JPH10132750A - 乾式測定試験具 - Google Patents

乾式測定試験具

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JPH10132750A
JPH10132750A JP29022696A JP29022696A JPH10132750A JP H10132750 A JPH10132750 A JP H10132750A JP 29022696 A JP29022696 A JP 29022696A JP 29022696 A JP29022696 A JP 29022696A JP H10132750 A JPH10132750 A JP H10132750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体試料中の測定対象物質を呈色反応させた
ときの呈色量を反射率の測定により求めることで前記測
定対象物質を定量する乾式測定試験具において、迅速で
精度の高い測定を行うために、測定時間が短く、かつ反
射率測定に際して少量の呈色量にも十分対応した反射率
が得られる乾式測定試験具を提供する。 【解決手段】 色原体を含む試薬と、この試薬を層状に
保持する保持体を含み、液体試料中の測定対象物質と前
記試薬との反応により生じる色原体の呈色量を試薬層に
入射した光の反射率により求めることで、前記測定対象
物質を測定する乾式測定試験具の試薬層に、光反射性粒
子を内部に含有するポリマービーズを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式測定試験具に
関し、詳しくは、液体試料中の測定対象物質を呈色反応
させたときの呈色量を反射率の測定により求めることで
前記測定対象物質を定量する乾式測定試験具であって迅
速且つ高精度な測定が可能な乾式測定試験具に関する。
【0002】
【従来の技術】液体試料中の特定成分を定量する方法の
うちでも、例えば試験紙の様な乾式の測定試験具を用い
る方法は、操作が比較的簡便であることから、現在多く
の目的のために広く利用されている。この様な乾式測定
試験具は、基本的には、液体試料が浸透、展開できるよ
うな保持体中に、前記液体試料に溶解可能であり測定対
象物質と反応して分析機器による検出定量が可能な、
色、光等の信号を発生するような試薬を保持する試薬層
を含む構造となっている。
【0003】上記乾式測定試験具のうちでも、測定対象
物質と試薬との呈色反応により液体試料中の測定対象物
質量を測定する乾式測定試験具においては、通常、上記
測定対象物質と試薬との反応により呈色した色素量を試
薬層に入射した光の反射率を測定することで求め、液体
試料中の測定対象物質を定量している。この様な呈色反
応による乾式測定試験具では、精度のよい測定を行うた
めに、上記試薬層中に呈色用の試薬の他に反射材を保持
させる方法を採っている。例えば、特公平7−2145
5号公報に記載されている乾式測定試験具では、測定に
用いられる試薬とともに反射材として、光反射性不溶性
粒子、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、
酸化マグネシウムなどの白色顔料を、試薬層に含有させ
ている。これらの顔料は、試料が全血である場合に、測
定誤差の原因となる赤血球が試薬層中に侵入するのを阻
止する役割も果たしている場合もある。
【0004】しかし、乾式測定試験具が反射材として上
記のような白色顔料を試薬層に含有する場合には、測定
可能なまでに十分な反射率が得られるように白色顔料を
ある程度の量含有させようとすると、白色顔料の粒径が
極微小(0.1〜0.3μm)であるために、試薬層は
液体試料が浸透し難い緻密な層となり、測定時に液体試
料の浸透、展開が遅く、試薬と反応して生成する色素の
量が測定可能な程度に十分な量となるまでにかかる時間
が長くなり作業性の点で問題であった。
【0005】また、乾式測定試験具においては、試薬層
で液体試料が試薬を溶解して反応が起こるため反応の濃
度条件は非常に高濃度である上に、通常試薬層を構成す
る保持体は大気に面する表面積が大きいことから乾燥し
