JPH10134905A - 多極プラグ、多極ジャックおよび多極コネクタ - Google Patents

多極プラグ、多極ジャックおよび多極コネクタ

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JPH10134905A
JPH10134905A JP8285452A JP28545296A JPH10134905A JP H10134905 A JPH10134905 A JP H10134905A JP 8285452 A JP8285452 A JP 8285452A JP 28545296 A JP28545296 A JP 28545296A JP H10134905 A JPH10134905 A JP H10134905A
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pole
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多極プラグと多極ジャックとの組み合わせで
なる多極コネクタにおいて、極数が増えても、一定の極
数までは外観形状が大型化しないような構造にする。 【解決手段】 多極プラグPは、ボディ10の筒壁12
で囲まれる空間内に1つの中心電極25を突出させ、か
つ、筒壁12の内周側と外周側とに複数ずつの内側電極
と外側電極41とを振り分けて配備する。多極ジャック
Jは、ボディ50の内側筒壁51に中心接片部材70と
内側接片部材とを配備し、外側筒壁52に外側接片部材
90を配置する。中心接片部材70が中心電極25に対
応し、内側接片部材が内側電極に対応し、外側接片部材
90が外側電極41に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多極ジャックが相
手方コネクタとして使用される多極プラグ、多極プラグ
が相手方コネクタとして使用される多極ジャック、およ
びそれらの多極プラグと多極ジャックとの組み合わせで
なる多極コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】実公平2−6633号公報に本発明の従
来例に相当するコネクタが記載されている。このコネク
タは、雄コネクタと雌コネクタとを具備しており、雄コ
ネクタが、平板状のコネクタシェル上に円筒状雄側ター
ミナル片が同心状に突設されてなり、雌コネクタが、上
記雄コネクタが挿入される円形の挿入穴を備えたコネク
タハウジング内に、上記各雄側ターミナル片と接触され
る複数個の雌側ターミナル片を列設してなる。
【0003】また、従来より、横長ボディに複数の接片
部材を横に並べて配列した多極プラグや多極ジャックが
知られていた。
【0004】ところで、AV機器や音響機器、カーナビ
ゲーション機器などにおいては、それらの機器のコンパ
クト化が促進されていることに伴ってそれらの機器に採
用される多極コネクタについても超小型化を図ることが
要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
2−6633号公報に記載されているコネクタは、多極
コネクタとして用い得ることができるものの、雄コネク
タ側の円筒状雄側ターミナル片をその極数に応じた数だ
け同心状に配列する必要があり、また、雌コネクタ側の
雌側ターミナル片をそれぞれの上記雄側ターミナル片に
対応する位置に列設しておく必要があるので、極数が増
えるほど雄コネクタや雌コネクタの全体の外径が大きく
なる。このため、上記公報に記載されているコネクタで
は、極数が増えれば増えるほど外観形状が大型化するこ
とを避けられないという問題があった。
【0006】また、上記したような横長ボディに複数の
接片部材を横に並べて配列した多極プラグや多極ジャッ
クにおいても、極数を増やすとそれだけ横幅が長くなる
ので、極数が増えれば増えるほど横幅が長くなって外観
形状が大型化することを避けられないという上記同様の
問題があった。
【0007】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、極数が増えれば増えるほど外径が大きくなって
外観形状が大型化してしまうといったことのない多極プ
ラグ、多極ジャックおよびそれらの組み合わせでなる多
極コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の多
極プラグは、基部とこの基部から突設された円筒状の筒
壁とが一体に連設されてなる電気絶縁性のボディと、上
記筒壁の軸線位置で上記基部から上記筒壁で囲まれる空
間内に突出された1つのピン状の中心電極と、上記筒壁
の内周側の周方向複数箇所においてその筒壁の根元部か
ら先端部に亘って形成された複数の第1細長溝部にそれ
ぞれ収容保持されかつその電極面が上記空間に対して露
出された複数の内側電極と、上記筒壁の外周側の周方向
複数箇所においてその筒壁の基部から先端部に亘って形
成された複数の第2細長溝部にそれぞれ収容保持されか
つその電極面が上記筒壁の外方に対して露出された複数
の外側電極と、を備える、というものである。
【0009】この発明の多極プラグにおいて、全極数の
うちの1極が1つのピン状の中心電極によって確保さ
れ、残極が複数の内側電極と複数の外側電極とによって
確保される。そして、複数の内側電極の配備位置がボデ
ィの円筒状の筒壁の内周側に振り分けられるのに対し、
複数の外側電極の配備位置がその筒壁の外周側に振り分
けられるので、1つの上記筒壁が、複数の内側電極の取
付けと複数の外側電極の取付けとに兼用されている。そ
のため、極数が増えれば増えるほど外径が大きくなって
外観形状が大型化するといった事態が起こらない。
