JPH10135390A - リード成形装置における粉塵除去装置 - Google Patents

リード成形装置における粉塵除去装置

Info

Publication number
JPH10135390A
JPH10135390A JP28522896A JP28522896A JPH10135390A JP H10135390 A JPH10135390 A JP H10135390A JP 28522896 A JP28522896 A JP 28522896A JP 28522896 A JP28522896 A JP 28522896A JP H10135390 A JPH10135390 A JP H10135390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
lead
lead frame
air
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28522896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hirai
武史 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP28522896A priority Critical patent/JPH10135390A/ja
Publication of JPH10135390A publication Critical patent/JPH10135390A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二方向からエア噴射を行うことにより、確実
に粉塵を除去できるようにしたリード成形装置における
粉塵除去装置を提供すること。 【解決手段】 上型201と下型202との間にリード
フレーム4を搬送するフィードプレート6が配設され、
リードフレーム4は周知の移送機構によりフィードプレ
ート6のガイド溝601に沿って間欠的に移送される。
下型202の下方に集塵口26が設けられ、この集塵口
26と集塵機30はダクト28により接続されている。
下型202上でフィードプレート6の外側に、ノズル1
0が取り付けられ、このノズル10の噴射口は、リード
フレーム4の表裏の空間部に向けて開口している。フィ
ードプレート6に、金型2の後方に位置して、フレーム
18が取り付けられ、このフレーム18にリードフレー
ム4の進行方向16に向くノズル20が取り付けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード成形装置に
おける粉塵除去装置に関し、詳しくは、IC等の半導体
装置のリード成形においてリードフレームから剥離され
る樹脂かす等の粉塵を除去する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】IC等の半導体装置は、リードフレーム
上で樹脂封止、半田処理されてから、リード成形装置に
おいて、レジンカット、ダイバーカット等のリード成形
が行われる。その後、リード成形装置でリードの曲げ成
形が行われるが、その際ダイバーカットによって発生す
る樹脂かす等の粉塵が充分に除去されていないと、これ
がリードに付着して接触不良を起こす要因となる。そこ
で、従来、リード成形装置の金型の部分にエアを噴射し
て粉塵を吹き飛ばして除去するようにした技術が知られ
ている。
【0003】図4および図5に示すものは、リードフレ
ームの進行方向に対して横方向からエアを噴射するよう
にした従来の一般的な方式であって、金型2の上型20
1と下型202との間にリードフレーム4を搬送するフ
ィードプレート6が配設され、このフィードプレート6
に、ノズル10が取り付けられ、このノズル10がエア
ホース8を介してエア供給装置(図示せず)に接続され
ている。樹脂封止されパッケージ12としてモールドさ
れ、半田メッキされた後、リードフレーム4は金型2に
搬送され、金型2でレジンカット、ダイバーカット、リ
ードカット等のパンチ加工がなされた後、曲げ加工によ
りリードが成形される。このレジンカットおよびダイバ
ーカット時に発生する樹脂かす等の粉塵をノズル10か
ら噴射するエアによって吹き飛ばし、集塵機30により
吸引して集塵することにより、粉塵を除去するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ノズル
10でリードフレーム4の横方向からのみエアを噴射す
る方式は、粉塵が金型2内で片側に吹き寄せられて「舞
う」という現象が生じ、これが集塵されずにリードに付
着し、このため充分に樹脂かすを除去できず、リードの
曲げ加工の際樹脂かすがリードに付着することを完全に
防止できないという問題がある。樹脂かすが完全に除去
されていないと、後工程でリードの接触不良を起こし、
また、かす詰まりやかす上がりによる金型の破損を起こ
すという問題がある。本発明は上述の点に着目してなさ
れたもので、二方向からエア噴射を行うことにより、確
実に粉塵を除去できるようにしたリード成形装置におけ
