JPH10137379A - 任意形態保持装置 - Google Patents

任意形態保持装置

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JPH10137379A
JPH10137379A JP29849096A JP29849096A JPH10137379A JP H10137379 A JPH10137379 A JP H10137379A JP 29849096 A JP29849096 A JP 29849096A JP 29849096 A JP29849096 A JP 29849096A JP H10137379 A JPH10137379 A JP H10137379A
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JP
Japan
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bag
powder
holding device
bag body
exhaust pipe
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Pending
Application number
JP29849096A
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English (en)
Inventor
Masaaki Takase
政明 高瀬
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LION POWER KK
Original Assignee
LION POWER KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の形態に剛体化して形状を保持するとと
もに、必要に応じて可撓性を回復させる。 【解決手段】 可撓性、気密性を有する袋体10に粉体
21を収容する。袋体10は、内部を真空にして粉体2
1を移動不能に拘束することにより任意の形態に剛体化
し、真空を破ることにより任意に変形させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、任意の形態に剛
体化して形状を保持するとともに、可撓性を回復して任
意の形状に変形させることができる任意形態保持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】骨折した患部を固定するときは、ギプス
と呼ばれる専用の固定具を使用することがある。従来の
ギプスは、石膏を浸み込ませた包帯を患部に巻き付け、
石膏が乾燥して剛体化することにより、患部を固定する
ことができる。
【0003】一方、従来のゴルフ練習用の台座は、使用
者が立ち得る大きさの板材からなり、板材の設置角度を
変化させることにより、任意の斜面を形成することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の前者
によるときは、ギプスを患部から外すときは、のこぎり
等の刃物によってギプスを切断しなければならず、高度
の技術が必要である上、石膏が乾燥するまでに長時間を
要し、その間の患者の行動を制限してしまうという問題
があった。
【0005】また、後者によるときは、全体が板材から
なるため、台座の上面を平面にしか形成することができ
ず、実際のゴルフ場の起伏や斜面等に対し、得られる使
用感が大幅に異なるという問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、任意の形態に剛体化する袋体を採用す
ることによって、任意の形態を簡単に実現して形状を保
持するとともに、必要に応じて速やかに可撓性を回復し
て任意の形状に変形させることができ、患部の固定具や
ゴルフ練習用の台座等としても有効に使用することがで
きる任意形態保持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、可撓性、気密性を有する袋体に
粉体を収容してなり、袋体は、内部を真空にすることに
より任意の形態に剛体化し、真空を破ることにより可撓
性を回復することをその要旨とする。
【0008】なお、袋体は、真空ポンプを接続する切換
弁付きの排気管を備えることができ、排気管には、フィ
ルタを装着することができる。
【0009】また、袋体は、内部を複数の小室に区分す
ることができる。
【0010】なお、袋体は、薄いマット状に形成するこ
とができ、袋体は、装着用のバンドを備えることができ
る。
【0011】また、袋体は、使用者が上面に立ち得るサ
イズに形成することができる。
【0012】
【作用】かかる発明の構成によるときは、粉体を収容す
る袋体は、内部を真空にすることにより、単位容積当り
の粉体の粒子密度を高くして粉体を移動不能に拘束し、
任意の形態に剛体化することができる。また、真空を破
ることにより粉体を移動自在に解放し、速やかに可撓性
を回復することができる。
