JPH10135958A - 非同期転送モード接続制御装置 - Google Patents

非同期転送モード接続制御装置

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JPH10135958A
JPH10135958A JP28416696A JP28416696A JPH10135958A JP H10135958 A JPH10135958 A JP H10135958A JP 28416696 A JP28416696 A JP 28416696A JP 28416696 A JP28416696 A JP 28416696A JP H10135958 A JPH10135958 A JP H10135958A
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JP
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call
atm
control
sscop
atm communication
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JP28416696A
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Hiroshi Miyazaki
啓 宮崎
Chuzo Tanabe
忠三 田辺
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMにおいて、呼の制御管理を簡単にでき
るATM接続制御装置を提供する。 【解決手段】 ATM接続制御装置は、ATM通信を行
なうためのATM通信部56および58と、呼に対して
割当てられるVPIおよびVCIに対応する呼の識別子
を用いてATM通信部を制御するための制御部50およ
び54とを含む。呼の識別子は、対応するVPIとVC
Iとのデータ長の和よりも短いデータ長を有し呼の制御
管理用テーブル60に保持される。呼の制御管理用テー
ブル60は、呼の種類およびSSCOPの識別情報をも
保持し種々の呼を統一的に管理するのに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
(ATM)による通信網を構成する接続制御装置に関
し、特に、ATMにおける呼接続の制御と管理とを行な
う接続制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット通信の一手法として、ATMが
最近注目されている。ATMでは、ATMセルと呼ばれ
る固定長のパケットによる通信が行なわれる。図14お
よび図15に、そのようなATMによる通信システムの
概略構成図を示す。図14を参照して、本発明の対象と
なるUNI(ユーザ・ネットワーク・インターフェー
ス)は、ATM網(B−ISDN網)310と、ユーザ
側装置312または314との間のインターフェースと
して定義される。または図15に示されるように、UN
Iは私設ATMスイッチ/ATMハブ320とユーザ側
装置322または324との間のインターフェースとし
て定義される。
【0003】図16を参照して、たとえば図14に示す
ATM網310のUNI330および332上のバーチ
ャルコネクション334および336はそれぞれ、対応
するVPI/VCIの組で区別される。ここでVPIと
は仮想パス識別子(VirtualPath Identification )と
呼ばれるものであって、どのVP(仮想パス)を使用す
るかを識別するためにセルのヘッダ部分に設けられるも
のである。またVCIとは仮想チャネル識別子(Virtua
l Channel )と呼ばれるものであって、VPの中のどの
仮想チャネル(VC)を使用して相手にデータを送れば
よいかを識別するために、セルのヘッダ部分に設けられ
るものである。なおATMでは、帯域容量を可変にでき
るので、従来のチャネル(データを実際に運ぶ回線のこ
と)を仮想チャネルと呼び、従来のパス(チャネルを複
数本束ねたもの)を仮想パスと呼んでいる。
【0004】図16において、バーチャルコネクション
334、335、336および337はそれぞれ、VP
I1/VCI1、VPI2/VCI2、VPI3/VC
I3およびVPI4/VCI4というVPI/VCIの
組で区別されている。
【0005】図17に、UNIにおけるATMセルのフ
ォーマットを示す。図17を参照してATMセル330
は、前述したとおり固定長であって、ヘッダ332と情
報フィールド348とを含んでいる。ヘッダ332は、
GFC(一般的フロー制御、Generic Flow Control)フ
ィールド340と、VPIフィールド342と、VCI
フィールド344と、制御情報フィールド346とを含
んでいる。GFCフィールド340は4ビット長であっ
て、伝送路の公平な利用を実現する競合制御に用いられ
る情報を格納するためのものである。VPI/VCIは
それぞれ、8ビット長および16ビット長であって、A
TMセルはこのVPI342およびVCI344により
識別され、UNI上で対応するバーチャルコネクション
上を転送される。
【0006】図18に、UNIのチャネル構成を模式的
に示す。図18を参照して、UNI350は、SVC
(交換型VC)354と、PVC(固定セット型VC)
356と、SVC354を制御するプロトコルによる信
号が送信されるシグナリングチャネル352とを含んで
いる。なおPVC356の制御はシグナリングチャネル
352を通さずに、通常はUNI350の両端でそれぞ
れ独立に行なわれる。
【0007】従来技術でのATMにおける呼接続の制御
と管理は、前述のとおりATMセルのヘッダ内のVPI
とVCIとの組により行なわれている。すなわち1つの
UNI上では、VPIとVCIとの組で呼の識別をする
ことができ、VPIとVCIとの組で呼を制御管理する
ことができる。図19に、VPIとVCIとの組に従っ
て呼を制御管理するためのテーブル370の例を示す。
図19に示されるように、VPIフィールド372とV
CIフィールド374との組に対応して制御用各種パラ
メータ用のフィールド376を設け、VPI値とVCI
値との組合せに対応して各種パラメータを管理する。こ
れについては、たとえば特開平5−22333号公報
(発明の名称「非同期転送モードにおける接続制御方
式」)に記載がある。
【0008】ユーザ端末からATMの接続制御を行なう
ためのシグナリングの標準としてはTTC標準JT−Q
2931がある。「TTC」は「電信電話技術委員会」
(Telecommunication Technology Committee)の略語で
ある。この標準では呼(コネクション)をVPI/VC
Iに対応する呼番号で識別している。
【0009】上位アプリケーションから、上記標準JT
−Q2931に対して接続制御の指示を送る方法につい
て、現在検討がされている仕様が存在している。その仕
様では、上位アプリケーションは呼の識別子としてソケ
ット番号を持つように規定されている。
【0010】さらに、ATMには、送信を確実にするた
めの手段としてSSCOP(コネクション型プロトコル
サービス依存部、Service Specific Connection Orient
ed Protocol )というものが利用される。SSCOPに
ついてはTTC標準JT−Q2110に説明がある。S
SCOPはUNIシグナリング、NNI(Network Node
Interface)シグナリング、確認型データ転送に用いる
ことができる。また、JT−Q2110ではSSCOP
間の識別方法についての規定はない。
【0011】またSSCOPとシグナリング等の上位ソ
フトウェアとを仲介する機能としてSSCF(サービス
依存コーディネーション機能、Service Specific Coord
