JPH10129594A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH10129594A
JPH10129594A JP9307497A JP30749797A JPH10129594A JP H10129594 A JPH10129594 A JP H10129594A JP 9307497 A JP9307497 A JP 9307497A JP 30749797 A JP30749797 A JP 30749797A JP H10129594 A JPH10129594 A JP H10129594A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/20Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1812Number of cylinders three
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動力伝達手段を内蔵するケーシングと、駆
動力伝達手段に連結されて該ケーシングの下端に支承さ
れるプロペラと、ケーシングの上端に結合されるエンジ
ンマウント部材と、駆動力伝達手段に連結されてエンジ
ンマウント部材上に搭載されるエンジンと、ケーシング
内でエンジンマウント部材の下端に結合されるオイルパ
ンとを含む船外機において、ガスケットの必要個数を最
小限として部品点数を低減する。 【解決手段】 ケーシング1およびエンジンマウント部
材6、ならびにエンジンマウント部材6およびオイルパ
ン21が、共通のガスケット27を介在させて同一平面
で結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動力伝達手段を
内蔵するケーシングと、駆動力伝達手段に連結されて該
ケーシングの下端に支承されるプロペラと、ケーシング
の上端に結合されるエンジンマウント部材と、駆動力伝
達手段に連結されてエンジンマウント部材上に搭載され
るエンジンと、ケーシング内でエンジンマウント部材の
下端に結合されるオイルパンとを含む船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる船外機は、特開昭58−4
3897号公報等により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、エンジンマウント部材とオイルパンとの間、
ならびにエンジンマウント部材とケーシングとの間に別
部材であるガスケットがそれぞれ介装されており、部品
点数が少ないとは言い難い。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ガスケットの必要個数を最小限として部品点
数を低減した船外機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
駆動力伝達手段を内蔵するケーシングと、駆動力伝達手
段に連結されて該ケーシングの下端に支承されるプロペ
ラと、ケーシングの上端に結合されるエンジンマウント
部材と、駆動力伝達手段に連結されてエンジンマウント
部材上に搭載されるエンジンと、ケーシング内でエンジ
ンマウント部材の下端に結合されるオイルパンとを含む
船外機において、ケーシングおよびエンジンマウント部
材、ならびにエンジンマウント部材およびオイルパン
が、共通のガスケットを介在させて同一平面で結合され
ることを特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、エンジンマウント部材には
エンジンからの排ガスを導く排気通路が該エンジンマウ
ント部材のオイルパンへの結合面に開口して設けられ、
オイルパンには、前記排気通路からの排ガスをケーシン
グ内に導く排気通路が該オイルパンのエンジンマウント
部材への結合面に開口して設けられ、ガスケットには両
排気通路を相互に連通させる開口部が設けられることを
特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明の構成に加えて、ケーシングには、該ケーシング
の後部外壁およびオイルパン間に位置する内壁が設けら
れ、ケーシングおよびエンジンマウント部材の結合面、
ならびにエンジンマウント部材およびオイルパンの結合
面と同一平面で前記ガスケットを介して前記内壁に接合
される隔壁が、エンジンマウント部材内をケーシング内
に通じる排気消音室と、ケーシングの後部に設けられた
排気口に通じる排気消音室とに区画してエンジンマウン
ト部材に設けられ、該隔壁にはその両側の排気消音室を
連通させる導孔が設けられることを特徴とする。
【0008】さらに請求項4記載の発明は、上記請求項
1,2または3記載の発明の構成に加えて、オイルパン
には、ケーシング内の下部に配設される冷却ポンプに接
続される凹部が該オイルパンのエンジンマウント部材へ
の結合面に開口して設けられ、エンジンマウント部材に
は冷却水をエンジンに導く水上昇通路が該エンジンマウ
ント部材のオイルパンへの結合面に開口して設けられ、
ガスケットには前記凹部および水上昇通路を相互に連通
させる開口部が設けられることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明の構成によれば、ケー
シングおよびエンジンマウント部材、ならびにエンジン
マウント部材およびオイルパンが同一平面で結合される
ことによりエンジンマウント部材のケーシングおよびオ
イルパンへの結合面の加工が容易となり、しかもケーシ
ングおよびエンジンマウント部材間、ならびにエンジン
マウント部材およびオイルパン間に共通のガスケットが
介装されることにより、ガスケットの個数を最小限とす
ることが可能となる。
【0010】また上記請求項2記載の発明の構成によれ
ば、エンジンマウント部材の排気通路とオイルパンの排
気通路との接続部をシールするためのガスケットを特別
に設けることが不要となる。
【0011】上記請求項3記載の発明の構成によれば、
ケーシング内に導入された排ガスを、ケーシングの上方
のエンジンマウント部材側に反転上昇させ、両排気消音
室を経て排気口から排出させることができ、しかも両排
気消音室間で導孔を流通する際の絞り、膨張作用による
消音効果を得ることが可能となる。また内壁および隔壁
がガスケットを介して接合されることにより、内壁およ
び隔壁の接合面が排ガスに曝されず、排ガスによる腐食
等の問題が前記接合面に生じることがない。
