JPH10138083A - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JPH10138083A
JPH10138083A JP8290891A JP29089196A JPH10138083A JP H10138083 A JPH10138083 A JP H10138083A JP 8290891 A JP8290891 A JP 8290891A JP 29089196 A JP29089196 A JP 29089196A JP H10138083 A JPH10138083 A JP H10138083A
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JP
Japan
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dust
magnetic
generating means
flow path
fluid flow
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JP8290891A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Sato
善郎 佐藤
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Tanaka Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタで粉塵を捕捉回収する従来構成で
は、フィルタの目詰まりにより風量が低下するため、フ
ィルタを頻繁に交換しなければならない。 【解決手段】 鋼材2の切断時に発生した粉塵9をバキ
ューム手段8により吸引し、該粉塵9を吸引する流体流
路10内に配置した磁気吸着機構12により粉塵9を磁
気吸着して回収する集塵装置4を提供する。磁気吸着機
構12は、磁気発生手段14と、磁気を帯びない素材か
らなり磁気発生手段14を囲繞し、回転駆動される無端
状の仕切材15とを具備し、該仕切材15外面に磁気吸
着した粉塵9を仕切材15を回転することで、磁気が作
用しない粉塵回収位置11に搬送して回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス、プラズマ、
レーザ等の熱源を用いた鋼材の切断時に発生した粉塵
を、バキューム手段により吸引して集塵する集塵装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス、プラズマ、レーザ等の熱源
を用いた鋼材の切断においてスパッタ等として多量に飛
散する金属粉塵の回収は、バキューム式の集塵装置で行
っている。この集塵装置は、吸い込んだ粉塵を内蔵した
フィルタにより捕捉する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な集塵装置の場合、吸い込み風量を増加させた場合、粉
塵の付着によりフィルタに目詰まりが生じ、風量が低下
するため、頻繁に交換するか、粉塵の払い落とし作業を
長時間継続しなければならないといった問題があった。
また、フィルタが頻繁に目詰まりするとバキューム手段
の内部に生じた負圧によってシール部等の劣化が進み、
これにより、吸引力が低下したり、寿命が短縮するとい
った問題も生じていた。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、長期間安定した吸い込み風量を確保でき、効率良
く粉塵を回収することができる集塵装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の集塵装置では、ガス、プラズマ、レーザ等の熱
源を用いた鋼材の切断時に発生した粉塵を、バキューム
手段により吸引して集塵する集塵装置において、吸引口
とバキューム手段との間を接続する流体流路内に、粉塵
を磁気吸着する磁気吸着機構を配置したことを特徴とす
る集塵装置を前記課題の解決手段とした。
【0006】本発明によれば、吸引口から流体とともに
