JPH10124438A - 入出力処理装置 - Google Patents

入出力処理装置

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JPH10124438A
JPH10124438A JP27438496A JP27438496A JPH10124438A JP H10124438 A JPH10124438 A JP H10124438A JP 27438496 A JP27438496 A JP 27438496A JP 27438496 A JP27438496 A JP 27438496A JP H10124438 A JPH10124438 A JP H10124438A
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JP27438496A
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Hiroaki Oshida
浩明 押田
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能的にもコスト的にも無駄を生ずることな
く、高速チャネル装置の接続が可能な入出力処理装置を
提供する。 【解決手段】 バッファ管理回路5−1〜5−nのバッ
ファ構成情報格納部54−1はブロックバッファ数Nと
割当てられたブロックバッファのデータバッファ4内の
相対位置BLとを保持する。メモリリクエスト生成部5
5−1は主記憶装置1へのメモリリクエスト要求を生成
する。メモリリクエスト送出制御部56−1はメモリリ
クエストポインタ51−1の更新を、メモリリクエスト
リプライ受信制御部57−1はメモリリプライポインタ
52−1の更新を、データ転送要求受付制御部58−1
はチャネルリクエストポインタ53−1の更新を夫々制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入出力処理装置に関
し、特にチャネル装置配下に接続された各種入出力装置
と主記憶装置との間のデータ転送に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ転送を行うための
入出力処理装置においては、システムバス経由で主記憶
装置に接続され、チャネルバス経由で複数のチャネル装
置各々に接続されており、複数のチャネル装置各々から
のデータ転送要求に応じて複数のチャネル装置各々と主
記憶装置との間のデータ転送を行っている。
【0003】また、入出力処理装置はデータ転送の指示
を起動するプロセッサ部と、主記憶装置と複数のチャネ
ル装置との間で行う転送データのバッファリングを行う
ためのデータバッファ(各チャネル装置対応に均一なサ
イズが割当てられている)と、そのデータバッファの管
理を行うバッファ管理部と、複数のチャネル装置からの
データ転送要求を調停するためのリクエスト調停部と、
主記憶装置へのインタフェースを制御するメモリインタ
フェース制御部とを備えている。バッファ管理部は各チ
ャネル装置毎に独立した回路で構成されており、データ
バッファの状態を管理する情報を保持している。
【0004】入出力処理装置は各チャネル装置からのデ
ータ転送要求をリクエスト調停部にて調停し、そのデー
タ転送要求のデータ転送方向に応じてバッファ管理部を
制御してデータ転送を行う。また、入出力処理装置のデ
ータバッファはチャネル装置との間の転送速度と主記憶
装置間の転送速度との違いから生ずるロス(バッファビ
ジーやデータ待ち等で生ずる待ち時間)を低減させる目
的でデータ転送サイズ(ブロック)の2倍のバッファで
構成されている。
【0005】そのため、入出力処理装置は各チャネル装
置対応に均一なサイズが割当てられた2個のブロックバ
ッファに対してそのデータを管理できるような情報を保
持している。この管理手段のための情報としては色々な
手段が存在するが、2個のブロックバッファを交互に用
いる制御方法はいずれも同一である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の入出力