る粉塵除去装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、リード成形用金型の上型と下型との間にリー
ドフレームを移送しつつリード成形を行い、リード成形
時に発生する粉塵をエアで噴射して集塵機で除去するよ
うにしたリード成形装置における粉塵除去装置であっ
て、前記下型上に取り付けられたリードフレーム移送用
のフィードプレートの片側に取り付けられ、リードフレ
ームの移送方向に対してほぼ直交する方向にエアを噴射
するX方向エアブローと、前記下型よりもリードフレー
ムの移送方向の後方のフィードプレート上に取り付けら
れ、リードフレームの移送方向にエアを噴射するY方向
エアブローと、前記リードフレームの下方に開口する集
塵口を有する集塵機とを備えたことを特徴とするもので
ある。本発明では、X方向エアブローによるエア噴射に
より1回目の粉塵除去がなされ、これで除去されない粉
塵はリードフレームの片側に寄せられており、片側に寄
せられた粉塵はY方向エアブローのエア噴射により除去
される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1〜図3に示す
実施の形態に基づいて説明する。なお、図4および図5
と同一部材または同一機能のものは同一符号で示してい
る。図1および図2において、リード成形装置1の金型
2は、基台3上に設置された下型202と、ポスト20
3に上下動自在に取り付けられた上型201で構成さ
れ、この上型201と下型202との間に一対のフィー
ドプレート6、6が配設されている。
【0007】このフィードプレート6は、内側縁にリー
ドフレーム4をガイドするガイド溝601が形成され、
リードフレーム4は図示しないアーム機構等の周知の移
送機構により、ガイド溝601に沿って間欠的に移送さ
れるようになっている。基台3には下型202の下方に
開口する集塵口26が設けられ、この集塵口26と集塵
機30はダクト28により接続されている。集塵口26
は、下型202の内側の空間部からリードフレーム4の
裏面に通じている。下型202上でフィードプレート6
の外側にノズル10が取り付けられ、このノズル10の
噴射口はリードフレーム4の表裏の空間部に向けて開口
している。このノズル10の後部にエアホース8が接続
され、このエアホース8はエア供給装置(図示せず)に
接続されている。
【0008】ノズル10は、複数個の噴射口を有してお
り、エアは広がりをもってリードフレーム4の表裏に向
けて噴射されるようになっている。樹脂封止されてパッ
ケージ12としてモールドされ、半田メッキされた後、
リードフレーム4は金型2内に移送され、上型201と
下型202との間でレジンカット、ダイバーカット、リ
ードカット等のパンチ加工がなされた後、曲げ加工によ
りリードが成形されるもので、この構成自体は従来と同
一である。また、フィードプレート6の側部にノズル1
0を取り付け、金型2内のリードフレーム4の表裏にエ
アを噴射し、集塵口26から集塵機30に集塵するよう
にした構成も従来と同様である。以下、このノズル1
0、エアホース8およびエア供給装置(図示せず)を含
むエア噴射手段をX方向エアブロー14と称する。
【0009】本発明に実施の形態においては、上記X方
向エアブロー14の他にY方向のエア噴射手段を設けた
点に特徴がある。すなわち、図1および図2に示すよう
に、フィードプレート6に、金型2の後方(リードフレ
ーム6の進行方向16に対して後方)に位置して、フレ
ーム18が取り付けられ、このフレーム18にリードフ
レーム4の進行方向16に向くノズル20が取り付けら
れ、このノズル20にエアホース22を介してエア供給
装置(図示せず)が接続されている。このノズル20の
噴射口は1個となっている。以下、このノズル20、エ
アホース22およびエア供給装置を含むエア噴射手段を
Y方向エアブロー24と称する。
【0010】次に、図3により粉塵除去動作を説明す
る。下記動作において、集塵機30は常時動作してい
る。リードフレーム4は、アーム機構等によりフィード
プレート6に沿って図3の左方向に間欠的に移送され
る。金型2はリード成形に用いられている一般的な構成
であって、図3(1)に示すように、上型201の下降
により下型202との間でリードフレーム4をクランプ
し、レジンカット、ダイバーカット、リードカットおよ
び曲げ加工等を行う。これらのカットにより、リードフ
レーム4の下方に落下する樹脂かす等の粉塵の一部は集
塵機30(図1参照)に吸い込まれ、残りはリードフレ
ーム4に付着している。
【0011】加工終了後、図3(2)に示すように、上
型201は上昇してリードフレーム4のクランプが外
れ、この状態のときX方向エアブロー14が作動してエ
アを噴射し、リードフレーム4に付着している粉塵をノ
ズル10で吹き飛ばし、ノズル10と反対側の方向に吹
き寄せた後、X方向エアブロー14は停止する。次に、
図3(3)に示すように、リードフレーム4の移送(進
行方向16)を開始すると同時にY方向エアブロー24
が動作してX方向エアブロー14で片側に吹き寄せられ
た粉塵を前方(リードフレーム4の進行方向16)に吹
き寄せ、これを集塵機30で吸い込む。リードフレーム
4の移送が完了すると、図3(4)に示すように、Y方