やすい構造となっているため、比較的多量の液体試料に
乾式測定試験具を浸漬して測定を行う場合はよいとして
も、少量の液体試料を乾式測定試験具に点着して測定を
行う場合には、上記の様に測定にかかる時間が長いと、
乾燥の影響を受けて測定の精度が下がる危険性があり好
ましくなかった。
【0006】そこで、液体試料中の測定対象物質を呈色
反応させたときの呈色量を反射率の測定により求めるこ
とで前記測定対象物質を定量する乾式測定試験具におい
て、迅速かつ高精度な測定を行うために、液体試料が乾
式測定試験具の試薬層内に浸透して測定可能な色素量が
生成するまでの時間が短かい構造、つまり測定時間が短
く乾燥の影響が少ない構造を維持したままで、反射率測
定に際して少量の呈色量にも十分対応する反射率が得ら
れるような方法の開発が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、液体試料中の測定対象物質を呈
色反応させたときの呈色量を反射率の測定により求める
ことで前記測定対象物質を定量する乾式測定試験具にお
いて、迅速で精度の高い測定を行うために、測定時間が
短く、かつ反射率測定に際して少量の呈色量にも十分対
応した反射率が得られる乾式測定試験具を提供すること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、液体試料中の
測定対象物質を呈色反応させたときの呈色量を反射率の
測定により求めることで前記測定対象物質を定量する乾
式測定試験具において、乾式測定試験具の構成要素とし
て、前記測定対象物質と反応して呈色する色原体を含む
試薬と、光反射性粒子を内部に含有するポリマービーズ
とを含む試薬層を設けることにより、液体試料の試薬層
への迅速な浸透と、試薬層への赤血球の侵入の阻止を両
立させることができることを見出し本発明を完成させ
た。
【0009】すなわち本発明は、色原体を含む試薬と、
この試薬を層状に保持する保持体を含み、液体試料中の
測定対象物質と前記試薬との反応により生じる色原体の
呈色量を試薬層に入射した光の反射率により求めること
で、前記測定対象物質を測定する乾式測定試験具であっ
て、前記試薬層は光反射性粒子を内部に含有するポリマ
ービーズを含むことを特徴とする乾式測定試験具であ
る。
【0010】本発明の乾式測定試験具において、試薬層
が含有するポリマービーズは光反射性粒子を内部に含有
するが、この様な光反射性粒子として具体的には、二酸
化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化マグネシウ
ム、酸化鉄(III)、水酸化鉄(III)等を挙げることが
可能である。
【0011】本発明の乾式測定試験具に用いる、上記光
反射性粒子を内部に含有させるポリマービーズとして
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、これらの
エステル、スチレンおよびアルキルスチレンから選ばれ
るモノマーを主成分として得られる重合体または共重合
体やポリウレタン、ポリウレア、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル等の高分子化合物を主成分と
して含有するポリマービーズを挙げることができる。
【0012】本発明の乾式測定試験具において試薬層が
含有するポリマービーズの大きさについていえば、前記
ポリマービーズは平均粒径で1〜40μm程度の大きさ
であることが好ましい。
【0013】また、本発明の乾式測定試験具において
は、ポリマービーズが含有する光反射性粒子の含有量
は、ポリマービーズ全量に対して10〜70w/v%程
度が好ましく、この様なポリマービーズを試薬層全体に
対して5〜80重量%程度の含有量で含有させることが
好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乾式測定試験具に
ついて詳細に説明する。まず、本発明の乾式測定試験具
の試薬層(保持体により試薬を含む組成物が層状に保持
された層)が含有する試薬および光反射性粒子を内部に
