
ことにより、ヘッド駆動用の電源ラインに流れる電流が
変化して電源電圧の変動が発生しても、図9に示すよう
な回路を設けることにより、吐出用ヒータ117の両端
に印加される電圧を常に略20Vに保つことができ、記
録ヘッドからのインクの吐出を安定にすることが可能に
なる。
ば、例えば同時にインクを吐出するノズル数が変動する
ことにより、ヘッド駆動用の電源ラインに流れる電流が
変化して電源電圧の変動が発生しても、図9に示すよう
な回路を設けることにより、吐出用ヒータ117の両端
に印加される電圧を常に略20Vに保つことができ、記
録ヘッドからのインクの吐出を安定にすることが可能に
なる。
【0047】[実施の形態2]図10は、本発明の実施
の形態2の電源ラインの配線状態を示す図である。
の形態2の電源ラインの配線状態を示す図である。
【0048】図10において、ヘッド基板151には、
電源より40V用の電源ライン155とグランド用電源
ライン156により40Vの電源電圧が供給される。こ
の40Vの電源電圧は、コネクタ152を介してヘッド
基板151に供給され、ヘッド基板151の配線を介し
てスイッチング電源で構成されるヘッド用電源153に
供給される。このヘッド用スイッチング電源153は、
40Vの電圧を入力して出力電圧を20Vに変換し、ヘ
ッドの20V用の電源ライン157とグランド用電源ラ
イン158を介してヘッド駆動用IC154に供給され
てい。このヘッド用電源153は、スイッチング方式の
電源であるため、例えば20Vで1Aの出力を得ようと
した場合、入力として40Vで0.5Aの電力が必要に
なる。即ち、ヘッド用電源153は電力を変換するもの
であるため、出力電圧より高い入力電圧を印加すること
により、出力電流値より入力電流値の値を少なくするこ
とが可能になる。
電源より40V用の電源ライン155とグランド用電源
ライン156により40Vの電源電圧が供給される。こ
の40Vの電源電圧は、コネクタ152を介してヘッド
基板151に供給され、ヘッド基板151の配線を介し
てスイッチング電源で構成されるヘッド用電源153に
供給される。このヘッド用スイッチング電源153は、
40Vの電圧を入力して出力電圧を20Vに変換し、ヘ
ッドの20V用の電源ライン157とグランド用電源ラ
イン158を介してヘッド駆動用IC154に供給され
てい。このヘッド用電源153は、スイッチング方式の
電源であるため、例えば20Vで1Aの出力を得ようと
した場合、入力として40Vで0.5Aの電力が必要に
なる。即ち、ヘッド用電源153は電力を変換するもの
であるため、出力電圧より高い入力電圧を印加すること
により、出力電流値より入力電流値の値を少なくするこ
とが可能になる。
【0049】このため、40V電源ライン155とグラ
ンド用電源ライン156に、従来のように太い電線を用
いれば、電線間で発生する電圧降下を減少させることが
可能になる。また、電線間で発生する電圧降下を従来と
同じ電圧にするならば、従来の電線よりも細い電線が使
用できる。
ンド用電源ライン156に、従来のように太い電線を用
いれば、電線間で発生する電圧降下を減少させることが
可能になる。また、電線間で発生する電圧降下を従来と
同じ電圧にするならば、従来の電線よりも細い電線が使
用できる。
【0050】また、ヘッド基板151に40VのAC電
圧を供給し、ヘッド基板151内部で電圧変換トランス
を用いて25VのAC電圧に変換し、その25VのAC
電圧を整流し、直流20Vに安定化電源を用いて変換す
ることにより、ヘッド基板151にAC電圧を供給する
束線に流す電流値を少なくすることが可能になり同様の
効果が得られる。
圧を供給し、ヘッド基板151内部で電圧変換トランス
を用いて25VのAC電圧に変換し、その25VのAC
電圧を整流し、直流20Vに安定化電源を用いて変換す
ることにより、ヘッド基板151にAC電圧を供給する
束線に流す電流値を少なくすることが可能になり同様の
効果が得られる。
【0051】[実施の形態3]図11は、本発明の実施
の形態3の構成を示す図である。
の形態3の構成を示す図である。
【0052】図11は、各ヘッド毎に各ヘッド専用の電
源を用い、各ヘッドに必要な電圧を供給するものであ
る。
源を用い、各ヘッドに必要な電圧を供給するものであ
る。
【0053】電源213の内部に記録ヘッド204の各
色のヘッドC、ヘッドM、ヘッドY及びヘッドK用の専
用ヘッド用電源160を4個準備する。これらヘッド用
電源160は、前述の実施の形態で説明したヘッド用電
源と同様なものであり、20V用の電圧センシングライ
ンと、グランド用電圧センシングラインとの間の電圧が
略20Vとなるような電圧を出力するものである。例え
ば、ヘッドCに対しては、ヘッド用電源160からヘッ
ドCとの間のヘッド用電源ライン161(電源213の
ヘッドC用のヘッド用電源160の出力端とコネクタ1
62間の配線、コネクタ162とIP164のコネクタ
163とを接続する束線、IP164上でコネクタ16
6と接続する配線、IP164のコネクタ166とヘッ
ドCとを接続する束線)を通して電圧を供給する。但
し、図11において、ヘッド用電源ライン161はそれ
ぞれ1本で記述されているが、実際には20V側とグラ
ンド側の2本のラインから構成されている。
色のヘッドC、ヘッドM、ヘッドY及びヘッドK用の専
用ヘッド用電源160を4個準備する。これらヘッド用