ination Function)があり、TTC標準JT−Q213
0に規定されている。
【0012】図20に、シグナリングでのSSCOPの
利用時の形態を示す。図20を参照して、B−ISDN
網/ATMスイッチ390とユーザ側装置392とは、
いずれも複数レイヤからなっている。ATMスイッチ3
90は、物理レイヤ410とATMレイヤ408とAA
LM8共通部406とSSCOP404とSSCF40
2とレイヤ3(TTC標準JT−Q2931に従う)4
00とからなる。このうちAAL共通部406、SSC
OP404およびSSCF402によりS−AAL(シ
グナリング用AAL)が構成されている。
【0013】同様にユーザ側装置392も物理レイヤ4
30と、ATMレイヤ428と、AAL共通部426
と、SSCOP424と、SSCF422と、シグナリ
ングレイヤ3(420)とからなっている。AAL共通
部426、SSCOP424およびSSCF422によ
りS−AAL432が構成されている。
【0014】図21に、確認型データ転送でのSSCO
Pの利用形態を示す。図21を参照して、ユーザ側装置
392および440はいずれも、図20に示されるもの
と同様にそれぞれ6つの層420、422、424、4
26、428、430と、450、452、454、4
56、458および460とからなっている。レイヤ4
52、454および456によりS−AAL462が構
成され、レイヤ422、424および426によりS−
AAL432が構成されている点も同様である。ATM
スイッチ442は物理レイヤ474とATMレイヤ47
2とを含んでいる。そして、物理レイヤ460と474
とはUNI480により、また物理レイヤ474と物理
レイヤ430とはUNI482により接続されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図17を参照して既に
述べたとおり、ATMセルのヘッダ内のVPIはUNI
において8ビットである。またVCIは16ビットであ
る。したがってUNIでは、VPIとVCIとの組合せ
は24ビット長になる。
【0016】従来技術では、VPIとVCIとの組によ
り呼を制御管理しており、そのために図19に示すよう
にVPIとVCIとの組をキーにした呼の制御管理用テ
ーブルを用いている。上述のようにキーとなるVPIと
VCIとの組は24ビット長となる。この24ビットで
表わされる呼の数は約1,000,000エントリとなる。
そのため、すべての呼の数に対応するエントリを呼の制
御管理用テーブルに用意すると、個々の呼の管理用デー
タの長さ×約1,000,000という膨大な記憶容量のメ
モリが必要となる。そうした膨大な記憶容量のメモリを
用意することは実際的でないため、従来の技術では図1
9に示されるように、より少ない数のエントリを用意
し、各エントリに対応するVPIとVCIとの組の値を
制御管理用テーブルの各エントリに持たせ、VPIとV
CIとの組と、呼の制御管理用テーブル内に格納されて
いるVPIとVCIとの組との間の対応をとっている。
【0017】このため、呼を制御管理するために呼の制
御管理用テーブルを参照する場合には、24ビット長の
データ同士の一致を確認しなければならないという問題
がある。つまり、あるVPI値とVCI値との組に対応
する呼を制御管理するためには、図19に示される呼の
制御管理用テーブル370内のVPIフィールド372
の値およびVCIフィールド374内の値と、比較すべ
きVPI値およびVCI値とを比較し、両者が一致した
エントリのパラメータフィールド376に格納されてい
るパラメータを使用する、という手続が必要になる。2
4ビット長という長いデータの一致を確認しなければな
らないため、従来技術による呼の制御管理ではそのため
に必要とされる処理量が大きいという問題点がある。
【0018】こうしたテーブル上のデータとキーとなる
データとの一致を高速で検索する手法にはさまざまな種
類がある。たとえばハッシュテーブルを用い所定の計算
によってテーブル上のエントリの位置を定める方法があ
る。しかしそのようなハッシュテーブルを使う方法で
は、使用されるテーブルが増えるためにかえって処理が
複雑になってしまうという問題点がある。
【0019】さらにまた従来技術では、次のような問題
点もある。すなわち従来技術では、シグナリングチャネ
ル、SVC、PVC等のチャネルについて、別々に制御
管理が行なわれている。さらに、ネットワーク内の故障
や性能などを監視し、異常があったら必要な処置をとる
ためのプロトコルとしてOAM(保守運用管理、Operat
ion Adiministration and Maintenance )というものが
設けられており、このOAM用のチャネル(VCI=
4)についてもこれらとは別に制御管理を行なう必要が
ある。つまり、SVCについてはSVC専用の管理用テ
ーブル、PVCについてはPVC専用の管理用テーブル
等、各々について専用の管理用テーブルを用意して制御
管理を行なっていた。
【0020】ところが、このようにチャネルの種類によ
って別々の制御管理用テーブルを用いている場合、SV
C用のVPI/VCIの組とPVC用のVPI/VCI
の組とを簡単に区別できるようにすることが便利であ
る。そのためたとえばSVC用にはある値よりも大きな
VPI値が、PVC用にはある値より小さなVPI値を
それぞれ割当てることが行なわれていた。
【0021】このように呼の種類に応じて別々のテーブ
ルを持つ場合、使用するテーブルを区別するために必要
な処理が増加し、しかも各呼の種類に応じて処理手順も
別々になり、呼の制御管理用の処理が複雑になるという
問題があった。また、新しい種類の呼が増えた場合に、
従来の手法では新たに別のテーブルを用意する必要が生
じる。そのため従来の技術では拡張性が低いという問題
点がある。
【0022】さらにまた従来技術では、SSCOPを利
用したシグナリングチャネルと、確認型データ転送用に
SSCOPを利用した呼との区別は、それぞれに割当て
られるVPI/VCIの組によって行なわれている。図
17を参照して既に述べたように、VPI/VCIの組
はUNIでは24ビット長になる。したがって、VPI
/VCIの組をキーにした呼の制御管理用テーブルによ
って呼の制御管理を行なう場合、キーとなるVPI/V
CIの組と、呼の制御管理用テーブル内の各エントリの
VPI/VCIとの間のデータの一致を確認しなければ
ならない。こうした処理は既に述べたように大きな処理
量を必要とし、またそれを改善するためにデータの位置
を高速で検索する手法を用いると、テーブルが増えて処
理が複雑になるという問題点がある。
【0023】また、従来技術ではシグナリング用のSS
COPのコネクションの管理と確認型データ転送用SS
COPの管理とは別々に行なわれている。このため呼の
制御管理用のデータ構造や処理に無駄な重複があり、よ
り効率的な処理を行なうことが望ましい。
【0024】さらにまたATM交換はATMハードウェ
ア制御部で行なわれるが、ATMハードウェア制御部に
おける呼の管理、またはSSCOPにおける呼の管理
を、それより上位の呼の制御部またはシグナリングソフ
トウェアと連係を持たせ、それによって呼の制御用管理
をより効率的にすることが望ましい。
【0025】それゆえに、請求項1、3、4または5に
記載の発明の目的は、簡略な処理により呼の制御管理を
行なうことができる非同期転送モード接続制御装置を提
供することである。
【0026】さらに請求項2または請求項6に記載の発
明の目的は、簡略な処理により、かつ効率的に呼の制御
管理を行なうことができる非同期転送モード接続制御装
置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る非同期転送モード接続制御装置は、ATM通信を行
