JPH10136978A - 造血幹細胞の培養方法 - Google Patents

造血幹細胞の培養方法

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JPH10136978A
JPH10136978A JP8296041A JP29604196A JPH10136978A JP H10136978 A JPH10136978 A JP H10136978A JP 8296041 A JP8296041 A JP 8296041A JP 29604196 A JP29604196 A JP 29604196A JP H10136978 A JPH10136978 A JP H10136978A
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cells
kit
hematopoietic stem
stem cells
culture
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Shinji Sogo
真司 十河
Kazuya Yamanishi
一也 山西
Shoichi Adachi
正一 足立
Susumu Ikehara
進 池原
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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    • C12N2501/50Cell markers; Cell surface determinants
    • C12N2501/599Cell markers; Cell surface determinants with CD designations not provided for elsewhere

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来効果的な培養技術が確立されていなかっ
た造血幹細胞の新しい液体培養技術を提供することにあ
る。 【解決手段】 造血幹細胞増殖因子の存在下に、表現型
がCD34+及びc-kit-として特徴づけられるヒト造血
幹細胞を、付着性培養器により液体培養することを特徴
とする造血幹細胞の培養方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒト造血幹細胞の新
しい培養方法に関する。
【0002】
【従来の技術】造血幹細胞とは、自己複製能と全ての成
熟血球へ分化する能力を持った細胞と定義され、大部分
の造血幹細胞は骨髄に存在し、造血支持能を有する骨髄
ストローマ細胞に接着しているものと考えられる。一
方、造血幹細胞は僅かではあるが、定常状態において末
梢血中にも存在しており、また化学療法後の骨髄回復期
や造血刺激因子CSF(colony stimulating factor)
投与後には、末梢血中の造血幹細胞は著増することが知
られている。
【0003】更に、臍帯血中にも造血幹細胞は存在して
おり、この臍帯血幹細胞は骨髄に比してコロニー形成能
が高いことが知られている。
【0004】該造血幹細胞は、抗体によって同定される
特異的なエピトープ部位と関連するマーカー(CD3
3、CD38、HLA−Dr、CD117(c-kit)等
のマーカー)の存在の有無によって特定しようとされて
おり、現在、ヒト造血幹細胞としては、CD34+CD
33-、CD34+CD38-等の分画が、それに該当す
るのではないかと考えられている。
【0005】また最近、stem cell factor(SCF)の
レセプターであるCD117(c-kit)をメルクマール
にした特定法では、CD34+c-kitlow細胞が羊を用い
in vivo実験において、移植可能な造血幹細胞である
ことが報告されている。
【0006】一方、in vitroの骨髄ストローマ細胞を用
いた長期培養系において、CD34+c-kitlow細胞より
もCD34+c-kit-細胞の方が、より長期に培養可能で
あるとの報告もあり、その結論が待たれる所である。
【0007】このような造血幹細胞は、移植ということ
に関しては、骨髄移植として白血病等の疾患に対して近
年活発に行なわれている。しかしながら、末梢血幹細胞
及び臍帯血幹細胞の移植は、骨髄移植に比して種々の利
