JPH1013810A - Catvと有線放送の混合伝送方式 - Google Patents

Catvと有線放送の混合伝送方式

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JPH1013810A
JPH1013810A JP8164551A JP16455196A JPH1013810A JP H1013810 A JPH1013810 A JP H1013810A JP 8164551 A JP8164551 A JP 8164551A JP 16455196 A JP16455196 A JP 16455196A JP H1013810 A JPH1013810 A JP H1013810A
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JP
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catv
signal
cable
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transmission line
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Kazuya Otani
和也 大谷
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NEC Cable Media Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CATV放送と有線放送の両方を集合住宅の加
入者に取り込む場合に、各各異なる伝送路設備を構築し
ていた為、経済的ではなかった。 【解決手段】CATV信号を第1の出力端Aまたは第2
の出力端Bに切替出力する切替スイッチ10と、第1の
出力端Aに出力のCATV信号の76MHz以下の成分
を抑圧しかつ第2の出力端Bに出力のCATV信号をス
ルーパスする高域フィルタ11と、切替スイッチ10に
制御され有線放送の入力をオン/オフする切替スイッチ
13と、CATV信号と有線放送信号とを結合出力する
結合器12とを有する集合住宅機器収容箱1と;集合住
宅棟伝送路ZからのCATV信号と有線放送信号を分配
する分配器20と、分配器20の出力からCATV信号
のみを受信再生処理するCATVホームターミナル21
と有線放送信号のみを受信再生処理する有線放送受信端
末22とを有する宅内設備2;を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCATVと有線放送
の混合伝送方式に関し、特にCATV回線と有線放送回
線とで別々に伝送していたCATV信号と有線放送信号
とを同一伝送路に多重混合して集合住宅へ伝送する集合
住宅設備方式としてのCATVと有線放送の混合伝送方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年CATV放送は地域情報化網の基本
設備として設備構築が大規模に実現されてきている。
【0003】一方、CATVに先行してきた有線放送
は、大都市圏に於いて設備網が張りめぐらされているの
が現状である。
【0004】ここでCATV信号のセンタから加入者へ
の下り伝送帯域は、70MHz〜450MHzを使用し
ており、一方、有線放送では29MHz〜76MHzの
下り伝送帯域を使用している。このため、70MHz〜
76MHzの一部で使用帯域が重なる。
【0005】したがって、CATV放送と有線放送とは
それぞれ異なる伝送路設備を構築しており、この両放送
を集合住宅の加入者に取り込みたたい場合には、各各の
伝送路設備を独立に加入者宅まで取り込む必要があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のCATV伝
送方式および有線放送伝送方式では、集合住宅における
加入者がCATV放送および有線放送の両方に加入した
い場合には、CATV伝送路設備および有線放送伝送路
設備の両方を各各の加入者宅に独立に引き込む必要があ
るため、そのための工事費用と時間を必要とし経済的で
はなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるCATVと
有線放送の混合伝送方式は、集合住宅棟の複数の加入者
宅にCATV放送と有線放送の両方を片方伝送で引き込
む場合に、前記CATV信号に前記有線放送信号を多重
化して混合し1本の伝送ケーブルで前記複数の加入者宅
の各各に引き込む。
【0008】また本発明によるCATVと有線放送の混
合伝送方式は、集合住宅等の複数の加入者宅にCATV
放送と有線放送の両方を片方伝送で引き込む場合に、有
線放送帯域とCATV伝送帯域とが重なる部分のCAT
V側有効周波がCATVセンタから送出されるホームタ
ーミナル制御信号の1波であることと前記帯域が重なる