処理装置では、チャネル装置毎に割当てられているブロ
ックバッファ数がハードウェア的に2個と固定で設定さ
れている。これは、従来の入出力装置を接続するには十
分な容量である。
【0007】しかしながら、最近の入出力装置の高速化
に伴ってチャネル装置の高速化が図られ、入出力処理装
置もそのチャネル装置に耐えうる転送能力が要求される
ようになってきているが、主記憶装置間のアクセスタイ
ムの著しい向上が望めない状況下でこの要求を満たすた
めには入出力処理装置に多くのデータをバッファリング
できるような大量のブロックバッファが各チャネル装置
毎に必要となる。
【0008】そのため、複数のチャネル装置が接続され
る入出力処理装置においては全てのチャネル装置対応に
大量のブロックバッファを持つと、ハードウェア量が大
きくなりすぎてコスト的に高価なものになってしまう。
また、高速動作する必要のあるチャネル本数は限られて
おり、かつ高速動作のチャネル装置が接続される場合に
はチャネルの接続本数も制限(意図的に未接続とする)
されるようになっている。
【0009】したがって、全てのチャネル装置対応に大
量のブロックバッファを持っても、低速チャネル装置が
接続されたり、チャネル装置が未接続の部分がある場合
にはその性能を発揮できないばかりでなく、機能的にも
コスト的にも無駄が大きい装置となってしまう。
【0010】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、機能的にもコスト的にも無駄を生ずることなく、
高速チャネル装置の接続が可能な入出力処理装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による入出力処理
装置は、各々複数の入出力装置に接続された複数のチャ
ネル装置と主記憶装置との間のデータ転送に用いられる
データバッファを含む入出力処理装置であって、前記複
数のチャネル装置各々の接続情報及び転送レートを基に
前記データバッファにおいて前記複数のチャネル装置各
々の前記データ転送に必要な領域を割当てる割当て手段
と、前記複数のチャネル装置各々の前記割当て手段で割
当てられた割当て領域及び当該割当て領域の前記データ
バッファにおける相対位置を格納する格納手段と、前記
格納手段の格納内容を基に前記データ転送時に前記デー
タバッファの読出し書込みを制御する制御手段とを備え
ている。
【0012】すなわち、本発明ではバッファ管理部に各
チャネル装置対応に割当てるブロックバッファ数とその
割当て領域のデータバッファにおける相対位置とを格納
するバッファ構成情報格納部を新たに設け、バッファ構
成情報格納部の内容をプロセッサ部からフレキシブルに
設定可能としている。これによって、各チャネル装置に
割当てるデータバッファ容量を可変とすることができる
ため、機能的にもコスト的にも無駄を生ずることなく、
より高速なチャネル装置の接続が容易になる。
【0013】また、プロセッサ部は入出力処理装置に接
続された複数のチャネル装置の存在情報及び転送レート
を判断し、各チャネル装置に必要と想定されるブロック
バッファの構成を求め、新たに設けたバッファ構成情報
格納部へ設定する。この時、物理的に存在しないチャネ
ル装置にはブロックバッファを割当てないことで無駄な
ハードウェア資源の浪費を抑えると同時に、高速化が要
求されるチャネル装置に対しては大量のブロックバッフ
ァを割当てることで、限られたハードウェア資源の有効
活用とデータ転送の高速化とを実現する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の構
成を示すブロック図である。図において、入出力処理装
置2はシステムバス100経由で主記憶装置1に接続さ
れ、チャネルバス101経由で複数のチャネル装置8−
1〜8−nに接続されている。
【0015】入出力処理装置2は主にメモリインタフェ
ース制御部3と、データバッファ4と、バッファ管理部
5と、プロセッサ部6と、リクエスト調停部7とから構
成されている。
【0016】入出力処理装置3におけるチャネル装置8
−1〜8−nと主記憶装置1との間のデータ転送はプロ