点がある。
【0008】即ち、末梢血幹細胞は、自己幹細胞採取の
ためにアフェレーシスを行なうため、麻酔する必要がな
く、全身状態や臓器機能の悪い患者においても施術可能
であり、移植術後の造血回復速度が速く、正常ドナーか
らの血小板採取回数も減少し、患者と移植チームに対す
る負担が大幅に軽減する等の利点を有する。また、臍帯
血幹細胞は、通常廃棄されていた臍帯より採取するため
人体への負担が全くない利点があり、採取時にウイルス
等の感染の危険性もほとんどなく、移植後のGVHDも
起こりにくいとされている。
【0009】このように、末梢血幹細胞移植及び臍帯血
幹細胞移植は、白血病等の腫瘍性疾患並びに重症再生不
良性貧血等の非腫瘍性疾患に対する根治的治療法とし
て、重要な位置を占めるようになってきている。
【0010】このような造血幹細胞移植の臨床展開と並
行して、造血幹細胞のex vivo増殖法の開発の重要性も
指摘され、活発な研究が行なわれているが、現在尚、造
血幹細胞を液体培養して、これをその自己複製能と全成
熟血球への分化能とを維持したままで、増殖させる技術
は、開発されるに至っていない。僅かにストローマ細胞
を用いた系が、知られてはいるが、これは以下の如き欠
点があり、実用面からは適さないと考えられる。
【0011】即ち、第1に造血幹細胞はストローマ細胞
に接着する性質があり、その回収が困難であり、第2
に、ストローマ細胞は正と負の両方の増殖調節因子を産
生することにより巧妙に造血を制御しており、造血幹細
胞の自己複製刺激作用を選択的に強化することは、細胞
レベルでは困難であること等が挙げられる。
【0012】また、造血幹細胞の培養技術は、上述した
幹細胞移植術の面からのみならず、遺伝子治療の面から
もその確立が急務とされている。
【0013】事実、遺伝子治療は、現在効果的な治療法
のない致死的な遺伝性疾患や、ある種の悪性腫瘍、エイ
ズのように既存の治療法の成績が極めて悪い疾患に対し
て治療効果が期待できること、他の疾患についても既存
の治療法より優れた治療法となること等から、新しい治
療法として急速に広がりを見せているものであり、該遺
伝子治療のための標的細胞として造血幹細胞を選択し、
これに遺伝子を導入するときには、造血幹細胞本来の自
己複製能によって、遺伝子の発現が永続し、これによる
効果も持続することが期待でき、この面より、遺伝子導
入操作を行なうべき造血幹細胞のex vivo増殖法の確立
が、斯界で望まれている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来、効果的な培養技術が確立されていなかった造
血幹細胞の新しい液体培養技術を確立、提供することに
ある。
【0015】本発明者は上記目的より鋭意研究を重ねた
結果、起源とする造血幹細胞として表現型がCD34+
及びc-kit-として特徴づけられる細胞を選択し、これを
造血幹細胞増殖因子の存在下に、付着性培養器により液
体培養するときには、得られる培養細胞は、全ての成熟
血球へ分化する能力を保持しており、かくして、上記目
的に合致する造血幹細胞の培養方法が確立できることを
見出し、ここに本発明を完成するに至った。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、造血幹
細胞増殖因子の存在下に、表現型がCD34+及びc-kit
-として特徴づけられる増殖幹細胞を、付着性培養器に
より液体培養することを特徴とする造血幹細胞の培養方
法が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明において、起源細胞として
は、表現型がCD34+及びc-kit-として特徴づけられ
るヒト造血幹細胞を用いることを必須とする。これは、
常法に従って、各種造血幹細胞より調製、単離(純化)
することができる。原料とする造血幹細胞は、末梢血幹
細胞、骨髄幹細胞及び臍帯血幹細胞のいずれでもよい。
またその調製、単離は、目的とする造血幹細胞のマーカ
ーを指標として通常の方法により行なうことができる。
その詳細は例えば、後記実施例に示されている。
【0018】本発明に従う、造血幹細胞の増殖に利用で
きる造血幹細胞増殖因子としても、従来よりよく知られ
ている各種のコロニー刺激因子(CSF,colony stimu
lating factor)等のいずれも同様に利用することがで
