JPH10137137A - 天ぷら製造用補助具、天ぷら製造機及び天ぷら製造方法 - Google Patents
天ぷら製造用補助具、天ぷら製造機及び天ぷら製造方法Info
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- JPH10137137A JPH10137137A JP8317088A JP31708896A JPH10137137A JP H10137137 A JPH10137137 A JP H10137137A JP 8317088 A JP8317088 A JP 8317088A JP 31708896 A JP31708896 A JP 31708896A JP H10137137 A JPH10137137 A JP H10137137A
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 天かすを水溶き衣付き食材表面に効率よく確
実に付着させると共に付着後の全体の大きさ及び形状を
所望どおりに揃えることができ、均一且つ高品質の天ぷ
らの製造を可能にする天ぷら製造用補助具並びにそれを
用いた天ぷら製造機及び天ぷら製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 水溶き衣付き食材17をその周囲に天か
す7を配した状態で収容し得る所要の凹室11aを内側
に有する下型11と、下型11上に各内側を対向させて
係合可能とされると共に下型11上への係合時に水溶き
衣付き食材17を周囲の天かす7と一体に下型11の凹
室11aと協働して挟圧し得る所要の凹室12aを内側
に有する上型12とからなる。
実に付着させると共に付着後の全体の大きさ及び形状を
所望どおりに揃えることができ、均一且つ高品質の天ぷ
らの製造を可能にする天ぷら製造用補助具並びにそれを
用いた天ぷら製造機及び天ぷら製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 水溶き衣付き食材17をその周囲に天か
す7を配した状態で収容し得る所要の凹室11aを内側
に有する下型11と、下型11上に各内側を対向させて
係合可能とされると共に下型11上への係合時に水溶き
衣付き食材17を周囲の天かす7と一体に下型11の凹
室11aと協働して挟圧し得る所要の凹室12aを内側
に有する上型12とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小麦粉等を水や水
と卵等で溶いてなる水溶き衣で被覆された食材の表面に
天かす(天ぷらかす、あげだま)を付着させて油で揚げ
る場合に使用する天ぷら製造用補助具並びにそれを用い
た天ぷら製造機及び天ぷら製造方法に関する。
と卵等で溶いてなる水溶き衣で被覆された食材の表面に
天かす(天ぷらかす、あげだま)を付着させて油で揚げ
る場合に使用する天ぷら製造用補助具並びにそれを用い
た天ぷら製造機及び天ぷら製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】良質の天ぷらを製造する方法として、加
熱油面上に分散させた天かすに水溶き衣付き食材を接触
させながら水溶き衣付き食材表面に天かすを付着させて
揚げる方法が広く採用されているが、この方法では天か
すの付着量や付着力について変動幅が大きく、得られる
天ぷらの品質が不均一になりがちであり、前記天かすを
水溶き衣付き食材表面に効率よく確実に付着させると共
に付着後の全体の大きさ及び形状を所望どおりに揃える
ためには長年の経験と高度の熟練を要するものであっ
た。
熱油面上に分散させた天かすに水溶き衣付き食材を接触
させながら水溶き衣付き食材表面に天かすを付着させて
揚げる方法が広く採用されているが、この方法では天か
すの付着量や付着力について変動幅が大きく、得られる
天ぷらの品質が不均一になりがちであり、前記天かすを
水溶き衣付き食材表面に効率よく確実に付着させると共
に付着後の全体の大きさ及び形状を所望どおりに揃える
ためには長年の経験と高度の熟練を要するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、天か
すを水溶き衣付き食材表面に効率よく確実に付着させる
と共に付着後の全体の大きさ及び形状を所望どおりに揃
えることができ、均一且つ高品質の天ぷらの製造を可能
にする天ぷら製造用補助具並びにそれを用いた天ぷら製
造機及び天ぷら製造方法を提供することにある。