セッサ部6によって起動される。プロセッサ部6によっ
てデータ転送が起動されると、チャネル装置8−1〜8
−nからデータ転送要求が発生する。リクエスト調停部
7はチャネル装置8−1〜8−nから発生したデータ転
送要求を調停し、バッファ管理部5内の情報に基づいて
データ転送要求を受付ける。
【0017】バッファ管理部5はチャネル装置8−1〜
8−n各々に対応して割当てられたデータバッファ4の
状態(バッファビジーやデータ待ち)を管理しており、
主記憶装置1に対するメモリアクセスリクエストの発行
要求を生成する。データバッファ4は主記憶装置1とチ
ャネル装置8−1〜8−nとの間の転送速度の違いから
生ずるロスを低減させるためにデータを一時的にバッフ
ァリングする。
【0018】メモリインタフェース制御部3はバッファ
管理部5からの要求に基づいて主記憶装置1へのメモリ
アクセスリクエストを発行し、そのリクエストに対する
主記憶装置1からの応答であるリプライデータの受信処
理を行う。
【0019】図2は図1のバッファ管理部5の構成を示
すブロック図である。図において、バッファ管理部5は
各チャネル装置8−1〜8−n対応に独立したバッファ
管理回路5−1〜5−nから構成されている。
【0020】バッファ管理回路5−1〜5−n各々はメ
モリリクエストポインタ(以下、MRQPとする)51
−1〜51−n(MRQP51−2〜51−nは図示せ
ず)と、メモリリプライポインタ(以下、MRPPとす
る)52−1〜52−n(MRPP52−2〜52−n
は図示せず)と、チャネルリクエストポインタ(以下、
CRQPとする)53−1〜53−n(CRQP53−
2〜53−nは図示せず)と、バッファ構成情報格納部
54−1〜54−n(バッファ構成情報格納部54−2
〜54−nは図示せず)と、メモリリクエスト生成部5
5−1〜55−n(メモリリクエスト生成部55−2〜
55−nは図示せず)と、メモリリクエスト送出制御部
56−1〜56−n(メモリリクエスト送出制御部56
−2〜56−nは図示せず)と、メモリリクエストリプ
ライ受信制御部57−1〜57−n(メモリリクエスト
リプライ受信制御部57−2〜57−nは図示せず)
と、データ転送要求受付制御部58−1〜58−n(デ
ータ転送要求受付制御部58−2〜58−nは図示せ
ず)と、MRQP加算器59−1〜59−n(MRQP
加算器59−2〜59−nは図示せず)と、MRPP加
算器60−1〜60−n(MRPP加算器60−2〜6
0−nは図示せず)と、CRQP加算器61−1〜61
−n(CRQP加算器61−2〜61−nは図示せず)
とから構成されている。
【0021】MRQP51−1〜51−n、MRPP5
2−1〜52−n、CRQP53−1〜53−n各々は
割り振られたN個のブロックバッファに対してデータ管
理を行うためのポインタである。バッファ構成情報格納
部54−1〜54−nはブロックバッファ数Nと割当て
られたブロックバッファのデータバッファ4内の相対位
置BLとを保持する。
【0022】メモリリクエスト生成部55−1〜55−
nは主記憶装置1へのメモリリクエスト要求を生成す
る。メモリリクエスト送出制御部56−1〜56−nは
MRQP51−1〜51−nの更新を制御し、メモリリ
クエストリプライ受信制御部57−1〜57−nはMR
PP52−1〜52−nの更新を制御し、データ転送要
求受付制御部58−1〜58−nはCRQP53−1〜
53−nの更新を制御する。
【0023】MRQP加算器59−1〜59−n、MR
PP加算器60−1〜60−n、CRQP加算器61−
1〜61−nは夫々データバッファ4における読出し/
書込みアドレスを算出するための演算器である。
【0024】図3は図2のバッファ構成情報格納部54
−1〜54−nと図1のデータバッファ4との関係を示
す図であり、図4は図2のバッファ構成情報格納部54
−1〜54−nへの設定例を示す図である。
【0025】上記の入出力処理装置2の特徴はバッファ
管理部5の制御方式にある。以下、バッファ管理部5の
動作説明を図1〜図4を参照して説明する。
【0026】図3において、バッファ構成情報格納部5
4−1〜54−nに格納されたデータバッファ内相対位