含有するポリマービーズについて説明し、次いでこれら
を含有する試薬層、前記試薬層を含む本発明の乾式測定
試験具の順に説明する。
【0015】(1)試薬 本発明の乾式測定試験具において試薬層が含有する試薬
は、液体試料中の測定対象物質と反応して呈色する色原
体を含む。この色原体は、これを含む試薬と液体試料中
の測定対象物質との反応により呈色することで前記測定
対象物質を検出することが可能なものであれば特に制限
なく用いることができる。尚、ここでいう呈色とは、発
色に制限されず、変色も含まれる。また、「測定対象物
質と試薬との反応」とは、測定対象物質自体が反応物質
である場合の他、触媒として反応に関与することも含
む。
【0016】上記色原体を含む試薬は、測定対象物質の
種類により異なり測定対象物質の種類に応じて適宜選択
されて用いられる。この選択は、従来の乾式測定試験具
と特に変わるところはない。
【0017】例えば、本発明の乾式測定試験具は、血
液、尿、唾液等の体液中の測定対象物質量を酸化還元反
応を利用した呈色反応により測定する場合に好ましく用
いられるが、この際に用いられる試薬として、測定対象
物質を酸化する酸化酵素、色原体および必要に応じてペ
ルオキシダーゼを含有する試薬等を好ましく挙げること
ができる。上記酸化酵素による酸化反応を利用した測定
対象物質の定量においては、酵素作用下において測定対
象物質を酸化することで生成される過酸化水素が、被酸
化型の色原体を直接酸化するか、またはペルオキシダー
ゼ作用下において色原体を酸化カップリングすることに
より、色素が生成され、これを吸光光度法や発色法など
によって比色的に測定して前記測定対象物質が定量され
る。
【0018】本発明の乾式測定試験具において具体的に
は、例えば、測定対象物質がグルコースである場合に
は、グルコースオキシダーゼと、ペルオキシダーゼと、
4−アミノアンチピリンと、MAOS(N−エチル−N
−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−
ジメチルアニリン)または、DAOS(N−エチル−N
−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−
ジメトキシアニリン)が、測定対象物質がコレステロー
ルである場合には、コレステロールオキシダーゼと、ペ
ルオキシダーゼと、4−アミノアンチピリンと、MAO
SまたはDAOSが、測定対象物質が乳酸である場合に
は、乳酸脱水素酵素と、NAD+と、ジアホラーゼと、
テトラゾリウムヴァイオレットが、測定対象物質がアル
カリフォスファターゼである場合には、p−ニトロフェ
ニルフォスフェートが、それぞれ試薬として使用され
る。
【0019】本発明の試薬は上記のものに制限されず、
測定対象物質に応じて試薬を選択すればよい。呈色反応
を酵素反応により行う場合の酵素としては、上記の酵素
の他に、ウリカーゼ、グリセロール−3−リン酸オキシ
ダーゼ、コリンオキシダーゼ、アシルCoAオキシダー
ゼ、ザルコシンオキシダーゼ、各種アミノ酸オキシダー
ゼ、ビリルビンオキシダーゼ、ラクテートオキシダー
ゼ、ラクトースオキシダーゼ、ピルビン酸オキシダー
ゼ、ガラクトースオキシダーゼ、グリセロールオキシダ
ーゼ等を挙げることができる。
【0020】また、色原体としては、いわゆるトリンダ
ーの試薬(アナルズ・オブ・クリニカル・バイオケミス
トリー(Ann.Clin.Biochem.)、6巻、24頁、1960
年)や、o−アニンジン、ベンジジン、o−トリジン、
テトラメチルベンジジンなどの被酸化型色原体を挙げる
ことができる。
【0021】さらに、上記酵素は試薬として用いる他
に、測定対象物質とすることもできる。
【0022】(2)光反射性粒子を内部に含有するポリ
マービーズ 本発明の乾式測定試験具の試薬層は、上記試薬に加えて
光反射性粒子を内部に含有するポリマービーズを含む。
このポリマービーズは、液体試料中の測定対象物質を試
薬と反応させたときの呈色量を、試薬層に入射する光の
反射光として測定する際に、少量の呈色量にも十分対応
した反射率を与える作用を有する。また、ポリマービー
ズは、液体試料が全血のように着色粒子を含む場合に
