JPH10128189A - 泡状放出製品 - Google Patents

泡状放出製品

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JPH10128189A
JPH10128189A JP8284418A JP28441896A JPH10128189A JP H10128189 A JPH10128189 A JP H10128189A JP 8284418 A JP8284418 A JP 8284418A JP 28441896 A JP28441896 A JP 28441896A JP H10128189 A JPH10128189 A JP H10128189A
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JP
Japan
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foam
container
liquid composition
liquid
lather
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JP8284418A
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Inventor
Shuji Iwao
修司 岩尾
Norihiro Tsujii
宣博 辻井
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/04Deformable containers producing the flow, e.g. squeeze bottles
    • B05B11/042Deformable containers producing the flow, e.g. squeeze bottles the spray being effected by a gas or vapour flow in the nozzle, spray head, outlet or dip tube
    • B05B11/043Deformable containers producing the flow, e.g. squeeze bottles the spray being effected by a gas or vapour flow in the nozzle, spray head, outlet or dip tube designed for spraying a liquid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
    • B05B7/0025Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体の押圧後に吐出口から吐出される泡
体の泡垂れを防止することができる泡状放出製品の提
供。 【解決手段】 0.05重量%〜60重量%の範囲内の
界面活性剤が少なくとも含まれてなる液体組成物Aが、
液体組成物Aを泡体Bとして吐出口42aから吐出し得
るスクイズ泡容器2に充填されてなる泡状放出製品であ
って、スクイズ泡容器2は、容器本体10と、蓋部材2
0と、送液チューブ45とからなり、蓋部材20は、胴
部11が押圧された時に空気と送液チューブ45から送
液された液体組成物Aとを混合して泡体Bを生成する気
泡形成部31と、生成された泡体Bを吐出する吐出管4
2とを有し、該吐出管42は長さ方向の中心軸G1が容
器本体10の高さ方向の中心軸G2に対して傾斜してお
り、かつ吐出口42aの縁部が水平に開口してなる泡状
放出製品1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクイズ泡容器の胴
部を手で押圧(スクイズ)することによって、スクイズ
泡容器内に充填された台所や住居用の漂白洗剤、皮膚用
洗剤、毛髪化粧料などの液体組成物を泡体として吐出す
ることができる泡状放出製品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衣類、食器、家具、便器などの
汚れを落とすと共に漂白または消毒する目的で、過酸化
水素、次亜塩素酸ナトリウムなどの漂白剤1〜5重量%
とポリオキシエチレンアルキルエーテルなどのノニオン
界面活性剤3〜10重量%とを混合した漂白洗剤が市販
されているが、その剤型の殆どは液剤である。この液体
漂白洗剤は、家庭用として市販されるときは、一般にい
わゆるスクイズ泡容器に充填されて泡状放出製品とされ
ることが多い。
【0003】図3は、従来の泡状放出製品の例を示す縦
断面図であり、図中符号51はスクイズ泡容器である。
このスクイズ泡容器51は、内部に前述のような組成の
液体漂白洗剤Cが充填された収容部52aを有し、か
つ、弾性復帰力を有する有底円筒状の容器本体52と、
この容器本体52の開口部に取り付けられて該開口部を
閉じる内蓋53と、この内蓋53の内面側に取り付けら
れた筒状の中栓54と、前記収容部52aの底部近傍ま
で延びて容器本体52が押圧された時に前記液体漂白洗
剤Cを内蓋53に送液するデイップチューブ72と、前
記内蓋53に取り付けられて前記液体漂白洗剤Cを泡体
として吐出する吐出管66を有する外蓋55とを主体と
して構成されている。前記内蓋53には貫通孔57が形
成されている。この貫通孔57の下部周縁部に嵌合筒5
8が形成されており、この嵌合筒58の内部に気泡ネッ
ト63が挿入されるとともに嵌合筒58内に前記中栓5
4が嵌合されて嵌合筒58の貫通孔57側に気泡ネット
63が張設されている。また、前記貫通孔57の上部周
縁部には気泡筒59が形成されている。また、この内蓋
53の上面には円筒状の係合部65が気泡筒59を取り
囲むように形成されている。