部分に相当する前記CATV信号の低域部分の一部が常
時伝送されなくとも実用上支障がないという点に着目し
て前記CATV信号の前記低域部分の一部をフィルタに
より抑圧してその抑圧した周波帯のCATV信号に前記
有線放送信号を結合して多重化し1本の伝送ケーブルで
前記複数の加入者宅の各各に引き込む。
【0009】さらに本発明によるCATVと有線放送の
混合転送方式は、前記CATVセンタから送出される信
号が前記CATV信号てあるときはCATV伝送路を通
して入力される前記CATV信号を前記フィルタの入力
に接続されるように切替出力すると共に有線放送伝送路
を通して入力される前記有線放送信号を前記フィルタ出
力の前記CATV信号と結合されるように切替出力し、
かつ前記CATVセンタから送出される信号が前記ホー
ムターミナル制御信号であるときは前記ホームターミナ
ル制御信号を前記フィルタの出力に接続されるように切
替出力するとともに前記有線放送信号を前記CATV信
号と結合されないように切替出力する切替手段を有す
る。
【0010】そして本発明によるCATVと有線放送の
混合伝送方式は、CATV伝送路を通して入力するCA
TVセンタ内のホームターミナルコントローラから送出
の第1の切替制御信号に制御されて前記CATV伝送路
を通して入力される前記CATVセンタから送出のCA
TV信号を第1の出力端または第2の出力端に切替出力
する第1の切替スイッチと、前記第1の切替スイッチが
前記CATV伝送路から入力の前記CATV信号を前記
第1の出力端に切替出力したときは前記第1の切替スイ
ッチの前記第1の出力端から入力される前記CATV信
号の前記CATV下り伝送帯域の所定の低域分の信号成
分を抑圧してその抑圧した低域分以外の高域分の信号成
分のみを通過させて第3の出力端に出力させフィルタ機
能を有しかつ前記第1の切替スイッチが前記CATV伝
送路から入力の前記CATV信号を前記第2の出力端に
切替出力したときは前記第1の切替スイッチの前記第2
の出力端から入力されるCATVセンタのホームターミ
ナルコントローラから送出されるホームターミナル制御
信号をスルー出力して前記第3の出力端に出力させるバ
イパス機能を有する高域通過フィルタと、前記第1の切
替スイッチから供給される第2の切替制御信号に制御さ
れて前記第1の切替スイッチが前記CATV伝送路から
の前記CATV信号を前記第1の出力端に切替出力した
ときは入出力接点間をショートにして有線放送伝送路を
通して入力される有線放送センタから送出の有線放送信
号をそのままスルーパス出力しかつ前記第1の切替スイ
ッチが前記CATV伝送路からの前記ホームターミナル
制御信号を前記第2の出力端に切替出力したときは前記
入出力接点間をオープンにして前記有線放送伝送路から
入力の前記有線放送信号を出力させない切替開閉を行う
第2の切替スイッチと、前記高域通過フィルタ出力の前
記CATV信号と前記第2の切替スイッチ出力の前記有
線放送信号とを結合して集合住宅棟伝送路へ送出する結
合器と、を有する集合住宅収容箱と;前記集合住宅棟伝
送路を通して入力される前記集合住宅収容箱の前記結合
器からの前記CATV信号および前記有線放送信号を分
配する分配器と、前記分配器で分配された前記CATV
信号および前記有線放送信号から前記CATV信号のみ
の受信再生処理を行うCATV受信端末としてのホーム
ターミナルと、前記分配器で分配された前記CATV信
号および前記有線放送信号から前記有線放送のみの受信
再生処理を行う有線放送受信端末と、を有する宅内設備
と;を備える。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。本発明の一実施例の図1を参照すると、C
ATVと有線放送の混合伝送方式は、CATV伝送路X
を通して入力する図示されないCATVセンタ内のホー
ムターミナルコントローラから送出の第1の切替制御信
号に制御されて同CATV伝送路Xを通して入力される
CATVセンタから送出のCATV信号を出力端Aまた
は出力端Bに切替出力する切替スイッチ10と、切替ス
イッチ10がCATV伝送路Xから入力のCATV信号
を出力端Aに切替出力したときは切替スイッチの出力端
Aから入力されるCATV信号のCATV下り伝送帯域
の所定の低域分の信号成分を抑圧してその抑圧した低域
分以外の高域分の信号成分のみを通過させて出力端Cに
出力させフィルタ機能を有しかつ切替スイッチ10がC
ATV伝送路Xから入力のCATV信号を出力端Bに切
替出力したときは切替スイッチ10の出力端Bから入力
されるCATVセンタのホームターミナルコントローラ
から送出される74.4MHzの信号をスルー出力して
出力端Cに出力させるバイパス機能を有するHTC制御
方式の高域通過フィルタ11と、切替スイッチ10から
供給される切替制御信号に制御されて切替スイッチ10
がCATV伝送路XからのCATV信号を出力端Aに切
替出力したときは内部入出力接点間をショートにして有