は、この着色粒子が試薬層に侵入あるいは透過すること
を阻止し、試薬層での反射光に与える影響を減少させる
作用をも有する。
【0023】本発明に用いられるポリマービーズが含有
する光反射性粒子としては、ポリマービーズに配合され
て本発明の乾式測定試験具に用いられた際に少量の呈色
量についても十分な反射率が与えられる様な光反射性を
有する粒子であれば特に制限されず、具体的には、二酸
化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化マグネシウム
などの白色顔料、酸化鉄(III)(赤色)、水酸化鉄(I
II)(赤褐色、黄色)等の有色顔料等を挙げることが可
能である。また、これらの光反射性粒子は、測定波長の
光を反射する粒子であれば色については特に限定される
ものではないが、本発明において好ましくは白色の光反
射性粒子が用いられる。
【0024】また、上記光反射性粒子を内部に含有する
ポリマービーズとしては、ビーズ形態を採ることが可能
なポリマーからなり、ポリマービーズ内に上記光反射性
粒子を含有することにより、本発明の乾式測定試験具に
用いられた際に少量の呈色量についても十分な反射率が
与えられる様なポリマービーズであれば特に制限されな
いが、本発明において好ましくは、アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、これらのエステル、スチレン、ア
ルキルスチレン等から選ばれる疎水性ビニルモノマーを
主成分として得られる重合体または共重合体や、ポリウ
レタン、ポリウレア、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル等のビーズ形態を比較的採り易い高分子
化合物を主成分としたポリマービーズを挙げることがで
きる。
【0025】本発明の乾式測定試験具においては、この
様なポリマービーズに上記光反射性粒子を含有させて用
いるが、前記ポリマービーズが含有する光反射性粒子の
好ましい含有量として、ポリマービーズ全量に対して1
0〜70w/v%程度の含有量を、またさらに好ましい
含有量として、ポリマービーズ全量に対して20〜50
w/v%程度の含有量を挙げることができる。さらに、
本発明の乾式測定試験具においては、この様なポリマー
ビーズを試薬層全体に対して5〜80重量%程度の含有
量で、より好ましくは10〜30重量%程度の含有量で
含有させることで、液体試料中の測定対象物質を試薬と
呈色反応させたときの呈色量を吸光光度法、発光法など
により比色的に測定する際に、少量の呈色量にも十分対
応した反射率が得られる様になる。
【0026】また、上記本発明に用いるポリマービーズ
の粒子径は、平均粒径で1〜40μm程度の範囲にある
ことが好ましく、より好ましくは平均粒径で2〜30μ
m程度であり、さらに好ましくは平均粒径で3〜15μ
m程度である。ポリマービーズの平均粒子径が1μmよ
り小さいと、これを含有する試薬層は液体試料が浸透し
難い緻密な層となり、測定時に液体試料の浸透、展開が
遅くなって測定に時間がかかることがある。また、ポリ
マービーズの平均粒子径が40μmより大きいと、呈色
量測定を妨害する血球のような着色成分の試薬層への浸
透を十分に防止できないことがある。
【0027】この様な本発明に用いる光反射性粒子を内
部に含有するポリマービーズは、通常の製造方法によ
り、例えば、ポリマービーズ原料に光反射性粒子を適当
量配合して、得られるポリマーが適当な粒子径のビーズ
形態になるような条件で重合させる等の製造方法により
製造することが可能である。また、上記の様な光反射性
粒子を内部に含有するポリマービーズは市販もされてい
るのでこれを本発明に用いることも可能である。光反射
性粒子を内部に含有するポリマービーズの市販品とし
て、具体的には、積水化成品工業(株)製のテクポリマ
ー等を挙げることが可能である。
【0028】(3)試薬層 試薬層は、上記試薬を含む組成物が保持体に層状に保持
されることにより形成されるものである。本発明の乾式
測定試験具が含む試薬層は、液体試料中の測定対象物質
と反応して呈色することで前記測定対象物質を検出する
