JPH10124975A - 記録媒体のローディング装置 - Google Patents

記録媒体のローディング装置

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JPH10124975A
JPH10124975A JP8297170A JP29717096A JPH10124975A JP H10124975 A JPH10124975 A JP H10124975A JP 8297170 A JP8297170 A JP 8297170A JP 29717096 A JP29717096 A JP 29717096A JP H10124975 A JPH10124975 A JP H10124975A
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Japan
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recording medium
disk
drive
disc
holding means
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JP8297170A
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English (en)
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Yasuo Osada
靖夫 長田
Shinji Ito
伸二 伊東
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の小型化を図るとともに携帯性の向
上を図ることのできる記録媒体のローディング装置を提
供する。 【解決手段】 光ディスクを保持して装置本体の内外に
亘って水平方向に移動するディスクトレイと、駆動源よ
り駆動力が常時伝達される第1の駆動伝達手段と、第1
の駆動伝達手段より記録媒体保持手段を移動する場合に
限って駆動力が伝達され記録媒体保持手段を装置本体の
内外に亘って水平方向に移動させる第2の駆動伝達手段
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号が記録さ
れた光ディスク等の記録媒体を装置本体の内外に亘って
送り操作する記録媒体のローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、楽音信号等の情報信号が記録され
た光ディスクを記録媒体に用いるディスクプレーヤ装置
が用いられている。このディスクプレーヤ装置は、1枚
の光ディスクを収納保持し、この光ディスクを再生する
ようにしたものが用いられている。このディスクプレー
ヤ装置は、光ディスクを保持し、装置本体の内外に亘っ
て水平方向に移動操作されるディスクトレイを備えてい
る。このディスクトレイは、移動操作機構により移動操
作されて、装置本体の外方に引き出された光ディスクの
挿脱可能位置と装置本体内の再生位置との間に亘って移
動操作される。そして、ディスクトレイが再生位置に移
動され、このディスクトレイにディスク駆動部が近接す
るように移動される。ディスク駆動部がディスクトレイ
に近接することにより、ディスクトレイに保持された光
ディスクがディスク駆動部に装着され、光ディスクに記
録された楽音信号等の情報信号の再生が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ディスクプレーヤ装置は、設置空間の空間効率の向上を
図るために小型化が進められている。この場合、ディス
クプレーヤ装置は、装置の幅寸法を収納される光ディス
クの直径と等しくすることが理想的である。しかしなが
ら、ディスクプレーヤ装置には、上述の通り光ディスク
を装置の内外に移動させるディスクトレイ、これを装置
の内外に亘って移動させる移動機構、光ディスクを回転
駆動させるディスク駆動機構等を装置内部に配設しなけ
ればならない。そのため、ディスクプレーヤ装置にあっ
ては、理想的な上記光ディスクの直径と等しくする幅寸
法を有する装置を設けることが極めて困難であった。
【0004】特に、複数の光ディスクを収納保持し、こ
れら光ディスクを選択的に再生するディスクプレーヤ装
置にあっては、装置本体の内外に亘って水平方向に移動
操作される複数のディスクトレイが移動方向と直交する
上下方向に多段状に積み重ねられるようにして装置本体
内に配置されている。このようなディスクプレーヤ装置
には、これら複数のディスクトレイを装置本体の内外に
亘って水平方向に移動操作する移動機構やディスクトレ
イを選択する選択機構を新たに設けなければならず、そ
のため、ディスクプレーヤ装置の小型化を図ることは、
上述の1枚の光ディスクを収納保持し再生を行うディス
クプレーヤ装置よりもさらに困難となる。
【0005】また、このようなディスクプレーヤ装置の
場合には、ディスク駆動機構を複数のディスクトレイの
配列方向の上下方向に移動操作し、所定のディスクトレ
イに保持された光ディスクを回転駆動できるようにする
必要がある。そのため、ディスク駆動機構の高さ方向の
位置を検出できるようにする必要がある。さらには、デ
ィスクトレイは、上述の通り、装置本体の外方に引き出
された光ディスクの挿脱可能位置と装置本体内の再生位
置との間に亘って移動操作されることから、ディスクト
レイの位置を検出する必要もある。このように、ディス
ク駆動機構及びディスクトレイの位置を検出すること
は、装置全体の操作性の向上にもつながる。
【0006】そこで、本発明は、装置全体の小型化を図
ると共に操作性の向上を図ることのできる記録媒体のロ
ーディング装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、記録媒体保持手段の位置
を検出することのできる記録媒体のローディング装置を
提供することを目的とする。
【0008】さらには、本発明は、記録媒体を保持して
装置本体の内外に亘って水平方向に移動すると共に、上
記移動方向と直交する上下方向に互いに平行に配置され
た複数の記録媒体保持手段を有する装置において、記録
媒体駆動手段の位置検出を行うことのできる記録媒体の
ローディング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録媒体の
ローディング装置は、上述のような課題を解決すべく、
記録媒体を保持して装置本体の内外に亘って水平方向に
移動する記録媒体保持手段と、駆動源より駆動力が常時
伝達される第1の駆動伝達手段と、第1の駆動伝達手段
より記録媒体保持手段を移動する場合に限って駆動力が
伝達され記録媒体保持手段を装置本体の内外に亘って水
平方向に移動させる第2の駆動伝達手段とを備える。
【0010】以上のように構成される記録媒体のローデ
ィング装置は、第1の駆動伝達手段より記録媒体保持手
段を移動する場合に限って駆動力が伝達され記録媒体保
持手段を装置本体の内外に亘って水平方向に移動させ
る。
【0011】また、本発明に係る記録媒体のローディン
グ装置は、上述のような課題を解決すべく、記録媒体を
保持して装置本体の内外に亘って水平方向に移動する記
録媒体保持手段と、駆動源より駆動力が常時伝達される
第1の駆動伝達手段と、第1の駆動伝達手段より駆動力
が伝達され記録媒体保持手段を装置本体の内外に亘って
水平方向に移動させる第2の駆動伝達手段と、必要に応
じて記録媒体保持手段に駆動力を伝達させるように第2
の駆動伝達手段を切り換える切換手段とを備える。
【0012】以上のように構成される記録媒体のローデ
ィング装置は、例えば装置内で記録媒体が記録及び/又
は再生されず待機されている待機位置から装置内の記録
媒体保持手段を記録及び/又は再生が行われる位置へ移
動される場合、また、装置外の記録媒体交換可能位置か
ら上記待機位置へ記録媒体保持手段を移動させる場合等
記録媒体保持手段を移動させる必要がある場合に限っ
て、切換手段により切り換えを行い、第2の駆動伝達手
段から記録媒体保持手段に駆動力を伝達させる。
【0013】さらには、本発明に係る記録媒体のローデ
ィング装置は、上述のような課題を解決すべく、記録媒
体を保持して装置本体の内外に亘って水平方向に移動す
ると共に、移動方向と直交する上下方向に互いに平行に
配置された複数の記録媒体保持手段と、記録媒体保持手
段に保持された記録媒体を駆動させる記録媒体駆動手段
と、選択された一の記録媒体保持手段に保持された記録
