JPH10135934A - 誤り訂正符号の復号方式 - Google Patents

誤り訂正符号の復号方式

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JPH10135934A
JPH10135934A JP29039196A JP29039196A JPH10135934A JP H10135934 A JPH10135934 A JP H10135934A JP 29039196 A JP29039196 A JP 29039196A JP 29039196 A JP29039196 A JP 29039196A JP H10135934 A JPH10135934 A JP H10135934A
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JP
Japan
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decoding
circuit
data
error
majority decision
Prior art date
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Application number
JP29039196A
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English (en)
Inventor
Masanori Morobishi
正典 諸菱
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤り訂正符号化したデータを繰り返し送信し、
受信側で多数決判定した後、誤り訂正符号の復号を行う
ような通信システムにおいて、誤り訂正符号の復号装置
の復号能力を高め、信頼性の高いデータの受信を実現す
る。 【解決手段】繰り返し送信された誤り訂正符号化された
データを受信し、復号する復号装置において、多数決判
定回路により、多数決判定を行うとともに、多数決判定
に用いた情報をCMI (Channel Measurement Informatio
n )に変換し、多数決判定の結果とCMI を用いて軟判定
復号を行うよう構成した復号装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性のあるデー
タ通信を行うために、誤り訂正符号化したデータを繰り
返し送信し、受信側で多数決判定した後、誤り訂正符号
の復号を行うような通信システムに関する。
【0002】
【発明の概要】本発明は、誤り訂正符号化したデータを
繰り返し送信し、受信側で多数決判定した後、誤り訂正
符号の復号を行うような通信システムの受信側の復号装
置において、多数決判定回路により、多数決判定を行う
とともに、多数決判定に用いた情報をチャネル測定情報
CMI (Channel Measurement Information )に変換し、
多数決判定の結果とCMI を用いて軟判定復号を行うこと
により復号装置の号能力を高め、信頼性の高いデータの
受信を実現する。
【0003】
【従来の技術】上記通信システムの例として「アナログ
TACS方式自動車電話システム 標準規格 RCR
STD−36」(平成5年10月29日策定 (財) 電波
システム開発センター、現( 財) 電波産業会) で規定さ
れるJTACS 方式の携帯電話システムが上げられる。この
システムでは、下り制御チャネルのメッセージは図3に
示すように、28ビットの情報をBCH(40、28)符号により誤
り訂正符号化し、40ビットのワードとして5 回繰り返し
て送信している。ここで用いられているBCH(40、28)は、
BCH(63,51)符号を短縮したものである。また、このシス
テムでは、2 種類のワードA 、B を交互に配置し、それ
ぞれ5 回繰り返している。
【0004】移動局、すなわち受信側では、この繰り返
されたデータを受信し、多数決判定を行い一つのワード
とし、そのワードに対してBCH(40、28)の復号を行い、誤
りを訂正することにより信頼性のあるデータ通信を行う
ものである。また、一般的にBCH(40、28)のようなブロッ
ク符号の復号方法には、誤り訂正能力が符号の代数的性
質にのみ依存する最小距離復号法が用いられる。
【0005】図4に受信側でのJTACS の下り制御チャネ
ルの復号装置の例を示す。
【0006】図4において、1は下り制御チャネルのワ
ードデータの入力である。これは、図3における5回繰
り返されたワード部分のみが入力される。20は各繰り返
しデータ毎に出力を切り替えるセレクタ、21は40ビット
のワードデータを蓄えるバッファ、22は多数決判定回
路、23は最小距離復号法を用いたBCH(40,28)符号の復号
回路である。
【0007】図3のフォーマットで受信されたデータは
繰り返されたワードのうちのグループA 、またはB のど
ちらかが上記復号装置に入力される。復号装置では、入