【0012】さらに上記請求項4記載の発明の構成によ
れば、オイルパンの凹部とエンジンマウント部材の水上
昇通路との接続部をシールするためのガスケットを特別
に設けることが不要となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0014】添付図面において図1は船外機の全体側面
図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3−3
線に沿う部分拡大縦断側面図、図4は図3の4−4線断
面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−
6線断面図、図7は図3の7−7線断面図、図8は図2
の8−8線拡大断面図である。
【0015】先ず、図1および図2において、図示しな
い船体の船尾板には、ケーシング1が支持手段2を介し
て取付けられており、このケーシング1の上部にはエン
ジンEが搭載され、該エンジンEからの動力は、ケーシ
ング1に内蔵される駆動力伝達手段3を介して、ケーシ
ング1の下部に支承されるプロペラ4に伝達される。
【0016】図3および図4を併せて参照して、ケーシ
ング1は、上下に延びるエクステンションケース5と、
エクステンションケース5の下端部に結合されるギヤケ
ース7とから成り、エクステンションケース5の上端部
に結合されるエンジンマウント部材6上にエンジンEの
エンジン本体8が結合される。しかもエンジンマウント
部材6とケーシング1における上部すなわちエクステン
ションケース5の上部とはカバー9により覆われ、該カ
バー9の上端部には、エンジン下部カバー10およびエ
ンジン上部カバー11から成るカバー12がエンジンE
を覆うべく連結される。
【0017】エンジンEは、たとえば3気筒4サイクル
エンジンであり、エンジン本体8は、そのクランク軸1
3を鉛直方向にしてエンジンマウント部材6上に結合さ
れる。
【0018】駆動力伝達手段3は、前記クランク軸13
の軸線から偏心してずれた位置に軸線を有してケーシン
グ1内を鉛直方向に延びる駆動軸14と、該駆動軸14
の上端およびクランク軸13間を連動、連結するための
ギヤ列15と、駆動軸14の下端に同軸に連結されるピ
ニオン軸16と、プロペラ4に連なる回転軸17および
ピニオン軸16間に介設されるベベルギヤ機構18とを
含み、ベベルギヤ機構18は前、後進切換可能に構成さ
れる。而して前記ギヤ列15は、プライマリギヤケース
としてのエンジンマウント部材6とエンジン本体8との
間に収納、配置される。また駆動軸14は、その上端部
をエンジンマウント部材6で回転自在に支承されるとと
もにギヤケース7で下端部を回転自在に支承されるもの
であり、ピニオン軸16およびベベルギヤ機構18はギ
ヤケース7内に収納配置される。
【0019】図5および図6を併せて参照して、エンジ
ンマウント部材6の下部には、潤滑油を貯留するための
オイルパン21が結合される。このオイルパン21内の
潤滑油は、カム軸またはクランク軸13により駆動され
るオイルポンプ(図示せず)によりオイルストレーナ2
2を介して汲上げられ、エンジンEの各潤滑部に供給さ
れる。しかも各潤滑部からの潤滑油はエンジン本体8の
下部からエンジンマウント部材6を介してオイルパン2
1内に戻される。すなわちエンジン本体8の下端部に
は、ギヤ列15を収納するとともにエンジンマウント部
材6に結合するためのエンジンマウント部材結合用連結
筒部23が設けられており、エンジンマウント部材6の
上部には、該連結筒部23の下端面に結合すべくエンジ
ン本体結合用連結筒部24が設けられる。しかもエンジ
ンマウント部材6の上面には、該連結筒部24を周壁と
した皿部25が設けられており、エンジンEの各潤滑部
からの潤滑油は、エンジン本体8の下部におけるエンジ
ンマウント部材結合用連結筒部23内に集められた後、
皿部25に流下する。さらに皿部25の最深部に開口し
て下方に延びるとともにオイルパン21の上方で開口す
る油通路26がエンジンマウント部材6に設けられてお
り、皿部25に流下した潤滑油は該油通路26からオイ
ルパン21に戻される。
【0020】エクステンションケース5内の下端部で、
ギヤケース7上には駆動軸14により回転駆動される冷
却水ポンプ30が配設されており、フィルタ31を介し
て導入された水が該冷却水ポンプ30で汲上げられ、該
冷却水ポンプ30に接続されて上方に延びる水供給管3
2からオイルパン21およびエンジンマウント部材6を
介してエンジン本体8の冷却水ジャケット33に供給さ
れる。
【0021】すなわちエンジン本体8にはピストン34
がそれぞれ摺動可能に嵌合される3つのシリンダ35が
上下に並んで設けられ、それらのシリンダ35を囲繞す
るようにしてエンジン本体8に冷却水ジャケット33が
設けられる。またエンジン本体8の下面にはエンジンマ
ウント部材6内を上昇して来る冷却水を前記冷却水ジャ
ケット33に導くための導入口36が設けられるととも
に、エンジン本体8から排出される冷却水をエンジンマ
ウント部材6側に導出する導出口37が導入口36に隣
接して設けられる。しかも冷却水ジャケット33の上端
部には、冷却水温に応じて作動するサーモスタット弁3
8が配設されており、冷却水ジャケット33は、前記導
出口37に連なってエンジン本体8に設けられる冷却水
通路39に該サーモスタット弁38を介して接続され
る。
【0022】オイルパン21における上端部には、エン
ジンマウント部材6との結合部の一部を側方に延長した
外縁部が設けられており、この外縁部には、水供給管3
2の上端を接続する接続口42を下部閉塞端に有する凹
部43が上方に開口して設けられる。またエンジンマウ
ント部材6には、該凹部43と前記エンジン本体8の導
入口36との間を結ぶ水上昇通路44が穿設されるとと
もに、エンジン本体8の導出口36に通じる水下降通路
45が穿設される。
【0023】一方、エンジン本体8には排ガスを導出す
るための排気通路46が設けられており、エンジンマウ
ント部材6には該排気通路46に通じる排気通路47が
上下に延びて穿設され、さらにオイルパン21における
上端の前記外縁部にも排気通路47に通じる排気通路4
8が上下に延びて穿設され、この排気通路48には、エ
クステンションケース5内を下方に延びる排気管49が
接続される。而してエンジンEから排出される排ガス
は、エクステンションケース5内に排出されることにな
る。しかもエクステンションケース5には、低速運転時
に排ガスを大気中に排出するための低速運転用排気口5
0が水面よりも上方位置で後方側に開口して設けられ、
