JPH10126125A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH10126125A
JPH10126125A JP28080296A JP28080296A JPH10126125A JP H10126125 A JPH10126125 A JP H10126125A JP 28080296 A JP28080296 A JP 28080296A JP 28080296 A JP28080296 A JP 28080296A JP H10126125 A JPH10126125 A JP H10126125A
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JP
Japan
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antenna
radome
antenna device
elements
sector
Prior art date
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Pending
Application number
JP28080296A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Tanaka
貢 田中
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP28080296A priority Critical patent/JPH10126125A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ装置をより小型化するとともに、基
地局の受信レベル変動が少ないアンテナ装置を提供す
る。 【解決手段】 1本の円筒レドーム4内に3基の偏波共
用アンテナ素子2を備え、3基の偏波共用アンテナ素子
2の主ビーム方向をそれぞれ120°の方向にずらして
配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信分野で
使用される携帯・自動車電話基地局のアンテナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯・自動車電話基地局は、当初基地局
と自動車(移動局)で通信するのが主目的であったた
め、基地局のアンテナ装置としては、垂直偏波を利用し
たスペースダイバーシティー方式が採用されていた。こ
の方式は電波の減衰によるフェージングを防ぐため図4
に示すように一方向に対して二基のアンテナ装置41、
42を用い、この二基のアンテナ装置41、42を約1
0λの間隔で設置し、例えば一方のアンテナ装置41を
送受信共用、もう一方のアンテナ装置42を受信専用と
した方式である。
【0003】図4において43はアンテナ搭載支柱、4
4は避雷針である。図5(イ)、(ロ)はアンテナ装置
41(42)の断面図で、アンテナ装置41(42)
は、レドーム45内にそれぞれ1基のアンテナ素子46
が収められている。アンテナ素子46は給電線接続口4
7に接続された給電線48により給電される。図5にお
いて、49はアンテナ素子支持体である。上記の方式に
あっては、一つの基地局で全方位をカバーするために、
三方向(セクターA、セクターBおよびセクターC)に
それぞれ二基のアンテナ装置41、42を配置するので
合計6基のアンテナ装置が必要であり、アンテナ占有面
積およびアンテナ搭載重量が大きくなりアンテナ搭載支
柱43も堅牢になるので、基地局の建設費が嵩むという
問題があった。
【0004】この問題を解決するものとして、図6に示
すアンテナ装置61が提案されている。このアンテナ装
置61は、図7(イ)、(ロ)に示すように一つのレド
ーム62内に送受信アンテナ63と受信アンテナ64が
約120°の角度を有して配置されているものである。
図7において、65はアンテナ素子支持体、66は給電
線接続口、67は給電線である。このアンテナ装置61
によれば、一つの基地局で全方位(セクターA、セクタ
ーBおよびセクターC)をカバーするには3基のアンテ
ナ装置61を使用することでカバーできるので、アンテ
ナ占有面積およびアンテナ搭載重量が小さくなりアンテ
ナ搭載支柱43も小型にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の移動
体通信の主流は自動車電話から個人で持ち運びのできる
携帯電話となっている。この携帯電話の普及にともない
基地局をよりきめ細かく配置する必要が生じているが、
基地局の設置場所、設置基準が大幅に制限される観光地
等にあっては、環境保全の関係で基地局のアンテナ装置
をより小型化することが求められている。また、携帯電
話の場合、移動局側のアンテナすなわち携帯電話のアン
テナは使用時に垂直にして使用するとは限らず、傾けて
使用する場合もあるため基地局の受信レベル変動が生じ
るという問題がある。
【0006】本発明は上記の課題を解決し、アンテナ装
置をより小型化するとともに、基地局の受信レベル変動
が少ないアンテナ装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0008】本発明の請求項1のアンテナ装置は、1本
の円筒レドーム内に3基の偏波共用アンテナ素子を備
え、前記3基の偏波共用アンテナ素子の主ビーム方向を
それぞれ120°の方向にずらして配置したことを特徴
とする。
【0009】本発明の請求項2のアンテナ装置は、3基
の偏波共用アンテナ素子の給電接続口が円筒レドームの
下端の金属製フランジに設けられていることを特徴とす
る請求項1に記載のアンテナ装置。
【0010】本発明の請求項1のアンテナ装置によれ
ば、主ビーム方向をそれぞれ120°の方向にずらした
3基の偏波共用アンテナ素子を有しているので、この3
基の偏波共用アンテナ素子で全方位(セクターA、セク
ターBおよびセクターC)をカバーすることができる。
また、このアンテナ装置は3基の偏波共用アンテナ素子
が1本の円筒レドーム内に設けられているので、1本の
円筒レドーム内に2基のアンテナ素子を収納したアンテ
ナ装置を3基備えたものより全体としてスマートにな
る。その結果アンテナ占有面積およびアンテナ搭載重量
が小さくなりアンテナ搭載支柱も小型にすることができ
より小型な基地局となる。さらに、アンテナ装置がスマ
ートで小型になることによって、従来では環境保全の関
係で基地局を設置できなかった設置場所、設置基準の制
限がある観光地等にあっても基地局を設置することが可
能となる。さらにまた、偏波共用アンテナ素子は垂直方
向成分の電波に加え、水平方向成分の電波も捕らえるこ
とのできる偏波ダイバーシティー方式であるので、例え
ば移動局側のアンテナすなわち携帯電話のアンテナを傾
けて使用する場合であっても基地局の受信レベルの変動
が生じることがない。
【0011】本発明の請求項2のアンテナ装置によれ
ば、給電線接続口が金属で構成されているフランジに設
けられているので、3基の各偏波共用アンテナ素子を円
筒レドーム内に目一杯に詰め込んだ状態に組み込んでも
円筒レドームを破損させることなく給電線の接続作業を
簡単に行うことがでる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明のアンテナ装置を実
施の形態により図1ないし図3を参照してより詳細に説
明する。図1ないし図3において、1はアンテナ装置、