【0010】請求項2に係る多極プラグは、請求項1に
記載したものにおいて、上記内側電極を収容保持するそ
れぞれの上記第1細長溝部の上記筒壁に対する形成箇所
と、上記外側電極を収容保持するそれぞれの上記第2細
長溝部の上記筒壁に対する形成箇所とが、上記筒壁の周
方向において位置ずれしている、というものである。
【0011】この発明によると、第1細長溝部の形成箇
所と第2細長溝部の形成箇所とが、筒壁の径方向に並ば
なくなるので、その筒壁の肉厚を、第1細長溝部または
第2細長溝部のいずれかを形成し得るだけの寸法にして
おけばよい。そのため、その筒壁の肉厚を薄くしてその
外径寸法を短くすることが可能になり、そのことが、多
極プラグの径小化ひいては外観形状の小型化に役立つ。
【0012】請求項3に係る発明の多極プラグは、請求
項1または請求項2に記載したものにおいて、上記内側
電極を収容保持するそれぞれの上記第1細長溝部の数よ
りも、上記外側電極を収容保持するそれぞれの上記第2
細長溝部の数が多い、というものである。
【0013】第1細長溝部や第2細長溝部が形成される
上記筒壁は、その内周側の周長よりも外周側の周長が長
い。このことに着目し、この発明では、周長の短い筒壁
の内周側に形成される第1細長溝部の数を少なくし、周
長の長い筒壁の外周側に形成される第2細長溝部の数を
多くするようにしたので、それらの細長溝部に収容保持
される複数の内側電極や複数の外側電極を無理なくその
筒壁に取り付けられるようになり、そのことが多極プラ
グの外径を小さくしてその外観形状の小型化を促進する
ことに役立つ。この点に関し、内側電極や複数の外側電
極を無理なくその筒壁に取り付けるための対策として
は、筒壁の肉厚を厚くしたり大径にしたりすることも考
えられるが、そのようにすることは多極プラグの外径が
大きくなって外観形状の大型化につながるので好ましく
ない。
【0014】請求項4に係る発明の多極プラグは、請求
項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載したものに
おいて、上記中心電極に連設された導線接続用中心端子
と、複数の上記内側電極に連設された導線接続用内側端
子と、複数の上記外側電極に連設された導線接続用外側
端子とがそれぞれ、上記ボディの背方に突出されてい
る、というものである。
【0015】この発明によれば、中心端子、内側端子、
外側端子のいずれもがボディの基部の背方に突出される
ので、それらの端子によって多極プラグの外径が大きく
なることがなく、そのことが、多極プラグの小型化を促
進することに役立つ。
【0016】請求項5に係る発明の多極プラグは、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載
のものにおいて、複数の上記内側電極の上記電極面がそ
れぞれの第1細長溝部の全長域で上記空間に対して露出
され、かつその電極面が上記筒壁の内周面と面一に連続
する湾曲した周面に形成され、複数の上記外側電極の電
極面がそれぞれの第2細長溝部の全長域で上記筒壁の外
方に対して露出され、かつその電極面が上記筒壁の外周
面と面一に連続する湾曲した周面に形成されている、と
いうものである。
【0017】この発明によれば、内側電極の電極面や外
側電極の電極面が筒壁の内側や外側へ突き出さないの
で、それらの電極が折曲りなどの損傷を受けにくくな
る。
【0018】請求項6に係る発明の多極ジャックは、円
筒状の内側筒壁とその内側筒壁に対し同心状の円筒状の
外側筒壁とそれらの筒壁の相互間に形成された凹入状の
環状空間とを備えかつ上記内側筒壁の先端部の中心位置
にその内側筒壁の内部空間に通じる孔部が開設されたボ
ディと、上記内側筒壁の内周側に配備された弾性を有す
る1つの中心接片部材と、上記内側筒壁の周方向の複数
箇所に配備された弾性を有する複数の内側接片部材と、
上記外側筒壁の周方向の複数箇所に配備された弾性を有
する複数の外側接片部材と、を備え、上記中心接片部材
に具備された中心接点が、上記内側筒壁の上記内部空間
内における上記孔部に挿通されるピン状の電極に接触可
能な位置に配備され、複数の上記内側接片部材が上記内
側筒壁の外周側の周方向複数箇所に形成された第1細長
溝部のそれぞれに収容保持されていると共にそれらの内
側接片部材のそれぞれの先端部に具備された山形の内側
接点が上記環状空間内に外向きに突出され、上記外側接
片部材が上記外側筒壁の周方向複数箇所に形成された第
2細長溝部のそれぞれに収容保持されていると共にそれ
らの外側接片部材のそれぞれの先端部に具備された山形
の外側接点が上記環状空間内に内向きに突出され、上記
内側筒壁に、上記内側接点の内方への変位を許容する空
間が設けられ、上記外側筒壁に、上記外側接点の外方へ
の変位を許容する空間が設けられている、というもので
ある。
【0019】この発明の多極ジャックにおいて、全極数
のうちの1極が1つの中心接片部材によって確保され、
残極が複数の内側接片部材と複数の外側接片部材とによ
って確保される。そして、複数の内側接片部材の山形の
内側接点と複数の外側接片部材の山形の外側接点とが、
いずれもボディの内側筒壁と外側筒壁との相互間に形成
された凹入状の環状空間に突出されているので、その環
状空間が、複数の内側接点の配備位置と複数の外側接点
の配備位置とに兼用されている。そのため、極数が増え
れば増えるほど外径が大きくなって外観形状が大型化す
るといった事態が起こらない。
【0020】請求項7に係る発明の多極ジャックは、請
求項6に記載したものにおいて、上記内側接片部材を収
容保持するそれぞれの上記第1細長溝部の上記内側筒壁
に対する形成箇所と、上記外側接片部材を収容保持する
