JP2952821B2 - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2952821B2
JP2952821B2 JP9135567A JP13556797A JP2952821B2 JP 2952821 B2 JP2952821 B2 JP 2952821B2 JP 9135567 A JP9135567 A JP 9135567A JP 13556797 A JP13556797 A JP 13556797A JP 2952821 B2 JP2952821 B2 JP 2952821B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1812Number of cylinders three
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動力伝達手段を
内蔵するケーシングと、駆動力伝達手段に連結されて該
ケーシングの下端に支承されるプロペラと、ケーシング
の上端に結合されるエンジンマウント部材と、駆動力伝
達手段に連結されながらエンジンマウント部材上に搭載
されるエンジンと、ケーシング内でエンジンマウント部
材の下端に結合されるオイルパンとを含む船外機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる船外機は、特開昭58−4
3897号公報等により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記公知の船
外機では、船外機外より取り込んでエンジンに向かって
上昇する冷却水のみによりオイルパンが冷却されるよう
になっているため、冷間始動直後のエンジン暖機運転時
(潤滑油を本来冷却する必要のない時)にもオイルパン
内の潤滑油が上記冷却水により冷却されてしまい、暖機
のスムーズな促進が図られないという問題がある。また
暖機完了後におけるエンジンの低速連続運転時(このと
きはエンジンの発熱量が比較的小さい)において外部海
水等の水温が低いような場合には、オイルパン内の潤滑
油が上記冷却水により過度に冷却されてしまう恐れがあ
る。
【0004】また、連続全負荷運転の多い船外機では、
油温の上昇に伴い、特に冷却水ジャケットが形成されな
いクランク室側からの放熱により吸気温が上昇してエン
ジンの充填効率の低下を生じ易いため、油温の上昇を簡
単な構造で防止し得るようにすることが望まれる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、比較的簡単な構造により上記技術的課題を解
決できるようにした船外機を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
れば、エンジンは、冷却水温に応じて作動するサーモス
タット弁をエンジン本体内の冷却水通路に備え、エンジ
ンマウント部材には、該部材のオイルパン結合面より外
側方にあってサーモスタット弁通過後の冷却水が下降す
る水下降通路と、その水下降通路の下方にあって該水下
降通路内の冷却水をオイルパンの周囲に導出する冷却水
導出手段とが設けられ、前記ケーシング およびエンジン
マウント部材の結合面、ならびに同マウント部材および
オイルパンの結合面は同一平面に設定されると共に、前
記両結合面間にガスケットが介装され、このガスケット
は、前記水下降通路の下端に直接連通する冷却水溜をエ
ンジンマウント部材との間でオイルパンの周方向に沿っ
て形成し、そのガスケットと、前記冷却水溜内の冷却水
をオイルパンの周囲に落下させる冷却水排出手段とによ
り前記冷却水導出手段が構成される
【0007】また本発明の第2の特徴によれば、第1の
特徴に加えて、前記ガスケットには、前記冷却水排出手
段となる複数の孔がオイルパンの周方向に間隔をおいて
穿設されることを特徴とする更に本発明の第3の特徴に
よれば、エンジンは、冷却水温に応じて作動するサーモ
スタット弁をエンジン本体内の冷却水通路に備え、エン
ジンマウント部材には、該部材のオイルパン結合面より
外側方にあってサーモスタット弁通過後の冷却水が下降
する水下降通路と、その水下降通路の下方にあって該水
下降通路内の冷却水をオイルパンの周囲に導出する冷却
水導出手段とが設けられ、前記冷却水導出手段は、水下
降通路の下端に直接連通する冷却水溜をエンジンマウン
ト部材との間でオイルパンの周方向に沿って形成すべく
エンジンマウント部材の下端に結合された冷却水ガイド
部材と、エンジンマウント部材及びオイルパン相互の結
