JPH10127028A - 2相周波数発電機 - Google Patents
2相周波数発電機Info
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- JPH10127028A JPH10127028A JP29590696A JP29590696A JPH10127028A JP H10127028 A JPH10127028 A JP H10127028A JP 29590696 A JP29590696 A JP 29590696A JP 29590696 A JP29590696 A JP 29590696A JP H10127028 A JPH10127028 A JP H10127028A
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 146
- 238000010248 power generation Methods 0.000 claims description 80
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 12
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 3
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 印刷配線基板に形成された固定子により構成
された2相周波数発電機の出力電圧と位相の誤差を少な
くし、高精度の周波数発電機を提供する。 【解決手段】 印刷配線基板14よりなる発電コイルを
固定子の両面に,A,B2相コイルが電気的に90度の
位相となるように配置する際に、基板14の一方の面に
A相コイルを形成する直線状発電導体a−1〜a−nの
外側端同士を順次、第一の接続導体o−1〜o−nによ
り接続し、同様にB相コイルの直線状発電導体b−1〜
b−nをA相コイルの中間位置で、第2の接続導体p−
1〜p−nによって内側端同士を順次接続し、基板14
の他面に、第3、第4の接続導体i−1〜i−nとs−
1〜s−nを設けて、夫々を上記A,B相コイルの内側
端、外側端とスルーホール導体h−1〜h−n,j−1
〜j−nを介して基板両面を貫通するように接続して、
各A、B2相発電コイルを形成させた。
された2相周波数発電機の出力電圧と位相の誤差を少な
くし、高精度の周波数発電機を提供する。 【解決手段】 印刷配線基板14よりなる発電コイルを
固定子の両面に,A,B2相コイルが電気的に90度の
位相となるように配置する際に、基板14の一方の面に
A相コイルを形成する直線状発電導体a−1〜a−nの
外側端同士を順次、第一の接続導体o−1〜o−nによ
り接続し、同様にB相コイルの直線状発電導体b−1〜
b−nをA相コイルの中間位置で、第2の接続導体p−
1〜p−nによって内側端同士を順次接続し、基板14
の他面に、第3、第4の接続導体i−1〜i−nとs−
1〜s−nを設けて、夫々を上記A,B相コイルの内側
端、外側端とスルーホール導体h−1〜h−n,j−1
〜j−nを介して基板両面を貫通するように接続して、
各A、B2相発電コイルを形成させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2相周波数発電機に
係わり、特に2相の出力の大きさと位相角誤差が少ない
交流出力が得られるように改良した2相周波数発電機に
関する。
係わり、特に2相の出力の大きさと位相角誤差が少ない
交流出力が得られるように改良した2相周波数発電機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電動機の用途は拡大し、その回転
速度を制御して所望の回転数で運転するような用途が特
に増加しており、そのような用途に対応するため電動機
に速度を検出する周波数発電機を備えるものが多くなっ
た。図4は、従来より実施されている周波数発電機を備
えた電動機の構造を示す縦断正面図で、1は放射状に複
数の磁極を備えた固定子鉄心、2は固定子鉄心1の磁極
に巻装された固定子巻線、3は固定子鉄心1を支持する
ブラケット、4は椀状の回転子ヨーク、5は回転子ヨー
ク4に装着された円筒状の永久磁石、6は回転子軸、7
は軸受、8は周波数発電機の固定子で、これら1〜8に
より周波数発電機を備えた電動機Mが構成される。上記
構成において電動機Mは、固定子巻線2に適宜な電流を
流すと、空隙を介して対向する永久磁石5との間に回転
力が発生し電動機として回転すると共に、永久磁石5と
周波数発電機の固定子8との対向する端面に、周波数発
電機用の磁極5−2が生成されるようになっている。
