JPH10122289A - 車両用ショックアブソーバのピストン - Google Patents

車両用ショックアブソーバのピストン

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JPH10122289A
JPH10122289A JP27487896A JP27487896A JPH10122289A JP H10122289 A JPH10122289 A JP H10122289A JP 27487896 A JP27487896 A JP 27487896A JP 27487896 A JP27487896 A JP 27487896A JP H10122289 A JPH10122289 A JP H10122289A
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Japan
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piston
flow path
shock absorber
small
large flow
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JP27487896A
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Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
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Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね合せ構成のピストンにて伸び側と縮み側
の流路面積に差をつけ、伸び側と縮み側との減衰力に差
をつけ易くすることを課題とする。 【解決手段】 両面間を貫通するオイル流路の形状が相
違する円板状の上側と下側のピストン要素13,15を
同心に重ね合わせてなり、上下面にバルブ21,23が
配置されてチューブ1内をロッド3と共に往復動する車
両用ショックアブソーバのピストン11であって、各ピ
ストン要素13,15は流路面積の異なる大流路13
a,15aと小流路13b,15bとを周方向に交互に
それぞれ2等分配置して備え、ピストン11は両ピスト
ン要素13,15の大流路13a,15a同士と小流路
13b,15b同士とを連通するように重ね合せてなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ショックア
ブソーバのピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ショックアブソーバとして
は、例えば(株)鉄道日本社発行の「自動車工学」誌1
996年10月号64〜65頁にビルシュタインのモノ
チューブ式ガス入りのものが記載されている。これに用
いられるピストンは図4(a),(b),(c)に示す
ように、同一形状の2つのピストンハーフ201,20
1を互いに背中合わせに重ね合わせ、その重ね合わせ状
態で、中心孔203にピストンロッド(図示省略)の先
端部を嵌入してナットにより固定され、一体化されてい
る。
【0003】各ピストンハーフ201は、重ね合せ時の
外側面の外周近傍に周方向4等分に円弧帯状(a図では
斜線で、c図では網目で示す)に開口する流路201a
を有し、この流路201aは図4(b)に示すように、
合せ面では中心寄りに拡大して開口している。一方、こ
の流路201aと周方向に45°ずれ、かつこの流路2
01aよりも中心寄りに周方向4等分に扇状(a図では
斜線で、c図では網目で示す)に開口する流路201b
を有し、この流路201bは図4(b)に示すように、
合せ面では外周寄りに拡大して開口している。
【0004】そして、ピストンハーフ201同士を周方
向に45°ずらせて重ね合わせているので、上記の流路
201aと流路201bとが連通し、伸び側と縮み側の
各ピストン流路が形成される。そして、ピストンロッド
の伸縮時にはピストン201上下の各圧縮されたオイル
がこれらの流路201a,201bとこの部に設けられ
た各バルブ(図示省略)とを経てピストン201の上下
逆側へ流入する。この逆側へ流入する際の抵抗(減衰
力)によりショックが吸収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このピスト
ン201の伸び側と縮み側の各流路の流路面積が同じで
あるので、伸び側と縮み側とで異なった減衰力を得るに
はこの部に設ける各バルブの特性差によって行うことに
なり、例えば縮み側の減衰力をある程度以下に設定して
伸び側の減衰力と差をつけることが困難であるという問
題がある。
【0006】そこで、本発明は、重ね合せ構成のピスト