ことが可能な上記試薬と、光反射性粒子を内部に含有す
るポリマービーズとを保持含有する。
【0029】試薬層における試薬の含有量に関しては、
従来の乾式測定試験具において試薬層に含有される試薬
と同程度の含有量とすればよい。つまり、測定時に乾式
測定試験具に吸収される液体試料中の測定対象物質量に
対して十分かつ適当量の含有量であればよい。また、試
薬層における光反射性粒子を内部に含有するポリマービ
ーズの含有量は上述の通りである。
【0030】また、本発明の乾式測定試験具において試
薬層は、上記試薬と光反射性粒子を内部に含有するポリ
マービーズ以外に、必要に応じてさらに、緩衝剤、親水
性高分子、界面活性剤、可塑剤、安定化剤、前処理試薬
等を適当量の範囲で含有することが可能である。
【0031】上記緩衝剤として具体的には、リン酸緩衝
剤、酢酸緩衝剤、ホウ酸緩衝剤、トリス緩衝剤、グッド
緩衝剤、例えば、TES(N−トリス(ヒドロキシメチ
ル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸)、PIPE
S(ピペリジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン
酸))等を挙げることができる。また、親水性高分子と
して具体的には、ヒドロキシプロピルセルロース、メチ
ルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、修飾ゼラチ
ン、寒天、アクリルアミドポリマー、アガロース等を挙
げることができるが、これら親水性高分子には、乳化エ
マルジョン系接着剤、例えば、プロピオン酸ビニルと酢
酸ビニルの共重合体であるプロピオファン(BASF社
製)等、やラテックス粒子を添加することも可能であ
る。さらに、上記界面活性剤として具体的には、トリト
ンX−100、トリトンX−405、ツイーン−20、
ツイーン−80、ブリッジ−35等が挙げられる。ま
た、上記前処理試薬としては、アスコルビン酸オキシダ
ーゼ等を挙げることができる。
【0032】本発明の乾式測定試験具が有する上記試薬
層において、上記試薬と光反射性粒子を内部に含有する
ポリマービーズと必要に応じて添加される上記各種成分
とを層状に保持含有させるために用いる保持体として
は、通常の乾式測定試験具において試薬層に用いられる
保持体を特に制限することなく挙げることが可能であ
る。この様な保持体として、具体的には、濾紙、木綿
紙、ガラス布またはガラス繊維の不織布、石綿紙または
石綿布、ナイロン、ポリエステル、ポリスチレン等の合
成繊維からなる布または不織布等を挙げることができ
る。また、試薬層には、上述の様に親水性高分子を含有
させることも可能であるが、これらはそれ自体が保持体
を構成する材料となり得るので、試薬層が上記親水性高
分子を含有する場合には、さらに上記濾紙等の材料を用
いないこともある。また、保持体として上記濾紙等を用
いた場合でも、親水性高分子のみで保持体を構成した場
合でも、その厚さは、概ね5〜100μmであることが
好ましい。
【0033】上記保持体に上記試薬と光反射性粒子を内
部に含有するポリマービーズとさらにそれ以外の各種成
分とを層状に保持含有させる方法としては、やはり一般
的な方法を用いればよく、例えば、上記含有させたい成
分を液体に溶解、分散させることで液状にしてトレーに
入れ、これに保持体を漬けて直接含浸させる方法、ポリ
エチレンテレフタレート(以下「PET」と省略する)
等の剥離性のよい樹脂フィルム上に一定の厚さで上記各
種成分を含む液体を塗工し、その上へ保持体をのせて吸
い込ませ乾燥後、樹脂フィルムと分離する方法、上記各
種成分を含む液体をスプレー等により保持体に噴霧する
方法、バーコーター等により保持体に塗工する方法等が
挙げられる。含浸後の乾燥は、通常の方法で行われる
が、本発明の乾式測定試験具の試薬層においては、乾燥
温度を20〜60℃とすることが好ましい。
【0034】また、上記親水性高分子のみで保持体を形
成させる場合には、例えば、上記試薬と光反射性粒子を
内部に含有するポリマービーズと親水性高分子とさらに