それぞれの上記第2細長溝部の上記外側筒壁に対する形
成箇所とが、上記環状空間の周方向において位置ずれし
ている、というものである。
【0021】この発明によると、上記した環状空間に突
出している山形をなす複数の上記内側接点と複数の上記
外側接点とが、その環状空間内で径方向に並ばなくなる
ので、その環状空間の径方向での広さを、上記した内側
接点と外側接点を径方向に並べて収容し得る広さよりも
狭くすることが可能になる。そのため、外側筒壁を内側
筒壁に近付けてその環状空間の径方向の広さを狭められ
るようになり、そのことが、多極ジャックの径小化ひい
ては外観形状の小型化に役立つ。請求項8に係る発明の
多極ジャックは、請求項6または請求項7に記載したも
のにおいて、上記内側接片部材を収容保持するそれぞれ
の上記第1細長溝部の数よりも、上記外側接片部材を収
容保持するそれぞれの上記第2細長溝部の数が多い、と
いうものである。
【0022】第2細長溝部が形成される上記外側筒壁の
周長は、第1細長溝部が形成される上記内側筒壁の周長
よりも長い。このことに着目し、この発明では、周長の
短い内側筒壁に形成される第1細長溝部の数を少なく
し、周長の長い外側筒壁に形成される第2細長溝部の数
を多くするようにしたので、それらの細長溝部に収容保
持される複数の内側接片部材や複数の外側接片部材を無
理なくそれらの筒壁に取り付けられるようになり、その
ことが多極ジャックの外径を小さくしてその外観形状の
小型化を促進することに役立つ。この点に関し、内側筒
壁に取り付ける内側接片部材の数と外側筒壁に取り付け
る外側接片部材の数とを同数にして多極化を図ることも
考えられるが、そのようにすると、内側筒壁には複数の
内側接片部材を高密度を取り付ける必要が生じる反面
で、外側筒壁には複数の外側接片部材が粗密度で取り付
けられるようになるので好ましくない。
【0023】請求項9に係る発明の多極ジャックは、請
求項6、請求項7、請求項8のいずれかに記載したもの
において、上記中心接片部材に連設された導線接続用中
心端子と、複数の上記内側接片部材に連設された導線接
続用内側端子と、複数の上記外側接片部材に連設された
導線接続用外側端子とがそれぞれ、上記ボディの背方に
突出されている、というものである。
【0024】この発明によれば、中心端子、内側端子、
外側端子のいずれもがボディの背方に突出されるので、
それらの端子によって多極ジャックの外径が大きくなる
ことがなく、そのことが、多極ジャックの小型化を促進
することに役立つ。
【0025】請求項10に係る発明の多極コネクタは、
請求項1に記載した上記多極プラグと請求項6に記載し
た上記多極ジャックとの組み合わせでなり、上記多極プ
ラグ側の円筒状の上記筒壁が上記多極ジャック側の上記
環状空間に挿抜可能であり、上記多極プラグ側の中心電
極が上記多極ジャック側の上記孔部に挿通されるピン状
の上記電極に相当し、上記多極プラグ側の複数の上記内
側電極のそれぞれと上記多極ジャック側の複数の上記内
側接片部材のそれぞれとが各別に対応されていると共
に、上記多極プラグ側の複数の上記外側電極のそれぞれ
と上記多極ジャック側の複数の上記外側接片部材のそれ
ぞれとが各別に対応されており、上記多極プラグ側の円
筒状の上記筒壁の外周側に突起が設けられ、上記多極ジ
ャック側の上記外側筒壁の内周側に、上記多極プラグ側
の上記筒壁を上記多極ジャック側の上記環状空間に挿入
することによって上記突起を嵌合可能な凹入部が設けら
れ、かつ、上記突起が上記凹入部に嵌合されたときに、
上記多極プラグ側の複数の上記内側電極のそれぞれと上
記多極ジャック側の複数の上記内側接片部材のそれぞ
れ、並びに上記多極プラグ側の複数の上記外側電極のそ
れぞれと上記多極ジャック側の複数の上記外側接片部材
のそれぞれとが、各別に対応するように上記多極プラグ
側の上記ボディと上記多極ジャック側の上記ボディとが
位置決めされるようになっている、というものである。
【0026】この多極コネクタは、請求項1について説
明した上記多極プラグと請求項6について説明した上記
多極ジャックとの組み合わせでなる。そのため、この多
極コネクタは、極数を増やしてもそれに応じて外径が大
きくなって外観形状が大型化するといったことが起こら
ない。また、この多極コネクタにおいて、多極プラグ側
の突起と多極ジャック側の凹入部とが嵌合されない状態
では、多極プラグ側の円筒状の筒壁を多極ジャック側の
環状空間に挿入することができない。そして、多極プラ
グ側の円筒状の筒壁を多極ジャック側の環状空間に挿入
し、かつ多極プラグ側の突起が多極ジャック側の凹入部
に嵌合されたときには、多極プラグ側の中心電極、内側
電極、外側電極が、それぞれ多極ジャック側の中心接片
部材、内側接片部材、外側接片部材にそれぞれ対応する
ので、多極プラグと多極ジャックの誤挿入が防止され
る。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る多極プラグPをその中心電極25を省略して示した背
面図、図2は図1のII−II線に沿う概略断面図、図
3は図1のIII−III線に沿う概略断面図、図4は
多極プラグPの正面図、図5は内側電極31と内側端子
35とを備える第1接片30の概略斜視図、図6は外側
電極41と外側端子45とを備える第2接片40の概略
斜視図、図7は多極プラグPの垂直断面図、図8は図7
のVIII−VIII線に沿う拡大端面図である。
【0028】この多極プラグPは、ボディ10と、中心
電極25と、第1接片30と、第2接片40とを備えて
いる。
【0029】図7に示したように、中心電極25は、球
状の頭部26と、その頭部26に径小の首部27を介し
て連設された軸部28と、軸部28の根元に連設された
