JPH10136675A - 回生制動装置の過熱保護装置 - Google Patents
回生制動装置の過熱保護装置Info
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- JPH10136675A JPH10136675A JP8303765A JP30376596A JPH10136675A JP H10136675 A JPH10136675 A JP H10136675A JP 8303765 A JP8303765 A JP 8303765A JP 30376596 A JP30376596 A JP 30376596A JP H10136675 A JPH10136675 A JP H10136675A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回生制動装置に接続された制動抵抗に流れる消
費電流により発生する消費電力より制動抵抗が延焼する
可能性があり、この制動抵抗の延焼を防ぐためには別途
温度検出器等の周辺装置を用意しなければなず、これら
の点を解決することにある。 【解決手段】直流電圧を放電させる制動抵抗と、直流電
圧が制動設定レベルを越えると制動信号を出力する設定
比較手段と、制動抵抗に直流電圧を印加するスイッチン
グ素子と、制動抵抗に流れる消費電流に比例した出力を
発生する電流検出手段と、消費電流の過負荷動作特性を
求め所定の期間を経過することにより、装置外部に警報
停止信号を出力し、且つ複数の過負荷動作パターンを持
つことにより制動抵抗の過熱保護を行う可変過負荷動作
推定手段と、過負荷動作パターンの中から制動抵抗の許
容熱容量特性に一番近い動作パターンを選択し設定する
容量選択設定手段とを具備したものである。
費電流により発生する消費電力より制動抵抗が延焼する
可能性があり、この制動抵抗の延焼を防ぐためには別途
温度検出器等の周辺装置を用意しなければなず、これら
の点を解決することにある。 【解決手段】直流電圧を放電させる制動抵抗と、直流電
圧が制動設定レベルを越えると制動信号を出力する設定
比較手段と、制動抵抗に直流電圧を印加するスイッチン
グ素子と、制動抵抗に流れる消費電流に比例した出力を
発生する電流検出手段と、消費電流の過負荷動作特性を
求め所定の期間を経過することにより、装置外部に警報
停止信号を出力し、且つ複数の過負荷動作パターンを持
つことにより制動抵抗の過熱保護を行う可変過負荷動作
推定手段と、過負荷動作パターンの中から制動抵抗の許
容熱容量特性に一番近い動作パターンを選択し設定する
容量選択設定手段とを具備したものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ装置の回
生制動装置に係わり、特に回生制動装置に接続される制
動抵抗の過熱保護に関するものである。
生制動装置に係わり、特に回生制動装置に接続される制
動抵抗の過熱保護に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術の一例を図４に示す。図４に
おいて、誘導電動機を駆動するインバータ装置の直流電
圧Ｖdcが一定の電圧より大きくなると、直流電圧Ｖdcを
放電させるために制動抵抗１が存在する。この直流電圧
Ｖdcを入力として設定比較器２では直流電圧Ｖdcと制動
設定レベルＶb を比較し、直流電圧Ｖdcが制動設定レベ
ルＶb を越えると制動信号Ｂr を出力する。また制動信
号Ｂr を入力としてスイッチング素子３では、このとき
スイッチング素子３内部でほぼ短絡に近い状態となり、
制動抵抗１に直流電圧Ｖdcを印加する。かようにして、
制動抵抗に直流電圧Ｖdcを放電させることにより、この
直流電圧Ｖdcは一定の電圧レベルより大きくならなくな
り、直流電圧Ｖdcの過電圧を抑えることができる。
おいて、誘導電動機を駆動するインバータ装置の直流電
圧Ｖdcが一定の電圧より大きくなると、直流電圧Ｖdcを
放電させるために制動抵抗１が存在する。この直流電圧
Ｖdcを入力として設定比較器２では直流電圧Ｖdcと制動
設定レベルＶb を比較し、直流電圧Ｖdcが制動設定レベ
ルＶb を越えると制動信号Ｂr を出力する。また制動信
号Ｂr を入力としてスイッチング素子３では、このとき
スイッチング素子３内部でほぼ短絡に近い状態となり、