なうためのATM通信手段と、呼に対して割当てられる
VPIおよびVCIに対応する呼の識別子を用いて前記
ATM通信手段を制御するための第1の制御手段とを含
み、呼の識別子は、対応するVPIとVCIとのデータ
長の和よりも短いデータ長を有している。
【0028】ユーザ側装置では、1つのUNI上でサポ
ートする必要がある仮想コネクションの数はそれほど多
くない。したがって、そうした仮想コネクションを相互
に識別する場合には、使用されるVPIとVCIとのデ
ータ長の和よりも短いデータ長を有する呼の識別子を用
いても実質的な問題はない。したがって、呼に対して割
当てられるVPIおよびVCIに対応して、呼の識別子
を用いることにより、対応する呼を識別できる。呼の識
別子のデータ長はVPIとVCIとのデータ長の和より
もかなり短くすることが可能であるから、データの一致
を確認するための処理量が削減できる。
【0029】請求項2に記載の発明に係る非同期転送モ
ード接続制御装置は、請求項1に記載の発明の構成に加
えて、前記第1の制御手段を利用して呼の制御および管
理をするための、さらに上位の第2の制御手段をさらに
含む。ATM通信制御手段は、生成した呼の識別子を第
2の制御手段に通知し、第2の制御手段は、呼の識別子
を呼の制御および管理に用いる。
【0030】第1の制御手段と第2の制御手段とで、共
通の呼の識別子を用いて呼の制御管理を行なうことがで
きるため、簡略な処理により、かつ効率的に呼の制御管
理を行なうことができる非同期転送モード接続制御装置
を提供できる。
【0031】請求項3に記載の非同期転送モード接続制
御装置は、複数種類のチャネルを介してATM通信を行
なうためのATM通信手段と、呼の識別子を用いてAT
M通信手段を制御するための第1の制御手段と、複数種
類のチャネルに対して共通に設けられ、各チャネルの呼
に関してATM通信手段を制御するためのデータを、呼
の識別子と対応づけて格納するための制御管理用テーブ
ルとを含み、第1の制御手段は、ATM通信手段の制御
を行なうにあたって制御管理用テーブルを参照する。
【0032】請求項3に記載の非同期転送モード接続制
御装置では、制御管理用テーブルが複数種類のチャネル
に対して共通に設けられる。第1の制御手段が、複数種
類のチャネルを介してATM通信を行なうATM通信手
段の制御を行なうにあたって、この共通の制御管理用テ
ーブルを参照する。そのため、複数種類のチャネルごと
に別々の制御管理用テーブルを設ける場合と比較して、
呼の制御管理をより簡略な処理で行なうことが可能にな
る。
【0033】請求項4に記載の発明に係る非同期転送モ
ード接続制御装置は、ユーザ網インターフェースのユー
ザ側に設けられる。この装置は、複数種類のチャネルを
介してATM通信を行なうためのATM通信手段と、1
つのユーザ網インターフェースに対して、呼をサポート
するための複数個のSSCOPを生成し実行可能なSS
COP処理部と、生成されるSSCOPに固有の識別情
報を付与して、付与された識別情報を用いて特定される
SSCOPを利用してATM通信手段を制御するための
制御手段とを含んでいる。
【0034】SSCOP処理部で実行されるSSCOP
には固有の識別情報が付与される。この識別情報を用い
て特定されるSSCOPを利用してATM通信手段が制
御される。この識別情報は、VPI/VCIのデータ長
よりも短いデータ長を有しているので、呼の制御管理に
必要な処理を簡単化することができる。
【0035】請求項5に記載の発明に係る非同期転送モ
ード接続制御装置は、複数種類のチャネルを介してAT
M通信を行なうためのATM通信手段と、複数種類のチ
ャネルに対して、ATM通信手段を用いた呼をサポート
するための複数種類のSSCOPを実行可能なSSCO
P処理部と、SSCOP処理部内のSSCOPを利用し
てATM通信手段を制御して、呼の制御および管理を行
なうための呼制御手段とを含んでいる。SSCOPは、
ある呼に対応するVPIとVCIとに対応づけられ、か
つVPIとVCIとのデータ長の和よりも短いデータ長
を有する識別情報によって互いに識別される。
【0036】請求項5に記載の非同期転送モード接続制
御装置では、複数種類のSSCOPが、識別情報によっ
て互いに識別される。この識別情報のデータ長は、VP
IとVCIとのデータ長の和よりも短い。したがって、
SSCOPを利用する呼の識別を短い長さの識別情報で
行なうことができ、VPIおよびVCIを用いて識別す
る場合と比較して処理を簡単にすることができる。
【0037】請求項6に記載の非同期転送モード接続制
御装置は、請求項5に記載の装置であって、ATM通信
手段は、呼制御手段からの呼の設定要求に応答してSS
COPをSSCOP処理部内に生成し、生成したSSC
OPの識別情報を呼制御手段に通知する。呼制御手段
は、SSCOPの識別情報を呼の制御および管理に用い
る。
【0038】請求項6に記載の非同期転送モード接続制
御装置では、ATM通信手段で生成した識別情報を用い
て、呼の制御および管理を行なう。共通の識別情報を用
いてATM通信手段と呼制御手段とでSSCOPを利用
した呼の制御および管理が行なわれるので、処理を簡略
化することができるとともに処理を効率化することも可
能になる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に述べる実施の形態では、パ
ーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)と、こ
のPCに接続されるATM通信用インターフェースカー
ドに本願発明を利用した例を説明する。しかし本発明は
こうした組合せには限定されない。たとえばワークステ
ーション上等で呼を制御管理する場合にも利用できる。
またATM通信用インターフェースカードをPCやワー
クステーションなどに内蔵し、呼の制御管理を行なう場
合にも利用できる。さらにまた本願発明は、小型のAT
MスイッチまたはATMハブに対しても適用できる。
【0040】以下に述べる実施の形態の装置の基本的な
考え方を最初に説明する。たとえば図14または図15
に示されるユーザ側装置312、314、322または
324では、1つのUNI上でサポートする仮想コネク
ションの数はそれほど多くない。そのためサポートされ
る仮想コネクションの数をたとえば1024(=210
に制限しても実質的な問題は生じない。また図15の私
設ATMスイッチ320に関しても、その規模によって
は、VPI/VCIの24ビットの組で表わされる数
(約1,000,000通り)のコネクションよりも遙に少
ない数のコネクションのサポートのみに限定しても実質
的な問題は生じない。その場合、短い長さの呼の識別子
を各呼と対応づけることにより、呼を相互に識別するこ
とができる。そしてこの呼の識別子を用いて呼の制御お
よび管理を行なう。
【0041】また以下の実施の形態ではPC内のソフト
ウェアでも、呼の制御管理用テーブルに呼の制御管理情
報が保持されている。さらにATMアダプタカードにも
呼の制御管理用テーブルが設けられている。これら呼の
制御管理用テーブルは、呼の識別子と、VPI/VCI
の組と、呼の種類と、その他必要とされるデータが保持
される。これにより、さまざまな種類のチャネルの呼に
ついて、1つのテーブルで統一して制御管理することが
できる。
【0042】呼の種類として、既に述べたようにUNI
シグナリング用、PVC、SVC、OAM用などのチャ
ネルがある。シグナリング用チャネルはUNIに対し通
常1本存在する。確認型データ転送用の呼も1つのUN
I当り1000本程度サポートできれば十分である。と
すれば、これらのSSCOPを10ビットの識別子で区
別することが可能である。そこで、SSCOP生成時に
SSCOPの識別情報を生成し、上述した呼の制御管理
用テーブルに保持する。また、各チャネルの種別を示す