ギヤケース7には、高速運転時に排ガスを水中に排出す
るための高速運転用排気口41がプロペラ4よりも上方
位置で後方側に向けて開口される。
【0024】すなわちエクステンションケース5および
ギヤケース7内の排ガス圧力は運転状態に応じて変化す
るものであり、低速運転時には排ガス圧力が比較的低い
のでケーシング1内の水面は高速運転用排気口41より
も上方位置にあり、排ガスは上方の低速運転用排気口5
0から大気中に排出され、また高速運転時には排ガス圧
力が比較的高いのでケーシング1内の水面は高速運転用
排気口41よりも下方位置となり、排ガスは該高速運転
用排気口41から水中に排出されることになる。
【0025】図7を併せて参照して、エンジンマウント
部材6およびエクステンションケース5、ならびにエン
ジンマウント部材6およびオイルパン21は同一平面で
結合されるものであり、エクステンションケース5およ
びオイルパン21と、エンジンマウント部材6とは、共
通のガスケット27を相互間に介在させて相互に結合さ
れる。すなわちエンジンマウント部材6の下部には、オ
イルパン21の上端開口縁に対応するオイルパン結合用
連結筒部28と、エクステンションケース5との結合を
果たすためのエクステンションケース結合用連結筒部2
9とが設けられており、エクステンションケース結合用
連結筒部29はオイルパン結合用連結筒部28を囲繞す
るようにして形成され、両連結筒部28,29の下端面
すなわち結合面28a,29aは同一平面上に形成され
る。而してガスケット27は、エクステンションケース
結合用連結筒部29の外周を外周縁とするとともにオイ
ルパン結合用連結筒部28の内周を内周縁として平板状
に形成されるとともに、オイルパン21の凹部43およ
びエンジンマウント部材6の水上昇通路44を連通させ
る開口部51と、エンジンマウント部材6の排気通路4
7およびオイルパン21の排気通路48を連通させる開
口部52とを有する。
【0026】したがってエンジンマウント部材6からオ
イルパン21内への潤滑油の落下、冷却水のオイルパン
21の外縁部からエンジンマウント部材6への上昇、な
らびに排ガスのエンジンマウント部材6からオイルパン
21の外縁部への流通は、ガスケット27を介して自由
に行なわれるが、エンジンマウント部材6に設けられた
水下降通路45内を下方に流通して来た冷却水はガスケ
ット27によりオイルパン21側への流通を阻止される
ことになる。これによりガスケット27は、エンジンE
から流下して来る冷却水を下流に導く冷却水通路55を
エンジンマウント部材6との間で形成する冷却水ガイド
部材としての機能をも果たすことになる。
【0027】すなわち、エンジンマウント部材6におい
て水下降通路45は、オイルパン結合用連結筒部28お
よびエクステンションケース結合用連結筒部29間に開
口すべく配設されており、その水下降通路45の開口部
を含む領域を1区画として画成すべく、オイルパン結合
用連結筒部28およびエクステンションケース結合用連
結筒部29間にわたっては一対の隔壁53,54が設け
られる。したがってオイルパン結合用連結筒部28、エ
クステンションケース結合用連結筒部29、両隔壁5
3,54およびガスケット27により、オイルパン21
の上部開口端よりも外方位置に冷却水通路55が形成さ
れることになる。しかも該冷却水通路55に対応する部
分で、ガスケット27には冷却水排出手段を形成する複
数の孔56が穿設される。
【0028】再び図3を併せて参照して、エクステンシ
ョンケース5における後部には、その外壁よりも内方側
かつオイルパン21より外方側で上方に延びる内壁5a
が設けられており、エンジンマウント部材6へのエクス
テンションケース5およびオイルパン21の結合面と同
一平面で前記内壁5aの上端にガスケット27を介して
当接する隔壁57が、エンジンマウント部材6における
オイルパン結合用連結筒部28およびエクステンション
ケース結合用連結筒部29間にわたって設けられる。こ
れにより、エンジンマウント部材6およびガスケット2
7間に画成される室のうち、前記冷却水通路55を除く
部分には、隔壁53,54,57により第1排気消音室
58が画成されるとともに、隔壁57およびエクステン
ションケース結合用連結筒部29間に第2排気消音室5
9が画成される。またエクステンションケース5におけ
る後部外壁、内壁5aおよびガスケット27により第3
排気消音室60が画成され、低速運転用排気口50は第
3排気消音室60に連なってエクステンションケース5
の後部外壁に設けられる。
【0029】ガスケット27には、排気管49からエク
ステンションケース5内に排出される排ガスを第1排気
消音室58に導くべく第1排気消音室58に対応する部
分に多数の排気導入孔61が穿孔されるとともに、第2
排気消音室59から第3排気消音室60に排ガスを導く
べく第2および第3排気消音室59,60に対応する部
分に多数の排気導出孔62が穿孔される。また隔壁57
には、第1排気消音室58から第2排気消音室59に排
ガスを導くべく多数の導孔63(図3参照)が穿設され
る。
【0030】図8を併せて参照して、支持手段2は、船
体の船尾板に取付けられるスターンブラケット65と、
該スターンブラケット65にチルトアップ可能に連結さ
れるスイベルケース66と、該スイベルケース66に操
向可能に軸支されるスイベル軸67と、スイベル軸67
の上部に設けられる上部支持腕68と、スイベル軸67
の下部に設けられる下部支持腕69と、上部支持腕68
およびエンジンマウント部材6間を連結する一対の弾性
部材70と、下部支持腕69およびエクステンションケ
ース5間を連結する一対の弾性部材71とを備える。
【0031】スターンブラケット65には、スイベルケ
ース66をチルト作動せしめるべく該スイベルケース6
6に連結されるシリンダ72がクレビス支持される。
【0032】上部支持腕68は先端側が二股に分岐する
ように形成されており、上部支持腕68の先端にそれぞ
れ取付けられる弾性部材70を固定的に嵌合すべくエン
ジンマウント部材6の支持手段2側の側面には、一対の
嵌合凹部73が設けられる。
【0033】次にこの実施例の作用について説明する
と、冷却水ポンプ30からエンジンEに供給される冷却
水は、エンジン本体8の冷却後、冷却水通路39から水
下降通路45に導かれ、さらにエンジンマウント部材6
およびガスケット7間に形成される冷却水通路55に送
水される。したがってエンジンEからオイルパン21に
戻る比較的高温の潤滑油は、その途中で接触するエンジ
ンマウント部材6により冷却され、この結果、連続全負
荷運転を続けても油温が過度に上昇することが回避さ