ンにて伸び側と縮み側の流路面積に差をつけ、伸び側と
縮み側との減衰力に差をつけ易くすることを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、両面間を貫通するオイル
流路の形状が相違する円板状の第1と第2のピストン要
素を同心に重ね合わせてなり、両外側面にバルブが配置
されてチューブ内をピストンロッドと共に往復動する車
両用ショックアブソーバのピストンであって、前記各ピ
ストン要素は流路面積の異なる大流路と小流路とを周方
向に交互にそれぞれ等分配置して備え、前記ピストンは
両ピストン要素の大流路同士と小流路同士とを連通する
ように重ね合せてなることを特徴とする。
【0008】したがって、例えば車体がバウンドしてシ
ョックアブソーバが縮むときピストン下側の圧縮される
オイルがピストンの大流路および縮み側バルブを通って
ピストン上側へ流入するようにすれば、逆にショックア
ブソーバが伸びるときピストン上側のオイルはピストン
の小流路および伸び側バルブを通ってピストン下側へ流
入することになるので、伸び側と縮み側とのオイルの流
入抵抗(減衰力)に差をつけ易くなると共に、縮み側の
減衰力を小さく設定することが容易になる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用ショックアブソーバのピストンであって、前記
各ピストン要素の外側面における大流路と小流路との各
開口位置が径方向で内外に異なると共に、該異なる径方
向内外の関係が第1と第2のピストン要素で逆になって
いることを特徴とする。
【0010】このように、ピストンの外側面における大
流路と小流路の開口の径方向内外の位置関係を第1と第
2のピストン要素とで逆にしてあるので、外側面にバル
ブを配設するに当り、バルブがピストンの中心寄りの開
口を開閉するように配設すればよく、減衰力の設定が容
易になる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の車両用ショックアブソーバのピストンであっ
て、前記第1のピストン要素は、外側面において大流路
が径方向内方で周方向にほぼ円弧帯状に開口すると共に
小流路が該開口同士の周方向中央位置に径方向外方で周
方向にほぼ円弧帯状に開口し、かつ、合せ面において大
流路が径方向外方に拡大して開口すると共に小流路が径
方向内方に拡大して開口し、前記第2のピストン要素
は、外側面において大流路が径方向外方で周方向にほぼ
円弧帯状に開口すると共に小流路が該開口同士の周方向
中央位置に径方向内方で周方向にほぼ円弧帯状に開口
し、かつ、合せ面において大流路が径方向内方に拡大し
て開口すると共に小流路が径方向外方に拡大して開口す
ることを特徴とする。
【0012】したがって、請求項1または2の発明と同
等の作用・効果が得られる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の車両用ショックアブソーバのピストンであって、前記
第1のピストン要素をロッドのヘッド側に配置すると共
に前記第2のピストン要素をチューブのボトム側に配置
し、重ね合わせることを特徴とする。
【0014】したがって、請求項1〜3のいずれかの発
明と同等の作用・効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]本発明の第1実施形態を図1、図2に
より説明する。図1は本実施形態のピストンを適用した
車両用ショックアブソーバの断面図である。図2は本実
施形態のピストンの構造を示す。
【0016】図1に示すように、このショックアブソー
バはモノチューブ式ガス入りのもので、チューブ1のボ
トム部1aが車軸側(図示省略)に、そしてロッド(ピ
ストンロッド)3のヘッド部3aが車体側5に取り付け
られ、ほぼ図示のように縦方向に配置されている。
【0017】図1はロッド3の最伸状態を示している。
ロッドのヘッド部3aには車体のバウンド時(ロッド3
の縮み時)の緩衝用のバンプラバー7が嵌め込まれてい
る。ロッド3が縮んだ状態ではバンプラバー7が2点鎖
線示のようにチューブ上端のダストシールカバー9の上
面9aに当接する場合がある。一方、ロッド3の下端部
にはピストン要素13,15がこの上下関係で合せ面同
士を重ね合わされてピストン11を構成し、ナット17
によりロッド3に固定されている。
【0018】図1の上側のピストン要素(第1のピスト
ン要素)13に形成された大流路13a,13a(図2
(b)の上半部参照)は、図2(a)に示す重ね合せ時
の外側面13cの径方向内側(中心寄り)に周方向に2
等分配置された円弧帯状の開口13a´,13a´を有
している。また、小流路13b,13bは大流路13a
の開口13a´と周方向に90°ずれて2等分配置さ
れ、径方向外側(外周寄り)に円弧帯状の開口13b
´,13b´を有している。
【0019】そして、上側ピストン要素13の合せ面1