電源160は、前述の実施の形態で説明したヘッド用電
源と同様なものであり、20V用の電圧センシングライ
ンと、グランド用電圧センシングラインとの間の電圧が
略20Vとなるような電圧を出力するものである。例え
ば、ヘッドCに対しては、ヘッド用電源160からヘッ
ドCとの間のヘッド用電源ライン161(電源213の
ヘッドC用のヘッド用電源160の出力端とコネクタ1
62間の配線、コネクタ162とIP164のコネクタ
163とを接続する束線、IP164上でコネクタ16
6と接続する配線、IP164のコネクタ166とヘッ
ドCとを接続する束線)を通して電圧を供給する。但
し、図11において、ヘッド用電源ライン161はそれ
ぞれ1本で記述されているが、実際には20V側とグラ
ンド側の2本のラインから構成されている。
【0054】ヘッドCの内部においては、ヘッド用電源
ライン161にヘッド用電圧センシングライン165が
接続されており、ヘッドC内部の電源ラインの電圧をヘ
ッド用電源160にフィードバックしている。この結
果、ヘッドC内部の電源ラインの電圧が常に20Vにな
るようヘッド用電源160より電圧が出力される。ただ
し、図11において、ヘッド用電圧センシングライン1
65のそれぞれは1本で記述されているが、実際は20
V側とグランド側の2本のラインから構成されている。
ライン161にヘッド用電圧センシングライン165が
接続されており、ヘッドC内部の電源ラインの電圧をヘ
ッド用電源160にフィードバックしている。この結
果、ヘッドC内部の電源ラインの電圧が常に20Vにな
るようヘッド用電源160より電圧が出力される。ただ
し、図11において、ヘッド用電圧センシングライン1
65のそれぞれは1本で記述されているが、実際は20
V側とグランド側の2本のラインから構成されている。
【0055】この結果、ヘッドCに流れる電流が吐出デ
ータに応じて変動し、ヘッド用電源ライン161の電圧
降下値が変動しても、ヘッドCの電圧は約20Vに保つ
ことが可能となる。記録ヘッド204の他のヘッドM、
ヘッドY、ヘッドKについても同様の構成が用いられて
いる。
ータに応じて変動し、ヘッド用電源ライン161の電圧
降下値が変動しても、ヘッドCの電圧は約20Vに保つ
ことが可能となる。記録ヘッド204の他のヘッドM、
ヘッドY、ヘッドKについても同様の構成が用いられて
いる。
【0056】[実施の形態4]図12は、本発明の実施
の形態4のヘッド駆動回路の構成を示す回路図である。
の形態4のヘッド駆動回路の構成を示す回路図である。
【0057】図12は、LED光量のオン−オフに応じ
て感光体上に潜像を形成し、その形成された潜像にトナ
ーを乗せ、用紙にトナーを転写して画像を形成する画像
形成装置に応用したものである。このLEDの駆動部に
関しては、前述の実施の形態で説明した記録ヘッド駆動
回路の構成において、インク吐出用ヒータ117をLE
D182と、このLED182を流れる電流を決定する
抵抗181に置き換えたものである。尚、この実施の形
態4においては、LEDが点灯した場所にトナーが付着
して記録が行われ、LEDが非点灯の場所にはトナーが
付着されずに記録がなされないものとして以下に説明す
る。
て感光体上に潜像を形成し、その形成された潜像にトナ
ーを乗せ、用紙にトナーを転写して画像を形成する画像
形成装置に応用したものである。このLEDの駆動部に
関しては、前述の実施の形態で説明した記録ヘッド駆動
回路の構成において、インク吐出用ヒータ117をLE
D182と、このLED182を流れる電流を決定する
抵抗181に置き換えたものである。尚、この実施の形
態4においては、LEDが点灯した場所にトナーが付着
して記録が行われ、LEDが非点灯の場所にはトナーが
付着されずに記録がなされないものとして以下に説明す
る。
【0058】記録データが存在する時、ラッチ回路12
2よりハイレベルの信号が出力されるとトランジスタ1
71が導通し、基準電圧選択用トランジスタ173のベ
ース電位が略0Vになり、基準電圧選択用トランジスタ
173が非導通状態となる。この結果、+Vの電源から
抵抗174,178を通してツェナーダイオード17
5,179のそれぞれに電流が流れ、これらツェナーダ
イオード175,179の両端に一定の電圧(この実施
の形態4では、ツェナーダイオード175の両端に5
V、ツェナーダイオード179の両端に1Vとする)が
発生し、それぞれ演算増幅器176,180の+側の入
力端子電圧となる。一方、各演算増幅器176,180
の−側の入力端子には、各演算増幅器176,180の
出力端子が接続されている。このため、各演算増幅器1
76,180はバッファとして動作し、それぞれ演算増
幅器176,180の+側の入力端子の電圧と略同じ電
圧が各演算増幅器の出力端子から出力される。この結
果、抵抗181とLED182の直列回路の両端には4
Vの電圧が加わることになり、抵抗181の値で決まる
電流がLED182を流れてLED181が点灯する。
2よりハイレベルの信号が出力されるとトランジスタ1
71が導通し、基準電圧選択用トランジスタ173のベ
ース電位が略0Vになり、基準電圧選択用トランジスタ
173が非導通状態となる。この結果、+Vの電源から
抵抗174,178を通してツェナーダイオード17
5,179のそれぞれに電流が流れ、これらツェナーダ
イオード175,179の両端に一定の電圧(この実施
の形態4では、ツェナーダイオード175の両端に5