れ、吸気温の上昇も防止されるので、エンジンの充填効
率の低下が生じることはない。また冷却水通路39以降
はサーモスタット弁38よりも下流にあり、エンジンE
始動直後の一定温度以下の冷却水の導入はなく、この
間、水降下通路45および冷却水通路55によるエンジ
ンマウント部材6の冷却は行なわれないので、冷間始動
後のエンジンEの暖機運転に支障を来すような潤滑油の
冷却は行なわれずにすむ。
【0034】また排気通路47を流通する排ガスにより
エンジンマウント部材6が過度に昇温することが水上昇
通路44により回避され、エンジンEの各潤滑部からエ
ンジンマウント部材6を経てオイルパン21に戻る潤滑
油がエンジンマウント部材6で加熱されることも防止さ
れる。
【0035】しかも冷却水通路55の冷却水は、ガスケ
ット27に設けられた複数の孔56からオイルパン21
の周囲に落下するものであり、この落下冷却水によりオ
イルパン21自体が冷却され、これにより潤滑油の過度
の昇温がより一層効果的に防止される。
【0036】ところで、低速運転時にエンジンEからの
排ガスは、排気通路46,47,48を経て排気管49
からエクステンションケース5内に排出され、さらに排
気導入孔61、第1排気消音室58、導孔63、第2排
気消音室59、排気導出孔62および第3排気消音室6
0を経て低速運転用排気口50から外部に排出される。
このような排気経路を経ることにより、排ガスの通路面
積を確保しながら通路抵抗を大きくとることができ、導
孔63を流通する際の絞り、膨張作用と相俟って低速運
転時の排気音低減に寄与することができる。
【0037】さらに、ケーシング1およびエンジンマウ
ント部材6、ならびにエンジンマウント部材6およびオ
イルパン21が同一平面で結合されることにより、エン
ジンマウント部材6のケーシング1およびオイルパン2
1への結合面の加工が容易である。しかもケーシング1
およびエンジンマウント部材6間、ならびにエンジンマ
ウント部材6およびオイルパン21間に共通のガスケッ
ト27が介装されるので、個別のガスケットを介在させ
ていた従来のものと比べてガスケット27の個数を必要
最小限として部品点数を低減することができる。またエ
ンジンマウント部材6の排気通路47をオイルパン21
の排気通路48に連通させるための開口部52と、オイ
ルパン21の凹部43をエンジンマウント部材6の水上
昇通路44に連通させるための開口部51とがガスケッ
ト27に設けられることにより、上記各接続部をシール
するためのガスケットを特別に設けることが不要であ
り、部品点数をより一層低減することができる。さらに
ケーシング1側の内壁5aおよびエンジンマウント部材
6側の隔壁57がガスケット27を相互間に介して接合
されるので、内壁5aおよび隔壁57の接合面が排ガス
に曝されることがなく、排ガスへの接触による腐食や固
結等が生じることがない。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ケーシングおよびエンジンマウント部材、ならびに
エンジンマウント部材およびオイルパンが、共通のガス
ケットを介在させて同一平面で結合されるので、エンジ
ンマウント部材のケーシングおよびオイルパンへの結合
面を加工を容易とすることができ、しかもケーシングお
よびエンジンマウント部材間、ならびにエンジンマウン
ト部材およびオイルパン間に必要とされるガスケットを
最小限として部品点数を低減することができる。
【0039】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、エンジンマウント部
材にはエンジンからの排ガスを導く排気通路が該エンジ
ンマウント部材のオイルパンへの結合面に開口して設け
られ、オイルパンには、前記排気通路からの排ガスをケ
ーシング内に導く排気通路が該オイルパンのエンジンマ
ウント部材への結合面に開口して設けられ、ガスケット
には両排気通路を相互に連通させる開口部が設けられる
ので、エンジンマウント部材の排気通路とオイルパンの
排気通路との接続部をシールするためのガスケットを特
別に設けることが不要となり、部品点数の低減により一
層寄与することができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、ケーシング
には、該ケーシングの後部外壁およびオイルパン間に位
置する内壁が設けられ、ケーシングおよびエンジンマウ
ント部材の結合面、ならびにエンジンマウント部材およ
びオイルパンの結合面と同一平面で前記ガスケットを介
して前記内壁に接合される隔壁が、エンジンマウント部
材内をケーシング内に通じる排気消音室と、ケーシング
の後部に設けられた排気口に通じる排気消音室とに区画
してエンジンマウント部材に設けられ、該隔壁にはその
両側の排気消音室を連通させる導孔が設けられるので、
ケーシング内に導入された排ガスをエンジンマウント部
材側に反転上昇せしめて両排気消音室を経て排気口から
排出させることができ、両排気消音室間で導孔を流通す
る際の絞り、膨張作用による消音効果を得ることが可能
となり、しかも内壁および隔壁の接合面が排ガスに曝さ
れることを防止して、排ガスによる腐食や固結等が前記
接合面に生じることを防止することができる。
【0041】さらに請求項4記載の発明によれば、上記
請求項1、2または3記載の発明の構成に加えて、オイ
ルパンには、ケーシング内の下部に配設される冷却ポン
プに接続される凹部が該オイルパンのエンジンマウント
部材への結合面に開口して設けられ、エンジンマウント
部材には冷却水をエンジンに導く水上昇通路が該エンジ
ンマウント部材のオイルパンへの結合面に開口して設け
られ、ガスケットには前記凹部および水上昇通路を相互
に連通させる開口部が設けられるので、オイルパンの凹
部とエンジンマウント部材の水上昇通路との接続部をシ
ールするためのガスケットを特別に設けることが不要と
なり、部品点数の低減により一層寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の全体側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線に沿う部分拡大縦断側面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】図2の8−8線拡大断面図
【符号の説明】