3dおいては、大流路13aは図2(b)の上半部に示
すように外周寄りに拡大した開口13a”を有し、ま
た、小流路13bは逆に中心寄りに拡大して開口してい
る(図示省略)。
【0020】一方、図1、図2(b)の下側のピストン
要素(第2のピストン要素)15に形成された大流路1
5a,15a(図2(b)の下半部参照)は、図2
(c)に示す重ね合せ時の外側面15cの外周寄りに周
方向に2等分配置された円弧帯状の開口15a´,15
a´を有している。また、小流路15b,15bは大流
路15aの開口15a´と周方向に90°ずれて2等分
配置され、中心寄りに円弧帯状の開口15b´,15b
´を有している。
【0021】そして、下側ピストン要素15の合せ面1
5dにおいては、大流路15aは図2(b)の下半部に
示すように中心寄りに拡大した開口15a”を有し、ま
た、小流路15bは逆に外周寄りに拡大して開口してい
る(図示省略)。
【0022】このように形成された両ピストン要素1
3,15は図1、図2(b)のような上下関係に重ね合
せられてピストン11を構成し、このとき大流路13
a,15a同士および小流路13b,15b同士が合せ
面にて連通する。
【0023】そして、ピストン11の上面13cには図
2(a)に示す開口13a´,13a´を開閉する縮み
側バルブ21(図1参照)が取り付けられ、下面には図
2(c)に示す開口15b´,15b´を開閉する伸び
側バルブ23が取り付けられている。また、ピストン1
1外周にはピストンシール25が配置され、これと各バ
ルブ21,23によりピストン11上下のオイルが分離
されている。
【0024】こうして、各ピストン要素13,15の大
流路13a,15aが縮み側流路となり、小流路13
b,15bが伸び側流路となる。図2(a),(c)に
より明らかなように縮み側流路の流路面積と伸び側流路
の流路面積とは異なり、縮み側流路の流路面積の方がよ
り大きい。
【0025】図1に戻って、ピストン11の上面13c
とシールストッパ31との間にはリバウンド時(ロッド
3の伸び時)の緩衝用のラバーブッシュ33が配置され
ている。シールストッパ31とシールカバー35との間
にはオイルシール37が配置されている。シールカバー
35の上方にはダストシール39を保持するダストシー
ルカバー9が配置され、ダストシールカバー9はチュー
ブ1の上端部に取り付けられ一体化されている。ダスト
シールカバー9の上面9aはダストシール39のダスト
リップ39aよりも外方に突出し、またダストの溜り防
止の放射状の溝9bが設けられている。
【0026】ピストン11の下方には、フリーピストン
41の下方にリザーバ室43が設けられ、縮み側の所定
の減衰力が得られるような圧力のガスが充填されてい
る。また、フリーピストン41の上方にはオイルが所定
量充填されている。こうして、オイルはフリーピストン
41に設けられたシール45によりリザーバ室43内の
ガスと分離され、オイルはフリーピストン41(ガス)
により押圧され、加圧されている。
【0027】つぎに、このショックアブソーバの作用を
説明する。
【0028】車体のバウンド時にはロッド3は縮み、ピ
ストン11上側の圧力は低下し、ピストン11下側の圧
力が上昇する。このためピストン11下側のオイルは各
ピストン要素13,15の大流路13a,15aを経て
縮み側バルブ21を押し開いてピストン11の上側に流
入する。このときピストン11下側の圧力はフリーピス
トン41により押圧されるので、負圧にはならない。ピ
ストン上側への流入抵抗は縮み側バルブ21の特性によ
るものの、縮み側流路の流路面積が伸び側の流路面積よ
りも大きいので縮み側減衰力を小さく設定することが容
易化される。
【0029】ロッド3の縮み量が大きいときには、バン
プラバー7がダストシールカバー9の上面9aに当り、
バンプラバー7はストッパとなりつつロッド3の縮み側
ストロークエンドでの衝撃を緩和する。このとき、ダス
トリップ39aがダストシールカバー9の上面9aより
も突出していないので、ダストリップ39aが損傷する
恐れはない。
【0030】また、ダストシールカバー9の上面の放射
状の溝9bがダストの逃げ溝となるので、ダストリップ
39aおよびロッド3に傷が生じにくい。
【0031】車体のリバウンド時には、ロッド3は伸
び、ピストン11上側が加圧され、オイルは各ピストン
要素13,15の小流路13b,15bを経て伸び側バ
ルブ23を押し開いてピストン下側に流入する。小流路
13b,15bの流路面積が縮み側流路の流路面積より
も小さいので、伸び側バルブ23の特性にもよるもの
の、流入抵抗を大きくし易く車体のリバウンド量を制約
し易い。ロッド3の伸び量(リバウンド量)が大きいと
きには、ラバーブッシュ33がピストン11とシールス
トッパ31とにより押圧され、ラバーブッシュ33がス
トッパとなりつつロッド3の伸び側ストロークエンドで
の衝撃を緩和する。