2は偏波共用アンテナ素子、3Aはアンテナ素子支持
体、3Bは支持体支柱、4は円筒レドーム、5は給電
線、6は給電線接続口である。矢印は各セクターA、セ
クターBおよびセクターCに対する主ビーム方向を示し
ている。偏波共用アンテナ素子2は複数のマイクロスト
リップアンテナやプリントダイポールアンテナ等の周知
のアンテナで構成されるもので、3基の偏波共用アンテ
ナ素子2はそれぞれの主ビーム方向(矢印)を約120
°ずれた状態に配置され、全方位(セクターA、セクタ
ーBおよびセクターC)をカバーするようになってい
る。
【0013】3基の各偏波共用アンテナ素子2はそれぞ
れアンテナ素子支持体3に支持されてレドーム4内に一
括して収納され、給電線接続口6に接続された給電線5
により垂直方向、水平方向に給電されて偏波ダイバーシ
ティーを構成している。レドーム4の上端部にはフラン
ジ7が設けられていて、その上部には避雷針8が取り付
けられている。レドーム4の下端部にはフランジ部9が
設けられていて、図示していないアンテナ搭載支柱にボ
ルト等の固着具で連結される。本実施の形態では、給電
線接続口6は図1(ロ)に示すようにレドーム4の下端
部のフランジ部9に設けられている。すなわち、本実施
の形態では偏波共用アンテナ素子2は1セクター当たり
垂直偏波用アンテナと水平偏波用アンテナの両方が必要
でありその給電線接続口6も1セクター当たり2個設け
られ、3セクターで合計6個設けらている。
【0014】本実施の形態では円筒レドーム4はFRP
で構成されており、3基の各偏波共用アンテナ素子2は
円筒レドーム4内で長手方向に目一杯に詰め込まれた状
態に組み込まれている。仮に給電線接続口6を円筒レド
ーム4に設けることになると、給電線5の接続作業を慎
重にしないとFRPで構成されている円筒レドーム4を
破損させてしまうことがあるが、給電線接続口6を金属
で構成されているフランジ部9に給電線接続口6を設け
ることによって、給電線5の接続作業が簡単に行うこと
ができ、かつ円筒レドーム4を破損させることがなくな
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1の
アンテナ装置によれば、主ビーム方向をそれぞれ120
°の方向にずらした3基の偏波共用アンテナ素子を有し
ているので、この3基の偏波共用アンテナ素子で全方位
(セクターA、セクターBおよびセクターC)をカバー
することができる。また、このアンテナ装置は3基の偏
波共用アンテナ素子が1本の円筒レドーム内に設けられ
ているので、1本の円筒レドーム内に2基のアンテナ素
子を収納したアンテナ装置を3基備えたものより全体と
してスマートになる。その結果アンテナ占有面積および
アンテナ搭載重量が小さくなりアンテナ搭載支柱も小型
にすることができより小型な基地局となる。したがって
基地局の建設費のコストダウンが達成される。
【0016】さらに、アンテナ装置がスマートで小型に
なることによって、従来では環境保全の関係で基地局を
設置できなかった設置場所、設置基準の制限がある観光
地等にあっても基地局を設置することが可能となる。さ
らにまた、偏波共用アンテナ素子は垂直方向成分の電波
に加え、水平方向成分の電波も捕らえることのできる偏
波ダイバーシティー方式であるので、例えば移動局側の
アンテナすなわち携帯電話のアンテナを傾けて使用する
場合であっても基地局の受信レベルの変動が生じること
がない。
【0017】本発明の請求項2のアンテナ装置によれ
ば、給電線接続口が金属で構成されているフランジ部に
設けられているので、3基の各偏波共用アンテナ素子を
円筒レドーム内に目一杯に詰め込んだ状態に組み込んで
も円筒レドームを破損させることなく給電線の接続作業
を簡単に行うことがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明のアンテナ装置の一実施の形態
を示す断面図、(ロ)はその外観図である。
【図2】図1のアンテナ装置のM−M線矢視断面図であ
る。
【図3】(イ)は図1のアンテナ装置のL−L線矢視断
面図、(ロ)はその側面図である。
【図4】従来の基地局のアンテナ装置の一例を示す斜視
図である。
【図5】(イ)図4のアンテナ装置の横断面図、(ロ)
は図4のアンテナ装置の縦断面図である。
【図6】従来の基地局のアンテナ装置の他の一例を示す
斜視図である。
【図7】(イ)図6のアンテナ装置の横断面図、(ロ)
は図6のアンテナ装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 アンテナ装置 2 偏波共用アンテナ素子 3A アンテナ素子支持体 4 円筒レドーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の円筒レドーム内に3基の偏波共用
    アンテナ素子を備え、前記3基の偏波共用アンテナ素子
    の主ビーム方向をそれぞれ120°の方向にずらして配
    置したことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 3基の偏波共用アンテナ素子の給電接続
    口が円筒レドームの下端の金属製フランジに設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
JP28080296A 1996-10-23 1996-10-23 アンテナ装置 Pending JPH10126125A (ja)

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JP28080296A JPH10126125A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 アンテナ装置

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JP28080296A JPH10126125A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 アンテナ装置

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JPH10126125A true JPH10126125A (ja) 1998-05-15

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ID=17630184

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003347820A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Maspro Denkoh Corp アンテナ装置の避雷構造及びアンテナ装置
JP2009290654A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd アンテナ装置
JP2010233194A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Furukawa C&B Co Ltd 多面合成アンテナ
JP2012160999A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Tokyo Denpa Co Ltd セクタアンテナ

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