V、ツェナーダイオード179の両端に1Vとする)が
発生し、それぞれ演算増幅器176,180の+側の入
力端子電圧となる。一方、各演算増幅器176,180
の−側の入力端子には、各演算増幅器176,180の
出力端子が接続されている。このため、各演算増幅器1
76,180はバッファとして動作し、それぞれ演算増
幅器176,180の+側の入力端子の電圧と略同じ電
圧が各演算増幅器の出力端子から出力される。この結
果、抵抗181とLED182の直列回路の両端には4
Vの電圧が加わることになり、抵抗181の値で決まる
電流がLED182を流れてLED181が点灯する。
【0059】またラッチ回路122の出力がロウレベル
であれば、トランジスタ171が非導通となり、抵抗1
72を通して基準電圧選択用トランジスタ173のベー
スに電流が流れ、基準電圧選択用トランジスタ173が
導通状態となり、演算増幅器176,180の+側の入
力端子電圧が0Vとなる。前述したように、これら演算
増幅器176,180はバッファとして動作しているた
め、これら演算増幅器176,180の出力端子から0
Vが出力される。この結果、抵抗181とLED182
の直列回路の両端には0Vの電圧が印加されることにな
り、LED182に電流が流れないため、LED182
が点灯しない。
であれば、トランジスタ171が非導通となり、抵抗1
72を通して基準電圧選択用トランジスタ173のベー
スに電流が流れ、基準電圧選択用トランジスタ173が
導通状態となり、演算増幅器176,180の+側の入
力端子電圧が0Vとなる。前述したように、これら演算
増幅器176,180はバッファとして動作しているた
め、これら演算増幅器176,180の出力端子から0
Vが出力される。この結果、抵抗181とLED182
の直列回路の両端には0Vの電圧が印加されることにな
り、LED182に電流が流れないため、LED182
が点灯しない。
【0060】図13は、実施の形態4におけるLEDの
ドライバ回路の構成を示した図で、前述の図7と共通す
る部分は同じ番号で示している。
ドライバ回路の構成を示した図で、前述の図7と共通す
る部分は同じ番号で示している。
【0061】185はLED駆動部で、図12の回路に
おいて抵抗181とLED182を除いたものである。
おいて抵抗181とLED182を除いたものである。
【0062】また、図12に示す回路において、抵抗1
81とLED182とを前述の実施の形態1のインク吐
出用ヒータ117に置き換え、ツェナーダイオード17
5,179をツェナー電圧21Vのダイオードに変更す
ることにより、図12の回路をインク吐出用ヒータ11
7の駆動回路としても使用することができる。同様に、
図9のヘッドのノズル駆動回路において、インク吐出用
ヒータ117を抵抗181とLED182に置き換え、
ツェナーダイオード134をツェナー電圧4Vのダイオ
ードに変更することで、LED182の駆動回路として
も使用することができる。
81とLED182とを前述の実施の形態1のインク吐
出用ヒータ117に置き換え、ツェナーダイオード17
5,179をツェナー電圧21Vのダイオードに変更す
ることにより、図12の回路をインク吐出用ヒータ11
7の駆動回路としても使用することができる。同様に、
図9のヘッドのノズル駆動回路において、インク吐出用
ヒータ117を抵抗181とLED182に置き換え、
ツェナーダイオード134をツェナー電圧4Vのダイオ
ードに変更することで、LED182の駆動回路として
も使用することができる。
【0063】[実施の形態5]図14は、本発明の実施
の形態5の電源ラインの配線を説明する図である。
の形態5の電源ラインの配線を説明する図である。
【0064】図14は、原稿照明用のランプ54に電力
を供給する電源ラインに流れる電流値を減少させる手法
を説明する図である。
を供給する電源ラインに流れる電流値を減少させる手法
を説明する図である。
【0065】この原稿照明ランプ54は、例えば12
V,4Aの定格で使用されるものである。このため、通
常は、原稿照明ランプ54に電力を供給する束線やコネ
クタは、4Aの電流を常時流せるものを使用することに
なる。本実施の形態5では、主走査キャリッジ51(図
1)の原稿照明ランプ54の近傍にランプ用電源193
を配置する。このランプ用電源193はスイッチング方
式の電源であるため、例えば12V、4Aの出力を得よ
うとした場合、入力として80V、0.6Aの電力が必
要になる。即ち、ランプ用電源193は電力を変換する
ものであるため、出力電圧より高い入力電圧を印加する
ことにより、出力電流値より入力電流値の値を少なくす
ることが可能になる。
V,4Aの定格で使用されるものである。このため、通
常は、原稿照明ランプ54に電力を供給する束線やコネ
クタは、4Aの電流を常時流せるものを使用することに
なる。本実施の形態5では、主走査キャリッジ51(図
1)の原稿照明ランプ54の近傍にランプ用電源193
を配置する。このランプ用電源193はスイッチング方
式の電源であるため、例えば12V、4Aの出力を得よ
うとした場合、入力として80V、0.6Aの電力が必
要になる。即ち、ランプ用電源193は電力を変換する
ものであるため、出力電圧より高い入力電圧を印加する
ことにより、出力電流値より入力電流値の値を少なくす
ることが可能になる。
【0066】この結果、原稿照明ランプ54に流れる電