きる。その具体例としては、例えばサイトカイン類(f
lt−3リガンド(flt-3 ligand:FL)、インター
ロイキン−6(interleukin-6:IL−6)等)、CD
34分子の架橋(CD34cross-linking,CD34X
L)、SCF(stem cell factor)に対して相乗作用を
示すインターロイキン−7(interleukin-7:IL−
7)等を例示することができる。
【0019】付着性培養器としては、ポリスチレン製の
培養器のうち、付着性細胞の培養を容易にするために接
着性を増強させる処理を表面に施してあるものを有利に
利用できる。この処理は、常法に従って容易に実施でき
る。但し、これは浮遊性細胞培養用の処理をしてあるも
のや付着性が著しく低い処理及び材質のものであっては
ならない。
【0020】本発明に従う液体培養条件としては、特に
限定されることなく一般に用いられている各種の条件を
いずれも採用することができる。該培養は、代表的に
は、造血幹細胞を培養するためによく使用されている培
養液、例えばα−MEM、イスコフ改変ダルベッコ培地
(IMDM)等の適当な培地に、非働化FBS及び非働
化horse serumを10%程度加えたもの、更に細胞の維
持及び増殖を促す添加物として、例えばflt−3リガ
ンド(flt-3 ligand)の100ng/ml、インターロ
イキン−6の10ng/ml、インターロイキン−7の
10ng/ml、固相化した抗CD34抗体(10μg
/mlの濃度でプレートに固相化したもの)を、それぞ
れ単独で或いは組み合わせて添加したものを用いて実施
することができる。培養条件は、通常のヒト細胞の培養
と同様でよく、一般には、37℃、5%CO2下に行な
い得る。
【0021】本発明培養方法によって、得られる培養細
胞は、CD34陽性であり、CD117(c-kit)の発
現が陰性から高い陽性(high)まで認められる特徴があ
り、更に、c-kitの発現が低い陽性(low)及びhighの細
胞に関しては、Epo、IL−3、GM−CSF、G−
CSF、SCF等の存在下で赤血球系コロニー、顆粒球
/マクロファージ系コロニー、マクロファジ系コロニ
ー、顆粒球/赤血球系/巨核球/マクロファージ系コロ
ニーを形成する能力を持っている点において特徴付けら
れる。
【0022】
【実施例】以下本発明を更に詳しく説明するため実施例
を挙げる。
【0023】
【実施例1】 1.造血幹細胞(CD34+c-kit-)の分離 (1)材料及び方法 インフォームドコンセントが行なわれた健常人ボランテ
ィアからの臍帯血をACD−A液(Terumo, Shibuya To
kyo, Japan, クエン酸ナトリウム2.20w/v%、ク
エン酸0.80w/v%、ブドウ糖2.20w/v%、p
H4.5−5.5)6ml入り50mlチューブに採取
し、これに2%デキストラン溶液(Dextran T-500(Phar
macia, Uppsala, Sweden)を2%(w/v)で生理食塩水
に溶解下もの)を容積比2:1となる割合で添加し、攪
拌後、30分間静置し、上清を臍帯血有核血球(Cord B
lood Nuclear Cells, CBNC)分画として回収した。
【0024】この分画をLymphoprep(Nycomed, Oslo, N
orway)に重層し、2000rpm、30分間遠心すること
により単核球画分(Cord Blood Monoclear Cells, CBMN
C)を得た。
【0025】更に、CD34マルチソートキット(CD34
multisortkit, Miltenyi Biotec,Bergisch Gladbach,
Germany)及びミニマックス(MiniMACS, Miltenyi Biot
ec,Miltenyi Biotec, Bergisch Gladbach, Germany)を
用いてCD34+細胞を単離した。
【0026】このCD34+細胞をFITC標識抗CD
34クラスIII抗体(HPCA2, Cat. No. 348053, Becton
Dickenson Immunocytometry Systms, San Jose, CA, US
A)及びPE標識抗c-kit抗体(Cat. No. 1360, Immunot
ech, Merseile, France)で二重染色し、FACStar (Bect
