JPH10131142A - 霧の消散方法及びその設備 - Google Patents

霧の消散方法及びその設備

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JPH10131142A
JPH10131142A JP8288847A JP28884796A JPH10131142A JP H10131142 A JPH10131142 A JP H10131142A JP 8288847 A JP8288847 A JP 8288847A JP 28884796 A JP28884796 A JP 28884796A JP H10131142 A JPH10131142 A JP H10131142A
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electrodes
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JP8288847A
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English (en)
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Aleksei Alekseev Parei
パレイ・アレクセイ・アレクセーヴィッチ
Vladimir Borisovich Raptin
ラプチン・ヴラヂーミル・ボリソヴィッチ
Irina Sergeev Popova
ポポバ・イリナ・セルゲーエヴナ
Leonido Sergeevici Chernyshev
チェルニチェフ・レオニド・セルゲーエヴィッチ
Masaya Tanaka
正哉 田中
Katsuharu Yamamoto
克治 山本
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01HSTREET CLEANING; CLEANING OF PERMANENT WAYS; CLEANING BEACHES; DISPERSING OR PREVENTING FOG IN GENERAL CLEANING STREET OR RAILWAY FURNITURE OR TUNNEL WALLS
    • E01H13/00Dispersing or preventing fog in general, e.g. on roads, on airfields

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
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  • Structural Engineering (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 霧の消散範囲を拡大し、霧の消散範囲の制御
及び管理を可能にするとともに、設備の単純化を図り実
用化を高める。 【解決手段】 印加部を複数の電極の集合体により構成
し、複数の電極が、一つの連続面に沿って水平間隔を空
けて配されるとともに、同電位となるように設定し、直
流高電圧の印加時における電気力線を、印加部の上方位
置の大気中に向け、コロナ放電に基づき荷電粒子を発生
させて、荷電粒子と大気中の水分との吸着により、水分
の凝縮反応及び結合反応を生じさせることにより霧の消
散を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、霧の消散方法及び
その設備に係り、特に、自動車道及び鉄道の陸上交通
路、空港、港湾、ゴルフ場等における霧の消散を図る技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車道や空港等において、霧の発生に
より視界が奪われた場合、これらの施設を閉鎖して安全
性を確保する等の対策が必要になり、経済的影響が多大
なものとなる。
【0003】霧を積極的に消散する手段として、技術例
1:実開昭64−32747号公報「霧液化消去用静電
ネット」,技術例2:特開平7−197428号公報
「水理気象現象の改善方法及びその装置」及び技術例
3:特開平8−218340号公報「水理気象現象の改
善方法及びその装置」が提案されている。
【0004】技術例1にあっては、導電性細線の両側に
導電性ネットを間隔をあけて並設し、導電性細線に高電
圧を印加してコロナ放電を発生させ、帯電された霧粒子
を、接地電極とした導電性ネットにクーロン力によって
吸着せしめて、水滴として捕集するようにしたものであ
る。
【0005】技術例2にあっては、直流高電圧をコロナ
放電線に印加してコロナ放電を生じさせ、コロナ放電線
の電界に基づいて駆動される荷電粒子に、コロナ放電線
と反対極性または同極性の直流高電圧を印加して制御電
線の電界に基づく影響を及ぼし、荷電粒子を誘導して荷
電粒子と大気中の水分とを吸着させることにより、水分