吸い込んだ粉塵を磁気吸着機構により磁気吸着して除去
する。粉塵と磁気吸着手段のいずれか一方あるいは両方
を移動して離間させたり、磁気発生手段が電磁石の場合
では磁気発生用の電気をオフにするなどによって、磁気
吸着力の作用を解除することで吸着した粉塵を回収でき
る。流体としては、空気の他、水等の液体も含む。磁気
吸着機構としては、永久磁石、電磁石のいずれでもよ
い。また、本発明は、磁気吸着機構の下流側にフィルタ
を設置した構成を含む。この場合、磁気吸着機構で除去
できなかった粉塵のみをフィルタが捕捉して除去する。
【0007】請求項2記載の発明では、磁気吸着機構
が、磁気発生手段と、磁気を帯びない素材からなり磁気
発生手段の周囲を囲繞して磁気発生手段と粉塵との非接
触状態を維持し、かつ流路と該流路の外側に設置されて
磁気発生手段の磁気が作用しない粉塵回収位置の双方に
臨む無端状の仕切材と、該仕切材を回転駆動する仕切材
回転手段とを具備してなり、仕切材の回転により磁気発
生手段の磁気吸着力で該仕切材外面に磁気吸着した粉塵
を流体流路から粉塵回収位置へ搬送するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の集塵装置を前記課題の解決
手段とした。
【0008】本発明によれば、流体流路にて仕切材外面
に磁気吸着した粉塵を、仕切材の回転によって粉塵回収
位置に搬送する。粉塵回収位置では、磁気吸着力が作用
しないので、粉塵が仕切材から自然に離れて回収され
る。仕切材を連続回転することで、粉塵の回収が効率良
くなされる。仕切材としては、筒状体や無端ベルト等の
適用が可能である。
【0009】請求項3記載の発明では、磁気吸着機構
が、磁気を帯びない素材からなり流体流路から該流体流
路の外側に設置された粉塵回収位置に延在されて内側に
空間を画成する仕切壁と、該仕切壁の画成する空間内に
配置された磁気発生手段と、該磁気発生手段を仕切壁に
沿って流体流路側から粉塵回収位置側に移動させる磁気
移動手段と、粉塵回収位置にて仕切壁外面に配置され、
磁気発生手段の移動に伴って流体流路から粉塵回収位置
に移動した粉塵と当接して磁気発生手段に対する追従移
動を規制するスクレーパとを具備してなることを特徴と
する請求項1記載の集塵装置を前記課題の解決手段とし
た。
【0010】本発明によれば、磁気発生手段を流体流路
側から粉塵回収位置側に移動することで、流体流路内に
て仕切壁の外面に磁気吸着した粉塵を粉塵回収位置に搬
送する。粉塵回収位置では、搬送された粉塵をスクレー
パに当接させることで、磁気発生手段の移動に対する追
従移動を規制する。ここで、粉塵に対する磁気吸着力を
解除すると、粉塵がスクレーパ位置で仕切壁外面から離
れて回収される。電磁石からなる磁気発生手段を採用し
た場合、電気制御により磁気発生位置を移動して粉塵を
粉塵回収位置に搬送する構成とすることも可能である。
筒状の仕切壁を適用すると、該仕切壁内面に沿って磁気
発生手段を回転させることで粉塵を粉塵回収位置に移動
する構成の適用が可能になる。この場合、磁気発生手段
を連続回転させるだけで、効率良く粉塵を回収すること
ができる。内側に配置した磁気発生手段の移動が可能で
れば仕切壁の形状は自由であり、流体流路内に仕切壁を
設けることで、既設の集塵装置に適用することもでき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の集塵装置の第1実施
形態を、図1および図2(a)、(b)を参照して説明
する。図1中符号1は定盤、2は鋼材、3は切断トー
チ、4は集塵装置である。集塵装置4は、定盤1の側部
に配置される筐体5と、該筐体5の下部に開口されて定
盤1下部に画成した粉塵落下部6と連通する吸引口7
と、筐体5の上部に設置されて該筐体5内の流体(空
気)を排気することで粉塵落下部6内の空気を筐体5内
へ吸引するバキューム手段8(排風機)と、筐体5内で
上下に複数連設されたことにより筐体5内に流体流路1
0と流体の流れない粉塵回収位置11(空間)とを画成
し、それぞれ吸引した空気内の粉塵9を磁気吸着する磁
気吸着機構12とを備えて構成されている。
