JPH10126365A - 動的時分割アクセス装置及び方法 - Google Patents

動的時分割アクセス装置及び方法

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JPH10126365A
JPH10126365A JP9225443A JP22544397A JPH10126365A JP H10126365 A JPH10126365 A JP H10126365A JP 9225443 A JP9225443 A JP 9225443A JP 22544397 A JP22544397 A JP 22544397A JP H10126365 A JPH10126365 A JP H10126365A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定タイムスロットアクセス方法または中央
タイミングメカニズムに依存することなく無線パケット
データ伝送を提供する。 【解決手段】 通信網において利用可能な無線周波数
(RF)チャンネルは時間フレームに分割され、時間フ
レームはさらにタイムスロットに分割され、各フレーム
中の対応する1つのタイムスロットはユーザーパケット
データを運ぶための論理チャンネルを定義する。バッフ
ァセグメントは、所定のオフセット状態に応じて第1の
時間領域の論理チャンネルから他の論理チャンネルの未
使用タイムスロットへトークンを動的に再割り当てする
ことによって、相互接続された時間領域間の通信の論理
的同期化を維持する。動的再割り当てのための論理チャ
ンネルは、第1の時間領域のタイムスロットが第2の時
間領域で使用される論理チャンネルとオーバーラップし
ないように選ばれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線データ通信の
分野に関し、特に、無線データ伝送に使用されるタイミ
ング装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現行の
無線パケットデータシステムは、厳密に言えば、ユーザ
ーデータの伝送のために固定タイムスロット法を使用し
ている。すなわち、ユーザーデータは、システムを通し
てパケットデータ伝送のための伝送ストリーム中のある
タイムスロットに不変に割り当てられている。したがっ
て、無線システム内のデータ伝送のために改善された時
間同期を提供するどんな努力も、より高価なデザイン成
果に至るこの不変のタイムスロット割り当てを考慮しな
ければならない。さらに、無線パケットデータシステム
の新しい特徴やサービスの開発は、固定タイムスロット
に徹底的に固執することにより生まれる非融通性のため
に妨げられていた。
【0003】また、現行の時分割アクセスシステムは、
一般にクロックと呼ばれる中央タイミングソースを必要
とする。(多数のタイムスロットを含む)どのタイムセ
グメントもこの中央クロックを守らなければならないの
で、増加される通信トラフィックに便宜を図る将来のシ
ステム開発は、この中央タイミング方式との互換性のた
めに制限されている。
【0004】したがって、固定タイムスロット及び中央
タイミングクロックと無関係なより融通性のある無線時
分割アクセス法が要求されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定タイムス
ロットまたは中央タイミングメカニズムに依存すること
なく無線パケットデータ伝送を提供する装置及び方法で
ある。通信網で利用可能な無線周波数(RF)チャンネ
ルは時間フレームに分割され、この時間フレームはさら
にタイムスロットに分割され、各フレームにおける対応
する1個のタイムスロットは、ユーザーパケットデータ
を運ぶための論理チャンネルを定義する。通信網は少な
くとも2つの時間領域群に分割された複数のノードを含
み、時間領域群はセグメントに分割される。各々の時間
領域群は、時間領域内の論理チャンネルのタイムスロッ
トを同期化するための独立したタイミングソースを含
み、ここでは、ノード間の通信は、トークンパッシング
方式のようなデータメッセージング方式によって達成さ
れる。バッファセグメントは時間領域群間をインターフ
ェースする。バッファセグメントは、所定のオフセット
状態に応じて第1の時間領域の論理チャンネルから他の
論理チャンネルの未使用のタイムスロットにトークンを
動的に再割り当てすることにより、相互接続された時間
領域間の通信の論理同期を維持する。動的再割り当ての
ための論理チャンネルは、第1の時間領域のタイムスロ