媒体の記録及び/又は再生を行うために記録媒体駆手段
を昇降させる昇降駆動手段と、選択された一の記録媒体
保持手段に保持された記録媒体の記録及び/又は再生を
行うのに最適な記録媒体駆動手段の位置を検出する位置
検出手段とを備える。
【0014】以上のように構成される記録媒体のローデ
ィング装置は、記録媒体駆動手段が選択された一の記録
媒体保持手段に対応した位置に移動される。この際、位
置検出手段は、選択された一の記録媒体保持手段に保持
された記録媒体の記録及び/又は再生を行うのに最適な
記録媒体駆動手段の位置を検出し記録媒体駆動手段を移
動させる。
【0015】さらにまた、本発明に係る記録媒体のロー
ディング装置は、上述のような課題を解決すべく、記録
媒体を保持して装置本体の内外に亘って水平方向に移動
する記録媒体保持手段と、記録媒体の交換が行われる交
換可能位置とこの記録媒体が装置本体に収納されると共
に記録及び/又は再生が行われない待機位置と記録媒体
の記録及び/又は再生が行われる記録及び/又は再生位
置とを移動する記録媒体保持手段の位置を検出する位置
検出手段とを備える。
【0016】以上のように構成される記録媒体のローデ
ィング装置は、位置検出手段により記録媒体保持手段が
交換可能位置と待機位置と記録及び/又は再生位置の何
れの位置にあるのかが検出され、これに基づき記録媒体
保持手段の駆動手段が制御される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録媒体のロ
ーディング装置を図面を参照して説明する。
【0018】以下に説明する例は、本発明を楽音信号等
の情報信号が記録された直径が12cmの光ディスクと
直径が8cmの光ディスクとを記録媒体に用いるディス
ク再生装置であるディスクプレーヤに適用したものであ
る。
【0019】本発明が適用されるディスクプレーヤ装置
1は、例えば図1に示すように、全体として直方体形を
呈し、その幅方向が光ディスクの直径寸法と略同じくさ
れている。そして、このディスクプレーヤ装置1は、装
置本体を構成する筐体2内に、光ディスクを保持し筐体
の内外に亘って移動する記録媒体保持手段を構成する第
1、第2及び第3のディスクトレイ3、4、5が配置さ
れている。そして、装置本体の前面側には、第1、第2
及び第3のディスクトレイ3、4、5に対応して上下方
向に並列して蓋体6、7、8が設けられている。この蓋
体6、7、8は、その下端側に回動支点が設けられ、こ
の回動支点を中心に回動操作され、各蓋体6、7、8
は、付勢手段を介して常時開口部を閉塞する方向に回動
付勢されている。また蓋体6、7、8は、各ディスクト
レイ3、4、5に対応して設けられる複数の蓋体6、
7、8の一部を重ね合わせるように配置されており、デ
ィスクトレイ3、4、5を装置本体の外方に突出させる
開口部の大きさを小さくしながら蓋体6、7、8の大型
化を図ると共に、ディスクプレーヤ装置1自体の小型化
を図っている。
【0020】また、このディスクプレーヤ装置1は、デ
ィスクトレイ3、4、5の下側の底面部にディスクトレ
イ及び光ディスクを回転駆動させるディスク駆動機構を
昇降させる昇降機構の駆動部9が構成されており、蓋体
6、7、8が設けられない側の背面には、ディスク駆動
機構が昇降すると共に光ディスクの再生が行われる再生
部10が構成されている。
【0021】このように、ディスクプレーヤ装置1は、
蓋体6、7、8の一部を重ね合わせるように配置するよ
うにして装置全体の高さ方向での薄型化を図っていると
共に、ディスクトレイ3、4、5の下側である底面部に
駆動部9を構成し、ディスクトレイ3、4、5の奥方向
である装置の背面側にディスク駆動機構及び再生部10
を構成することで装置全体の小型化を図っている。
【0022】次に、第1乃至第3のディスクトレイ3、
4、5について、図2及び図3を用いて詳細に説明す
る。なお、以下、ディスクトレイ4を用いて詳細に説明
し、第1及び第3のディスクトレイ3、5は、ディスク
トレイ3と同一の部材について同一の符号を付して詳細
は省略する。
【0023】ディスクトレイ4は、全体として矩形形状
をした略浅皿状に形成され、その主面には、直径が12
cmの光ディスクが遊嵌して載置できるようにこの光デ
ィスクの直径と略同じくする円形の第1の凹嵌部21が
形成され、さらに、この第1の凹嵌部21の中央領域に
は、直径が8cmの光ディスクが遊嵌して載置できるよ
うにこの光ディスクの直径と略同じくする円形の第2の
凹嵌部22が形成されている。また、ディスクトレイ3
には、その中央から一側縁に亘って切欠部23が設けら
れている。この切欠部23は、ディスクトレイ4に光デ
ィスクを載置し音楽信号の再生を行う際に記録及び/又
は再生手段である光ピックアップ装置が移動される。さ
らには、このディスクトレイ4は、その幅寸法が直径は
12cmの光ディスクの直径よりやや小とされており、
その両側縁に切欠き凹部24が形成されている。したが
って、ディスクトレイ4の第1の凹嵌部21に直径が1
2cmの光ディスクが載置された際、光ディスクの側縁
部の一部が切欠き凹部24よりはみ出すことになる。こ
のように、第1乃至第3のディスクトレイ3、4、5
は、切欠き凹部24を形成することで小型化が図られて
いるとともに、これらを小型化にすることで装置全体の
小型化にも寄与している。
【0024】さらには、ディスクトレイ4には、その両
側縁に凸条部25、26が設けられている。この凸条部
25、26は、ディスクトレイ4が装置本体の内外に亘
って水平方向に移動する際のガイドを行う。さらには、
これら凸条部25、26には、ディスクトレイ4の裏面
側に凹条溝27が形成されている。この凹条溝27は、
詳細は後述するが装置の側壁に設けられたレールを構成
する突片88に嵌合される。そして、凸条部25の内方
には、歯部28が形成されている。この歯部28は、詳
細は後述するがディスクトレイ4の駆動機構である第2
及び第4の駆動ギヤ81、83と歯合される。
【0025】さらにまた、第2及び第3のディスクトレ
イ4、5には、その表面側の上記切欠部23の両側に支
持ピン29、30が立設されている。この支持ピン2
9、30は、ディスクトレイ3に光ディスクが載置され
て装置内に収納されている際に例えば装置が傾けられた
際に光ディスクがディスクトレイ4、5より外れること
を防止している。なお、この支持ピン29、30は、第
1のディスクトレイ3には設けられていない。また、デ
ィスクトレイ3には、凸条部26の奥方向にディスクト
レイ3の移動領域を規制するストッパ片20が設けられ
ている。
【0026】次に、筐体2の底面部に設けられた駆動部
9の概略について図4を用いて説明する。この駆動部9
には、駆動源としてディスクトレイ3、4、5を装置本
体の内外に亘って水平方向に移動させるディスクトレイ
用駆動モータ31と、必要に応じてディスクトレイ3、
4、5の何れかに駆動力を伝達させるように上記第2の
駆動伝達手段を切り換える切換手段を駆動させると共に
ディスク駆動機構のクランプ動作をさせる駆動モータ3
2と、ディスク駆動機構を上下方向に駆動させるディス
ク駆動機構の昇降駆動用駆動モータ33とが配設されて
いる。そして、これら駆動モータ31、32、33は、
それぞれに独立して制御されている。このように駆動部
9は、筐体2の底面部であってディスクトレイ3、4、
5の下側に設けられることから、装置の幅方向の寸法を
少なくすることができる。
【0027】次に、第1乃至第3のディスクトレイ3、
4、5の駆動機構について図4、図5及び図6を用いて
詳細に説明する。このディスクトレイ3、4、5の駆動
機構は、上記駆動モータ31を駆動源として駆動され
る。具体的には、ディスクトレイ3、4、5の駆動機構
は、駆動モータ31と、この駆動モータ31より駆動伝
達ベルト34を介して回転される第1の歯車35と、こ
の第1の歯車35に歯合されて回転される第2の歯車3
6と、ディスクトレイ3、4、5に対応して第3、第
4、第5の歯車37、38、39と第2の歯車36に歯
合される第6の歯車40とが設けられた第1の駆動シャ
フト41とから構成される。また、この第1の駆動シャ
フト41は、筐体2の側面の内側に立設される側壁42
に回転自在に取り付けられる。
【0028】このように構成されるディスクトレイ3、
4、5の駆動機構は、駆動モータ31が常時駆動され、
第1及び第2の歯車35、36を介して常時第1の駆動
シャフト41を回転されている。そして、この常時回転
されている第1の駆動シャフト41は、次に説明する切
