JPH10136152A - イメージセンサチップおよびそれを用いたラインイメージセンサ - Google Patents

イメージセンサチップおよびそれを用いたラインイメージセンサ

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JPH10136152A
JPH10136152A JP8282299A JP28229996A JPH10136152A JP H10136152 A JPH10136152 A JP H10136152A JP 8282299 A JP8282299 A JP 8282299A JP 28229996 A JP28229996 A JP 28229996A JP H10136152 A JPH10136152 A JP H10136152A
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JP8282299A
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Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取速度を良好に向上させることができるイ
メージセンサチップ、およびそれを用いたラインイメー
ジセンサを提供する。 【解決手段】 受光量に応じた電気信号を出力可能な複
数のホトトランジスタPT1 〜PT128 と、複数のホト
トランジスタPT1 〜PT128 から相互にタイミングを
ずらせてパラレルに電気信号を出力させる読出回路を構
成するシフトレジスタ1a〜1h、第1のDフリップフ
ロップ回路2a〜2g、および第3のDフリップフロッ
プ回路4a〜4gと、読出回路により読み出された電気
信号の所定部分を取り出してシリアルに出力させる出力
回路を構成する第2のDフリップフロップ回路3a〜3
gおよび第3の電界効果トランジスタFET211 〜FE
21 8 とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、原稿の画像を読
み取るためのイメージセンサチップ、およびそれを用い
たラインイメージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイメージセンサチップとして、ホ
トトランジスタあるいはホトダイオードなどの複数の受
光素子に読取画像に応じた電荷を蓄積させ、これらの受
光素子に各々接続されたMOS−FETなどのスイッチ
手段をシフトレジスタなどを用いて順次オンさせること
により、受光素子からの出力をシリアルに読み出し、そ
の信号を増幅してイメージセンサチップの外部に出力す
る構成のものが存在する。
【0003】しかしながら、このような従来のイメージ
センサチップでは、受光素子からの出力を読み出すのに
時間がかかり、読取速度が遅いという問題があった。す
なわち、複数の受光素子からシリアルに出力を読み出す
ので、読取速度を十分に高速化できなかった。
【0004】しかも、最近のラインイメージセンサは、
1ラインの画素数を多くすることにより読取精度の向上
を図っているので、多数のイメージセンサチップを設け
る必要があり、これらイメージセンサチップからの読取
画像信号がシリアルに出力されることから、1ラインの
読み取りに多くの時間を要していた。
【0005】特に近年、イメージセンサのカラー化が急
速に進んでいるが、カラーの場合には一般に高い読取精
度を要求され、しかもモノクロのイメージセンサチップ
でカラー画像を読み取るには、赤、緑、青の各色の光で
それぞれ読み取りを行う必要があり、モノクロ画像の3
倍の読取時間を要するので、従来のイメージセンサチッ
プを用いた場合、読取速度の遅さが一層大きな問題とな
る。
【0006】たとえば、読取精度が300dpiの場
合、A4サイズの原稿で2560ドット×3480ライ
ンになるが、1ラインについて、1色の光源の点灯時間
を2msec、受光素子からの読取画像信号の読出時間
を1色毎に5.21msecとすると、1ラインの読取
時間が21msec以上、A4サイズの原稿1ページの
読取時間は75sec以上にもなってしまう。
【0007】さらに、最近では使用者がイメージセンサ
を手で持って原稿の上を走査させる、いわゆるハンディ
ータイプのイメージセンサも普及しつつあるが、このよ