ットが第2の時間領域で使用される論理チャンネルとオ
ーバーラップしないように選ばれる。
【0006】本発明のより完全な理解は、図面と共に以
下の説明の考察から得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、無線パケットをベース
にした通信網におけるユーザーデータ伝送のための動的
時分割アクセスを提供する装置及び方法である。本発明
は、多数のタイムスロットからなるフレームに分割され
た1つ以上の単一無線周波数(RF)チャンネルを使用
し、ここでは、1組の対応するタイムスロットは論理デ
ータチャンネルを発生する。本発明の動的時分割アクセ
ス方式のタイムスロットは、短いタイムスロット持続時
間に適応するように論理チャンネルのタイムスロット当
たり少量のデータを運ぶ。本発明は、特に、拡張された
ノード間距離と低データトラフィックを伴う配置の無線
構内情報通信網(LAN)タイプが要求される場合に、
無線システムに使用するのに適している。本発明は、一
方のノードから他方のノードへデータユニットの伝送の
ための無線チャンネル使用法について模範的な運搬媒体
として説明される。当業者には理解されるだろうよう
に、運搬媒体のアクセスレイヤは2つのサブレイヤに分
割され、第1のサブレイヤは空気インターフェースの物
理的性質を取り扱い、また、第2のサブレイヤは、トー
クンパッシングメカニズムを使用してデータユニットを
一方のノードから隣接した次のノードへ送る。
【0008】図1を参照すると、本発明にしたがって実
行された無線通信網100の模範的な一実施例が示され
ている。図1に示されているように、網100は複数の
時間領域102に分割され、ここでは、各時間領域10
2は、所定数のノード104、例えば、網の通信トラフ
ィックを送受信するのに適した基地局を含む。説明され
るだろうように、各時間領域内のノードは、バッファセ
グメント106を介して他の時間領域のノードと通信す
る。理解されるだろうように、本発明は時分割伝送メカ
ニズムを使用しているので、ソースクロックが必要とさ
れる。しかしながら、網の相互接続された時間領域は各
々、独立したクロックソースで動作する。これは、網全
体が1つのクロックに頼らないようにするのに好都合で
ある。したがって、ノード104は時間領域に分類さ
れ、ここでは、その時間領域内のあらゆるノードは、タ
イミング主装置(TMD)108として宣言されたノー
ドからそのチャンネル/スロットタイミングを引き出
す。1つのTMD108は各時間領域102のための存
在している。
【0009】時間領域102内で、網ノード104は、
目に見えないLANケーブルと類似したものとして感が
ることができるセグメントに共に分類される。セグメン
トは、中間セグメント装置(MSD)110と呼ばれる
1つ以上の汎用ノードから構成される。これらのMSD
は、セグメント間装置(ISD)112と呼ばれる特定
機能ノードに相互接続される。
【0010】セグメントは、循環するトークンを使用し
てノード間でメッセージを渡す。セグメント当たりのノ
ード数は、トークンの循環を最適にするように制限され
る。ISDノード112の役割は、時間領域の隣接セグ
メントの論理通信チャンネル内のタイムスロットを同期
させ、それ自身のセグメント内にトークンを送り戻すこ
とにある。
【0011】所定のタイミング主装置108を使用し
て、それ自身のタイミング主装置で始まるセグメント内
の全ノードは、タイミング主装置108から出されたト
ークンを使用して同期化され、次いでISD112によ
って送られる。トークンパッシングは、網例えばLAN
のアクセスを、この場合にはどのノードが送信するのを
許されるかを決定する特定信号の使用により、制御する
周知の方法である。実際には短いメッセージであるトー
クンは、ノードからノードへ時間セグメントを横切って
渡される。理解されるだろうように、トークンを持つノ
ードだけが、情報を送信する権利を有する。ノードがト
ークンを受信しかつ送信すべき情報を持っていない場合
は、トークンはアドレス順に次のノードに渡される。
【0012】本発明によれば、時間領域102は内部セ
グメントで形成されるどんなループを含まない。これ
は、本発明の時分割アクセス法がトークンの受信に頼
り、形式上のクロックソースに頼らないので、トークン
同期化をループ内で保証することができないからであ
る。
【0013】言及したように、バッファセグメント10
6の役割は、2つ以上の時間領域102間のインターフ
ェースを提供することにある。本発明の好適な実行で