力されるデータを、各繰り返し毎にセレクタ20を通して
バッファ21に入力する。すべての繰り返しデータがバッ
ファ21に入力されると、各バッファ21の出力は多数決判
定回路22に入力され、各ビット毎に多数決を行いビット
を判定する。多数決判定回路22により、5つの繰り返し
ワードから一つの多数決判定されたワードが出力され、
復号回路23に入力される。復号回路23は最小距離復号法
を用いて入力されるBCH(40,28)符号を復号し、最終的な
復号ワード2を出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信路
の状況が劣悪になるに従って、多数決をしても次の誤り
訂正符号の復号において、最小距離復号法では訂正しき
れない誤りが生じてしまい、データの信頼性が低下して
しまう。上記例では、40ビットのワードを5 回繰り返し
て送信している。このため、繰り返して送信された各ワ
ードの同じ位置のビットが3 ビット誤ると、多数決判定
により誤ったビットに判定されてしまう。また、BCH(4
0,28)符号は2 ビット訂正の符号であるため、多数決判
定により、2ビット以上の誤りが生じると、訂正するこ
とができず、さらに誤訂正により復号後のビットにさら
に誤りを付加してしまうこともある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明では、誤り訂正符号の復号能力を高めるた
めに、軟判定復号を行うものであり、この軟判定復号に
もちいるCMI (Channel Measurement Infomation)とし
て、多数決判定での情報を用いるものである。ここで多
数決判定での情報とは、多数決を行う上で、1 または0
の数と、多数決判定されたビットの値で決まる情報であ
る。
【0010】
【作用】多数決判定での情報をCMI として用いることに
より、誤り訂正符号の復号方法に、一般的に最小距離復
号法より復号能力の高い軟判定復号を適用するこができ
るため、さらに劣悪な通信路に対しても信頼性の高いデ
ータを得ることができる。
【0011】
【発明の実施形態】本発明の実施例を説明する前に、こ
こで用いる軟判定方式を説明する。
【0012】ここで用いる軟判定方法は「移動通信デー
タ電送におけるCHASE 第2アルゴリズムによるブロック
符号の復号方法」(松本、電気通信情報学会、信学技法
IT87-25 等)に示されているCHASE 第2アルゴリズムで
ある。以下にCHASE 第2アルゴリズムを説明する 受信語の各ビットのうち、CMI の小さいものからk ビ
ットを選択する。
【0013】そのK ビットを消失とし、 2K 種類のビ
ットパターンをこの部分にあてはめ、 2K 種類の候補を
作成し、それぞれを最小距離復号法により誤り訂正を行
う。 それぞれの復号結果に対してCMI がγi であるときの
ビット誤り率をPE(γi )を用いて事後確率を計算し最
大になるものを求め、最大のものを復号結果とする。
【0014】本発明の実施例をJTACS 方式自動車電話シ
ステムの下り制御チャネルに適用して説明する。また、
この実施例では上記アルゴリズムの消失ビット数k を2
とする。すなわち、4 つの候補を用いて軟判定を行うも
のとする。
【0015】図1は本発明を用いたJTACS 用の下り制御
チャネルの復号装置のブロック図である。図1におい
て、1は下り制御チャネルのワードデータの入力であ
る。これは、図3における5回繰り返されたワードが入
力される。10は各繰り返しデータ毎に出力を切り替える
セレクタ、11は40ビットのワードデータを蓄えるバッフ
ァ、12は多数決判定回路、13はCMI の最小のビットを探
索し、4 つの候補を作成する候補作成回路、14は最小距
離復号法を用いたBCH(40,28)符号の復号回路、15は各復
号結果と多数決判定の結果から復号結果を選択する判定
回路、16は判定回路により出力を選択するセレクタであ
る。2 が最終的な復号結果である。
【0016】図3のフォーマットで受信されたデータは
繰り返されたワードのうちのグループA 、またはB のど
ちらかが上記復号装置に入力される。復号装置では、入
力されるデータを、各繰り返し毎にセレクタ10を通して
バッファ11に入力する。すべての繰り返しデータがバッ
ファ11に入力されると、各バッファ11の出力は多数決判
定回路12に入力され、各ビット毎に多数決を行いビット
を判定する。このとき多数決判定回路12では、各ビット
毎に多数決判定を行うと同時に多数決の情報をCMI に変
換する。これら判定の一例を以下に示す。多数決判定回
路12は各ビット毎に入力される5 ビットのうち1 がいく
つあるか計算する。そして、その1 の数により、表1に
従って多数決判定しCMI を出力する。この表では、1 が
5 つであれば(すべてが1 )、当然多数決判定結果は1
となり、さらに、この1 は非常に信頼度の高い1 である
とみなし、CMI を1.0 とする。1 が3 つの場合、多数決
判定結果は1 であるが、この1 はあまり信頼性のない1
