JPH10134812A - 非水電解質リチウム二次電池およびその正極材料の製造方法 - Google Patents
非水電解質リチウム二次電池およびその正極材料の製造方法Info
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- JPH10134812A JPH10134812A JP8290197A JP29019796A JPH10134812A JP H10134812 A JPH10134812 A JP H10134812A JP 8290197 A JP8290197 A JP 8290197A JP 29019796 A JP29019796 A JP 29019796A JP H10134812 A JPH10134812 A JP H10134812A
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Abstract
電圧でサイクル特性の優れた非水電解質リチウム二次電
池を提供することを目的とする。 【解決手段】 正極材料として、式LiMn1-xMxO2
(MはFe、Ni、Co、Cr、およびAlからなる群
より選ばれた少なくとも1種の元素、0.01≦x≦
0.2)で表される化合物、または式Li1-yAyMnO
2(AはMg、Ca、Sr、およびBaからなる群より
選ばれた少なくとも1種の元素、0.005≦y≦0.
1)で表される化合物を用いる。正極材料の製造方法
は、化合物LiMn1-xMxO2については、Mn1-xMx
OOHをMnおよびMの出発原料に用いる。また、Li
1-xAxMnO2については、MnOOH1-xAxまたはM
nAxOOHをMnおよびAの出発原料に用いる。
Description
次電池、特にその正極に関するものである。
する非水電解質二次電池は、高電圧で高エネルギー密度
が期待され、盛んに研究が行われている。これまで非水
電解質二次電池の正極活物質として、LiCoO2、L
iMn2O4、 LiFeO2、 LiNiO2、V2O5、C
r2O5、MnO2、TiS2、MoS2などの遷移金属の
酸化物およびカルコゲン化合物が提案されている。これ
らは層状もしくはトンネル構造を有し、リチウムイオン
が出入りできる結晶構造を持っている。特に、LiCo
O2やLiNiO2は4V級の非水電解質リチウム二次電
池用正極活物質として注目されている。
iCoO2は、コバルトが高価な元素であり、高コスト
となってしまうことや、世界情勢の変化による供給不
足、価格の高騰等の原料の供給面での不安もある。この
ため、比較的低コストであり、なおかつLiCoO2を
上回る高容量の得られるLiNiO2が注目され実用化
に向けた研究開発が盛んに行われている。LiNiO2
は、LiCoO2と同様の組成、構造を有し、高容量、
高電圧のリチウム二次電池用正極活物質として期待され
る材料である。しかしながら、より一層の低コスト化を
図るためには、さらに低価格な材料であるマンガンを用
いることが適している。マンガンの複合酸化物には活物
質として機能する材料として既に知られてるLiMn2
O4があるが、これは容量が小さいといった問題があ
る。低コストでさらに高容量な活物質としては、LiM
nO2の組成を持つ複合酸化物がある。これまでに、ケ
ミストリー・イクスプレス7(1992)第193頁か
ら第196頁において、LiOH・H2Oとγ−MnO
OHから得られたLiMnO2について報告されてい
る。この化合物は190mAh/gの容量が得られてい
る。
NiO2やLiCoO2と同様の組成であるが、異なる結
晶構造を持っている。LiNiO2やLiCoO2は層状
の六方晶の構造をとるが、LiMnO2はジグザグ層状
の斜方晶である。そのためLiMnO2は、充放電によ