1・・・ケーシング 3・・・駆動力伝達手段 4・・・プロペラ 5a・・・内壁 6・・・エンジンマウント部材 21・・・オイルパン 27・・・ガスケット 30・・・冷却ポンプ 43・・・凹部 44・・・水上昇通路 47,48・・・排気通路 50・・・排気口 51,52・・・開口部 57・・・隔壁 58,59・・・排気消音室 63・・・導孔 E・・・エンジン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 船外機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動力伝達手段を
内蔵するケーシングと、駆動力伝達手段に連結されて該
ケーシングの下端に支承されるプロペラと、ケーシング
の上端に結合されるエンジンマウント部材と、駆動力伝
達手段に連結されてエンジンマウント部材上に搭載され
るエンジンと、ケーシング内でエンジンマウント部材の
下端に結合されるオイルパンとを含む船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる船外機は、特開昭58−4
3897号公報等により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、エンジンマウント部材(エキゾーストガイド
8)とオイルパンとの間、ならびにエンジンマウント部
材とケーシングとの間の結合面が、エンジンマウント部
材に於けるドライブシャフト9軸受用のボス部や排気口
11形成用のボス部等の下端(即ちエンジンマウント部材
の最下端)よりも高い位置に有るため(第2図,第4図
参照)、そのエンジンマウント部材の、ケーシング及び
オイルパンへの各結合面を機械加工する際に、それら結
合面よりも下方に張り出した上記ボス部等が加工の邪魔
となり、作業能率が悪い問題があった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、上記問題を解決することができ、しかも冷却
水や排気のための通路のエンジン本体との接続を容易に
し、更にエンジン本体を冷却してケーシング内に戻され
る水の、排気管内への逆流を防止できるようにした船外
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、駆動力伝達手段を内蔵するケ
ーシングと、駆動力伝達手段に連結されて該ケーシング
の下端に支承されるプロペラと、ケーシングの上端に結
合されるエンジンマウント部材と、駆動力伝達手段に連
結されてエンジンマウント部材上に搭載されるエンジン
と、ケーシング内でエンジンマウント部材の下端に結合
されるオイルパンとを含む船外機において、エンジンマ
ウント部材の最下面とケーシングの上端面との間、並び
に同マウント部材の最下面とオイルパンの上端面との間
同一平面で結合され、エンジン本体のエンジンマウン
ト部材との結合面には、該エンジン本体内の冷却水ジャ
ケットの上流側に連通する導入口及び同ジャケットの下
流側に連通する導出口が開口され、エンジンマウント部
材には、上端が導入口に直接連通し且つ下端が冷却水ポ
ンプに連なる水供給管に接続される水上昇通路と、上端
が導出口に直接連通し且つ下端がケーシング内に開口す
る冷却水排出通路と、それら水上昇通路及び冷却水排出
通路を避けてエンジン本体からの排気を下方に導く排気
通路とが形成され、その排気通路の下端には、ケーシン
グ内を下方に延出する排気管が接続される。
【0006】
【作 用】上構成によれば、エンジンマウント部材の
最下面とケーシングの上端面との間、並びに同マウント
部材の最下面とオイルパンの上端面との間が同一平面で
結合されるため、その両結合面を同一工具で纏めて加工
できるようになり、その上、その両結合面がエンジンマ
ウント部材の最下面に有って該結合面より下方に張出部
が存在しない(従ってその張出部によって結合面の加工
が邪魔されない)ことから、その両結合面に対する機械
加工が頗る容易となる。
【0007】またエンジン本体下面にエンジンマウント
部材を単に結合するだけで、それら冷却水及び排気のた
めの通路群とエンジン本体との接続が簡単迅速に行える
ようになる。さらにケーシング内を下方に延出する排気
管の下端開口と上記冷却水排出通路の開口部とを上下に
極力離すことができて、該排出通路からケーシング内に
戻される冷却水の排気管内への逆流が効果的に回避され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0009】添付図面において図1は船外機の全体側面
図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3−3
線に沿う部分拡大縦断側面図、図4は図3の4−4線断
面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−
6線断面図、図7は図3の7−7線断面図、図8は図2
の8−8線拡大断面図である。
【0010】先ず、図1および図2において、図示しな
い船体の船尾板には、ケーシング1が支持手段2を介し
て取付けられており、このケーシング1の上部にはエン
ジンEが搭載され、該エンジンEからの動力は、ケーシ
ング1に内蔵される駆動力伝達手段3を介して、ケーシ
ング1の下部に支承されるプロペラ4に伝達される。
【0011】図3および図4を併せて参照して、ケーシ
ング1は、上下に延びるエクステンションケース5と、
エクステンションケース5の下端部に結合されるギヤケ
ース7とから成り、エクステンションケース5の上端部
に結合されるエンジンマウント部材6上にエンジンEの
エンジン本体8が結合される。しかもエンジンマウント
部材6とケーシング1における上部すなわちエクステン
ションケース5の上部とはカバー9により覆われ、該カ
バー9の上端部には、エンジン下部カバー10およびエ
ンジン上部カバー11から成るカバー12がエンジンE
を覆うべく連結される。
【0012】エンジンEは、例えば3気筒4サイクルエ
ンジンであり、エンジン本体8は、そのクランク軸13
を鉛直方向にしてエンジンマウント部材6上に結合され
る。
【0013】駆動力伝達手段3は、前記クランク軸13
の軸線から偏心してずれた位置に軸線を有してケーシン
グ1内を鉛直方向に延びる駆動軸14と、該駆動軸14
の上端およびクランク軸13間を連動、連結するための
ギヤ列15と、駆動軸14の下端に同軸に連結されるピ
ニオン軸16と、プロペラ4に連なる回転軸17および
ピニオン軸16間に介設されるベベルギヤ機構18とを
含み、ベベルギヤ機構18は前、後進切換可能に構成さ
れる。而して前記ギヤ列15は、プライマリギヤケース
としてのエンジンマウント部材6とエンジン本体8との
間に収納、配置される。また駆動軸14は、その上端部