【0013】なお、袋体は、可撓性、気密性に優れた各
種の合成樹脂材料やゴム質材料により、必要に応じて補
強用の布材等と組み合わせて形成することができる。ま
た、粉体は、袋体の内部を真空にするとき、袋体の表面
にしわが入ることなく、袋体の全体が粉体に密着する程
度の量を袋体に収容するものとする。粉体は、セメント
等の微粉末材料や、砂、ガラスビーズ等の微粒子材料を
使用することができる。また、粉体は、単一材料のみな
らず、2種類以上の混合材料であってもよい。
【0014】切換弁付きの排気管を備える袋体は、排気
管を介して真空ポンプに接続し、内部を真空にするとと
もに、切換弁を介して排気管を閉じ、内部の真空を維持
することができる。また、袋体は、切換弁を開放して内
部の真空を破壊することができる。
【0015】排気管にフィルタを装着すれば、フィルタ
は、袋体内の粉体が真空ポンプによって袋体外に吸い出
されることを防止するとともに、袋体の真空を破壊する
とき、排気管を介してごみ等の異物が袋体内に吸い込ま
れることを防止する。
【0016】袋体の内部を複数の小室に区分すれば、各
小室は、所定量の粉体を収容し、それを保持することが
でき、袋体を変形させても、袋体の一部に粉体が片寄っ
てしまうことがない。なお、各小室は、隣接する小室に
対し、エアが流通自在に連通しているが、粉体の流通が
し難くなっているものとする。
【0017】薄いマット状の袋体は、患者の患部に簡単
に巻き付けることができ、内部を真空にしてそれを剛体
化することにより、患部を固定する固定具として使用す
ることができる。また、袋体は、内部の真空を破壊して
可撓性を回復させることにより、患部から外して再使用
することができる。
【0018】袋体にバンドを設ければ、袋体は、固定具
として患部に装着する際に、バンドを介して簡単に仮止
めすることができ、剛体化するまでの間に不用意に患部
から外れることがない。また、バンドは、剛体化した固
定具を患部に安定に密着させることにも役立つ。
【0019】一方、袋体は、使用者が上面に立ち得るサ
イズに形成することにより、上面に任意の斜面や起伏を
形成し、ゴルフ練習用の台座として、所定の使用感を容
易に実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0021】任意形態保持装置Sは、袋体10に粉体2
1を収容してなる(図1)。
【0022】袋体10は、可撓性、気密性を有する薄い
マット状に形成されており、内部は、複数の小室10
a、10a…に区分されている。各小室10aには、十
分に細かい粉体21が適量ずつ収容されており、各小室
10aは、通気孔10a1 、10a1 …を介して隣接す
る小室10a、10a…に連通している。ただし、各通
気孔10a1 は、エアを自在に流通し、粉体21を流通
し難いように設定されているものとする。
【0023】また、袋体10には、真空ポンプVに接続
する排気管11が付設されており、排気管11の先端に
は、切換弁11aが付属している。なお、切換弁11a
は、図示しない切換レバーを介し、エアの流れを袋体1
0内から外部へ一方向に規制する排気ポジションと、外
部から袋体10内へ一方向に規制する吸気ポジション
と、排気管11を閉鎖する閉止ポジションとを選択設定
することができるものとする。排気管11の基端は、ソ
ケット10bを介して袋体10に接続されており、排気
管11内には、フィルタ11bが装着されている。な
お、フィルタ11bは、粉体21の粒径より十分に細か
いものとする。排気管11の先端は、切換弁11a、着
脱コネクタV2 、管路V1 を介し、手動または電動の真
空ポンプVに接続されている。
【0024】袋体10の表面には、各一対の装着用のバ
ンド12、12…が取り付けられている。各バンド12
の基部は、袋体10の表面に固定されており、一対のバ
ンド12、12は、一方の先端に付設する保持リング1
2a、12aを介して輪状に連結することができる。
【0025】袋体10は、内部に十分なエアがあると
き、すなわち、粉体21が各小室10a内において移動
自在であるとき、平らなマット状に形成し、または任意
の形状に折り畳むことができる。一方、袋体10は、着
脱コネクタV2 を介して排気管11に真空ポンプVを接
続し、切換弁11aを排気ポジションに設定して真空ポ
ンプVを作動させると、内部が真空になることによって
各小室10aの容積が小さくなり、粉体21が各小室1
0a内において移動不能に拘束され、全体として任意の
形態に剛体化することができる。また、袋体10は、着
脱コネクタV2 を介して真空ポンプVを取り外し、切換
弁11aを吸気ポジションに設定することにより、各小
室10a内に十分なエアが流入し、速やかに元の可撓性
を回復させることができる。
【0026】かかる任意形態保持装置Sは、骨折などの
際に、患部P1 の固定具として使用することができる
(図2、図3)。可撓性の任意形態保持装置Sは、患者
Pの患部P1 に巻き付け、バンド12、12…を介して
患部P1 に装着する。このとき、各一対のバンド12、
12…は、対応する一方の先端部を他方の保持リング1
2a、12aに折り返すようにして挾み込ませることに