ための情報を同時に呼の制御管理用テーブル内に保持さ
せている。呼の制御管理用テーブルを上述のような構成
とすることにより、1つのテーブルでSSCOPの呼を
統一して制御管理することができる。
【0043】なお、以下に述べる実施の形態では、AT
Mハードウェア制御部と、ATMシグナリングソフトウ
ェアとの双方に呼の制御管理用テーブルが保持されてい
る。以下の実施の形態ではそれぞれの制御管理用テーブ
ルの構成は若干異なっているが、これらを同一のものと
することも可能である。また以下の実施の形態では、A
TMハードウェア制御部で呼の識別子が生成され、コネ
クション設定応答のパラメータとしてシグナリングソフ
トウェアに呼の識別子が渡される。これによりシグナリ
ングソフトウェアとATMハードウェア制御部との双方
で同一の呼の識別子を用いて呼の制御管理を行なってい
る。SSCOP識別子についても同様である。
【0044】図1に、本発明の実施の形態に係るユーザ
側装置のシステム構成を示す。このユーザ側装置は、光
ファイバ24を介してATM通信を行なうためのもので
ある。
【0045】図1に示される装置はPCからなってお
り、システム構成としてはPC上の機能モジュール20
と、ATMアダプタカード22とに分けることができ
る。
【0046】機能モジュール20は、アプリケーション
プログラム30と、API(Application Program Inte
rface )32と、各種プロトコル処理34と、デバイス
ドライバI/F(インターフェース)36と、デバイス
ドライバ38と、ATMシグナリングソフトウェア40
と、LAN(Local Area Network)シミュレーションソ
フトウェア42とを含んでいる。
【0047】ATMシグナリングソフトウェア40は、
呼の制御管理用テーブル44を含んでいる。
【0048】アプリケーションプログラム30は、AT
Mアダプタカード22を介して行なわれるATM通信を
経由して、データや動画などを相手側の装置と交信する
ことにより、図示されない固定ディスクへのデータの格
納、固定ディスクからのデータの取出し、および図示さ
れない表示装置画面上への動画の表示処理などを行なう
機能を持っている。
【0049】API32は、アプリケーションプログラ
ム30が通信を行なうための、アプリケーションプログ
ラム30とその下層の実際の通信処理を行なう処理部と
の間のインターフェースである。
【0050】各種プロトコル処理34は、TCP/IP
(Transmission Control Protocol/Internet Protocol
)等のプロトコル処理を行なうためのものである。デ
バイスドライバI/F36は、各種プロトコル処理34
とデバイスドライバ38とをインターフェースするため
のものである。
【0051】デバイスドライバ38は、デバイスドライ
バI/F36に適合させた形でATMアダプタカード2
2の制御を行なうためのものである。デバイスドライバ
38はまた、ATMシグナリングソフトウェア40とも
交信する。
【0052】ATMシグナリングソフトウェア40はA
TM通信に必要な呼の接続、切断等の制御管理を行な
う。この実施の形態の装置では、ATMシグナリングソ
フトウェア40は、PVC接続の管理をも行なう。
【0053】呼の制御管理用テーブル44は、ATMシ
グナリングソフトウェア40が制御管理を行なう呼につ
いて、制御のためのパラメータ等を格納したテーブルで
ある。その構成については図2を参照して後述する。
【0054】LANシミュレーションソフトウェア42
はイーサネットなど従来から存在しているLAN用の既
存のアプリケーションプログラムをATMネットワーク
上で動作させるためのものである。このLANシミュレ
ーションソフトウェア65によって、ATM通信特有の
処理がアプリケーションプログラム30からは隠蔽され
る。そのためアプリケーションプログラム30からは、
あたかもたとえばイーサネットにつながっているかのよ
うにATM通信を扱うことができ、既存のアプリケーシ
ョンで使用しているデバイスドライバI/Fをそのまま
使用することができる。
【0055】ATMアダプタカード22は、デバイスド
ライバ38に接続されたATM制御部50と、SSCO
P処理部52と、ATM制御部50に接続されたATM
ハードウェア制御用メモリ54と、ATM制御部50に
接続され、ATM制御部50によって制御されるATM
処理ハードウェア56と、ATM処理ハードウェア56
と光ファイバ24とに接続されたトランシーバ58とを
含む。ATMハードウェア制御用メモリ54もまた呼の
制御管理用テーブル60を含んでいる。
【0056】ATM制御部50は、ATMアダプタカー
ド22上のハードウェアの制御を行なうためのものであ
る。SSCOP処理部52は、ATM制御部50と協働
して、TTC標準JT−Q2110に従った動作を行な
うためのものである。
【0057】ATMハードウェア制御用メモリ54は、
ATMハードウェアを制御するために必要な種々のデー
タを記憶する。中でも呼の制御管理用テーブル60は、
ATMアダプタカードにおける呼の制御管理に必要なデ
ータを保持するためのものである。その構成については
図2を参照して後述する。
【0058】ATM処理ハードウェア56は、ATMの
物理レイヤ、ATMレイヤ、AALレイヤで、ハードウ
ェアによる高速処理が必要な部分の処理を行なうための
ものである。トランシーバ58は、光ファイバ24を介
する光通信と、ATM処理ハードウェア56以降で行な
われる電気的信号処理との間の相互変化を行なうための
ものである。
【0059】なお後述するように、ATM制御部50
は、呼の管理をするためにVPI/VCIに対応した呼
の識別子を生成する。この呼の識別子は、ユーザ側装置
上ではたとえば10ビットの情報量を持てば実用上十分
である。10ビットでは1024通りの呼を識別するこ
とができる。
【0060】図2に、ATMシグナリングソフトウェア
40が使用する呼の制御管理用テーブル44の構成を示
す。図2を参照して、呼の制御管理用テーブル44は、
アプリケーションでの呼識別子の列70と、呼番号の列
72と、呼の識別子の列74と、VPI1の列76と、
VCI1の列78と、呼の種類の列80と、SSCOP
の識別情報の列82と、制御用の各種パラメータの列8
4とを含んでいる。またこれら値のエントリは本実施の
形態の装置では1024エントリとなっている。
【0061】アプリケーションでの呼識別子70は、ア
プリケーションプログラムで呼を管理するための呼識別
子を保持するためのものである。このアプリケーション
での呼識別子70は、アプリケーションプログラムでの
呼の管理と、ATMシグナリングソフトウェア40での
呼の管理との間の整合性をとるために設けられている。
【0062】呼番号の列72は、UNIシグナリングに
おいて呼を識別するためにある。呼番号についてはTT
C標準JT−Q2931に説明がある。
【0063】呼の識別子の列74は、ATMアダプタカ
ードで生成した呼の識別子を保持する。この呼の識別子
はATMアダプタカード22からATMシグナリングソ
フトウェア40に送信されるものであり、その方法につ
いては後述する。呼の識別子の列74は、ATMシグナ
リングソフトウェア40での呼の管理と、ATMアダプ
タカード22での呼の管理との間の整合性をとるために
設けられている。
【0064】VPIの列76およびVCIの列78と
は、呼の対応したVPI/VCIの組合せをそれぞれ格
納するためのものである。従来はこのVPI/VCIの
組合せのみによって呼が識別されていた。
【0065】呼の種類の列80は、呼の種類を格納する
ためのものである。たとえば図2にも例示として示され
ているように、呼の種類としてUNIシグナリング用、
PVC、SVC等を特定する情報が格納され、UNIシ