り斜方晶から立方晶への不可逆な構造変化が起こり、大
きな充放電容量を持つが、その容量のうちの多くの部分
が3V以下の低い電圧へと低下していく。従って、Li
MnO2を高容量で高電圧が得られる正極活物質とする
ためには、この不可逆な結晶構造の変化を抑える必要が
ある。
に、本発明は、リチウムを吸蔵・放出することのできる
正極と負極、および非水電解質からなる非水電解質リチ
ウム二次電池において、LiMnO2のLiまたはMn
の一部を他の特定の元素で置換した、式LiMn1 -xMx
O2(MはFe、Ni、Co、Cr、およびAlからな
る群より選ばれた少なくとも1種の元素、0.01≦x
≦0.2)で表される化合物、または式Li1-yAyMn
O2(AはMg、Ca、Sr、およびBaからなる群よ
り選ばれた少なくとも1種の元素、0.005≦y≦
0.1)で表される化合物を含む正極を用いる。
iMn1-xMxO2については、Mn1 -xMxOOHをMn
およびMの出発原料に用いる。このMn1-xMxOOH
は、Mnの塩およびMの塩を含む混合水溶液中に酸化剤
を加える工程を経ることにより得ることができる。ま
た、 化合物Li1-yAyMnO2については、 MnOO
H1-yAyまたはMnAyOOHをMnおよびAの出発原
料に用いる。このMnOOH1-yAyは、MnOOHをA
のイオンを含む溶液中に浸漬し、MnOOHのHの一部
をAでイオン交換することにより得ることができる。ま
た、MnAyOOHは、Mnの塩およびAの塩を含む混
合水溶液中に酸化剤を加える工程を経ることにより、得
ることができる。
MnO2のLiまたはMnの一部を他の特定の元素で置
換した、式LiMn1-xMxO2(MはFe、Ni、C
o、Cr、およびAlからなる群より選ばれた少なくと
も1種の元素、0.01≦x≦0.2)で表される化合
物、または式Li1-yAyMnO2(AはMg、Ca、S
r、およびBaからなる群より選ばれた少なくとも1種
の元素、0.005≦y≦0.1)で表される化合物を
用いるものである。これによって、高ネルギー密度で、
サイクル特性の優れた非水電解質リチウム二次電池を得
ることができる。
i、Mn、およびMのそれぞれの化合物の混合物を加熱
処理することにより得ることができる。LiおよびMn
の化合物については、LiMnO2の製造に用いられる
原料が用いられる。また、Mの化合物としては、酸化
物、水酸化物、炭酸塩等を用いることができる。正極材
料LiMn1-xMxO2を製造する好ましい方法は、Mn
1-xMxOOHをMnおよびMの出発原料に用いる方法で
ある。 すなわち、Mn1-xMxOOHとLiの化合物と
の混合物を加熱処理する方法である。 また、Liイオ
ンを含む溶液、またはLiの化合物の溶液もしくはその
溶融塩中にMn1-xMxOOHを浸漬させるイオン交換に
よりLiMn1-xMxO2を製造することもできる。この
Mn1-xMxOOHは、Mnの塩およびMの塩を含む混合
水溶液中に酸化剤を加え、必要に応じて加熱することに
より容易に得ることができる。
i、Mn、およびAのそれぞれの化合物の混合物を加熱
処理することにより得ることができる。LiおよびMn
の化合物については、LiMnO2の製造に用いられる
原料が用いられる。また、Aの化合物としては、塩化
物、硝酸塩、水酸化物等の水溶性の化合物を用いること
ができる。正極材料Li1-yAyMnO2を製造する好ま
しい方法は、MnOOH1-yAyまたはMnAyOOHを
MnおよびAの出発原料に用いる方法である。すなわ
ち、Liの化合物とMnOOH1-yAyまたはMnAyO
OHとの混合物を加熱処理する方法である。また、Li
イオンを含む溶液、またはLiの化合物の溶液もしくは
その溶融塩中にMnOOH1-yAyまたはMnAyOOH
を浸漬させるイオン交換によりLi1-yAyMnO2を製