【0004】前記中栓54の内部には、気泡ネット63
に連通する拡散室61bと、この拡散室61bに連通し
該中栓54の内部孔70の内径を絞って形成された整流
用の小径部61と、この小径部61に連続して形成され
た混合室61aと、この混合室61aに連通し中栓54
の下面に開口する挿入孔(内部孔)70と、この挿入孔
70の内壁に沿って形成されて前記混合室61aと中栓
54下面とに開口する複数の通気溝70aが設けられて
いる。この中栓54の内部孔70には、デイップチュー
ブ72の先端が挿入されている。前記外蓋55の内面に
は、2条の同心円状の係合壁74a,74bが形成され
ており、これら係合壁74a,74bの間に前記内蓋5
3の係合部65を係止させることにより、外蓋55が内
蓋53に取り付けられている。また、この外蓋55の外
面中心部には、外蓋55を貫通してその下側の気泡筒5
9に対向する先端部の屈曲した吐出管66が設けられて
いる。この吐出管66の吐出口66aの縁部は、鉛直に
開口している。また、内蓋53の外面側には吐出管66
を覆うためのキャップ76が必要に応じて取り付けられ
ている。そして、このスクイズ泡容器51の収容部52
aに、前述のような組成の液体漂白洗剤Cが充填されて
泡状放出製品とされている。
【0005】このような構成の泡状放出製品は、キャッ
プ76を外して吐出管66を露出し、容器本体52の胴
部を手で押圧(スクイズ)すると、容器本体52の収容
部52aの内部圧が高まって液体漂白洗剤Cが押し出さ
れてデイップチューブ72中を上昇して混合室61aに
出て、一方、収容部52a内の空気も中栓54の内部孔
70の壁面の通気孔70aを通って上昇し混合室61a
に出る。そして、上昇した液体漂白洗剤Cと空気とは、
混合室61aにおいて混合され、ついで小径部61を通
過することにより、混合物の流速が高められ、均一化さ
れて霧状となって拡散室61bに出て広がり、この後、
この混合物は気泡ネット63を通過することにより発泡
して泡体となり、さらに気泡筒59、吐出管66を通っ
て吐出口66aから吐出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の泡
状放出製品にあっては、容器本体52の胴部を押圧後、
吐出管66の吐出口66aから泡体が垂れ易く、スクイ
ズ泡容器51の外面に泡体が付着して使用後の外観が見
苦くなるという欠点があった。また、吐出口66aから
の泡垂れによって、不要な部分に漂白剤が付着し、染色
物の脱色などを引き起こしたり、使用者の手指に漂白剤
や洗剤が付着する可能性があり、都合が悪かった。本発
明は、上記事情に鑑みてなされたもので、容器本体の押
圧後に吐出口から吐出される泡体の泡垂れを防止するこ
とができる泡状放出製品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、0.05重量%〜60重量%の範囲内の界面活性剤
が少なくとも含まれてなる液体組成物が、この液体組成
物を泡体として吐出口から吐出し得るスクイズ泡容器に
充填されてなる泡状放出製品であって、前記スクイズ泡
容器は、前記液体組成物を収容する収容部と弾性復帰力
を有する胴部と頂部開口を備える容器本体と、この頂部
開口に装着された蓋部材と、前記胴部が押圧された時に
前記液体組成物を前記蓋部材に送液する送液チューブと
からなり、前記蓋部材は、前記胴部が押圧された時に空
気と前記送液チューブから送液された前記液体組成物と
を混合して泡体を生成する気泡形成部と、生成された泡
体を吐出する吐出管とを有し、該吐出管は長さ方向の中
心軸が容器本体の高さ方向の中心軸に対して傾斜してお
り、かつ吐出口の縁部が水平に開口していることを特徴
とする泡状放出製品を前記課題の解決手段とした。ま
た、請求項2の発明にあっては、前記スクイズ泡容器の
吐出管内に、線材径が20〜200μmの気泡ネットが
張設されていることを特徴とする請求項1記載の泡状放
出製品を前記課題の解決手段とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の泡状放出製品の一
実施形態について詳しく説明する。図1〜図2は、本発
明の泡状放出製品の一実施形態を示す縦断面図であり、
図中符号1は、実施形態の泡状放出製品である。この泡
状放出製品1は、液体組成物Aが、この液体組成物Aを
泡体Bとして吐出口42aから吐出し得るスクイズ泡容
器2に充填された概略構成となっている。
【0009】スクイズ泡容器2は、概略有底円筒状の容
器本体10と、該容器本体10の頂部開口13aに装着
された蓋部材20と、前記容器本体10内に配設される
とともに先端45aが前記蓋部材20の気泡形成部31
に接続された送液チューブ45を主体として構成されて
いる。
【0010】前記容器本体10は、弾性復帰力を有する
略円筒形の胴部11と、底部12と、先窄まり状の頂部
13とから構成されており、また、内部に液体組成物A
を収容する収容部14を有し、かつ頂部13に円筒状の
開口部(頂部開口)13aを有している。この頂部開口
13aの外周面には、後述する蓋部基材21の筒壁部2
3の内周面に形成された螺条23aと螺合する螺条13
bが形成されている。
【0011】この容器本体10の少なくとも胴部11
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート
などを用いて形成されることが好ましい。これらの合成
樹脂は、良好な弾性復帰力を有すると共に、酸素透過度
が高いので、液体組成物A中の成分が長期保存中に一部
分解して酸素ガスを発生させることがあっても、この酸
素ガスは容器本体10の壁面を透過して放散されるの
で、容器の膨れを防止することができる。前記胴部11
の厚さとしては、前記弾性復帰力、酸素透過性、および
液体包装容器として要求される諸物性を考慮すると0.