線放送伝送路を通して入力される図示されていない有線
放送センタから送出の有線放送信号をそのままスルーパ
ス出力しかつ切替スイッチ10がCATV伝送路Xから
の74.4MHzのホームターミナル制御信号を出力端
Bに切替出力したときは内部入出力接点間をオープンに
して有線放送伝送路からの入力有線放送信号を出力させ
ない切替開閉を行う切替スイッチ13と、高域通過フィ
ルタ11出力のCATV信号と切替スイッチ13出力の
有線放送信号とを結合して集合住宅棟伝送路Zへ送出す
る結合器12と、を有する集合住宅機器収容箱1と;集
合住宅棟伝送路Zを通して入力される集合住宅機器収容
箱1の結合器12からのCATV信号および有線放送信
号を分配する分配器20と、分配器20で分配されたC
ATV信号および有線放送信号からCATV信号のみの
受信再生処理を行うCATV受信端末としてのホームタ
ーミナル21と、分配器20で分配されたCATV信号
および有線放送信号から有線放送信号のみの受信再生処
理を行う有線放送受信端末22と、を有する宅内設備2
と;から構成される。
【0012】次に動作について説明する。通常、CAT
V伝送路XからのCATV信号および有線放送伝送路Y
からの有線放送信号は、CATV信号が切替スイッチ1
0と高域フィルタ11を通り、および有線放送信号は切
替スイッチ13を通って結合器12で混合され、さらに
集合住宅棟伝送路Zを通って宅内設備2の分配器20に
より2分配されてCATVホームターミナル21および
有線放送受信端末22にそれぞれ伝送される。
【0013】つまり通常伝送時にはCATBV信号は、
下り伝送帯域の70MHz〜450MHzのうちの76
MHz以下が高域フィルタで抑圧されており、そのCA
TV信号に29MHz〜76MHz帯域の有線放送信号
が結合され混合されるので、結果的にCATV信号と有
線放送信号とが集合住宅棟伝送路Z上で周波数多重され
た形になるので、結合上問題はなく正常に伝送される。
【0014】通常伝送時以外には、1日1回CATV伝
送側でゼンタ内のホームターミナルコントローラからC
ATVホームターミナル21に対して数秒間74.4M
Hzを使用して制御用の情報伝送が行われる。その際、
センタ内のホームターミナルコントローラは切替制御信
号を出力して切替スイッチ10が出力端B側に切り替え
るように、かつ切替スイッチ13が有線放送の伝送経路
をオープンにするように制御する。
【0015】これによって、1〜2秒間有線放送側が断
となるが、その断となる時間を1日のうちで比較的有線
放送ニーズの少ない時間帯をねらってホームターミナル
に情報を伝送することにより、有線放送への悪影響を大
して及ぼすことなく、かつCATV放送の質を大して落
とすことなく比較的簡単な回路でCATVと有線放送の
混合伝送を実現することができる。
【0016】このように、CATV側で実際に問題とな
る周波数はホームターミナルの制御信号を搬送している
74.4MHzの1波だけ(片方向システムに限る)で
いる事と76MHz以下の信号は常時受信できなくても
実用上支障がないという事から、双方の信号を混合する
前にCTV経路側にHTC制御式の高域フィルタを挿入
する事により、常時は有線放送の信号(29MHz〜7
6MHz)とCATVの信号(76MHz以下の低域を
カット)を送出し、1回/1日CATVセンタからの自
動制御によりCATV側の高域フィルタをバイパスさ
せ、カットされた低域を除く全てのCATV信号(70
〜450MH)と有線放送信号とを混合して、1本のケ
ーブルで各加入者宅へ配信する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
ATVセンタのホームターミナルコントローラにより制
御される切替スイッチをCATVと有線放送の両経路側
に各各設け、さらにCATV経路側に常時受信できなく
ても支障がないCATV信号の低域成分を抑圧する高域
フィルタとを具備することによってCATV信号と有線
放送信号とを結合上問題なく周波数多重することがで
き、CATVと有線放送の両方の信号を1本のケーブル
で集合住宅の加入者宅へ取り込むことができる。この結
果、同一伝送路設備の共用化が図れるため、多大な伝送
路設備費用の低減化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のCATVと有線放送の混合
伝送方式を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 集合住宅機器収容箱 2 宅内設備 10 切替スイッチ 11 高域通過フィルタ 12 結合器 13 切替スイッチ 20 分配器 21 CATVホームターミナル 22 有線放送受信端末 X CATV伝送路 Y 有線放送伝送路 Z 集合住宅棟伝送路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅等の複数の加入者宅にCATV
    放送と有線放送の両方を片方向伝送帯域で引き込む場合