径大部29と、その径大部29から後向きにまっすぐに
突設されたロッド状の中心端子25aとを同心状に有す
る電気良導体でなる。図5に示した第1接片30は、細
長い内側電極31と、その内側電極31の先端部から段
差を保って突設された係合片部32と、内側電極31の
後部に連設された左右一対の係合爪33と、これらの係
合爪33の後部に幅狭の首部34を介して連設された内
側端子35とを有する板片状の電気良導体でなり、上記
内側電極31は、その幅方向において湾曲しており、そ
の湾曲した内側の周面が電極面36になっている。図6
に示した第2接片40は、細長い外側電極41と、その
外側電極41の先端部から段差を保って突設された係合
片部42と、外側電極41の後部に連設された左右一対
の係合爪43と、これらの係合爪43の後部に幅狭の首
部44を介して連設された外側端子45とを有する板片
状の電気良導体でなり、上記外側電極41は、その幅方
向において湾曲しており、その湾曲した外側の周面が電
極面46(図8参照)になっている。
【0030】ボディ10は、円柱状の基部11とこの基
部11から同心状に突設された円筒状の筒壁12とが一
体に連設された合成樹脂成形体でなり、電気絶縁特性に
優れている。このボディ10の軸線位置(図7に軸線1
00を一点鎖線で示してある)において、その基部11
には、円形の貫通孔13と、段付部14を介してその貫
通孔13の後方へ延びる径大孔部15とが開設されてい
ると共に、その径大孔部15の後縁の周囲に90°の間
隔を隔てて4つの突片部16…が後向きに突出されてい
る。図7および図8のように、上記貫通孔13には上記
中心電極25の軸部28が圧入保持され、しかも、中心
電極25の径大部29が上記段付部14に係合され、中
心端子25aがこのボディ10の背方に突出されてい
る。また、この中心電極25の頭部26と軸部28と
は、上記筒壁12の軸線位置で上記基部11から上記筒
壁12で囲まれる空間17内に突出されている。
【0031】図3および図8のように、上記筒壁12の
内周側の180°隔てた左右の2箇所には、その筒壁1
2の根元部12aから先端部に亘って第1細長溝部18
が形成されていると共に、上記基部11にはその第1細
長溝部18に連続して貫通孔部19が形成されている。
図1、図2、図3および図8を併せ見ることによって類
推できるように、第1細長溝部18には、その第1細長
溝部18の先端よりも少し前に突き出た形の幅狭溝部1
8aが付設されており、また、貫通孔部19には上記幅
狭溝部18aに連続する幅狭孔部19aが付設されてい
る。上記第1細長溝部18には上記第1接片30の内側
電極31が収容保持され、かつその電極面36が上記空
間17に対して露出されている。また、第1接片30の
係合片部32は、上記幅狭溝部18aの先端に嵌め込ま
れており、さらに内側端子35がボディ10の背方に突
出されている。なお、図示していないけれども、第1接
片30の係合爪33を第1細長溝部18の両側の溝壁面
に喰込み状に係合させて、この第1接片30を抜け止め
している。このようにしてボディ10に組み付けられた
第1接片30において、その内側電極31の電極面36
は第1細長溝部18の全長域で上記空間17に対して露
出されており、しかも、その電極面36が上記筒壁12
の内周面と面一に連続する湾曲した周面を形成してい
る。こうしておくと、内側電極31の電極面36が筒壁
12の内側に突き出さないので、内側電極31が折曲り
などの損傷を受けにくい。
【0032】図2および図8のように、上記筒壁12の
外周側の90°ずつ隔てた4箇所と下端部とには、その
筒壁12の根元部12aから先端部に亘って第2細長溝
部21が形成されていると共に、上記基部11にはその
第2細長溝部21に連続して貫通孔部22が形成されて
いる。図1、図2および図8を併せ見ることによって類
推できるように、第2細長溝部21には、その第2細長
溝部21の先端よりも少し前に突き出た形の幅狭溝部2
1aが付設されており、また、貫通孔部22には上記幅
狭溝部21aに連続する幅狭孔部22aが付設されてい
る。上記第2細長溝部21には上記第2接片40の外側
電極41が収容保持され、かつその電極面46が筒壁1
2の外方に対して露出されている。また、第2接片40
の係合片部42は、上記幅狭溝部21aの先端に嵌め込
まれており、さらに外側端子45がボディ10の背方に
突出されている。なお、図示していないけれども、第2
接片40の係合爪43を第2細長溝部21の両側の溝壁
面に喰込み状に係合させて、この第2接片40を抜け止
めしている。このようにしてボディ10に組み付けられ
た第2接片40において、その外側電極41の電極面4
6は第2細長溝部21の全長域で筒壁12の外方に対し
て露出されており、しかも、その電極面46が筒壁12
の外周面と面一に連続する湾曲した周面を形成してい
る。こうしておくと、外側電極41の電極面46が筒壁
12の外側に突き出さないので、外側電極41が折曲り
などの損傷を受けにくい。
【0033】図8で判るように、上記した第1細長溝部
18の筒壁12に対する形成箇所と、上記した第2細長
溝部21の筒壁12に対する形成箇所とは、その筒壁1
2の周方向において位置ずれしており、しかも、2つの
第1細長溝部18や5つの第2細長溝部21は、左右対
称に配置されている。また、ボディ10における筒壁1
2の外周側の上端部に突起23が設けられている。
【0034】以上説明した多極プラグPにおいては、中
心端子25a、それぞれの内側端子35、それぞれの外
側端子45には、各別の導線49が半田付けで接続され
る(図7参照)。そして、中心端子25aと、すべての
内側端子35および外側端子45にそれぞれ導線49を
接続したものは、8極の多極プラグとして使用可能であ