すを水溶き衣付き食材表面に効率よく確実に付着させる
と共に付着後の全体の大きさ及び形状を所望どおりに揃
えることができ、均一且つ高品質の天ぷらの製造を可能
にする天ぷら製造用補助具並びにそれを用いた天ぷら製
造機及び天ぷら製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る天ぷら製造
用補助具は、水溶き衣付き食材をその周囲に天かすを配
した状態で収容し得る所要の凹室を内側に有する下型
と、下型上に各内側を対向させて係合可能とされると共
に下型上への係合時に水溶き衣付き食材を周囲の天かす
と一体に下型凹室と協働して挟圧し得る所要の凹室を内
側に有する上型とからなるものである。
用補助具は、水溶き衣付き食材をその周囲に天かすを配
した状態で収容し得る所要の凹室を内側に有する下型
と、下型上に各内側を対向させて係合可能とされると共
に下型上への係合時に水溶き衣付き食材を周囲の天かす
と一体に下型凹室と協働して挟圧し得る所要の凹室を内
側に有する上型とからなるものである。
【0005】前記天ぷら製造用補助具を用いた天ぷら製
造方法においては、例えば、最初の工程(a)で、前記
天ぷら製造用補助具の下型凹室内に水溶き衣付き食材が
その周囲に天かすを配した状態で収容され、この工程に
より水溶き衣付き食材表面に天かすが付与される。次の
工程(b)で、下型上に上型が各内側を対向させて係合
されると共に水溶き衣付き食材が周囲の天かすと一体に
下型凹室と上型凹室とにより挟圧され、この工程により
水溶き衣付き食材の衣部分と天かすとが圧着されると共
に全体の大きさ及び形状が所定範囲内に整えられる。下
型と上型との前記係合に際して、下型凹室と上型凹室と
が上下方向に互いに嵌合されるように構成すると、水溶
き衣付き食材のより効果的な挟圧が可能となる。続く工
程(c)で、前記のように水溶き衣付き食材が周囲の天
かすと一体に下型凹室と上型凹室とにより挟圧された状
態で加熱油中で予備加熱され、この工程により水溶き衣
付き食材の衣部分が天かすを圧着させた状態で加熱油に
より幾分硬化されると共に該衣部分と天かすとが確実に
密着一体化される。最後に、工程(d)で、前記のよう
に周囲に天かすが付着された予備加熱後の水溶き衣付き
食材が下型及び上型から分離されると共に加熱油中で揚
げられ、この工程により所望の揚げ衣付き天ぷらが得ら
れる。なお、前記方法により天ぷらの量産を図るため
に、下型及び上型に各々互いに対向する複数の凹室を設
けると共に、必要に応じて前記各工程を自動化又は半自
動化してもよい。また、下型及び上型における各凹室の
大きさ及び形状等は、食材の種類その他に応じて適宜選
択される。
造方法においては、例えば、最初の工程(a)で、前記
天ぷら製造用補助具の下型凹室内に水溶き衣付き食材が
その周囲に天かすを配した状態で収容され、この工程に
より水溶き衣付き食材表面に天かすが付与される。次の
工程(b)で、下型上に上型が各内側を対向させて係合
されると共に水溶き衣付き食材が周囲の天かすと一体に
下型凹室と上型凹室とにより挟圧され、この工程により
水溶き衣付き食材の衣部分と天かすとが圧着されると共
に全体の大きさ及び形状が所定範囲内に整えられる。下
型と上型との前記係合に際して、下型凹室と上型凹室と
が上下方向に互いに嵌合されるように構成すると、水溶
き衣付き食材のより効果的な挟圧が可能となる。続く工
程(c)で、前記のように水溶き衣付き食材が周囲の天
かすと一体に下型凹室と上型凹室とにより挟圧された状
態で加熱油中で予備加熱され、この工程により水溶き衣
付き食材の衣部分が天かすを圧着させた状態で加熱油に
より幾分硬化されると共に該衣部分と天かすとが確実に
密着一体化される。最後に、工程(d)で、前記のよう
に周囲に天かすが付着された予備加熱後の水溶き衣付き
食材が下型及び上型から分離されると共に加熱油中で揚
げられ、この工程により所望の揚げ衣付き天ぷらが得ら
れる。なお、前記方法により天ぷらの量産を図るため
に、下型及び上型に各々互いに対向する複数の凹室を設
けると共に、必要に応じて前記各工程を自動化又は半自
動化してもよい。また、下型及び上型における各凹室の
大きさ及び形状等は、食材の種類その他に応じて適宜選
択される。
【0006】前記工程(d)において、天かすが密着さ
れた予備加熱後の水溶き衣付き食材を下型及び上型から
効率的に分離させるために、例えば、上型が下型上に係
合された状態で下型に対して横移動可能に構成され、下
型における前記横移動方向の先端に各凹室と連通する開