1mm〜2.5mmの範囲内、特に0.7mm〜1.5
mmの範囲内とすることが好ましい。
【0012】前記蓋部材20は、蓋部基材21と吐出部
材41との組み合わせにより構成されてなるものであ
る。前記蓋部基材21は、筒壁部23と、この筒壁部2
3の頂部から突出して設けられた中央部開口を有する天
部25とからなる概略有蓋筒状のものである。この筒壁
部23の内周面には螺条23aが形成されており、この
螺条23aが、容器本体10の開口部13aの外周面に
形成された螺条13bに気密に螺合されて固定されてい
る。前記天部25の中央部開口には、前記胴部11が押
圧された時に容器本体10内から送液された前記液体組
成物Aと空気とを混合して泡体Bを生成する気泡形成部
31が設けられている。
【0013】この気泡形成部31は、天部25の中央部
開口部の上方側から下方側にかけて形成された嵌合筒3
2と、この嵌合筒32の内部の第一の送泡筒39側に張
設された第一の気泡ネット33と、前記嵌合筒32内に
嵌められた貫通孔35を有する中栓34と、嵌合筒32
の上部周縁部に前記貫通孔35と連通するように設けら
れた有蓋筒状の第一の送泡筒39から構成されている。
【0014】前記第一の気泡ネット33は、合成樹脂、
繊維あるいは金属などからなる網目状のものであり、第
一の気泡ネット33を構成する線材径は、50〜800
μmの範囲内とされ、その網目間隙の大きさは、均一で
きめ細かいクリーム状の泡体Bを生成させるためには1
00μm〜600μmの範囲内が好ましく、より好まし
くは150μm〜400μmの範囲内とされている。第
一の気泡ネット33の線材径が50μm未満では、強度
的に難があり、必要以上のスクイズ圧を加えたときは第
一の気泡ネット33が破断する恐れがあり、一方、線材
径が800μmを越えると、第一の気泡ネット33にけ
る開口率が低くなり、液体組成物Aと空気の混合物(気
液混合物)の通過抵抗が増大し、よって希望するスクイ
ズ圧(指頭で押圧することにより容器本体10に加える
力)で気液混合物を排出するのが困難になるからであ
る。また、第一の気泡ネット33の網目間隙が100μ
m未満では、気液混合物の通過抵抗が増大し、泡体Bの
生成に過大な押圧力を要することとなり、液体組成物A
の粘度が高い場合には泡体Bが得られなかったり、場合
によっては通過抵抗によって第一の気泡ネット33が破
壊される恐れがあり、一方、網目間隙が600μmを越
えると、泡体Bの気泡粒が粗くなり、対象物に液体組成
物Aを均一に塗布する目的が果たせなくなるからであ
る。
【0015】前記中栓34の貫通孔35は、第一の気泡
ネット33に連通する混合室36と、この拡散室36に
連通し該中栓34の貫通孔35の内径を絞って形成され
た整流用の小径部37と、この小径部37に連通し中栓
34の下面に開口する挿入孔38とから構成されてい
る。この挿入孔38には、送液チューブ45の一端が挿
入されている。
【0016】この送液チューブ45は、可撓性を有する
合成樹脂からなる管状のものであり、前述のように一端
が中栓34の挿入孔38に挿入され、かつ他端が容器本
体10の収容部14の底部近傍まで延びるよう配設され
て、胴部11が押圧された時に収容部14に充填された
液体組成物Aが中栓34の混合室36に送液されるよう
になっている。また、挿入孔38に挿入された送液チュ
ーブ45と、挿入孔38内壁との間には、胴部11が押
圧された時に収容部14の空気が中栓34の混合室36
に送気されるようにするための僅かな隙間38aが空け
られている。
【0017】前記送液チューブ45の内径は、1.0m
m〜3.0mmの範囲内とすることが好ましく、より好
ましくは1.5mm〜2.5mmの範囲内である。送液
チューブ45の内径が1.0mm未満では、特に液体組
成物Aの粘度が高い場合に押圧時の通過抵抗が増大し、
混合室36に送られる液体組成物Aの量と空気とのバラ
ンスが崩れ、良好な泡体が得られなくなる。一方、送液
チューブ45の内径が3.0mmを越えると、混合室3
6に送気される空気に対する液体組成物Aの送液量が過
大となって、良好な泡体が得られなくなる。前記隙間3
8aは、一つに限定されるものではなく、例えば、送液
チューブ45を外周面を取り囲むように複数設けられて
いてもよい。この隙間38aの断面積は、合計で0.2
mm2〜7.0mm2の範囲内とすることが好ましく、よ
り好ましくは1.0mm2〜4.0mm2の範囲内であ
る。
【0018】前記第一の送泡筒39の上端部外周壁に
は、側流孔39aが形成されており、前記気液混合物が
第一の気泡ネット33を通過して生成した泡体Bをこの
側流孔39aから吐出部材41の吐出管42に向けて送
泡できるようになっている。この第一の送泡筒39の頂
部39bは、吐出部材24が蓋部基材25に対して右回
りにねじ込まれたとき、後述する吐出管42の下端部に
設けられたガイド筒部42bと嵌合することによって吐
出管42を閉塞し、左回りにねじ戻されたときガイド筒
部42bを開放するようになっている。
【0019】前記蓋部基材21の天部25の上面周縁部
には、円筒状の係合部26が気泡筒39を取り囲むよう
に形成されている。この円筒状の係合部26と第一の送
泡筒39との天部25に、この天部25を貫通する空気