の凝結反応及び結合反応を生じさせて、霧を消散させる
ようにしている。
【0006】技術例3にあっては、直流高電圧をコロナ
放電線に印加してコロナ放電を生じさせるとともに、コ
ロナ放電線の上方に水平方向の間隔を空けて配した制御
電線にコロナ放電線と反対極性の直流高電圧を印加し、
制御電線の電界によってコロナ放電により生成された荷
電粒子を上方に駆動して、荷電粒子に大気中の水分を吸
着させることにより、水分の凝結反応及び結合反応を生
じさせて、霧を消散させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの技術
であると、広い範囲の霧の消散を効率よく実施し得るか
どうかという点で疑問があり、かつ広い範囲の霧の消散
を対象とした場合に、導電性ネット,コロナ放電線,制
御電線及び直流高電圧電源を個々に用意しなければなら
ず、コスト低減が困難になる等の解決すべき点が残され
ている。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、以下の目的を達成するものである。 霧の消散範囲を拡大すること。 霧の消散範囲の制御及び管理を可能にすること。 設備の単純化及びコスト低減を図ること。 適用範囲を、自動車道及び鉄道の陸上交通路、空港、
港湾、ゴルフ場、競技場等まで拡大すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】放電手段における印加部
を、複数の電極の集合体により構成し、複数の電極が、
接地面に対して対向配置状態の一つの連続面に沿って水
平間隔を空けて配されるとともに、同電位となるように
設定する。印加部は、同一高さレベルに設定され、給電
手段からの直流高電圧の印加時における電気力線を、印
加部の上方位置の大気中に向けて設定し、印加部からの
コロナ放電に基づき荷電粒子を発生させて、荷電粒子と
大気中の水分との吸着により、水分の凝縮反応及び結合
反応を生じさせることにより霧の消散を行なう。印加部
は、複数の電極の集合体により構成され、電極が複数本
の細い電線を水平方向に並列状態に配置して形成される
とともに、複数の電線の印加電圧を同一にして、電線の
相互間に電位差を生じないように設定される。印加部に
は、−55kV以上の負の直流高電圧が印加される。電
線は、1本の電柱に複数本支持され、複数本が並列状態
に、かつ同一レベルに架線される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る霧の消散方法
及びその設備の一実施形態について、図1ないし図3を
参照して説明する。図1ないし図3にあって、符号Aは
陸上交通路、Gは接地面(地表,大地)、1は放電手
段、2は給電手段、Bは連続面を示している。
【0011】前記陸上交通路Aは、図1に示すように、
自動車道路(例えば高速道路)であって、その近傍を含
む区域が霧消散対象箇所とされ、適所に霧の消散設備が
設置される。
【0012】前記接地面G、言い換えると霧の消散設備
の設置場所は、望ましくは水平な平坦地、または図3に
示すように、水平部に傾斜部が連続して全体として緩や
かな斜面状の連続面を形成し得る箇所が選定される。つ
まり、大きな凹凸のない箇所が望ましい。
【0013】前記放電手段1は、図1ないし図3に示す
ように、複数本の電柱11と、該電柱11の上部に水平
に配される支持アーム12と、該支持アーム12に上向
き状態等にかつ水平間隔を空けて取り付けられる例えば
3個の碍子13と、複数本の電柱11における碍子13
の上部の間に配される印加部14と、該印加部14を集
合体により構成する複数(複数本)の電極(電線)15
とを具備するものとされる。
【0014】前記電柱11は、接地面(地表)Gから碍
子13及び電極15までの高さを確保して、図1に示す
ように、陸上交通路Aの上方空間を確保することが望ま
しいが、陸上交通路Aの上方または近接位置に、電極1
5を架線しない場合にあっても、数メートルないし10
数メートルに設定される。
【0015】そして、電極15は、許容される範囲で直
径を細くするように設定された放電線とされるととも
に、1本の電柱11における複数(例えば3個)の碍子
13に同一高さレベルとなるように支持されて、図3に
示すように、次の電柱11へと次々に平行状態に架線さ
れ、さらに、全部の電極15が同電位となるように、縦
横に並列間の接続がなされて、複数本の電柱11の設置
範囲を架線状態として、電気的に接続することにより、
一つの連続面Bに沿って面積が大きくかつ全体として凹
凸の少ない印加部14を形成するように設定される。こ
の場合の電線の水平間隔は、コロナ放電を促進させる目
的のために、例えば1m以上に設定される。
【0016】前記給電手段2は、前述の技術例2:特開
平7−197428号公報に記載されている電源装置
(直流高電圧発生装置)と同様の機能を有するものが適
用されるが、この一実施形態では、負の高電圧(例えば
−55kV以上の高電圧)のみを発生し得るものであれ