向エアブロー24は停止し、かつ、次のリードフレーム
4上に上型201が下降し、リードフレーム4をクラン
プし、図3(1)に戻り同様の作動を繰り返す。
【0012】上記作動において、X方向エアブロー14
とY方向エアブロー24の作動タイミングをずらせてい
る理由は、同時タイミングで噴射すると粉塵がリードフ
レーム4上で舞い上がるという現象が発生しやすく、こ
れを避けるためである。X方向エアブロー14およびY
方向エアブロー24のエア圧は、0.26〜0.31M
Paが好ましいが、これに限定するものではない。
【0013】集塵機30は、一般に設備側電源(200
V,60Hz)32が使用されており、この場合の負圧
は−5.1KPaである。本実施の形態では、この設備
側電源32と集塵機30との間にインバータ34を接続
し、70Hzに変更している。これにより、負圧が−
5.7KPaとなり、集塵機28を交換することなく吸
引力を向上させることができ、より粉塵除去の効果が向
上することが確かめられた。
【0014】以上のように、本実施の形態のリード成形
装置における粉塵除去装置は、X方向エアブロー14に
よるエア噴射により1回目の粉塵除去がなされ、これで
除去されない粉塵はリードフレーム4の片側に吹き寄せ
られてY方向エアブロー24のエア噴射により完全に除
去される。また、X方向エアブロー14とY方向エアブ
ロー24の作動タイミングをずらせることにより、粉塵
がリードフレーム4上で舞い上がるという現象がなく、
確実に集塵機30に集塵できる。
【0015】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、X方向エアブローによるエア噴射に加えてY方向エ
アブローのエア噴射手段を設けたことにより、従来不完
全であった粉塵除去がY方向エアブローで完全になさ
れ、樹脂付着によるリードのコンタクト不良の発生が低
減し、また、樹脂かす詰まりや樹脂かす上がりによる金
型破損がなくなり、修理工数も大幅に低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリード成形装置における粉塵除去装置
の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1の上型を除いた状態の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の作用説明図である。
【図4】従来のリード成形装置における粉塵除去装置の
縦断側面図である。
【図5】図4の上型を除いた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1……リード成形装置、2……金型、201……上型、
202……下型、4……リードフレーム、6……フィー
ドプレート、8……エアホース、10……ノズル、14
……X方向エアブロー、20……ノズル、22……エア
ホース、24……Y方向エアブロー、26……集塵口、
30……集塵機、32……電源、34……インバータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード成形用金型の上型と下型との間に
    リードフレームを移送しつつリード成形を行い、リード
    成形時に発生する粉塵をエアで噴射して集塵機で除去す
    るようにしたリード成形装置における粉塵除去装置であ
    って、 前記下型上に取り付けられたリードフレーム移送用のフ
    ィードプレートの片側に取り付けられ、リードフレーム
    の移送方向に対してほぼ直交する方向にエアを噴射する
    X方向エアブローと、 前記下型よりもリードフレームの移送方向の後方のフィ
    ードプレート上に取り付けられ、リードフレームの移送
    方向にエアを噴射するY方向エアブローと、 前記リードフレームの下方に開口する集塵口を有する集
    塵機と、 を備えたことを特徴とするリード成形装置における粉塵
    除去装置。
  2. 【請求項2】 前記X方向エアブローは、前記上型が下
    降してリード成形後上型が上昇したタイミングで作動
    し、前記Y方向エアブローは、リードフレームを移送さ
    せるタイミングで作動させるように制御されることを特
    徴とする請求項1記載のリード成形装置における粉塵除
    去装置。
  3. 【請求項3】 前記X方向エアブローおよびY方向エア
    ブローは、ノズルと、このノズルにエアーホースを介し
    て接続されたエア供給装置とで構成されていることを特
    徴とする請求項1記載のリード成形装置における粉塵除
    去装置。
  4. 【請求項4】 前記X方向エアブローのノズルは方向の
    異なる複数の噴射口で構成され、前記Y方向エアブロー
    のノズルは1個の噴射口で構成されていることを特徴と
    する請求項3記載のリード成形装置における粉塵除去装
    置。
  5. 【請求項5】 前記集塵機とその電源との間にインバー
    タを接続し、電源周波数を変換することにより集塵機の
    吸引力を増大させたことを特徴とする請求項1記載のリ
    ード成形装置における粉塵除去装置。