換手段により選択された一のディスクトレイを装置の内
外に亘って水平方向に移動させる。また、この第1の駆
動シャフト41は、装置の底面部に配設された駆動モー
タ31からの駆動力を装置の側面の内側に立設される側
壁42に回転自在に支持されてなることから、装置の幅
寸法を最小限で留めることができる。なお、上述の第1
の駆動シャフト41について、第1乃至第3のディスク
トレイ3、4、5を用いる場合について説明したが、こ
の駆動シャフト41はディスクトレイが一枚の場合に適
用してもよいのは勿論である。
【0029】ここで、一のディスクトレイを選択すると
共に上記第3、第4、第5の歯車37、38、39より
駆動力をディスクトレイを移動させる第2の駆動伝達手
段に伝達させる選択手段であるディスクトレイ選択機構
について上記図6及び図7を用いて詳細に説明する。こ
のディスクトレイの選択機構は、図7に示すように、上
記駆動モータ32を駆動源とし、駆動モータ32に設け
られる第1の歯車45と、この第1の歯車45に歯合さ
れる第2の歯車46と、この第2の歯車46に歯合され
る第3の歯車47と、この第3の歯車47に歯合される
第4の歯車48とから構成される。この第4の歯車48
には、駆動ピン49が立設されており、この駆動ピン4
9は、駆動伝達部材50に横方向に設けられた第1のス
リット51に填め込まれる。なお、駆動モータ32に設
けられる第1の歯車45は、図7中X1及びX2方向に回
動自在に取り付けられている。そして、この第1の歯車
45は、駆動伝達部材50を駆動させる際には、図中X
1方向に回動されている。
【0030】この駆動伝達部材50は、駆動ピン49が
第1のスリット51に填め込まれることにより、第4の
歯車48の横方向の回転が縦方向の動きが縦方向の動き
に変換され、縦方向、すなわち図7中X3又はX4方向に
スライドされる。また、この駆動伝達部材50には、縦
方向の第2乃至第4のスリット52〜54が設けられて
おり、筐体2の底面部に立設された支持ピン55〜57
が填め込まれることにより、駆動伝達部材50の縦方向
のスライド動作のガイドを行っている。さらには、この
駆動伝達部材50は、上記第1乃至第4のスリット51
〜54が設けられる主面より略直角にアーム部58が設
けられており、このアーム部58は、図6に示すよう
に、上記側面42に略平行に位置される。
【0031】このアーム部58には、側壁42に上記駆
動伝達部材50のスライド方向と同方向にスライド可能
なスライダ60が取り付けられている。このスライダ6
0は、上記図5に示すように、上記第1乃至第3のディ
スクトレイ3、4、5に対応して第1乃至第3の開口部
61〜63が設けられている。そして、第1乃至第3の
開口部61〜63の下側の側縁は、カム面64、65、
66として構成されており、詳細は後述する第2の駆動
シャフト67に取り付けられた第1乃至第3の中間ギヤ
68〜70を上下動させる。このカム面64、65、6
6は、詳細は後述する第2の駆動シャフトに取り付けら
れた第1乃至第3の中間ギヤ68〜70を2段階に上下
動させることができるように、図5中A位置において
は、すべてのカム面64、65、66が下側に一段立ち
下がっている。また、図5中B位置においては、カム面
64のみが下側に立ち下がっており、カム面65、66
についてはカム面64より上側に立ち上がって位置して
いる。さらには、図5中C位置においては、カム面65
のみが下側に立ち下がっており、カム面64、66につ
いてはカム面65より上側に立ち上がって位置してい
る。さらにまた、図5中D位置においては、カム面66
のみが下側に立ち下がっており、カム面64、65につ
いてはカム面65より上側に立ち上がって位置してい
る。
【0032】一方、上記第2の駆動シャフト67は、上
記第1の駆動シャフト41に平行して側壁42に回転自
在に設けられており、第1の駆動シャフト41に取り付
けられた第3乃至第5の歯車37〜39に対応して第1
乃至第3の中間ギヤ68〜70が取り付けられている。
これら第1乃至第3の中間ギヤ68〜70は、第1乃至
第3の開口部61〜63に配設されている。これら第1
乃至第3の中間ギヤ68〜70には、それぞれ上側にコ
イルバネ71が取り付けられており、コイルバネ71
は、それぞれ第1乃至第3の中間ギヤ68〜70を図6
中第1乃至第3の開口部61〜63の下方向に付勢して
いる。さらには、第1乃至第3の中間ギヤ68〜70の
下側には、それぞれ支持ピン72、73、74が取り付
けられている。この支持ピン72、73、74は、上記
スライダ60のカム面64〜66に当接されている。
【0033】このような第1乃至第3の中間ギヤ68〜
70は、上述したスライダ60がX3又はX4方向にスラ
イドされることにより歯合される上記第1の駆動シャフ
ト41に取り付けられた第3乃至第5の歯車37〜39
の何れか又はすべてが選択されて回転される。すなわ
ち、図6に示すように、第2の駆動シャフト67がスラ
イダ60のA位置にある時は、上述の通りすべてのカム
面64、65、66が下側に一段立ち下がっていること
から、第2の駆動シャフト67に取り付けられている支
持ピン72〜74は、コイルバネ71の弾性力によりカ
ム面64、65、66の下側に位置する。したがって、
第1乃至第3の中間ギヤ68〜70は、上記第1の駆動
シャフト41に取り付けられた第3乃至第5の歯車37
〜39に歯合され、上記駆動モータ31の駆動力が伝達
され回転されることになる。
【0034】また、第2の駆動シャフト67が図6中ス
ライダ60のB位置にある時は、上述の通りカム面64
のみが下側に立ち下がっており、カム面65、66につ
いてはカム面64より上側に位置していることから、第
2の駆動シャフト67に取り付けられている支持ピン7
2のみが下側に位置され、支持ピン73、74は、カム
面65、66により上側に持ち上げられることになる。
したがって、第1の中間ギヤ68のみが、第1の駆動シ
ャフト41に取り付けられた第3歯車37に歯合され、
上記駆動モータ31の駆動力が伝達され回転されること
になり、第1乃至第3の中間ギヤ68〜70の選択が行
われる。
【0035】さらには、第2の駆動シャフト67が図6
中スライダ60のC位置にある時は、上述の通りカム面
65のみが下側に立ち下がっており、カム面64、66
についてはカム面65より上側に位置していることか
ら、第2の駆動シャフト67に取り付けられている支持
ピン73のみが下側に位置され、支持ピン72、74
は、カム面64、66により上側に持ち上げられること
になる。したがって、第2の中間ギヤ69のみが、第1
の駆動シャフト41に取り付けられた第4歯車38に歯
合され、上記駆動モータ31の駆動力が伝達され回転さ
れることになり、第1乃至第3の中間ギヤ68〜70の
選択が行われる。
【0036】さらには、第2の駆動シャフト67が図6
中スライダ60のD位置にある時は、上述の通りカム面
66のみが下側に立ち下がっており、カム面64、65
についてはカム面66より上側に位置していることか
ら、第2の駆動シャフト67に取り付けられている支持
ピン74のみが下側に位置され、支持ピン72、73
は、カム面64、65により上側に持ち上げられること
になる。したがって、第3の中間ギヤ70のみが、第1
の駆動シャフト41に取り付けられた第5歯車39に歯
合され、上記駆動モータ31の駆動力が伝達され回転さ
れることになり、第1乃至第3の中間ギヤ68〜70の
選択が行われる。
【0037】次に、スライダ60が上記A位置、B位
置、C位置又はD位置の何れかに位置するか否かの検出
は、図8に示すように、スライダ60の下側であって側
壁42に設けられた第1の検出スイッチ75と第2の検
出スイッチ76と、スライダ60の下側側縁の一方の側
に設けられた突出部77とにより、スライダ60がスラ
イドされることにより突出部77が検出スイッチ75、
76を押圧するか否かで検出が行われる。
【0038】具体的には、スライダ60が図6及び図9
中A位置にある時は、これら第1及び第2の検出スイッ
チ75、76が共に突出部77により押圧されずにオフ
の状態とされる。また、スライダ60が図6及び図9中
B位置にある時は、突出部77により押圧されて第1の
検出スイッチ75がオンの状態にされ、第2の検出スイ
ッチ76が突出部77により押圧されない状態とされ
る。さらには、スライダ60が図5及び図9中C位置に
ある時は、これら第1及び第2の検出スイッチ75、7
6が共に突出部77により押圧されてオンの状態とされ
る。さらにまた、スライダ60が図5及び図9中D位置