流は、目的の4Aの電流を流した場合においても、80
V用電源ライン194とグランド用電源ライン195に
流れる電流値が、原稿照明ランプ54に流れる電流の約
15%の0.6Aで済む。このため、80V電源ライン
194とグランド用電源ライン195に太い電線を用い
ることにより、電線間で発生する電圧降下を減少させる
ことが可能になる。
流は、目的の4Aの電流を流した場合においても、80
V用電源ライン194とグランド用電源ライン195に
流れる電流値が、原稿照明ランプ54に流れる電流の約
15%の0.6Aで済む。このため、80V電源ライン
194とグランド用電源ライン195に太い電線を用い
ることにより、電線間で発生する電圧降下を減少させる
ことが可能になる。
【0067】また、電線間で発生する電圧降下を従来と
同じ電圧にするならば、従来の電線よりも細い電線が使
用でき、これにより小さな形状のコネクタを使用でき
る。12V電源ライン194とグランド用電源ライン1
95は、原稿照明ランプ54に12V,4Aの電力を供
給するための束線であり、この例では束線の長さが短い
ため、この部分で発生する電圧降下値は非常に小さく現
実的に影響が無いとみなすことができる。
同じ電圧にするならば、従来の電線よりも細い電線が使
用でき、これにより小さな形状のコネクタを使用でき
る。12V電源ライン194とグランド用電源ライン1
95は、原稿照明ランプ54に12V,4Aの電力を供
給するための束線であり、この例では束線の長さが短い
ため、この部分で発生する電圧降下値は非常に小さく現
実的に影響が無いとみなすことができる。
【0068】また、主走査キャリッジ51に100Vの
AC電圧を供給し、電圧変換トランスを用いて例えば1
5VのAC電圧に変換し、この15VのAC電圧を整流
して目的とする直流電圧12Vに、安定化電源を用いて
変換することにより、主走査キャリッジ51にAC電圧
を供給する束線に流す電流値を少なくすることが可能に
なり、前述の実施の形態と同様の効果が得られる。
AC電圧を供給し、電圧変換トランスを用いて例えば1
5VのAC電圧に変換し、この15VのAC電圧を整流
して目的とする直流電圧12Vに、安定化電源を用いて
変換することにより、主走査キャリッジ51にAC電圧
を供給する束線に流す電流値を少なくすることが可能に
なり、前述の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0069】以上の実施の形態では、特にインクジェッ
ト記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用
されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用
いることで記録の高密度化、高精細化が達成できる。
ト記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用
されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用
いることで記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0070】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0071】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0072】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成でも良い。加え
て、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを
電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59
−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収す
る開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基づいた構成としても良い。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成でも良い。加え
て、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを
電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59
−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収す
る開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0073】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0074】また、以上の実施例の記録装置の構成に、
記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を
付加することは記録動作を一層安定にできるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段を設けることや、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを設けることなどがある。