うなハンディータイプのイメージセンサの場合、読取速
度が遅すぎると正確な走査が困難になり、使い勝手が悪
くなる。
【0008】
【発明の開示】本願発明は、上記した事情のもとで考え
出されたものであって、読取速度を良好に向上させるこ
とができるイメージセンサチップ、およびそれを用いた
ラインイメージセンサを提供することを、その課題とす
る。
【0009】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】本願発明の第1の側面によれば、受光量に
応じた電気信号を出力可能な複数の受光素子と、複数の
受光素子から相互にタイミングをずらせてパラレルに電
気信号を出力させる読出回路と、読出回路により読み出
された電気信号の所定部分を取り出してシリアルに出力
させる出力回路とを備えたことを特徴とする、イメージ
センサチップが提供される。
【0011】このようにすれば、読出回路により複数の
受光素子から相互にタイミングをずらせてパラレルに電
気信号を出力させ、出力回路により読出回路によって読
み出された電気信号の所定部分を取り出してシリアルに
出力させるので、読取速度を良好に向上させることがで
きる。しかも、イメージセンサチップから読取画像信号
がシリアルに出力されるので、イメージセンサチップ外
部の配線パターンや回路などが複雑になることもない。
【0012】すなわち、受光素子からの出力は1周期に
わたって全てが必要なものではなく、1周期のうちのピ
ーク近傍の所定部分だけを取り出せば受光量に対応して
いるので、所定数の受光素子からタイミングをずらせて
出力をパラレルに読み出し、それらの出力のうちの所定
部分だけを取り出してシリアルに出力することにより、
原稿画像に応じたアナログの読取画像信号をシリアルに
かつ高速に出力できるのである。
【0013】受光素子としては、ホトダイオードやホト
トランジスタを用いることができるが、これに限るもの
ではない。
【0014】読出回路によりパラレルに読み出す受光素
子の数は任意であるが、その数が多いほど読取速度を高
速化でき、またその数が少ないほど読出回路の構成を簡
単にできる。
【0015】好ましい実施の形態によれば、読出回路
は、各受光素子の負荷として抵抗器および/またはキャ
パシタを備え、これら抵抗器および/またはキャパシタ
の両端の電圧を出力とする。
【0016】特に、抵抗器とキャパシタとの並列回路を
各受光素子の負荷とすれば、所望の出力特性を容易に得
られる。
【0017】他の好ましい実施の形態によれば、出力回
路は、増幅回路を備え、読出回路により読み出された電
気信号の所定部分を取り出してシリアルのアナログ信号
を得た後に、そのアナログ信号を増幅回路により増幅す
る。
【0018】このようにすれば、読出回路によりパラレ
ルに読み出された出力を個々に増幅する場合と比較し
て、増幅回路が1個で足り、回路構成を簡単にできる。
【0019】本願発明の第2の側面によれば、請求項1
に記載のイメージセンサチップを、全ての受光素子が等
間隔にかつ1列になるように、基板上に複数個搭載した
ことを特徴とする、ラインイメージセンサが提供され
る。
【0020】このようにすれば、読取速度を良好に向上
させることができる。この効果は、イメージセンサチッ
プの設置数が多いほど、すなわち1ラインの受光素子の
数が多いほど顕著に現れるので、精密読取が可能なライ
ンイメージセンサにとって極めて有効である。また、カ
ラーラインイメージセンサやハンディータイプのライン
イメージセンサにとっても、その効果は特に顕著であ
る。
【0021】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】図1は、本願発明に係るラインイメージセ
ンサの一例としての密着型イメージセンサの構成部品を
分解した状態で示す斜視図、図2は平面図、図3は図2
のIII −III 線断面図、図4は図2のIV−IV線断面図、
図5は図2のV−V線断面図である。
【0024】この密着型イメージセンサ20は、略矩形
状の断面形状と、所定の長手寸法を有するケース21を
有しており、このケース21は、樹脂成形によって作製
することができる。このケース21は、図3に良く表れ
ているように、上下に貫通する内部空間をもち、上部開
口を封鎖するようにしてガラスカバー22が取付けられ
ているとともに、下部開口を封鎖するようにして、ヘッ