置BLは該チャネルのデータバッファとしてアサインさ
れているブロックの先頭アドレスを示し、ブロックバッ
ファ数Nは該チヤネルにアサインされているブロックサ
イズを示している。これらデータバッファ内相対位置B
L及びブロックバッファ数Nは入出力処理装置2のプロ
セッサ部6によって設定される。
【0027】バッファ管理回路5−1〜5−nのMRQ
P51−1〜51−nと、MRPP52−1〜52−n
と、CRQP53−1〜53−nと、メモリリクエスト
送出制御部56−1〜56−nと、メモリリクエストリ
プライ受信制御部57−1〜57−nと、データ転送要
求受付制御部58−1〜58−nとは夫々以下のように
動作する。
【0028】MRQP51−1〜51−nは主記憶装置
1に発行したメモリリクエストの回数をカウントするポ
インタで、主記憶装置1にメモリリクエストを送出した
際にインクリメントされる。MRQP51−1〜51−
nの更新条件はメモリリクエスト生成部55−1〜55
−nにて生じたリクエスト要求信号がメモリインタフェ
ース制御部3にて処理されたことによって生ずるリクエ
スト送出信号を受信した際にメモリリクエスト送出制御
部56−1〜56−nによって生成される。
【0029】MRPP52−1〜52−nは主記憶装置
1にメモリリクエストを発行した際に、主記憶装置1か
ら受取ったリプライ(応答)の回数をカウントするポイ
ンタで、リプライ受信時にインクリメントされる。MR
PP52−1〜52−nの更新条件はメモリインタフェ
ース制御部3にてメモリリクエストに対するリプライデ
ータを受信したことによって生ずるリプライ受信信号を
受信した際にメモリリクエストリプライ受信制御部57
−1〜57−nによって生成される。
【0030】CRQP53−1〜53−nはチャネル装
置8−1〜8−nから受付けたデータ転送要求の回数を
カウントするポインタで、データ転送要求受付制御部5
8−1〜58−nがリクエスト調停部7からデータ転送
要求信号を受信し、それに対するデータ転送要求受付信
号を発行した際にインクリメントされる。
【0031】これらMRQP51−1〜51−nとMR
PP52−1〜52−nとCRQP53−1〜53−n
とは夫々プロセッサ部6からのデータ転送開始指示によ
って0クリアされ、その後にメモリリクエスト送出制御
部56−1〜56−nとメモリリクエストリプライ受信
制御部57−1〜57−nとデータ転送要求受付制御部
58−1〜58−nとが夫々生成する更新条件に基づい
てインクリメントされるが、インクリメントした結果、
バッファ構成情報格納部54−1〜54−nに設定され
たブロックバッファ数Nに等しくなった時に0に戻るよ
う制御される。尚、これらMRQP51−1〜51−n
とMRPP52−1〜52−nとCRQP53−1〜5
3−nとは夫々チャネル装置8−1〜8−n各々に対応
して割当てられた領域内を循環するように、データバッ
ファ4のアドレスを生成する。
【0032】データバッファ4の書込み/読出しに用い
るアドレスはMRQP51−1〜51−n、MRPP5
2−1〜52−n、CRQP53−1〜53−n各々の
値とバッファ構成情報格納部54−1〜54−n内のデ
ータバッファ内相対位置BLとの加算によって求めら
れ、バッファ管理回路5−1〜5−nのMRQP加算器
59−1〜59−nとMRPP加算器60−1〜60−
nとCRQP加算器61−1〜61−nとによって算出
される。
【0033】次に、バッファ管理部5を中心とした動作
説明を行う。プロセツサ部6は入出力処理装置2を初期
化する際に、入出力処理装置2に接続されたチャネル装
置8−1〜8−nの実装情報を参照し、接続チャネルの
有無を確認するとともに、接続されたチヤネル装置8−
1〜8−n各々の転送レートを読出し、各チャネル装置
8−1〜8−n毎に割付けるブロックバッファ数を算出
する。
【0034】このブロックバッファ数の算出にあたって
は、接続されたチヤネル装置8−1〜8−n各々の転送
レートに対する必要なブロックバッファ数の関係が予め
プロセッサ部6のプログラムデータにテーブルとして与
えられているものとする。ここで得たチャネル装置8−
1〜8−n毎に必要なブロックバッファ数Nとデータバ