吸入孔27が形成され、この空気吸入孔27には、容器
本体10の収容部14からの空気の逆流を阻止するボー
ル式の逆止弁機構28が装着されており、胴部11が押
圧された時には収容部14内の空気は、逆止弁機構28
によって逆流が防止されるようになっており、逆に、胴
部11の押圧を解除した時、吐出部材41の吐出管42
を通じて蓋部材20内に導入された外気が、逆止弁機構
66と空気吸入孔65との隙間を通って収容部14内に
速やかに取り込まれ、逆流が防止されるようになってい
る。また、前記天部25の外周面には後述する吐出部材
41の周壁部43の内周面に形成された螺条43aと螺
合する螺条25bが形成されている。
【0020】前記吐出部材41は、概略円筒状の周壁部
43と、この周壁部43の頂部から上方に延びる吐出管
42とから構成されている。この吐出管42は、長さ方
向の中心軸G1が容器本体10の高さ方向の中心軸G2
対して傾斜しており、かつ吐出口42aの縁部が水平に
開口している。吐出管42の中心軸G1と容器本体10
の中心軸G2との間に作られる角度θは10〜80゜の
範囲内が好ましく、より好ましくは20〜45゜の範囲
内である。この吐出管42の形状としては、直管状のも
のや、末広がり状のもの(図面では直管状のもの)であ
ることが好ましい。また、吐出口42aの形状は、楕円
形状であることが好ましい。この吐出管42の下端部に
は、第一の送泡筒39から送られてくる泡体Bを吐出管
42に案内するためのガイド筒部42bが周壁部43の
軸心上にあって下方の第一の送泡筒39に向けて開放さ
れている。また、吐出管42内には必要に応じて第二の
嵌合筒42cが嵌められるともにこの第二の嵌合筒42
cのガイド筒部42b側の端部に第二の気泡ネット42
dが張設されていてもよい。この第二の気泡ネット42
dの線材径は、20〜200μmが好ましく、より好ま
しくは35〜130μmとされる。第二の気泡ネット4
2dの線材径が20μm未満では強度的に使用面で耐え
ることが難しく、また、200μmを越えるとスクイズ
泡容器を傾けた時に泡垂れが起り易いからである。
【0021】前記周壁部43の頂部内面には、筒状の係
合壁44が形成されており、この係合壁44aと周壁部
43の側壁との間に蓋部基材21の係合部26を係止さ
せることにより、吐出部材41が蓋部基材21に取り付
けられている。また、周壁部43の下部内周面には螺条
43aが形成されており、この螺条43aと蓋部基材2
1の天部25の外周面に形成された螺条25bとを螺合
させることにより、吐出部材41が蓋部基材21に気密
に取り付けられている。このような吐出部材41と蓋部
基材21には、限度以上に左回りのねじ戻しができない
ように、互いに係合するストッパー46が設けられてい
る。
【0022】そして、このような構成のスクイズ泡容器
51の収容部52aに液体組成物Aが充填されて泡状放
出製品1とされている。この液体組成物Aは、0.05
重量%〜60重量%の範囲内、好ましくは2〜50重量
%、より好ましくは4〜20重量%の界面活性剤が少な
くとも含まれてなるものである。ここで用いられる界面
活性剤としては、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤のうちから
選択された少なくとも一種の界面活性剤である。これら
の界面活性剤のうちノニオン界面活性剤は、一般に油汚
れなどに対する洗浄効果が高いばかりでなく、本液体組
成物Aに好適な粘度を与え、空気と共に網部材を通過さ
せることによってきめ細かく、好適な硬さを持った泡体
Bを生成させることができるので、液体組成物Aに配合
することが特に好ましい。
【0023】前記ノニオン界面活性剤としては、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルなどが好適である。前記アニオン
界面活性剤としては、特に水性汚れやドロ汚れに対する
洗浄効果が高い。また、対象物上での消泡速度を調整す
る成分としてもアニオン界面活性剤は有用である。液体
組成物Aに用いることができるアニオン界面活性剤とし
ては、α−オレフィンスルフォネート(AOS)、リニ
アアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテルサルフェート、C8 〜C 18
肪酸メチルエステルスルホン酸塩などを挙げることがで
きる。
【0024】前記カチオン界面活性剤としては、塩化ア
ルキル(C1222)トリメチルアンモニウム、塩化ベン
ザルコニウム、n−アルキルアミン塩酸塩、ジアルキル
ジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルア
ンモニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどを挙げることが
できる。前記両性界面活性剤としては、N−アルキル−
N,N−ジメチルアミノ酢酸、N−アルキル−β−アラ
ニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、2
−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリニウムベタインなどを挙げることができ