造することができる。上で説明したLiMn1-xMxO2
またはLi1-yAyMnO2をそれらの原料を加熱処理す
ることにより得る方法における加熱処理の条件は、加熱
温度が700℃以下、好ましくは200〜500℃で、
雰囲気が窒素、アルゴンなどの不活性雰囲気である。前
記のMnOOH1-yAyは、MnOOHをAのイオンを含
む溶液中に浸漬し、MnOOHのHの一部をAでイオン
交換することにより容易に得ることができる。また、A
の化合物とMnOOHとの混合物を加熱処理することに
よって得ることもできる。一方、MnAyOOHは、M
nの塩及びAの塩を含む混合水溶液中に酸化剤を加え、
必要に応じて加熱することにより容易に得ることができ
る。また、Aの化合物とMnOOHとの混合物を加熱処
理することによって得ることもできる。Aの化合物とM
nOOHとの混合物を加熱処理してMnOOH1-yAyま
たはMnAyOOHを得る際の加熱温度は200〜35
0℃が適当であり、加熱雰囲気は大気中でよい。上記M
n1-xMxOOH、MnOOH1-yAyまたはMnAyOO
Hとイオン交換するためのLi化合物としては、LiO
H・H2O、LiOH、Li2O2、LiI、LiBr、
LiCl、LiNO3、Li2CO3などが用いられる。
上記のMnの塩としては、硫酸塩、硝酸塩、過塩素酸
塩、リン酸二水素塩、塩化物、酢酸塩などの水溶性塩が
用いられる。Mの塩としては、硫酸塩、硝酸塩、酢酸
塩、ハロゲン化物などより選ばれる水溶性塩が用いられ
る。Aの塩としては、硫酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物、
過塩素酸塩、酢酸塩などが用いられる。また、 酸化剤
としては、 酸素、 オゾン、 空気、ハロゲン、あるい
はH2O2、Na2O2、Li2O2などの過酸化物、LiC
lO4、LiClO3などのオキソ酸塩、HClO4、H
ClO3などのオキソ酸が用いられる。
発明は、これら実施例に限定されるものではないことは
いうまでのない。 《実施例1》LiMnO2のMnの一部をMで置換した
化合物である、LiMn1-xMxO2(MはFe、Ni、
Co、Cr、およびAlからなる群より選ばれる少なく
とも1種の元素、0.01≦x≦0.2)について説明
する。まず、正極活物質を合成した。すなわち、出発原
料のLiOH・H2O、γ−MnOOH、およびMの化
合物を乳鉢中で混合し、窒素雰囲気中において450℃
で加熱することにより合成した。M=Feの場合は、M
の化合物としてγ−FeOOHを用い、原料の混合比は
Li/(Mn+Fe)のモル比を1とし、Fe/(Mn
+Fe)のモル比が0.005、0.01、0.05、
0.1、0.2、および0.25の各々について合成を
行った。同様に、M=Niの場合には出発原料としてN
iOOH、M=Coの場合にはCo(OH)2、M=C
rの場合にはCr(OH)2、M=Alの場合にはAl2
O3をそれぞれ用いて合成を行った。また、それぞれの
Mの出発物質としてはこれらのほかに、Mの化合物とし
て存在しうる、酸化水酸化物、酸化物、水酸化物、炭酸
塩等を用いても同様に合成することができる。
ろ、ジョイント コミティー オンパウダー ディフラ
クション スタンダーズ(Joint Committ
ee on Powder Diffraction
Standards、以下JCPDSと略す)の35−
749に登録されたパターンと類似しており、LiMn
O2と同様の結晶構造を有することがわかった。次に、
上記の合成した活物質を用いて正極を作製した。まず、
活物質と導電剤のアセチレンブラックと結着剤のポリ4
フッ化エチレン樹脂を重量比で7:2:1の割合で混合
し、充分に乾燥したものを正極合剤とした。この正極合
剤0.15gを2トン/cm2の圧力で直径17.5m