ッファ4内の相対位置BL(チャネル装置8−1〜8−
n毎に割当てるブロックバッファの先頭位置)とをバッ
ファ管理回路5−1〜5−n内に設けたバッファ構成情
報格納部54−1〜54−nに設定する。その設定例を
図4に示す。但し、本発明の一実施例ではハードウェア
構成を簡略化するため、ブロックバッファ数は2m (m
=1,2,3,4)とする。したがって、ブロックバッ
ファ数は最小2個で、最大16個となる。
【0035】図4において、低速チャネルのチャネル番
号#00にはブロックバッファ数を2個割当てており、
その相対位置BLは「0」である。また、低速チャネル
のチャネル番号#01にはブロックバッファ数を2個割
当てており、その相対位置BLは「2」である。さら
に、高速チャネルのチャネル番号#03にはブロックバ
ッファ数を8個割当てており、その相対位置BLは
「4」である。さらにまた、低速チャネルのチャネル番
号#04にはブロックバッファ数を2個割当てており、
その相対位置BLは「12」である。但し、未実装のチ
ャネル番号#02にはブロックバッファ数は割当てられ
ない。
【0036】上記のように、プロセッサ部6はチャネル
番号の若い番号からブロックバッファ数を算出し、デー
タバッファ4の先頭から随時割当てていく。また、プロ
セッサ部6は高速なチャネルになればなるほど割当てる
バッファサイズを大きく設定する。これは高速なチャネ
ルになるほど、チヤネル装置8−1〜8−nからのデー
タ転送要求の発生間隔が短くなるため、割当てるブロッ
クバッファ数が少ないとチャネル装置8−1〜8−nと
の間の転送速度と主記憶装置1間の転送速度との違いか
ら生ずるロスが大きくなって性能の低下が生ずるからで
ある。
【0037】図5は本発明の一実施例におけるチャネル
からのデータ転送要求間隔とブロックバッファ数との関
係を示す図であり、図6及び図7は従来例におけるチャ
ネルからのデータ転送要求間隔とブロックバッファ数と
の関係を示す図である。
【0038】図5は本発明の一実施例において、高速の
チャネル装置に対して4つのブロックバッファを割当て
た場合の動作を示している。本発明の一実施例ではブロ
ックバッファ数を大きく割当てることで、高速のチャネ
ル装置による発行間隔の短いデータ転送要求に対しても
追従することができるので、性能低下が発生しない。
【0039】図6は従来の低速のチャネル装置における
動作を示しており、2つのブロックバッファを交互に使
用することで、メモリリクエストによる転送速度の差を
吸収している。図7はデータ転送間隔の短い高速のチャ
ネル装置にて2つのブロックバッファを交互に使用した
場合の動作を示している。この場合、2つのブロックバ
ッファではメモリアクセスによる処理がチャネルからの
データ転送要求に追従することができず、データビジー
やデータ待ちのロスが生じて性能が低下してしまう。
【0040】バッファ管理部5の動作はそのデータ転送
要求の転送方向(つまり、主記憶装置1からチャネル装
置8−1〜8−nにデータを転送する方向及びチャネル
装置8−1〜8−nから主記憶装置1にデータを転送す
る方向)によって多少異なるため、夫々の転送方向毎に
以下の通り示す。尚、以下の説明ではチャネル装置5及
び主記憶装置1において、1回のリクエストで処理され
るデータ転送サイズ(ブロック)は同一とする。
【0041】入力転送(チャネル装置8−1〜8−nか
ら主記憶装置1への転送)の場合、バッファ管理回路5
−1〜5−nのデータ転送要求受付制御部58−1〜5
8−nはリクエスト調停部7からのデータ転送要求信号
を受信すると、データバッファ4の空き情報をCRPP
53−1〜53−nの値とMRPP52−1〜52−n
の値とから判断し、データバッファ4に空きがあるよう
ならばデータ転送要求信号を受付ける。データ転送要求
受付制御部58−1〜58−nはチャネル装置8−1〜
8−nから転送データを受信すると、その転送データを
データバッファ4に格納してデータ転送要求受付信号を
発行するとともに、CRQP53−1〜53−nをイン
クリメントする。
【0042】また、バッファ管理回路5−1〜5−nの
メモリリクエスト生成部55−1〜55−nでは更新さ