にある時は、第1の検出スイッチ75が突出部77によ
り押圧されずにオフの状態にされ、第2の検出スイッチ
76が突出部77により押圧されてオンの状態とされ
る。このようにスライダ60の位置検出は、第1及び第
2の検出スイッチ75、76を用いることにより、計4
ビットで行われる。すなわち、スライダ60の位置検出
が正確に行われ、第1乃至第3のディスクトレイ3、
4、5の切り換えを正確に行うことができる。なお、第
1及び第2の検出スイッチ75、76の数は、スライダ
60の位置を正確に検出できるのであればこれに限定さ
れるものでない。
【0039】なお、以上スライダ60について、三枚の
ディスクトレイ3、4、5の選択手段として説明した
が、ディスクトレイが一枚の場合に適用しても良いのは
勿論である。この場合、スライダ60は、例えば光ディ
スクの交換のため一枚のディスクトレイを装置の内外に
亘って移動させる場合と例えば再生中等ディスクトレイ
を移動させることができない場合とで駆動力を伝達する
か否かの切り換えに用いられる。また、このスライダ6
0の第1乃至第3の開口部61〜63及びカム面64〜
66の形状については、ディスクトレイの数により決定
されるものであり、これに限定されるものではない。例
えばディスクトレイが4段に設けられている場合には、
開口部は4個となり、カム面についてもこれに対応して
設けられることになる。
【0040】そして、以上のようにスライダ60により
ディスクトレイ3、4、5の何れか又はすべてが選択さ
れると、図10に示すように、ディスクトレイ3、4、
5は、次のような第2の駆動伝達手段であるディスクト
レイ駆動機構により装置本体の内外に亘って水平方向に
移動される。なお、このディスクトレイ3、4、5のそ
れぞれ駆動機構は、その構成を同じくするため第1のデ
ィスクトレイ3の駆動機構を例にとり詳細に説明する。
【0041】このディスクトレイ3の駆動機構は、側壁
42に設けられた支持台79に上記第2の駆動シャフト
67に取り付けられた第1の中間ギヤ68に歯合される
第1の駆動ギヤ80と、この第1の駆動ギヤ80に歯合
される第2の駆動ギヤ81と、この第2の駆動ギヤ81
に対向して配設される第3の駆動ギヤ82と、この第3
の駆動ギヤ82に歯合される第4の駆動ギヤ83とから
構成される。そして、これら駆動ギヤ80〜83は、側
壁42に沿って一列に配設される。また、第1の駆動ギ
ヤ80と第3の駆動ギヤ82とは直接接続されておら
ず、無端ベルト84を介して接続されている。
【0042】また、駆動ギヤの一群の両端に位置する第
2の駆動ギヤ81と第4の駆動ギヤ83には、それらの
上側に上述したディスクトレイ3の歯部28に歯合され
るギヤ85、86が設けられている。すなわち、ディス
クトレイ3に直接歯合されるギヤ85、86が設けられ
る第2の駆動ギヤ81と第4の駆動ギヤ83を駆動ギヤ
の一群の両端に配設し、加えて、第1の駆動ギヤ80と
第3の駆動ギヤ82とを離間して配置し、無端ベルト8
4によりこれらを接続することにより、ディスクトレイ
3の移動領域を大きく確保している。これによりディス
クトレイ3は、光ディスクの挿脱が行われる装置外の位
置から再生部10に亘るまで移動が可能となる。
【0043】また、側壁42には、ディスクトレイ3の
一方の凸条部25が嵌合される凹条のディスクトレイ3
のガイドを行う凹部87が上記駆動ギヤ80〜83の上
側に設けられている。そして、この凹部87には、複数
の突片88が設けられており、この突片88は、上記デ
ィスクトレイ3の凹条溝27に填め込まれる。なお、こ
の凹条溝27は、ディスクトレイ4、5に対応して計3
か所設けられている。
【0044】そして、スライダ60により第1の中間ギ
ヤ68が選択されると駆動力が第1の駆動ギヤ80に伝
達され、第2の駆動ギヤ81が回転されると共に、無端
ベルト84を介して第3の駆動ギヤ82が回転され、こ
れと歯合される第4の駆動ギヤ83が回転される。これ
により、第2の駆動ギヤ81と第4の駆動ギヤ83に設
けられたギヤ85、86が回転されて、これらに歯合さ
れているディスクトレイ3の歯部28を介してディスク
トレイ3が水平方向に移動される。
【0045】一方、他方の側壁90には、図11及び図
12に示すように、上記ディスクトレイ3の他方の凸条
部26に嵌合される凹条のディスクトレイ3のガイドを
行う凹部91が設けられている。そして、この凹部91
には、装置の前面側にディスクトレイ3の位置を検出を
行う第1の検出スイッチ92、第2の検出スイッチ93
と装置の中央に第3の検出スイッチ94が設けられてい
る。なお、凹部91は、側壁90に第2及び第3のディ
スクトレイ4、5に対応して計3か所設けられており、
第1、第2及び第3の検出スイッチ92〜94について
もそれぞれの凹部91に設けられているがその構成は第
1のディスクトレイ3に対応する凹部91とその構成を
同一とするためその詳細は省略する。
【0046】これら第1乃至第3の検出スイッチ92〜
94は、図12に示すように、ディスクトレイ3の凸条
部26に設けられた押圧部により押圧される。この押圧
部は、図12中点aより前に構成される第1のクリアラ
ンス95と点aと点bとの間に構成される第1の押圧部
96と、点bと点cの間に設けられる第2のクリアラン
ス97と点cと点dとの間に設けられる第2の押圧部9
8と点d以降に設けられる第3のクリアランス99とを
備える。そして、第1乃至第3の検出スイッチ92〜9
4が第1及び第2の押圧部96、98により押圧される
か否かでディスクトレイ3の位置が検出される。
【0047】具体的には、図12及び図13に示すよう
に、ディスクトレイ3の位置は検出される。先ず、ディ
スクトレイ3が装置本体の外方に位置し光ディスクの交
換がされるディスク交換可能位置にある時は、第1の検
出スイッチ92が第1の押圧部96に押圧されスイッチ
がオンの状態にされ、第2及び第3の検出スイッチ9
2、93が第3のクリアランス99により押圧されない
オフの状態にされる。次に、ディスクトレイ3が装置本
体内に移動され光ディスクを待機させる待機位置にある
時には、第1の検出スイッチ92が第1の押圧部96に
より押圧されオンの状態にされ、第2の検出スイッチ9
3が第2のクリアランス97により押圧されずオフの状
態にされ、第3の検出スイッチ94が第2の押圧部98
により押圧されオンの状態にされる。そして、ディスク
トレイ3が上記再生部10に位置する再生位置にある時
は、すべての検出スイッチ92〜94が押されないオフ
の状態にされる。
【0048】このようにディスクトレイ3の位置検出
は、図14に示すように、ディスク交換可能位置では、
第1の検出スイッチ92がオンの状態とされ第2及び第
3の検出スイッチ93、94の検出スイッチ93、94
がオフの状態にされることより行われ、待機位置では、
第1及び第3の検出スイッチ92、94がオンの状態に
され第2の検出スイッチ93がオフの状態にされること
により行われ、再生位置では、第1乃至第3の検出スイ
ッチ92〜94がオフの状態にされることにより検出が
行われる。この際、ディスクトレイ3の位置検出は、図
13に示すように、ディスクトレイ3が上記ディスク交
換可能位置から再生位置に移動する際に、第2のクリア
ランス97により一度第1の検出スイッチ92がオフの
状態にされる。したがって、ディスクトレイ3がディス
ク交換可能位置から待機位置に移動される際には、この
第1の検出スイッチ92のオフの状態が検出された後に
待機位置が検出されることになり、一方、待機位置から
ディスク交換可能位置に移動する際には、待機位置が検
出された後にこの第1の検出スイッチ92のオフの状態
が検出されることになる。すなわち、この第1の検出ス
イッチ92は、ディスクトレイ3の移動方向を検出す
る。
【0049】このようにディスクトレイ3、4、5の位
置検出機構は、これらをガイドする凹部91に第1乃至
第3の検出スイッチ92〜94が設けられていることか
ら装置全体を小型化することができる。また、この位置
検出機構は、凹部91の3か所に検出スイッチが設けら
れていることから、ディスクトレイ3の停止する位置を
正確に検出することができる。なお、検出スイッチは、
上記第1乃至第3の検出スイッチ92〜94に限定され
るものではなく、ディスクトレイの位置が正確に検出で
きるのであればその数に限定されるものではない。
【0050】また、凹部91の筐体2の前面側には、第
1乃至第3のディスクトレイ3、4、5に設けられた上
記ストッパ片20に係止される係止片95が設けられて
