JPH10132457A - 冷却ショーケース - Google Patents

冷却ショーケース

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Publication number
JPH10132457A
JPH10132457A JP30088396A JP30088396A JPH10132457A JP H10132457 A JPH10132457 A JP H10132457A JP 30088396 A JP30088396 A JP 30088396A JP 30088396 A JP30088396 A JP 30088396A JP H10132457 A JPH10132457 A JP H10132457A
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JP
Japan
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reflector
heater
ballast
top plate
heat
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Pending
Application number
JP30088396A
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English (en)
Inventor
Masahiko Nagatake
正彦 長竹
Katsumi Morishita
克己 森下
Shigeo Matsuzawa
茂夫 松沢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 蛍光灯の安定器の放熱を効率よく行うこ
とができる冷却ショーケースを提供する。 【解決手段】 冷却ショーケースは、前面に商品取り出
し用開口(2)が形成されているとともに内部に陳列室
(18)が形成されている断熱箱体(1)と、商品取り
出し用開口に形成されているエアーカーテン(28a,
28b)と、断熱箱体の上部前側に配置されているリフ
レクター(33)と、このリフレクターを加熱するヒー
ター(35)と、照明用の蛍光灯(22,23)とを備
えている。そして、リフレクターには、蛍光灯の安定器
(42)が接触している。また、この蛍光灯の点灯時に
おけるヒーターへの通電電力量を、蛍光灯の消灯時にお
けるヒーターへの通電電力量よりも小さくなるようにし
た電気回路が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体の上部前
側付近に、蛍光灯用安定器が配置されている冷却ショー
ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の冷却ショーケースは、た
とえば特公平7−33954号公報(F25D29/0
0)などに記載されており、図6および図7に図示する
構造をしている。図6は従来の冷却ショーケースの上部
前側の断面図である。図7は図6の冷却ショーケースの
上部前側の一部切欠き斜視図である。
【0003】冷却ショーケースには、貯蔵室内の棚の下
面前側に配置されている庫内灯と、ショーケース本体を
構成する断熱箱体01の上部前側に配置されている庫外
灯02とが設けられている。この庫内灯および庫外灯0
2は、蛍光灯で構成されており、庫外灯02はたとえば
左右一対の計2本設けられている。一方、庫内灯は、棚
がたとえば上下に4段設けられ、かつ、各段の棚にたと
えば左右一対の計2本設けられていると、総計8本設け
られることになる。そして、各蛍光灯にはそれぞれ安定
器03,04が必要であるが、庫外灯02のためのたと
えば計2個の安定器03は、庫外灯02のリフレクター
06の上面前側に取り付けられている。一方、庫内灯の
ためのたとえば計8個の安定器04は、断熱箱体01の
天壁08の前面に取り付けられている。また、リフレク
ター06の後部には結露防止用のヒーター09が設けら
れている。さらに、リフレクター06の上方には天板0
11が配置され、安定器03,04などの電装品を覆っ
ており、リフレクター06と天板011との間が電装品
収納空間となっている。そして、天板011には多数の
換気用の孔012が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多数たとえ
ば計8個の庫内灯用安定器04が、断熱箱体01の天壁
08の前面に集中的に取り付けられているので、その発
熱量が大きく、リフレクター06と天板011との間の
電装品収納空間に熱気が淀み、電装品収納空間に配置さ
れている電装品が所期の性能を発揮することができない