mのペレットに加圧成型し正極とした。
造した電池の断面図を図1に示す。正極1をケース2の
中央に配置し、正極1上に多孔性ポリプロピレンフィル
ムからなるセパレータ3が載せられている。負極4は、
厚さ0.8mm、直径17.5mmのリチウム板からな
り、及び負極集電体6を付けた封口板7の内面に圧着さ
れている。非水電解質として、1mol/lの過塩素酸
リチウムを溶解したプロピレンカーボネートを用いた。
これをセパレータ3上、及び負極4上に加えた後、ケー
ス2の開口部を封口板7及びポリプロピレン製ガスケッ
ト5により封口した。以上のようにして作製した各種正
極活物質を用いた電池について充放電試験を行った。電
圧範囲3.0V〜4.2Vの電圧規制とし、1.0mA
/cm2の電流密度で充放電した。初期放電容量と50
サイクル目の容量維持率を表1に示す。表に示した値
は、各試料につき10個の電池を作製し評価した平均の
値である。
正極活物質を用いる本実施例による電池は、後述のLi
MnO2を正極活物質とする電池と比較すると、置換量
xが0.01≦x≦0.2の範囲において、3〜4.2
V電圧範囲における容量維持率が向上していることがわ
かる。Mによる置換により、無置換の場合に生ずる斜方
晶から立方晶への結晶構造の変化がM元素の存在により
抑えられ、50サイクルを経過した後も3V以上の電圧
での容量が維持されている。Mの置換量xは0.01未
満では置換量が少ないために十分な効果が得られず、
0.2より大きい場合は置換量が多すぎるため結晶構造
に乱れが生じ初期容量が大きく低下してしまう。
合物であるLi1-yAyMnO2(AはMg、Ca、S
r、およびBaからなる群より選ばれる少なくとも1種
の元素、0.005≦y≦0.1)について説明する。
まず、出発原料のLiOH・H2O、γ−MnOOH、
およびMgの化合物を乳鉢中で混合し、窒素雰囲気中に
おいて、450℃で加熱して正極活物質を合成した。A
=Mgの場合は、Mgの化合物としてMgCl2を用
い、原料の混合比は(Li+A)/Mnのモル比を1と
し、A/(Li+A)のモル比が0.003、0.00
5、0.01、0.05、0.1、および0.12の各
々について合成を行った。同様に、A=Caの場合には
出発原料としてCaCl2、A=Srの場合にはSrC
l2、A=Baの場合にはBaCl2をそれぞれ用いて合
成を行った。また、それぞれのAの出発原料としては、
これらのほかに、Aの化合物として存在しうる、水溶性
の硝酸塩、水酸化物等を用いても同様に合成することが
できる。合成した試料のX線回折測定を行ったところ、
JCPDSの35−749に登録されたパターンと類似
しており、LiMnO2と同様の結晶構造を有すること
がわかった。次に、実施例1と同様にして電池を作製
し、充放電試験を行った。その結果を表2に示す。
正極活物質を用いる本実施例による電池は、LiMnO
2を用いた電池と比較すると、Aとして上記いずれの元
素を用いた場合でも0.005≦y≦0.1の範囲で特
性向上がみられた。y=0.003では置換量が少ない
ため効果が得られず、0.12では容量維持率は向上す
るが初期容量は大きく低下し、置換量が多すぎると考え
られる。そのため置換量は0.005≦y≦0.1が適
している。
MxO2(MはFe、Ni、Co、Cr、およびAlから
なる群より選ばれる少なくとも1種の元素、0.01≦
x≦0.2)の出発原料としてMn1-xMxOOHを用い
た。M=Feの場合は、γ−MnOOHとFeOOHを
水とともに混合し、200℃で加熱することによりMn
1-xFexOOHを得た。この化合物とLiOH・H2O
を1:1のモル比で混合し、窒素雰囲気中において40
0℃で加熱することによりLiMn1-xFexO2得た。
x=0.005、0.01、0.05、0.1、0.