いる。この係止片95は、第1乃至第3のディスクトレ
イ3、4、5が光ディスクのディスク交換可能位置に移
動される際のストッパとなる。
【0051】次に、上記筐体1内の待機位置にある各デ
ィスクトレイ3、4、5よりさらに内方側に位置して配
置されているディスク再生部10について図4、図15
及び図16を用いて詳細に説明する。このディスク再生
部10には、各ディスクトレイ3、4、5によって移送
操作された光ディスク105を回転操作するディスク回
転操作機構100と、ディスク回転操作機構100のデ
ィスクテーブル101上に光ディスク105をクランプ
するディスククランパ102と、ディスク回転操作機構
100によって回転操作される光ディスク105を走査
してこの光ディスク105に記録された情報信号を読み
取る光ピックアップ装置103とを備えている。また、
ディスク回転操作機構100には、ディスクテーブル1
01を支持するディスクテーブル支持部材104と、デ
ィスククランパ102を支持するクランパ支持台106
とが備えられ、ディスクテーブル支持部材104は、ヒ
ンジ部107を介して回動自在に支持されている。
【0052】このディスク再生部10は、ディスク回転
操作機構100が筐体2の高さ方向に配列された第1、
第2及び第3のディスクトレイ3、4、5の配列方向の
上下方向に移動操作される。そして、ディスク再生部1
0は、ディスク再生位置に移動された何れかのディスク
トレイ3、4、5に近接することによって、光ディスク
105をディスクテーブル101上にクランプして、こ
の光ディスク105を回転操作し、光ピックアップ装置
103により光ディスク105に記録された情報信号の
再生を行う。
【0053】ところで、このディスク回転操作機構10
0を筐体2の高さ方向に移動させる昇降機構は、駆動用
モータ33と、この駆動モータ33から駆動伝達ベルト
111を介して回転駆動されるウォームギヤ112と、
このウォームギヤ112と歯合されて回転される中間ギ
ヤ113と、この中間ギヤ113に一体に設けられた第
1のギヤ114に歯合される駆動ギヤ115と、この駆
動ギヤ115に一体に設けられた第2のギヤ116と、
この第2のギヤ116に歯合される歯部117が設けら
れ図14中X5又はX6方向にスライドされるスライダ1
18と、このスライダ118に取り付けられる支持部材
119と、この支持部材119に図15中X7又はX8
向に支持されると共に側壁90に支持され上記ディスク
回転操作機構100が筐体2の高さ方向、すなわち図1
6中X9及びX10方向に移動させる回動アーム120と
を備える。
【0054】そして、このスライダ118には、図15
中X5又はX6方向に沿ってスリット121、122が設
けられており、このスリット121、122には、支持
ピン123、124が填め込まれることにより、スライ
ダ118のガイドを行っている。また、回動アーム12
0は、図16に示すように、そのコーナ部が上記側壁4
2に対向する側壁90に支持部125を回動支点として
回動自在に支持されており、また、上記支持部材119
に取り付けられない側の一方の端部が側壁90に設けら
れたスリット126を介して支持ピン127により支持
されている。
【0055】さらには、スライダ118には、図17に
示すように、ディスク回転操作機構100がディスクト
レイ3、4、5の何れかに対応した高さに停止させる位
置検出センサ128が備えられている。この位置検出セ
ンサ128が光センサよりなり、発光部128aと受光
部128bとから構成される。そして、この発光部12
8aと受光部128bとに挟まれるようにしてスライダ
118が配置されている。そして、スライダ118に
は、発光部128aより発光されるレーザが透過される
透過孔129a、129b、129cがそれぞれディス
クトレイ3、4、5の高さに対応して3か所に設けられ
ている。ここで、透過孔129aは、最上段であるディ
スクトレイ3に対応したディスク回転操作機構100の
高さ位置に対応して設けられ、透過孔129bは、中段
であるディスクトレイ4に対応したディスク回転操作機
構100の高さ位置に対応して設けられ、透過孔129
cは、最下段であるディスクトレイ5に対応したディス
ク回転操作機構100の高さ位置に対応して設けられて
いる。そして、位置検出センサ128は、ディスクトレ
イ3、4、5の何れかの高さに対応したディスク回転操
作機構100の最適な位置を検出する。
【0056】このように構成されるディスク回転操作機
構100の昇降機構は、図15及び図16に示すよう
に、駆動モータ33が一方向に回転駆動されると、上記
駆動伝達ベルト111、ギヤ112〜116を介してス
ライダ118が図15及び図16中方向にX6にスライ
ドされると、回動アーム120が支持125を回動支点
としてX7方向に回動されると共に取付けピン127が
下方向、すなわちX10方向にスライドされてディスク回
転操作機構100が下方向へと下降される。また、昇降
機構は、駆動モータ33が他方向に回転駆動されると、
上記駆動伝達ベルト111、ギヤ112〜116を介し
てスライダ118が図15及び図16中X5方向にスラ
イドされると、回動アーム120が支持部125を回動
支点としてX8方向に回動されると共に取付けピン12
7が上方向、すなわちX9方向にスライドされてディス
ク回転操作機構100が上方向へと上昇される。すなわ
ち、ディスク回転操作機構100は、このような昇降機
構により上記第1、第2、及び第3のディスクトレイ
3、4、5に対応した位置に移動され光ディスク105
をクランプする。
【0057】また、このディスク回転操作機構100
は、第1乃至第3のディスクトレイ3、4、5のディス
ク交換可能位置と待機位置と再生位置とを検出する検出
機構によりすべての第1乃至第3のディスクトレイ3、
4、5が待機位置にあることが検出されたときにのみ移
動される。これにより、ディスクトレイ3、4、5の何
れかが再生位置にある時にディスク回転操作機構100
が昇降することが防止され、光ディスクやディスク回転
操作機構100が損傷することが防止される。
【0058】上記ディスクテーブル101を支持するデ
ィスクテーブル支持部材104と、ディスククランパ1
02を支持するクランパ支持台106とは、図18及び
図19に示すように、ディスクテーブル支持部材104
が回動され光ディスク105をクランプする。このクラ
ンプ機構は、上記ディスクトレイ3、4、5の切換手段
であるスライダ60をスライドさせる上記駆動モータ3
2と、駆動モータ32に設けられる上記第1の歯車45
と、この第1の歯車45により回転される第2の歯車1
30と、この第2の歯車130により回転される第3の
歯車131と、この第3の歯車131により回転される
第4の歯車132と、この第4の歯車132により回転
される第5の歯車133とが備えられている。
【0059】そして、駆動モータ32は、駆動モータ3
2に設けられる上記第1の歯車45が、図4図18中X
2方向に回動され、第2の歯車130に歯合される。す
なわち、第1の歯車45は、上述したディスクトレイの
切換機構であるスライダ60をスライドさせる際には、
図18中X1方向に回動され第2の歯車46に歯合され
駆動モータ32の駆動力を第2の歯車42に伝達する。
しかしながら、この駆動モータ32は、ディスクトレイ
3、4、5の選択が終了した後は使用されず、光ディス
ク105のクランプの動作と重複しない。したがって、
駆動モータ32は、第1の歯車45をX2方向に回動さ
せ第2の歯車130に歯合させることによりスライダ6
0の駆動源となると共にクランプ機構の駆動源としても
用いられる。すなわち、駆動モータ32は、2つの機構
の駆動源とされることにより駆動部9のスペースの効率
化を図っている。
【0060】また、第5の歯車133には、駆動ピン1
34が設けられており、この駆動ピン134は、スライ
ド部材135に横方向に設けられた第1のスリット13
6に填め込まれている。このスライド部材135は、図
18及び図19中X11又はX 12方向にスライドされる。
そして、このスライド部材135には、第1のスリット
136の他にスライダ135のスライド方向と同方向に
設けられた第2及び第3のスリット137、138が設
けられており、この第2及び第3のスリット137、1
38には、支持ピン139、140が填め込まれること
により、スライド動作のガイドを行っている。さらに
は、スライド部材135には、側壁42に沿ってガイド
片141が立設されている。このように、スライド部材