on Dickenson Immunocytometry Systems, San Jose, C
A,USA)を用いてソートした。
【0027】また、アイソタイプ適合コントロールとし
てFITC標識マウスIgG1(Cat. No.9041, Becton
Dickenson Immunocytometry Systems, San Jose, CA,
USA)及びPE標識マウスIgG1(Cat. No.9043, Bec
ton Dickenson Immunocytometry Systems, San Jose, C
A, USA)を用いた。
【0028】単離した細胞のコロニー形成能を調べるた
めに、完全メチルセルロース培地(Methocult GF H4434
V, Stemcell technoloies Inc., Vancouver, BC, Canad
a)に懸濁して0.8mlづつ12ウェルプレート(Ca
t. No. 76-063-05, Flow Laboratories Inc., McLean,
USA)に播種して、37℃、5%CO2の条件でCO2
ンキュベーター(Tabai, Japan)中にて培養を行ない、
14日後に倒立顕微鏡下においてコロニーを判別及び計
測し、BFU−E(Burst-forming unit-erythroid)、
CFU−GM(Colony-forming unit-granulocyte/macr
ophage)、CFU−M(Colony-forming unit-macropha
ge)及びCFU−GEMM(Colony-forming unit-gran
ulocyte/erythroid/megakaryocyte/macrophage)数を算
出した。
【0029】各実験は4回行ない、結果は平均(Mean)
±標準誤差(SE)にて表記した。
【0030】(2)結果 ヒト臍帯血よりCD34マルチソートキットを用いた免
疫ビーズ法による陽性選択(positive selection)で得
られたCD34+細胞分画を、FITC標識抗CD34
クラスIII抗体及びPE標識抗c-kit抗体の二重染色、又
はアイソタイプ適合コントロールであるFITC標識マ
ウスIgG1及びPE標識マウスIgG1の二重染色し
たパターンを、前方散乱(FSC)及び側方散乱(SS
C)のパターンと共に図1に示す。
【0031】図1中、AはCBMNCより陽性選択した
CD34+細胞のFSC−SSCパターンを示し、これ
より、blast gate(R1)かけた集団のFITC−PE
パターンを図1のB及びCに示す。CはFITC標識抗
CD34クラスIII抗体及びPE標識抗c-kit抗体で二重
染色した結果を、Bはアイソタイプ適合コントロールで
あるFITC標識マウスIgG1及びPE標識マウスI
gG1で二重染色した結果をそれぞれ示す。また、図1
のC中、R2、R3及びR4はそれぞれCD34+c-kit
-、CD34+c-kitlow及びCD34+c-kithighをソーテ
ィングするためのゲートである。
【0032】CD34陽性細胞のうち、PE標識マウス
IgG1を用いたネガティブ細胞の蛍光強度より充分に
低い蛍光強度の画分をc-kit陰性画分とし、ネガティブ
細胞の蛍光強度より少し強い画分をc-kit弱陽性とし、
またc-kitが最も強い発現量を示す画分をc-kit強陽性画
分として、それぞれゲート設定した。
【0033】上記で設定したFACStarを用いてそ
れぞれの細胞をソートし、分けられた分画を同様に設定
されたFACScan(Becton Dickinson Immunocytom
etrySystems, SanJose, CA, USA)を用いて再解析した
結果、CD34+c-kit-分画、CD34+c-kitlow分画及
びCD34+c-kithigh分画において、設定通りの細胞が
得られていることが確認された。
【0034】次に、之等の各分画の細胞のコロニー形成
能を調べるために行なわれたメチルセルロース培地を用
いたコロニー形成分析の結果は、表1に示す通りであ
る。
【0035】
【表1】
【0036】該表1より、c-kitの発現が高い分画ほ
ど、コロニー形成能も高く、特にCD34+c-kit-分画
ではコロニー形成能を殆ど有していないことが示され
た。
【0037】2.造血幹細胞の培養 (1)材料と方法 得られたCD34+c-kit-分画、CD34+c-kitlow分画