【0012】図2(a)、(b)において、磁気吸着機
構12は、磁気発生手段14(永久磁石)と、磁気を帯
びない素材からなり磁気発生手段14の周囲を囲繞して
磁気発生手段14と粉塵9との非接触状態を維持し、か
つ流体流路10と粉塵回収位置11の双方に臨む無端状
の仕切材15と、該仕切材15を回転駆動する仕切材回
転手段16とを具備して構成されている。
【0013】図2(b)に示すように、磁気発生手段1
4は細長形状であって、筐体5内に水平に架設状態に配
置された軸17によって回転自在に軸支されている。図
2(a)に示すように、磁気発生手段14の粉塵回収位
置11側の下部は断面扇形に切り欠かれ、磁気吸着力が
作用しない磁気無し部18を磁気吸着機構12に形成し
ている。なお、図2(a)では、磁気発生手段14の断
面形状は中心角210度の扇形になっているが、各種断
面形状の適用が可能である。なお、磁気発生手段14は
電磁石であっても良く、この場合、電磁石自体あるいは
電磁石とともに配置する磁性体の形状等によって粉塵回
収位置11側に磁気無し部を確保する。
【0014】図2(b)に示すように、仕切材15は非
磁性体金属または樹脂等から外観円柱状に形成され、軸
17によって回転自在に支持され、軸方向一端部に取り
付けられたスプロケット19に仕切材回転手段16の駆
動力がベルト20等を介して伝達されることにより図2
(a)中反時計回りに回転駆動される。なお、スプロケ
ット19は歯車に変更することも可能であり、この場
合、チェーンを介して仕切材回転手段16の回転駆動力
を仕切材15に伝達する。
【0015】図1に示すように、上下に隣設した磁気吸
着機構12間には、上側の磁気吸着機構12の仕切材1
5の下面にほぼ摺接する回収粉塵戻り防止ストッパ21
が設けられている。仕切材15外面の周方向複数箇所に
はスクレーパ22が互いに離間して突設されている。ス
クレーパ22は粉塵9を粉塵回収位置11に強制的に搬
送して、粉塵9が磁気発生手段14の近傍に滞留するこ
とを防止するためのものであり、回収粉塵戻り防止スト
ッパ21は、粉塵回収位置11に搬送された粉塵9が流
体流路10に戻ることを防止するためのものである。な
お、回収粉塵戻りストッパ21は、流体流路10と粉塵
回収位置11との間を仕切る機能も兼ねている。
【0016】図1に示すように、仕切材回転手段16
は、電動モータ等の駆動源23が発生する回転駆動力を
ベルト20を介して最下段の磁気吸着機構12の仕切材
15に伝達し、さらに各仕切材15のスプロケット19
間に巻装したベルト20を介して残りの全ての仕切材1
5に伝達する構成になっている。なお、仕切材回転手段
16は図示した構成に限定されるものではなく、例え
ば、複数の磁気吸着機構12に選択的に回転駆動力を伝
達する構成等の各種構成の適用が可能である。
【0017】以下、本実施形態の作用および効果を説明
する。この集塵装置4によれば、排風機8を駆動して流
体流路10内に吸引した粉塵落下部6内の流体を磁気吸
着機構12と接触させることで、磁気吸着機構12が流
体内の粉塵9を磁気吸着して除去する。すなわち、磁気
吸着機構12は、仕切材回転手段16により仕切材15
を連続的に回転させておくことで、仕切材15外面に磁
気吸着した粉塵9を順次粉塵回収位置11に搬送する。
粉塵回収位置11に搬送した粉塵9は、磁気無し部18
に至ると磁気吸着力が解除されるので、仕切材15外面
から離脱して落下する。上側の磁気吸着機構12から落
下した粉塵9は、順次下側の磁気吸着機構12によって
下方に搬送し、最終的に粉塵回収位置11の下側に配置
した粉塵回収箱24内に回収する。
【0018】したがって、この集塵装置4では、流体流
路10内の粉塵9を磁気吸着機構12によって効率良く
回収するため、バキューム手段8に引き込まれる粉塵9
が大幅に減少し、バキューム手段8内に組み込んだフィ
ルタ(図示せず)の粉塵9の付着速度が大幅に低下する
ので、吸い込み風量を長期間にわたって安定に維持する
ことができる。また、筐体5内に配置した複数の磁気吸
着手段12によって流体流路10と粉塵回収位置11と
を画成したことにより、筐体5の内容積を効率良く活用