ばよい。
【0017】図3に示すように、放電手段1と給電手段
2との間には、印加部14に対して直流高電圧を給電す
るための給電線21と、該給電線21を途中で支持する
ための給電柱22とが介在状態に配される。
【0018】なお、図3例にあっては、電極15の架線
部分が一つの連続面Bに沿って広い範囲に配されるとと
もに、電柱11,電極15等の設置範囲を囲むように防
護フェンスaが配され、加えて、電極15の架線部分の
近傍にアクセス道路bが設けられている。
【0019】以下、図1ないし図3例の霧の消散設備に
よる霧の消散処理について説明する。給電手段2を作動
させて、放電手段1に負の電位の直流高電圧の給電を行
ない、電極15に、負電位の直流高電圧を印加すると、
電極15の直径が小さいことや、その回りの電位傾度が
数kV/cm以上であることに基づいて、コロナ放電に
よる荷電粒子(イオン、電子等)が発生する。
【0020】図4は霧の消散作用を示す模式図である。
負の電位の直流高電圧が印加されると、電極15の回り
の電位傾度に基づきコロナ放電が生じ、このコロナ放電
により、その近傍に−イオン等の荷電粒子が生成され
る。この−イオンは、電極15の周囲の電気力線Eに基
づいて、各方向に静電的に駆動される。
【0021】これらの−イオンは、図4において霧粒子
成長プロセスとして模式的に示すように、移動途中にお
いて、大気中の水分子(気体状態の水蒸気)と衝突する
か、あるいはクーロン力に基づいて吸引し合うことによ
り、粒が徐々に大きくなって最終的には水滴として落下
する。つまり、電極15の周囲における一つの電気力線
Eを仮定した場合、電気力線上やその近傍に、水分子や
ミスト(霧粒子)が介在すると、荷電粒子が移動途中で
ミスト等と吸着し合う造粒作用が生じるとともに、重量
増加に伴って落下速度が増加するために、水滴が速やか
に地表Gに落下して大気中から除去され、霧の消散が行
なわれる。また、−イオンは、図4において霧粒子微細
プロセスとして模式的に示すように、電気力線Eに沿っ
て移動する途中で徐々に大きくなることにより、表面の
−イオンの反発力と水滴の表面張力による保持力との平
衡が崩れることも考えられ、この場合に、−イオンの反
発力により水滴が分裂し、一部は水蒸気となって消滅し
てしまうために、霧の消散が行なわれると考えられる。
【0022】〔表1〕は、図2例の放電手段1により3
本の電線15が同一高さレベルに支持される場合に、負
の直流高電圧を印加した際のコロナ発火電圧等を示して
いる。
【表1】 ただし、 H1 :中央の電極(コロナ電線)の高さ H2 :側部の電極(制御電線)の高さ W:中央及び側部の電極の間隔 V1 :中央の電極の印加電圧(コロナ電線電圧) V2 :側部の電極の印加電圧(制御電線電圧) V1K:中央の電極のコロナ発火電圧(コロナ電線コロナ
発火電圧) V2K:側部の電極のコロナ発火電圧(制御電線コロナ発
火電圧) Ie :アース電流(μA/m) ρ:最大空間電荷密度(μC/m3 :10-6クーロン/
3 ) である。
【0023】図5は、3本の電線15が、地表Gから
5.7mの高さで、水平に0.9mの間隔で配される場
合、同一電位の負の直流高電圧を印加した際の電気力線
Eを、コンピュータ解析により求めた結果を示すもので
ある。ただし、y=1は地表Gからの距離5.7mを示
し、x=2.5は距離5.7mの2.5倍を示してい
る。この図5で注目されるのは、中央とその側方の電線
15との間における電気力線Eが、電線15の下方位置
と、上方位置とで混み合った密度の高い部分が生じてい
る点である。電気力線Eの密度が高く、かつ電線15の
近傍における電位傾度の高い部分に、コロナ放電(コロ
ナ発火電圧以上の放電)が起こると、−イオン等の荷電
粒子が生成され、図4を参照して説明したように、電極
15の周囲の電気力線Eに基づいて、荷電粒子が静電的
に駆動されることにより、移動途中でミスト等を吸着,
併合して重量が大きくなる造粒作用が発生し、ミストが
大気中から除去される霧の消散が行なわれる。
【0024】したがって、図5に示す電線15の下方の
部分において霧の消散が行なわれるとともに、電線15
の上方の大気中でも、特に、電気力線Eの密度が高い部
分で、霧の消散が行なわれることになる。つまり、印加
時における電気力線Eを、電線15の上方位置の大気中
に向けて設定することにより、電線15の上方位置にお
ける大気中の水分の凝縮反応及び結合反応を積極的に生
じさせ、広い範囲で霧の消散を行なうことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る霧の消散方法及びその設
備を陸上交通路に適用した場合の実施例について説明す
る。
【0026】図6及び図7に示すO地点に、図2例及び
図3例の霧の消散設備を設置し、実際に作動させて霧の
消散効果を確認した。ただし、電線15の地表Gからの
高さを6.6m,3本の電線15の間隔を1m,電柱1
1の間隔を15m程度,全体の電線15の架線範囲を約