    に、前記CATV信号に前記有線放送信号を多重化して
    混合し1本の伝送ケーブルで前記複数の加入者宅の各各
    に引き込むことを特徴とするCATVと有線放送の混合
    伝送方式。
  2. 【請求項2】 集合住宅等の複数の加入者宅にCATV
    放送と有線放送の両方を片方向伝送で引き込む場合に、
    有線放送帯域とCATV伝送帯域とが重なる部分のCA
    TV側の有効周波がCATVセンタから送出されるホー
    ムターミナル制御信号の1波であることと前記帯域が重
    なる部分に相当する前記CATV信号の低域部分の一部
    が常時伝送されなくとも実用上支障がないという点に着
    目して前記CATV信号の前記低域部分の一部をフィル
    タにより抑圧してその抑圧した周波帯のCATV信号に
    前記有線放送信号を供給して多重化し1本の伝送ケーブ
    ルで前記複数の加入者宅の各各に引き込むことを特徴と
    するCATVと有線放送の混合伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記CATVセンタから送出される信号
    が前記CATV信号であるときはCATV伝送路を通し
    て入力される前記CATV信号を前記フィルタの入力に
    接続されるように切替出力すると共に有線放送伝送路を
    通して入力される前記有線放送信号を前記フィルタ出力
    の前記CATV信号と結合されるように切替出力し、か
    つ前記CATVセンタから送出される信号が前記ホーム
    ターミナル制御信号であるときは前記ホームターミナル
    制御信号を前記フィルタの出力に接続されるように切替
    出力するとともに前記有線放送信号を前記CATV信号
    と結合されないように切替出力する切替手段を有するこ
    とを特徴とする請求項3記載のCATVと有線放送の混
    合伝送方式。
  4. 【請求項4】 CATV伝送路を通して入力するCAT
    Vセンタ内のホームターミナルコントローラから送出の
    第1の切替制御手段に制御されて前記CATV伝送路を
    通して入力される前記CATVセンタから送出のCAT
    V信号を第1の出力端または第2の出力端に切替出力す
    る第1の切替スイッチと、 前記第1の切替スイッチが前記CATVV伝送路から入
    力の前記CATV信号を前記第1の出力端に切替出力し
    たときは前記第1の切替スイッチの前記第1の出力端か
    ら入力される前記CATV信号の前記CATV下り伝送
    帯域の所定の低域分の信号成分を抑圧してその抑圧した
    低域分以外の高域分の信号成分のみを通過させて第3の
    出力端に出力させるフィルタ機能を有しかつ前記第1の
    切替スイッチが前記CATV伝送路から入力の前記CA
    TV信号を前記第2の出力端に切替出力したときは前記
    第1の切替スイッチの前記第2の出力端から入力される
    前記CATV信号をスルー出力して前記CATV信号を
    前記CATV下り伝送帯域の所定の帯域成分のままで前
    記第3の出力端に出力させるバイパス機能を有する高域
    通過フィルタと、 前記第1の切替スイッチから供給される第2の切替制御
    信号に制御されて前記第1の切替スイッチが前記CAT
    V伝送路からの前記CATV信号を前記第1の出力端に
    切替出力したときは入出力接点間をショートにして有線
    放送伝送路を通して入力される有線放送センタから送出
    の有線放送信号をそのままスルーパス出力しかつ前記第
    1の切替スイッチが前記CATV伝送路からの前記ホー
    ムターミナル制御信号を前記第2の出力端に切替出力し
    たときは前記入出力接点間をオープンにして前記有線放
    送伝送路から入力の前記有線放送信号を出力させない切
    替開閉を行う第2の切替スイッチと、 前記高域通過フィルタ出力の前記CATV信号と前記第
    2の切替スイッチ出力の前記有線放送信号とを結合して
    集合住宅棟伝送路へ送出する結合器と、 を有する集合住宅機器収容箱と;前記集合住宅棟伝送路
    を通して入力される前記集合住宅機器収容箱の前記結合
    器からの前記CATV信号および前記有線放送信号を分
    配する分配器と、 前記分配器で分配された前記CATV信号および前記有
    線放送信号から前記CATV信号のみの受信再生処理を
    行うCATV受信端末としてのホームターミナルと、 前記分配器で分配された前記CATV信号および前記有
    線放送信号から前記有線放送信号のみの受信再生処理を
    行う有線放送受信端末と、 を有する宅内設備と;を備えることを特徴とするCAT
    Vと有線放送の混合伝送方式。
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