合部と該冷却水ガイド部材との間に形成されてオイルパ
ンの周方向に沿う間隙とより構成され、前記冷却水溜内
の冷却水が前記間隙よりオイルパンの外周面を伝わって
流下するようにしている。
【0008】更にまた本発明の第4の特徴によれば、第
3の特徴に加えて、ケーシングおよびエンジンマウント
部材の結合面間に介装されるガスケットが前記冷却水ガ
イド部材される。
【0009】
【作 用】上記第1,第3の各特徴によれば、サーモス
タット弁を通過した後の冷却水をオイルパンの外周壁に
沿って流下させてオイルパン(従ってオイルパン内の潤
滑油)を冷却することができるため、エンジンの低速連
続運転時においても、船外機外より取り入れる冷却水の
温度に左右されずに、エンジンを経て昇温した冷却水を
以てオイルパン内潤滑油が適度に冷却され、その結果、
潤滑油の過冷却を回避しつつ、冷却水を利用して油温上
昇を効果的に抑制することができる。またエンジンの暖
機運転時には、水下降通路内の水流下(従ってオイルパ
ン内潤滑油の冷却)が極力抑えられるから、暖機がスム
ーズに進行する。しかも前記冷却水導出手段は、オイル
パン外周面に広範囲に亘り前記冷却水を流下させること
ができるため、オイルパン内潤滑油を効率よく冷却する
ことができる。
【0010】また特に第1の特徴によれば、ケーシング
およびエンジンマウント部材の結合面、ならびに同マウ
ント部材およびオイルパンの結合面に介装されるガスケ
ットにより、水下降通路の下端に直接連通する冷却水溜
をエンジンマウント部材との間でオイルパンの周方向に
沿って形成するため、そのガスケットが冷却水ガイド部
材や冷却水溜の底壁部材を兼ねることとなり、それだけ
部品点数の削減や構造簡素化が図られる。
【0011】また特に第2の特徴によれば、上記ガスケ
ットに複数の孔を穿設するだけの簡単な構成で、冷却水
排出手段が簡単に得られる。
【0012】また特に第3の特徴によれば、前記冷却水
導出手段は、エンジンマウント部材下端に結合した冷却
水ガイド部材と、同マウント部材及びオイルパン相互の
結合部との間に、オイルパン周方向に沿った間隙を形成
するだけの簡単な構成であるため、製造容易でありコス
ト節減が図られる。
【0013】また特に第4の特徴によれば、上記ガスケ
ットが冷却水ガイド部材を兼ねるので、部品点数を増加
させずに冷却水導出手段を容易に形成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0015】先ず本発明の第1実施例を示す図1および
図2において、図示しない船体の船尾板には、ケーシン
グ1が支持手段2を介して取付けられており、このケー
シング1の上部にはエンジンEが搭載され、該エンジン
Eからの動力は、ケーシング1に内蔵される駆動力伝達
手段3を介して、ケーシング1の下部に支承されるプロ
ペラ4に伝達される。
【0016】図3および図4を併せて参照して、ケーシ
ング1は、上下に延びるエクステンションケース5と、
エクステンションケース5の下端部に結合されるギヤケ
ース7とから成り、エクステンションケース5の上端部
に結合されるエンジンマウント部材6上にエンジンEの
エンジン本体8が結合される。しかもエンジンマウント
部材6とケーシング1における上部すなわちエクステン
ションケース5の上部とはカバー9により覆われ、該カ
バー9の上端部には、エンジン下部カバー10およびエ
ンジン上部カバー11から成るカバー12がエンジンE
を覆うべく連結される。
【0017】エンジンEは、例えば3気筒4サイクルエ
ンジンであり、エンジン本体8は、そのクランク軸13
を鉛直方向にしてエンジンマウント部材6上に結合され
る。
【0018】駆動力伝達手段3は、前記クランク軸13
の軸線からから偏心してずれた位置に軸線を有してケー
シング1内を鉛直方向に延びる駆動軸14と、該駆動軸
14の上端およびクランク軸13間を連動、連結するた
めのギヤ列15と、駆動軸14の下端に同軸に連結され
るピニオン軸16と、プロペラ4に連なる回転軸17お
よびピニオン軸16間に介設されるベベルギヤ機構18
とを含み、ベベルギヤ機構18は前、後進切換可能に構
成される。而して前記ギヤ列15は、プライマリギヤケ
ースとしてのエンジンマウント部材6とエンジン本体8
との間に収納、配置される。また駆動軸14は、その上
端部をエンジンマウント部材6で回転自在に支承される
とともにギヤケース7で下端部を回転自在に支承される
ものであり、ピニオン軸16およびベベルギヤ機構18
はギヤケース7内に収納配置される。