れたCRQP53−1〜53−nの値とMRQP51−
1〜51−nの値との差分を判定し、差分が生じている
場合には主記憶装置1にメモリライトリクエストを発行
するためにリクエスト要求信号を生成する。
【0043】メモリリクエスト送出制御部56−1〜5
6−nは生成したリクエスト要求信号がメモリインタフ
ェース制御部3に受付けられたことを示すリクエスト送
出信号を受信したら、転送データをデータバッファ4か
ら読出し、MRQP51−1〜51−nをインクリメン
トする。その後、メモリリクエストリプライ受信制御部
57−1〜57−nは主記憶装置1に発行したメモリラ
イトリクエストに対するリプライデータを受信し、メモ
リインタフェース制御部3からリプライ受信信号を受信
したらMRPP52−1〜52−nをインクリメントす
る。
【0044】チャネル装置8−1〜8−nからデータ転
送要求を受付ける際に、以前のデータ転送要求のデータ
の主記憶装置1への書込みがまだ完了していない(空き
が無い)状態が発生することがある。この場合、バッフ
ァビジーと判断し、バッファが空くのを待ち合わせた後
にデータ転送を行う。バッファビジーにて転送待ちの間
はチャネル装置8−1〜8−n間のデータ転送は停止す
る。
【0045】入力転送におけるバッファ管理部5の動作
をまとめると、主記憶装置1へのリクエスト発行条件は
「CRQP53−1〜53−nの値>MRQP51−1
〜51−nの値」となり、チャネル装置8−1〜8−n
からのデータ転送要求の受付け可能条件は「(CRQP
53−1〜53−nの値)−(MRPP52−1〜52
−nの値)<N(N=ブロックバッファ数)」となる。
【0046】また、データバッファ4のアドレス制御と
しては、読出しアドレスが「データバッファ内相対位置
BLとMRQP51−1〜51−nの値との加算値」
(MRQP加算器59−1〜59−n)となり、書込み
アドレスが「データバッファ内相対位置BLとCRQP
53−1〜53−nの値との加算値」(CRQP加算器
61−1〜61−nの出力)となる。
【0047】一方、出力転送(主記憶装置1からチャネ
ル装置8−1〜8−nへの転送)の場合、バッファ管理
回路5−1〜5−nのメモリリクエスト生成部55−1
〜55−nはチャネル装置8−1〜8−nからのデータ
転送要求に関わらずブロックバッファの空き状態をMR
QP51−1〜51−nの値とCRQP53−1〜53
−nの値とから判断し、空きが存在する場合には転送デ
ータの先取り処理(主記憶装置1からの先行データ読出
し)を行う。
【0048】バッファ管理回路5−1〜5−nのメモリ
リクエスト生成部55−1〜55−nはデータの先取り
処理として主記憶装置1にメモリリードリクエストを発
行するためにリクエスト要求信号を生成する。メモリリ
クエスト送出制御部56−1〜56−nは生成したリク
エスト要求信号がメモリインタフェース制御部3に受付
けられたことを示すリクエスト送出信号を受信したら、
MRQP51−1〜51−nをインクリメントする。
【0049】その後、メモリリクエストリプライ受信制
御部57−1〜57−nはメモリインタフェース制御部
3から主記憶装置1に発行したメモリリードリクエスト
に対するリプライデータを受信したことを示すリプライ
受信信号を受信したら、転送データをデータバッファ4
に格納し、MRPP52−1〜52−nをインクリメン
トする。
【0050】バッファ管理回路5−1〜5−nのデータ
転送要求受付制御部58−1〜58−nではリクエスト
調停部7からのデータ転送要求を受付ける際に、先取り
処理において転送すべきデータがデータバッファ4に準
備されているかをMRPP52−1〜52−nの値とC
RQP53−1〜53−nの値とから判断し、データが
既に準備できている(先取り済み)場合にはリクエスト
調停部7からの転送要求信号を受付け、データバッファ
4からチャネル装置8−1〜8−nへの転送データを読
出して送出し、データ転送要求受付信号を発行するとと
もにCRQP53−1〜53−nをインクリメントす
る。チャネル装置8−1〜8−nへ送出すべきデータが
準備できていない場合には先取り処理によって転送デー