口部が設けられると共に、上型における前記開口部と反
対側の基端に掻き出し片が下型に対する上型の前記横移
動に伴って下型凹室に沿って開口部方向に移動可能に突
設された構造を採用することができる。前記構成によれ
ば、工程(c)を経た後、上型が下型上に係合された状
態で下型に対して横移動させられると、下型凹室と上型
凹室とで囲まれた、天かすが密着された予備加熱後の水
溶き衣付き食材が、上型の掻き出し片により、上型の横
移動に伴って同方向に移送されると共に下型の開口部か
ら加熱油面上に排出させることが可能になる。
れた予備加熱後の水溶き衣付き食材を下型及び上型から
効率的に分離させるために、例えば、上型が下型上に係
合された状態で下型に対して横移動可能に構成され、下
型における前記横移動方向の先端に各凹室と連通する開
口部が設けられると共に、上型における前記開口部と反
対側の基端に掻き出し片が下型に対する上型の前記横移
動に伴って下型凹室に沿って開口部方向に移動可能に突
設された構造を採用することができる。前記構成によれ
ば、工程(c)を経た後、上型が下型上に係合された状
態で下型に対して横移動させられると、下型凹室と上型
凹室とで囲まれた、天かすが密着された予備加熱後の水
溶き衣付き食材が、上型の掻き出し片により、上型の横
移動に伴って同方向に移送されると共に下型の開口部か
ら加熱油面上に排出させることが可能になる。
【0007】また、前記工程(c)において、予備加熱
に際して下型及び上型を加熱油中に投入したときに下型
凹室及び上型凹室への加熱油の流入を促進し、また予備
加熱後に下型及び上型を加熱油中から引き上げたときに
下型凹室及び上型凹室からの加熱油の排出を促進するた
めに、下型又は下型及び上型が天ぷら油の通過可能な孔
部を有する構造を採用することができ、例えば網材その
他の多孔材を好適に用いることができる。
に際して下型及び上型を加熱油中に投入したときに下型
凹室及び上型凹室への加熱油の流入を促進し、また予備
加熱後に下型及び上型を加熱油中から引き上げたときに
下型凹室及び上型凹室からの加熱油の排出を促進するた
めに、下型又は下型及び上型が天ぷら油の通過可能な孔
部を有する構造を採用することができ、例えば網材その
他の多孔材を好適に用いることができる。
【0008】前記工程(a)〜(d)において下型に対
して上型を作業性よく手動操作し得るように、上型に手
動操作用握り部が付設されてもよい。
して上型を作業性よく手動操作し得るように、上型に手
動操作用握り部が付設されてもよい。
【0009】前記天ぷら製造方法を容易に実現させるた
めに、前記天ぷら製造用補助具がその下型において油加
熱槽にその油面上と油面下との間で移動可能に取付けら
れてなる天ぷら製造機を好適に採用することができる。
前記構成によれば、天ぷら製造用補助具は、前記工程
(a)〜(b)前半及び(d)においては油加熱槽に対
して油面上に保持され、前記工程(b)後半〜(c)に
おいては油加熱槽に対して油面下に浸漬される。
めに、前記天ぷら製造用補助具がその下型において油加
熱槽にその油面上と油面下との間で移動可能に取付けら
れてなる天ぷら製造機を好適に採用することができる。
前記構成によれば、天ぷら製造用補助具は、前記工程
(a)〜(b)前半及び(d)においては油加熱槽に対
して油面上に保持され、前記工程(b)後半〜(c)に
おいては油加熱槽に対して油面下に浸漬される。
【0010】前記の場合に、天ぷら製造用補助具がその
下型において油加熱槽にばね部材を介して上方に付勢さ
れつつ上下に移動可能に支持されると共に前記ばね部材
の付勢力に抗する下方への押圧により油面上から油面下
に浸漬可能とされてもよい。前記構成によれば、前記工
程(b)後半〜(c)において、上型が下型上に係合さ
れた状態でばね部材の付勢力に抗して下方に押圧される
と下型及び上型は油面下に浸漬され、予備加熱の終了後
に上型の押圧が解除されると下型及び上型はばね部材の
付勢力により油面上に浮上させられる。前記ばね部材の
種類や配置構造等に特別の制限はない。
下型において油加熱槽にばね部材を介して上方に付勢さ
れつつ上下に移動可能に支持されると共に前記ばね部材
の付勢力に抗する下方への押圧により油面上から油面下
に浸漬可能とされてもよい。前記構成によれば、前記工
程(b)後半〜(c)において、上型が下型上に係合さ
れた状態でばね部材の付勢力に抗して下方に押圧される
と下型及び上型は油面下に浸漬され、予備加熱の終了後
に上型の押圧が解除されると下型及び上型はばね部材の
付勢力により油面上に浮上させられる。前記ばね部材の