る。また、液体組成物Aに用いられる界面活性剤は、泡
状放出製品1の用途によって液体組成物Aの洗浄効果を
高めるために、HLBが10以上、更に好ましくは12
以上の界面活性剤を選択して用いることが好ましい。
【0025】液体組成物A中の界面活性剤の含有量が
0.05重量%未満では、スクイズ泡容器51の胴部1
1を押圧して吐出口42aから泡体Bを吐出したときに
泡垂れが生じたり、また、液体組成物Aを空気できめ細
かく気泡させることが難しく、対象物組織への浸透力や
洗浄力も弱くなる。一方、液体組成物A中の界面活性剤
の含有量が60重量%を越えると、液体組成物Aが過度
に粘稠になって、第一の気泡ネット33を通過させる際
に強い押圧力が要求され、気泡の生成も困難となり実用
性が低下する。
【0026】前記液体組成物Aには、泡状放出製品1の
用途に応じて漂白剤が0.5〜10重量%、好ましくは
1〜5重量%含有されていてもよく、その場合の液体組
成物A中の界面活性剤の含有量は1〜50重量%の範囲
内とされるのが好ましい。ここで用いられる漂白剤とし
ては、一般に家庭用などとして用いられているものがい
ずれも使用可能であり、例えば過酸化水素、次亜塩素酸
ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリ
クロロイソシアヌル酸などを挙げることができる。過酸
化水素は塩素を含まず、臭気が少なく、漂白効果が大き
いので本発明の液体組成物Aに用いる漂白剤として特に
好適である。液体組成物A中の漂白剤の含有量が0.5
重量%未満では、泡体Bとして対象物に塗布したとき、
十分な漂白効果が得られない。一方、液体組成物A中の
漂白剤の含有量が10重量%を越えると、漂白ムラがで
き易くなるなどの不都合が生じる。
【0027】また、スクイズ泡容器51内に充填される
液体組成物Aの25℃における粘度は、0.01〜10
0Pの範囲内に調整されていることが好ましく、より好
ましくは0.1〜70Pの範囲内とされる。液体組成物
Aの粘度が0.01P未満であると、泡粘性が弱く、泡
垂れし易くなる。一方、液体組成物Aの粘度が100P
を越えると、通常の押圧力では第一の気泡ネット33を
通過し難くなり、良好な泡体が得られに難くなる。
【0028】本発明に用いられる液体組成物Aには前記
界面活性剤ならびに漂白剤の他に必要に応じて、本発明
における機能を損なわない範囲で、アルキル(C1
5)カルビトール、pH調整剤、ビルダー、キレート
剤、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、
低級アルコール、ポリアルキレングリコール誘導体、ポ
リオール類、アルカリ剤、酵素剤、蛍光剤、色素、香料
などの添加剤を含んでいてもよい。特に、液体組成物A
中に漂白剤が含有されている場合、漂白剤の安定性を向
上させるために、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−
ジホスホン酸などの安定剤を添加することが好ましい。
【0029】また、前記液体組成物Aは、pHが2〜7
の範囲内に調整されていることが好ましい。液体組成物
AのpHが2〜7の範囲内に調整されていると、本組成
物A中の漂白剤などの成分の分解に由来する酸素ガスの
発生が抑制され、長期保存中に発生する容器の膨れを防
止することができる。pHは、必要ならpH調整剤の添
加によって前記の範囲内に調整することができる。
【0030】次に、この実施形態の泡状放出製品1を洗
剤製品として用いる場合の使用方法および作用について
説明する。この泡状放出製品1は、対象物を洗浄するに
際して、スクイズ泡容器2を正立した状態で胴部11を
手で押圧(スクイズ)すると、容器本体10内の液体組
成物Aは、押圧の程度に応じて、その内圧により一部が
送液チューブ45を通ってチューブ上端から気泡形成部
31の混合室36に送液される。一方、容器本体10の
液面上に貯留されている空気は、胴部11の押圧による
内圧の上昇によって、一部が中栓34と送液チューブ4
5との隙間38aを通って混合室36内に送気され、こ
の混合室36において、前記の液体組成物Aと混合さ
れ、気液混合物が形成される。得られた気液混合物は、
引き続く押圧によって混合室36から押し出され、第一
の気泡ネット33を通過し、この第一の気泡ネット33
の網目を通過することによって気液混合物中の気泡が細
分化されて泡体Bとなり、この泡体Bが第一の送泡筒3
9を通って側流孔39aから吐出部材41内のガイド筒
部42bに送泡され、さらに吐出管42を通って吐出口
42aから吐出される。
【0031】このとき、第一の気泡ネット33が100
μm〜600μの範囲内の網目間隙を有しているので、
胴部11を押圧することによって、均一できめ細かいク
リーム状の泡体Bが生成される。また、送液チューブ4
5の内径が1.0mm〜3.0mmの範囲内とされてい
るので、混合室36に送られる液体組成物Aと空気との
混合割合が好適に調整され、前述の構成の液体組成物A
とスクイズ泡容器2との組み合わせ条件で得られた泡体
Bは、対象物に塗布するとき、実用的に好適な時間(例
えば1分以内)対象物上で泡状態を保った後に、速やか
に消泡するようになる。 さらに、液体組成物Aが0.