2、および0.25について合成を行った。得られた化
合物は、X線回折測定の結果、LiMnO2と同様の結
晶構造を有することが確認された。これらの化合物を用
い実施例1と同様にして電池を作製し、同条件で充放電
試験を行った。その結果を表3に示す。
は、実施例1におけるM=Feの場合と比較すると、容
量維持率は同等であるが、初期容量が大きいことがわか
る。Ni、Co、Cr、Alについても、γ−MnOO
Hとこれらの化合物の水酸化物などからMn1-xMxOO
Hを合成した。そして、実施例1の結果と比較したとこ
ろ、Feの場合と同様に、本実施例で得た化合物の方が
大きな初期容量を示し、容量維持率は同等であった。
1-yAyを出発原料としてLi1-yAyMnO2(AはM
g、Ca、Sr、およびBaからなる群より選ばれる少
なくとも1種の元素、0.005≦y≦0.1)を合成
した。A=Baの場合は、γ−MnOOHとBaCl2
を1:yのモル比で混合し、350℃で加熱することに
よりMnOOH1-yBayを得た。そして、この化合物と
LiOH・H2Oを1:1−yのモル比で混合し、窒素
雰囲気中において400℃で加熱することによりLi
1-yMgyMnO2を得た。y=0.003、0.00
5、0.01、0.05、0.1、および0.12につ
いて合成を行った。得られた化合物は、X線回折測定の
結果LiMnO2と同様の結晶構造を有することが確認
された。これらの化合物を用いて実施例1と同様にして
電池を作製し、同条件で充放電試験を行った。その結果
を表4に示す。
は、実施例2におけるA=Baの場合と比較すると、容
量維持率が向上していることがわかる。これは実施例2
のようにγ−MnOOH、Li塩、Ba塩を同時に混合
して合成する場合には、Baの一部が置換せずに残って
しまい、置換の効果がわずかに低下するためである。本
実施例のように、Li塩と反応させる前にBaを置換し
ておくと、置換量の減少はなく、十分な効果が得られ
る。A=Mg、Ca、Srについても、本実施例の合成
法により、同様の効果が得られることが確認された。
Hを出発原料としてLi1-yAyMnO2(AはMg、C
a、Sr、およびBaからなる群より選ばれる少なくと
も1種の元素、0.005≦y≦0.1)を合成した。
A=Caの場合は、γ−MnOOHとCaOを1:yの
モル比で湿式混合し、200℃で加熱することによりM
nCayOOHを得た。この化合物とLiOH・H2Oを
1:1−yのモル比で混合し、窒素雰囲気中において4
00℃で加熱することによりLi1-yCayMnO2を得
た。y=0.003、0.005、0.01、0.0
5、0.1、および0.12について合成を行った。得
られた化合物は、X線回折測定の結果、LiMnO2と
同様の結晶構造を有することが確認された。この化合物
を用い実施例1と同様にして電池を作製し、同条件で充
放電試験を行った。その結果を表5に示す。
は、実施例2におけるA=Caの場合と比較すると、容
量維持率が向上していることがわかる。これは実施例2
のようにγ−MnOOH、Li塩、Ca塩を同時に混合
して合成する場合には、Caの一部が置換せずに残って
しまい、置換の効果がわずかに低下するためである。本
実施例のように、Li塩と反応させる前にCaを置換し
ておくと、置換量の減少はなく、十分な効果が得られ
る。A=Mg、Sr、Baについても、本実施例の合成
法により、同様の効果が得られることが確認された。
MxO2(MはFe、Ni、Co、Crおよび、Alから
なる群より選ばれる少なくとも1種の元素、0.01≦
x≦0.2)の出発原料としてのMn1-xMxOOHを得
るための、より適した方法について説明する。M=Ni
の場合は、MnSO4・7H2OとNiSO4・5H2Oを
1−x:xのモル比で水に完全に溶かして水溶液とし、
次いで激しく撹拌しながらアンモニア水と過酸化水素水
を加えた。その結果、暗褐色の沈殿が生じた。この沈殿
を含む溶液を煮沸した後、濾過してMn1-xNixOOH
を得た。この化合物は、X線回折測定によりγ−MnO
OH(JCPDS41−1379に記載)と同様の結晶
構造を有することが確認された。この化合物とLiOH
・H2Oを1:1のモル比で混合し、窒素雰囲気中にお
いて450℃で加熱することにより、LiMn1-xNix
O2得た。x=0.005、0.01、0.05、0.