【0019】図5および図6を併せて参照して、エンジ
ンマウント部材6の下部には、潤滑油を貯留するための
オイルパン21が結合される。このオイルパン21内の
潤滑油は、カム軸またはクランク軸13により駆動され
るオイルポンプ(図示せず)によりオイルストレーナ2
2を介して汲上げられ、エンジンEの各潤滑部に供給さ
れる。しかも各潤滑部からの潤滑油はエンジン本体8の
下部からエンジンマウント部材6を介してオイルパン2
1内に戻される。すなわちエンジン本体8の下端部に
は、ギヤ列15を収納するとともにエンジンマウント部
材6に結合するためのエンジンマウント部材結合用連結
筒部23が設けられており、エンジンマウント部材6の
上部には、該連結筒部23の下端面に結合すべくエンジ
ン本体結合用連結筒部24が設けられる。しかもエンジ
ンマウント部材6の上面には、該連結筒部24を周壁と
した皿部25が設けられており、エンジンEの各潤滑部
からの潤滑油は、エンジン本体8の下部におけるエンジ
ンマウント部材結合用連結筒部23内に集められた後、
皿部25に流下する。さらに皿部25の最深部に開口し
て下方に延びるとともにオイルパン21の上方で開口す
る油通路26がエンジンマウント部材6に設けられてお
り、皿部25に流下した潤滑油は該油通路26からオイ
ルパン21に戻される。
【0020】エクステンションケース5内の下端部で、
ギヤケース7上には駆動軸14により回転駆動される冷
却水ポンプ30が配設されており、フィルタ31を介し
て導入された水が該冷却水ポンプ30で汲上げられ、該
冷却水ポンプ30に接続されて上方に延びる水供給管3
2からオイルパン21およびエンジンマウント部材6を
介してエンジン本体8の冷却水ジャケット33に供給さ
れる。
【0021】すなわちエンジン本体8にはピストン34
がそれぞれ摺動可能に嵌合される3つのシリンダ35が
上下に並んで設けられ、それらのシリンダ35を囲繞す
るようにしてエンジン本体8に冷却水ジャケット33が
設けられる。またエンジン本体8の下面にはエンジンマ
ウント部材6内を上昇して来る冷却水を前記冷却水ジャ
ケット33に導くための導入口36が設けられるととも
に、エンジン本体8から排出される冷却水をエンジンマ
ウント部材6側に導出する導出口37が導入口36に隣
接して設けられる。しかも冷却水ジャケット33の上端
部には、冷却水温に応じて作動するサーモスタット弁3
8が配設されており、冷却水ジャケット33は、前記導
出口36に連なってエンジン本体8に設けられる冷却水
通路39に該サーモスタット弁38を介して接続され
る。
【0022】オイルパン21における上端部には、エン
ジンマウント部材6との結合部の一部を側方に延長した
外縁部が設けられており、この外縁部には、水供給管3
2の上端を接続する接続口42を下部閉塞端に有する凹
部43が上方に開口して設けられる。またエンジンマウ
ント部材6には、該凹部43と前記エンジン本体8の導
入口36との間を結ぶ水上昇通路44が穿設されるとと
もに、エンジン本体8の導出口36に通じる水下降通路
45が穿設され、それら通路44,45は、エンジンマ
ウント部材6のオイルパン結合面より外側方に配置され
る。
【0023】一方、エンジン本体8には排ガスを導出す
るための排気通路46が設けられており、エンジンマウ
ント部材6には該排気通路46に通じる排気通路47が
上下に延びて穿設され、さらにオイルパン21における
上端の前記外縁部にも排気通路47に通じる排気通路4
8が上下に延びて穿設され、この排気通路48には、エ
クステンションケース5内を下方に延びる排気管49が
接続される。而してエンジンEから排出される排ガス
は、エクステンションケース5内に排出されることにな
る。しかもエクステンションケース5には、低速運転時
に排ガスを大気中に排出するための低速運転用排気口5
0が水面よりも上方位置で後方側に開口して設けられ、
ギヤケース7には、高速運転時に排ガスを水中に排出す
るための高速運転用排気口41がプロペラ4よりも上方
位置で後方側に向けて開口される。
【0024】すなわちエクステンションケース5および
ギヤケース7内の排ガス圧力は運転状態に応じて変化す
るものであり、低速運転時には排ガス圧力が比較的低い
のでケーシング1内の水面は高速運転用排気口41より
も上方位置にあり、排ガスは上方の低速運転用排気口5
0から大気中に排出され、また高速運転時には排ガス圧
力が比較的高いのでケーシング1内の水面は高速運転用
排気口41よりも下方位置となり、排ガスは該高速運転
用排気口41から水中に排出されることになる。