記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を
付加することは記録動作を一層安定にできるので好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段を設けることや、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを設けることなどがある。
【0075】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0076】以上説明した実施例においては、インクが
液体であることを前提として説明しているが、室温やそ
れ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしく
は液化するものを用いても良く、あるいはインクジェッ
ト方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範
囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲に
あるように温度制御するものが一般的であるから、使用
記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよ
い。
液体であることを前提として説明しているが、室温やそ
れ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしく
は液化するものを用いても良く、あるいはインクジェッ
ト方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範
囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲に
あるように温度制御するものが一般的であるから、使用
記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよ
い。
【0077】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0078】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置の形態を取るものであって
も良い。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置の形態を取るものであって
も良い。
【0079】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0080】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0081】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0082】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0083】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0084】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0085】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、ヘッドやLEDの駆動回路内の構成を工夫すること
により、駆動回路に供給される電圧が変動しても電圧の
変動の影響を受けにくい回路を構成することができ、用
紙への印字画像の品質を向上することが可能になった。
また、負荷が必要な電圧よりも高い電圧を用い、ケーブ
ルに高い電圧を加え、負荷の直前でSW電源により必要
な電圧に変換する方法やケーブルに高いAC電圧を加
え、負荷の直前で電圧変換トランスで低い電圧に変換
後、整流し安定化電源を使用する方法を用いることによ
りケーブルに流れる電流値を少なくすることで、電流の
変化量や絶対量を少なくすることが可能となった。この
結果、細い電線や小さなコネクタを使用することが可能
となり、装置の小型化やコストダウンを実現できるよう
になった。
ば、ヘッドやLEDの駆動回路内の構成を工夫すること
により、駆動回路に供給される電圧が変動しても電圧の
変動の影響を受けにくい回路を構成することができ、用
紙への印字画像の品質を向上することが可能になった。
また、負荷が必要な電圧よりも高い電圧を用い、ケーブ
ルに高い電圧を加え、負荷の直前でSW電源により必要
な電圧に変換する方法やケーブルに高いAC電圧を加
え、負荷の直前で電圧変換トランスで低い電圧に変換
後、整流し安定化電源を使用する方法を用いることによ
りケーブルに流れる電流値を少なくすることで、電流の
変化量や絶対量を少なくすることが可能となった。この
結果、細い電線や小さなコネクタを使用することが可能
となり、装置の小型化やコストダウンを実現できるよう
になった。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動対象の負荷に印加する電圧の変動を抑えて安定して駆
動できるという効果がある。
動対象の負荷に印加する電圧の変動を抑えて安定して駆
動できるという効果がある。
【0087】また本発明によれば、駆動対象の負荷を略