グナリングチャネル、SVC、PVC、OAM用チャネ
ル等を区別するために用いられる。
【0066】SSCOPの識別情報の列82は、個々の
SSCOPの区別を行なうための識別情報を格納する。
SSCOPの識別情報が、SSCOP処理部52でSS
COPが生成されるたびにユニークに生成され、ATM
シグナリングソフトウェア40に送信されてくる。その
方法についても後述する。
【0067】制御用の各種パラメータの列84は、トラ
フィック管理やTTC標準JT−Q2931によるシグ
ナリング処理に必要なパラメータを収めるためのもので
あり、従来のものと同様である。
【0068】なお本実施の形態では、図1に示されるよ
うにSSCOP処理部52はATMアダプタカード22
の中に置かれている。しかしSSCOP処理部52はA
TMアダプタカード22内に置かれる必要はなく、PC
内の機能モジュールとしてATMシグナリングソフトウ
ェア40の中に含めることも可能である。
【0069】図3に、ATMアダプタカード22内の呼
の制御管理用テーブル60の構成を示す。この制御管理
用テーブル60は、ATMアダプタカード22内での呼
の制御管理に利用される。呼の制御管理用テーブル60
は、呼の識別子の列90と、VPI1の列92と、VC
I1の列94と、呼の種類の列96と、SSCOPの識
別情報の列98と、制御用の各種パラメータの列100
とを含んでいる。
【0070】各列90、92、94、96、98および
100に格納されるデータの内容は、図2に示される制
御管理用テーブル44の列74、76、78、80、8
2および84に格納されるデータと同様である。したが
ってここではそれらについての詳しい説明は繰返さな
い。
【0071】図2および図3に示されるように、テーブ
ル内に呼の種類を表わす列80および96を設けること
により、異なる種類の呼を統一して1つのテーブルで制
御管理することが可能になる。またSSCOPの識別情
報の列82および98を設けることにより、複数のSS
COPを利用する呼の制御管理も、統一した1つのテー
ブルで行なうことができる。
【0072】なお、図2に示される呼の制御用管理テー
ブル44と、図3に示される呼の制御管理用テーブル6
0とにおいて、「呼の識別子」の列70および90がそ
れぞれ設けられている。しかし、テーブル44および6
0をそれぞれ配列としてメモリ上に設けるときは、呼の
識別子は配列上の要素の要素番号に対応するので、テー
ブル上で呼の識別子を格納する欄を省略することもでき
る。この場合、呼の識別子はテーブルの配列要素を表わ
す値としてATMアダプタカード22からATMシグナ
リングソフトウェア40に通知することができて便利で
ある。
【0073】図4に、図1に示されるシステムを実現す
るハードウェア構成の一例を示す。図4を参照してこの
システムは、ハードウェアとして、PC20と、ATM
アダプタカード22と、PC20とATMアダプタカー
ド22とを接続する汎用バス140とを含んでいる。
【0074】PC20は、PC本体110と、PC本体
110に接続されたモニタ112、キーボード/マウス
114などの入力手段と、前述した固定ディスク、フレ
キシブルディスクなどの外部記憶装置116と、スピー
カ/マイク118とを含んでいる。
【0075】PC本体110は通常のPCであって、通
常のCPU(中央処理装置)130と、RAM(Random
Access Memory)132と、ROM(Read-Only Memor
y)134と、汎用バス140に接続される汎用バスI
/F136とを含んでいる。PC本体110の構成およ
びモニタ112、キーボード/マウス114、外部記憶
装置116およびスピーカ/マイク118などの構造お
よび機能は周知のものである。したがってここではそれ
らについての詳しい説明は行なわない。
【0076】図1に示した各機能モジュールは、いずれ
も外部記憶装置116に予め格納されているソフトウェ
アであって、実行時にRAM132に格納されてCPU
130により実行される。またはROM134に予め書
込まれているプログラムがCPU130により実行され
ることにより実現される。そうしたソフトウェアの制御
の構成については後述する。
【0077】ATMアダプタカード22は、ハードウェ
アとして、汎用バス140に接続される汎用バスI/F
150と、CPU152と、RAM154と、ROM1
56と、ATM処理ハードウェア56と、トランシーバ
58とを含んでいる。このうちATM処理ハードウェア
56およびトランシーバ58については図1に示された
ものと同様である。またCPU152、RAM154お
よびROM156の構造および機能は周知のものであ
る。したがってここではそれらについての詳しい説明は
行なわない。なお図1に示すATM制御部50と、SS
COP処理部52とは、RAM156に格納されたソフ
トウェアをCPU152が実行されることにより実現さ
れる。ATMハードウェア制御用メモリ54はRAM1
54内に確保される。この制御管理用テーブル44は、
RAM132内に確保される。
【0078】これらソフトウェアの制御の構成について
は後述する。図5〜図7に、図1に示すATMシグナリ
ングソフトウェア40の制御構造をフローチャート形式
で示す。図5を参照して、ATMシグナリングソフトウ
ェア40は、アプリケーションプログラムからのコール
(ステップ(以下「S」と呼ぶ。)160)に応答して
以下のような処理を行なう。まずアプリケーションプロ
グラムから与えられたメッセージを介して解析する(S
162)。そして、解析結果に従って各処理に分岐する
(S164)。各処理としては、図5に示すように呼設
定要求処理166、呼切断要求処理168、他の処理1
70がある。本願発明は主として呼設定要求処理166
および呼切断要求処理168に関し、他の処理170と
はそれほど関連しないので、以下では呼設定要求処理1
66および呼切断要求処理168のみについて説明す
る。
【0079】なお分岐した後各処理を終了すると当該手
続は終了し、アプリケーションプログラムからの次のコ
ールの待機処理となる。
【0080】図6を参照して、図5のS166で行なわ
れる呼設定要求処理の構造について説明する。まず、ア
プリケーションでの呼識別子および制御用各種パラメー
タを保持する(S180)。
【0081】続いてUNIシグナリング用チャネルを通
して呼設定を行なう(S182)。さらにATM制御部
50に対して、コネクション設定要求を行なう(S18
4)。この後ATM制御部50からのコネクション設定
応答待ちとなる(S186)。
【0082】ATM制御部50からのコネクション設定
応答があると、このコネクション設定応答の一部として
ATM制御部50から送信されてくる呼識別子を呼の制
御管理用テーブル44内に保持する(S188)。さら
に呼の制御管理用テーブル44上の、S188で保持し
た呼の識別子に対応する行に、コネクション制御用の各
種パラメータおよび必要なデータを書込む(S19
0)。
【0083】S190まで完了すると、コールがあった
アプリケーションプログラムに対して呼設定応答を返し
て(S192)、呼設定要求処理を終了する。
【0084】図7を参照して、図5に示す呼切断要求処
理168の制御の流れについて説明する。まずアプリケ
ーションでの呼識別子を保持する(S200)。続いて
UNIシグナリング用チャネルを通して呼切断を行なう
(S202)。このとき、呼切断のための制御用の各種
パラメータは、S200で保持したアプリケーションで
の呼識別子に対応する呼番号を用いる。
【0085】さらにATM制御部50に対してコネクシ
ョン切断要求を行なう(S204)。そして、この後A
TM制御部50からのコネクション切断応答待ちとなる
(S206)。
【0086】ATM制御部50からコネクション切断応
答があると、ATMハードウェア制御部からこのとき渡