【0025】図7を併せて参照して、エンジンマウント
部材6およびエクステンションケース5、ならびにエン
ジンマウント部材6およびオイルパン21は同一平面で
結合されるものであり、エクステンションケース5およ
びオイルパン21と、エンジンマウント部材6とは、共
通のガスケット27を相互間に介在させて相互に結合さ
れる。すなわちエンジンマウント部材6の下部には、オ
イルパン21の上端開口縁に対応するオイルパン結合用
連結筒部28と、エクステンションケース5との結合を
果たすためのエクステンションケース結合用連結筒部2
9とが設けられており、エクステンションケース結合用
連結筒部29はオイルパン結合用連結筒部28を囲繞す
るようにして形成され、両連結筒部28,29の下端面
すなわち結合面28a,29aは同一平面上に形成され
る。而してガスケット27は、エクステンションケース
結合用連結筒部29の外周を外周縁とするとともにオイ
ルパン結合用連結筒部28の内周を内周縁として平板状
に形成されるとともに、オイルパン21の凹部43およ
びエンジンマウント部材6の水上昇通路44を連通させ
る開口部51と、エンジンマウント部材6の排気通路4
7およびオイルパン21の排気通路48を連通させる開
口部52とを有する。
【0026】したがってエンジンマウント部材6からオ
イルパン21内への潤滑油の落下、冷却水のオイルパン
21の外縁部からエンジンマウント部材6への上昇、な
らびに排ガスのエンジンマウント部材6からオイルパン
21の外縁部への流通は、ガスケット27を介して自由
に行なわれるが、エンジンマウント部材6に設けられた
水下降通路45内を下方に流通して来た冷却水はガスケ
ット27によりオイルパン21側への流通を阻止される
ことになる。これによりガスケット27は、水下降通路
45の下端に直接連通した冷却水溜55をエンジンマウ
ント部材6との 間で、オイルパン21の周方向略半周に
亘りその周方向に沿って形成する冷却水ガイド部材とし
ての機能をも果たすことになる。
【0027】すなわち、エンジンマウント部材6におい
て水下降通路45は、オイルパン結合用連結筒部28お
よびエクステンションケース結合用連結筒部29間に開
口すべく配設されており、その水下降通路45の開口部
を含む領域を1区画として画成すべく、オイルパン結合
用連結筒部28およびエクステンションケース結合用連
結筒部29間にわたっては一対の隔壁53,54が設け
られる。したがってオイルパン結合用連結筒部28、エ
クステンションケース結合用連結筒部29、両隔壁5
3,54およびガスケット27により、オイルパン21
の上部開口端よりも外方位置に冷却水溜55が形成され
ることになる。しかも該冷却水溜55に対応する部分
で、ガスケット27には、オイルパン21の周方向に間
隔をおいて複数の孔56が穿設され、これら孔56は、
冷却水溜55内の冷却水をオイルパン21の周囲に広範
囲に落下させる冷却水排出手段を構成している。そして
この冷却水排出手段(孔56)と、前記スケット27
により、水下降通路45の下方にあって該通路45内
の冷却水をオイルパン21の周囲に導出する冷却水導出
手段Dwが構成される。
【0028】再び図3を併せて参照して、エクステンシ
ョンケース5における後部には、その外壁よりも内方側
かつオイルパン21より外方側に上方に延びる内壁5a
が設けられており、この内壁5aの上端にガスケット2
7を介して当接する隔壁57が、エンジンマウント部材
6におけるオイルパン結合用連結筒部28およびエクス
テンションケース結合用連結筒部29間にわたって設け
られる。これにより、エンジンマウント部材6およびガ
スケット27間に画成される室のうち、前記冷却水
5を除く部分には、隔壁53,54,57により第1排
気消音室58が画成されるとともに、隔壁57およびエ
クステンションケース結合用連結筒部29間に第2排気
消音室59が画成される。またエクステンションケース
5における後部外壁、内壁5aおよびガスケット27に
より第3排気消音室60が画成され、低速運転用排気口
50は第3排気消音室60に連なってエクステンション
ケース5の後部外壁に設けられる。
【0029】ガスケット27には、排気管49からエク
ステンションケース5内に排出される排ガスを第1排気
消音室58に導くべく第1排気消音室58に対応する部
分に多数の排気導入孔61が穿孔されるとともに、第2
排気消音室59から第3排気消音室60に排ガスを導く
べく第2および第3排気消音室59,60に対応する部
分に多数の排気導出孔62が穿孔される。また隔壁57