をエンジンマウント部材6で回転自在に支承されるとと
もにギヤケース7で下端部を回転自在に支承されるもの
であり、ピニオン軸16およびベベルギヤ機構18はギ
ヤケース7内に収納配置される。
【0014】図5および図6を併せて参照して、エンジ
ンマウント部材6の下部には、潤滑油を貯留するための
オイルパン21が結合される。このオイルパン21内の
潤滑油は、カム軸またはクランク軸13により駆動され
るオイルポンプ(図示せず)によりオイルストレーナ2
2を介して汲上げられ、エンジンEの各潤滑部に供給さ
れる。しかも各潤滑部からの潤滑油はエンジン本体8の
下部からエンジンマウント部材6を介してオイルパン2
1内に戻される。すなわちエンジン本体8の下端部に
は、ギヤ列15を収納するとともにエンジンマウント部
材6に結合するためのエンジンマウント部材結合用連結
筒部23が設けられており、エンジンマウント部材6の
上部には、該連結筒部23の下端面に結合すべくエンジ
ン本体結合用連結筒部24が設けられる。しかもエンジ
ンマウント部材6の上面には、該連結筒部24を周壁と
した皿部25が設けられており、エンジンEの各潤滑部
からの潤滑油は、エンジン本体8の下部におけるエンジ
ンマウント部材結合用連結筒部23内に集められた後、
皿部25に流下する。さらに皿部25の最深部に開口し
て下方に延びるとともにオイルパン21の上方で開口す
る油通路26がエンジンマウント部材6に設けられてお
り、皿部25に流下した潤滑油は該油通路26からオイ
ルパン21に戻される。
【0015】エクステンションケース5内の下端部で、
ギヤケース7上には駆動軸14により回転駆動される冷
却水ポンプ30が配設されており、フィルタ31を介し
て導入された水が該冷却水ポンプ30で汲上げられ、該
冷却水ポンプ30に接続されて上方に延びる水供給管3
2からオイルパン21およびエンジンマウント部材6を
介してエンジン本体8の冷却水ジャケット33に供給さ
れる。
【0016】すなわちエンジン本体8にはピストン34
がそれぞれ摺動可能に嵌合される3つのシリンダ35が
上下に並んで設けられ、それらのシリンダ35を囲繞す
るようにしてエンジン本体8に冷却水ジャケット33が
設けられる。またエンジン本体8の下面には、エンジン
マウント部材6内を上昇して来る冷却水を前記冷却水ジ
ャケット33に導くための導入口36が開口されるとと
もに、エンジン本体8から排出される冷却水をエンジン
マウント部材6側に導出する導出口37が導入口36に
隣接して開口される。しかも冷却水ジャケット33の上
端部には、冷却水温に応じて作動するサーモスタット弁
38が配設されており、冷却水ジャケット33は、前記
導出口37に連なってエンジン本体8に設けられる冷却
水通路39に該サーモスタット弁38を介して接続され
る。
【0017】オイルパン21における上端部には、エン
ジンマウント部材6との結合部の一部を側方に延長した
外縁部が設けられており、この外縁部には、水供給管3
2の上端を接続する接続口42を下部閉塞端に有する凹
部43が上方に開口して設けられる。またエンジンマウ
ント部材6には、ンジン本体8の導入口36に上端が
直接連通する水上昇通路44が穿設されるとともに、エ
ンジン本体8の導出口36に上端が直接連通する水下降
通路45が穿設され、水上昇通路44の下端は、前記凹
部43に直接連通する。
【0018】一方、エンジン本体8には排ガスを導出す
るための排気通路46が設けられており、エンジンマウ
ント部材6には該排気通路46に通じる排気通路47が
上下に延びて、しかも水上昇通路44及び後述の冷却水
排出通路55を避けるようにして穿設され、さらにオイ
ルパン21における上端の前記外縁部にも排気通路47
に通じる排気通路48が上下に延びて穿設され、この排
気通路48を介して排気通路47の下端が、エクステン
ションケース5内を下方に延びる排気管49に接続され
る。而してエンジンEから排出される排ガスは、エクス
テンションケース5内に排出されることになる。しかも
エクステンションケース5には、低速運転時に排ガスを
大気中に排出するための低速運転用排気口50が水面よ
りも上方位置で後方側に開口して設けられ、ギヤケース
7には、高速運転時に排ガスを水中に排出するための高
速運転用排気口41がプロペラ4よりも上方位置で後方
側に向けて開口される。
【0019】即ちエクステンションケース5およびギヤ
ケース7内の排ガス圧力は運転状態に応じて変化するも
のであり、低速運転時には排ガス圧力が比較的低いので
ケーシング1内の水面は高速運転用排気口41よりも上
方位置にあり、排ガスは上方の低速運転用排気口50か
ら大気中に排出され、また高速運転時には排ガス圧力が
比較的高いのでケーシング1内の水面は高速運転用排気
口41よりも下方位置となり、排ガスは該高速運転用排
気口41から水中に排出されることになる。
【0020】図7を併せて参照して、エンジンマウント
部材6の最下面およびエクステンションケース5の上端
、ならびにエンジンマウント部材6の最下面およびオ
イルパン21の上端面は同一平面で結合されるものであ
り、エクステンションケース5およびオイルパン21
と、エンジンマウント部材6とは、共通のガスケット2
7を相互間に介在させて相互に結合される。すなわちエ
ンジンマウント部材6の下部には、オイルパン21の上
端開口縁に対応するオイルパン結合用連結筒部28と、
エクステンションケース5との結合を果たすためのエク
ステンションケース結合用連結筒部29とが設けられて
おり、エクステンションケース結合用連結筒部29はオ
イルパン結合用連結筒部28を囲繞するようにして形成
され、両連結筒部28,29の下端面すなわち結合面2
8a,29aは、エンジンマウント部材6の最下位置に
おいて同一平面上に形成される。而してガスケット27
は、エクステンションケース結合用連結筒部29の外周
を外周縁とするとともにオイルパン結合用連結筒部28
の内周を内周縁として平板状に形成されるとともに、オ
イルパン21の凹部43およびエンジンマウント部材6
の水上昇通路44を連通させる開口部51と、エンジン
マウント部材6の排気通路47およびオイルパン21の
排気通路48を連通させる開口部52とを有する。
【0021】したがってエンジンマウント部材6からオ
イルパン21内への潤滑油の落下、冷却水のオイルパン
21の外縁部からエンジンマウント部材6への上昇、な
らびに排ガスのエンジンマウント部材6からオイルパン
21の外縁部への流通は、ガスケット27を介して自由
に行なわれるが、エンジンマウント部材6に設けられた
