JPH10122075A - パイプ用クランプ - Google Patents

パイプ用クランプ

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Publication number
JPH10122075A
JPH10122075A JP8279481A JP27948196A JPH10122075A JP H10122075 A JPH10122075 A JP H10122075A JP 8279481 A JP8279481 A JP 8279481A JP 27948196 A JP27948196 A JP 27948196A JP H10122075 A JPH10122075 A JP H10122075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
clamp
radius
ribs
holding member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8279481A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Hatano
孝則 羽田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP8279481A priority Critical patent/JPH10122075A/ja
Publication of JPH10122075A publication Critical patent/JPH10122075A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ用クランプの樹脂化によってその製作
を簡素化し、部品点数を減らし、かつ軽量化を図るとと
もに、パイプホールド部をゴムから樹脂に変更すること
で生じやすくなるパイプのずれ動きを防止することであ
る。 【解決手段】 パイプ用クランプであって、円弧形状の
パイプホールド部30を有するクランプ本体10が樹脂
材による一体成形品であり、このパイプホールド部30
の曲率半径がクランプの対象物であるパイプの半径より
小さく設定されているとともに、このパイプホールド部
30の内周に複数のリブ32が前記パイプの長さ方向に
間隔をもって形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用エン
ジンのインジェクターに燃料を供給するインジェクショ
ンパイプを把持するのに使用するパイプ用クランプに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパイプ用クランプとして
は、金属製のクランプ本体に対して半円弧形状のパイプ
ホールド部を有するゴム部材を貼りつけた構成のものが
一般的である。そしてこの構成のクランプを2個一組と
して用いてパイプを挟んだ後、ボルトで締め付けて固定
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構成ではクランプ
の製作が煩雑になるとともに部品点数が増え、またクラ
ンプ本体が金属性であるために重量が大きくなってしま
う。本発明の目的は、パイプ用クランプの樹脂化によっ
てその製作を簡素化し、部品点数を減らすとともに軽量
化を図ることである。さらにパイプホールド部をゴムか
ら樹脂に変更することで生じやすくなるパイプのずれ動
きを防止することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
円弧形状のパイプホールド部を有するクランプ本体が樹
脂材による一体成形品であり、このパイプホールド部の
曲率半径がクランプの対象物であるパイプの半径より小
さく設定されているとともに、このパイプホールド部の
内周に複数のリブが前記パイプの長さ方向に間隔をもっ
て形成されていることを特徴とする。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
イプ用クランプにおいて、前記の各リブの突出量が前記
パイプホールド部の深さに比べて非常に小さな寸法に設
定されていることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、クランプ本体が樹脂材に
よる一体成形品であることからその成形が容易であると
ともに、前記パイプホールド部の曲率半径がパイプの半
径より小さく設定されていることから、パイプのホール
ド時に前記複数のリブがつぶされてパイプの把持力が増
大し、パイプのずれ動きが防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はパイプ用クランプを表した正面図、図2は
同じくパイプ用クランプを表した平面図である。これら
の図面で示すようにクランプ本体10は、中間ホールド
部材12とその左右に配置されたホールド部材14,1
5とを備えている。この中間ホールド部材12は軽量化
のための中空部12aを有する平板状をしているととも
に、その基部13には前記の両ホールド部材14,15
の基端部がそれぞれヒンジ部16によって結合されてい
る。なお図1で示すように前記基部13の両端部にはそ
れぞれ下向きに突出した係合片13aが形成されている
とともに、両ホールド部材14,15の基端部にはそれ
ぞれ横向きに突出した係合片14a,15aが形成され
ている。
【0008】前記の両ホールド部材14,15のうち、
一方のホールド部材14の先端部には係止爪18を有す
る係止片17が上向きに形成されている。またこのホー
ルド部材14の先端よりの中央部にはボルト(図示外)
を挿通させる孔21が形成されているとともに、この孔
21の内周には前記ボルトの締め付け荷重を受け持つた
めの金属製のリング22が固定されている。
【0009】これに対して他方のホールド部材15の先
端部には前記係止片17の挿入が可能な係止孔20が形
成され、この挿入によって前記係止爪18が係止孔20
の縁部に係止するようになっている。さらにこのホール
ド部材15の 先端よりの中央部には、前記ボルトを締
め付けらるためのナット24が固定されている。なお前
記リング22及びナット24は、これらをクランプ本体
10の成形型内に予めセットしておくことにより、この
クランプ本体10の樹脂成形によって個々のホールド部
材14,15と一体化される。
【0010】前記の両ホールド部材14,15の上面に
は、それぞれの三箇所において円弧形状のパイプホール
ド部30が形成されている。これらのパイプホールド部
30の曲率半径は、クランプの対象物である後述のパイ
プ40の半径より僅かに小さく設定されている。またこ
れらのパイプホールド部30のうちの一つを拡大して表
した図3,4からも明らかなようにパイプホールド部3
0の内周には、複数のリブ32がホールド部材14,1
5の幅方向(パイプの長さ方向)に一定の間隔で形成さ