には、第1排気消音室58から第2排気消音室59に排
ガスを導くべく多数の導孔63(図3参照)が穿設され
る。
【0030】図8を併せて参照して、支持手段2は、船
体の船尾板に取付けられるスターンブラケット65と、
該スターンブラケット65にチルトアップ可能に連結さ
れるスイベルケース66と、該スイベルケース66に操
向可能に軸支されるスイベル軸67と、スイベル軸67
の上部に設けられる上部支持腕68と、スイベル軸67
の下部に設けられる下部支持腕69と、上部支持腕68
およびエンジンマウント部材6間を連結する一対の弾性
部材70と、下部支持腕69およびエクステンションケ
ース5間を連結する一対の弾性部材71とを備える。
【0031】スターンブラケット65には、スイベルケ
ース66をチルト作動せしめるべく該スイベルケース6
6に連結されるシリンダ72がクレビス支持される。
【0032】上部支持腕68は先端側が二股に分岐する
ように形成されており、上部支持腕68の先端にそれぞ
れ取付けられる弾性部材70を固定的に嵌合すべくエン
ジンマウント部材6の支持手段2側の側面には、一対の
嵌合凹部73が設けられる。
【0033】次にこの実施例の作用について説明する
と、冷却水ポンプ30からエンジンEに供給される冷却
水は、エンジン本体8の冷却後、冷却水通路39から水
下降通路45に導かれ、さらにエンジンマウント部材6
およびガスケット7間に形成される冷却水溜55に送水
される。したがってエンジンEからオイルパン21に戻
る比較的高温の潤滑油は、その途中で接触するエンジン
マウント部材6により冷却され、この結果、連続全負荷
運転を続けても油温が過度に上昇することが回避され、
吸気温の上昇も防止されるので、エンジンの充填効率の
低下が生じることはない。また冷却水通路39以降はサ
ーモスタット弁38よりも下流にあり、エンジンE始動
直後の一定温度以下の冷却水の導入はなく、この間、水
降下通路45および冷却水溜55によるエンジンマウン
ト部材6の冷却は行なわれないので、冷間始動後のエン
ジンEの暖機運転に支障を来すような潤滑油の冷却は行
なわれずにすむ。
【0034】さらにまた、排気通路47を流通する排ガ
スによりエンジンマウント部材6が過度に昇温すること
が水上昇通路44により回避され、エンジンEの各潤滑
部からエンジンマウント部材6を経てオイルパン21に
戻る潤滑油がエンジンマウント部材6で加熱されること
も防止される。
【0035】しかも冷却水溜55の冷却水は、ガスケッ
ト27に設けられた複数の孔56からオイルパン21の
周囲に広範囲に亘り落下するものであり、この落下冷却
水によりオイルパン21自体が冷却され、これにより潤
滑油の過度の昇温がより一層効果的に防止される。
【0036】ところで、低速運転時にエンジンEからの
排ガスは、排気通路46,47,48を経て排気管49
からエクステンションケース5内に排出され、さらに排
気導入孔61、第1排気消音室58、導孔63、第2排
気消音室59、排気導出孔62および第3排気消音室6
0を経て低速運転用排気口50から外部に排出される。
このような排気経路を経ることにより、排ガスの通路面
積を確保しながら通路抵抗を大きくとることができ、し
たがって低速運転時の排気音低減に寄与することができ
る。
【0037】図9は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記実施例に対応する部分には同一の参照符号を付
す。
【0038】この実施例は、エンジンマウント部材6に
おいてオイルパン結合用連結筒部28およびエクステン
ションケース結合用連結筒部29間の全周にわたって冷
却水55′を形成するものであり、オイルパン結合用
連結筒部28およびオイルパン21(前記実施例参照)
間に介装されるガスケット(図示せず)とは異なるガス
ケット27′が、エクステンションケース結合用連結筒
部29とエクステンションケース5間に介装され、この
ガスケット27′は、水下降通路45の下端に直接連通
する冷却水溜55′をエンジンマウント部材6との間で
オイルパン21の周方向に沿ってその全周に亘り形成す
る冷却水ガイド部材を構成している。しかも該ガスケッ
ト27′の内周は、エンジンマウント部材6およびオイ
ルパン21の結合部との間に、オイルパン21の周方向
沿う間隙56′を形成するように定められ、この間隙
56′が、冷却水溜55′からの冷却水排出手段とな
る。そしてこの間隙56′と、前記ガスケット27′
により、水下降通路45の下方にあって該通路45内の
冷却水をオイルパン21の周囲に導出する冷却水導出手