制動抵抗１に直流電圧Ｖdcを印加する。かようにして、
制動抵抗に直流電圧Ｖdcを放電させることにより、この
直流電圧Ｖdcは一定の電圧レベルより大きくならなくな
り、直流電圧Ｖdcの過電圧を抑えることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、回生制動装置に接続された制動抵抗に
流れる消費電流により制動抵抗が発熱し制動抵抗が延焼
する可能性がある。このため制動抵抗の延焼を防ぐ行う
ためには、別途温度検出器等の周辺装置を用意しなけれ
ばならなかった。
技術においては、回生制動装置に接続された制動抵抗に
流れる消費電流により制動抵抗が発熱し制動抵抗が延焼
する可能性がある。このため制動抵抗の延焼を防ぐ行う
ためには、別途温度検出器等の周辺装置を用意しなけれ
ばならなかった。
【０００４】本発明は上述した点に鑑みて創案されたも
ので、その目的とするところは、これらの欠点を解決す
ることにあり、回生制動装置周辺に温度検出器を追加す
ることなく、制動抵抗に対する過熱保護を行うことがで
き、また回生制動装置自体の動作を停止することによ
り、マグネットコンダクタ等の周辺装置を用いることな
く、制動抵抗に対する過熱保護を行うことができる回生
制動装置の過熱保護装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、これらの欠点を解決す
ることにあり、回生制動装置周辺に温度検出器を追加す
ることなく、制動抵抗に対する過熱保護を行うことがで
き、また回生制動装置自体の動作を停止することによ
り、マグネットコンダクタ等の周辺装置を用いることな
く、制動抵抗に対する過熱保護を行うことができる回生
制動装置の過熱保護装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、誘導電動機を駆動するインバータ装
置の直流電圧を放電させる制動抵抗と、前記直流電圧が
前記制動抵抗に放電する制動設定レベルを越えると制動
信号を出力する設定比較手段と、該設定比較手段の出力
である前記制動信号を入力とし前記制動抵抗に直流電圧
を印加するスイッチング素子からなる回生制動装置にお
いて、前記制動抵抗に流れる消費電流に比例した出力を
発生する電流検出手段と、該電流検出手段の出力から前
記消費電流の過負荷動作特性を求め所定の期間を経過す
ることにより、前記スイッチング素子の過熱保護のため
に装置外部に警報停止信号を出力し且つ複数の過負荷動
作パターンを持つ可変過負荷動作推定手段と、前記複数
の過負荷動作パターンの中から前記制動抵抗の許容熱容
量特性に一番近い動作パターンを選択する容量選択設定
手段とを具備するものである。
するための手段は、誘導電動機を駆動するインバータ装
置の直流電圧を放電させる制動抵抗と、前記直流電圧が
前記制動抵抗に放電する制動設定レベルを越えると制動
信号を出力する設定比較手段と、該設定比較手段の出力
である前記制動信号を入力とし前記制動抵抗に直流電圧
を印加するスイッチング素子からなる回生制動装置にお
いて、前記制動抵抗に流れる消費電流に比例した出力を
発生する電流検出手段と、該電流検出手段の出力から前
記消費電流の過負荷動作特性を求め所定の期間を経過す
ることにより、前記スイッチング素子の過熱保護のため
に装置外部に警報停止信号を出力し且つ複数の過負荷動
作パターンを持つ可変過負荷動作推定手段と、前記複数
の過負荷動作パターンの中から前記制動抵抗の許容熱容
量特性に一番近い動作パターンを選択する容量選択設定
手段とを具備するものである。
【０００６】また、可変過負荷動作推定手段の出力であ
る前記警報停止信号と、前記設定比較手段の出力である
制動信号を入力とし、前記制動信号が存在する場合でも
前記スイッチング素子を動作させない様に、前記警報停
止信号によって行う信号遮断手段を具備したものであ
る。以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る前記警報停止信号と、前記設定比較手段の出力である
制動信号を入力とし、前記制動信号が存在する場合でも
前記スイッチング素子を動作させない様に、前記警報停
止信号によって行う信号遮断手段を具備したものであ
る。以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明の請求項１記載の一