ことがある。そこで、前述のように、天板011に換気
用の孔012などを形成して、電装品収納空間に熱気が
淀まないように工夫している。しかしながら、換気を良
くするために、あまり多数の換気用の孔012を設ける
と、この孔012を通って、埃、水分、虫などが電装品
収納空間に侵入してくる確率が高くなり、天板011で
電装品を覆っている意味がなくなる。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、蛍光灯の安定器の放熱を効率よく行うこと
ができる冷却ショーケースを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1記載の
発明の冷却ショーケースは、前面に商品取り出し用開口
(2)が形成されているとともに内部に陳列室(18)
が形成されている断熱箱体(1)と、商品取り出し用開
口に形成されているエアーカーテン(28a,28b)
と、断熱箱体の上部前側に配置されているリフレクター
(33)と、このリフレクターを加熱するヒーター(3
5)と、照明用の蛍光灯(22,23)とを備えてい
る。そして、リフレクターには、蛍光灯の安定器(4
2)が接触している。また、この蛍光灯の点灯時におけ
るヒーターへの通電電力量を、蛍光灯の消灯時における
ヒーターへの通電電力量よりも小さくなるようにした電
気回路が設けられている。
【0007】また、本出願の請求項2または3記載の発
明の冷却ショーケースは、前面に商品取り出し用開口が
形成されているとともに内部に陳列室が形成されている
断熱箱体と、断熱箱体の上部前側に配置されているリフ
レクターと、このリフレクターの上方を覆う天板(5
1)と、断熱箱体の天壁(8)、天板およびリフレクタ
ーで囲まれた電装品収納空間(53)に配されている蛍
光灯用安定器とを備えている。そして、請求項2記載の
冷却ショーケースにおいては、安定器が天板に接触して
いる。
【0008】また、請求項3記載の発明の冷却ショーケ
ースにおいては、安定器が、断熱箱体の天壁に取り付け
られているとともに、天板またはリフレクターの少なく
とも一方に接触している。したがって、安定器が天板と
リフレクターとの両方に接触している場合もある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明における冷却ショー
ケースの実施の第1の形態を図1ないし図4を用いて説
明する。図1は実施の第1の形態における冷却ショーケ
ースの断面図である。図2は図1の冷却ショーケースの
上部前側の一部切欠き斜視図である。図3は図1の冷却
ショーケースの上部前側の断面図である。図4は安定器
およびヒーターの電気回路図である。
【0010】まず初めに、冷却ショーケースの全体構成
を説明する。冷却ショーケースとしての冷蔵オープンシ
ョーケースの本体を構成する断熱箱体1は発泡樹脂たと
えば硬質の発泡ポリウレタンなどの断熱材からなり、そ
の前面には商品収納および取り出し用開口2が形成され
ている。また、断熱箱体1の下部には冷凍サイクルを構
成する冷媒圧縮機(図示しない)などが設けられている
機械室3が配置されている。
【0011】断熱箱体1の天壁8、後壁9および、機械
室3との隔壁である底壁10の内面より適当な間隔を有
して、塗装鋼板やステンレスなどの錆びない金属板から
なる区画上板13、区画壁板14および区画床板15が
配設されている。これら区画上板13、区画壁板14お
よび区画床板15と断熱箱体1との間の空間が冷気流路
16となる。この冷気流路16は隔壁板17により内側
冷気通路16aと外側冷気通路16bの2個の冷気通路
に区画されている。そして、断熱箱体1内部の区画上板
13、区画壁板14および区画床板15で囲まれた貯蔵
室としての陳列室18には、商品陳列棚19が上下に複
数段たとえば4段設けられている。最下段の商品陳列棚
19の下方には、商品が載置される載置床板20が配置
されている。そして、断熱箱体1の上部前側には庫外灯
21が、また、陳列室18の上部前側には陳列室照明用
の庫内灯22が取り付けられて陳列室18内を照明して
いる。さらに、各商品陳列棚19の下面前側には、棚照
明用の庫内灯23が取り付けられて下方の商品陳列棚1
9や載置床板20を照明している。これらの庫外灯21
および庫内灯22,23は蛍光灯で構成されており、庫
外灯21はたとえば左右一対の計2本、陳列室照明用の
庫内灯22はたとえば左右一対の計2本、また、棚照明
用の庫内灯23は、たとえば左右一対で上下4段の計8
本設けられている。
【0012】そして、ショーケースの陳列室18を冷却
する際には、冷凍サイクルが稼働して、冷気流路16の
内側冷気通路16aに配置されている冷却器24に冷媒
が供給されるとともに、送風機25が回転し、冷気流路
16内の空気は矢印方向に送風されて強制循環する。す