水下降通路45内を下方に流通して来た冷却水はガスケ
ット27によりオイルパン21側への流通を阻止される
ことになる。これによりガスケット27は、エンジンE
から流下して来る冷却水を下流に導く冷却水排出通路5
5をエンジンマウント部材6との間で形成する冷却水ガ
イド部材としての機能をも果たす。
【0022】すなわち、エンジンマウント部材6におい
て水下降通路45は、オイルパン結合用連結筒部28お
よびエクステンションケース結合用連結筒部29間に開
口すべく配設されており、その水下降通路45の開口部
を含む領域を1区画として画成すべく、オイルパン結合
用連結筒部28およびエクステンションケース結合用連
結筒部29間にわたっては一対の隔壁53,54が設け
られる。したがって水下降通路45、オイルパン結合用
連結筒部28、エクステンションケース結合用連結筒部
29、両隔壁53,54およびガスケット27により、
オイルパン21の上部開口端よりも外方位置に冷却水
通路55が形成されることになる。しかも該冷却水
通路55に対応する部分で、ガスケット27には冷却
水排出手段を形成する複数の孔56が穿設される。
【0023】再び図3を併せて参照して、エクステンシ
ョンケース5における後部には、その外壁よりも内方側
かつオイルパン21より外方側で上方に延びる内壁5a
が設けられており、エンジンマウント部材6へのエクス
テンションケース5およびオイルパン21の結合面と同
一平面で前記内壁5aの上端にガスケット27を介して
当接する隔壁57が、エンジンマウント部材6における
オイルパン結合用連結筒部28およびエクステンション
ケース結合用連結筒部29間にわたって設けられる。こ
れにより、エンジンマウント部材6およびガスケット2
7間に画成される室のうち、前記冷却水排出通路55を
除く部分には、隔壁53,54,57により第1排気消
音室58が画成されるとともに、隔壁57およびエクス
テンションケース結合用連結筒部29間に第2排気消音
室59が画成される。またエクステンションケース5に
おける後部外壁、内壁5aおよびガスケット27により
第3排気消音室60が画成され、低速運転用排気口50
は第3排気消音室60に連なってエクステンションケー
ス5の後部外壁に設けられる。
【0024】ガスケット27には、排気管49からエク
ステンションケース5内に排出される排ガスを第1排気
消音室58に導くべく第1排気消音室58に対応する部
分に多数の排気導入孔61が穿孔されるとともに、第2
排気消音室59から第3排気消音室60に排ガスを導く
べく第2および第3排気消音室59,60に対応する部
分に多数の排気導出孔62が穿孔される。また隔壁57
には、第1排気消音室58から第2排気消音室59に排
ガスを導くべく多数の導孔63(図3参照)が穿設され
る。
【0025】図8を併せて参照して、支持手段2は、船
体の船尾板に取付けられるスターンブラケット65と、
該スターンブラケット65にチルトアップ可能に連結さ
れるスイベルケース66と、該スイベルケース66に操
向可能に軸支されるスイベル軸67と、スイベル軸67
の上部に設けられる上部支持腕68と、スイベル軸67
の下部に設けられる下部支持腕69と、上部支持腕68
およびエンジンマウント部材6間を連結する一対の弾性
部材70と、下部支持腕69およびエクステンションケ
ース5間を連結する一対の弾性部材71とを備える。
【0026】スターンブラケット65には、スイベルケ
ース66をチルト作動せしめるべく該スイベルケース6
6に連結されるシリンダ72がクレビス支持される。
【0027】上部支持腕68は先端側が二股に分岐する
ように形成されており、上部支持腕68の先端にそれぞ
れ取付けられる弾性部材70を固定的に嵌合すべくエン
ジンマウント部材6の支持手段2側の側面には、一対の
嵌合凹部73が設けられる。
【0028】次にこの実施例の作用について説明する
と、冷却水ポンプ30からエンジンEに供給される冷却
水は、エンジン本体8の冷却後、冷却水通路39から水
下降通路45に導かれ、さらにエンジンマウント部材6
およびガスケット7間に形成される冷却水排出通路55
に送水される。したがってエンジンEからオイルパン2
1に戻る比較的高温の潤滑油は、その途中で接触するエ
ンジンマウント部材6により冷却され、この結果、連続
全負荷運転を続けても油温が過度に上昇することが回避
され、吸気温の上昇も防止されるので、エンジンの充填
効率の低下が生じることはない。また冷却水通路39以
降はサーモスタット弁38よりも下流にあり、エンジン
E始動直後の一定温度以下の冷却水の導入はなく、この
間、却水排出通路55によるエンジンマウント部材6
の冷却は行なわれないので、冷間始動後のエンジンEの
暖機運転に支障を来すような潤滑油の冷却は行なわれず
にすむ。
【0029】また排気通路47を流通する排ガスにより
エンジンマウント部材6が過度に昇温することが水上昇
通路44により回避され、エンジンEの各潤滑部からエ
ンジンマウント部材6を経てオイルパン21に戻る潤滑
油がエンジンマウント部材6で加熱されることも防止さ
れる。
【0030】しかも冷却水排出通路55の冷却水は、ガ
スケット27に設けられた複数の孔56からオイルパン
21の周囲に落下するものであり、この落下冷却水によ
りオイルパン21自体が冷却され、これにより潤滑油の
過度の昇温がより一層効果的に防止される。
【0031】ところで、低速運転時にエンジンEからの
排ガスは、排気通路46,47,48を経て排気管49
からエクステンションケース5内に排出され、さらに排
気導入孔61、第1排気消音室58、導孔63、第2排
気消音室59、排気導出孔62および第3排気消音室6
0を経て低速運転用排気口50から外部に排出される。
このような排気経路を経ることにより、排ガスの通路面
積を確保しながら通路抵抗を大きくとることができ、導
孔63を流通する際の絞り、膨張作用と相俟って低速運
転時の排気音低減に寄与することができる。
【0032】さらに、ケーシング1およびエンジンマウ
ント部材6、ならびにエンジンマウント部材6およびオ
イルパン21が同一平面で結合されることにより、エン
ジンマウント部材6のケーシング1およびオイルパン2
1への結合面の加工が容易である。しかもケーシング1
およびエンジンマウント部材6間、ならびにエンジンマ
ウント部材6およびオイルパン21間に共通のガスケッ
ト27が介装されるので、個別のガスケットを介在させ
ていた従来のものと比べてガスケット27の個数を必要
最小限として部品点数を低減することができる。またエ
ンジンマウント部材6の排気通路47をオイルパン21