速度を制御して所望の回転数で運転するような用途が特
に増加しており、そのような用途に対応するため電動機
に速度を検出する周波数発電機を備えるものが多くなっ
た。図4は、従来より実施されている周波数発電機を備
えた電動機の構造を示す縦断正面図で、1は放射状に複
数の磁極を備えた固定子鉄心、2は固定子鉄心1の磁極
に巻装された固定子巻線、3は固定子鉄心1を支持する
ブラケット、4は椀状の回転子ヨーク、5は回転子ヨー
ク4に装着された円筒状の永久磁石、6は回転子軸、7
は軸受、8は周波数発電機の固定子で、これら1〜8に
より周波数発電機を備えた電動機Mが構成される。上記
構成において電動機Mは、固定子巻線2に適宜な電流を
流すと、空隙を介して対向する永久磁石5との間に回転
力が発生し電動機として回転すると共に、永久磁石5と
周波数発電機の固定子8との対向する端面に、周波数発
電機用の磁極5−2が生成されるようになっている。
【0003】図5は、図4に示す電動機Mに設けられた
2相周波数発電機の固定子8の平面図で、印刷配線基板
Kの導体箔で複数の直線状発電導体(以下発電導体と略
す)a−1、a−2、・・・a−nを放射状に略180
度の角度範囲に形成し、これらの複数の発電導体a−
1、a−2・・・a−nの外側端と内側端とを交互に導
体箔で接続して直列に接続したA相発電コイルAを形成
し、その両端子を9、10として配置する。次に、この
A相発電コイルAと同じ構造のB相発電コイルBを同図
に示すように、その発電導体b−1、b−2、・・・b
−nがA相の発電導体a−1、a−2・・・a−nの配
設ピッチpに対し、(1/2)pピッチだけずれた位置
となるように配置してB相発電コイルBを形成し、その
端子を11、12とする。このような構造の周波数発電
機は、各相の発電導体が夫々直列に接続されているの
で、各発電導体の出力電圧が加算されて出力するもので
あるから、永久磁石の着磁のむら等により各発電導体の
出力電圧にむらが生じても全体として平均化されて歪み
の少ない出力電圧が得られる特徴がある。
2相周波数発電機の固定子8の平面図で、印刷配線基板
Kの導体箔で複数の直線状発電導体(以下発電導体と略
す)a−1、a−2、・・・a−nを放射状に略180
度の角度範囲に形成し、これらの複数の発電導体a−
1、a−2・・・a−nの外側端と内側端とを交互に導
体箔で接続して直列に接続したA相発電コイルAを形成
し、その両端子を9、10として配置する。次に、この
A相発電コイルAと同じ構造のB相発電コイルBを同図
に示すように、その発電導体b−1、b−2、・・・b
−nがA相の発電導体a−1、a−2・・・a−nの配
設ピッチpに対し、(1/2)pピッチだけずれた位置
となるように配置してB相発電コイルBを形成し、その
端子を11、12とする。このような構造の周波数発電
機は、各相の発電導体が夫々直列に接続されているの
で、各発電導体の出力電圧が加算されて出力するもので
あるから、永久磁石の着磁のむら等により各発電導体の
出力電圧にむらが生じても全体として平均化されて歪み
の少ない出力電圧が得られる特徴がある。
【0004】図5に示すようなA相、B相発電コイル
A、Bを備えた周波数発電機は2相周波数発電機と称
し、その出力電圧は図6に示すように、A相とB相の各
出力電圧波形はP、Qで示すように90度の位相差で回
転数に比例した周波数の交流電圧が出力される。図5に
示すような電動機の回転数に対応して、90度位相のA
相とB相の出力電圧が得られると、この出力電圧を処理
して電動機の回転数の他に回転方向を検出して回転方向
も制御できる制御装置に使用できる特徴が得られる。こ
のような電動機の回転数に対応してA相、B相の90度
位相の出力が得られる検出器として2相パルスエンコー
ダが知られており、高い精度の出力が得られるが、この
場合、構造が複雑で高価であるので安価な電動機に適用
することはできない。そこで図5に示す従来の周波数発
電機では、回転子の永久磁石に併設した発電用永久磁石
と印刷配線基板の導体箔で発電コイルを形成した2相周
波数発電機により電動機の回転数に対応して速度と回転
方向に関する情報を得られるようにしている。
A、Bを備えた周波数発電機は2相周波数発電機と称
し、その出力電圧は図6に示すように、A相とB相の各
出力電圧波形はP、Qで示すように90度の位相差で回
転数に比例した周波数の交流電圧が出力される。図5に
示すような電動機の回転数に対応して、90度位相のA
相とB相の出力電圧が得られると、この出力電圧を処理
して電動機の回転数の他に回転方向を検出して回転方向
も制御できる制御装置に使用できる特徴が得られる。こ