は、特定のバッファセグメントは、2つの中間領域装置
(114)、1つは各時間領域からのもの、によって境
界が設けられている。次いで、バッファセグメントは、
IDD装置の1つの論理チャンネルを使用する。採用さ
れた取り決めは、最下位のアドレスを有する時間領域の
チャンネル(タイムスロット)同期化を使用することに
ある。この論理チャンネルは、対応するタイムスロット
がIDDに接続された他の時間領域で使用されている論
理チャンネルとオーバーラップしないような仕方で選ば
れる。
【0014】次に図2を参照すると、図示の網200の
ために実行可能な模範的なアドレッシング方式が示され
ている。図2及び図2Aに示されているように、各時間
領域102は、唯一のシステムワイドアドレスすなわち
領域インデックス(DI)209を受信し、時間領域内
のあらゆるセグメントは、唯一のセグメントアドレスす
なわちセグメントインデックス(SI)210を受信す
る。同一ラインに添って、セグメント内の各ノード(ま
たは装置)は唯一の装置インデックスまたはノードイン
デックス(NI)211を受信する。したがって、図2
Aに示されるようなノードアドレスは、DI,SI及び
NIを含む。図示のように、セグメント間装置(IS
D)112、領域間装置(IDD)114及びタイミン
グ主装置(TMD)108ノードは、1つ以上のセグメ
ントにインターフェースすることができるので、時間領
域内に多数の異なるアドレスを持つことができる。バッ
ファセグメント、例えば、ノード202,203及び2
04を含むバッファセグメント207と、ノード205
及び206を有するバッファセグメント208は、最下
位のアドレスを有する時間領域に属し、この時間領域に
対応するセグメントアドレスを有する。例えば、図2に
示されるように、バッファセグメント208のノード2
03は、より低くアドレスされた時間領域:01のため
の領域インデックス(DI)01を伴うアドレスを有す
る。
【0015】次に図3を参照すると、本発明に関連して
使用される模範的な時間フレーム300が示されてい
る。図示のように、RFリンクは多数の時間フレーム3
00に分割され、時間フレーム300自体は、A,B,
C及びDとして示される等しい長さのタイムスロット3
02に分割されている。明らかになるだろうように、フ
レーム300当たり最小限の4タイムスロットが、保証
されるべき中間時間領域通信のために必要とされる。し
たがって、以下の説明はフレーム当たり4タイムスロッ
トの配置を仮定しているが、当業者により理解されるだ
ろうように、フレーム当たりもっと多くのスロットを使
用することができる。時間フレーム300中の各タイム
スロットA,B,C及びDは論理チャンネルを表わし、
したがって図示のように、4つまでの論理チャンネルを
1つのRFチャンネルで使用することができる。フレー
ム当たりのタイムスロット302の数は、アプリケーシ
ョンによって決まり、1つのセグメント間装置(IS
D)装置から発するセグメントの最大数を指示する。同
様に、時間フレームの長さ、したがってタイムスロット
の長さもアプリケーションによって決まる。本発明で
は、フレームの長さは、ノードが次のノードにトークン
を送ることができるようにトークンを受信後待つ必要が
ある休止時間に一致する。
【0016】したがって、フレームの長さと、タイムス
ロットの数と、トークンの長さには関係がある。所定の
フレーム長に対して、タイムスロットが少なくなればな
るほど、メッセージ長が長くなり、また、所定数のタイ
ムスロットに対して、フレーム長が長くなればなるほ
ど、メッセージ長及び休止時間が長くなる。
【0017】時間領域内の異なるセグメント間の無線通
信のために、論理チャンネル使用は、図4に示されるよ
うにセグメント間装置(ISD)400で同期化され
る。ISD400は、いくつかのモジュール、すなわ
ち、主モジュール402と数個の従属モジュール40
3,404,405から構成される。図示のように、主
モジュール402は、チャンネルAのTMDノード40
8に最も近いセグメント406とインターフェースする
が、従属モジュールは、チャンネルB,C,Dの他のセ
グメントとインターフェースする。ISDノード400
の役割は、2つ以上のセグメント間の論理チャンネル使
用を同期化することにある。図4と共に図5を参照する
と、本発明の同期化メカニズムが示されている。図示の
ように、ISDノードがその主モジュールでトークンを
受信すると、主モジュールは、それぞれの論理チャンネ
ルによる使用のためにその従属モジュールの1つ1つに