タが準備されるのを待ち合わせた後、データ転送を行
う。
【0051】尚、バッファ管理回路5−1〜5−nのメ
モリリクエスト生成部55−1〜55−nはチャネル装
置8−1〜8−nに有効なデータを転送した際に生じた
データバッファ4の空きブロックに対して直ぐに次の転
送データの先取り処理を実施する。
【0052】出力転送でのバッファ管理部5の動作をま
とめると、主記憶装置1への先取りリクエスト発行条件
は「(MRQP51−1〜51−nの値)−(CRQP
53−1〜53−nの値)<N(N=ブロックバッファ
数)」となり、チャネル装置8−1〜8−nからのデー
タ転送要求の受付け可能条件は「MRPP52−1〜5
2−nの値>CRQP53−1〜53−nの値」とな
る。
【0053】また、データバッファ4のアドレス制御と
しては、読出しアドレスが「データバッファ内相対位置
BLとCRQP53−1〜53−nの値との加算値」
(CRQP加算器61−1〜61−nの出力)となり、
書込みアドレスが「データバッファ内相対位置BLとM
RPP52−1〜52−nの値との加算値」(MRPP
加算器60−1〜60−nの出力)となる。
【0054】以上のように、従来装置におけるバッファ
管理部の論理構成を変更することで合理的なバッファ拡
張を行うことができるため、コスト面でも優れた方法で
高速チャネル装置の接続を行うことができる。
【0055】このように、複数のチャネル装置8−1〜
8−n各々の接続情報及び転送レートを基にデータバッ
ファ4において複数のチャネル装置8−1〜8−n各々
のデータ転送に必要な領域を割当て、この割当て領域
(ブロックバッファ数)及び当該割当て領域のデータバ
ッファ4における相対位置BLをバッファ管理回路5−
1〜5−nのバッファ構成情報格納部54−1〜54−
nに格納しておき、その格納内容を基にデータ転送時に
データバッファ4の読出し書込みを制御することによっ
て、チャネル装置8−1〜8−n対応にブロックバッフ
ァのサイズを可変することができ、ブロックバッファの
拡張が必要最小限となるので、少ないハードウェア量で
高速チャネルの接続が可能となり、コスト面でも優れた
システムを構築することができる。よって、機能的にも
コスト的にも無駄を生ずることなく、高速チャネル装置
の接続が可能な入出力処理装置2を提供することができ
る。
【0056】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
【0057】(1)各々複数の入出力装置に接続された
複数のチャネル装置と主記憶装置との間のデータ転送に
用いられかつ各々予め設定された容量の複数のブロック
バッファからなるデータバッファを含む入出力処理装置
であって、前記複数のチャネル装置各々の接続情報及び
転送レートを基に前記複数のチャネル装置各々の前記デ
ータ転送に必要なブロックバッファ数を割当てる割当て
手段と、前記複数のチャネル装置各々の前記割当て手段
で割当てられたブロックバッファ数及びその割当てられ
た領域の相対位置を格納する格納手段と、前記格納手段
の格納内容を基に前記データ転送時に前記データバッフ
ァの読出し書込みを制御する制御手段と、を有すること
を特徴とする入出力処理装置。
【0058】(2)前記割当て手段は、前記データ転送
の速度が速い高速なチャネル装置に多数のブロックバッ
ファ数を割当てるよう構成したことを特徴とする(1)
記載の入出力処理装置。
【0059】(3)前記制御手段は、前記主記憶装置に
読出し書込み要求を送出した回数を計数する第1の計数
手段と、前記読出し書込み要求に対する前記主記憶装置
からの応答を受信した回数を計数する第2の計数手段
と、前記チャネル装置からのデータ転送要求を受付けた
回数を計数する第3の計数手段と、前記格納手段の格納
内容と前記第1の計数手段の計数値と前記第2の計数手
段の計数値と前記第3の計数手段の計数値とを基に前記
データバッファに対して読出しアドレス及び書込みアド
レスを生成する生成手段とを前記複数のチャネル装置各
々に対応して有することを特徴とする(1)または
(2)記載の入出力処理装置。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のチャネル装置各々の接続情報及び転送レートを基に
