JPH10138024A - 工具ホルダ - Google Patents
工具ホルダInfo
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- JPH10138024A JPH10138024A JP29662496A JP29662496A JPH10138024A JP H10138024 A JPH10138024 A JP H10138024A JP 29662496 A JP29662496 A JP 29662496A JP 29662496 A JP29662496 A JP 29662496A JP H10138024 A JPH10138024 A JP H10138024A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- elastic material
- outer peripheral
- core metal
- tool holder
- Prior art date
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- Granted
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
容易なアジャストスクリューを備えた工具ホルダを得
る。 【解決手段】 工作機械の主軸に切削工具を装着するた
めのクーラントスルータイプの工具ホルダ。工具ホルダ
の軸心部を貫通する給液孔には工具の後端を位置決めす
るためのアジャストスクリュー50が螺着されている。
アジャストスクリュー50は芯金51とアウトサート成
形された弾性材55とで構成されている。芯金51の突
出部54は弾性材55の外周面に面一に露出し、この外
周面には雄ねじ59が形成されている。また、弾性材5
5は芯金51の先端テーパ座面53を所定の厚さで被覆
してテーパ部55aとされ、このテーパ部55aで工具
の後端を受ける。
Description
に、クーラントスルータイプであって、軸心部を貫通す
る給液孔に切削工具の後端を位置決めするためのアジャ
ストスクリューを螺着した工具ホルダに関する。
軸に取り付けるために使用される工具ホルダにおいて、
アジャストスクリューはホルダの軸孔に形成された雌ね
じに螺着し、先端面に切削工具の後端が当接することで
工具の突き出し長さを決めるために使用されている。さ
らに、工具ホルダがクーラントスルータイプの場合、ホ
ルダの軸心を貫通する給液孔に供給されたクーラントを
工具へ流入させる一方で外部に漏れないようにシール効
果を保持することが要求されている。
属製又は樹脂製のものが使用されていた。しかし、金属
製では外周部の雄ねじと給液孔の雌ねじとの間でシール
効果を発揮できず、樹脂製ではクーラントが高圧で供給
された場合に外周部の雄ねじが給液孔の雌ねじから外れ
るおそれを有していた。
報には、金属製のアジャストスクリューの外周ねじ部及
び工具当接面に加流ゴムを被覆することが提案されてい
る。しかし、外周ねじ部全体を加流ゴムで薄く被覆する
だけでは、高圧クーラントに対しては被覆部が変形、破
壊し、必ずしも充分なシール効果を得ることができな
い。また、アジャストスクリューの先端テーパ面にもシ
ール性を目的として加流ゴムを被覆しているが、加流ゴ
ムの被覆では厚みが不足し、工具後端の圧接力で破断し
てしまうという問題点を有している。
公報、同8−118197号公報において、金属部材と
樹脂部材との組み合わせからなるアジャストスクリュー
を提案した。このものでは、樹脂部材の弾性に基づくシ
ール効果と、金属部材の剛性に基づく取付け強度を確保
することができる。しかし、二つの構成部品からなるた
め、取り扱いに不便で、コストアップになる。
は、シール効果、取付け強度が充分で、切削工具の後端
との当接でも破断することなく、かつ、取扱いが容易で
コストダウンになるアジャストスクリューを備えた工具
ホルダを提供することにある。
心部を貫通する給液孔にアジャストスクリューを螺着し
た工具ホルダにおいて、アジャストスクリューを心金と
該芯金に一体的にアウトサート成形された弾性材とで構
成した。芯金は、軸心部に治具受け部を有する貫通孔が
形成され、先端面に外方に拡大するテーパ座面が形成さ
れ、外周部に弾性材の外周面と面一に部分的に突出する
突出部が形成されている。弾性材は、前記芯金の後部か
ら外周部及びテーパ座面を所定の厚さで被覆し、外周面
に芯金の突出部と一体的に雄ねじが形成されている。
外周面は適度な弾性を有する弾性材と部分的に露出した
高剛性の金属材によって構成され、単一の雄ねじが形成
されている。この雄ねじによって工具ホルダの給液孔に
形成された雌ねじに螺着される。従って、外周面に関し
ては弾性材によってシール性が確実になると共に、芯金
の剛性によってたとえクーラントが高圧で供給されて
も、変形、破壊を生じることがない。また、アジャスト
スクリューの先端テーパ座面には弾性材をアウトサート
成形で被覆するため、被覆厚みを充分に厚く設定するこ
とができ、切削工具の後端が圧接しても破断することが
なく、シール性も良好である。
に結合することで、必要な剛性と弾性を兼ね備えたアジ
ャストスクリューを得ることができ、一体物であるため
に使用時に組み立てる必要がなく、取り扱いが極めて簡
単である。
実施形態について添付図面を参照して説明する。
は、テーパ部11とマニュピレータ保持部21と軸部3
1とチャック40とで構成され、軸心部を貫通する給液
孔12にはプルボルト13及びアジャストスクリュー5
0が螺着されている。
機械の主軸に装着される部分である。プルボルト13は
給液孔12の雌ねじ12aに螺着され、軸心部に貫通孔
14を有している。マニュピレータ保持部21は外周面
にV字状の溝部22を環状に形成した部分で、該溝部2
2が自動工具交換装置のマニュピレータによって把持さ
れる。さらに保持部21の外周部には主軸側の位置決め
爪が嵌合する凹部23,23が形成されている。
端部に締め付けていくことでコレット42を圧縮し、切
削工具(ドリル)60を保持する、周知の構成からなる
ものである。ドリル60は後端面から刃先まで貫通する