より他方のバンド12と連結し、袋体10を患部P1 に
セットすることができる(図3(A))。そこで、任意
形態保持装置Sは、排気管11に真空ポンプVを接続
し、切換弁11aを排気ポジションにして真空ポンプV
を作動させることにより、患部P1 に密着するように剛
体化し、患部P1 を固定することができる(同図
(B))。このようにして患部P1 が固定されると、バ
ンド12、12…は、それを十分に締め直すことによ
り、全体が患部P1 から不用意に外れることを防止す
る。また、真空ポンプVは、切換弁11aを閉止ポジシ
ョンにして、排気管11から切り離す。
【0027】剛体化した任意形態保持装置Sを患部P1
から取り外すときは、バンド12、12…を緩め、切換
弁11aを吸気ポジションにして袋体10内の真空を破
ることにより、袋体10の可撓性を回復させる。
【0028】
【他の実施の形態】任意形態保持装置Sは、袋体10を
使用者Pa が上面に立ち得るサイズに形成してもよい
(図4)。任意形態保持装置Sは、真空ポンプVを介し
て袋体10の内部を真空にすることにより、上面を起伏
のある斜面等の任意の形状に剛体化することができる
(同図の二点鎖線)。すなわち、任意形態保持装置S
は、任意の土地条件に合わせて打球の練習をするための
ゴルフ練習用の台座として利用することができる。な
お、このとき、袋体10の上面を保護するために、ボー
ルを置く位置、使用者Pa が立つ位置に対し、ゴムマッ
ト等の保護材を敷設してもよい。
【0029】以上の説明において、切換弁11aは、単
純な開閉弁であってもよい。また、任意形態保持装置S
は、再使用を考慮しないときは、袋体10の内部を真空
にした後、排気管11の基部において永久封止するとと
もに、排気管11を除去するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、可撓性、気密性を有する袋体に粉体を収容すること
によって、袋体は、内部を真空にすることにより剛体化
し、内部の真空を破ることにより可撓性を回復するか
ら、全体形状を任意の形状に固定して保持し、元の変形
自在な形態に戻すことができ、患部の固定具を含む任意
の用途に広く応用可能であるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 使用状態説明図(1)
【図3】 動作説明図
【図4】 使用状態説明図(2)
【符号の説明】
Pa …使用者 S…任意形態保持装置 V…真空ポンプ 10…袋体 10a…小室 11…排気管 11a…切換弁 11b…フィルタ 12…バンド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性、気密性を有する袋体に粉体を収
    容してなり、前記袋体は、内部を真空にすることにより
    任意の形態に剛体化し、真空を破ることにより可撓性を
    回復することを特徴とする任意形態保持装置。
  2. 【請求項2】 前記袋体は、真空ポンプを接続する切換
    弁付きの排気管を備えることを特徴とする請求項1記載
    の任意形態保持装置。
  3. 【請求項3】 前記排気管には、フィルタを装着するこ
    とを特徴とする請求項2記載の任意形態保持装置。
  4. 【請求項4】 前記袋体は、内部を複数の小室に区分す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    記載の任意形態保持装置。
  5. 【請求項5】 前記袋体は、薄いマット状に形成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載
    の任意形態保持装置。
  6. 【請求項6】 前記袋体は、装着用のバンドを備えるこ
    とを特徴とする請求項5記載の任意形態保持装置。
  7. 【請求項7】 前記袋体は、使用者が上面に立ち得るサ
    イズに形成することを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか記載の任意形態保持装置。
JP29849096A 1996-11-11 1996-11-11 任意形態保持装置 Pending JPH10137379A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006520660A (ja) * 2003-03-18 2006-09-14 レンバーグ、ボ あらゆる形態に形成可能な積層品
WO2009057328A1 (ja) * 2007-11-02 2009-05-07 Japan Health Sciences Foundation 保形バッグならびにこれを用いた補装具および身体採型具
JP2021117050A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 鹿島建設株式会社 地盤材料の含水比測定装置および地盤材料の含水比測定方法

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