しているので、小型化が容易であり、例えば、切断トー
チ3と連動する移動機構に搭載して粉塵落下部6内の切
断作業位置に対応する位置に吸引口7を移動することが
可能になる。これにより、粉塵9の回収を一層効率良く
行うことができる。
【0019】なお、本実施形態において、磁気吸着機構
12の設置数や仕切材15の形状等は適宜変更可能であ
る。また、図1では流体が直線的に流れる構成の流体流
路10を示したが、例えば屈曲した流体流路10の途中
に複数の磁気吸着機構12を分散配置することも可能で
ある。この場合、より内容積の小さい筐体5の利用が可
能になり、一層の小型化が可能になる。
【0020】図3(a)、(b)は磁気吸着機構の別態
様を示す。図3(a)、(b)中符号24は磁気吸着機
構であり、軸17によって回転自在に軸支された磁気発
生手段25(永久磁石)と、磁気を帯びない素材からな
り該磁気発生手段25の周囲を囲繞する円筒状の仕切壁
26とを具備して構成されている。
【0021】磁気発生手段25は断面C形のスリーブで
あり、図示しない駆動源とベルト29aとスプロケット
29b等からなる磁気移動手段29の回転駆動力によ
り、仕切壁26内面に沿って図3(a)中反時計回りに
回転することで、流体流路10内で仕切壁26外面に磁
気吸着した粉塵9を粉塵回収位置11に搬送する。磁気
発生手段25の開口部は、磁気吸着力を発生しない磁気
無し部27を形成している。
【0022】仕切壁26の粉塵回収位置11側下部には
スクレーパ28が突設されている。このスクレーパ28
は、磁気発生手段25の回転に追従して粉塵回収位置1
1側に搬送した粉塵9と当接して磁気発生手段25に対
する追従移動を解除する。磁気無し部27がスクレーパ
28の近傍を通過するまで、スクレーパ28の上側では
順次粉塵9が滞留されていくが、磁気無し部27が通過
すると同時に下方に落下する。なお、スクレーパ28は
仕切壁26からやや下方に向けて傾斜されているので、
滞留する粉塵9量が増大すれば、仕切壁26の外方に押
し出された粉塵9から順次自然落下する。
【0023】この磁気吸着機構24によれば、磁気発生
手段25を回転させることで粉塵9を粉塵回収位置11
に搬送するので、スクレーパ22が突設された仕切材1
5を回転させる構成に比べて、磁気吸着機構24周囲に
確保すべき設置スペースが縮小するとともに、回転トル
クが少なくて済み、仕切材回転手段16を簡略化するこ
とができる。また、スクレーパ22が不要になるので、
部品点数が減少して低コスト化することができる。ま
た、定位置に固定のスクレーパ28から粉塵9を落下さ
せるようにしたので、粉塵9の落下位置が安定し、落下
する粉塵9が途中で飛散して流体流路10に戻るといっ
た心配も無いので、粉塵9の回収効率を確実に高めるこ
とができる。
【0024】なお、磁気発生手段25に電磁石を採用し
て、磁気発生用の電気回路の制御によって磁気発生位置
および磁気無し部27を移動する構成を適用することも
可能である。
【0025】以下、本発明の第2実施形態を図4および
図5を参照して説明する。図4中符号30は集塵装置で
あり、バキューム手段31(吸気装置)と、該バキュー
ム手段31に接続した流体流路32(L字管)と、該流
体流路32に接続した可撓性接続ダクト33の先端に設
置した吸引口34と、流体流路32に内装した磁気吸着
機構35と、流体流路32の側部開口部36に接続した
可撓性接続ダクト37を介して送られてくる粉塵9を収
容する粉塵回収箱38とを具備して構成されている。そ
して、この集塵装置30は、バキューム手段31が発生
する吸引力により、粉塵落下部6に連通させた吸引口3
4から吸い込んだ粉塵9を可撓性接続ダクト33を介し
て流体流路32に導いて磁気吸着機構35により回収
し、さらに磁気吸着機構35で回収できなかった残りの
粉塵9をバキューム手段31内に配置したフィルタ39
で捕捉するようになっている。
【0026】磁気吸着機構35は図3(a)、(b)に
示した磁気吸着機構24と同様の構成になっている。磁
気吸着機構35の断面方向3分の1程度の部分は側部開
口部36内に入り込んでおり、該側部開口部36を粉塵