一定の電圧で駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた
画像形成装置を提供できる。
一定の電圧で駆動できる駆動回路及び前記回路を用いた
画像形成装置を提供できる。
【0088】また本発明によれば、電源電圧の変動に伴
う負荷への影響を少なくできるという効果がある。
う負荷への影響を少なくできるという効果がある。
【0089】
【図1】本実施の形態の複写機のスキャナ部の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】本実施の形態の複写機における画像処理ブロッ
クの機能構成図である。
クの機能構成図である。
【図3】本実施の形態のプリンタのプリント機構を示し
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図4】本実施の形態の複写機の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】本実施の形態のプリンタの記録ヘッドのノズル
配列と、ヘッドの移動方向を示す図である。
配列と、ヘッドの移動方向を示す図である。
【図6】本実施の形態のスキャナ部の画像読み取りセン
サの配列と、その移動方向を示す図である。
サの配列と、その移動方向を示す図である。
【図7】記録ヘッドの駆動回路の構成を示すブロック図
である。
である。
【図8】記録ヘッドのインク吐出部の構成例を示す図で
ある。
ある。
【図9】本実施の形態1のヘッドのノズル駆動回路を示
す回路図である。
す回路図である。
【図10】本発明の実施の形態2の電源ラインの配線を
示す図である。
示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3の電源ラインの配線を
説明する図である。
説明する図である。
【図12】本発明の実施の形態4のヘッド駆動回路の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図13】本実施の形態4のLEDドライバの構成例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態5の光源の電源ラインの
配線を説明する図である。
配線を説明する図である。
【図15】従来の電源ラインの配線を示す図である。
1 CCD 11 プリンタ 51 光源 132 演算回路 134,175,179 ツェナーダイオード 201 制御部 204 記録ヘッド 213 電源 220 スキャナ部
Claims (16)
- 【請求項1】 駆動信号に応じてオン・オフされるスイ
ッチング素子と、 前記スイッチング素子のスイッチングに応じて所定電圧
を発生する電圧発生手段と、 駆動対象の負荷に印加される電圧の変動に応じた補正電
圧信号を発生する補正電圧発生手段と、 前記補正電圧発生手段からの補正電圧信号と前記電圧発
生手段で発生される所定電圧に応じて前記負荷に電圧を
印加する電圧印加手段と、を有することを特徴とする駆
動回路。 - 【請求項2】 前記電圧発生手段はツェナーダイオード
を含むことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。 - 【請求項3】 前記補正電圧発生手段は、前記負荷の両
端に印加される電圧差に応じた電圧信号を発生する減算
回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の駆動回
路。 - 【請求項4】 駆動信号に応じてオン・オフされるスイ
ッチング素子と、 前記スイッチング素子のスイッチングに応じて第1の所
定電圧を発生する第1の電圧発生手段と、 前記スイッチング素子のスイッチングに応じて第2の所
定電圧を発生する第2の電圧発生手段と、 前記第1と第2の電圧発生手段から駆動対象の負荷に電
圧を印加する電圧印加手段と、を有することを特徴とす
る駆動回路。 - 【請求項5】 前記負荷は記録装置の記録ヘッドの発熱
抵抗体を含むこと特徴とする請求項1乃至4のいずれか
1項に記載の駆動回路。 - 【請求項6】 前記負荷は記録装置の記録ヘッドのLE
Dを含むこと特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項
に記載の駆動回路。 - 【請求項7】 前記負荷は光源を含むこと特徴とする請
求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動回路。 - 【請求項8】 画像データを入力して画像を形成する画
像形成装置であって、 画像データを入力する入力手段と、 画像形成要素を駆動して画像を形成する駆動手段と、 前記入力手段により入力された画像データに応じて前記
駆動手段による駆動を制御する制御手段とを有し、 前記駆動手段は、 駆動信号に応じてオン・オフされるスイッチング素子
と、 前記スイッチング素子のスイッチングに応じて所定電圧
を発生する電圧発生手段と、 駆動対象の負荷に印加される電圧の変動に応じた補正電
圧信号を発生する補正電圧発生手段と、 前記補正電圧発生手段からの補正電圧信号と前記電圧発
生手段で発生される所定電圧に応じて前記負荷に電圧を
印加する電圧印加手段と、を有することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項9】 前記電圧発生手段はツェナーダイオード