対してSYNC信号502を発生する。次いで、従属モ
ジュールは、すでにトークンを保持している場合は、I
SD主モジュール400からのSYNC信号502の受
信後に、対応するセグメントに向けてトークンを送るこ
とだけができる。この手順は、周期的なチャンネル再同
期化を確実にするのに役立つ。
【0018】トークンが受信されると、論理チャンネル
のノードは、トークンを渡す前に所定の時間の長さ待機
するだろう。この説明に関して、所定時間は3タイムス
ロットになるだろう。しかしながら、トークンがセグメ
ント内のその一周伝搬に添って進んでいる間に、理想的
なタイムスロット整列にドリフトすなわちオフセットが
発生することがある。図6は、2つの中間セグメント装
置(MSD)602,603を有するセグメントのタイ
ムスロット整列におけるこのドリフトを示す。図からわ
かるように、理想的なタイムスロット整列からドリフト
が生じたとしても、セグメント内の各ノードは、トーク
ンを送受信するためにISD従属ノード604から受け
継がれた相対的タイミングを保つ。また、ISD主モジ
ュール601がTMDに最も近いセグメントからトーク
ンを受信すると、ISDは、ISDが制御する他のセグ
メントへのトークン伝送を再整列する。この再整列は、
対応するトークン(及びSYNC信号)がこれらのセグ
メントで受信される時に実施される。この手順は、好適
に、タイムスロット整列における最小のドリフトを保証
する。理解されるだろうように、TMDノードの同期化
手順は、TMDが常にその内部クロックでトークンの伝
送を再同期化しているので、多少異なっている。
【0019】中間領域時分割アクセスは、時間領域が1
つまたはいくつかのバッファセグメントを介してインタ
ーフェースするという点で、バッファセグメントにより
促進される。確立された取り決めは、バッファセグメン
トが、制御セグメントと呼ばれる、最も下の時間領域ア
ドレス(DI)を有するセグメントのタイミングを常に
使用するということである。理解されるだろうように、
バッファセグメントは、インターフェースする時間領域
クロック間に相対的なドリフトがある場合には使用され
るタイムスロットを変更しないので、他のセグメントの
どれとも干渉しない。すなわち、2つの時間領域間の同
期を維持するために、バッファセグメントは、相互接続
する時間領域間の時間オフセットに応じて未使用タイム
スロットにトークンを動的に再割り当てしなければなら
ない。図示のように、本発明のバッファセグメントは、
スロットタイミングを供給する制御セグメントで使用さ
れなかった3つのタイムスロットのどれかを使用するこ
とができる。ここでは、バッファセグメントとインター
フェースする他の時間領域のセグメントは従属セグメン
トと呼ばれる。
【0020】図7を参照すると、従属セグメント702
と制御セグメント703間をインターフェースするバッ
ファセグメント701が示されている。図示のように、
より下の時間領域アドレス(DI)を有するセグメン
ト、すなわち制御セグメント703はチャンネルA 7
04を使用し、より高いDIアドレスを有する従属セグ
メント702はチャンネルC′705を使用する。図示
のように、最少の時間量が2つの時間領域をインターフ
ェースするのに利用可能な場合の、最悪の場合のシナリ
オが存在する。図8からわかるように、従属セグメント
702がA′またはB′チャンネルのどちらかを使用中
であった場合、バッファセグメントは、それぞれ、Bま
たはC、CまたはDの2つのチャンネル間で使用の選択
を行なうだろう。しかしながら、この場合には、チャン
ネルD 706だけを使用することができる。図8は、
バッファセグメントの初期チャンネル割り当てを示し、
ここでは、スロットタイミングは同期されていない。図
からわかるように、チャンネルDは、従属セグメントチ
ャンネルC′と干渉しない唯一の自由なチャンネルであ
る。
【0021】本発明によれば、バッファセグメントはク
ロックドリフトの問題を緩和するためのメカニズムを含
み、これは非同期チャンネルの位置を乱さないだろう。
説明したように、バッファセグメントは、どんなタイミ
ング同期も持たない、したがって、相対的スロットタイ
ミングがドリフトすると共にこのインターフェースのた
めに使用される論理チャンネルの変更が必要になるだろ
う、2つの時間領域にもインターフェースする。本発明
では、従属IDDノードは、制御IDD705に時間オ
フセット情報Δtを通知する。この時間オフセットは、
バッファセグメントチャンネルを従属セグメントチャン