ド基板23が取付けられている。このヘッド基板23の
上面における幅方向一側寄りには、複数個のイメージセ
ンサチップ24が取付けられており、幅方向他側寄りに
は、照明光源としての複数個のLEDチップ25が取付
けられている。そして、このケース21の内部空間に
は、上記LEDチップ25からの光を効率的に上記ガラ
スカバー22上の原稿Dに照射するための透明樹脂製の
導光部材26と、原稿面からの反射光を正立等倍に上記
イメージセンサチップ24に集束させるためのロッドレ
ンズアレイ27が設けられている。
【0025】上記ロッドレンズアレイ27は、ケース2
1内に形成した溝状ホルダ部28に上方から挿入するよ
うにして保持されている。溝状ホルダ部28は、ロッド
レンズアレイ27の平面形態と対応した凹陥溝29を有
しており、その底部には、ロッドレンズアレイ27を透
過した光を通過させてその下方に配置される複数のイメ
ージセンサチップ24上に至らせるためのスリット30
が形成されている。
【0026】図3に表れているように、この溝状ホルダ
部28の長手方向中間部における内壁には、上記ロッド
レンズアレイ27の上面の一側縁に係合して、このロッ
ドレンズアレイ27の浮きを防止するための突起31
が、2箇所に形成されている。この突起31は、図3に
その断面が表れているように、上記溝状ホルダ部28へ
のロッドレンズアレイ27の挿入操作を阻害することが
ないように、適度な突出高さをもち、先端上方寄りには
テーパ面31aが形成されている。
【0027】上記導光部材26は、上記ロッドレンズア
レイ27の光軸の延長上に存在する読み取りラインLか
ら側方に変位した位置において上記ヘッド基板23に取
付けられたLEDチップ25から発する光を、プリズム
効果によって効率的に上記読み取りラインLないしはそ
の近傍領域に導くための部材である。この導光部材26
は、上記LEDチップ25の配置と対応して開口する透
光窓32が形成された底壁33と、ケース21の一側内
壁21aと、上記溝状ホルダ部28の外壁28aとで囲
まれた空間に嵌め込むようにして取付けられる。
【0028】図1に表れているように、上記導光部材2
6の長手方向中間部の一側面には、係合突起34が2箇
所に形成されており、これに対応して、上記ケース21
の一側内壁21aには、上記係合突起34が係合可能な
係合凹部35が形成されている。そして、この導光部材
26の両端部には、図1および図5に表れているよう
に、上記ケースの一側内壁21aと上記溝状ホルダ部2
8の外壁28aとの間に嵌合しうる所定の上下寸法を有
する嵌合ブロック36が一体に形成されており、この嵌
合ブロック36から、上記ロッドレンズアレイ27の両
端部上面を押圧するための押圧片37が一体延出形成さ
れている。また、上記嵌合ブロック36の背面には、こ
の嵌合ブロック36を一定の摩擦力をもって上記ケース
内壁21aと上記ホルダ部外壁28aとの間に嵌合保持
させるための突起38およびリブ39が形成されてい
る。
【0029】上記構成の密着型イメージセンサ20は、
次のようにして組み立てることができる。まず、ケース
21の溝状ホルダ部28にロッドレンズアレイ27を上
から嵌め込む。このとき、溝状ホルダ部28の内壁に形
成した係合突起31がロッドレンズアレイ27の上面一
縁に係合して、このロッドレンズアレイ27の浮きを防
止する。
【0030】次に、上記導光部材26を、上記ケース内
壁21aとホルダ部外壁28aとで囲まれた空間に上か
ら嵌め込む。導光部材26は、その中間部の一側面の係
合突起34がケース側の係合凹部35に係合すること
と、上記嵌合ブロック36が上記空間にぴったりと嵌ま
り込むことにより、浮きが生じるといったことなく、定
位置に保持される。そうして、この導光部材26の両端
の嵌合ブロック36に形成した押圧片37が上記のロッ
ドレンズアレイ27の両端部上面を押圧する。これによ
り、ロッドレンズアレイ27は、その長手方向中間部が
上記係合突起31によって押さえられ、長手方向両端部
が上記導光部材26の押圧片37によって押さえられる
ことにより、安定的かつ確実に定位置に保持される。
【0031】上記ガラスカバー22は、上記ケース21
の上面開口に嵌め込むようにして、たとえば接着によっ
て固定される。上記ヘッド基板23は、上記ケース21
の下面開口に嵌め込むようにして、止め金具40によっ
て固定される。この止め金具40は、図4に表れている