実施例を示すブロック図、図２は図１の可変過負荷動作
推定器の特性図、図３は請求項２記載のブロック図であ
る。図１において、誘導電動機を駆動するインバータ装
置の直流電圧Ｖdcを放電させる制動抵抗１と、直流電圧
Ｖdcが制動抵抗１に放電する制動設定レベルＶb を越え
ると制動信号Ｂr を出力する設定比較器２と、制動信号
Ｂr を入力とし、制動抵抗１に該Ｖdcを印加するスイッ
チング素子３からなる回生制動装置において、
実施例を示すブロック図、図２は図１の可変過負荷動作
推定器の特性図、図３は請求項２記載のブロック図であ
る。図１において、誘導電動機を駆動するインバータ装
置の直流電圧Ｖdcを放電させる制動抵抗１と、直流電圧
Ｖdcが制動抵抗１に放電する制動設定レベルＶb を越え
ると制動信号Ｂr を出力する設定比較器２と、制動信号
Ｂr を入力とし、制動抵抗１に該Ｖdcを印加するスイッ
チング素子３からなる回生制動装置において、
【０００８】制動抵抗１に流れる消費電流ｉr に比例し
た出力ｉd を発生する電流検出器４と、出力ｉd から消
費電流ｉr の過負荷動作特性を求め、図２に示す所定の
期間ｔs を経過することにより、スイッチング素子３の
過熱保護のために装置外部に警報停止信号Ｓp を出力
し、且つ複数の過負荷動作パターンを持つ可変過負荷動
作推定器５と、複数の過負荷動作パターンの中から制動
抵抗１の許容熱容量特性に一番近い動作パターンを選択
し、可変過負荷動作推定器５に容量選択値Ｐs を出力す
る容量選択設定器６を具備することを特徴としている。
た出力ｉd を発生する電流検出器４と、出力ｉd から消
費電流ｉr の過負荷動作特性を求め、図２に示す所定の
期間ｔs を経過することにより、スイッチング素子３の
過熱保護のために装置外部に警報停止信号Ｓp を出力
し、且つ複数の過負荷動作パターンを持つ可変過負荷動
作推定器５と、複数の過負荷動作パターンの中から制動
抵抗１の許容熱容量特性に一番近い動作パターンを選択
し、可変過負荷動作推定器５に容量選択値Ｐs を出力す
る容量選択設定器６を具備することを特徴としている。
【０００９】図３において、警報停止信号Ｓp と設定比
較器２の出力である制動信号Ｂr を入力とし、制動抵抗
１の過熱保護が起きた場合、警報停止信号Ｓp により制
動信号Ｂr が存在する場合でも、スイッチング素子３を
動作させない様にする信号遮断器７を具備することを特
徴としている。
較器２の出力である制動信号Ｂr を入力とし、制動抵抗
１の過熱保護が起きた場合、警報停止信号Ｓp により制
動信号Ｂr が存在する場合でも、スイッチング素子３を
動作させない様にする信号遮断器７を具備することを特
徴としている。
【００１０】この回生制動装置に接続された制動抵抗１
には、断続負荷電力、周囲温度、最高過負荷電圧、及び
負荷電力と表面温度の関係などの条件により、制動抵抗
に対して許容熱容量特性を算出できる。また前記制動抵
抗１に流れる消費電流ｉr と前記ｉr が発生した時間か
ら、反時限な特性を持つ過負荷動作特性が求められる。
には、断続負荷電力、周囲温度、最高過負荷電圧、及び
負荷電力と表面温度の関係などの条件により、制動抵抗
に対して許容熱容量特性を算出できる。また前記制動抵
抗１に流れる消費電流ｉr と前記ｉr が発生した時間か
ら、反時限な特性を持つ過負荷動作特性が求められる。
【００１１】このとき、過負荷動作特性に対して複数の
過負荷動作パターンが存在し、複数の過負荷動作パター
ンから許容熱容量特性に近い過負荷動作パターン選択で
き、許容熱容量特性に近い過負荷動作パターンは、制動
抵抗１に対しての過熱保護が可能である。よって、前記
過負荷動作特性に対して複数の過負荷動作パターン持つ
ことにより、許容電力特性を図２に示す様に複数の過負
荷動作パターンから選択できれば、制動抵抗１の過熱保
護を行うことができる。
過負荷動作パターンが存在し、複数の過負荷動作パター
ンから許容熱容量特性に近い過負荷動作パターン選択で
き、許容熱容量特性に近い過負荷動作パターンは、制動
抵抗１に対しての過熱保護が可能である。よって、前記
過負荷動作特性に対して複数の過負荷動作パターン持つ
ことにより、許容電力特性を図２に示す様に複数の過負
荷動作パターンから選択できれば、制動抵抗１の過熱保
護を行うことができる。
【００１２】すなわち、以下に本発明の保護装置につい