る。また、内側端子35および外側端子45のうちの一
部を使用しないようにしたものでは、2〜7極の各多極
プラグとしての使用が可能である。このことから判るよ
うに、この多極プラグPでは、その極数を2〜7極とし
て用いる場合と、8極として用いる場合とで外径が同じ
である。このことにより、この多極プラグPは、8極ま
での使用であれば極数が増えてもボディ10の外径を大
きくする必要がないということであり、そのために多極
プラグPの超小型化が達成されるのである。
【0035】また、この多極プラグPでは、図8のよう
に第1細長溝部18と第2細長溝部21とが筒壁12の
径方向に並んでいないので、その筒壁12の肉厚を、第
1細長溝部18または第2細長溝部21のいずれかを形
成し得るだけの寸法にしてある。このように、筒壁12
の肉厚を薄くしておくと、その筒壁12の外径寸法が短
くなるので、多極プラグPの外観形状が小型化される。
しかも、周長の短い筒壁12の内周側に第1細長溝部1
8を2つ形成し、内周側よりも周長の長い筒壁12の外
周側に第2細長溝部21を5つ形成してあるので、第1
細長溝部18の形成箇所の角度間隔が徒に狭くなった
り、第2細長溝部21の形成間隔が徒に広くなったりす
ることがなく、8極という多くの極数を形成する内側電
極31や外側電極41を無理なく筒壁12に取り付ける
ことができる。さらに、この多極プラグPによると、中
心端子25a、複数の内側端子35、複数の外側端子4
5のいずれもがボディ10の背方に突出されているの
で、それらの端子25a,35,45によって多極プラ
グPの外径が大きくなることはない。
【0036】図9は本発明の実施の一形態を示す多極ジ
ャックJの背面図、図10は図9のX−X線に沿う概略
断面図、図11は図9のXI−XI線に沿う概略断面
図、図12は中心接片部材70の概略斜視図、図13は
内側接片部材80の概略斜視図である。
【0037】この多極ジャックJは、図1〜図8で説明
した上記多極プラグPを相手方コネクタとして用いられ
るコネクタであり、ボディ50と、中心接片部材70
と、内側接片部材80と、外側接片部材90とを備えて
いる。
【0038】図12のように、中心接片部材70は、弾
性を備えた金属などの電気良導体で作られている。この
中心接片部材70は、ピン状の電極(上記多極プラグP
の中心電極25に相当する)を挿通可能な大きさの開口
72を備えた前板部71を有し、その前板部71の両側
に一対の弾性を備えた接片73が一体に後向きに連設さ
れていて、それらの接片73に山形に湾曲した中心接点
74が備わっている。そして、それらの接片73の相互
間隔は、上記多極プラグPの中心電極25における首部
27(図7参照)の太さよりも少し狭くなっている。ま
た、上記前板部71には、一対の取付片部75が一体に
後向きに連設され、これらの取付片部75に切起し形成
された係合爪76や打抜き形成された係合爪77が設け
られ、さらに、それらの取付片部75から後方に中心端
子78が延び出ている。
【0039】図13のように、内側接片部材80は、弾
性を備えた金属などの電気良導体で作られている。この
内側接片部材80は、先端部に山形に湾曲した内側接点
81を有する接片82と、この接片82に連設された板
片部83の両側に設けられた一対の係合爪84と、その
板片部83から後方へ延び出た内側端子85とを備えて
いる。外側接片部材90には、上記した内側接片部材8
0と同じ形状・大きさのものが用いられている。したが
って、図10に示したように、この外側接片部材90
も、先端部に山形に湾曲した外側接点91を有する接片
92と、この接片92に連設された板片部93の両側に
設けられた一対の係合爪(図に現れていない)と、その
板片部93から後方へ延び出た外側端子95とを備えて
いる。
【0040】図9〜図11に示したように、ボディ50
は、円筒状の内側筒壁51とその内側筒壁51に対し同
心状の円筒状の外側筒壁52とそれらの筒壁51,52
の相互間に形成された凹入状の環状空間54とを備える
合成樹脂成形体でなり、電気絶縁特性に優れている。そ
して、内側筒壁51と外側筒壁52とが、背壁53を介
して一体に連設されている。また、内側筒壁51の先端
部の中心位置には、その内側筒壁51の内部空間56に
通じる孔部55が開設されている。
【0041】上記内側筒壁51の内周側に上記した1つ
の中心接片部材70が配備されている。すなわち、図1
0および図11に示したように、中心接片部材70の一
対の取付片部75が上記内側筒壁51の内周側に形成さ
れた溝部57に差し込まれ、その結合爪76が、内側筒
壁51に形成されたスリット状の細溝58の底面59に
係合して抜止めしている。こうして内側筒壁51の内周
側に配備された中心接片部材70においては、図9で判
るように、その接点74が上記孔部55の中心を通る軸
線に対して対称に配備され、しかも、図10および図1
1のように開口72がその孔部55と同心状に配備され
ている。また、中心端子78がボディ50の背方に突出
されている。
【0042】図9と図11とを併せ見ることによって判
るように、上記内側筒壁51の外周側の180°隔てた
左右の2箇所に第1細長溝部61がスリット状に形成さ
れており、これらの第1細長溝部61のそれぞれに内側
接片部材80が収容保持され、それらの内側接片部材8
0のそれぞれの内側接点81がボディ50側の上記環状
空間54内に外向きに突出されている。また、内側筒壁
51には、上記内側接点81の内方への変位を許容する
空間62が設けられている。さらに、内側接片部材80
の内側端子85が、上記第1細長溝部61を通してボデ
ィ50の背方に突出されている。なお、図示していない
けれども、内側接片部材80の係合爪84を第1細長溝
