JPH10126892A - 捕聴装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 捕聴器使用者が、聴こうとする音のみを有効
に増幅させるのが目的である。 【構成】 捕聴器に集音マイクを内蔵させるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明のものは、捕聴器の改良に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来よりの捕聴器は、必要とする音以外
の音も同じように増幅するので、肝心の音を聴こうとす
るために、長時間使用は疲れる場合が多い。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、聴く必要の有る音以外を、増幅しないよう
にするのが目的である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の手段として、本発明のものは、捕聴器に集音マイクを
内蔵するものである。

【０００５】

【作用】捕聴器の使用者が顔を向けた方向の音を、有効
に集音するものである。

【０００６】

【実施例】人間には騒々しい中にあっても、自分の聞き
取りたい音を、騒音の中から聞き取る能力を有してい
る。 しかしながら老人になり聴力が弱ると共に、前記
の能力も衰えるのは当然である。老人になり聴力が弱れ
ば捕聴器１を使用するが、人間は普通対話する場合、相
手の方に顔を向けて話すのが当然である。 しかしなが
ら従来の捕聴器１は、図２に示すように、最も聞こえる
方向４は、顔の向き３の前面では無く側面で有り、その
周囲５が聞こえる範囲になる、そのために肝心の相手の
声は５の範囲に入り、側面が騒々しければ、相手の声は
非常に聞き取りにくい状態となり、この状態は従来の捕
聴器１によっては解決しない。図２Ａは従来の捕聴器の
方耳用の効果範囲を示し、図２Ｂは両耳に捕聴器１を使
用する場合である。 この場合顔の両側面４が最も良く
聞こえ、その周囲と前面が聞こえる範囲５に入る。 共
に使用者の顔の向き３よりも、両側面４に効果が有り、
聴く必要の有る以外の音が、同時に増幅される欠点を有
する。

【０００７】これに対して図３Ａにより、本発明のもの
を説明すれば、捕聴器１を方耳のみの場合も、顔の前面
３が最も良く４聴えるので、使用者が聴こうとする音を
有効に増幅し、周囲の不必要な音はほとんど増幅しない
ので、長時間の使用にも疲れ無くなるものである。図３
Ｂは両耳に使用する場合を示すもので、よりシャープに
本人の顔の前面３の方向に効果的になる。 このように
集音に指向性を持たせたものである。

【０００８】

【発明の効果】発明の効果としては、捕聴器の使用者
が、聴こうとする音のみを有効に増幅するので、長時間
使用にも疲れ無くなるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】耳に本発明の捕聴器を入れた図

【図２】Ａ従来の捕聴器の方耳使用の図

【図２】Ｂ従来の捕聴器の両耳使用の図

【図３】Ａ本発明の捕聴器の方耳使用の図

【図３】Ｂ本発明の捕聴器の両耳使用の図

【符号の説明】

１ 捕聴器 ２ 集音マイク部 ３ 顔の向き ４ 良く聞こえる方向 ５ 聞こえている部分

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 捕聴装置１に集音マイク２を顔の向いて
   いる方向３に、集音効果を有するように内蔵せる捕聴装
   置。