なわち、送風機25から送風される空気は、内側冷気通
路16aおよび外側冷気通路16bに分岐して流れ、内
側冷気通路16aに流れた空気は冷却器24に移動し冷
却され、上昇して内側の冷気吐出口26aから陳列室1
8内に吐出する。そして、この冷気吐出口26aから吹
き出した冷気は、陳列室18の前面すなわち商品収納お
よび取り出し用開口2において内側のエアーカーテン2
8aを形成するとともに陳列室18内を冷却し、区画床
板15の前側に形成された内側の吸い込み口29aから
吸い込まれて送風機25に戻ってくる。
【0013】一方、外側冷気通路16bに流れた空気
は、上昇して外側の冷気吐出口26bから吐出して、外
側のエアーカーテン28bを形成する。この外側のエア
ーカーテン28bは、前述の内側のエアーカーテン28
aの庫外側に位置し、そして、外側のエアーカーテン2
8bを形成した空気は、内側の吸い込み口29aの庫外
側に配置されている外側の吸い込み口29bから吸い込
まれて送風機25に戻ってくる。この様にして、冷却運
転中は、外側のエアーカーテン28bで、内側のエアー
カーテン28aを外気から保護しながら、内側のエアー
カーテン28aで陳列室18を冷却している。
【0014】ついで、冷蔵オープンショーケースの上部
前側の部分について説明する。冷気吐出口26a,26
bには、各々吐出用ハニカム31が着脱自在に取り付け
られている。そして、断熱箱体1の上部前側には、庫外
灯21のリフレクター33が設けられている。このリフ
レクター33は、ステンレス板などの金属板からなり熱
伝導が良好で、前端部から上方に延在している前板33
aと、この前板33aの上端から略水平に後方に延在し
ている上板33bと、この上板33bの後端から下方に
延在している後板33cとからなり、この後板33cの
後側には、外側の冷気吐出口26bが配置されている。
リフレクター33の前側の下方には、複数たとえば左右
一対の庫外灯21が配置されており、また、リフレクタ
ー33の後側(図3の右側)部分すなわち後板33cの
裏面にはヒーター35が張り付けて取り付けられてい
る。
【0015】さらに、リフレクター33の上板33bの
前部の上面には、庫外灯21の安定器37が庫外灯21
の数だけたとえば2個設けられている。リフレクター3
3の上面中央部には、グロー球取り付け板39が立設さ
れて、このグロー球取り付け板39の略水平な上端部に
グロー球40が下向きに取り付けられている。断熱箱体
1の天壁8の前面には、庫内灯22,23の安定器42
が庫内灯22,23の数だけたとえば10個取り付け板
43を介して取り付け支持され、かつ、安定器42の下
面がリフレクター33の上面に接触している。そして、
天板51が、リフレクター33の上方から天壁8の前部
の上方にわたって配置されており、安定器37,42や
他の電装品を覆っている。この天板51は、板金製で、
熱伝導が良好であり、略垂直な前面部51aと、この前
面部51aの上端から後方に延在する上面部51bと、
上面部51bの後端から天壁8に達する後面部51cと
からなるとともに、リフレクター33の前部や天壁8の
上面などに着脱可能に固定することにより、ショーケー
ス本体に着脱自在に取り付けられている。そして、リフ
レクター33、天壁8および天板51で囲まれた空間
が、電装品収納空間53となっている。
【0016】ヒーター35、庫外灯21、庫内灯22,
23は、図4に図示するような電気回路を構成してお
り、ヒーター35は、メインヒーター35aおよびサブ
ヒーター35bからなっている。このメインヒーター3
5aの発熱量は、庫内灯22,23の安定器42の総発
熱量と略等しい。交流の電源61の一端に、庫外灯スイ
ッチ63と、庫内灯用スイッチ64とが並列に接続され
ている。そして、庫外灯スイッチ63は、ON−OFF
に切り替わり、ONの時には庫外灯スイッチ63に直列
に安定器37および庫外灯21、ついで電源61の他端
が接続されており、安定器37および庫外灯21に電気
が通電され、OFFの時には、庫外灯21への通電が切
断されている。一方、庫内灯用スイッチ64は、互いに
直列に接続されている安定器42および庫内灯22,2
3への接続と、メインヒーター35aへの接続とに切り
替わり、そして、庫内灯22,23は、サブヒーター3
5bの一端に接続されている。同様に、メインヒーター
35aも、サブヒーター35bの一端に接続されてい
る。また、サブヒーター35bの他端は電源61の他端
に接続されている。図4においては、安定器37および
庫外灯21は、1組が代表的に記載されているが、庫外
灯21が複数たとえば2個設けられている場合には、2
組が並列にまたは直列に接続されている。同様に、安定
器42および庫内灯22,23は、1組が代表的に記載
されているが、庫内灯22,23が複数たとえば10個