のような電動機の回転数に対応してA相、B相の90度
位相の出力が得られる検出器として2相パルスエンコー
ダが知られており、高い精度の出力が得られるが、この
場合、構造が複雑で高価であるので安価な電動機に適用
することはできない。そこで図5に示す従来の周波数発
電機では、回転子の永久磁石に併設した発電用永久磁石
と印刷配線基板の導体箔で発電コイルを形成した2相周
波数発電機により電動機の回転数に対応して速度と回転
方向に関する情報を得られるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
この種の周波数発電機の発電コイルは、図5に示すよう
にA相発電コイルとB相発電コイルとが夫々略180度
の角度領域に対称に設けられているが、従来の周波数発
電機では、同図に示すようにA相発電コイルに対し、B
相発電コイルの配設ピッチが1/2ピッチずれる構成と
なっているから永久磁石の中心に対して固定子の発電コ
イルの中心を一致させることが困難であり、A相とB相
の発電出力の大きさと位相角とに誤差を生ずるという問
題点があった。本発明は従来のものの上記課題(問題
点)を解決し、印刷配線基板に形成された固定子により
構成された2相周波数発電機の出力電圧と位相の誤差を
少なくし、高精度の周波数発電機を提供することを目的
とする。
この種の周波数発電機の発電コイルは、図5に示すよう
にA相発電コイルとB相発電コイルとが夫々略180度
の角度領域に対称に設けられているが、従来の周波数発
電機では、同図に示すようにA相発電コイルに対し、B
相発電コイルの配設ピッチが1/2ピッチずれる構成と
なっているから永久磁石の中心に対して固定子の発電コ
イルの中心を一致させることが困難であり、A相とB相
の発電出力の大きさと位相角とに誤差を生ずるという問
題点があった。本発明は従来のものの上記課題(問題
点)を解決し、印刷配線基板に形成された固定子により
構成された2相周波数発電機の出力電圧と位相の誤差を
少なくし、高精度の周波数発電機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の2相周波数発電
機は、上記課題を解決するため、その端面に円周方向に
複数の磁極を略等間隔に着磁され回転自在に軸支された
円環状永久磁石と、この永久磁石と間隙を隔てて対向し
複数の直線状発電導体が放射状に略等間隔に配置され、
この複数の隣接して配置された直線状発電導体の外側端
と内側端とを交互に接続して直線状発電導体を直列に接
続して形成された2個の発電コイルの直線状発電導体の
位置が電気的に90度の位相となるように配置した固定
子とより成る2相周波数発電機において、発電コイルを
形成した固定子は両面に導電箔を固着した印刷配線基板
で形成され、この印刷配線基板の一方の面の導体箔に複
数の直線状発電導体と、この直線状発電導体の間を接続
する第1の接続導体とを形成し、1個おきに配置された
直線状発電導体の外側端同士を順次、第1の接続導体に
より接続したA相発電コイルと、このA相発電コイルの
直線状発電導体と隣接して1個おきに配置された直線状
発電導体の内側端同士を順次、第2の接続導体により接
続したB相発電コイルとを備え、印刷配線基板の他の面
の導体箔にA相発電コイルの直線状発電導体の内側端同
士を接続する第3の接続導体と、印刷配線基板の他の面
の導体箔にB相発電コイルの直線状発電導体の外側端同
士を接続する第4の接続導体とを形成し、第3の接続導
体と前記A相コイルの直線状発電導体の内側端と、ま
た、第4の接続導体と前記B相コイルの直線状発電導体
の外側端とを夫々印刷配線基板の両面の導体間を貫通す
るスルーホール導体を介して接続するように構成とし
た。この場合、複数の各直線状発電導体間は、半円状に
形成した接続導体で夫々接続すれば良い。また、これに
代え、印刷配線基板の一方の面に前記A相の直線状発電
導体とその間を接続する接続導体が全て直線と円弧との
組み合わせにより形成され、A相の直線状発電導体の間
にB相の直線状発電導体が設けられ、他方の面に配置さ
れるB相の直線状発電導体の接続導体が直線状に形成さ
れて、B相の直線状発電導体と接続導体の間はスルーホ
ール導体により接続するようにしても良い。
機は、上記課題を解決するため、その端面に円周方向に
複数の磁極を略等間隔に着磁され回転自在に軸支された
円環状永久磁石と、この永久磁石と間隙を隔てて対向し
複数の直線状発電導体が放射状に略等間隔に配置され、
この複数の隣接して配置された直線状発電導体の外側端
と内側端とを交互に接続して直線状発電導体を直列に接
続して形成された2個の発電コイルの直線状発電導体の
位置が電気的に90度の位相となるように配置した固定