100m四方とした。なお、図6に示すように、O地点
から離れたA地点,B地点及びC地点に観測位置を設定
した。
【0027】〔表2〕は、O地点に設置した図2例及び
図3例の霧の消散設備の稼働状況を示している。
【表2】 〔表2〕において、NOはデータ採取番号,稼働期間の
開始終了の8/2等は日付を示し、試験結果の○は効果
が認められたものを示している。なお、電流安定は、設
備の給電電流の安定を意味し、電流増大は稼働時に給電
電流の増大があったことを示している。
【0028】霧の消散設備の非稼働及び稼働時における
積算霧存在時間率を図8及び図9に示す。図8は、霧の
発生時において、消散設備を稼働させず積算時間23
9.6時間計測した場合に、視程が100m以下,20
0m以下,300m以下,500m以下,1000m以
下である割合が、どのような状況であったかを示してい
る。図9は、霧の発生時において、消散設備を積算時間
141.3時間稼働させた場合に、視程が100m以
下,200m以下,300m以下,500m以下,10
00m以下である割合が、どのような状況であったかた
を示している。
【0029】これらの比較を行なうと、設備の設置箇所
近傍のO地点では、設備の非稼働時にあっても、離れた
A地点,B地点及びC地点と比較して悪視程の存在率は
低いが、設備を稼働させた場合には、100m以下の視
程が0.5%となり、設備の稼働による霧の消散効果が
あることを意味している。また、O地点から2km強離
れた位置(図6参照)のA地点,B地点にあっても、1
00m以下及び200m以下の視程が改善されていると
認められる。O地点から離れた位置でも、A地点の方が
改善効果が高くなる結果が得られているが、その理由の
一つは、地形的にA地点がO地点よりも低い位置にある
(図6参照)ため、図5等を参照して説明した荷電粒子
の造粒現象が起こり易かったものと思われる。
【0030】図10ないし図13は、図8及び図9のデ
ータに基づいて、O地点,A地点,B地点及びC地点に
おける霧の消散効果をまとめたものである。つまり、0
〜100m,100〜200m,200〜300m,3
00〜500m,500〜1000mの視程の割合が、
設備の非稼働時と稼働時とでどう変化したかを示してい
る。
【0031】図10のO地点における霧の消散効果に着
目すると、視程0〜100m,100〜200m,20
0〜300mの割合が著しく減少し、視程が改善されて
いる。図11のA地点では、視程0〜100m,100
〜200mの割合が減少し、視程が改善されているが、
視程200〜300m,300〜500mの割合が増加
している。しかし、これは視程200〜300mの部分
等が、霧の消散により視程100m,200mになった
とも解釈される。図12のB地点でも、視程0〜100
m,100〜200mの割合が減少し、視程が改善され
ている。図13のC地点では、視程0〜100mの割合
が、22.0%から15.8%に減少しているが、O地
点から5km弱離れた地点では、満足できる程度の十分
な視程改善効果が得られるとまでは言えない。
【0032】これらの結果をまとめると、実施例のよう
に大規模な霧の消散設備を設置して作動(稼働)させた
場合には、設備の設置近傍だけではなく、数km離れた
場所まで霧の消散効果が及んで視程が改善されることに
なる。なお、実施例で適用した陸上交通路は、図6に示
すように、O地点,A地点,B地点及びC地点の間に、
山や谷が介在しているとともに、図7に示すように、屈
曲して地形が複雑になっているが、その場合にあって
も、霧の消散効果が遠隔地まで及ぶと言える。
【0033】〔他の実施の形態〕本発明に係る霧の消散
方法及びその設備にあっては、以下の技術を包含するも
のである。 1)霧の消散設備を自動車道路以外の鉄道に適用するこ
と。 2)空港に適用すること。 3)ゴルフ場に適用すること。 4)港湾に適用すること。 5)各種競技場に適用すること。 6)船舶,車両等の移動手段に搭載し、必要な範囲の運
行を行なうことにより、霧の消散化を図ること。 7)負の直流電圧を実施例の−75kV以上の高電圧と
すること。
【0034】
【発明の効果】本発明の霧の消散方法及びその設備によ
れば、以下のような効果を奏する。 (1) 印加部の複数の電極が、接地面に対して対向配
置状態の一つの連続面に沿って配されるとともに、同電
位となるように設定されることにより、大気中への電気
力線の送り込み性を高め、霧の消散範囲を拡大して、設
備の設置箇所から離れた箇所までの視程を改善すること
ができる。 (2) 複数の電極を同一高さレベルに設定して、同一
電位とすることにより、霧の消散範囲の制御及び作動管
理を容易にすることができる。 (3) 複数の電極の高さレベルを同一にするととも
に、同一電圧を印加することにより、設備の単純化を図
り、コストを低減することができる。 (4) 印加部を一つの連続面に沿って配することによ
り、面積の大きな自動車道及び鉄道の陸上交通路、空
港、港湾、ゴルフ場、競技場等に対する適用性を高める