【0032】こうして、本実施形態によれば、ピストン
11の大流路(縮み側流路)13a,15aと小流路
(伸び側流路)13b,15bとの流路面積を異なるよ
うに形成し、縮み側流路の流路面積をより大きく形成し
ているので、ショックアブソーバの縮み側減衰力を小さ
く設定することが容易化される。
【0033】[第2実施形態]本発明の第2実施形態を
図1、図3により説明する。図3は本実施形態のピスト
ンの構造を示す。
【0034】本実施形態のショックアブソーバは上記第
1実施形態とはピストンの流路形状が異なり、その他の
構成は上記第1実施形態と同じである。したがって、こ
の相違点を説明し、重複する説明は省略する。
【0035】図3(b)の上側のピストン要素(第1の
ピストン要素)113に形成された大流路113a(図
3(b)の上半部参照)は、図3(a)に示す重ね合せ
時の外側面113cの径方向内側(中心寄り)に周方向
に4等分配置された扇状の開口113a´を有してい
る。また、小流路113bは大流路113aの開口11
3a´と周方向に45°ずれて4等分配置され、径方向
外側(外周寄り)にほぼ楕円状の開口113b´を有し
ている。
【0036】そして、上側ピストン要素113の合せ面
113dおいては、大流路113aは図3(b)の上半
部に示すように外周寄りに拡大した開口113a”を有
し、また、小流路113bは逆に中心寄りに拡大して開
口している(図示省略)。
【0037】一方、図3(b)の下側のピストン要素
(第2のピストン要素)115に形成された大流路11
5a(図3(b)の下半部参照)は、図3(c)に示す
重ね合せ時の外側面115cの外周寄りに周方向に4等
分配置された円弧帯状の開口115b´を有している。
また、小流路115bは大流路115aの開口115a
´と周方向に45°ずれて4等分配置され、中心寄りに
卵状の開口115b´を有している。
【0038】そして、下側ピストン要素115の合せ面
115dにおいては、大流路115aは図3(b)の下
半部に示すように中心寄りに拡大した開口115a”を
有し、また、小流路115bは逆に外周寄りに拡大して
開口している(図示省略)。
【0039】このように形成された両ピストン要素11
3,115は図3(b)のような上下関係に重ね合せら
れてピストン111を構成し、このとき大流路113
a,115a同士および小流路113b,115b同士
が合せ面にて連通する。
【0040】そして、ピストン111の上面113cに
は図3(a)に示す4個の開口113a´を開閉する縮
み側バルブ121が取り付けられ、下面には図3(c)
に示す開口115b´を開閉する伸び側バルブ123が
取り付けられている。
【0041】こうして、各ピストン要素113,115
の大流路113a,115aが縮み側流路となり、小流
路113b,115bが伸び側流路となる。図3
(a),(c)により明らかなように縮み側流路の流路
面積と伸び側流路の流路面積とは異なり、縮み側流路の
流路面積の方がより大きい。
【0042】このような構成により、本実施形態によれ
ば、縮み側流路の流路面積と伸び側流路の流路面積との
差により上記第1実施形態と同等の作用・効果が得られ
ると共に、ピストン111の周方向に大小各4個のオイ
ル流路が設けられているので通り抜けるオイルの周方向
の偏りが少なく、減衰性能がより安定する。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、オイルが一側から他側へ流入
するピストンの流路に流路面積の異なるオイル流路を設
けているので、流入方向によってオイルの流入抵抗に差
をつけることが容易になる。
【0044】したがって、例えば車体がバウンドしてシ
ョックアブソーバが縮むときピストン下側の圧縮される
オイルがピストンの大流路および縮み側バルブを通って
ピストン上側へ流入するようにすれば、逆にショックア
ブソーバが伸びるときピストン上側のオイルはピストン
の小流路および伸び側バルブを通ってピストン下側へ流
入することになるので、伸び側と縮み側とのオイルの流
入抵抗(減衰力)に差をつけ易くなると共に、縮み側の
減衰力を小さく設定することが容易になる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明による効果に加え、ピストンの外側面における大
流路と小流路の開口の径方向内外の位置関係を第1と第
2のピストン要素とで逆にしてあるので、外側面にバル
ブを配設するに当り、バルブがピストンの中心寄りの開
口を開閉するように配設すればよく、減衰力の設定が容
易になる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2の発明と同等の効果が得られる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれかの発明と同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のピストンを適用した車両用ショ