135は、支持ピン134が第1のスリット136に填
め込まれることにより、第5の歯車133の横方向の動
きが縦方向、すなわちX11又はX12方向の動きに変換さ
れる。
【0061】そして、このガイド片141には、高さ方
向に第4のスリット142が設けられており、この第4
のスリット142には、ディスク回転操作機構100に
取り付けられる詳細は後述する駆動伝達部材144に設
けられた凸部143が填め込まれる。この第4のスリッ
ト142は、側壁90側に設けられたスリット126と
共にディスク回転操作機構100の高さ方向の移動をガ
イドする。これと共に、第4のスリット142は、スラ
イド部材135のX11又はX12方向の動作をディスク回
転操作機構100に伝達する。
【0062】一方、ディスク回転操作機構100には、
図20に示すように、ディスクテーブル支持部材104
にこれを回動させる駆動伝達部材144がスライド部材
135の移動方向と同方向にスライド自在に取り付けら
れている。駆動伝達部材144には、第5、第6及び第
7のスリット145、146、147が設けられてい
る。第5及び第7のスリット145、147は、駆動伝
達部材144の移動方向と同方向に設けられており、支
持ピン148、149が第5及び第7のスリット14
5、147を挿通してディスクテーブル支持部材104
が取り付けられる。これにより、第5及び第7のスリッ
ト145、147は、駆動伝達部材144の移動方向の
ガイドを行う。また、第6のスリット146は、第5及
び第7のスリット145、147の間に位置して、図2
0中右上がりに傾斜して設けられている。この第6のス
リット146には、支持ピン150が挿通してディスク
テーブル支持部材104に取り付けられる。したがっ
て、駆動伝達部材144がスライドされると、傾斜して
設けられた第6のスリット146に支持ピン150が挿
通されていることから、ディスクテーブル支持部材10
4が図19中X13又はX14方向に回動されることにな
る。
【0063】このように構成される光ディスク105の
クランパ機構は、図18及び図19に示すように、第1
の歯車45が図18中X2方向に回動され第1の歯車1
45が回転されると、第2乃至第5の歯車130、13
1、132、133を介して、スライダ135が図中X
11又はX12方向にスライドされ、ガイド片141に取り
付けられたディスク回転操作機構100の駆動伝達部材
144がスライダ135と同方向にスライドされる。す
ると、支持ピン150が傾斜して設けられた第6のスリ
ット146に沿って移動し、ディスクテーブル支持部材
104が図中X13又はX14方向に回動させる。
【0064】具体的には、スライダ135が図中X11
向にスライドされると、支持ピン150が第6のスリッ
ト146の図中上段に位置し、ディスクテーブル支持部
材104が図中X13方向に回動され光ディスク105が
クランプされる。また、スライダ135が図中X12方向
にスライドされると、支持ピン150が第6のスリット
146の図中下段に位置し、ディスクテーブル支持部材
104が図中X14方向に回動され、ディスクテーブル1
01とディスククランパ102が離間した状態にされ
る。
【0065】ところで、ディスク回転操作機構100
は、ディスクプレーヤ装置1の主電源がオフにされた際
に、筐体2に固定保持される。具体的には、図21乃至
図23に示すように、ディスク回転操作機構100が筐
体2の底面部に取り付けられる固定部材151に上記ス
ライダ135が固定されることにより行われる。この固
定部材151は、図20に示すように、上記スライダ1
18近傍に取り付けられ、その側縁に一対の第1の立上
がり壁152、153に設けられたロック穴154、1
55が設けられている。また、固定部材151には、こ
の第1の立上がり壁152、153に略平行に一定の間
隙160を以て第2の立上がり壁156、157が設け
られ、この第2の立上がり壁156、157には、切欠
き凹部158、159が設けられている。
【0066】一方、上記スライダ135は、その上側に
配置されるディスク回転操作機構100を亘るようにし
て設けられ、第1のアーム部161と第2のアーム部1
62が設けられている。そして、第1のアーム部161
には、その先端部に上記ロック穴154及び切欠き凹部
158に嵌合される第1の凸片163が設けられてお
り、第2のアーム部162には、その先端部に上記ロッ
ク穴155及び切欠き凹部159に嵌合される第2の凸
片164が設けられている。そして、これらが設けられ
たスライダ135は、上記図18及び図19を用いて詳
細に説明したように、光ディスク105をクランプする
際に図18、図19及び図21に示すように、X11及び
12方向にスライドされる。
【0067】さらには、ディスク回転操作機構100に
は、図22及び図23に示すように、その前面側に補強
板165が取り付けられている。そして、この補強板1
65についても、上記第1及び第2の凸片163、16
4が嵌合される補強穴165、166が設けられてお
り、この補強板164は、上記第1の立上がり壁15
2、153と第2の立上がり壁156、157とにより
構成される間隙160に挿入される。
【0068】そして、ディスク回転操作機構100が最
下段に配設される第3のディスクトレイ5に対応した高
さに位置する状態では、図22に示すように、スライダ
135が図22中X11方向に退いており、第1及び第2
の凸片163、164が切欠き凹部158、159、デ
ィスク回転操作機構100に取り付けられた補強板16
5の補助穴166、167及びロック穴154、155
に嵌合されていない状態にされている。そして、この状
態でさらにスライダ135が図22及び図19中X11
向にスライドすると、上記図19に示すように、ディス
クテーブル支持部材104がX13方向に回動され上述の
ように光ディスク105がクランプされる。
【0069】そして、ディスク回転操作機構100は、
ディスクプレーヤ装置1の主電源がオフにされと、筐体
2に固定保持された状態にされる。すなわち、ディスク
回転操作機構100は、図23に示すように、スライダ
135が図23中X12方向にスライドし、第1及び第2
の凸片163、164が切欠き凹部158、159、デ
ィスク回転操作機構100に取り付けられた補強板16
5の補助穴166、167及びロック穴154、155
に嵌合された状態になる。そして、この状態において
は、上記図19に示すように、スライダ135が図中X
12方向にスライドされていることから、ディスクテーブ
ル支持部材104がX14方向に回動され上述のようにデ
ィスクテーブル101とディスククランパ102が離間
した状態、すなわち光ディスク105がクランプできな
い状態にされている。
【0070】このようにディスク回転操作機構100
は、ディスクプレーヤ装置1の主電源がオフにされと、
自動的に筐体2の固定部材151に固定保持される。し
たがって、例えばディスクプレーヤ装置1を搬送する際
等に生じる衝撃等によってもディスク回転操作機構10
0、上記ディスク回転操作機構100の昇降機構等の駆
動系が衝撃等によっても破損し故障することが防止でき
る。また、ディスク回転操作機構100に取り付けられ
た補強板165が間隙160に挿入され、第1及び第2
の凸片163、164が切り欠き凹部158、159に
嵌合されることから強度が十分に確保できる。さらに
は、ディスク回転操作機構100は、筐体2の底面部に
設けられた固定部材151に固定保持されることから、
ディスク回転操作機構100が上方でロックされた場合
に比べ安定した状態でロックされる。さらには、ディス
ク回転操作機構100は、第3のディスクトレイ5に保
持されていた光ディスク105がクランプされてない状
態でロックされることから、例えば光ディスクが装置内
に収納された状態で故障するといった不都合が防止され
る。
【0071】このように構成されるディスクプレーヤ装
置1は、その幅寸法が直径が12cmの光ディスクの幅
寸法と略同じくして形成されている。そして、このよう
なディスクプレーヤ装置1は、ディスクトレイ3、4、
5より光ディスクが飛び出さないように構成されてい
る。具体的には、図24のようにされている。
【0072】すなわち、ディスクトレイ4、5は、上述
の通りディスクトレイ4、5に光ディスクが載置されて
装置内に収納されている際に例えば装置が傾けられた際
に光ディスクがディスクトレイ3より外れることを防止
する支持ピン29、30が設けられている。そして第3
のディスクトレイ5に立設された支持ピン29、30