て詳細に説明する。誘導電動機を駆動するインバータ装
置の直流電圧Ｖdcが一定の電圧より大きくなると、直流
電圧Ｖdcを放電させるために制動抵抗１が存在する。直
流電圧Ｖdcを入力として設定比較器２では直流電圧Ｖdc
と制動設定レベルＶb を比較し、直流電圧Ｖdcが制動設
定レベルＶb を越えると制動信号Ｂr を出力する。設定
比較手段の出力である制動信号を入力として、スイッチ
ング素子３では制動抵抗１に直流電圧Ｖdcを印加する。
て詳細に説明する。誘導電動機を駆動するインバータ装
置の直流電圧Ｖdcが一定の電圧より大きくなると、直流
電圧Ｖdcを放電させるために制動抵抗１が存在する。直
流電圧Ｖdcを入力として設定比較器２では直流電圧Ｖdc
と制動設定レベルＶb を比較し、直流電圧Ｖdcが制動設
定レベルＶb を越えると制動信号Ｂr を出力する。設定
比較手段の出力である制動信号を入力として、スイッチ
ング素子３では制動抵抗１に直流電圧Ｖdcを印加する。
【００１３】電流検出器４では制動抵抗１に流れる消費
電流に比例した出力ｉd を出力する。制動抵抗１に直流
電圧Ｖdcが印加されると、制動抵抗１に流れる消費電流
ｉrを入力として、電流検出器５は消費電流ｉr に比例
した出力ｉd を得る。容量選択設定器６では、前記制動
抵抗１の許容熱容量特性より、図２に示す複数の過負荷
動作パターンｎ（ｎ＝１，２，３・・・・）の中から、
例えば過負荷動作パターンが制動抵抗１の許容熱容量
特性に一番近い動作パターンであるなら、容量選択設定
器６を「２」に選択し、容量設定値Ｐs には「２」（Ｐ
s ＝１，２，３・・・・ｎ）が設定される。また可変過
負荷動作推定器５では、図２の様な複数の過負荷動作パ
ターンを存在し、前記容量設定値Ｐs ＝２が入力された
場合、過負荷動作パターンが選択される。
電流に比例した出力ｉd を出力する。制動抵抗１に直流
電圧Ｖdcが印加されると、制動抵抗１に流れる消費電流
ｉrを入力として、電流検出器５は消費電流ｉr に比例
した出力ｉd を得る。容量選択設定器６では、前記制動
抵抗１の許容熱容量特性より、図２に示す複数の過負荷
動作パターンｎ（ｎ＝１，２，３・・・・）の中から、
例えば過負荷動作パターンが制動抵抗１の許容熱容量
特性に一番近い動作パターンであるなら、容量選択設定
器６を「２」に選択し、容量設定値Ｐs には「２」（Ｐ
s ＝１，２，３・・・・ｎ）が設定される。また可変過
負荷動作推定器５では、図２の様な複数の過負荷動作パ
ターンを存在し、前記容量設定値Ｐs ＝２が入力された
場合、過負荷動作パターンが選択される。
【００１４】このとき、電流検出器４の出力ｉd と過負
荷動作パターンより、ある一定電流ａが所定の期間ｔ
s を経過すると、該回生制動装置の外部に警報停止信号
Ｓpを出力する。また図２に示すｂは過負荷開始電流値
である。さらに、制動抵抗１の許容熱容量特性が他の値
でも同様にして、容量選択設定器６から選択することに
より、ある一定電流ａが所定の期間ｔs を経過すると、
回生制動装置の外部に警報停止信号Ｓp を出力する。
荷動作パターンより、ある一定電流ａが所定の期間ｔ
s を経過すると、該回生制動装置の外部に警報停止信号
Ｓpを出力する。また図２に示すｂは過負荷開始電流値
である。さらに、制動抵抗１の許容熱容量特性が他の値
でも同様にして、容量選択設定器６から選択することに
より、ある一定電流ａが所定の期間ｔs を経過すると、
回生制動装置の外部に警報停止信号Ｓp を出力する。
【００１５】以上の様に本発明の請求項１の実施の形態
は、従来の技術に可変過負荷動作推定器５設け、且つ前
記容量選択設定器６を追加することにより、図２に示す
複数の過負荷動作パターンの中から、制動抵抗１の許容
熱容量特性に一番近い動作パターンを選択し、容量選択
設定器６は容量設定値Ｐs が可変過負荷動作推定器５に
出力される。さらに可変過負荷動作推定器５では、ある
一定電流ａが所定の期間ｔs を経過すると、容量設定値
Ｐs に応じた過負荷動作パターンから回生制動装置の外
部に警報停止信号Ｓp を出力し、回生制動装置周辺に温
度検出器を追加することなく、制動抵抗１に対する過熱
保護を行うことができる。
は、従来の技術に可変過負荷動作推定器５設け、且つ前
記容量選択設定器６を追加することにより、図２に示す
複数の過負荷動作パターンの中から、制動抵抗１の許容
熱容量特性に一番近い動作パターンを選択し、容量選択