設けられている場合には、その個数と同じ組数たとえば
10組が並列にまたは直列に接続されている。
【0017】この様に、断熱箱体1の上部前側には、リ
フレクター33が配され、その上方の電装品収納空間5
3に安定器37,42が配置されるとともに、電装品収
納空間53の前面および上方を天板51が覆っている。
そして、リフレクター33の後部は、冷気吐出口26b
に近接して配置されており、エアーカーテン28bの冷
気により、冷却され低温となっている。この低温のリフ
レクター33の特に後部すなわち上板33bの後部およ
び後板33cに、相対的に温かい外気が接触すると結露
し易い。この結露を防止するために、ヒーター35が設
けられ、リフレクター33を加熱している。このヒータ
ー35を稼働させる電気回路は、前述の図4の様に構成
されており、所謂開店時には、庫外灯21および庫内灯
22,23の両者が点灯しており、安定器37,42に
電流が流れて、温度が上昇している。そして、安定器4
2の一部である下面が、リフレクター33の上板33b
の裏面に接触しており、リフレクター33を加熱してい
る。この加熱の際に、安定器42は逆にリフレクター3
3で冷却されている。また、安定器42は多数たとえば
10個あり、その発熱量の総計は大きく、リフレクター
33の結露を防止することを十分に補助することができ
る。したがって、ヒーター35のメインヒーター35a
への通電は切断されて、メインヒーター35aはリフレ
クター33を加熱しておらず、一方、サブヒーター35
bへは通電されて、結露防止に不足している熱量を補助
的に供給している。
【0018】閉店後の作業時には、庫内灯用スイッチ6
4を庫内灯22,23側から、メインヒーター35a側
に切り換えている。この際には、安定器42への通電が
停止され、安定器42の温度は低下しており、リフレク
ター33を加熱することはない。また、メインヒーター
35aに通電されて、リフレクター33を加熱する。こ
の様に、開店時の安定器42およびサブヒーター35b
のみの加熱に代えて、メインヒーター35aおよびサブ
ヒーター35bの加熱で、リフレクター33の結露を防
止している。この様に、庫内灯22,23の消灯時は、
ヒーター35への通電量が、庫内灯22,23の点灯時
よりもメインヒーター35aの分だけ大きくなってい
る。したがって、庫内灯22,23の消灯により安定器
42の発熱量が喪失するが、この喪失した安定器42の
発熱量と略同じ発熱量を、メインヒーター35aで補充
することができる。
【0019】そして、閉店後の作業も終了した後は、庫
外灯スイッチ63がONからOFFに切り代わり、庫外
灯21が消灯する。この時には、ヒーター35のメイン
ヒーター35aおよびサブヒーター35bが、リフレク
ター33の結露を防止している。
【0020】前述のように、実施の第1の形態において
は、安定器42は断熱箱体1の天壁8に取り付けられ、
取り付け部である断熱箱体1に熱伝導により放熱するこ
とはほとんどできないが、安定器42がリフレクター3
3に接触しているので、リフレクター33に熱伝導によ
り放熱することができ、冷却効率が向上する。したがっ
て、電装品収納空間53内に熱気が籠もることが少な
く、従来の様に天板51に換気用の孔012を開ける必
要がなくなる。その結果、孔012などの換気用の開口
から、虫、ほこりや水分などが侵入することが減少し、
電装品収納空間の電装品のトラブルの発生を防止するこ
とができる。
【0021】また、安定器42は天壁8に支持されてお
り、取り付け用のビスなどでリフレクター33に取り付
ける必要がなく、リフレクター33の下面にビスの頭な
どの安定器42の取り付け部材が露出することはない。
したがって、買物客などが、リフレクター33を見て
も、多数設けられている安定器42の取り付け部などは
見えず見苦しくなることはない。
【0022】また、開店時などの庫内灯22,23点灯
時には、ヒーター35への通電量が減少しており、電気
代を削減することができ、ランニングコストを軽減する
ことができる。
【0023】次に、本発明における冷却ショーケースの
実施の第2の形態および実施の第3の形態について説明
する。図5は実施の第2の形態および実施の第3の形態
の説明図で、(a)が実施の第2の形態の冷却ショーケ
ースの上部前側の断面図、(b)が実施の第3の形態の
冷却ショーケースの上部前側の断面図である。なお、こ
の実施の第2の形態および実施の第3の形態の説明にお
いて、前記実施の第1の形態の構成要素に対応する構成
要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0024】実施の第1の形態においては、庫内灯2
2,23用の安定器42は、リフレクター33に接触し