であるとみなし、CMI を0.25にする。多数決判定結果が
0 と判定される場合も同様である。
【0017】
【表1】 1 のビットの数 5 4 3 2 1 0 多数決判定結果 1 1 1 0 0 0 CMI 情報 1.0 0.5 0.25 0.25 0.5 1.0 次に多数決判定の結果、及び、各ビット毎のCMI は候補
作成回路13に入力される。候補作成回路では、CMI の最
小の2 ビットを探索し、そのビットの位置に4つのビッ
トパターン、00、01、10、11を挿入し、4つの候補を作
成する。候補作成回路13からの出力である4 つの候補は
それぞれ、復号回路14に入力され最小距離復号法を用い
て復号される。各復号回路14の出力および、多数決判定
回路12の出力は判定回路15に入力される。判定回路15で
は、多数決判定の結果と、各候補の復号結果を比較し最
終的な復号結果としてどの候補の復号結果を出力するか
決定する。判定回路にて決定された復号結果がセレクタ
16により選択され出力される。
【0018】ここで、判定回路15について補足する。判
定回路15では、各候補の復号結果Yik (i はビットの位
置、k は候補のインデックス)と多数決判定結果Xiとを
比較し、ビットが値が違っている位置のCMIiの値を加算
する。次に、各候補毎のCMIの加算値を比較し、その値
が一番小さい値となるものを最終的な復号結果として判
定する。また、復号器14において誤りを検出したがその
誤りを訂正できない場合、判定回路15ではその候補を除
いて判定を行う。
【0019】図2に本発明を用いた上記方式を用いた場
合と、最小距離復号法のみを用いた場合の受信ワード誤
り率のシミュレーション結果を示す。図2からもわかる
ように本発明を用いることにより受信ワード誤り率が改
善されている様子がわかる。上記のように、JTACS の下
り制御チャネルにおいて、繰り返し送信されたワードを
多数決判定し復号する際に、その多数決判定に用いた情
報をCMI として利用し、復号能力の高い軟判定復号法を
用いることにより、受信ワード誤り率を改善できる。
【0020】なお、本実施例において4 つの復号回路を
用いているが、これらの回路は一つだけ用意し、それを
時分割で使用してもよい。また、これらの処理をマイク
ロプロセッサ、DSP (Digital Signal Processer)等に
よりソフトウェアで処理することも当然考えられる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤り訂正符号化したデータを繰り返し送信する通信シス
テムにおいて、多数決判定後の誤り訂正符号の復号方式
に、多数決判定に用いた情報をCMI として軟判定復号を
行うことにより、誤り訂正符号の復号能力を高めること
ができ信頼性の高いデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を用いた復号装置の実施例を示すブロ
ック図。
【図2】 本発明の実施例を用いたときと、従来技術を
用いたときのワード誤り率のシミュレーション結果を示
したグラフ。
【図3】 本発明が適用される通信システムでのデータ
の送信例。
【図4】 従来の復号装置の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 復号装置に入力される受信した繰り返しデータ 2 復号装置から出力される復号データ(ワード) 10 セレクタ 11 バッファ 12 多数決判定回路 13 候補作成回路 14 復号回路 15 判定回路 16 セレクタ 20 セレクタ 21 バッファ 22 多数決判定回路 23 復号回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側では送信する情報ビットを誤り訂正
    符号化し、その誤り訂正符号化された符号を繰り返して
    送信し、受信側において、受信した複数の繰り返された
    符号を多数決判定し一つの符号語とし、その符号語に対
    して誤り訂正を行うような誤り訂正符号の復号装置にお
    いて、多数決判定に用いた情報を、チャネル測定情報C
    MIとして利用し、多数決判定された符号語を復号する
    際に軟判定復号を行うことを特徴とする誤り訂正符号の
    復号方式。
  2. 【請求項2】請求項1において、複数の候補を生成し、
    その候補の中から復号結果を選択する軟判定復号を行う
    ことを特徴とする誤り訂正符号の復号方式。
  3. 【請求項3】請求項2において、複数の候補を生成する
    過程において、その候補に誤りがあることを検出した場
    合、その候補を除いた中から復号結果を選択する軟判定
    復号を行うことを特徴とする誤り訂正符号の復号方式。
JP29039196A 1996-10-31 1996-10-31 誤り訂正符号の復号方式 Pending JPH10135934A (ja)

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