を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
置。 - 【請求項10】 前記補正電圧発生手段は、前記負荷の
両端に印加される電圧差に応じた電圧信号を発生する減
算回路を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像形
成装置。 - 【請求項11】 画像データを入力して画像を形成する
画像形成装置であって、 画像データを入力する入力手段と、 画像形成要素を駆動して画像を形成する駆動手段と、 前記入力手段により入力された画像データに応じて前記
駆動手段による駆動を制御する制御手段とを有し、 前記駆動手段は、 駆動信号に応じてオン・オフされるスイッチング素子
と、 前記スイッチング素子のスイッチングに応じて第1の所
定電圧を発生する第1の電圧発生手段と、 前記スイッチング素子のスイッチングに応じて第2の所
定電圧を発生する第2の電圧発生手段と、 前記第1と第2の電圧発生手段から駆動対象の負荷に電
圧を印加する電圧印加手段とを有することを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項12】 画像データを入力して画像を形成する
画像形成装置であって、 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段で入力された画像データに基づいて画像形
成要素を駆動する駆動手段と、 前記装置の各部に電力を供給する主電源と、 前記主電源からの第1の電圧をもとに前記第1の電圧よ
りも低い第2の電圧を発生する電圧変換手段とを有し、 前記電圧変換手段よりの第2の電圧により前記駆動手段
を駆動することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項13】 前記スイッチング素子、電圧発生手
段、補正電圧発生手段、電圧印加手段及び記録ヘッドの
発熱抵抗体を1つのチップ上の集積回路で構成したこと
を特徴とする請求項1に記載の駆動回路。 - 【請求項14】 前記スイッチング素子、電圧発生手
段、補正電圧発生手段、電圧印加手段及び記録ヘッドの
LEDを1つのチップ上の集積回路で構成したことを特
徴とする請求項1に記載の駆動回路。 - 【請求項15】 前記スイッチング素子、第1の電圧発
生手段、第2の電圧発生手段、電圧印加手段及び記録ヘ
ッドの発熱抵抗体を1つのチップ上の集積回路で構成し
たことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。 - 【請求項16】 前記スイッチング素子、第1の電圧発
生手段、第2の電圧発生手段、電圧印加手段及び記録ヘ
ッドのLEDを1つのチップ上の集積回路で構成したこ
とを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8300419A JPH10138460A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 駆動回路及び前記回路を用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8300419A JPH10138460A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 駆動回路及び前記回路を用いた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138460A true JPH10138460A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17884584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8300419A Withdrawn JPH10138460A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 駆動回路及び前記回路を用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10138460A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112497892A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-03-16 | 固高科技(深圳)有限公司 | 伺服驱动装置及系统 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP8300419A patent/JPH10138460A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112497892A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-03-16 | 固高科技(深圳)有限公司 | 伺服驱动装置及系统 |
CN112497892B (zh) * | 2020-12-15 | 2024-02-02 | 固高科技股份有限公司 | 伺服驱动装置及系统 |
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