ように、バネ板部材を断面略M形に折曲形成したもので
あって、その脚部40aに形成した係合穴41が、ケー
ス21の両側面に形成した係合突起42に係合する。
【0032】上記イメージセンサチップ24は、全ての
受光素子が等間隔でかつ1列に並ぶように、ヘッド基板
23上に20個搭載されている。
【0033】図6は、上記イメージセンサチップ24の
回路ブロック図であって、このイメージセンサチップ2
4には、8個のシフトレジスタ1a〜1h、7個の第1
のDフリップフロップ回路2a〜2g、7個の第2のD
フリップフロップ回路3a〜3g、7個の第3のDフリ
ップフロップ回路4a〜4g、カウンタ回路5、チップ
セレクト回路6、論理積回路7、演算増幅器9、128
個のホトトランジスタPT1 〜PT128 、128個の第
1の電界効果トランジスタFET1 〜FET12 8 、8個
の第2の電界効果トランジスタFET201 〜FE
208 、8個の第3の電界効果トランジスタFET211
〜FET218 、第4の電界効果トランジスタFE
221 、11個の抵抗器R1 〜R11、9個のキャパシタ
1 〜C9 、および5個のパッドSI,CLK,SO,
AO1,GND,AO2,VDDが形成されている。8
個のシフトレジスタ1a〜1hはそれぞれ16ビットの
シフトレジスタであり、128個の第1の電界効果トラ
ンジスタFET1 〜FET128 、8個の第2の電界効果
トランジスタFET201 〜FET208 、8個の第3の電
界効果トランジスタFET211 〜FET218 、および第
4の電界効果トランジスタFET 221 はそれぞれMOS
型の電界効果トランジスタである。パッドSIには、シ
リアルイン信号が入力される。パッドCLKには、クロ
ック信号が入力される。パッドSOからは、シリアルア
ウト信号が出力される。パッドAO1からは、増幅して
いない読取画像信号がシリアルに出力される。パッドG
NDは、グランドラインに接続される。パッドAO2か
らは、増幅された読取画像信号がシリアルに出力され
る。パッドVDDには、たとえば5ボルトの電源電圧が
供給される。
【0034】ホトトランジスタPT1 〜PT128 は、受
光量に応じた電気信号を出力可能な受光素子を構成して
いる。シフトレジスタ1a〜1h、第1のDフリップフ
ロップ回路2a〜2g、第3のDフリップフロップ回路
4a〜4g、カウンタ回路5、および論理積回路7など
は、複数の受光素子から相互にタイミングをずらせてパ
ラレルに電気信号を出力させる読出回路を構成してい
る。第2のDフリップフロップ回路3a〜3g、第3の
電界効果トランジスタFET211 〜FET218 、および
演算増幅器9などは、読出回路により読み出された電気
信号の所定部分を取り出してシリアルに出力させる出力
回路を構成している。
【0035】図7は、イメージセンサチップ24の回路
における各部信号波形図であって、(1)〜(40)は
それぞれ図6において(1)〜(40)で示した部位の
電圧波形を表している。
【0036】次にイメージセンサチップ24の動作を説
明する。パッドCLKに入力されたたとえば4MHzの
クロック信号は、カウンタ回路5、第1のDフリップフ
ロップ回路2a〜2g、および第3のDフリップフロッ
プ回路4a〜4gの各クロック信号入力端に供給される
とともに、抵抗器R9 とキャパシタC9 とからなる遅延
回路を介して第2のDフリップフロップ回路3a〜3g
の各クロック信号入力端に供給される。カウンタ回路5
は、分周回路として動作するものであって、クロック信
号を2分周して出力端Aに出力し、クロック信号を4分
周して出力端Bに出力し、クロック信号を8分周して出
力端Cに出力する。クロック信号を8分周した出力端C
からの出力は、シフトレジスタ1aのクロック信号入力
端に500KHzのクロック信号として供給されるとと
もに、アナログスイッチとしての第2の電界効果トラン
ジスタFET201 のゲートに供給され、初段の第1のD
フリップフロップ回路2aに供給され、さらに論理積回
路7の反転入力端に供給される。
【0037】初段の第1のDフリップフロップ回路2a
に供給された500KHzのクロック信号は、第1のD
フリップフロップ回路2a〜2gにより4MHzのクロ
ック信号の1周期分だけ順次遅延されて、シフトレジス
タ1b〜1hの各クロック信号入力端に500KHzの
クロック信号として供給されるとともに、アナログスイ