ことができる。 (5) 印加部に対して、−55kV以上の負の直流高
電圧のみを印加することにより、給電設備の入手及び構
築を容易に行なうことができ、加えて、設備の大きさ等
の設定の自由性を高めることができる。 (6) 1本の電柱に複数本の電線を並列状態に架線す
ることにより、架線作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る霧の消散方法及びその設備の一
実施形態を示す正断面図である。
【図2】 図1における放電手段の正面図である。
【図3】 本発明に係る霧の消散方法及びその設備の一
実施形態を示す側断面図である。
【図4】 本発明に係る霧の消散方法及びその設備の霧
消散作用を示す模式図である。
【図5】 図2の放電手段によって生じる電気力線の状
態を示す正面図である。
【図6】 本発明に係る霧の消散方法及びその設備を陸
上交通路に適用した場合の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図7】 図6に示す部分の平面図である。
【図8】 図6に示す部分における装置非稼働時の積算
霧存在時間率の棒グラフである。
【図9】 図6に示す部分における装置稼働時の積算霧
存在時間率を示す棒グラフである。
【図10】 図6のO地点における積算霧存在時間率の
棒グラフである。
【図11】 図6のA地点における積算霧存在時間率の
棒グラフである。
【図12】 図6のB地点における積算霧存在時間率の
棒グラフである。
【図13】 図6のC地点における積算霧存在時間率の
棒グラフである。
【符号の説明】
A 陸上交通路 G 接地面(地表,大地) 1 放電手段 2 給電手段(直流高電圧発生装置) 11 電柱 12 支持アーム 13 碍子 14 印加部 15 電極(電線) 21 給電線 22 給電柱 a 防護フェンス b アクセス道路 B 連続面 E 電気力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラプチン・ヴラヂーミル・ボリソヴィッチ ロシア連邦・127644・モスクワ市・カレリ スキー・ブリヴァール・ドム・21−1・ア パート・34 プロスタープラス内 (72)発明者 ポポバ・イリナ・セルゲーエヴナ ロシア連邦・127644・モスクワ市・カレリ スキー・ブリヴァール・ドム・21−1・ア パート・34 プロスタープラス内 (72)発明者 チェルニチェフ・レオニド・セルゲーエヴ ィッチ ロシア連邦・127644・モスクワ市・カレリ スキー・ブリヴァール・ドム・21−1・ア パート・34 プロスタープラス内 (72)発明者 田中 正哉 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 (72)発明者 山本 克治 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電手段(1)における印加部(14)
    の複数の電極(15)を連続面(B)に沿って配してお
    いて、複数の電極に対する印加電圧を同一とすることに
    より、電気力線(E)を印加部の上方位置の大気中に向
    けて設定し、印加部からのコロナ放電に基づき荷電粒子
    を発生させて、荷電粒子と大気中の水分との吸着によ
    り、水分の凝縮反応及び結合反応を生じさせることによ
    り霧の消散を行なうことを特徴とする霧の消散方法。
  2. 【請求項2】 印加部(14)における複数の電極(1
    5)を、同一高さレベルに設定しておくことを特徴とす
    る請求項1記載の霧の消散方法。
  3. 【請求項3】 印加部(14)に対する印加電圧を、−
    55kV以上の負の直流高電圧とすることを特徴とする
    請求項1または2記載の霧の消散方法。
  4. 【請求項4】 印加部(14)が複数の電極(15)の
    集合体により構成される放電手段(1)と、該放電手段
    に対して直流高電圧を給電するための給電手段(2)と
    を具備するとともに、複数の電極が、接地面(G)に対
    して対向配置状態の一つの連続面(B)に沿って水平間
    隔を空けて配されかつ同電位に設定されることを特徴と
    する霧の消散設備。
  5. 【請求項5】 印加部(14)における複数の電極(1
    5)に対して負の直流高電圧が印加されることを特徴と
    する請求項4記載の霧の消散設備。
  6. 【請求項6】 電極(15)が、複数本のコロナ放電線
    を水平方向に並列状態に配置して形成されることを特徴
    とする請求項4または5記載の霧の消散設備。
  7. 【請求項7】 電極(15)が、1本の電柱(11)に
    複数本支持され、複数本が並列状態に、かつ同一レベル
    に架線されることを特徴とする請求項4、5または6記
    載の霧の消散設備。
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