子とより成る2相周波数発電機において、発電コイルを
形成した固定子は両面に導電箔を固着した印刷配線基板
で形成され、この印刷配線基板の一方の面の導体箔に複
数の直線状発電導体と、この直線状発電導体の間を接続
する第1の接続導体とを形成し、1個おきに配置された
直線状発電導体の外側端同士を順次、第1の接続導体に
より接続したA相発電コイルと、このA相発電コイルの
直線状発電導体と隣接して1個おきに配置された直線状
発電導体の内側端同士を順次、第2の接続導体により接
続したB相発電コイルとを備え、印刷配線基板の他の面
の導体箔にA相発電コイルの直線状発電導体の内側端同
士を接続する第3の接続導体と、印刷配線基板の他の面
の導体箔にB相発電コイルの直線状発電導体の外側端同
士を接続する第4の接続導体とを形成し、第3の接続導
体と前記A相コイルの直線状発電導体の内側端と、ま
た、第4の接続導体と前記B相コイルの直線状発電導体
の外側端とを夫々印刷配線基板の両面の導体間を貫通す
るスルーホール導体を介して接続するように構成とし
た。この場合、複数の各直線状発電導体間は、半円状に
形成した接続導体で夫々接続すれば良い。また、これに
代え、印刷配線基板の一方の面に前記A相の直線状発電
導体とその間を接続する接続導体が全て直線と円弧との
組み合わせにより形成され、A相の直線状発電導体の間
にB相の直線状発電導体が設けられ、他方の面に配置さ
れるB相の直線状発電導体の接続導体が直線状に形成さ
れて、B相の直線状発電導体と接続導体の間はスルーホ
ール導体により接続するようにしても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係わる2相周波
数発電機の固定子の発電導体より成るA相、B相の発電
コイルの配置を示した透視平面図、図2は図1における
発電コイルの立体的配置を示す斜視図である。各図にお
いて、14は印刷配線基板で、その一方の導体箔に形成
されているa−1、a−2、a−3、・・・a−nは夫
々A相の直線状発電導体(以下発電導体と略す)、また
b−1、b−2、b−3、・・・b−nは夫々B相の直
線状発電導体(以下発電導体と略す)で、各発電導体a
−1〜a−n及びb−1〜b−nは印刷配線基板14上
において、夫々放射状に略等間隔に、かつA相の発電導
体とB相の発電導体が交互に配置される。o−1、o−
2、o−3、・・・o−nは夫々A相の隣接した発電導
体a−1、a−2、a−3、・・・a−nの外側端を一
体に接続する第1の接続導体、p−1、p−2、p−
3、・・・p−nは夫々B相の隣接した発電導体の内側
端を一体に接続する第2の接続導体である。i−1、i
−2、i−3、・・・i−nは夫々印刷配線基板14の
他の面(下方の面)の導体箔にA相の発電コイルの発電
導体の内側端同士を接続する第3の接続導体である。s
−1、s−2、s−3、・・・s−nは夫々印刷配線基
板14の他の面(下方の面)の導体箔にB相の発電コイ
ルの外側端同士を接続する第4の接続導体である。h−
1、h−2、h−3、・・・h−n及びj−1、j−
2、j−3、・・・j−nは夫々印刷配線基板14の
上、下両面の導体間を貫通する内側及び外側のスルーホ
ール導体である。これらの各導体の配置及び接続は図2
に示すように行われるが、その一例を示すと次の通りで
ある。即ち、印刷配線基板14の一方の面に形成された
発電導体例えばa−1、a−2、・・・と、他方の面に
形成された内側の接続導体例えばi−1、i−2、・・
・の間がスルーホール導体h−1、h−2、・・・によ
り接続され、また、前記両面の他方の発電導体b−1、
b−2、・・・の他面側に配置する外側の接続導体s−
1、s−2、・・・間をスルーホール導体j−1、j−
2、・・・で接続される。このようにA相の発電導体例
えばa−1、a−2とその外側端を接続導体o−1によ
り一体に形成したU字形発電導体と、隣接してB相の発
電導体例えばb−3、b−4と、その内側端を接続導体
p−2により一体に形成したU字形発電導体とを交互に
配置される。また、他方の面に形成された各相の隣接し
たU字形発電導体の間を接続する接続導体についても、
A相の発電導体例えばa−2の内側端とa−3の内側端
とを接続する半円形の第3の接続導体i−2と、B相の
発電導体例えばb−4の外側端とb−5の外側端とを接
続する半円形の接続導体s−2というように交互に配置
し、A相の発電導体例えばa−2の内側端と発電導体a
−3の内側端とは両面を貫通するスルーホール導体h−
2、h−3により第3の接続導体i−2と接続され、B
相の発電導体例えばb−4の外側端と発電導体b−5の
外側端とはスルーホール導体j−3、j−4により第4