種類や配置構造等に特別の制限はない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1は本発明の実施例に係る天ぷら製造機の斜
視図、図2は図1に示す天ぷら製造機の工程(a)にお
ける要部断面図、図3は図1に示す天ぷら製造機の工程
(b)における要部断面図、図4は図1に示す天ぷら製
造機の工程(c)における要部断面図、図5は図1に示
す天ぷら製造機の工程(d)における要部断面図であ
る。
明する。図1は本発明の実施例に係る天ぷら製造機の斜
視図、図2は図1に示す天ぷら製造機の工程(a)にお
ける要部断面図、図3は図1に示す天ぷら製造機の工程
(b)における要部断面図、図4は図1に示す天ぷら製
造機の工程(c)における要部断面図、図5は図1に示
す天ぷら製造機の工程(d)における要部断面図であ
る。
【0012】図1において、油加熱槽1は各仕切りを介
して予備加熱槽2、揚げ槽3及び天かす受け槽4に区画
されると共に予備加熱槽2には天ぷら製造用補助具5が
着脱可能に付設され、天かす受け槽4には油切り用網6
が水平に張設されると共に油切り用網6上には揚げ槽3
で別途製造された天かす7が適宜集められている。
して予備加熱槽2、揚げ槽3及び天かす受け槽4に区画
されると共に予備加熱槽2には天ぷら製造用補助具5が
着脱可能に付設され、天かす受け槽4には油切り用網6
が水平に張設されると共に油切り用網6上には揚げ槽3
で別途製造された天かす7が適宜集められている。
【0013】天ぷら製造用補助具5は、下型11と、下
型11上に各内側を対向させて係合可能且つ下型11上
に係合された状態で下型11に対して横移動可能な上型
12とから構成される。下型11には、天ぷら油の通過
可能な孔部を有する金属網材等からなる略U字状断面の
凹室11aが幅方向に複数個連設されると共に前記横移
動方向の各先端に各凹室11aと連通する開口部11b
が設けられ、該下型11は、前記予備加熱槽2の側壁に
垂設固定された案内軸13にばね部材14を介して上方
に付勢されつつ上下に移動可能に支持され、前記各開口
部11bは揚げ槽3と近接して対向するように配置され
ている。また、上型12には、前記下型11の各凹室1
1aと対向する金属板からなる略U字状断面の凹室12
aが幅方向に複数個連設されると共に前記横移動方向の
各先端に各凹室12aと連通する開口部12bが設けら
れ、さらに上型12の基端に掻き出し片15が、下型1
1に対する上型12の前記横移動に伴って下型11の凹
室11aに沿って開口部11b方向に移動可能に各凹室
12aごとに突設され、上型12上部に手動操作用握り
部16が上方に突設されている。
型11上に各内側を対向させて係合可能且つ下型11上
に係合された状態で下型11に対して横移動可能な上型
12とから構成される。下型11には、天ぷら油の通過
可能な孔部を有する金属網材等からなる略U字状断面の
凹室11aが幅方向に複数個連設されると共に前記横移
動方向の各先端に各凹室11aと連通する開口部11b
が設けられ、該下型11は、前記予備加熱槽2の側壁に
垂設固定された案内軸13にばね部材14を介して上方
に付勢されつつ上下に移動可能に支持され、前記各開口
部11bは揚げ槽3と近接して対向するように配置され
ている。また、上型12には、前記下型11の各凹室1
1aと対向する金属板からなる略U字状断面の凹室12
aが幅方向に複数個連設されると共に前記横移動方向の
各先端に各凹室12aと連通する開口部12bが設けら
れ、さらに上型12の基端に掻き出し片15が、下型1
1に対する上型12の前記横移動に伴って下型11の凹
室11aに沿って開口部11b方向に移動可能に各凹室
12aごとに突設され、上型12上部に手動操作用握り
部16が上方に突設されている。
【0014】図2において、工程(a)に従って、下型
11の凹室11a内に天かす7が所要の密度で敷かれ、
敷かれた天かす7上に、予め周囲に水溶き衣を付けた食
材17が載置され、載置された水溶き衣付き食材17上
に前記と同様の天かす7が所要の密度で振り撒かれる。
なお、前記の代わりに、水溶き衣付き食材17の周囲に
天かす7を予め付着させたものが下型11の凹室11a
内に載置されてもよい。
11の凹室11a内に天かす7が所要の密度で敷かれ、
敷かれた天かす7上に、予め周囲に水溶き衣を付けた食
材17が載置され、載置された水溶き衣付き食材17上
に前記と同様の天かす7が所要の密度で振り撒かれる。
なお、前記の代わりに、水溶き衣付き食材17の周囲に