設定器６は容量設定値Ｐs が可変過負荷動作推定器５に
出力される。さらに可変過負荷動作推定器５では、ある
一定電流ａが所定の期間ｔs を経過すると、容量設定値
Ｐs に応じた過負荷動作パターンから回生制動装置の外
部に警報停止信号Ｓp を出力し、回生制動装置周辺に温
度検出器を追加することなく、制動抵抗１に対する過熱
保護を行うことができる。
【００１６】さらに、図３において、設定比較器２の出
力である制動信号Ｂr と過負荷動作推定器８の出力であ
る警報停止信号Ｓp を入力とする信号遮断器７は、警報
停止信号Ｓp がない場合、信号遮断器７の内部のスイッ
チがオンとなり、制動信号Ｂr がスイッチング素子３に
出力される。しかし、警報停止信号Ｓp が存在する場合
では、信号遮断器７の内部のスイッチはオフとなり、制
動信号Ｂr はスイッチング素子３に出力されなくなる。
従って、過負荷動作推定器８の出力である警報停止信号
Ｓp が存在する場合では、スイッチング素子３は動作し
なくなるので、回生制動装置自体の保護がマグネットコ
ンダクタ等の周辺装置を用いることなく行うことができ
る。
力である制動信号Ｂr と過負荷動作推定器８の出力であ
る警報停止信号Ｓp を入力とする信号遮断器７は、警報
停止信号Ｓp がない場合、信号遮断器７の内部のスイッ
チがオンとなり、制動信号Ｂr がスイッチング素子３に
出力される。しかし、警報停止信号Ｓp が存在する場合
では、信号遮断器７の内部のスイッチはオフとなり、制
動信号Ｂr はスイッチング素子３に出力されなくなる。
従って、過負荷動作推定器８の出力である警報停止信号
Ｓp が存在する場合では、スイッチング素子３は動作し
なくなるので、回生制動装置自体の保護がマグネットコ
ンダクタ等の周辺装置を用いることなく行うことができ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
動抵抗の許容熱容量特性に一番近い過負荷動作パターン
を設定する容量選択設定器と、容量選択設定器の出力で
ある容量設定値を入力とし、複数の過負荷動作パターン
を持つ可変過負荷動作推定器及び、警報停止信号と制動
信号を入力とする信号遮断器を設けることにより、回生
制動装置周辺に温度検出器等の周辺装置を追加すること
なく、制動抵抗に対する過熱保護を行うことが可能であ
る。
動抵抗の許容熱容量特性に一番近い過負荷動作パターン
を設定する容量選択設定器と、容量選択設定器の出力で
ある容量設定値を入力とし、複数の過負荷動作パターン
を持つ可変過負荷動作推定器及び、警報停止信号と制動
信号を入力とする信号遮断器を設けることにより、回生
制動装置周辺に温度検出器等の周辺装置を追加すること
なく、制動抵抗に対する過熱保護を行うことが可能であ
る。
【図１】本発明よる回生制動装置の請求項１記載の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
【図２】図１の可変過負荷動作推定器の特性図である。
【図３】本発明よる請求項２記載のブロック図である。
【図４】従来の技術の内容を示すブロック図である。
１ 制動抵抗 ２ 設定比較器 ３ スイッチング素子 ４ 電流検出器 ５ 可変過負荷動作推定器 ６ 容量選択設定器 ７ 信号遮断器 Ｖdc 直流電圧 Ｖb 制動設定レベル Ｂr 制動信号 ｉr 制動抵抗に流れる消費電流 ｉd 電流検出器の出力 Ｓp 警報停止信号 Ｐs 容量選択値 ａ ある一定電流値 ｂ 過負荷開始電流値 ｔs 一定電流ａが流れ続ける所定の期間
Claims (2)
- 【請求項１】 誘導電動機を駆動するインバータ装置の
直流電圧を放電させる制動抵抗と、前記直流電圧が前記
制動抵抗に放電する制動設定レベルを越えると制動信号
を出力する設定比較手段と、該設定比較手段の出力であ
る前記制動信号を入力とし前記制動抵抗に直流電圧を印
加するスイッチング素子からなる回生制動装置におい
て、前記制動抵抗に流れる消費電流に比例した出力を発
生する電流検出手段と、該電流検出手段の出力から前記
消費電流の過負荷動作特性を求め所定の期間を経過する
ことにより、前記スイッチング素子の過熱保護のために
装置外部に警報停止信号を出力し且つ複数の過負荷動作
パターンを持つ可変過負荷動作推定手段と、前記複数の
過負荷動作パターンの中から前記制動抵抗の許容熱容量