回収位置として機能させている。すなわち、磁気吸着機
構35は、磁気発生手段40と、該磁気発生手段40を
囲繞する仕切壁41とを具備し、磁気移動手段43の駆
動力により流体流路32における流体の吸引方向に垂直
な軸線を以て該仕切壁41内で磁気発生手段40を回転
駆動することで、仕切壁41外面に磁気吸着した粉塵9
を図4中反時計回りに移動して粉塵回収位置36に搬送
する。磁気発生手段40は磁気吸着力の作用しない磁気
無し部42を有しているので、仕切壁41外面に沿って
搬送された粉塵9は粉塵回収位置36に到達すると同時
に仕切壁41外面から離れ、可撓性接続ダクト37を介
して粉塵回収箱38に落下する。
【0027】また、図5に示すように、磁気吸着機構3
5は、流体流路32を拡張した部分に装備され、バキュ
ーム手段31による吸引気流の流速が低下した場所で粉
塵9を吸着することになるので、粉塵9の回収の効率が
向上する。また、本実施形態の集塵装置30では、磁気
移動手段43が、L字管32の近傍に配置した小型の駆
動源(電動モータ)44の駆動力をベルト45およびプ
ーリ46を介して回転軸47に伝達することにより磁気
発生手段40を回転駆動する構成になっているので、既
設の集塵装置への適用が容易である。
【0028】この集塵装置30は、バキューム手段31
と吸引口34との間に、磁気吸着機構35を内装する流
体流路10を接続するだけで組み立てることができるの
で、既設の集塵装置にも簡便に適用することができる。
なお、磁気吸着機構35は、図2(a)、(b)に示し
た磁気吸着機構12と同様に、定位置に支持した磁気発
生手段と該磁気発生手段の周囲を回転する仕切材とを有
する構成を適用することも可能である。
【0029】なお、各実施形態において、磁気発生手段
および該磁気発生手段の周囲に配置した仕切材のいずれ
もが定位置に固定になっている磁気吸着機構を適用する
ことが可能である。この場合、磁気発生手段の磁気吸着
力で粉塵9を磁気吸着した後、磁気発生手段を外に取り
出すか、磁気発生手段が電磁石の場合には磁気を発生す
るための電源をオフにすることで、吸着した粉塵9を粉
塵回収位置にて一挙に回収する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の集
塵装置によれば、バキューム手段の吸引力により吸引口
から流体とともに吸い込んだ粉塵を磁気吸着機構により
磁気吸着して除去するので、フィルタ等で粉塵を捕捉し
て除去する等の構成と異なり、長期にわたって吸引口か
らの吸い込み風量を安定に維持することができ、定盤の
周辺が粉塵で汚れることを防止して作業性を維持するこ
とができる。また、磁気吸着機構の下流側にフィルタを
併設している場合には、粉塵の回収効率が向上して粉塵
の侵入によるバキューム手段の故障を防止したり、フィ
ルタの目詰まりを防止して交換間隔を延長することがで
き、メンテナンスの簡略化が可能になるといった優れた
効果を奏する。
【0031】請求項2記載の集塵装置によれば、磁気発
生手段の発生した磁気により流体流路内で仕切材外面に
吸着した粉塵を、仕切材の回転によって磁気吸着力の作
用しない粉塵回収位置に搬送して回収するので、仕切材
を連続回転することで効率良く粉塵を回収することがで
き、これにより、目的の吸い込み風量を確実に維持する
ことができる。また、流体流路内に設置可能な磁気吸着
機構を使用するので、既設の装置への設置も容易である
といった優れた効果を奏する。
【0032】請求項3記載の集塵装置によれば、仕切壁
内側に配置した磁気発生手段を流体流路側から粉塵回収
位置側に移動することで流体流路内にて仕切壁の外面に
磁気吸着した粉塵を粉塵回収位置に搬送するとともに、
スクレーパにより粉塵の磁気生手段に対する追従移動を
規制しておき磁気吸着力を解除することで回収するよう
にしたので、磁気発生手段を連続的に移動することで効
率良く粉塵を回収することができ、目的の吸い込み風量
を確実に維持することができる。しかも、流体流路内に
仕切壁を形成して磁気吸着機構を組み立てるだけで既設