天かす7を予め付着させたものが下型11の凹室11a
内に載置されてもよい。
【0015】図3において、工程(b)に従って、下型
11上に上型12が各内側を対向させて、下型11の各
凹室11a内に上型12の各凹室12aが幾分嵌入する
ように係合されると共に、水溶き衣付き食材17が周囲
の天かす7と一体に下型11の凹室11aと上型12の
凹室12aとにより挟圧される。上型12の移動操作
は、それに付設された手動操作用握り部16を把持して
行われる。
11上に上型12が各内側を対向させて、下型11の各
凹室11a内に上型12の各凹室12aが幾分嵌入する
ように係合されると共に、水溶き衣付き食材17が周囲
の天かす7と一体に下型11の凹室11aと上型12の
凹室12aとにより挟圧される。上型12の移動操作
は、それに付設された手動操作用握り部16を把持して
行われる。
【0016】図4において、工程(c)に従って、水溶
き衣付き食材17が、周囲の天かす7と一体に下型11
の凹室11aと上型12の凹室12aとにより挟圧され
た状態で、上型12がばね部材14の付勢力に抗して押
し下げられると共に予備加熱槽2内の加熱油18中に浸
漬されて数秒間予備加熱され、その後、下型11及び上
型12はばね部材14の付勢力により油面上に復帰させ
られる。
き衣付き食材17が、周囲の天かす7と一体に下型11
の凹室11aと上型12の凹室12aとにより挟圧され
た状態で、上型12がばね部材14の付勢力に抗して押
し下げられると共に予備加熱槽2内の加熱油18中に浸
漬されて数秒間予備加熱され、その後、下型11及び上
型12はばね部材14の付勢力により油面上に復帰させ
られる。
【0017】最後に図5において、工程(d)に従っ
て、上型12が下型11に対して開口部11b方向に横
移動させられると共に掻き出し片15が作動し、それに
よって天かすが密着された予備加熱後の水溶き衣付き食
材17が下型11の凹室11a内に沿って同方向に移送
されると共に下型11の開口部11bから揚げ槽3内の
加熱油18面上に排出され、加熱油18中で揚げられる
と共に揚げ衣付き天ぷらとされる。
て、上型12が下型11に対して開口部11b方向に横
移動させられると共に掻き出し片15が作動し、それに
よって天かすが密着された予備加熱後の水溶き衣付き食
材17が下型11の凹室11a内に沿って同方向に移送
されると共に下型11の開口部11bから揚げ槽3内の
加熱油18面上に排出され、加熱油18中で揚げられる
と共に揚げ衣付き天ぷらとされる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る天ぷら製造用補助具は以上
のように構成されるので、天かすを水溶き衣付き食材表
面に効率よく確実に付着させると共に付着後の全体の大
きさ及び形状を所望どおりに揃えることを可能にし、ま
たそれを用いた天ぷら製造機及び天ぷら製造方法によ
り、均一且つ高品質の天ぷらを長年の経験と高度の熟練
に頼ることなしに効率的に製造することができる。
のように構成されるので、天かすを水溶き衣付き食材表
面に効率よく確実に付着させると共に付着後の全体の大
きさ及び形状を所望どおりに揃えることを可能にし、ま
たそれを用いた天ぷら製造機及び天ぷら製造方法によ
り、均一且つ高品質の天ぷらを長年の経験と高度の熟練
に頼ることなしに効率的に製造することができる。
【図1】本発明の実施例に係る天ぷら製造機の斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す天ぷら製造機の工程(a)における
要部断面図である。
要部断面図である。
【図3】図1に示す天ぷら製造機の工程(b)における
要部断面図である。
要部断面図である。
【図4】図1に示す天ぷら製造機の工程(c)における
要部断面図である。
要部断面図である。
【図5】図1に示す天ぷら製造機の工程(d)における
要部断面図である。
要部断面図である。
7 天かす 11 下型 11a 凹室 12 上型 12a 凹室 17 水溶き衣付き食材
Claims (7)
- 【請求項1】 水溶き衣付き食材をその周囲に天かすを
配した状態で収容し得る所要の凹室を内側に有する下型
と、下型上に各内側を対向させて係合可能とされると共
に下型上への係合時に水溶き衣付き食材を周囲の天かす
と一体に下型凹室と協働して挟圧し得る所要の凹室を内
側に有する上型とからなる天ぷら製造用補助具。 - 【請求項2】 上型が下型上に係合された状態で下型に
対して横移動可能に構成され、下型における前記横移動