ネルから分離する距離を示す。また、従属IDDノード
は、制御IDDに、2つの中間時間領域トークンの受信
の間に得られた連続する時間オフセットから計算された
代数的クロックドリフト率も提供する。根性法により、
制御IDDノードは、受信した時間オフセットΔtに頼
ることによって論理チャンネルを切り替えることができ
る。論理チャンネルの切り替えは、制御ISD装置が、
クロックのドリフトが重大になった、すなわち臨界スレ
ショールドに達したことを検出した時に起こる。
【0022】本発明の好適な実施例では、非切り替え条
件は以下の時間オフセットΔtで表わされるだろう。減
少するオフセットΔtの場合には、Δt≧1スロットで
ありかつトークンが適時に受信されたならば、または、
Δt≧Tch1 >1スロットでありかつトークンが受信さ
れなかったならば、チャンネルは切り替えられないだろ
う。Tch1 (及びTch2 )は、制御IDDノードが返送
トークンが見逃されるやいなや論理チャンネル切替を開
始するために監視している臨界値を表わす。図9に示さ
れるように、時間オフセット901が減少しているなら
ば、制御IDDは、次の自由チャンネル、この場合には
チャンネルB 902、に切り替えるために1タイムス
ロットに達するようにΔt 901の間待たなければな
らない。減少する時間オフセットΔtがTch1 より小さ
く、かつ返送トークンがそのスロットを見逃した場合
は、制御IDDは同様にチャンネルBに切り替えなけれ
ばならない。
【0023】増加するΔtの場合には、Δt≦1スロッ
トでありかつトークンが適時に受信されたならば、また
は、Δt≦Tch2 (ここで、2スロット<Tch2 <3ス
ロット)ならば、トークンは再割り当てされないだろ
う。図10に示されるように、時間オフセット1001
が増加している場合は、制御IDDは、次の自由チャン
ネル、この場合にはチャンネルD 1002、に切り替
えるために3タイムスロットに達するようにΔtの間待
機する。増加する時間オフセットΔtがTch2 より大き
く、かつ返送トークンがそのスロットを見逃した場合
は、制御IDDは同様にチャンネルDに切り替えなけれ
ばならない。
【0024】従属IDDノードは、その論理チャンネル
タイムスロットの終わりにオフセットのタイミングを再
スタートする。したがって、このIDDノードは、説明
した中間時間領域手順を支援するために2つの独立した
中断駆動されるタイマーと1つの独立したカウンタとを
必要とする。IDDはフレームごとにオフセットを計算
し、領域間トークンを受信する度にオフセット取得を再
同期化するが、当業者により理解されるだろうように、
再同期化は余り頻繁に行なわなくても良い。従属IDD
は、得られた最後のオフセットと現在のクロックドリフ
ト率とを、返送する領域間トークン中に含む。理解され
るだろうように、この率は、チャンネル切替決定を改善
するために任意に使用することができる。
【0025】上記のことから、図面に関して説明された
実姉例は模範的なものにすぎず、当業者は本発明の精神
及び範囲を逸脱することなく示された実施例に変更や修
正を行なうことができることがわかる。このような変更
や修正はすべて、付随の特許請求の範囲で定義されるよ
うな本発明の範囲内に含められるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがって説明されるような無線通信
網の模範的な実施例を示す。
【図2】本発明にしたがって使用される模範的なアドレ
ス方式を示す。
【図2A】本発明にしたがって使用される模範的なアド
レス方式を示す。
【図3】本発明による論理チャンネルを表わす時間フレ
ーム図である。
【図4】本発明によるタイミング主装置とセグメント間
装置の機能図を示す。
【図5】本発明によるセグメント間同期化メカニズムを
示す線図である。
【図6】本発明によるセグメント間同期化メカニズムを
示す線図である。
【図7】制御セグメントと従属セグメント間をインター
フェースする時のバッファセグメントの一実施例を示
す。
【図8】本発明によるタイムスロット割り当てにおける
時間オフセットを示すタイミング図である。
【図9】タイムスロット割り当てにおける交互に減少す
る時間オフセットを示すタイミング図である。
【図10】タイムスロット割り当てにおける交互に増加
する時間オフセットを示すタイミング図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード エフ.ペイス アメリカ合衆国 07782 ニュージャーシ ィ,ワシントン,ライモン ロード 9