ていたが、実施の第2の形態および実施の第3の形態で
は、天板51の上面部51bに接触している。そして、
実施の第2の形態においては、安定器42は取り付け板
43を介して天壁8の前面に取り付けられているととも
に、安定器42の上面が上面部51bに接触して、熱伝
導により天板51に放熱している。
【0025】一方、実施の第3の形態においては、安定
器42は断熱箱体1の天壁8の上面に載置されるととも
に、その上面が上面部51bに接触して、熱伝導により
天板51に放熱している。なお、66は電源コードであ
る。
【0026】前述のように、実施の第2の形態および実
施の第3の形態においては、安定器42は断熱箱体1の
天壁8に取り付けられ、取り付け部である断熱箱体1に
熱伝導により放熱することはほとんどできないが、安定
器42が天板51に接触しているので、天板51に熱伝
導により放熱することができ、冷却効率が向上する。し
たがって、電装品収納空間53内に熱気が籠もることが
少なく、従来の様に天板51に換気用の孔012を開け
る必要がなくなる。その結果、孔012などの換気用開
口から、虫、ほこりや水分が侵入することが減少し、電
装品収納空間の電装品のトラブルの発生を防止すること
ができる。
【0027】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態において、冷却ショーケースは冷蔵オ
ープンショーケースであるが、冷凍オープンショーケー
スや他のオープン以外の冷却ショーケースであることも
可能である。また、冷却ショーケースの前面には商品収
納および取り出し用開口2が形成されているが、この開
口は商品を少なくとも取り出すことができればよく、商
品を冷却ショーケースの後面の開口などから収納するこ
とも可能である。したがって、特許請求の範囲において
は、前記冷却ショーケースの前面の開口を「商品取り出
し用開口」と呼んでいる。
【0028】(2)実施の形態においては、エアーカー
テンは内側および外側に二重に形成されているが、一重
のエアーカーテンや3層以上のエアーカーテンを形成す
ることも可能である。 (3)庫外灯21や庫内灯22,23の配置や数は適宜
変更することができる。また、庫内灯22,23の安定
器42のON−OFFに、ヒーター35の稼働を連動さ
せているが、庫外灯21の安定器37のON−OFFに
も、ヒーター35の稼働を連動させることも可能であ
る。
【0029】(4)実施の形態においては、天板51に
接触している安定器42は、断熱箱体1の天壁8に取り
付けられているが、天壁8に取り付けないで、天板51
に取り付けることも可能である。ただし、天壁8に取り
付けた方が、メンテナンスの際における天板51の着脱
を容易に行うことができる。 (5)実施の形態においては、天板51には、孔012
が設けられていないが、孔012を設けることも可能で
ある。ただし、安定器42の冷却効率が高いので、従来
よりも、孔012の大きさや個数を削減することができ
る。
【0030】(6)実施の形態においては、ヒーター3
5はリフレクター33の裏面に張り付けられているが、
リフレクター33に張り付け以外の方法たとえばビス止
め、係止爪などで取り付けることも可能であるし、リフ
レクター33とは離れた位置に取り付け、熱線などで加
熱することも可能である。 (7)実施の第1の形態において、ヒーター35はメイ
ンヒーター35aとサブヒーター35bとに分けられて
いるが、サブヒーター35bは必ずしも設ける必要はな
い。また、庫内灯22,23が消灯した時に、庫内灯2
2,23が点灯している時よりも、ヒーター35への通
電電力を大きくすることができるならば、その電気回路
は適宜変更可能である。たとえば、メインヒーター35
aとサブヒーター35bとを直列に配列した図4に図示
した回路に代えて、図8に図示する回路のように、メイ
ンヒーター35aとサブヒーター35bとを並列に接続
することも可能である。この場合には、メインヒーター
35aの発熱量は、安定器42の発熱量と、サブヒータ
ー35bの発熱量との合計に略等しくなるように設定さ
れている。なお、ヒーター35への通電電力を小さくさ
せるとは、完全に通電を遮断している場合も含んでい
る。
【0031】
【発明の効果】本出願の請求項1記載の発明によれば、
リフレクターには、蛍光灯の安定器が接触しており、か
つ、この蛍光灯の点灯時におけるリフレクター加熱用の
ヒーターへの通電電力量を、蛍光灯の消灯時におけるヒ
ーターへの通電電力量よりも小さくなるようにした電気
回路が設けられている。そして、リフレクターはエアー
カーテンなどにより冷却されるが、蛍光灯の点灯時は、
蛍光灯の安定器または、安定器およびヒーターで加熱さ
れて、結露が防止され、蛍光灯の消灯時は、ヒーターに
より加熱されて、結露が防止されている。したがって、