及びCD34+c-kithigh分画を、それぞれ10%熱非働
化牛胎児血清(FBS, Stemcell TechnologyInc., Van
couver, BC, Canada)及び10%熱非働化ウマ血清(Ho
S, Stemcell Technology Inc., Vancouver, BC, Canad
a)を含むα−変性イーグルス培地(MEM、Gibco, Gr
and Island, NY, USA)に懸濁させ、付着性24ウェル
プレート(Cat. No. 76-063-05, Flow Laboratories In
c., McLean, USA)に播種した。
【0038】また、細胞を非付着性24ウェルプレート
(浮遊培養用マルチプレート;Cat.No. MS-8024R, Sumi
tomo Bankelite Co., Ltd., Tokyo, Japan)及びスクリ
ューキャップ付きポリプロピレン製1.7mlチューブ
(GENE twist top vial, Cat.No. 1441, Yashima Purec
hemicals Co., Ltd., Osaka, Japan)にも播種した。
【0039】之等のプレート及びチューブを37℃、5
%CO2の条件下、CO2インキュベーター(Tabai, Jap
an)中にて培養した。
【0040】培養液中に添加するサイトカインとして、
組換えヒトFL(recombinant human flt-3 ligand, rh
FL, Cat. No. 80-3692-01, Genzyme, Cambrige, MA, US
A)、組換えヒトIL−6(recombinant human IL-6, r
hIL-6, Cat. No. 1131567,Boehlinger Mannheim Biomed
ica, Germany)及び組換えヒトIL−7(recombinant
human IL-7, rhIL-7, Cat. No. F1-1587-1, Genzyme, C
ambrige, MA, USA)をそれぞれ用いた。
【0041】抗CD34クラスIII抗体(Cat. No. 5500
18, Becton Dickinson Immunocytometry Systems, SanJ
ose, CA, USA)を10μg/mlの濃度となるようにP
BS(-)で希釈し、24ウェルプレートに300μlづ
つ添加した。
【0042】37℃で60分間インキュベートし、抗体
溶液を除いた後、α−MEM(10%FBS+10%H
oS)を添加して、37℃で30分間ブロッキングし
た。
【0043】PBS(0.1%FBS含有)で各ウェル
を3回洗浄後、抗CD34抗体固相化プレートとして実
験に用いてCD34XLを行なった。
【0044】細胞は、液体培養後ピペッティング操作に
より24ウェルプレートより回収し、一部を完全メチル
セルロース培地(Methocult GF H4434V, Stemcell tech
noloies Inc., Vancouver, BC, Canada)に懸濁させて
0.8mlづつ12ウェルプレート(Cat. No. 76-063-
05, Flow Laboratories Inc., McLean, USA)に播種し
て37℃、5%CO2の条件でCO2インキュベーター
(Tabai, Japan)中にて培養を行ない、14日後に倒立
顕微鏡下においてコロニーを判別及び計測し、BFU−
E、CFU−GM、CFU−M及びCFU−GEMM数
を算出した。
【0045】各実験は4回行ない、結果は平均(Mean)
±標準誤差(SE)にて表記した。
【0046】また残りはFITC標識抗CD34クラス
III抗体及びPE標識抗c-kit抗体で染色し、CD34及
びc-kitの発現量をFACScanで測定し、平均蛍光
強度(Mean fluorescense intesity)を検出器のチャン
ネルで表わした。
【0047】(2)結果 単離したCD34+c-kit-細胞分画(R2)、CD34+
c-kitlow細胞分画(R3)及びCD34+c-kithigh細胞
分画(R4)を、α−MEM(10%FBS+10%H
oS含有)に懸濁させて、付着性24ウェルプレートに
て24時間培養した。培養前の各分画R2、R3及びR
4の細胞をFITC標識抗CD34クラスIII抗体及び