05重量%〜60重量%の範囲内の界面活性剤が少なく
とも含まれてなるものであり、しかも蓋部材20の吐出
管42がその長さ方向の中心軸G1が容器本体10の高
さ方向の中心軸G2に対して傾斜しており、かつ吐出口
42aの縁部が水平に開口しているので、吐出口42a
からは流動性のない泡体Bが吐出され、しかもこの泡体
Bは吐出口42aから垂れないので、吐出口42bから
の泡垂れによって不要な部分に漂白作用を及ぼしたり、
使用者の手指に漂白剤や洗剤が付着する恐れもなくな
る。
【0032】そして、スクイズ泡容器2の吐出口42a
から吐出された泡体Bを対象物に塗布すると、泡体Bは
対象物の面に付着し、消泡と共に液状となった液体組成
物Aは、含まれている界面活性剤の浸透作用によって対
象物の組織内まで浸透し、洗浄効果を現し、さらに漂白
剤が含まれている場合には漂白効果をも現す。
【0033】液体組成物Aが界面活性剤1〜50重量%
と漂白剤0.5〜10重量%とを含んでいるとき、界面
活性剤と漂白剤とがそれぞれ好適な割合で含有されてい
るので、対象物に対する漂白作用と洗浄作用とがバラン
スよく発現され、対象物に強固に固着しまたは染着した
汚れも効果的に除去することができる。このとき、対象
物上で泡体Bが少時保持されているので、この間に泡体
Bの塗布厚みを均一にならせば、対象物の広い範囲にム
ラなく漂白洗浄作用を及ぼすことができる。また、泡体
Bの塗布厚みを局部的に調節すれば、漂白洗浄成分の施
用量を局部的に調節することができるので、部分漂白に
おいても、漂白部と非漂白部との境界を目だたなくする
ことが可能となる。
【0034】また、この泡状放出製品1はスクイズ泡容
器2の胴部11を押圧して吐出口42aから泡体Bを吐
出させた後、スクイズ泡容器2を倒立させて使用して
も、容器本体10の収容部14内の空気は底部12に移
行していて、送液チューブ45の下端は空気層中にある
ので、余分な液体組成物Aがこの送液チューブ45を通
って吐出口42aから漏出し液垂れを起こすこともな
い。
【0035】所望量の泡体Bを塗布した後は、胴部11
の押圧を解除すれば、胴部11は弾性復帰力を有してい
るので、押圧前の形状に復帰する。このとき、容器本体
10内は陰圧となるので、吐出管42内に残留した泡体
Bは内部に引き戻されると共に、吐出口42aから導入
された外気が、中栓34の挿入孔38と送液チューブ4
5との隙間38aを逆流して容器本体10の収容部52
a内に導入され、内外の気圧が均衡される。
【0036】また、スクイズ泡容器2は、倒立した状態
で胴部11を押圧しても泡体Bを生成することができ
る。この場合には、容器本体10内の気液の層が逆転す
るので、液体組成物Aは中栓34の挿入孔38と送液チ
ューブ45との隙間38aを通って混合室36内に送液
され、空気は送液チューブ45を通って混合室36内に
送気されることになる。以後、混合室36において、液
体組成物Aと空気とが混合され、気液混合物が第一の気
泡ネット33を通過して泡体Bが生成される過程は正立
の場合と同様である。
【0037】この実施形態の泡状放出製品1を保管する
ときは、吐出部材41を蓋部基材21に対してねじ込ん
でおけば、吐出管42の下端部のガイド筒部42bが第
一の送泡筒39の頂部39bによって閉塞されているの
で、スクイズ泡容器2を転倒しても内部の液体組成物A
が漏出することはない。再使用に際しては、吐出部材4
1をねじ戻すことによって吐出管42が開口されるの
で、容器本体の胴部11を押圧すれば、使用することが
できる。
【0038】この実施形態の泡状放出製品1にあって
は、0.05重量%〜60重量%の範囲内の界面活性剤
が少なくとも含まれてなる液体組成物Aが、この液体組
成物Aを泡体Bとして吐出口42aから吐出し得るスク
イズ泡容器2に充填されてなる泡状放出製品であって、
前記スクイズ泡容器2は、前記液体組成物Aを収容する
収容部14と弾性復帰力を有する胴部11と頂部開口を
備える容器本体10と、この頂部開口に装着された蓋部
材20と、胴部11が押圧された時に前記液体組成物A
を前記蓋部材20に送液する送液チューブ45とからな
り、前記蓋部材20は、胴部11が押圧された時に空気
と送液チューブ45から送液された液体組成物Aとを混
合して泡体Bを生成する気泡形成部31と、生成された
泡体Bを吐出する吐出管42とを有し、該吐出管42は
長さ方向の中心軸G1が容器本体10の高さ方向の中心
軸G2に対して傾斜しており、かつ吐出口42aの縁部
が水平に開口しているものであるので、胴部11が押圧
された時に吐出口42aからは流動性のない泡体Bが吐
出され、しかも胴部11の押圧後に吐出口42aから吐
出される泡体Bの泡垂れを防止できるので、吐出口42
bからの泡垂れによって不要な部分に漂白作用を及ぼし
たり、使用者の手指に漂白剤や洗剤が付着することがな
く、しかも使用後の外観も良好である。また、特に、前
記スクイズ泡容器2の吐出管42内に線材径が20〜2
00μmの第二の気泡ネット42dが張設されたものに
あっては、スクイズ泡容器を傾けても泡垂れが起ること
が殆どなく、泡垂れ防止効果をより向上させることがで
きる。
【0039】なお、前述の実施形態の泡状放出製品1に
おいては、洗剤製品あるいは漂白洗剤製品として用いる
場合について説明したが、スクイズ泡容器2の収容部1
4内に充填する液体組成物Aに配合する成分やその配合
量を本発明における機能を損なわない範囲で変更するこ
とによって、化粧料製品、メイク落とし剤製品、ボディ
ソープ、ハンドソープ等の皮膚用洗剤製品、シャンプ
ー、リンス、スタイリング剤、トリートメント剤等の毛
髪化粧料製品、換気扇、トイレ等の台所や住居用洗剤製
品、シミ、ドロ等の漂白洗剤(部分洗い用を含)製品と
して好適に用いることができる。
【0040】
【実施例】以下、本発明を、実施例および比較例によ