データバッファにおいて複数のチャネル装置各々のデー
タ転送に必要な領域を割当て、この割当て領域及び当該
割当て領域のデータバッファにおける相対位置を格納し
ておき、その格納内容を基にデータ転送時にデータバッ
ファの読出し書込みを制御することによって、機能的に
もコスト的にも無駄を生ずることなく、高速チャネル装
置の接続を可能とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のバッファ管理部の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2のバッファ構成情報格納部と図1のデータ
バッファとの関係を示す図である。
【図4】図2のバッファ構成情報格納部への設定例を示
す図である。
【図5】本発明の一実施例におけるチャネルからのデー
タ転送要求間隔とブロックバッファ数との関係を示す図
である。
【図6】従来例におけるチャネルからのデータ転送要求
間隔とブロックバッファ数との関係を示す図である。
【図7】従来例におけるチャネルからのデータ転送要求
間隔とブロックバッファ数との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 主記憶装置 2 入出力処理装置 3 メモリインタフェース制御部 4 データバッファ 5 バッファ管理部 6 プロセッサ部 7 リクエスト調停部 8−1〜8−n チャネル装置 51−1 メモリリクエストポインタ 52−1 メモリリプライポインタ 53−1 チャネルリクエストポインタ 54−1 バッファ構成情報格納部 55−1 メモリリクエスト生成部 56−1 メモリリクエスト送出制御部 57−1 メモリリクエストリプライ受信制御部 58−1 データ転送要求受付制御部 59−1 MRQP加算器 60−1 MRPP加算器 61−1 CRQP加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々複数の入出力装置に接続された複数
    のチャネル装置と主記憶装置との間のデータ転送に用い
    られるデータバッファを含む入出力処理装置であって、 前記複数のチャネル装置各々の接続情報及び転送レート
    を基に前記データバッファにおいて前記複数のチャネル
    装置各々の前記データ転送に必要な領域を割当てる割当
    て手段と、 前記複数のチャネル装置各々の前記割当て手段で割当て
    られた割当て領域及び当該割当て領域の前記データバッ
    ファにおける相対位置を格納する格納手段と、前記格納
    手段の格納内容を基に前記データ転送時に前記データバ
    ッファの読出し書込みを制御する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする入出力処理装置。
  2. 【請求項2】 前記割当て手段は、前記データ転送の速
    度が速い高速なチャネル装置に大きな領域を割当てるよ
    う構成したことを特徴とする請求項1記載の入出力処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記主記憶装置に読出
    し書込み要求を送出した回数を計数する第1の計数手段
    と、前記読出し書込み要求に対する前記主記憶装置から
    の応答を受信した回数を計数する第2の計数手段と、前
    記チャネル装置からのデータ転送要求を受付けた回数を
    計数する第3の計数手段と、前記格納手段の格納内容と
    前記第1の計数手段の計数値と前記第2の計数手段の計
    数値と前記第3の計数手段の計数値とを基に前記データ
    バッファに対して読出しアドレス及び書込みアドレスを
    生成する生成手段とを前記複数のチャネル装置各々に対
    応して有することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の入出力処理装置。
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