給液孔61,61を有し、後端が以下に詳述するアジャ
ストスクリュー50によって位置決めされている。
に示すように、金属製(例えば、JIS規格、S45
C)の芯金51と弾性材(例えば、ウレタン、シリコ
ン、ゴム)55とで構成されている。芯金51は、軸心
部に六角レンチを受け入れる六角孔52aを有する貫通
孔52が形成され、先端面に外方に拡大するテーパ座面
53が形成され、外周部には弾性材55の外周面と面一
に突出した突出部54が形成されている。この突出部5
4には凹部54aが等間隔に4箇所形成されている。弾
性材55は芯金51に一体的にアウトサート成形したも
ので、芯金51の後端部から前記凹部54aを通じて外
周面及びテーパ座面53を被覆している。この弾性材5
5の外周面には芯金の突出部54が面一に露出し、前記
給液孔12の雌ねじ12bと螺着する1本の雄ねじ59
が形成されている。
50は、チャック40及びドリル60が取り外されてい
る状態で、軸部31の先端から給液孔12に挿入され、
図示しない六角レンチを六角孔52aに係合させて回転
させつつ雄ねじ59を雌ねじ12bに所定深さまで螺着
させる。次に、チャック40を装着すると共に、ドリル
60をその後端がアジャスタスクリュー50の弾性材テ
ーパ部55aに当接するまで挿入し、ナット41を締め
付ける。切削加工時において、クーラントは機械主軸か
ら供給され、プルボルト13の貫通孔14、給液孔12
及び貫通孔52を通じてドリル60の給液孔61,61
から噴出する。
有する弾性材55が給液孔12の雌ねじ12bに螺着す
るため、この部分でのシール効果は充分である。しか
も、弾性材55のみならず高剛性の芯金51の突出部5
4も部分的に雌ねじ12bに螺着しているため、充分な
螺着強度を有する。仮に、弾性材55のみで雌ねじ12
bに螺着すると、クーラントの供給圧が高い場合、雄ね
じ59が変形ないし破壊するおそれを有するが、本アジ
ャストスクリュー50はそのようなおそれはない。
受けるため、直径の異なる工具であってもシール性よく
位置決めでき、クーラントを確実に給液孔61に流入さ
せることができる。特に、弾性材55はアウトサート成
形で芯金51に被覆されるため、テーパ部55aに大き
な厚みを形成することができ、工具の後端が圧接しても
テーパ部55aが破断することはない。また、芯金51
と弾性材55は分離することなく一体物として構成され
ているため、取り扱いが便利であり、コストダウンにな
る。
を示す。この例では、芯金51の外周部に弾性材55を
一体的にアウトサート成形を可能とするため、突出部5
4に軸方向と平行な孔54bを等間隔に4本形成した。
他の構成は図2、図3に示したアジャストスクリュー5
0と同じであり、同一部分には同一の符号が付されてい
る。このアジャストスクリュー50の作用効果は図2、
図3に示したものと同じである。
形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々
に変更可能である。例えば、自動工具交換装置のマニュ
ピレータ保持部21のない工具ホルダであってもよい。
また、プルボルト13、チャック40の構造は任意であ
る。
クリューを示し、(A)は外観の斜視図、(B)は一部
をカットした斜視図。
面図、(B)はB−B断面図、(C)はC−C断面図。
は断面図、(B)は正面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 先端に切削工具取付け用チャックを備
え、後部に工作機械の主軸に装着されるテーパ部を備
え、軸心部を貫通する給液孔にアジャストスクリューを
螺着した工具ホルダにおいて、 前記アジャストスクリューは芯金と該芯金に一体的にア
ウトサート成形された弾性材とからなり、 前記芯金は、軸心部に治具受け部を有する貫通孔が形成
され、先端面に外方に拡大するテーパ座面が形成され、
外周部に前記弾性材の外周面と面一に部分的に突出する
突出部が形成されており、 前記弾性材は、前記芯金の後部から外周部及びテーパ座
面を所定の厚さで被覆し、外周面に芯金の前記突出部と
一体的に雄ねじが形成されていること、 を特徴とする工具ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29662496A JP2798379B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 工具ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29662496A JP2798379B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 工具ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138024A true JPH10138024A (ja) | 1998-05-26 |
JP2798379B2 JP2798379B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=17835962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29662496A Expired - Fee Related JP2798379B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 工具ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2798379B2 (ja) |
Cited By (10)
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---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-11-08 JP JP29662496A patent/JP2798379B2/ja not_active Expired - Fee Related
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