される呼識別子を保持する(S208)。そして、図1
および図2に示される呼の制御管理用テーブル44上
の、ATM制御部50から与えられた呼の識別子に対応
する行をヌル(NULL)に書換え(S210)、アプ
リケーションプログラムに対して呼切断応答を返して
(S212)、呼切断要求処理を終了する。
【0087】さらに図8〜図9を参照して、ATM制御
部50が行なう処理の制御の流れについて説明する。図
8を参照して、ATM制御部50は、ATMシグナリン
グソフトウェア40からのコールがあると、ATMシグ
ナリングソフトウェア40から与えられたメッセージを
解析する(S220)。この解析結果に応じて各処理に
分岐する(S222)。処理としては、コネクション設
定要求処理(S224)、コネクション切断要求処理
(S226)、および他の処理(S228)がある。本
願発明は主としてコネクション設定要求処理(S22
4)とコネクション切断要求処理(S226)とに関し
て他の処理(S228)とは関連が薄いので、以下では
S224およびS226についてのみ説明する。
【0088】図9に、S224で行なわれるコネクショ
ン設定要求処理の詳細を示す。まず制御用各種パラメー
タおよび呼の種類を保持する(S240)。
【0089】続いて呼の制御用管理テーブル60内でカ
ラムエントリを確保し、対応する行に制御用各種パラメ
ータおよび呼の種類を書込む(S242)。
【0090】さらに、ATMシグナリングソフトウェア
40から渡されたVPI/VCIのデータをハードウェ
アで認識/受信できるようにATM処理ハードウェア5
6の設定を行なう(S244)。
【0091】その後、ATMシグナリングソフトウェア
40に対し、コネクション設定応答を返す(S24
6)。このとき、呼の制御用管理テーブル60内に確保
したエントリに対応する呼の識別子を引数としてATM
シグナリングソフトウェアに渡す。これによりコネクシ
ョン設定要求処理を終了する。
【0092】図10を参照して、コネクション切断要求
処理(S226)に入ると、まずATMシグナリングソ
フトウェア40からの呼の識別子を保持する(S25
0)。
【0093】さらに、図3に示す呼の制御用管理テーブ
ル60内で、ATMシグナリングソフトウェア40から
渡された呼の識別子に対応する行を、呼の識別子の列9
0を参照することにより見つける。そして、見つけ出さ
れた対応の行内のVPI/VCIのデータ(セル)をA
TM処理ハードウェア56で破棄するように、ATM処
理ハードウェア56の設定を行なう(S252)。
【0094】続いて呼の制御管理用テーブル60上で、
ATMシグナリングソフトウェア40から渡された呼の
識別子に対応する行の各情報をヌルに書換える(S25
4)。
【0095】そして、ATMシグナリングソフトウェア
に対して、コネクション切断応答を返す(S256)。
このとき、呼の識別子をATMシグナリングソフトウェ
ア40に返す。S256によりコネクション切断要求処
理は終了する。
【0096】次に、SSCOPに関する処理について説
明する。既に図20および図21を参照して説明したよ
うに、SSCOPには、シグナリング用のSSCOPと
確認型データ転送用のSSCOPとがある。図20にお
いて、レイヤ3(Q.2931)420とSSCOP4
22とは、図1に示すATMシグナリングソフトウェア
40によって処理され、SSCOP424は図1のSS
COP処理部52によって処理される。図20に示すA
AL共通部426と、ATMレイヤ428と、物理レイ
ヤ430とは、いずれも図1に示すATM制御部50お
よびATM処理ハードウェア56により処理される。
【0097】図21を参照して、確認型データ転送で
は、SSCF422は図1のATMシグナリングソフト
ウェア40により処理され、SSCOP424は図1の
SSCOP52により処理される。AAL共通部42
6、ATMレイヤ428、および物理レイヤ430は図
1に示すATM制御部50とATM処理ハードウェア5
6とにより処理される。確認型データ転送はSVCおよ
びPVCの両方の呼でサポートされる。
【0098】シグナリング用SSCOPは、1つのUN
I当り通常1つ存在する。また、確認型データ転送用S
SCOPは複数存在し得る。しかし、1つのUNI当り
たとえば1000個にSSCOPの数を制限しても実用
上問題はない。そこで、SSCOPの識別情報として、
シグナリング用SSCOPと確認型データ転送用SSC
OPとを合わせて10ビットを用いることにする。10
ビットの識別情報があれば1024通りの区別ができ、
上述したとおり1つのUNI当りのSSCOPの数を1
000程度に制限すればこの識別情報ですべて表わすこ
とができる。
【0099】SSCOPの識別情報は、図1に示すSS
COP処理部52によって生成され、ATMアダプタカ
ード22内の呼の制御管理用テーブル60に保持され
る。呼の制御管理用テーブル60の構成については図3
を参照して既に説明した。図3に示すように、VPI/
VCIの組合せに対して呼の識別子(1〜1024)を
割当て、この呼の識別子に対して呼の種類とSSCOP
の識別情報とをテーブル中に保持する。呼の種類によっ
てUNIシグナリングチャネル、SVC、PVC、OA
M用チャネルとを区別することができる。またSSCO
Pの識別情報によってシグナリング用SSCOP、確認
型データ転送用SSCOPについて個々のSSCOPの
区別を行なうことができる。これにより、SSCOPに
関する呼を、1つのテーブルで統一して管理することが
可能になる。
【0100】一方で、SSCOPの識別情報はATMシ
グナリングソフトウェア40の呼の制御管理用テーブル
44にも保持される。呼の制御管理用テーブル44の構
成については図2に示したとおりである。図2に示すこ
の呼の制御管理用テーブル44にもSSCOPの識別情
報が格納される。この情報によりSSCOPに関する呼
を1つのテーブルで統一して管理することができる。
【0101】上述のとおり、図1に示すSSCOP処理
部52で生成された呼の識別子は、ATMシグナリング
ソフトウェア40に連絡される。以下、その連絡方法に
ついて説明する。
【0102】図11および図12は、情報の流れを示す
ために、図1を簡略化したものである。図11および図
12において、ATMハードウェア制御部260として
示されているものは、図1におけるATM制御部50
と、SSCOP処理部52と、ATMハードウェア制御
用メモリ54とを合わせたものに対応する。ATMハー
ドウェア制御用メモリ54は、前述のとおり呼の制御管
理用テーブル60を含んでいる。また図11および図1
2に示すATMシグナリングソフトウェア40は、図1
にATMシグナリングソフトウェア40として示すもの
であって、呼の制御管理用テーブル44を含んだもので
ある。図11および図12においては、図1に示したA
PI32、各種プロトコル処理34など、今問題となっ
ている構成要素以外のものについては図面の簡単化のた
めに図示を省略してある。
【0103】図11は、呼の設定時の呼の識別方法を示
している。アプリケーションプログラム30内での呼の
管理のため、アプリケーションプログラム30で、アプ
リケーションでの呼識別子262が生成され呼の管理用
パラメータとして保持される。アプリケーションプログ
ラム30から呼設定要求を行なう場合、アプリケーショ
ンプログラム30はアプリケーションでの呼識別子26
2をATMシグナリングソフトウェア40にパラメータ
として渡す。
【0104】ATMシグナリングソフトウェア40は、
この呼設定要求に応答してコネクション設定要求をAT
Mハードウェア制御部260に送る。ATMハードウェ
ア制御部260は、ATMアダプタカード22内で呼の
制御管理を行なうための呼の識別子264を生成し、A
TMハードウェアの制御を行なって呼の接続を行なう。