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の無線周波数(RF)チャンネ
    ルにわたって時分割無線データ通信を提供する通信網で
    あって、 少なくとも2つの時間領域群に分割された複数のノード
    と、 前記少なくとも2つの時間領域群間をインターフェース
    するノード群からなる少なくとも1つのバッファセグメ
    ントとからなり、 前記1つ以上のRFチャンネルは、各フレーム中に多数
    のタイムスロットを含む複数のフレームに分割され、各
    々の前記フレーム中の所定のタイムスロットは論理チャ
    ンネルを構成し、各々の前記時間領域群は、論理チャン
    ネルの前記タイムスロットを同期化する独立タイミング
    ソースを含み、前記バッファセグメントは、所定のオフ
    セット状態に応じて他の論理チャンネルの未使用タイム
    スロットに前記時間領域間の論理チャンネルを動的に再
    割り当てすることによって、相互接続された時間領域間
    の通信のために論理同期を維持するのに適応された通信
    網。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信網において、前記時
    間領域は複数のセグメントに分割され、各々の前記セグ
    メントは多数のノードを含み、循環トークンを使用して
    前記ノード間でメッセージを渡し、前記複数のセグメン
    トは、隣接セグメントの前記タイムスロットを同期化す
    ると共にセグメント内の前記トークンを再循環させるた
    めに少なくとも1つのセグメント間装置を含む通信網。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信網において、前記セ
    グメント間装置は、主モジュールと少なくとも1つの従
    属モジュールを含み、前記主モジュールは、トークンの
    受信に基づいて前記従属モジュールへの同期信号を発生
    するように適応されており、前記従属モジュールは、前
    記同期信号の受信後前記トークンを保持している場合の
    み対応するセグメントにむけてトークンを送ることによ
    り、前記セグメント内で周期的な論理チャンネル再同期
    を提供する通信網。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信網において、前記独
    立タイミングソースはタイミング主装置ノードであり、
    時間領域内の全セグメントは、前記タイミング主装置モ
    ードから発せられたトークンによって同期化される通信
    網。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の通信網において、前記通
    信網内の前記ノードは各々、唯一のノードアドレスを含
    み、前記ノードアドレスは、時間領域インデックス、セ
    グメントインデックス及びノードインデックスを含み、
    前記セグメントインデックスは時間領域内で唯一のもの
    であり、ノードインデックスはセグメント内で唯一のも
    のである通信網。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信網において、前記バ
    ッファセグメント内のノードが、バッファセグメントが
    インターフェースする最も下位にアドレスされた時間領
    域に対応するアドレスを有する通信網。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の通信網において、バッフ
    ァセグメントは領域間装置ノードを介して時間領域にイ
    ンターフェースし、前記バッファセグメントは、制御セ
    グメントと呼ばれる最も下位の時間領域インデックスを
    有する領域間装置ノードのタイミングを使用する通信
    網。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の通信網において、上位の
    領域インデックスを有するバッファセグメントに接続さ
    れた領域間装置ノードは従属セグメントと呼ばれ、前記
    従属セグメントは、前記制御セグメント及び前記従属セ
    グメントの論理チャンネル間の時間オフセットを通知す
    るように働くことができる通信網。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の通信網において、前記従