ッチとしての第2の電界効果トランジスタFET202
FET208 のゲートに供給される。
【0038】カウンタ回路5の出力端Aから出力される
2MHzのクロック信号と、カウンタ回路5の出力端B
から出力される1MHzのクロック信号とは、論理積回
路7の入力端に供給され、論理積回路7からは、周期が
500KHzで、かつオン期間が4MHzのクロック信
号の1周期分であるタイミング信号が出力される。この
タイミング信号は、初段の第2のDフリップフロップ回
路3aに供給されるとともに、アナログスイッチとして
の第3の電界効果トランジスタFET211 のゲートに供
給される。初段の第2のDフリップフロップ回路3aに
供給されたタイミング信号は、第2のDフリップフロッ
プ回路3a〜3gにより4MHzのクロック信号の1周
期分だけ順次遅延されて、第3の電界効果トランジスタ
FET21 2 〜FET218 のゲートに供給される。
【0039】パッドSIに入力されたシリアルイン信号
は、シフトレジスタ1aの初段のビットに入力されると
ともに、チップセレクト回路6のセット信号入力端に供
給され、カウンタ回路5のクリア信号入力端に供給さ
れ、さらに初段の第3のDフリップフロップ回路4aに
入力される。初段の第3のDフリップフロップ回路4a
に入力されたシリアルイン信号は、第3のDフリップフ
ロップ回路4a〜4gにより4MHzのクロック信号の
1周期分だけ順次遅延されて、シフトレジスタ1b〜1
hの初段のビットに供給される。また、シフトレジスタ
1hの最終段のビットから出力されたシリアルイン信号
は、チップセレクト回路6のクリア信号入力端に供給さ
れる。
【0040】したがって、シリアルイン信号がパッドS
Iに入力されると、カウンタ回路5がクリアされ、4M
Hzのクロック信号の立下がりのタイミングでカウンタ
回路5が新たに動作を開始する。さらに、シリアルイン
信号はシフトレジスタ1aの初段のビットに供給され、
カウンタ回路5の出力端Cからの500KHzのクロッ
ク信号の立下がりのタイミングでシフトレジスタ1aの
初段のビットの出力がハイレベルになり、第1の電界効
果トランジスタFET1 がオンして、ホトトランジスタ
PT1 のエミッタと第2の電界効果トランジスタFET
201 および第3の電界効果トランジスタFET211 のド
レインとが導通状態になる。ここで、第2の電界効果ト
ランジスタFET201 のゲートにはカウンタ回路5の出
力端Cからの500KHzのクロック信号が供給されて
いるので、第2の電界効果トランジスタFET201 のゲ
ートはローレベルであり、第2の電界効果トランジスタ
FET201 はオフしている。したがって、受光量に応じ
てホトトランジスタPT1に蓄積された電荷が抵抗器R
1 とキャパシタC1 との並列回路からなる負荷に流れ、
それに応じた電圧が第3の電界効果トランジスタFET
211 のドレインに印加される。そして、第3の電界効果
トランジスタFET211 のゲートには、論理積回路7の
出力端からのタイミング信号が印加されているので、5
00KHzのクロック信号のローレベルの期間の最後の
1/4の期間だけタイミング信号がハイレベルになって
第3の電界効果トランジスタFET211 がオンし、ホト
トランジスタPT1 からの読出画像信号が第4の電界効
果トランジスタFET221 のドレインに印加される。こ
こで、第4の電界効果トランジスタFET221 のゲート
には、チップセレクト回路6の出力が印加されており、
チップセレクト回路6は、パッドSIに入力されたシリ
アルイン信号の立下がりのタイミングで出力がハイレベ
ルになり、シフトレジスタ1hの最終段のビットから出
力されるシリアルイン信号の立上がりのタイミングで出
力がローレベルになるので、第4の電界効果トランジス
タFET221 はオンしており、ホトトランジスタPT1
からの読出画像信号は、パッドAO1に出力されるとと
もに、第4の電界効果トランジスタFET221 を介して
演算増幅器29の非反転入力端に入力される。演算増幅
器29の非反転入力端に入力された読出画像信号は、抵
抗器R10,R11の抵抗値によって決定される増幅度で増
幅され、パッドAO2に出力される。なお、第2の電界
効果トランジスタFET201 がオンすることにより、ホ
トトランジスタPT1に蓄積されている電荷は完全に放
電する。