【0105】ATMハードウェア制御部260はさら
に、ATMシグナリングソフトウェア40に対してコネ
クション設定応答を返す。このときATMハードウェア
制御部260は、コネクション設定応答のパラメータと
して呼の識別子264をATMシグナリングソフトウェ
ア40に渡す。また、ATMハードウェア制御部260
での呼の管理のため、呼の識別子264はATMハード
ウェア制御部260での呼の管理用パラメータとしてA
TMハードウェア制御部260により保持される。
【0106】ATMシグナリングソフトウェア40は、
ATMハードウェア制御部260から与えられるコネク
ション設定応答を受けて、呼設定応答をアプリケーショ
ンプログラム30に返す。このときATMシグナリング
ソフトウェア40は、アプリケーションプログラム30
から与えられたアプリケーションでの呼識別子と、呼番
号と、ATMハードウェア制御部260から返された呼
の識別子とを呼の制御用管理テーブル44内に保持す
る。
【0107】以下、アプリケーションプログラム30
と、このアプリケーションプログラム30とATM通信
において対向するアプリケーションプログラムとの間で
データ通信が行なわれる。
【0108】図12は呼切断時の情報の流れを示してい
る。アプリケーションプログラム30は、呼切断要求を
行なうとき、アプリケーションでの呼識別子262をパ
ラメータとしてATMシグナリングソフトウェア40に
渡す。ATMシグナリングソフトウェア40はアプリケ
ーションでの呼識別子に対応する呼の識別子をパラメー
タとして、コネクション切断要求をATMハードウェア
制御部260に渡す。ATMハードウェア制御部260
は、与えられた呼の識別子に基づいてATMハードウェ
アを制御して呼の切断処理を行なう。そしてコネクショ
ン切断応答をATMシグナリングソフトウェア40に返
す。ATMシグナリングソフトウェアは、コネクション
切断応答に応答して呼切断応答をアプリケーションプロ
グラム30に返す。
【0109】図13に、UNIシグナリング用SSCO
Pと確認型データ転送用SSCOPとを利用したATM
通信の構成を示す。図13のシステムは、図面の簡単化
のためにATMシステム制御部270と、下位レイヤ処
理部としてのATMアダプタカード272とに分けて示
されている。ATMシステム制御部270は、図1に示
したPC上の機能モジュール20に対応する。ATMシ
ステム制御部270は、上位ソフトウェア286と、U
NI制御部280と、UNIシグナリング用SSCF2
82と、確認型データ転送用SSCOP284とを含
む。確認型データ転送用SSCOP284は、後述する
確認型データ転送用SSCOP294と同数だけ生成さ
れる。UNI制御部280は、Q.2931(300)
を含んでいる。
【0110】上位ソフトウェア286は、図1に示すア
プリケーションプログラム30と、API32と、各種
プロトコル処理34と、デバイスドライバI/F36と
を合わせたものに対応する。UNI制御部280は、図
1のATMシグナリングソフトウェア40に対応する。
Q.2931はATMシグナリングソフトウェア40に
含まれるものである。UNIシグナリング用SSCF2
82と、確認型データ転送用SSCF284とは、図1
に示すATMシグナリングソフトウェア40に含まれ
る。
【0111】図13を参照して、ATMアダプタカード
272は、図1のATMアダプタカード22に対応して
おり、シグナリング用SSCOP290と、ATM下位
レイヤ制御部292と、確認型データ転送用SSCOP
294と、ATM専用ハードウェア296とを含んでい
る。
【0112】シグナリング用SSCOP290と確認型
データ転送用SSCOP294とは、図1のSSCOP
処理部52に含まれる。ATM下位レイヤ制御部292
は、図1に示すATM制御部50と、ATMハードウェ
ア制御用メモリ54とを合わせたものである。この中に
は呼の制御管理用テーブル60も含まれている。ATM
専用ハードウェア296は、図1に示すATM処理ハー
ドウェア56とトランシーバ58とを合わせたものであ
る。
【0113】図13の各モジュール間でやり取りされる
情報の流れについて以下に説明する。まずシグナリング
用SSCOPの制御について説明する。
【0114】UNI呼制御部280内のQ.2931
(300)がUNIシグナリング用SSCOPの生成を
ATM下位レイヤ制御部292に要求する。これを受け
てATM下位レイヤ制御部292はUNIシグナリング
用SSCOP290を生成し、その識別子をSSCOP
の識別情報としてQ.2931(300)に返す。
【0115】Q.2931(300)は、シグナリング
用SSCOP290に対して、SSCOPの識別情報を
用いてシグナリング用リンクの設立を要求する。シグナ
リング用リンクが設立された後はUNIシグナリング用
SSCOP290上を、Q.2931(300)のシグ
ナリング用メッセージがデータとして流れる。これらに
用いられるメッセージの詳細についてはTTC標準JT
−Q2110およびJT−Q2130を参照されたい。
【0116】次に確認型データ転送用SSCOPの制御
を説明する。上位ソフトウェア286が、確認型データ
転送用SSCOPの生成をATM下位レイヤ制御部29
2に対して要求する。これを受けてATM下位レイヤ制
御部292は確認型データ転送用SSCOP294を生
成し、その識別子をSSCOPの識別情報として上位ソ
フトウェア286に返す。
【0117】上位ソフトウェア286は、返されたSS
COPの識別情報を使って、確認型データ用SSCOP
294に対して確認型データ転送用リンクの設立を要求
する。確認型データ転送用リンクが設立した後は、この
確認型データ転送用SSCOP294上をデータが流れ
る。このとき使用されるメッセージについてはTTC標
準JT−Q2110およびJT−Q2130を参照され
たい。
【0118】図13に示されるシステムにおいて、上述
したのと同様の動作によって、UNI呼制御部280ま
たは上位ソフトウェア286から、SSCOPの識別情
報を用いて特定のSSCOPを指定して、呼の切断など
を行なうことができる。
【0119】上述した処理において、SSCOPの識別
情報は、VPI/VCIの組のデータ長である24ビッ
トよりも短い、たとえば10ビットの識別情報により識
別される。したがって24ビットのデータの一致を確認
するのと比較して処理が簡略化されるという効果があ
る。
【0120】以上のように1つのUNI当りにサポート
する接続の数を限定しても実質的に支障がない場合、V
PIとVCIとの組を、それらのビット数の合計よりも
短いビット数の識別子に対応させることができる。これ
によって呼の管理が簡単になるという効果を奏する。た
とえば呼の管理を、識別子をキーとする呼の制御管理用
テーブルで行なう場合、識別子のビット数が少なくなる
ので、目的の情報にアクセスする際の必要な処理量が削
減できる。また、予め識別子の表わす呼の数に対応した
固定長の管理テーブルを用意しておけば、識別子と呼の
テーブルの各エントリとが1対1に対応するので、識別
子に基づいて直接目的の管理データにアクセスすること
ができる。そのため処理量が大幅に軽減できるとともに
処理の効率化を行なうことができる。具体的には、呼の
制御管理用テーブルを配列形式で表現することにより、
呼の識別子を配列の引数として直接管理テーブルにアク
セスすることが可能になる。
【0121】また、シグナリングチャネル、SVC、P
VC、OAM用のチャネルと、異なるチャネルのすべて
の呼について、その種類によらずに統一した呼の制御管
理用テーブルを用いて管理を行なうことができる。その
ためデータ構造と、呼の制御管理のための処理が従来と
比較して大幅に簡単になるという効果を奏する。
【0122】SSCOPを利用する呼には、前述のとお
りシグナリングチャネル、確認型データ転送用の呼があ