の排気通路48に連通させるための開口部52と、オイ
ルパン21の凹部43をエンジンマウント部材6の水上
昇通路44に連通させるための開口部51とがガスケッ
ト27に設けられることにより、上記各接続部をシール
するためのガスケットを特別に設けることが不要であ
り、部品点数をより一層低減することができる。さらに
ケーシング1側の内壁5aおよびエンジンマウント部材
6側の隔壁57がガスケット27を相互間に介して接合
されるので、内壁5aおよび隔壁57の接合面が排ガス
に曝されることがなく、排ガスへの接触による腐食や固
結等が生じることがない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
マウント部材の最下面とケーシングの上端面との間、並
びに同マウント部材の最下面とオイルパンの上端面との
間が同一平面で結合されるので、その両結合面の加工を
同一工具で纏めて行うことができる上、その両結合面が
エンジンマウント部材の最下面に有って該結合面より下
方に張出部が存在しない(従ってその張出部によって結
合面の加工が邪魔されない)ことから、その両結合面に
対する機械加工が頗る容易となる。
【0034】またエンジン本体のエンジンマウント部材
との結合面には、該エンジン本体内の冷却水ジャケット
の上流側に連通する導入口及び同ジャケットの下流側に
連通する導出口が開口され、エンジンマウント部材に
は、上端が導入口に直接連通し且つ下端が冷却水ポンプ
に連なる水供給管に接続される水上昇通路と、上端が導
出口に直接連通し且つ下端がケーシング内に開口する冷
却水排出通路と、それら水上昇通路及び冷却水排出通路
を避けてエンジン本体からの排気を下方に導く排気通路
とが形成されるので、エンジン本体下面にエンジンマウ
ント部材を単に結合するだけで、それら冷却水及び排気
のための通路群とエンジン本体との接続を簡単迅速に行
うことができる。さらに上記排気通路の下端には、ケー
シング内を下方に延出する排気管が接続されるので、そ
の排気管の下端開口と上記冷却水排出通路の開口部とを
上下に極力離間させることができて、該冷却水排出通路
からケーシング内に戻される冷却水が排気管内に逆流す
るのを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の全体側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線に沿う部分拡大縦断側面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】図2の8−8線拡大断面図
【符号の説明】 1・・・ケーシング 3・・・駆動力伝達手段 4・・・プロペラ 5a・・・内壁 6・・・エンジンマウント部材8・・・エンジン本体 21・・・オイルパン 30・・・冷却水ポンプ32・・・水供給管 33・・・冷却水ジャケット 36・・・導入口 37・・・導出口 44・・・水上昇通路 47・・・排気通路55・・・冷却水排出通路 56・・・冷却水排出孔 E・・・エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F01N 7/04 B63H 21/26 E F01P 3/20 D F02B 67/00 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力伝達手段(3)を内蔵するケーシ
    ング(1)と、駆動力伝達手段(3)に連結されて該ケ
    ーシング(1)の下端に支承されるプロペラ(4)と、
    ケーシング(1)の上端に結合されるエンジンマウント
    部材(6)と、駆動力伝達手段(3)に連結されてエン
    ジンマウント部材(6)上に搭載されるエンジン(E)
    と、ケーシング(1)内でエンジンマウント部材(6)
    の下端に結合されるオイルパン(21)とを含む船外機
    において、ケーシング(1)およびエンジンマウント部
    材(6)、ならびにエンジンマウント部材(6)および
    オイルパン(21)が、共通のガスケット(27)を介
    在させて同一平面で結合されることを特徴とする船外
    機。
  2. 【請求項2】 エンジンマウント部材(6)にはエンジ
    ン(E)からの排ガスを導く排気通路(47)が該エン
    ジンマウント部材(6)のオイルパン(21)への結合
    面に開口して設けられ、オイルパン(21)には、前記
    排気通路(47)からの排ガスをケーシング(1)内に
    導く排気通路(48)が該オイルパン(21)のエンジ
    ンマウント部材(6)への結合面に開口して設けられ、
    ガスケット(27)には両排気通路(47,48)を相
    互に連通させる開口部(52)が設けられることを特徴
    とする請求項1記載の船外機。
  3. 【請求項3】 ケーシング(1)には、該ケーシング
    (1)の後部外壁およびオイルパン(21)間に位置す
    る内壁(5a)が設けられ、ケーシング(1)およびエ
    ンジンマウント部材(6)の結合面、ならびにエンジン
    マウント部材(6)およびオイルパン(21)の結合面
    と同一平面で前記ガスケット(27)を介して前記内壁
    (5a)に接合される隔壁(57)が、エンジンマウン
    ト部材(6)内をケーシング(1)内に通じる排気消音
    室(58)と、ケーシング(1)の後部に設けられた排
    気口(50)に通じる排気消音室(59)とに区画して
    エンジンマウント部材(6)に設けられ、該隔壁(5
    7)にはその両側の排気消音室(58,59)を連通さ
    せる導孔(63)が設けられることを特徴とする請求項
    2記載の船外機。
  4. 【請求項4】 オイルパン(21)には、ケーシング
    (1)内の下部に配設される冷却ポンプ(30)に接続
    される凹部(43)が該オイルパン(21)のエンジン
    マウント部材(6)への結合面に開口して設けられ、エ
    ンジンマウント部材(6)には冷却水をエンジン(E)
    に導く水上昇通路(44)が該エンジンマウント部材
    (6)のオイルパン(21)への結合面に開口して設け
    られ、ガスケット(27)には前記凹部(43)および
    水上昇通路(44)を相互に連通させる開口部(51)
    が設けられることを特徴とする請求項1、2または3記
    載の船外機。
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