段Dw′が構成される。
【0039】この実施例によれば、冷却水溜55′の冷
却水が、オイルパン21の周方向に沿った間隙56′か
ら排出され、その排出された冷却水がオイルパン21の
外周面を伝わって広範囲に亘り流下するので、オイルパ
ン21自体が一層効率よく冷却される。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の第1,第3の各
徴によれば、エンジンマウント部材には、該部材のオイ
ルパン結合面より外側方にあってサーモスタット弁通過
後の冷却水が下降する水下降通路と、その水下降通路の
下方にあって該水下降通路内の冷却水をオイルパンの周
囲に導出する冷却水導出手段とが設けられるので、サー
モスタット弁を通過した後の冷却水をオイルパンの外周
壁に沿って流下させてオイルパン(従ってオイルパン内
の潤滑油)を冷却することができ、これにより、エンジ
ンの低速連続運転時にも、船外機外より取り入れる冷却
水の温度に左右されずに、エンジンを経て昇温した冷却
水によりオイルパン内潤滑油を適度に冷却できるため、
オイルパン内潤滑油の過冷却を回避しながら、エンジン
冷却水を利用して油温上昇を効果的に抑えることができ
る。またエンジンの暖機運転時には水下降通路内の水流
下(従ってオイルパン内潤滑油の冷却)が極力抑えられ
るから、暖機促進を図ることができる。しかも前記冷却
水導出手段は、オイルパン外周面に広範囲に亘り冷却水
を流下させることができるため、オイルパン内潤滑油を
効率よく冷却することができる。
【0041】また特に第1の特徴によれば、ケーシング
およびエンジンマウント部材の結合面、ならびに同マウ
ント部材およびオイルパンの結合面に介装されるガスケ
ットにより、水下降通路の下端に直接連通する冷却水溜
をエンジンマウント部材との間でオイルパンの周方向に
沿って形成するため、そのガスケットが冷却水導出手段
の冷却水ガイド部材や冷却水溜の底壁部材を兼ねること
となり、それだけ部品点数の削減や構造簡素化を図るこ
とができてコスト節減が図られ、また冷却水溜を容易に
形成できる。
【0042】また特に第2の特徴によれば、第1の特徴
に加えて、上記ガスケットに複数の孔を穿設するだけの
簡単な構成で、冷却水溜からの冷却水排出手段が簡単に
得られる。
【0043】また特に第3の特徴によれば、冷却水導出
手段は、水下降通路の下端に直接連通する冷却水溜をエ
ンジンマウント部材との間でオイルパンの周方向に沿っ
て形成すべくエンジンマウント部材の下端に結合された
冷却水ガイド部材と、エンジンマウント部材及びオイル
パン相互の結合部と該冷却水ガイド部材との間に形成さ
れてオイルパンの周方向に沿う間隙とより構成され、冷
却水溜内の冷却水が前記間隙よりオイルパンの外周面を
伝わって流下するようにしているので、オイルパン外周
面に広範囲に亘り前記冷却水を流下させることができ、
オイルパン内潤滑油を効率よく冷却することができる。
しかもその冷却水導出手段は、エンジンマウント部材下
端に結合した上記冷却水ガイド部材と、同マウント部材
及びオイ ルパン相互の結合部との間に、オイルパンの周
方向に沿った間隙を形成するだけの極めて簡単な構成で
あるから、製造が容易でありコスト節減が図られる。
【0044】また特に第4の特徴によれば、第3の特徴
に加えて、ケーシングおよびエンジンマウント部材の結
合面間に介装されるガスケットが上記冷却水ガイド部材
を兼ねるので、部品点数を増加させずに冷却水導出手段
を容易に形成でき、一層のコスト節減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る船外機の全体側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線に沿う部分拡大縦断側面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】図2の8−8線拡大断面図
【図9】本発明の第2実施例を示す、図7に対応する断
面図
【符号の説明】
1………………ケーシング 3………………駆動力伝達手段 4………………プロペラ 6………………エンジンマウント部材 8………………エンジン本体 21……………オイルパン27……………ガスケット 27′…………冷却水ガイド部材としてのガスケット 33……………冷却水ジャケット 38……………サーモスタット弁 39……………冷却水通路 45……………水下降通路 55,55′…冷却水溜 56……………冷却水排出手段としての孔 56′…………隙 Dw,Dw′…冷却水導出手段 E………………エンジン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力伝達手段(3)を内蔵するケーシ