る。しかし1つのUNI当りでSSCOPを利用する呼
の数は少ないため、サポートする接続の数を限定しても
実質的に支障がない。そのためこの場合には、VPIと
VCIとの組は、それらのデータ長の和である24ビッ
トよりも短いビット数の識別子(識別情報)に対応させ
ることができる。これにより、既に述べたように識別子
のビット数が少なくなって、呼の制御管理のために必要
なデータにアクセスするための処理量を削減することが
できる。また、UNIシグナリング用SSCOPと確認
型データ転送用SSCOPのコネクションを共通の接続
管理用テーブルで管理することにより、両者の処理を共
通で行なうことができる。そのため必要とされる管理テ
ーブルの数が減少できるため処理を効率的に行なうこと
ができ、また接続管理に関する処理量を削減することが
できる。
【0123】また、呼の設定時にATMハードウェア制
御部で生成した呼の識別子を、呼の制御部またはシグナ
リングソフトウェアに通知することができる。これによ
って呼の制御部またはシグナリングソフトウェアからA
TMハードウェア制御部に対して以降の呼の制御の指示
を呼の識別子を使って簡単に行なうことができる。その
ため呼の制御管理の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るATM接続制御装置
のブロック構成図である。
【図2】ATMシグナリングソフトウェアが保持する呼
の制御管理用テーブルの構成を模式的に示す図である。
【図3】ATMアダプタカード内に準備される呼の制御
管理用テーブルの構成を示す図である。
【図4】図1に示すシステムのハードウェア構成を模式
的に示すブロック図である。
【図5】ATMシグナリングソフトウェアの制御の流れ
を示すフローチャートである。
【図6】呼設定要求処理のフローチャートである。
【図7】呼切断要求処理のフローチャートである。
【図8】ATM制御部で実行される処理の制御の流れを
示すフローチャートである。
【図9】コネクション設定要求処理のフローチャートで
ある。
【図10】コネクション切断要求処理のフローチャート
である。
【図11】呼設定時の情報の流れを示す模式図である。
【図12】呼切断時の情報の流れを示すフローチャート
である。
【図13】SSCOPに関連するATMシステム制御部
およびATMアダプタカードの構成を模式的に示す図で
ある。
【図14】ATM網を模式的に示す図である。
【図15】私設ATMスイッチを介したATM通信を模
式的に示す図である。
【図16】UNIにおける仮想コネクションを模式的に
示す図である。
【図17】ATMセルの構成を示す図である。
【図18】UNI上のチャネルを模式的に示す図であ
る。
【図19】従来の呼の制御管理用のテーブルを模式的に
示す図である。
【図20】シグナリング用のSSCOPの利用形態を示
す図である。
【図21】確認型データ転送用のSSCOPの利用形態
を示す図である。
【符号の説明】
20 パーソナルコンピュータ 22 ATMアダプタカード 30 アプリケーションプログラム 40 ATMシグナリングソフトウェア 44 呼の制御管理用テーブル 50 ATM制御部 52 SSCOP処理部 54 ATMハードウェア制御用メモリ 56 ATM処理ハードウェア 58 トランシーバ 60 呼の制御管理用メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM通信を行なうためのATM通信手
    段と、 ATM通信の呼に対して割当てられるVPIおよびVC
    Iに対応する呼の識別子を用いて前記ATM通信手段を
    制御するための第1の制御手段とを含み、 前記呼の識別子は、VPIとVCIとのデータ長の和よ
    りも短いデータ長を有する、非同期転送モード接続制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段を利用して呼の制御
    および管理をするための、さらに上位の第2の制御手段
    をさらに含み、 前記第1の制御手段は、ATM通信の呼に対して呼の識
    別子を生成するとともに、生成した呼の識別子を前記第
    2の制御手段に通知し、 前記第2の制御手段は、前記呼の識別子を、前記第2の
    制御手段における呼の制御および管理に用いる、請求項
    1に記載の非同期転送モード接続制御装置。
  3. 【請求項3】 複数種類のチャネルを介してATM通信
    を行なうためのATM通信手段と、 呼の識別子を用いて前記ATM通信手段を制御するため
    の制御手段と、 前記複数種類のチャネルに対して共通に設けられ、各チ
    ャネルの呼に関して前記ATM通信手段を制御するため
    のデータを、前記呼の識別子と対応づけ、かつ前記複数
    種類のチャネルの呼の識別情報とともに格納するための
    制御管理用テーブルとを含み、 前記制御手段は、前記ATM通信手段の制御を行なうに
    あたって前記制御管理用テーブルを参照する、非同期転
    送モード接続制御装置。
  4. 【請求項4】 ユーザ網インターフェースのユーザ側に
    設けられる非同期転送モード接続制御装置であって、 複数種類のチャネルを介してATM通信を行なうための
    ATM通信手段と、 1つのユーザ網インターフェースに対して、呼をサポー
    トするための複数個のSSCOPを生成し実行可能なS
    SCOP処理部と、 生成されるSSCOPの各々に固有の識別情報を付与し
    て、付与された識別情報を用いて特定されるSSCOP
    を利用して前記ATM通信手段を制御するための制御手
    段とを含む、非同期転送モード接続制御装置。
  5. 【請求項5】 複数種類のチャネルを介してATM通信
    を行なうためのATM通信手段と、 前記複数種類のチャネルに対して、前記ATM通信手段
    を用いた呼をサポートするための複数種類のSSCOP
    を実行可能なSSCOP処理部と、 前記SSCOP処理部内のSSCOPを利用して前記A
    TM通信手段を制御して、呼の制御および管理を行なう
    ための呼制御手段とを含み、 前記SSCOPは、ある呼に対応するVPIとVCIと
    に対応づけられ、かつVPIとVCIとのデータ長の和
    よりも短いデータ長を有する識別情報によって互いに識
    別される、非同期転送モード接続制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ATM通信手段は、前記呼制御手段
    からの呼の設定要求に応答してSSCOPを前記SSC
    OP処理部内に生成するとともに、生成したSSCOP
    の識別情報を前記呼制御手段に通知し、 前記呼制御手段は、前記ATM通信手段から通知された
    SSCOPの識別情報を呼の制御および管理に用いる、
    請求項5に記載の非同期転送モード接続制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166942A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ノード装置およびパス設定方法

Cited By (2)

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JP2008166942A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ノード装置およびパス設定方法
JP4717796B2 (ja) * 2006-12-27 2011-07-06 日本電信電話株式会社 ノード装置およびパス設定方法

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