部61の両側の溝壁面に喰込み状に係合させて、この内
側接片部材80を抜け止めしている。なお、図9におい
て、61aは、背壁53に形成された第1細長溝部61
の広幅部分を示しており、この広幅部分61aは、内側
接片部材80を第1細長溝部61に差し込むときの内側
接点81の通過経路を形成している。
【0043】図9と図10とを併せ見ることによって判
るように、外側筒壁52の90°ずつ隔てた4箇所と下
端部とには、第2細長溝部63がスリット状に形成され
ていおり、これらの第2細長溝部63のそれぞれに外側
接片部材90が収容保持され、それらの外側接片部材9
0のそれぞれの外側接点91がボディ50側の上記環状
空間54内に内向きに突出されている。また、外側筒壁
52には、上記外側接点91の外方への変位を許容する
空間64が設けられている。さらに、外側接片部材90
の外側端子95が、上記第2細長溝部63を通してボデ
ィ50の背方に突出されている。なお、図示していない
けれども、外側接片部材90の係合爪を第2細長溝部6
3の両側の溝壁面に喰込み状に係合させて、この内側接
片部材90を抜け止めしている。なお、図9において、
63aは、背壁53に形成された第2細長溝部63の広
幅部分を示しており、この広幅部分63aは、外側接片
部材90を第2細長溝部63に差し込むときの外側接点
91の通過経路を形成している。
【0044】図9〜図11で判るように、上記した第1
細長溝部61の内側筒壁51に対する形成箇所と、上記
した第2細長溝部63の外側筒壁52に対する形成箇所
とは、それらの筒壁51,52の周方向において位置ず
れしており、しかも、2つの第1細長溝部61や5つの
第2細長溝部63は、左右対称に配置されている。ま
た、図9および図10のように、外側筒壁52の外周側
の上端部に凹入部65が設けられており、この凹入部6
5には、上記した多極プラグP側のボディ10に設けら
れている上記突起23を嵌合できるようになっている。
【0045】以上説明した多極ジャックJにおいては、
中心端子78、それぞれの内側端子85、それぞれの外
側端子95には、各別の導線(不図示)が半田付けで接
続される。そして、中心端子78と、すべての内側端子
85および外側端子95にそれぞれ導線を接続したもの
は、8極の多極ジャックとして使用可能である。また、
内側端子85および外側端子95のうちの一部を使用し
ないようにしたものでは、2〜7極の各多極ジャックと
しての使用が可能である。このことから判るように、こ
の多極ジャックJでは、その極数を2〜7極として用い
る場合と、8極として用いる場合とで外径が同じであ
る。このことにより、この多極ジャックJは、8極まで
の使用であれば極数が増えてもボディ50の外径を大き
くする必要がないということであり、そのために多極ジ
ャックJの超小型化が達成されるのである。
【0046】また、この多極ジャックJでは、第1細長
溝部61と第2細長溝部63とが内側筒壁51や外側筒
壁52の径方向に並んでおらず、それらが周方向におい
て位置ずれしている。そのため、ボディ50側の環状空
間54が2つの内側接点81の配備位置と5つの外側接
点91の配備位置とに兼用されているとしても、それら
の内側接点81と外側接点91とが環状空間54内で上
記径方向に並ぶことがない。このことにより、上記環状
空間54の径方向の広さを許容できる範囲で狭めて外側
筒壁52の直径をできるだけ小さくすることが可能にな
り、そのようにすることによって、多極ジャックJの外
観形状が小型化される。しかも、周長の短い内側筒壁5
1に第1細長溝部61を2つ形成し、それよりも周長の
長い外側筒壁52に第2細長溝部63を5つ形成してあ
るので、第1細長溝部61の形成箇所の角度間隔が徒に
狭くなったり、第2細長溝部63の形成間隔が徒に広く
なったりすることがなく、8極という多くの極数を形成
する内側電極31や外側電極41を無理なく内側筒壁5
1や外側筒壁52に取り付けることができる。
【0047】さらに、この多極ジャックJによると、中
心端子78、複数の内側端子85、複数の外側端子95
のいずれもがボディ50の背方に突出されているので、
それらの端子78,85,95によって多極ジャックJ
の外径が大きくなることはない。
【0048】図14は本発明の実施の一形態である多極
コネクタCの結合状態を示した一部破断側面図、図15
はその多極コネクタCの結合状態を示した一部破断平面
図である。
【0049】この多極コネクタCは、上述した多極プラ
グPと多極ジャックJとの組み合わせによって構成され
ている。そして、多極プラグP側の円筒状の筒壁12が
多極ジャックJ側の環状空間54(図9〜図11参照)
に挿抜可能である。また、多極プラグP側の中心電極2
5が多極ジャックJ側のボディ50の孔部55と中心接
片部材70の開口72に挿通可能である。さらに、多極
プラグP側の2つの内側電極31のそれぞれと多極ジャ
ックJ側の2つの内側接片部材80のそれぞれとが各別
に対応し、多極プラグP側の5つの外側電極41のそれ
ぞれと多極ジャックJ側の5つの外側接片部材90のそ
れぞれとが各別に対応している。
【0050】この多極コネクタCにおいて、多極プラグ
P側の突起23を多極ジャックJ側の凹入部65に位置
合わせした状態で、その多極プラグPの筒壁12を多極
ジャックJの環状空間54に挿入すると、突起23と凹
入部65との嵌合によって、多極プラグP側の2つの内
側電極31のそれぞれと多極ジャックJ側の2つの内側
接片部材80のそれぞれとが各別に対応し、かつ、多極
プラグP側の5つの外側電極41のそれぞれと多極ジャ
ックJ側の5つの外側接片部材90のそれぞれとが各別
に対応するように、多極プラグP側のボディ10と多極