の接続導体s−2と接続され、同様に他の発電導体につ
いても他方の面に配置された第3、第4の各接続導体と
スルーホール導体によりA相、B相の発電コイルが形成
され、2相周波数発電機の固定子が形成されている。
数発電機の固定子の発電導体より成るA相、B相の発電
コイルの配置を示した透視平面図、図2は図1における
発電コイルの立体的配置を示す斜視図である。各図にお
いて、14は印刷配線基板で、その一方の導体箔に形成
されているa−1、a−2、a−3、・・・a−nは夫
々A相の直線状発電導体(以下発電導体と略す)、また
b−1、b−2、b−3、・・・b−nは夫々B相の直
線状発電導体(以下発電導体と略す)で、各発電導体a
−1〜a−n及びb−1〜b−nは印刷配線基板14上
において、夫々放射状に略等間隔に、かつA相の発電導
体とB相の発電導体が交互に配置される。o−1、o−
2、o−3、・・・o−nは夫々A相の隣接した発電導
体a−1、a−2、a−3、・・・a−nの外側端を一
体に接続する第1の接続導体、p−1、p−2、p−
3、・・・p−nは夫々B相の隣接した発電導体の内側
端を一体に接続する第2の接続導体である。i−1、i
−2、i−3、・・・i−nは夫々印刷配線基板14の
他の面(下方の面)の導体箔にA相の発電コイルの発電
導体の内側端同士を接続する第3の接続導体である。s
−1、s−2、s−3、・・・s−nは夫々印刷配線基
板14の他の面(下方の面)の導体箔にB相の発電コイ
ルの外側端同士を接続する第4の接続導体である。h−
1、h−2、h−3、・・・h−n及びj−1、j−
2、j−3、・・・j−nは夫々印刷配線基板14の
上、下両面の導体間を貫通する内側及び外側のスルーホ
ール導体である。これらの各導体の配置及び接続は図2
に示すように行われるが、その一例を示すと次の通りで
ある。即ち、印刷配線基板14の一方の面に形成された
発電導体例えばa−1、a−2、・・・と、他方の面に
形成された内側の接続導体例えばi−1、i−2、・・
・の間がスルーホール導体h−1、h−2、・・・によ
り接続され、また、前記両面の他方の発電導体b−1、
b−2、・・・の他面側に配置する外側の接続導体s−
1、s−2、・・・間をスルーホール導体j−1、j−
2、・・・で接続される。このようにA相の発電導体例
えばa−1、a−2とその外側端を接続導体o−1によ
り一体に形成したU字形発電導体と、隣接してB相の発
電導体例えばb−3、b−4と、その内側端を接続導体
p−2により一体に形成したU字形発電導体とを交互に
配置される。また、他方の面に形成された各相の隣接し
たU字形発電導体の間を接続する接続導体についても、
A相の発電導体例えばa−2の内側端とa−3の内側端
とを接続する半円形の第3の接続導体i−2と、B相の
発電導体例えばb−4の外側端とb−5の外側端とを接
続する半円形の接続導体s−2というように交互に配置
し、A相の発電導体例えばa−2の内側端と発電導体a
−3の内側端とは両面を貫通するスルーホール導体h−
2、h−3により第3の接続導体i−2と接続され、B
相の発電導体例えばb−4の外側端と発電導体b−5の
外側端とはスルーホール導体j−3、j−4により第4
の接続導体s−2と接続され、同様に他の発電導体につ
いても他方の面に配置された第3、第4の各接続導体と
スルーホール導体によりA相、B相の発電コイルが形成
され、2相周波数発電機の固定子が形成されている。
【0008】図1、図2に示した2相周波数発電機の固
定子は、A相の発電コイルとB相の発電コイルとが、そ
の発電導体が隣接して相互に1/2ピッチで配設されて
いるのでA相の出力電圧とB相の出力電圧は90度の位
相角となり、また永久磁石の中心と発電コイルの中心と
が少しずれていても、A相とB相の発電導体が隣接して
配置されているので、上記のようにピッチがずれたこと
に伴い中心が異なることによる磁界の変化は略同じよう
に受けるので誤差の発生率は、従来の図5に示す構成の
ものよりも減少する。
定子は、A相の発電コイルとB相の発電コイルとが、そ
の発電導体が隣接して相互に1/2ピッチで配設されて
いるのでA相の出力電圧とB相の出力電圧は90度の位
相角となり、また永久磁石の中心と発電コイルの中心と
が少しずれていても、A相とB相の発電導体が隣接して
配置されているので、上記のようにピッチがずれたこと
に伴い中心が異なることによる磁界の変化は略同じよう
に受けるので誤差の発生率は、従来の図5に示す構成の
ものよりも減少する。
【0009】図1、図2に示した実施の形態において、
発電導体の間を接続する接続導体は半円形に形成された
スルーホール導体との交差を避けた構成となっている