これら以外の各種任意成分とを水等の液体に溶解、分散
させることで液状とし、これをPET等の樹脂フィルム
上に適当な濡れ厚さで塗工して乾燥後、樹脂フィルムと
分離する方法が取られる。なお、試薬層を樹脂フィルム
上に作製する場合には、樹脂フィルムは必要に応じてそ
のまま残すことも可能である。
【0035】上記の様にして、試薬と光反射性粒子を内
部に含有するポリマービーズとを1層に含有する試薬層
を得ることができるが、必要に応じて、試薬層を試薬含
有層と光反射性粒子含有ポリマービーズ含有層の2層構
造とすることも可能である。この場合の各層の作製は上
記1層の場合の作製方法に準じて行うことが可能であ
り、また積層についても通常の方法に従って行うことが
可能である。
【0036】(4)乾式測定試験具 本発明の乾式測定試験具は、上記の様に、液体試料中の
測定対象物質と反応して呈色することで前記測定対象物
質を検出することが可能な上記試薬と光反射性粒子を内
部に含有するポリマービーズおよび各種任意成分が保持
体に層状に保持されることにより形成された試薬層を含
むものである。
【0037】本発明の乾式測定試験具においては、試薬
層に液体試料が点着され、浸透、展開する間に、試薬層
に含有する試薬と液体試料中の測定対象物質が反応して
色素を生成する。これにより生成した色素量を吸光光度
法、発光法などにより比色的に定量する際に、試薬層に
存在する光反射性粒子を内部に含有するポリマービーズ
が作用して測定のために十分な反射率を得るものであ
る。さらに、液体試料が全血のように着色粒子を含む場
合には、この着色粒子が試薬層に浸透することを阻止す
るものである。
【0038】本発明の乾式測定試験具は、上記試薬層の
他に必要に応じて、従来の乾式測定試験具が有する部
材、例えば、試薬層を支持する基材、液体試料を保持す
る試料保持層、液体試料保持のための空間を設けるため
の支持体等を有することが可能である。
【0039】上記試薬層を支持するために設けられる基
材としては、上記試薬層の作製で述べたような樹脂フィ
ルム、好ましくは光透過性であって液体不透過性の樹脂
フィルム、例えば、PET、ポリプロピレン等を挙げる
ことができる。基材を光透過性を有する液体不透過性樹
脂フィルムとして試薬層と積層して用いれば、試薬層表
面に液体試料を点着後、試薬層が吸収しきれなかった液
体試料を試薬層表面から除去することなく、基材側から
光を照射して呈色量を測定することが可能となる。
【0040】また、上記試薬層において光反射性粒子を
内部に含有するポリマービーズは、上述の様に、試薬層
内に浸入することで呈色量測定の感度低下を招くような
液体試料中の粒子成分、例えば血球等を試薬層に浸透す
るのを防止する役割も果たしているが、上記基材を用い
ることで液体試料が供給される側と反対側からの呈色量
測定を行うことが可能となれば、上記血球等の着色成分
は供給側に留まっているので、これらによる影響のない
より正確な測定を行うことが可能となる。
【0041】さらに、液体試料中の測定対象物質と試薬
との呈色反応が酸素等の気体の透過により促進される呈
色反応の場合には、上記基材として光透過性かつ液体不
透過性であってさらに気体透過性を有する多孔性フィル
ムを用いることが好ましい。基材のフィルムを多孔性と
することにより呈色反応が促進され反応時間の短縮を図
ることができるためである。この様な光透過性かつ液体
不透過性であってさらに気体透過性を有する多孔性フィ
ルムについては、特公平7−21455号公報に詳しく
記載されているのでこれを参照することができる。ま
た、この様な多孔性フィルムは市販されており、これら
を本発明の乾式測定試験具に用いることが可能である。
上記特性を有する市販の多孔性フィルムとしては、例え
ば、ニュークリポア(ニュークリポア社製)、セルガー
ド(ヘキストセラニーズ社製)、サイクロポア(ワット
マン社製)等を挙げることができる。
【0042】上記液体試料を保持するための試料保持層
としては、従来の乾式測定試験具が有する試料保持層
(一般には「拡散層」、「展開層」などと呼ばれること
もある)と同様の構成のものを挙げることができる。
【0043】また、本発明の乾式測定試験具において