1、0.2、および0.25について合成を行った。得
られた化合物は、X線回折測定によりLiMnO2と同
様の結晶構造を有することが確認された。M=Fe、C
o、Cr、Alの場合についても、硫酸塩などの水溶性
の塩を用い、同様にして合成を行った。こうして得られ
た化合物を用いて実施例1と同様にして電池を作製し、
同条件で充放電試験を行った。その結果を表6に示す。
は、実施例1と比較すると、容量維持率、初期容量とも
に向上していることがわかる。これは次に理由による。
すなわち、本実施例では、Mn化合物とM化合物の混合
溶液から合成したMn1-xMxOOHを用いてLiMn
1-xMxO2を合成することから、実施例1や実施例3と
比べて、より均一な組成や構造の化合物が得られるため
である。
nO2(AはMg、Ca、Sr、およびBaからなる群
より選ばれる少なくとも1種の元素、0.005≦y≦
0.1)の出発原料としてのMnOOH1-yAyを得るた
めの、より適した方法について説明する。Aの塩化物や
硝酸塩などの水溶性の塩を溶解させた水溶液にγ−Mn
OOHを浸漬し、 加熱することによりHの一部をAで
イオン交換を行いMnOOH1-yAyを得た。イオン交換
の量は、過熱の温度と時間により調節することができ
る。この化合物とLiOH・H2Oを1:1−yのモル
比で混合し、窒素雰囲気中において350℃で加熱する
ことによりLi1-yAyMnO2を得た。y=0.00
3、0.005、0.01、0.05、0.1、および
0.12について合成を行った。得られた化合物は、X
線回折測定によりLiMnO2と同様の結晶構造を有す
ることが確認された。A=Mg、Ca、Sr、Baのそ
れぞれについて合成を行った。得られた化合物を用いて
実施例1と同様にして電池を作製し、同条件で充放電試
験を行った。その結果を表7に示す。
は、実施例2の結果と比較すると、容量維持率、初期容
量ともに向上していることがわかる。本実施例では、イ
オン交換により置換を行った均一な組成のMnOOH
1-yAyを用いてLi1-yAyMnO2を合成することか
ら、実施例2や実施例4と比べてより均一な組成や構造
の化合物が得られるためである。
nO2(AはMg、Ca、Sr、およびBaからなる群
より選ばれる少なくとも1種の元素、0.005≦y≦
0.1)の出発原料としてのMnAyOOHを得るため
の、より適した方法について説明する。A=Baの場合
は、MnSO4・7H2OとBa(NO3)2を1:yのモ
ル比で水に完全に溶かし水溶液とした後、激しく撹拌し
ながらアンモニア水と過酸化水素水を加えた。その結
果、暗褐色の沈殿が生じた。この沈殿を含む溶液を煮沸
した後、濾過してMnBayOOHを得た。この化合物
は、X線回折測定によりγ−MnOOH(JCPDS4
1−1379に記載)と同様の結晶構造を有することが
確認された。この化合物とLiOH・H2Oを1:1−
yのモル比で混合し、窒素雰囲気中において450℃で
加熱することによりLi1-yBayMnO2を得た。y=
0.003、0.005、0.01、0.05、0.