は、その上段である第2のディスクトレイ4の底面まで
の高さ寸法を有し、第2のディスクトレイ4に立設され
た支持ピン29、30は、第1のディスクトレイ3まで
の高さ寸法を有している。
【0073】また、これら支持ピン29、30は、光デ
ィスクが縦方向、特に再生部10が構成される装置本体
の奥方向にズレないようにしている。したがって、これ
ら支持ピン29、30は、第2の凹嵌部22に載置され
る光ディスクの直径である8cmより短い間隔で設けら
れている。
【0074】なお、上述の通り第1のディスクトレイ3
には、これら支持ピン29、30が設けられていない。
しかしながら、第1のディスクトレイ3の上方に形成さ
れる天井部172であって、ディスクトレイ4、5に設
けられた支持ピン29、30に対応する場所に凸部17
3を設けることにより第1のディスクトレイ3に載置さ
れた光ディスクが装置本体の奥方向にズレることを防止
している。この凸部173は、光ディスク105と接触
したとき光ディスク105を傷つけないようにするため
弾性材により形成されている。また、この凸部173
は、天井部172より第1のディスクトレイ3までの間
隙と略同じくする高さ寸法を有している。
【0075】また、ディスクトレイ3、4、5は、両側
壁42、90に設けられた凹部87及び凹部91に凸条
部25、26がそれぞれ嵌合され取り付けられる。この
際、凹部87、91に設けられた突片88は、ディスク
トレイ3、4、5の凹条溝27に嵌合される。そして、
側壁42、90には、第1のディスクトレイ3のガイド
を行う凹部87と第2のディスクトレイ4のガイドを行
う凹部87との間に第2の凹部170が構成され、第2
のディスクトレイ4のガイドを行う凹部87と第3のデ
ィスクトレイ5のガイドを行う凹部87との間にも第2
の凹部170が構成されている。これら第2の凹部17
0は、その側壁に第1乃至第3のディスクトレイ3、
4、5に遊嵌して保持されている光ディスク105の外
周縁の第1乃至第3のディスクトレイ3、4、5に設け
られた切欠き凹部24よりはみ出した部分が突き当たり
左右方向のズレを規制する。また、第2の凹部170
は、天板部で上下方向のズレを規制する。なお、この光
ディスク105の上下方向のズレは、第2の凹部170
の天板部で規制する他、例えば第2の凹部170の側壁
に突片を設けて上下方向のズレを規制しても良いのは勿
論である。
【0076】このように光ディスクは、側壁42、90
に設けられた第2の凹部170の側壁及び天板部及び筐
体2の天井部172に設けられた凸部173により上
下、左右方向のズレが規制されると共に、支持ピン2
9、30により装置本体の奥方向へのズレが防止され
る。したがって、ディスクプレーヤ装置1は、装置全体
を大型化すること無く且つ光ディスクのズレを規制する
ことができる。また、第1乃至第3のディスクトレイ
3、4、5は、その幅寸法を光ディスクの直径である1
2cmより短くするため光ディスクの外周縁の一部を外
方に臨ませる切欠き凹部24が形成されている。したが
って、第1乃至第3のディスクトレイ3、4、5は、切
欠き凹部24が形成されておらず光ディスクの外周縁の
すべてを保持するディスクトレイに比べ保持状態が悪く
なる。しかしながら、以上のように側壁42、90に設
けられた第2の凹部170の側壁及び天板部及び筐体2
の天井部172に設けられた凸部173により上下、左
右方向のズレが規制されると共に、支持ピン29、30
により装置本体の奥方向へのズレが防止されることから
このような不都合は回避することができる。
【0077】以上のように構成されたディスクプレーヤ
装置1は、図25に示すように、第1乃至第3のディス
クトレイ3、4、5が装置の内外に亘って移動される。
例えば、第1のディスクトレイ3は、光ディスクの交換
が可能となディスク交換可能位置である装置の外方にま
で移動される(図中第1のディスクトレイ3の位置)。
そして、このディスクトレイ3は、ディスクトレイ3に
光ディスクが載置されると、装置内に引き込まれ待機位
置まで移動される。すなわち、この待機位置は、光ディ
スクの再生が行われないストックされる位置となる(図
中第3のディスクトレイ5の位置)。そして、ディスク
トレイ3に載置された光ディスクを再生する場合には、
ディスクトレイ3は、待機位置から再生部10内の再生
位置にまで移動される。すると、この再生部10では、
ディスク回転操作機構100がディスクトレイ3の高さ
にあった場所でディスクテーブル支持部材104とクラ
ンパ支持部材106が離間した状態で待機されており、
上記光ディスクをディスクテーブル101上にクランプ
して、この光ディスク105を回転操作し、光ピックア
ップ装置103により光ディスク105に記録された情
報信号の再生が行われる(図中第2のディスクトレイ4
の位置)。
【0078】また、ディスクプレーヤ装置1は、図24
に示すように、例えば第2のディスクトレイ4に載置さ
れた光ディスクを再生部10で再生が行われている最中
に第1のディスクトレイ3を上記待機位置からディスク
交換可能位置へ移動させ、光ディスクを交換することも
可能である。このように一のディスクトレイ4に載置さ
れた光ディスクの再生が行われている最中に他のディス
クトレイ3、5の光ディスクの交換を可能とすること
で、操作性の向上が図られている。
【0079】なお、以上光ディスクを記録媒体に用いる
ディスクプレーヤ装置について詳細に説明したが、本発
明は、例えば光ディスクが収納された光ディスクカート
リッジを記録媒体に用いるローディング装置に適用して
も良く、また、光磁気ディスク若しくは光磁気ディスク
が収納された光磁気ディスクカートリッジを記録媒体に
用いるローディング装置、さらには、磁気テープ等のテ
ープ状記録媒体が収納されたテープカセット等を記録媒
体に用いるローディング装置に適用しても良いのは勿論
である。
【0080】
【発明の効果】本発明に係る記録媒体のローディング装
置によれば、常時伝達される第1の駆動伝達手段と、第
1の駆動伝達手段より記録媒体保持手段を移動する場合
に限って駆動力が伝達され記録媒体保持手段を装置本体
の内外に亘って水平方向に移動させる第2の駆動伝達手
段とが備えられることから、その機構の簡素化が図られ
ると共に、装置全体の小型化を図ることができる。
【0081】また、本発明に係る記録媒体のローディン
グ装置によれば、記録媒体保持手段を移動させる必要が
ある場合に限って、切換手段による切り換えが行われ、
第2の駆動伝達手段から記録媒体保持手段に駆動力を伝
達される。したがって、記録媒体のローディング装置
は、その機構を簡素化が図られると共に、装置全体の小
型化を図ることができる。
【0082】さらには、本発明に係る記録媒体のローデ
ィング装置によれば、記録媒体駆動手段が選択された一
の記録媒体保持手段に対応した位置に移動され、この
際、位置検出手段は、選択された一の記録媒体保持手段
に保持された記録媒体の記録及び/又は再生を行うのに
最適な記録媒体駆動手段の位置を検出し記録媒体駆動手
段を移動させる。したがって、記録媒体のローディング
装置は、着実に選択された一の記録媒体保持手段に保持
された記録媒体の記録及び/又は再生を行うことができ
ることから、着実に記録媒体の記録及び/又は再生が行
われ、装置の操作性の向上を図ることができる。
【0083】さらにまた、本発明に係る記録媒体のロー
ディング装置によれば、位置検出手段により記録媒体保
持手段が交換可能位置と待機位置と記録及び/又は再生
位置の何れの位置にあるのかが検出され、これに基づき
記録媒体保持手段の駆動手段が制御される。したがっ
て、記録媒体のローディング装置は、記録媒体保持手段
が交換可能位置と待機位置と記録及び/又は再生位置の
何れにも正確に停止されることから、装置の操作性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたディスクプレーヤ装置の全
体の構成を説明するための外観斜視図である。
【図2】上記ディスクプレーヤ装置に用いられる第2の
ディスクトレイを上側から見た斜視図である。
【図3】上記ディスクプレーヤ装置に用いられる第2の
ディスクトレイを下側から見た斜視図である。
【図4】ディスクプレーヤ装置の駆動部の構成を示す平
面図である。
【図5】ディスクトレイの駆動機構を説明するために用
いるディスクプレーヤ装置の筐体を除いた要部平面図で
ある。
【図6】ディスクトレイの駆動機構を説明するために用
いるディスクプレーヤ装置の筐体を除いた側面図であ
る。