方向の先端に各凹室と連通する開口部が設けられると共
に、上型における前記開口部と反対側の基端に掻き出し
片が下型に対する上型の前記横移動に伴って下型凹室に
沿って開口部方向に移動可能に突設された請求項1記載
の天ぷら製造用補助具。 - 【請求項3】 下型又は下型及び上型が天ぷら油の通過
可能な孔部を有する請求項1又は2記載の天ぷら製造用
補助具。 - 【請求項4】 上型に手動操作用握り部が付設された請
求項1、2又は3記載の天ぷら製造用補助具。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の天ぷら製
造用補助具がその下型において油加熱槽にその油面上と
油面下との間で移動可能に取付けられてなる天ぷら製造
機。 - 【請求項6】 天ぷら製造用補助具がその下型において
油加熱槽にばね部材を介して上方に付勢されつつ上下に
移動可能に支持されると共に前記ばね部材の付勢力に抗
する下方への押圧により油面上から油面下に浸漬可能と
された請求項5記載の天ぷら製造機。 - 【請求項7】 請求項1〜4の何れかに記載の天ぷら製
造用補助具の下型凹室内に水溶き衣付き食材がその周囲
に天かすを配した状態で収容される工程(a)と、下型
上に上型が各内側を対向させて係合されると共に水溶き
衣付き食材が周囲の天かすと一体に下型凹室と上型凹室
とにより挟圧される工程(b)と、水溶き衣付き食材が
周囲の天かすと一体に下型凹室と上型凹室とにより挟圧
された状態で加熱油中で予備加熱される工程(c)と、
周囲に天かすが付着された予備加熱後の水溶き衣付き食
材が下型及び上型から分離されると共に加熱油中で揚げ
られる工程(d)とからなる天ぷら製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317088A JPH10137137A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 天ぷら製造用補助具、天ぷら製造機及び天ぷら製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317088A JPH10137137A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 天ぷら製造用補助具、天ぷら製造機及び天ぷら製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10137137A true JPH10137137A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18084304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8317088A Pending JPH10137137A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 天ぷら製造用補助具、天ぷら製造機及び天ぷら製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10137137A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7429251B2 (en) | 2003-05-27 | 2008-09-30 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Massaging device having controller to remove dead points during operation |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP8317088A patent/JPH10137137A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7429251B2 (en) | 2003-05-27 | 2008-09-30 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Massaging device having controller to remove dead points during operation |
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