ックアブソーバの断面図である。
【図2】(a)と(c)は第1実施形態のピストンの各
外側面を示す図であり、(b)は(a)図のA−A断面
図である。
【図3】(a)と(c)は第2実施形態のピストンの各
外側面を示す図であり、(b)は(a)図のB−B断面
図である。
【図4】(a)と(c)は従来例のピストンの各外側面
を示す図であり、(b)は(a)図のC−C断面図であ
る。
【符号の説明】
1 チューブ 1a チューブのボトム部 3 ロッド(ピストンロッド) 3a ロッドのヘッド部 11,111 ピストン 13,113 上側のピストン要素(第1のピストン要
素) 15,115 下側のピストン要素(第2のピストン要
素) 13a,15a,113a,115a ピストン要素の
大流路 13a´,15a´,113a´,115a´ 外側面
における大流路の開口 13a”,15a”,113a”,115a” 合せ面
における大流路の開口 13b,15b,113b,115b ピストン要素の
小流路 13b´,15b´,113b´,115b´ 外側面
における小流路の開口 13b”,15b”,113b”,115b” 合せ面
における小流路の開口 13c,15c,113c,115c ピストン要素の
外側面 13d,15d,113d,115d ピストン要素の
合せ面 21,23,121,123 バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面間を貫通するオイル流路の形状が相
    違する円板状の第1と第2のピストン要素を同心に重ね
    合わせてなり、両外側面にバルブが配置されてチューブ
    内をピストンロッドと共に往復動する車両用ショックア
    ブソーバのピストンであって、 前記各ピストン要素は流路面積の異なる大流路と小流路
    とを周方向に交互にそれぞれ等分配置して備え、 前記ピストンは両ピストン要素の大流路同士と小流路同
    士とを連通するように重ね合せてなることを特徴とする
    車両用ショックアブソーバのピストン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ショックアブソ
    ーバのピストンであって、 前記各ピストン要素の外側面における大流路と小流路と
    の各開口位置が径方向で内外に異なると共に、該異なる
    径方向内外の関係が第1と第2のピストン要素で逆にな
    っていることを特徴とする車両用ショックアブソーバの
    ピストン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用ショッ
    クアブソーバのピストンであって、 前記第1のピストン要素は、外側面において大流路が径
    方向内方で周方向にほぼ円弧帯状に開口すると共に小流
    路が該開口同士の周方向中央位置に径方向外方で周方向
    にほぼ円弧帯状に開口し、かつ、合せ面において大流路
    が径方向外方に拡大して開口すると共に小流路が径方向
    内方に拡大して開口し、 前記第2のピストン要素は、外側面において大流路が径
    方向外方で周方向にほぼ円弧帯状に開口すると共に小流
    路が該開口同士の周方向中央位置に径方向内方で周方向
    にほぼ円弧帯状に開口し、かつ、合せ面において大流路
    が径方向内方に拡大して開口すると共に小流路が径方向
    外方に拡大して開口することを特徴とする車両用ショッ
    クアブソーバのピストン。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両用ショックアブソ
    ーバのピストンであって、 前記第1のピストン要素をロッドのヘッド側に配置する
    と共に前記第2のピストン要素をチューブのボトム側に
    配置し、重ね合わせることを特徴とする車両用ショック
    アブソーバのピストン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820411B1 (ko) * 2006-07-26 2008-04-10 기아자동차주식회사 차량의 마찰방지형 현가장치
JP2009257571A (ja) * 2008-03-26 2009-11-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 流体圧緩衝器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100820411B1 (ko) * 2006-07-26 2008-04-10 기아자동차주식회사 차량의 마찰방지형 현가장치
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