1、および0.12について合成を行った。得られた化
合物は、X線回折測定によりLiMnO2と同様の結晶
構造を有することが確認された。 A=Mg、Ca、S
rの場合にも塩化物、硝酸塩などの水溶性の塩を用い、
同様の合成を行った。得られた化合物を用いて実施例1
と同様にして電池を作製し、同条件で充放電試験を行っ
た。その結果を表8に示す。
は、実施例2の結果と比較すると、容量維持率、初期容
量ともに向上していることがわかる。これは、本実施例
では、Mnの化合物とAの化合物の混合溶液から合成し
た均一な組成のMnAyOOHを用いてLi1-yAyMn
O2を合成することから、実施例2や実施例5と比べて
より均一な組成や構造の化合物が得られるためである。
て説明する。出発原料にはγ−MnOOHとLiOH・
H2Oを用いた。これらを1:1のモル比で混合し、ペ
レットに成形した後、窒素雰囲気中において400℃で
加熱した。得られた化合物は、X線回折測定によりLi
MnO2であることが確認された。この化合物を用いて
実施例1と同様にして電池を作製し、同条件で充放電試
験を行った。結果を表9に示す。
チウムを用いたが、炭素材料や黒鉛類縁化合物、アルミ
ニウム、アルミニウム合金その他のリチウムを吸蔵・放
出することのできる材料を用いても同様の効果が得られ
る。また、電解液についても、実施例では溶媒としてプ
ロピレンカーボネート、溶質に過塩素酸リチウムを用い
たが、溶媒にエチレンカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、メチルエチルカーボネート、ジメトキシエタン、
テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、γ-
ブチロラクトン、ジオキソラン、ジメチルスルホキシド
等の溶媒、溶質には六フッ化リン酸リチウム、4フッ化
ホウ酸リチウム、トリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ム等のリチウム塩など、この種リチウム電池に用いられ
る材料を用いても同様に効果が得られる。さらに、電池
の形態についてもコイン型に限らず、円筒型、角型の電
池においても同様に効果が得られる。
で高エネルギー密度を有し、なおかつサイクル特性の優
れた非水電解質リチウム二次電池を得ることができる。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 リチウムを吸蔵・放出することのできる
正極と負極、および非水電解質からなり、前記正極が式
LiMn1-xMxO2(MはFe、Ni、Co、Cr、お
よびAlからなる群より選ばれた少なくとも1種の元
素、0.01≦x≦0.2)で表される化合物を含むこ
とを特徴とする非水電解質リチウム二次電池。 - 【請求項2】 リチウムを吸蔵・放出することのできる
正極と負極、および非水電解質からなり、前記正極が式
Li1-yAyMnO2(AはMg、Ca、Sr、およびB
aからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、0.
005≦y≦0.1)で表される化合物を含むことを特
徴とする非水電解質リチウム二次電池。 - 【請求項3】 Liの化合物と式Mn1-xMxOOHで表
される化合物とから式LiMn1-xMxO2(MはFe、
Ni、Co、Cr、およびAlからなる群より選ばれた
少なくとも1種の元素、0.01≦x≦0.2)で表さ
れる化合物を得ることを特徴とする非水電解質リチウム
二次電池用正極材料の製造方法。 - 【請求項4】 Liの化合物と式MnOOH1-yAyで表
される化合物とから式Li1-yAyMnO2(AはMg、
Ca、Sr、およびBaからなる群より選ばれた少なく
とも1種の元素、0.005≦y≦0.1)で表される
化合物を得ることを特徴とする非水電解質リチウム二次
電池用正極材料の製造方法。 - 【請求項5】 Liの化合物と式MnAyOOHで表さ
れる化合物とから式Li1-yAyMnO2(AはMg、C
a、Sr、およびBaからなる群より選ばれた少なくと
も1種の元素、0.005≦y≦0.1)で表される化
合物を得ることを特徴とする非水電解質リチウム二次電
池用正極材料の製造方法。 - 【請求項6】 Mnの塩およびMの塩を含む混合水溶液
中に酸化剤を加えて前記Mn1-xMxOOHを得る工程を
有する請求項3に記載の非水電解質リチウム二次電池用
正極材料の製造方法。 - 【請求項7】 MnOOHをAのイオンを含む水溶液中
に浸漬して前記MnOOH1-yAyを得る工程を有する請
求項4に記載の非水電解質リチウム二次電池用正極材料
の製造方法。 - 【請求項8】 Mnの塩およびAの塩を含む混合水溶液
中に酸化剤を加えて前記MnAyOOHを得る工程を有
する請求項5に記載の非水電解質リチウム二次電池用正
極材料の製造方法。
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