り、具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみ
に限定されるものではない。なお、特に断りのない限り
%はすべて重量基準であるものとする。 (実験例)下記表1に示す種々の配合の液体組成物を調
整し、液体組成物を泡体として吐出口から吐出し得る各
種のスクイズ泡容器に充填して各種の泡状放出製品(実
施例1〜2、比較例1〜4)を作製した。ついで、作製
した泡状放出製品のスクイズ泡容器を倒立した状態で押
圧して吐出口から泡体を濡れたタオル上に吐出させたと
きの吐出口からの泡垂れの発生状況について調べたし
た。その結果を表1に合わせて示す。
【0041】泡垂れの発生状況は、以下のように評価し
たものである。 ◎・・・・・・泡垂れが全くない。 ○・・・・・・泡垂れが殆どない。 △・・・・・・泡垂れがややある。 ×・・・・・・泡垂れまたは液垂れがかなりある。
【0042】
【表1】
【0043】表1中、吐出管の傾斜の有無の欄におい
て、傾斜有とは吐出管の長さ方向の中心軸が容器本体の
高さ方向の中心軸に対して傾斜しているものであり、傾
斜なしとは吐出管の長さ方向の中心軸が容器本体の高さ
方向の中心軸に対して傾斜していないことを示す。ま
た、吐出口の開口方向の欄において水平とは、吐出口の
縁部が水平に開口していることを示し、鉛直とは吐出口
の縁部が鉛直に開口していることを示す。 上記表1に
示した結果から明らかなように実施例1〜2の泡状放出
製品は、比較例1〜4の泡状放出製品に比べて泡垂れの
防止効果が優れていることがわかる。
【0044】(実施例3)下記のような配合のトリート
メント剤(界面活性剤の含有量が1.3%)を本液体組
成物として用い、この液体組成物を前記実施例1の泡状
放出製品で用いたものと同様のスクイズ泡容器内に充填
して実施例3のトリートメント剤製品(泡状放出製品)
を作製した。ついで、作製した実施例3のトリートメン
ト剤製品について前記実験例と同様にして吐出口からの
泡垂れの発生状況について調べたところ吐出口からの泡
垂れは全くなく、良好な泡状放出製品が得られたことが
わかった。 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3% セタノール 1.0% ポリオキシレン(30)ステアリルエーテル 1.0% コレステロール 0.5% ポリエチレングリコール400 0.5% ビタミンB6 0.1% ケラチン加水分解物 0.5% エタノール 15.0% パラベン 0.2% 香料 0.2% 色素 微量 精製水 残り
【0045】(実施例4)下記のような配合のメイク落
とし剤(界面活性剤の含有量が17.0%)を本液体組
成物として用い、この液体組成物を前記実施例1の泡状
放出製品で用いたものと同様のスクイズ泡容器内に充填
して実施例4のメイク落とし剤製品(泡状放出製品)を
作製した。ついで、作製した実施例4のメイク落とし剤
製品について前記実験例と同様にして吐出口からの泡垂
れの発生状況について調べたところ吐出口からの泡垂れ
は全くなく、良好な泡状放出製品が得られたことがわか
った。 ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン石鹸 12.0% ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0% プロピレングリコールモノラウレート 2.0% 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジフォスホン酸 0.2% 香料 0.5% 精製水 残り
【0046】(実施例5)下記のような配合の化粧水
(界面活性剤の含有量が0.5%)を本液体組成物とし
て用い、この液体組成物を前記実施例2の泡状放出製品
で用いたものと同様のスクイズ泡容器内に充填して実施
例5の化粧料製品(泡状放出製品)を作製した。つい
で、作製した実施例5の化粧料製品について前記実験例
と同様にして吐出口からの泡垂れの発生状況について調
べたところ吐出口からの泡垂れは全くなく、良好な泡状
放出製品が得られたことがわかった。 α−ヒドロキシ酢酸 1.0% アロエエキス 0.5% グリセリン 2.0% クエン酸 0.03% ポリオキシエチレン(20)イソステアリルエーテル 0.5% エタノール 10.0% パラベン 0.1% 香料 0.1% 精製水 残り
【0047】(実施例6)下記のような配合の換気扇用
洗剤(界面活性剤の含有量が8.0%)を本液体組成物
として用い、この液体組成物を前記実施例1の泡状放出
製品で用いたものと同様のスクイズ泡容器内に充填して
実施例6の換気扇用洗剤製品(泡状放出製品)を作製し
た。ついで、作製した実施例6の換気扇用洗剤製品につ
いて前記実験例と同様にして吐出口からの泡垂れの発生
状況について調べたところ吐出口からの泡垂れは全くな
く、良好な泡状放出製品が得られたことがわかった。 ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエーテル 5.0% α−オレフィンスルフォネート 3.0% 水酸化ナトリウム 5.0% エチレンジアミン4酢酸3ナトリウム 0.1% ブチルカルビトール 6.0% プロピレングリコール 3.0% 精製水 残り
【0048】(実施例7)下記のような配合の風呂用洗
剤(界面活性剤の含有量が7.0%)を本液体組成物と
して用い、この液体組成物を前記実施例2の泡状放出製
品で用いたものと同様のスクイズ泡容器内に充填して実
施例7の風呂用洗剤製品(泡状放出製品)を作製した。
ついで、作製した実施例7の風呂用洗剤製品について前
記実験例と同様にして吐出口からの泡垂れの発生状況に
ついて調べたところ吐出口からの泡垂れは全くなく、良