【0041】また、シフトレジスタ1b〜1hの各クロ
ック信号入力端および第2の電界効果トランジスタFE
202 〜FET208 のゲートに入力される500KHz
のクロック信号は、第1のDフリップフロップ回路2a
〜2gにより4MHzのクロック信号の1周期分だけ順
次遅延され、また第3の電界効果トランジスタFET
212 〜FET218 のゲートに入力されるタイミング信号
は、第2のDフリップフロップ回路3a〜3gにより4
MHzのクロック信号の1周期分だけ順次遅延され、ま
たシフトレジスタ1b〜1hに入力されるシリアルイン
信号は、第3のDフリップフロップ回路4a〜4gによ
り4MHzのクロック信号の1周期分だけ順次遅延され
るので、上記と同様の動作により、ホトトランジスタP
2 〜PT 8 に蓄積された電荷が第3の電界効果トラン
ジスタFET212 〜FET218 および第4の電界効果ト
ランジスタFET221 を介して4MHzのクロック信号
の1周期分だけ順次遅延されて演算増幅器9の非反転入
力端に入力され、演算増幅器9により増幅されてパッド
AO2に出力される。
【0042】すなわち、ホトトランジスタPT1 〜PT
8 に蓄積された電荷は、第1の電界効果トランジスタF
ET1 〜FET8 により4MHzのクロック信号の1周
期分だけ順次遅延されたタイミングで各々4MHzのク
ロック信号の4周期分の期間にわたって抵抗器R1 とキ
ャパシタC1 とからなる負荷に印加され、それらの負荷
の両端電圧のピーク近傍部分が第3の電界効果トランジ
スタFET212 〜FET218 により4MHzのクロック
信号の1周期分だけ順次遅延されたタイミングで各々4
MHzのクロック信号の1周期分の期間にわたって取り
出され、演算増幅器9により増幅されて、パッドAO2
にアナログの読取画像信号としてシリアルに出力され
る。
【0043】なお、第2のDフリップフロップ回路3a
〜3gの各クロック信号入力端に供給される4MHzの
クロック信号は、抵抗器R9 とキャパシタC9 とからな
る遅延回路により極僅かの時間遅延されており、第3の
電界効果トランジスタFET 212 〜FET218 のオンの
タイミングがその分だけ遅れることになるが、これは配
線パターンの設計などの各種の要因によるタイミングの
ずれを微調整するためであって、抵抗器R9 とキャパシ
タC9 とからなる遅延回路を設けなくてもよい場合もあ
る。
【0044】以上の動作は、4MHzのクロック信号の
8周期分の期間で完了し、以下同様に、4MHzのクロ
ック信号の8周期分の期間毎に8個のホトトランジスタ
に蓄積された電荷に基づく読取画像信号がパッドA02
に出力される。すなわち、上記動作が16回繰り返され
ることにより、128個のホトトランジスタPT1 〜P
128 に蓄積された電荷に基づく読取画像信号がパッド
A02に出力されることになる。そして、500KHz
のクロック信号に同期してシフトレジスタ1aの初段の
ビットから順次後段のビットへとシフトされたシリアル
イン信号は、500KHzのクロック信号の16周期分
すなわち4MHzのクロック信号の128周期分の期間
が経過した時点で、パッドSOに出力され、次段のイメ
ージセンサチップ24のパッドSIにシリアルイン信号
として供給される。これにより、次段のイメージセンサ
チップ24において、上記と同様の動作が実行される。
【0045】このようにして、20個のイメージセンサ
チップ24が順次作動し、合計2560個のホトトラン
ジスタに蓄積された電荷に基づく読取画像信号がシリア
ルに出力され、1ライン分の読み取りが完了する。
【0046】このように、8個のホトトランジスタに蓄
積された電荷に基づく負荷の電圧を順次タイミングをず
らせてパラレルに読み出し、それらのピーク部付近を順
次タイミングをずらせて取り出して、読取画像信号とし
てシリアルに出力するので、読取速度を良好に高速化で
きる。
【0047】たとえば、読取精度が300dpiの場
合、A4サイズの原稿で2560ドット×3480ライ
ンになるが、1ラインについて、1色の光源の点灯時間
を2msec、ホトトランジスタからの読取画像信号の
読出時間を1色毎に0.65msecとすると、1ライ
ンの読取時間が7.95msec、A4サイズの原稿1
ページの読取時間は28sec程度になる。すなわち、
ホトトランジスタからの読取画像信号の読出時間を1色
毎に従来の5.21msecの1/8の0.65mse