の装置にも簡便に設置することができるといった優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の集塵装置の第1実施形態を示す正面
図である。
【図2】 図1の集塵装置に使用される磁気吸着機構を
示す図であり、(a)は側断面図、(b)は正面図であ
る。
【図3】 図1の集塵装置に使用される磁気吸着機構の
別態様を示す図であって、(a)は側断面図、(b)は
正面図である。
【図4】 本発明の集塵装置の第2実施形態を示す正面
図である。
【図5】 図4の集塵装置を示す図であって、流体流路
(L字管)近傍の部分破断平面図である。
【符号の説明】
2 鋼材 4 集塵装置 7 吸引口 8 バキューム手段(排風機) 9 粉塵 10 流体流路 11 粉塵回収位置(空間) 12 磁気吸着機構 14 磁気発生手段 15 仕切材(回転ドラム) 16 仕切材回転手段 24 磁気吸着機構 25 磁気発生手段 26 仕切壁 28 スクレーパ 29 磁気移動手段 30 集塵装置 31 バキューム手段 32 流体流路(L字管) 34 吸引口 35 磁気吸着機構 36 粉塵回収位置(側部開口部) 40 磁気発生手段 43 磁気移動手段 41 仕切壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス、プラズマ、レーザ等の熱源を用い
    た鋼材(2)の切断時に発生した粉塵(9)を、バキュ
    ーム手段(8、31)により吸引して集塵する集塵装置
    において、 吸引口(7、34)とバキューム手段との間を接続する
    流体流路(10、32)内に、粉塵を磁気吸着する磁気
    吸着機構(12、24、35)を配置したことを特徴と
    する集塵装置(4、30)。
  2. 【請求項2】 磁気吸着機構(12)が、磁気発生手段
    (14)と、磁気を帯びない素材からなり磁気発生手段
    の周囲を囲繞して磁気発生手段と粉塵との非接触状態を
    維持し、かつ流体流路と該流体流路の外側に設置されて
    磁気発生手段の磁気が作用しない粉塵回収位置(11、
    36)の双方に臨む無端状の仕切材(15)と、該仕切
    材を回転駆動する仕切材回転手段(16)とを具備して
    なり、仕切材の回転により磁気発生手段の磁気吸着力で
    該仕切材外面に磁気吸着した粉塵を流体流路から粉塵回
    収位置へ搬送するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の集塵装置。
  3. 【請求項3】 磁気吸着機構(24、35)が、磁気を
    帯びない素材からなり流体流路から該流体流路の外側に
    設置された粉塵回収位置に延在されて内側に空間を画成
    する仕切壁(26、41)と、該仕切壁の画成する空間
    内に配置された磁気発生手段(25、40)と、該磁気
    発生手段を仕切壁に沿って流体流路側から粉塵回収位置
    側に移動させる磁気移動手段(29、43)と、粉塵回
    収位置にて仕切壁外面に配置され、磁気発生手段の移動
    に伴って流体流路から粉塵回収位置に移動した粉塵と当
    接して磁気発生手段に対する追従移動を規制するスクレ
    ーパ(28)とを具備してなることを特徴とする請求項
    1記載の集塵装置。
JP8290891A 1996-10-31 1996-10-31 集塵装置 Withdrawn JPH10138083A (ja)

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JP8290891A JPH10138083A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 集塵装置

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JP8290891A JPH10138083A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 集塵装置

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