    ング(1)と、駆動力伝達手段(3)に連結されて該ケ
    ーシング(1)の下端に支承されるプロペラ(4)と、
    ケーシング(1)の上端に結合されるエンジンマウント
    部材(6)と、駆動力伝達手段(3)に連結されながら
    エンジンマウント部材(6)上に搭載されるエンジン
    (E)と、ケーシング(1)内でエンジンマウント部材
    (6)の下端に結合されるオイルパン(21)とを含む
    船外機において、 エンジン(E)は、冷却水温に応じて作動するサーモス
    タット弁(38)をエンジン本体(8)内の冷却水通路
    (39)に備え、 エンジンマウント部材(6)には、該マウント部材
    (6)のオイルパン結合面より外側方にあってサーモス
    タット弁(38)通過後の冷却水が下降する水下降通路
    (45)と、その水下降通路(45)の下方にあって該
    水下降通路(45)内の冷却水をオイルパン(21)の
    周囲に導出する冷却水導出手段(Dw)とが設けられ、 前記ケーシング(1)およびエンジンマウント部材
    (6)の結合面、ならびに同マウント部材(6)および
    オイルパン(21)の結合面は同一平面に設定されると
    共に、前記両結合面間にガスケット(27)が介装さ
    れ、このガスケット(27)は、前記水下降通路(4
    5)の下端に直接連通する冷却水溜(55)をエンジン
    マウント部材(6)との間でオイルパン(21)の周方
    向に沿って形成し、そのガスケット(27)と、前記冷
    却水溜(55)内の冷却水をオイルパン(21)の周囲
    に落下させる冷却水排出手段(56)とにより前記冷却
    水導出手段(Dw)が構成される ことを特徴とする船外
    機。
  2. 【請求項2】 前記ガスケット(27)には、前記冷却
    水排出手段となる複数の孔(56)がオイルパン(2
    1)の周方向に間隔をおいて穿設されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の船外機。
  3. 【請求項3】 駆動力伝達手段(3)を内蔵するケーシ
    ング(1)と、駆動力伝達手段(3)に連結されて該ケ
    ーシング(1)の下端に支承されるプロペラ (4)と、
    ケーシング(1)の上端に結合されるエンジンマウント
    部材(6)と、駆動力伝達手段(3)に連結されながら
    エンジンマウント部材(6)上に搭載されるエンジン
    (E)と、ケーシング(1)内でエンジンマウント部材
    (6)の下端に結合されるオイルパン(21)とを含む
    船外機において、 エンジン(E)は、冷却水温に応じて作動するサーモス
    タット弁(38)をエンジン本体(8)内の冷却水通路
    (39)に備え、 エンジンマウント部材(6)には、該マウント部材
    (6)のオイルパン結合面より外側方にあってサーモス
    タット弁(38)通過後の冷却水が下降する水下降通路
    (45)と、その水下降通路(45)の下方にあって該
    水下降通路(45)内の冷却水をオイルパン(21)の
    周囲に導出する冷却水導出手段(Dw′)とが設けら
    れ、 前記冷却水導出手段(Dw′)は、水下降通路(45)
    の下端に直接連通する冷却水溜(55′)をエンジンマ
    ウント部材(6)との間でオイルパン(21)の周方向
    に沿って形成すべくエンジンマウント部材(6)の下端
    に結合された冷却水ガイド部材(27′)と、エンジン
    マウント部材(6)及びオイルパン(21)相互の結合
    部と該冷却水ガイド部材(27′)との間に形成されて
    オイルパン(21)の周方向に沿う間隙(56′)とよ
    り構成され前記冷却水溜(55′)内の冷却水が前記間隙(5
    6′)よりオイルパン(21)の外周面を伝わって流下
    するようにした ことを特徴とする船外機。
  4. 【請求項4】 ケーシング(1)およびエンジンマウン
    ト部材(6)の結合面間に介装されるガスケット(2
    7′)が前記冷却水ガイド部材とされることを特徴とす
    る、請求項3に記載の船外機。
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