が、さらに他の実施の形態として図3に示すようにA相
の発電導体a−1とa−2とを接続する外側の接続導体
o−1は直線と円弧の合成で形成され、B相の発電導体
b−1、b−2、b−3、b−4、b−5の接続導体は
全て他の面の導体箔に直線状に設け、一方の面に設けら
れた発電導体との間をスルーホール導体で接続するよう
に構成することもできる。
発電導体の間を接続する接続導体は半円形に形成された
スルーホール導体との交差を避けた構成となっている
が、さらに他の実施の形態として図3に示すようにA相
の発電導体a−1とa−2とを接続する外側の接続導体
o−1は直線と円弧の合成で形成され、B相の発電導体
b−1、b−2、b−3、b−4、b−5の接続導体は
全て他の面の導体箔に直線状に設け、一方の面に設けら
れた発電導体との間をスルーホール導体で接続するよう
に構成することもできる。
【0010】
【発明の効果】本発明の2相周波数発電機は、上記のよ
うにA相とB相の発電導体が隣接して配置される構成と
なっているから、回転子の永久磁石の中心と固定子の発
電コイルの中心に少しのずれがあっても2相の出力電圧
と位相角の誤差を減少させることができるという優れた
効果を有する。また、図3に示すように構成すると、発
電導体の間を接続する接続導体の占有面積が減少し発電
導体の有効長さを長くして出力電圧を高めることができ
るという効果も併せ有する。
うにA相とB相の発電導体が隣接して配置される構成と
なっているから、回転子の永久磁石の中心と固定子の発
電コイルの中心に少しのずれがあっても2相の出力電圧
と位相角の誤差を減少させることができるという優れた
効果を有する。また、図3に示すように構成すると、発
電導体の間を接続する接続導体の占有面積が減少し発電
導体の有効長さを長くして出力電圧を高めることができ
るという効果も併せ有する。
【図1】本発明に係わる2相周波数発電機の固定子のA
相及びB相の各発電コイルの配置の一実施の形態を示す
透視平面図である。
相及びB相の各発電コイルの配置の一実施の形態を示す
透視平面図である。
【図2】図1に示す2相周波数発電機の各発電コイルの
立体的配置を示す斜視図である。
立体的配置を示す斜視図である。
【図3】本発明に係わる2相周波数発電機の固定子のA
相及びB相の各発電コイルの図2とは異なる実施の形態
を示す斜視図である。
相及びB相の各発電コイルの図2とは異なる実施の形態
を示す斜視図である。
【図4】従来の周波数発電機を備えた電動機の縦断正面
図である。
図である。
【図5】従来の2相周波数発電機の固定子のA相及びB
相の各発電コイルの配置を示す平面図である。
相の各発電コイルの配置を示す平面図である。
【図6】従来の2相周波数発電機の出力電圧の説明図で
ある。
ある。
a−1〜a−n:A相の直線状発電導体 b−1〜b−n:B相の直線状発電導体 o−1〜o−n:A相の発電導体の外側の第1の接続導
体 p−1〜p−n:B相の発電導体の内側の第2の接続導
体 h−1〜h−n、j−1〜j−n:スルーホール導体 i−1〜i−n:他面側の内側の第3の接続導体 s−1〜s−n:他面側の外側の第4の接続導体
体 p−1〜p−n:B相の発電導体の内側の第2の接続導
体 h−1〜h−n、j−1〜j−n:スルーホール導体 i−1〜i−n:他面側の内側の第3の接続導体 s−1〜s−n:他面側の外側の第4の接続導体
Claims (3)
- 【請求項1】 その端面に円周方向に複数の磁極を略等
間隔に着磁され回転自在に軸支された円環状永久磁石
と、この永久磁石と間隙を隔てて対向し複数の直線状発
電導体が放射状に略等間隔に配置され、この複数の隣接
して配置された直線状発電導体の外側端と内側端とを交
互に接続して直線状発電導体を直列に接続して形成され
た2個の発電コイルの直線状発電導体の位置が電気的に
90度の位相となるように配置した固定子とより成る2
相周波数発電機において、 上記発電コイルを形成した固定子は、両面に導電箔を固
着した印刷配線基板で形成され、この印刷配線基板の一
方の面の導体箔に複数の直線状発電導体と、 この直線状発電導体の間を接続する第1の接続導体とを
形成し、1個おきに配置された直線状発電導体の外側端
同士を順次、第1の接続導体により接続したA相発電コ
イルと、 このA相発電コイルの直線状発電導体と隣接して1個お
きに配置された直線状発電導体の内側端同士を順次、第
2の接続導体により接続したB相発電コイルとを備え、 前記印刷配線基板の他の面の導体箔に前記A相発電コイ
ルの直線状発電導体の内側端同士を接続する第3の接続
導体と、 前記印刷配線基板の他の面の導体箔に前記B相発電コイ
ルの直線状発電導体の外側端同士を接続する第4の接続