特性に一番近い動作パターンを選択する容量選択設定手
段とを具備することを特徴とする回生制動装置の過熱保
護装置。 - 【請求項２】 前記可変過負荷動作推定手段の出力であ
る前記警報停止信号と、前記設定比較手段の出力である
制動信号を入力とし、前記制動信号が存在する場合でも
前記スイッチング素子を動作させない様に、前記警報停
止信号によって行う信号遮断手段を具備する請求項１記
載の回生制動装置の過熱保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30376596A JP3623328B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 回生制動装置の過熱保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30376596A JP3623328B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 回生制動装置の過熱保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10136675A true JPH10136675A (ja) | 1998-05-22 |
| JP3623328B2 JP3623328B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=17925018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30376596A Expired - Fee Related JP3623328B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 回生制動装置の過熱保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3623328B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1304209A1 (en) * | 2001-10-19 | 2003-04-23 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | An injection molding machine having a dynamic brake apparatus provided for an electric driving machine and a method for protecting the injection molding machine |
| JP2013027114A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 船舶用ドライブ装置及び当該装置用制動抵抗器の保護方法 |
| CN103241603A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-08-14 | 广州日滨科技发展有限公司 | 保护制动电阻过热的方法及系统 |
| WO2013175597A1 (ja) * | 2012-05-23 | 2013-11-28 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置 |
| US20190154250A1 (en) * | 2017-11-22 | 2019-05-23 | Asia Vita Components Co., Ltd. | Fan structure |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180089681A (ko) | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 엘에스산전 주식회사 | 인버터 제어장치 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP30376596A patent/JP3623328B2/ja not_active Expired - Fee Related
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