PE標識抗c-kit抗体を用いて染色し、FACScanを用
いてCD34+細胞におけるc-kit分子の発現状態を調べ
た。
【0048】その結果を図2に示す。
【0049】図2は、培養前、ソーティング後の各分画
(R2、R3及びR4)のパターン(A)及び24時間
培養後の各分画(R2、R3及びR4)のパターン
(B)をそれぞれ示す。
【0050】図2より、全ての分画において、培養前
(A)に比べて、24時間培養後(B)のc-kitの発現
が増強され、特にCD34+c-kit-においてもc-kit分子
の発現が認められたが、24時間後に回収される細胞数
は少なかった。
【0051】この細胞の回収率を向上させるため、サイ
トカイン(FL、IL−6)を選択し、また固相化抗C
D34抗体を用いたCD34分子の架橋(CD34 cross-l
inking:CD34XL)及びSCF(stem cell facto
r)に対して相乗作用を示すIL−7をそれぞれ単独又
はコンビネーションで培地中に添加して培養を行なっ
た。
【0052】即ち、CD34+c-kit-細胞7000個づ
つをそれぞれ24ウェルプレートに播種し、上記各添加
物の所定量を添加(無添加を対照とする)して、3日間
培養し、培養細胞をピペッティングにより回収して細胞
数を計測した。
【0053】その後、細胞をFITC標識抗CD34ク
ラスIII抗体及びPE標識抗c-kit抗体を用いて染色し
て、FACScanを用いてCD34+細胞におけるc-k
it分子の発現状態を調べた。
【0054】その結果を図3に示す。
【0055】図3において、(A)は無添加対照(培地
のみ)を、(B)はFL(100ng/ml)添加を、
(C)はIL−6(10ng/ml)添加を、(D)は
固相化抗CD34抗体を用いたCD34XLを、(E)
はFL(100ng/ml)+IL−6(10ng/m
l)添加を、(F)はFL(100ng/ml)+IL
−6(10ng/ml)+IL−7(10ng/ml)
添加を、(G)はFL(100ng/ml)+IL−6
(10ng/ml)+IL−7(10ng/ml)+C
D34XL添加をそれぞれ示す。
【0056】また、回収された細胞数を計測した結果を
下記表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】図3及び表2より、付着性プレート上での
培養において、FL、IL−6及びCD34XLの添加
はいずれもc-kit分子を発現させ、且つ細胞の回収率を
向上させることが明らかであり、特にFLはその添加に
よりCD34+c-kit-細胞に対して単独で最も細胞回収
率及び発現強度を高めるサイトカインであることが示さ
れた。また、之等の併用によれば、回収率は一層向上
し、特にFL+IL−6+IL−7群及びFL+IL−
6+IL−7+CD34XL群では、添加した細胞とほ
ぼ同程度の細胞を回収できた。
【0059】次に、上記FL+IL−6+IL−7+C
D34XL群におけるc-kit分子発現のカイネティック
スをとった結果、培養後1〜3日の時点において、c-ki
t分子の発現は急激に上昇し、8日目にピークに達する
ことが明らかとなった。一方、この培養系では、培養3
日目でCD34-c-kit-の細胞集団が出現し、これは更
に分化の進んだ細胞であると考えられた。
【0060】更に、CD34+c-kit-細胞の培養により
誘導された上記CD34+c-kit+細胞がどのようなコロ
ニー形成能を有しているかを調べるために、CD34+c
-kit-細胞を付着性プレート上で、FL+IL−6+I
L−7+CD34XLで刺激、培養して48時間目に培
養細胞を回収して、FITC標識抗CD34クラスIII
抗体及びPE標識抗c-kit抗体を用いて染色して、FA
CStarを用いて、図1のCで示したR3(CD34
+c-kitlow)及びR4(CD34+c-kithigh)の各細胞
の分画をソートし、その細胞のコロニー形成能をコロニ
ーフォーミングアッセイにて調べた。
【0061】この結果を、誘導前のCD34+c-kit-
胞のコロニー形成能及び同時にソートしたCD34+c-k
itlow細胞とCD34+c-kithigh細胞のそれぞれのコロ
ニー形成能の結果と共に、下記表3に示す。
【0062】
【表3】
【0063】表3より、CD34+c-kit-細胞を付着性