好な泡状放出製品が得られたことがわかった。 ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 3.0% ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0% ラウリン酸カリ 1.0% ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(2)モノブチルエーテル5.0% エチレンジアミン4酢酸3ナトリウム 3.0% 香料 0.2% 精製水 残り
【0049】本発明の望ましい実施の態様としては、次
に記載したような構成要件を設定したときに、発明の効
果を特に得ることができる。 1.本発明の泡状放出製品においては、スクイズ泡容器
の吐出管の吐出口の形状が楕円形状であることが好まし
い。 2.本発明の泡状放出製品においては、スクイズ泡容器
に充填される液体組成物中に界面活性剤以外に漂白剤が
含まれていることが好ましい。 3.本発明の泡状放出製品においては、スクイズ泡容器
に充填される液体組成物の25℃における粘度が0.0
1〜100Pの範囲内に調整されていることが好まし
い。このような液体組成物がスクイズ泡容器に充填され
た泡状放出製品にあっては、通常の押圧力で容器本体を
押圧することにより気液混合物が気泡形成部の気泡ネッ
トを通過し易くなり、良好な泡体が得られ易い。
【0050】4.本発明の泡状放出製品においては、ス
クイズ泡容器に充填される液体組成物中に0.5〜10
重量%の範囲内の漂白剤と1〜50重量%の範囲内の界
面活性剤とが少なくとも含まれていることが好ましい。
このような液体組成物がスクイズ泡容器に充填された泡
状放出製品にあっては、液体組成物中に界面活性剤と漂
白剤とがそれぞれ好適な割合で含有されているので、対
象物に対する漂白作用と洗浄作用とがバランスよく発現
され、対象物に強固に固着しまたは染着した汚れも効果
的に除去することができる。このとき、対象物上で泡体
が少時保持されているので、この間に泡体の塗布厚みを
均一にならせば、対象物の広い範囲にムラなく漂白洗浄
作用を及ぼすことができる。また、泡体の塗布厚みを局
部的に調節すれば、漂白洗浄成分の施用量を局部的に調
節することができるので、部分漂白においても、漂白部
と非漂白部との境界を目だたなくすることが可能とな
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の泡状放出
製品にあっては、特に、スクイズ泡容器内に0.05重
量%〜60重量%の範囲内の界面活性剤が少なくとも含
まれてなる液体組成物が充填され、しかも前記スクイズ
泡容器は、蓋部材の吐出管の長さ方向の中心軸が容器本
体の高さ方向の中心軸に対して傾斜しており、かつ吐出
口の縁部が水平に開口しているものであるので、前記容
器本体が押圧された時に前記吐出口からは前記液体組成
物が流動性のない泡体として吐出され、しかも容器本体
の押圧後に前記吐出口から吐出される泡体の泡垂れを防
止できるので、吐出口からの泡垂れによって不要な部分
に漂白作用を及ぼしたり、使用者の手指に漂白剤や洗剤
が付着することがなく、しかも使用後の外観も良好であ
るという利点がある。また、請求項2の泡状放出製品に
あっては、特に、スクイズ泡容器の吐出管内に、線材径
が20〜200μmの気泡ネットが張設されているもの
であるので、スクイズ泡容器を傾けても泡垂れが起るこ
とが殆どなく、泡垂れ防止効果をより向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の泡状放出製品の実施形態の例を示す
縦断面図である。
【図2】 図1の泡状放出製品の部分拡大図である。
【図3】 従来の泡状放出製品の例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・泡状放出製品、2・・・スクイズ泡容器、10・・・容
器本体、12・・・底部、12a・・・水平部、13a・・・開
口部(頂部開口)、20・・・蓋部材、21・・・蓋部基材、
41・・・吐出部材、31・・・気泡形成部、42・・・吐出
管、42a・・・吐出口、45・・・送液チューブ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61K 7/06 A61K 7/06 7/50 7/50

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.05重量%〜60重量%の範囲内の
    界面活性剤が少なくとも含まれてなる液体組成物が、こ
    の液体組成物を泡体として吐出口から吐出し得るスクイ
    ズ泡容器に充填されてなる泡状放出製品であって、 前記スクイズ泡容器は、前記液体組成物を収容する収容
    部と弾性復帰力を有する胴部と頂部開口とを備える容器
    本体と、この頂部開口に装着された蓋部材と、前記胴部
    が押圧された時に前記液体組成物を前記蓋部材に送液す
    る送液チューブとからなり、 前記蓋部材は、前記胴部が押圧された時に空気と前記送
    液チューブから送液された前記液体組成物とを混合して
    泡体を生成する気泡形成部と、生成された泡体を吐出す
    る吐出管とを有し、該吐出管は長さ方向の中心軸が容器
    本体の高さ方向の中心軸に対して傾斜しており、かつ吐
    出口の縁部が水平に開口していることを特徴とする泡状
    放出製品。
  2. 【請求項2】 前記スクイズ泡容器の吐出管内に、線材
    径が20〜200μmの気泡ネットが張設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の泡状放出製品。
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