ジャックJ側のボディ50とがそれらの周方向において
位置決めされる。
【0051】このように双方のボディ10,50がそれ
らの周方向において位置決めされた状態で、多極プラグ
Pの筒壁12が多極ジャックJの環状空間54に挿入さ
れると、図14や図15のように、中心電極25の首部
27が中心接片部材70の中心接点74により挾圧され
てそれらが電気的に導通され、多極プラグP側の2つの
内側電極31の電極面36のそれぞれに多極ジャックJ
側の2つの内側接片部材80の内側接点81のそれぞれ
が弾接してそれらが電気的に導通され、多極プラグP側
の5つの外側電極41の電極面46のそれぞれに多極ジ
ャックJ側の5つの外側接片部材90の外側接点91の
それぞれが弾接してそれらが電気的に導通される。
【0052】この多極コネクタCにおいて、多極プラグ
P側の突起23と多極ジャックJ側の凹入部65とが嵌
合されない状態では、多極プラグP側の円筒状の筒壁1
2を多極ジャックJ側の環状空間54に挿入することが
できないので、多極プラグPと多極ジャックJとが誤挿
入されるといった事態が起こり得ない。図14および図
15においては、説明を簡略にするため、図1〜図13
で説明した部分と同じ部分には同一符号を付して詳細な
説明を省略した。
【0053】なお、図14や図15に示した多極プラグ
Pには合成樹脂製のハンドル200が装着されているけ
れども、このハンドル200は図示以外の形状であって
も差し支えない。
【0054】本発明に係る多極プラグPにおいて、ピン
状の中心電極25は1つに限られるけれども、内側電極
31や外側電極41の数は図示例に限定されない。多極
ジャックJについても、中心接片部材70は1つに限ら
れるけれども、内側接片部材80や外側接片部材90の
数は図示例に限定されない。多極プラグPと多極ジャッ
クJとの組み合わせでなる多極コネクタCについても同
様である。
【0055】
【発明の効果】本発明の多極プラグ、多極ジャックおよ
びそれらの組み合わせでなる多極コネクタによると、極
数が増えれば増えるほど外径が大きくなって外観形状が
大型化するといったことがないので、多極プラグ、多極
ジャックおよびそれらの組み合わせでなる多極コネクタ
の超小型化と多極化とを同時に達成し得るという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である多極プラグをその
中心電極を省略して示した背面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う概略断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う概略断面図であ
る。
【図4】多極プラグの正面図である。
【図5】第1接片の概略斜視図である。
【図6】第2接片の概略斜視図である。
【図7】多極プラグの垂直断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う拡大端面図
である。
【図9】本発明の実施の一形態を示す多極ジャックの背
面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う概略断面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿う概略断面図であ
る。
【図12】中心接片部材の概略斜視図である。
【図13】内側接片部材の概略斜視図である。
【図14】本発明の実施の一形態である多極コネクタの
結合状態を示した一部破断側面図である。
【図15】多極コネクタの結合状態を示した一部破断平
面図である。
【符号の説明】 P 多極プラグ J 多極ジャック C 多極コネクタ 10 ボディ 11 基部 12 筒壁 12a 筒壁の根元部 17 空間 18 第1細長溝部 21 第2細長溝部 23 突起 25 中心電極 25a 中心端子 31 内側電極 35 内側端子 36 電極面 41 外側電極 45 外側端子 46 電極面 50 ボディ 51 内側筒壁 52 外側筒壁 54 環状空間 55 孔部 56 内側筒壁の内部空間 61 第1細長溝部 62,64 空間 63 第2細長溝部 65 凹入部 70 中心接片部材 74 中心接点 78 中心端子 80 内側接片部材 81 内側接点 85 内側端子 90 外側接片部材 91 外側接点 95 外側端子 100 筒壁の軸線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部とこの基部から突設された円筒状の
    筒壁とが一体に連設されてなる電気絶縁性のボディと、
    上記筒壁の軸線位置で上記基部から上記筒壁で囲まれる
    空間内に突出された1つのピン状の中心電極と、上記筒
    壁の内周側の周方向複数箇所においてその筒壁の根元部
    から先端部に亘って形成された複数の第1細長溝部にそ
    れぞれ収容保持されかつその電極面が上記空間に対して
    露出された複数の内側電極と、上記筒壁の外周側の周方
    向複数箇所においてその筒壁の基部から先端部に亘って
    形成された複数の第2細長溝部にそれぞれ収容保持され
    かつその電極面が上記筒壁の外方に対して露出された複
    数の外側電極と、を備えることを特徴とする多極プラ
    グ。
  2. 【請求項2】 上記内側電極を収容保持するそれぞれの
    上記第1細長溝部の上記筒壁に対する形成箇所と、上記
    外側電極を収容保持するそれぞれの上記第2細長溝部の
    上記筒壁に対する形成箇所とが、上記筒壁の周方向にお
    いて位置ずれしている請求項1に記載した多極プラグ。