は、上記試料保持層の替わりに液体試料保持のための空
間を設けることが可能であり、そのための支持体等を有
することが可能であるが、前記支持体を有する乾式測定
試験具として例えば、図1に断面図を示す様な、上記基
材が積層されていてもよい試薬層と、液体試料保持のた
めの空間を設けるための支持体と、で構成された乾式測
定試験具を挙げることができる。
【0044】図1において、支持体1は内部に液体試料
を保持するための毛細管室2を有し、前記毛細管室と支
持体外部とを連絡する3つの孔、すなわち呈色量測定の
ための光照射孔3と液体試料注入孔4と空気孔5とを有
する。試薬層6は前記光照射孔3を覆うかたちで支持体
の毛細管室内に設置されている。試薬層に基材が積層さ
れている場合には、基材側から測定光が照射されるよう
に設置する。この様な乾式測定試験具において支持体
は、液体不透過性で液体試料への溶出がない樹脂等で構
成することができるが、本発明においては、支持体を黒
色にする等して支持体に遮光性を持たせることが好まし
い。支持体に遮光性を持たせることにより、液体試料中
の固形分による測定光の吸収、散乱の影響や、支持体外
部より入射する外部迷光の影響が小さくなる。
【0045】本発明の乾式測定試験具は、各種試薬と反
応して色素を生成させることが可能な物質を含有する液
体試料中の前記物質を定量する場合の何れにも適用する
ことが可能であるが、血液、尿、唾液等の体液中の測定
対象物質量を酸化還元反応を利用した呈色反応により測
定する場合、例えば、血液中のグルコース量を上記で詳
述したような試薬を用いて測定する場合などに好ましく
適用される。
【0046】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0047】<乾式測定試験具の作製>表1に組成を示
す各成分を混合して試薬層用の塗工液を作製した。ガラ
ス板に試薬層の保持体となるセルガード(ヘキストセラ
ニーズ社製)をシワのないように貼り付け、このセルガ
ード上にナイフコーターを用いて上記塗工液を塗布厚5
0μmで塗布し、乾燥温度25℃、乾燥湿度15%で3
0分間乾燥させて試薬層を形成させた。その後、試薬層
をセルガードごとガラス板よりはがして、7mm×7m
mの大きさに切断した。
【0048】上記で得られた7mm角のセルガード付き
試薬層を、4mmφの穴(測定光照射孔)のあいた30
mm×7mmの大きさのPETフィルム上に穴を覆うか
たちでセルガード側をPETフィルム側にして貼付け
た。試薬層を上にしてこれを覆いながらPETフィルム
との間に毛細管室を形成する様に、PETフィルム上に
熱可塑性樹脂を用いてカバーを固定して乾式測定試験具
とした。なお、このカバーは液体試料供給孔と空気孔を
有していた(図1参照)。
【0049】また、比較のために上記実施例において試
薬層用塗工液の光反射性粒子含有ポリマービーズ(テク
ポリマーMBX−5/White)のかわりに前記ポリ
マービーズが含有する光反射性粒子(二酸化チタン)を
用いた以外は、上記実施例と全く同様にして乾式測定試
験具を作製した。
【0050】
【表1】
【0051】なお、上記表1中、テクポリマーMBX−
5/White(積水化成品工業(株)製)は、架橋ポ
リメタクリル酸メチルに50w/v%の割合で二酸化チ
タンを含有した平均粒子径5μmの真球状のポリマービ
ーズである。
【0052】<本発明の乾式測定試験具の評価>上記実
施例および比較例で得られた乾式測定試験具について浸
透性、および反応速度に関する試験を行った。
【0053】(1)浸透性試験 全血を室温で1日放置して解糖させた後、これに食用色
素青色1号を任意量添加して溶解させ、次いでヘマトク
リット値が68%となるように調整して検体Iを得た。
検体Iの10μlを上記実施例で得られた乾式測定試験
具の液体試料供給孔より試薬層に導入し、5秒後より6
40nmの光を測定光照射孔を通してセルガード側から
照射し、得られる反射率を反射率計(色差計)にて10
秒間隔で125秒まで経時的に測定した。比較例で得ら
れた乾式測定試験具についても同様の測定を行った。実
施例および比較例で得られた乾式測定試験具を用いて測