蛍光灯の点灯時は、安定器で加熱されている分だけ、ヒ
ーターへの通電電力を低下させることができ、電気消費
量を少なくすることができる。また、安定器はリフレク
ターへの熱伝導により冷却されており、安定器の冷却効
率を向上させることができる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、安定
器が天板に接触しているので、安定器の発熱を、天板に
熱伝導により効率よく放熱することができる。したがっ
て、安定器の冷却効率が向上するとともに、電装品収納
空間に熱がこもることが減少し、安定器などの電装品が
所期の性能を発揮することができる。
【0033】さらに、請求項3記載の発明によれば、安
定器が、断熱箱体の天壁に取り付けられているととも
に、天板またはリフレクターの少なくとも一方に接触し
ている。したがって、安定器が断熱箱体の天壁に取り付
けられており、メンテナンス時の天板の着脱の支障にな
ることがなく、天板の着脱作業が容易となるとともに、
リフレクターの下面に安定器取り付け用のビスなどが露
出することがなく、見栄えが良好である。しかも、安定
器が天板またはリフレクターの少なくとも一方に接触し
ており、安定器の発熱を、天板やリフレクターに熱伝導
により効率よく放熱することができる。その結果、安定
器の冷却効率が向上するとともに、電装品収納空間に熱
がこもることが減少し、安定器などの電装品が所期の性
能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の第1の形態における冷却ショーケ
ースの断面図である。
【図2】図2は図1の冷却ショーケースの上部前側の一
部切欠き斜視図である。
【図3】図3は図1の冷却ショーケースの上部前側の断
面図である。
【図4】図4は安定器およびヒーターの電気回路図であ
る。
【図5】図5は実施の第2の形態および実施の第3の形
態の説明図で、(a)が実施の第2の形態の冷却ショー
ケースの上部前側の断面図、(b)が実施の第3の形態
の冷却ショーケースの上部前側の断面図である。
【図6】図6は従来の冷却ショーケースの上部前側の断
面図である。
【図7】図7は図6の冷却ショーケースの上部前側の一
部切欠き斜視図である。
【図8】図8は変更例における安定器およびヒーターの
電気回路図である。
【符号の説明】
1 断熱箱体 2 商品収納および取り出し用開口(商品取り出し用開
口) 8 天壁 18 陳列室 22 庫内灯(蛍光灯) 23 庫内灯(蛍光灯) 28a,28b エアーカーテン 33 リフレクター 35 ヒーター 42 安定器 51 天板 53 電装品収納空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に商品取り出し用開口が形成されて
    いるとともに、内部に陳列室が形成されている断熱箱体
    と、 前記商品取り出し用開口に形成されているエアーカーテ
    ンと、 前記断熱箱体の上部前側に配置されているリフレクター
    と、 このリフレクターを加熱するヒーターと、 照明用の蛍光灯とを備えている冷却ショーケースにおい
    て、 前記リフレクターには、蛍光灯の安定器が接触してお
    り、 前記蛍光灯の点灯時における前記ヒーターへの通電電力
    量を、蛍光灯の消灯時におけるヒーターへの通電電力量
    よりも小さくなるようにした電気回路が設けられている
    ことを特徴とする冷却ショーケース。
  2. 【請求項2】 前面に商品取り出し用開口が形成されて
    いるとともに、内部に陳列室が形成されている断熱箱体
    と、 前記断熱箱体の上部前側に配置されているリフレクター
    と、 このリフレクターの上方を覆う天板と、 断熱箱体の天壁、前記天板およびリフレクターで囲まれ
    た電装品収納空間に配されている蛍光灯用安定器とを備
    えた冷却ショーケースにおいて、 前記安定器が前記天板に接触していることを特徴とする
    冷却ショーケース。
  3. 【請求項3】 前面に商品取り出し用開口が形成されて
    いるとともに、内部に陳列室が形成されている断熱箱体
    と、 前記断熱箱体の上部前側に配置されているリフレクター
    と、 このリフレクターの上方を覆う天板と、 断熱箱体の天壁、前記天板およびリフレクターで囲まれ
    た電装品収納空間に配されている蛍光灯用安定器とを備
    えた冷却ショーケースにおいて、 前記安定器は、前記断熱箱体の天壁に取り付けられてい
    るとともに、前記天板またはリフレクターの少なくとも
    一方に接触していることを特徴とする冷却ショーケー
    ス。
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