【図7】ディスクトレイ選択機構を説明するために用い
るディスクプレーヤ装置の筐体を除いた要部平面図であ
る。
【図8】ディスクトレイの駆動機構のスライダの位置を
検出するための検出スイッチの位置を説明するための模
式的な側面図である。
【図9】検出スイッチより出力される電圧の特性図であ
る。
【図10】ディスクトレイの駆動機構の要部斜視図であ
る。
【図11】ディスクトレイのガイドに設けられるディス
クトレイの位置を検出する検出スイッチ及び凹部の要部
斜視図である。
【図12】ディスクトレイとディスクトレイの位置を検
出する検出スイッチとの関係を説明するための要部平面
図である。
【図13】ディスクトレイの位置を検出する検出スイッ
チより出力される電圧の特性図である。
【図14】第1乃至第3の検出スイッチの関係を示す図
である。
【図15】ディスク回転操作機構の昇降機構を説明する
ために用いるディスクプレーヤ装置の筐体を除いた平面
図である。
【図16】ディスク回転操作機構の昇降機構を説明する
ために用いるディスクプレーヤ装置の筐体を除いた側面
図である。
【図17】ディスク回転操作機構の高さ方向の位置を検
出する位置検出機構を示す側面図である。
【図18】光ディスクのクランプ機構を説明するために
用いるディスクプレーヤ装置の筐体を除いた平面図であ
る。
【図19】光ディスクのクランプ機構を説明するために
用いるディスクプレーヤ装置の筐体を除いた側面図であ
る。
【図20】ディスクテーブル支持部材を回動させる駆動
伝達部材の斜視図である。
【図21】ディスク回転操作機構が固定保持される固定
部材を説明するために用いるディスクプレーヤ装置の筐
体を除いた要部斜視図である。
【図22】ディスク回転操作機構が固定保持状態が解除
されている状態を説明するために用いるディスクプレー
ヤ装置の筐体を除いた側面図である。
【図23】ディスク回転操作機構が固定保持された状態
を説明するために用いるディスクプレーヤ装置の筐体を
除いた側面図である。
【図24】ディスクトレイに保持された光ディスクの保
持機構を説明するために用いるディスクプレーヤ装置の
筐体を除いた正面図である。
【図25】ディスクトレイ及びディスク回転操作機構の
動作を説明するためのディスクプレーヤ装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ディスクプレーヤ装置、2 筐体、3 第1のディ
スクトレイ、4 第2のディスクトレイ、5 第3のデ
ィスクトレイ、9 駆動部、10 再生部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を保持して装置本体の内外に亘
    って水平方向に移動する記録媒体保持手段と、 駆動源より駆動力が常時伝達される第1の駆動伝達手段
    と、 上記第1の駆動伝達手段より上記記録媒体保持手段を移
    動する場合に限って駆動力が伝達され上記記録媒体保持
    手段を装置本体の内外に亘って水平方向に移動させる第
    2の駆動伝達手段と、 を備える記録媒体のローディング装置。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体保持手段は、移動方向と直
    交する上下方向に互いに平行に複数配置され、 上記第1及び第2の駆動伝達手段は、上記記録媒体保持
    手段の数に対応して設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の記録媒体のローディング装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体を保持して装置本体の内外に亘
    って水平方向に移動する記録媒体保持手段と、 駆動源より駆動力が常時伝達される第1の駆動伝達手段
    と、 上記第1の駆動伝達手段より駆動力が伝達され上記記録
    媒体保持手段を装置本体の内外に亘って水平方向に移動
    させる第2の駆動伝達手段と、 必要に応じて記録媒体保持手段に駆動力を伝達させるよ
    うに上記第2の駆動伝達手段を切り換える切換手段と、 を備える記録媒体のローディング装置。
  4. 【請求項4】 上記記録媒体保持手段は、移動方向と直
    交する上下方向に互いに平行に複数配置され、 切換手段は、上記複数の記録媒体保持手段より一の記録
    媒体保持手段を選択しこの選択された一の記録媒体保持
    手段に駆動力を伝達することを特徴とする請求項3記載
    の記録媒体のローディング装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体を保持して装置本体の内外に亘
    って水平方向に移動すると共に、上記移動方向と直交す
    る上下方向に互いに平行に配置された複数の記録媒体保
    持手段と、 上記記録媒体保持手段に保持された記録媒体を駆動させ
    る記録媒体駆動手段と、 選択された一の記録媒体保持手段に保持された記録媒体
    の記録及び/又は再生を行うために上記記録媒体駆手段
    を昇降させる昇降駆動手段と、 選択された一の記録媒体保持手段に保持された記録媒体
    の記録及び/又は再生を行うのに最適な上記記録媒体駆
    動手段の位置を検出する位置検出手段と、 を備える記録媒体のローディング装置。
  6. 【請求項6】 上記記録媒体駆動手段には、上記記録媒
    体の記録及び/又は再生を行う記録及び/又は再生手段
    が備えられていることを特徴とする請求項5記載の記録
    媒体のローディング装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体を保持して装置本体の内外に亘
    って水平方向に移動する記録媒体保持手段と、 上記記録媒体の交換が行われる交換可能位置とこの記録
    媒体が装置本体に収納されると共に記録及び/又は再生
    が行われない待機位置と記録媒体の記録及び/又は再生
    が行われる記録及び/又は再生位置とを移動する記録媒
    体保持手段の位置を検出する位置検出手段と、 を備える記録媒体のローディング装置。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体保持手段は、移動方向と直
    交する上下方向に互いに平行に複数配置され、 それぞれの記録媒体保持手段に対応して上記位置検出手
    段が設けられていることを特徴とする請求項7記載の記
    録媒体のローディング装置。
  9. 【請求項9】 上記記録媒体保持手段に保持された上記
    記録媒体を駆動させる記録媒体駆動手段を選択された一
    の記録媒体保持手段に保持された記録媒体の記録及び/
    又は再生を行うために上記記録媒体駆手段を昇降させる
    昇降駆動手段を有し、 上記昇降駆動手段は、上記位置検出手段により上記記録
    媒体保持手段が上記待機位置にあることが検出された
    時、上記記録媒体駆動手段を昇降駆動することをを特徴
    とする請求項8記載の記録媒体のローディング装置。
JP8297170A 1996-10-09 1996-10-19 記録媒体のローディング装置 Withdrawn JPH10124975A (ja)

Priority Applications (3)

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JP8297170A JPH10124975A (ja) 1996-10-19 1996-10-19 記録媒体のローディング装置
PCT/JP1997/003654 WO1998015954A1 (fr) 1996-10-09 1997-10-09 Dispositif de chargement d'un support d'enregistrement
US09/077,871 US6301219B1 (en) 1996-10-09 1997-10-09 Device of loading recording medium

Applications Claiming Priority (1)

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JP8297170A JPH10124975A (ja) 1996-10-19 1996-10-19 記録媒体のローディング装置

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