れている。これらのリブ32の突出量は、図3で示すよ
うに個々の高さが0.1±0.05mmと、パイプホールド部3
0の深さに比べて極めて小さな寸法に設定されている。
【0011】前記クランプ本体10の両ホールド部材1
4,15をそれぞれのヒンジ部16から前記中間ホール
ド部材12の側へ折り曲げることにより、図5で示すよ
うに前記の両ホールド部材14,15は前記中間ホール
ド部材12をその両側から挟むように重ね合わされる。
そこで前記クランプ本体10が図1,2の状態にあると
き、それぞれのパイプホールド部30に対して図5で示
すパイプ40をセットした後、両ホールド部材14,1
5を前記のように重ね合わせる。これによって各パイプ
40が図5で示すように両ホールド部材14,15のそ
れぞれのパイプホールド部30と前記中間ホールド部材
12との間で挟み付けられる。
【0012】このようにクランプ本体10によってパイ
プ40を挟み付けた状態において、一方のホールド部材
14の前記孔21と他方のホールド部材15のナット2
4との互いの軸心がほぼ一致しているとともに、前記係
止片17が前記係止孔20に挿入され、係止片17の係
止爪18が係止孔20の縁部に係止する。この後、一方
のホールド部材14の孔21から他方のホールド部材1
5のナット24に対してボルト(図示外)を締め付ける
ことにより、前記の各パイプ40が所定の荷重で把持さ
れる。なお、このときのボルトの締め付け荷重は前記リ
ング22によって受け持たれる。
【0013】またこのようにパイプ40を把持した状態
においては、前記の両ホールド部材14,15の基端部
に形成されている前記係合片14a,15aが前記中間
ホールド部材12における基部13の両係合片13aに
対して図5で示すようにそれぞれ係合している。このた
め前記中間ホールド部材12の基部13と両ホールド部
材14,15の基端部とは、薄肉のヒンジ部16で結合
されているだけであってもパイプ40を把持した状態で
の中間ホールド部材12の基部13と両ホールド部材1
4,15の基端部とは強固な結合状態に保持される。
【0014】さて前記パイプホールド部30の曲率半径
は、すでに説明したようにパイプ40の半径より小さく
設定されているので、前記のようにパイプ40を把持し
たときに前記の各リブ32がつぶされて把持力が増大
し、パイプ40のずれ動きが防止される。そしてこれら
のリブ32が仮に摩耗したとしても、前記パイプホール
ド部30の曲率半径がパイプ40の半径より小さいこと
から把持力の低下が抑えられる。
【0015】このように前記のパイプ用クランプによれ
ば、クランプ本体10が樹脂材による一体成形品である
ことからその成形が容易であるとともに、パイプ40を
把持したときに前記のリブ32がつぶされて把持力が増
大するので、樹脂材による一体成型品のパイプ用クラン
プであっても、従来の金属製のクランプ本体とゴム部材
とを組み合わせた構成のものと同等もしくはそれ以上の
機能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプ用クランプを表した正面図。
【図2】同じくパイプ用クランプを表した平面図。
【図3】パイプホールド部のうちの一つを拡大して表し
た構成図。
【図4】図3の平面図。
【図5】パイプ用クランプの使用状態を表した正面図。
【符号の説明】
10 クランプ本体 12 中間ホールド部材 14 ホールド部材 15 ホールド部材 30 パイプホールド部 32 リブ 40 パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧形状のパイプホールド部を有するク
    ランプ本体が樹脂材による一体成形品であり、このパイ
    プホールド部の曲率半径がクランプの対象物であるパイ
    プの半径より小さく設定されているとともに、このパイ
    プホールド部の内周に複数のリブが前記パイプの長さ方
    向に間隔をもって形成されていることを特徴とするパイ
    プ用クランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパイプ用クランプにおい
    て、前記の各リブの突出量が前記パイプホールド部の深
    さに比べて非常に小さな寸法に設定されていることを特
    徴としたパイプ用クランプ。
JP8279481A 1996-10-22 1996-10-22 パイプ用クランプ Pending JPH10122075A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8279481A JPH10122075A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 パイプ用クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8279481A JPH10122075A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 パイプ用クランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10122075A true JPH10122075A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17611654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8279481A Pending JPH10122075A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 パイプ用クランプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2261860A (en) * 1991-10-30 1993-06-02 Honda Motor Co Ltd Pitman arm steering apparatus with variable steering angle ratio.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2261860A (en) * 1991-10-30 1993-06-02 Honda Motor Co Ltd Pitman arm steering apparatus with variable steering angle ratio.
GB2261860B (en) * 1991-10-30 1995-08-09 Honda Motor Co Ltd Steering apparatus with variable steering angle ratio for pitman arm steering mechanism

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