定された上記検体Iについての反射率の経時変化の結果
を図2に示す。なお、図2において縦軸は反射率(%)
を横軸は測定時間(sec)を示す。
【0054】(2)反応速度試験 解糖阻止剤(NaF)添加全血(グルコース濃度99m
g/dl)を、ヘマトクリット値が68%になるように
調整して検体IIとした。検体IIの10μlを上記実施例
で得られた乾式測定試験具の液体試料供給孔より試薬層
に導入し、5秒後より640nmの光を測定光照射孔を
通してセルガード側から照射し、得られる反射率を反射
率計(色差計)にて10秒間隔で125秒まで測定し
た。比較例で得られた乾式測定試験具についても同様の
測定を行った。実施例および比較例で得られた乾式測定
試験具を用いて測定された上記検体IIについての反射率
の経時変化の結果を図3に示す。なお、図3において縦
軸は反射率(%)を横軸は測定時間(sec)を示す。
【0055】これらの結果から明かな様に、実施例で得
られた乾式測定試験具においては、反射材として二酸化
チタンを含有する従来の乾式測定試験具に比べて、液体
試料の試薬層への浸透性がよく、また実際に試薬と測定
対象物質との反応速度も高い。
【0056】
【発明の効果】本発明の乾式測定試験具を、液体試料中
の測定対象物質を呈色反応させたときの呈色量を反射率
の測定により求めることで前記測定対象物質を定量する
乾式測定試験具として用いれば、測定時間が短く、かつ
反射率測定に際して少量の呈色量にも十分対応した反射
率が得られることで、迅速で高精度な測定を行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の乾式測定試験具の一例の断面図を示
す図である。
【図2】 実施例および比較例で得られた乾式測定試験
具を用いて解糖全血に食用色素青色1号を添加したもの
を検体として測定された640nmでの反射率の経時変
化を示す図である。
【図3】 実施例および比較例で得られた乾式測定試験
具を用いて全血を検体として測定された640nmでの
反射率の経時変化を示す図である。
【符号の説明】
1.支持体 2.毛細管室 3.測定光照射孔 4.液体試料注入孔 5.空気孔 6.試薬層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色原体を含む試薬と、この試薬を層状に
    保持する保持体を含含み、液体試料中の測定対象物質と
    前記試薬との反応により生じる色原体の呈色量を試薬層
    に入射した光の反射率により求めることで、前記測定対
    象物質を測定する乾式測定試験具であって、前記試薬層
    は光反射性粒子を内部に含有するポリマービーズを含む
    ことを特徴とする乾式測定試験具。
  2. 【請求項2】 前記光反射性粒子が二酸化チタン、酸化
    亜鉛、硫酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化鉄(II
    I)および水酸化鉄(III)から選ばれる請求項1記載の
    乾式測定試験具。
  3. 【請求項3】 前記ポリマービーズが、アクリル酸、メ
    タクリル酸、マレイン酸、これらのエステル、スチレン
    およびアルキルスチレンから選ばれるモノマーを主成分
    として得られる重合体または共重合体、ポリウレタン、
    ポリウレア、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリ
    塩化ビニルから選ばれる高分子化合物を主成分として含
    有することを特徴とする請求項1記載の乾式測定試験
    具。
  4. 【請求項4】 ポリマービーズの平均粒径が1〜40μ
    mである請求項1記載の乾式測定試験具。
  5. 【請求項5】 ポリマービーズ全量に対する光反射性粒
    子の含有量が10〜70w/v%であり、試薬層全体に
    対するポリマービーズの含有量が5〜80重量%である
    請求項1記載の乾式測定試験具。
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