    属セグメントは、さらに、2つの中間時間領域トークン
    の受信間に得られた連続的時間オフセットから計算され
    た代数的クロックドリフト率を提供するように働くこと
    ができる通信網。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の通信網において、前記
    論理チャンネルの動的再割り当てのための論理チャンネ
    ルは、第1の時間領域のタイムスロットが第2の時間領
    域で使用される論理チャンネルとオーバラップしないよ
    うに選ばれる通信網。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の通信網において、前記
    所定のオフセットはΔtであり、減少するオフセットΔ
    tについて、Δt≧1スロットでありかつトークンが適
    時に受信された場合、またかけがえとして、Δt≧T
    ch1 >1スロットであり(ここで、Tch1 は監視される
    スレショールドレベルを表わす)かつトークンが受信さ
    れなかった場合は、論理チャンネルは再割り当てされな
    い通信網。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の通信網において、前記
    所定のオフセットはΔtであり、増加するオフセットに
    ついて、Δt≦1スロットでありかつトークンが適時に
    受信された場合、またかけがえとして、Δt≦Tch2
    (ここで、2スロット<Tch2 <3スロットであり、T
    ch2 は監視されるスレショールドレベルを表わす)であ
    る場合は、論理チャンネルは再割り当てされない通信
    網。
  13. 【請求項13】 1つ以上の無線周波数(RF)にわた
    って無線通信網における時分割データ通信を提供する方
    法であって、前記通信網が互いに通信するのに適応した
    複数のノードを含み、前記1つ以上のPRチャンネル
    は、各フレームに多数のタイムスロットを含む複数のフ
    レームに分割され、各々の前記フレーム中の所定のタイ
    ムスロットは論理チャンネルを構成する方法において、 前記複数のノードを少なくとも2つの時間領域群に分割
    するステップと、 論理チャンネルの前記タイムスロットを同期化するため
    に各々の前記時間領域群において独立のタイミングソー
    スを維持するステップと、 所定の時間オフセット状態に応じて他の論理チャンネル
    の未使用タイムスロットに時間領域間の論理チャンネル
    を動的に再割り当てし、それにより、相互接続された時
    間領域間の通信の論理同期を維持するステップとからな
    る方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、前記
    再割り当てステップは、予め決められたスレショールド
    以下の前記所定の時間オフセットに応じて時間オフセッ
    トを増加させる論理チャンネルに前記時間領域間で送信
    されるユーザーデータを割り当てるステップを含む方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の方法において、前記
    再割り当てステップは、予め決められたスレショールド
    以上の前記所定の時間オフセットに応じて時間オフセッ
    トを減少させる論理チャンネルに前記時間領域間で送信
    されるユーザーデータを割り当てるステップを含む方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の方法において、前記
    ノードはトークンパッシング方式により互いに通信する
    のに適応され、再割り当てステップは前記未使用スロッ
    トにトークンを割り当てることにより達成される方法。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の方法において、前記
    時間領域は複数のセグメントに分割され、各々の前記セ
    グメントは多数のノードを含み、循環トークンを使用し
    て前記ノード間でメッセージを渡し、前記複数のセグメ
    ントは少なくとも1つのセグメント間装置を含み、さら
    に、隣接セグメントの前記タイムスロットを同期化する
    と共に、前記セグメント間装置によりセグメント内の前