  3. 【請求項3】 上記内側電極を収容保持するそれぞれの
    上記第1細長溝部の数よりも、上記外側電極を収容保持
    するそれぞれの上記第2細長溝部の数が多い請求項1ま
    たは請求項2に記載した多極プラグ。
  4. 【請求項4】 上記中心電極に連設された導線接続用中
    心端子と、複数の上記内側電極に連設された導線接続用
    内側端子と、複数の上記外側電極に連設された導線接続
    用外側端子とがそれぞれ、上記ボディの背方に突出され
    ている請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載
    の多極プラグ。
  5. 【請求項5】 複数の上記内側電極の上記電極面がそれ
    ぞれの第1細長溝部の全長域で上記空間に対して露出さ
    れ、かつその電極面が上記筒壁の内周面と面一に連続す
    る湾曲した周面に形成され、複数の上記外側電極の電極
    面がそれぞれの第2細長溝部の全長域で上記筒壁の外方
    に対して露出され、かつその電極面が上記筒壁の外周面
    と面一に連続する湾曲した周面に形成されている請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載の
    多極プラグ。
  6. 【請求項6】 円筒状の内側筒壁とその内側筒壁に対し
    同心状の円筒状の外側筒壁とそれらの筒壁の相互間に形
    成された凹入状の環状空間とを備えかつ上記内側筒壁の
    先端部の中心位置にその内側筒壁の内部空間に通じる孔
    部が開設されたボディと、上記内側筒壁の内周側に配備
    された弾性を有する1つの中心接片部材と、上記内側筒
    壁の周方向の複数箇所に配備された弾性を有する複数の
    内側接片部材と、上記外側筒壁の周方向の複数箇所に配
    備された弾性を有する複数の外側接片部材と、を備え、 上記中心接片部材に具備された中心接点が、上記内側筒
    壁の上記内部空間内における上記孔部に挿通されるピン
    状の電極に接触可能な位置に配備され、複数の上記内側
    接片部材が上記内側筒壁の外周側の周方向複数箇所に形
    成された第1細長溝部のそれぞれに収容保持されている
    と共にそれらの内側接片部材のそれぞれの先端部に具備
    された山形の内側接点が上記環状空間内に外向きに突出
    され、上記外側接片部材が上記外側筒壁の周方向複数箇
    所に形成された第2細長溝部のそれぞれに収容保持され
    ていると共にそれらの外側接片部材のそれぞれの先端部
    に具備された山形の外側接点が上記環状空間内に内向き
    に突出され、 上記内側筒壁に、上記内側接点の内方への変位を許容す
    る空間が設けられ、上記外側筒壁に、上記外側接点の外
    方への変位を許容する空間が設けられていることを特徴
    とする多極ジャック。
  7. 【請求項7】 上記内側接片部材を収容保持するそれぞ
    れの上記第1細長溝部の上記内側筒壁に対する形成箇所
    と、上記外側接片部材を収容保持するそれぞれの上記第
    2細長溝部の上記外側筒壁に対する形成箇所とが、上記
    環状空間の周方向において位置ずれしている請求項6に
    記載した多極ジャック。
  8. 【請求項8】 上記内側接片部材を収容保持するそれぞ
    れの上記第1細長溝部の数よりも、上記外側接片部材を
    収容保持するそれぞれの上記第2細長溝部の数が多い請
    求項6または請求項7に記載した多極ジャック。
  9. 【請求項9】 上記中心接片部材に連設された導線接続
    用中心端子と、複数の上記内側接片部材に連設された導
    線接続用内側端子と、複数の上記外側接片部材に連設さ
    れた導線接続用外側端子とがそれぞれ、上記ボディの背
    方に突出されている請求項6、請求項7、請求項8のい
    ずれかに記載の多極ジャック。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載した上記多極プラグと
    請求項6に記載した上記多極ジャックとの組み合わせで
    なり、上記多極プラグ側の円筒状の上記筒壁が上記多極
    ジャック側の上記環状空間に挿抜可能であり、上記多極
    プラグ側の中心電極が上記多極ジャック側の上記孔部に
    挿通されるピン状の上記電極に相当し、上記多極プラグ
    側の複数の上記内側電極のそれぞれと上記多極ジャック
    側の複数の上記内側接片部材のそれぞれとが各別に対応
    されていると共に、上記多極プラグ側の複数の上記外側
    電極のそれぞれと上記多極ジャック側の複数の上記外側
    接片部材のそれぞれとが各別に対応されており、 上記多極プラグ側の円筒状の上記筒壁の外周側に突起が
    設けられ、上記多極ジャック側の上記外側筒壁の内周側
    に、上記多極プラグ側の上記筒壁を上記多極ジャック側
    の上記環状空間に挿入することによって上記突起を嵌合
    可能な凹入部が設けられ、かつ、上記突起が上記凹入部
    に嵌合されたときに、上記多極プラグ側の複数の上記内
    側電極のそれぞれと上記多極ジャック側の複数の上記内
    側接片部材のそれぞれ、並びに上記多極プラグ側の複数
    の上記外側電極のそれぞれと上記多極ジャック側の複数
    の上記外側接片部材のそれぞれとが、各別に対応するよ
    うに上記多極プラグ側の上記ボディと上記多極ジャック
    側の上記ボディとが位置決めされるようになっている多
    極コネクタ。
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