導体とを形成し、 前記第3の接続導体と前記A相コイルの直線状発電導体
の内側端と、 また、第4の接続導体と前記B相コイルの直線状発電導
体の外側端と、 を夫々印刷配線基板の両面の導体間を貫通するスルーホ
ール導体を介して接続するようにしたことを特徴とする
2相周波数発電機。 - 【請求項2】 前記複数の各直線状発電導体間は第1乃
至第4の半円状に形成された接続導体で夫々接続するよ
うにした請求項1記載の2相周波数発電機。 - 【請求項3】 印刷配線基板の一方の面に前記A相の直
線状発電導体とその間を接続する接続導体が全て直線と
円弧との組み合わせにより形成され、 前記A相の直線状発電導体の間にB相の直線状発電導体
が設けられ、 他方の面に配置されるB相の直線状発電導体の接続導体
が直線状に形成され、 さらに、B相の直線状発電導体と接続導体の間はスルー
ホール導体により接続するようにした請求項1記載の2
相周波数発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29590696A JP3172104B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 2相周波数発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29590696A JP3172104B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 2相周波数発電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10127028A true JPH10127028A (ja) | 1998-05-15 |
JP3172104B2 JP3172104B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=17826687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29590696A Expired - Fee Related JP3172104B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 2相周波数発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3172104B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005050818A1 (en) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | Intelligent Electric Motor Solutions Pty Ltd | Electric machine improvement |
KR101110028B1 (ko) | 2009-12-09 | 2012-02-29 | 주식회사 모아텍 | 브러시리스 직류모터 |
CN105871089A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-08-17 | 擎声自动化科技(上海)有限公司 | 一种印刷电路板定子 |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP29590696A patent/JP3172104B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005050818A1 (en) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | Intelligent Electric Motor Solutions Pty Ltd | Electric machine improvement |
KR101110028B1 (ko) | 2009-12-09 | 2012-02-29 | 주식회사 모아텍 | 브러시리스 직류모터 |
CN105871089A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-08-17 | 擎声自动化科技(上海)有限公司 | 一种印刷电路板定子 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3172104B2 (ja) | 2001-06-04 |
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