    記トークンを再循環させるステップを含む方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、前記
    セグメント間装置は、主モジュールと少なくとも1つの
    従属モジュールを含み、前記同期化ステップは、前記主
    モジュールによるトークンの受信に基づいて前記主モジ
    ュールから前記従属モジュールへ同期信号を発生するス
    テップを含み、前記従属モジュールは、前記同期信号の
    受信後前記トークンを保持している場合のみ対応するセ
    グメントにむけてトークンを送ることにより、前記セグ
    メント内で周期的な論理チャンネル再同期を提供する方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の方法において、前記
    通信網内の前記ノードは各々、唯一のノードアドレスを
    含み、前記ノードアドレスは、時間領域インデックス、
    セグメントインデックス及びノードインデックスを含
    み、前記セグメントインデックスは時間領域内で唯一の
    ものであり、ノードインデックスはセグメント内で唯一
    のものである通信網。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の方法において、前記
    時間領域はバッファセグメントを介して互いにインター
    フェースし、前記バッファセグメント内のノードは、バ
    ッファセグメントがインターフェースする最も下位にア
    ドレスされた時間領域に対応するアドレスを有する方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の方法において、バッ
    ファセグメントは領域間装置ノードを介して時間領域に
    インターフェースし、前記バッファセグメントは、制御
    セグメントと呼ばれる最も下位の時間領域インデックス
    を有する領域間装置ノードのタイミングを使用する方
    法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の方法において、上位
    の領域インデックスを有するバッファセグメントに接続
    された領域間装置ノードは従属セグメントと呼ばれ、さ
    らに、前記制御セグメント及び前記従属セグメントの論
    理チャンネル間の時間オフセットを前記制御セグメント
    に通知するステップを含む方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の方法において、前記
    従属セグメントは、さらに、2つの中間時間領域トーク
    ンの受信間に得られた連続的時間オフセットから計算さ
    れた代数的クロックドリフト率を提供するように働くこ
    とができる方法。
  24. 【請求項24】 請求項13記載の方法において、前記
    トークンの動的再割り当てのための論理チャンネルは、
    第1の時間領域のタイムスロットが第2の時間領域で使
    用される論理チャンネルとオーバラップしないように選
    ばれる方法。
  25. 【請求項25】 請求項13記載の方法において、前記
    所定のオフセットはΔtであり、減少するオフセットΔ
    tについて、Δt≧1スロットでありかつトークンが適
    時に受信された場合、またかけがえとして、Δt≧T
    ch1 >1スロットであり(ここで、Tch1 は監視される
    スレショールドレベルを表わす)かつトークンが受信さ
    れなかった場合は、論理チャンネルは再割り当てされな
    い方法。
  26. 【請求項26】 請求項13記載の方法において、前記
    所定のオフセットはΔtであり、増加するオフセットに
    ついて、Δt≦1スロットでありかつトークンが適時に
    受信された場合、またかけがえとして、Δt≦Tch2
    (ここで、2スロット<Tch2 <3スロットであり、T
    ch2 は監視されるスレショールドレベルを表わす)であ
    る場合は、論理チャンネルは再割り当てされない方法。
  27. 【請求項27】 請求項13記載の方法において、時間
    フレームはn個のタイムスロットを含み、ノードは、前
    記トークンを伝達する前にn−1個のタイムスロットを
    待ち受ける方法。
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