JP28522896A 1996-10-28 1996-10-28 リード成形装置における粉塵除去装置 Pending JPH10135390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28522896A JPH10135390A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 リード成形装置における粉塵除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28522896A JPH10135390A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 リード成形装置における粉塵除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10135390A true JPH10135390A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17688773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28522896A Pending JPH10135390A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 リード成形装置における粉塵除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10135390A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5298379A (en) * 1992-06-30 1994-03-29 Eastman Kodak Company Radiation sensitive element with absorber dye to enhance spectral sensitivity range
JP2017152545A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ製造方法および異物除去装置
CN107159823A (zh) * 2017-05-03 2017-09-15 上海闵轩钢结构工程有限公司 一种双刀头高精度切割钢结构机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5298379A (en) * 1992-06-30 1994-03-29 Eastman Kodak Company Radiation sensitive element with absorber dye to enhance spectral sensitivity range
JP2017152545A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサ製造方法および異物除去装置
CN107159823A (zh) * 2017-05-03 2017-09-15 上海闵轩钢结构工程有限公司 一种双刀头高精度切割钢结构机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2003015489A2 (en) Apparatus and method for mounting electronic parts
KR101866201B1 (ko) 세정 장치
JP2007220754A (ja) 不良電子部品の回収装置
JPH10135390A (ja) リード成形装置における粉塵除去装置
CN214056595U (zh) 包装盒料板的自动定位及模切生产线
CN209999641U (zh) 一种改进型注塑机
JP3475744B2 (ja) 導電性ボールの移載装置および移載方法
CN112172239A (zh) 包装盒料板的自动定位及模切生产线
CN217263191U (zh) 一种贴片回收装置及led贴片机
CN220030561U (zh) 一种用于封边机可定向吹气排屑的刮刀装置
CN213622073U (zh) 包装盒料板自动定位装置
CN215923847U (zh) 一种胶条自动切驳一体机
CN221101887U (zh) 一种用于贴片电容封端的撕胶机构
CN217316514U (zh) 焊接定位工装的吸尘装置
CN217193357U (zh) 一种自动激光切割装置
CN213617021U (zh) 下料排废装置
CN117894686B (zh) 一种集成电镀蚀刻引线框架快速贴干膜工艺
JPS6236296Y2 (ja)
KR19980067784U (ko) 반도체 패키지의 솔더 이물질 제거장치
JPS63209912A (ja) 射出成形機用取出機
JP2000122020A (ja) シート材の打ち抜きカス除去方法
JPH10107481A (ja) 部品打抜装置
JPH0748399Y2 (ja) 穿孔装置の打抜チップ回収機構
JP2000326295A (ja) 抜きカス除去方法及び装置
JP2001150573A (ja) 切屑除去装置