プレート上でFL+IL−6+IL−7+CD34XL
で刺激、培養後に誘導されたCD34+c-kitlow細胞及
びCD34+c-kithigh細胞は、誘導前のCD34+c-kit
-細胞に比べて、コロニー形成能が著しく増加し、最初
に単離したCD34+c-kitlow細胞及びCD34+c-kit
high細胞(前記表1参照)と同程度のコロニー形成能を
有することが明らかとなった。
【0064】最後に、CD34+c-kit-細胞からのc-kit
分子の発現誘導が付着性プレート以外の培養器において
も起こり得るものであるか否かを調べるために、CD3
+c-kit-細胞を付着性の少ない浮遊細胞培養用プレー
ト及び細胞の付着がほとんどないポリプロピレン製チュ
ーブにそれぞれ播種して、5%CO2、37℃下に24
時間培養を行なった。
【0065】その結果を図4に示す。
【0066】図において、AはCD34+c-kit-細胞を
α−MEM(10%FBS+10%HoS)のみに懸濁
させて浮遊細胞培養用プレートで培養した結果を、Bは
CD34+c-kit-細胞をFL(100ng/ml)を含
むα−MEM(10%FBS+10%HoS)に懸濁さ
せて浮遊細胞培養用プレートで培養した結果を、またC
はCD34+c-kit-細胞をα−MEM(10%FBS+
10%HoS)のみに懸濁させてプロピレン製チューブ
で培養した結果をそれぞれ示す。
【0067】図4によれば、図2のB(R2)及び図3
の(A)に比べて、付着性の低い培養器ほど、c-kit分
子の発現誘導が低下することが明らかとなった。特に、
プロピレン製チューブを用いた場合においては、全くc-
kit分子の誘導は認められなかった。また、このc-kit分
子の発現誘導の低下は、FLの添加によっても回復させ
ることはできなかった。
【0068】之等のことより、CD34+c-kit-細胞を
液体培養において、FL+IL−6+IL−7+CD3
4XLで刺激、培養してCD34+c-kitlow/high細胞を
得るためには、付着性の培養器が必須であることが示さ
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に従い、ヒト臍帯血よりCD34マル
チソートキットを用いた免疫ビーズ法による陽性選択
(positive selection)で得られたCD34+細胞分画
を、FITC標識抗CD34クラスIII抗体及びPE標
識抗c-kit抗体の二重染色、又はアイソタイプ適合コン
トロールであるFITC標識マウスIgG1及びPE標
識マウスIgG1の二重染色したパターンを、前方散乱
(FSC)及び側方散乱(SSC)のパターンと共に示
すグラフである。
【図2】実施例1に従い、FACStarでソーティン
グしたCD34+c-kit-細胞(R2)、CD34+c-kit
low細胞(R3)及びCD34+c-kithigh細胞(R4)
を培地のみに懸濁させ、付着性プレート上で24時間培
養した後、FITC標識抗CD34クラスIII抗体及び
PE標識抗c-kit抗体で染色し、FACScanを用いて培
養後の細胞におけるc-kit分子の発現状態を調べた結果
を、培養前(FACStarを用いてソーティング後)
の細胞のCD34とc-kitの発現パターンと合わせて示
すグラフである。
【図3】実施例1に従い、CD34+c-kit-細胞を、各
添加物の存在下に培養後、FITC標識抗CD34クラ
スIII抗体及びPE標識抗c-kit抗体を用いて染色し、F
ACScanを用いて培養後の細胞におけるc-kit分子
の発現状態を調べた結果を示すグラフである。
【図4】実施例1に従い、CD34+c-kit-細胞を、培
地のみ、或いはFL存在下で非付着性培養器中で24時
間培養後、FITC標識抗CD34クラスIII抗体及び
PE標識抗c-kit抗体で染色し、FACScanを用いて培
養後の細胞におけるc-kit分子の発現状態を調べた結果
を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造血幹細胞増殖因子の存在下に、表現型
    がCD34+及びc-kit-として特徴づけられるヒト造血
    幹細胞を、付着性培養器により液体培養することを特徴
    とする造血幹細胞の培養方法。
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