cにできるので、A4サイズの原稿1ページの読取時間
を75sec程度から28sec程度に短縮できるので
ある。もちろん、シフトレジスタ1a〜1hなどの設置
数を増加させてパラレルに読み出すホトトランジスタの
数を増やせば、さらに読取速度を高速にできる。また、
このような読出時間の短縮のための工夫と、光源の光量
を増加させることによる光源の点灯時間の短縮化とを組
み合わせることにより、読取速度を飛躍的に高速化でき
る。
【0048】なお上記実施形態では、128ドットのイ
メージセンサチップ24を20個設け、8個のホトトラ
ンジスタの蓄積電荷をパラレルに読み出すようにした
が、本願発明はもちろんこれらの数字に限定されるもの
ではない。
【0049】また、ラインイメージセンサの具体的な構
成も、もちろん上記実施形態のように限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る密着型イメージセ
ンサの部品を分解して示す斜視図。
【図2】上記密着型イメージセンサの部分平面図。
【図3】図1のIII −III 線断面図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】図1のV−V線断面図。
【図6】本願発明の一実施形態に係るイメージセンサチ
ップの回路ブロック図。
【図7】上記イメージセンサチップの回路における各部
信号波形図。
【符号の説明】
1a〜1h シフトレジスタ 2a〜2g 第1のDフリップフロップ回路 3a〜3g 第2のDフリップフロップ回路 4a〜4g 第3のDフリップフロップ回路 5 カウンタ回路 6 チップセレクト回路 7 論理積回路 9 演算増幅器 23 ヘッド基板 24 イメージセンサチップ PT1 〜PT128 ホトトランジスタ FET1 〜FET128 第1の電界効果トランジスタ FET201 〜FET208 第2の電界効果トランジスタ FET211 〜FET218 第3の電界効果トランジスタ FET221 第4の電界効果トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光量に応じた電気信号を出力可能な複
    数の受光素子と、 前記複数の受光素子から相互にタイミングをずらせてパ
    ラレルに電気信号を出力させる読出回路と、 前記読出回路により読み出された電気信号の所定部分を
    取り出してシリアルに出力させる出力回路とを備えたこ
    とを特徴とする、イメージセンサチップ。
  2. 【請求項2】 前記読出回路は、前記各受光素子の負荷
    として抵抗器および/またはキャパシタを備え、これら
    抵抗器および/またはキャパシタの両端の電圧を出力と
    する、請求項1に記載のイメージセンサチップ。
  3. 【請求項3】 前記出力回路は、増幅回路を備え、前記
    読出回路により読み出された電気信号の所定部分を取り
    出してシリアルのアナログ信号を得た後に、そのアナロ
    グ信号を前記増幅回路により増幅する、請求項1または
    請求項2に記載のイメージセンサチップ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のイメージセンサチップ
    を、全ての前記受光素子が等間隔にかつ1列になるよう
    に、基板上に複数個搭載したことを特徴とする、ライン
    イメージセンサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7851738B2 (en) 2004-12-28 2010-12-14 Casio Computer Co., Ltd. Driver circuit, related drive control method and image reading apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7851738B2 (en) 2004-12-28 2010-12-14 Casio Computer Co., Ltd. Driver circuit, related drive control method and image reading apparatus

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