JPH1012159A - カラー受像管装置 - Google Patents

カラー受像管装置

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Publication number
JPH1012159A
JPH1012159A JP15988796A JP15988796A JPH1012159A JP H1012159 A JPH1012159 A JP H1012159A JP 15988796 A JP15988796 A JP 15988796A JP 15988796 A JP15988796 A JP 15988796A JP H1012159 A JPH1012159 A JP H1012159A
Authority
JP
Japan
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picture tube
color picture
tube device
horizontal
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP15988796A
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English (en)
Inventor
Tatsuki Miyazono
建紀 宮園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビームの電流密度が変化しても、ホワイ
トユニフォーミティやコンバーゼンス特性の劣化しない
カラー受像管装置を構成することを目的とする。 【解決手段】 ファンネル11のネック14内に配設された
電子銃16から放出される複数の電子ビーム15B,15G,15R
をファンネルの径大部17とネックとの境界部付近の外側
に装着された偏向ヨーク18の発生する水平、垂直偏向磁
界により偏向し、シャドウマスク13を介して蛍光体スク
リーン12を水平、垂直走査するカラー受像管装置におい
て、水平、垂直偏向磁界に実質的に影響を及ぼさない偏
向ヨークの後部側に電子ビームの電流密度に相関して電
子ビームの軌道を修正する磁界を発生する複数個の磁気
コイル20L,20R を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管装
置に係り、特に電子銃から放出される複数の電子ビーム
の電流密度の変化にともなって生ずるホワイトユニフォ
ーミティやコンバーゼンス特性の変化を防止したカラー
受像管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー受像管装置は、パネルお
よびファンネルからなる外囲器を有し、そのパネルの内
面に、青、緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光
体スクリーンが設けられ、この蛍光体スクリーンと対向
して、その内側にシャドウマスクが配置されている。一
方、ファンネルのネック内に、3電子ビームを放出する
電子銃が配設されている。またファンネルの径大部とネ
ックとの境界部付近の外側に偏向ヨークが装着されてい
る。そして、上記電子銃から放出される3電子ビームを
偏向ヨークの発生する水平、垂直偏向磁界により偏向
し、シャドウマスクを介して蛍光体スクリーンを水平、
垂直走査することによりカラー画像を表示する構造に形
成されている。
【0003】このようなカラー受像管装置おいて、電子
銃を同一水平面上を通るセンタービームおよび一対のサ
イドビームからなる一列配置の3電子ビームを放出する
電子銃としたインライン型カラー受像管装置、さらに
は、偏向ヨークの発生する水平偏向磁界を全体としてピ
ンクッション形、垂直偏向磁界を全体としてバレル形と
して、これら水平、垂直偏向磁界により上記一列配置の
3電子ビームを偏向することにより、格別の補正回路を
要することなく、画面全面にわたり3電子ビームを集中
することができるセルフコンバーゼンス・インライン型
カラー受像管装置が、広く実用化されている。
【0004】図5に上記インライン型カラー受像管装置
について、電子銃とシャドウマスクと蛍光体スクリーン
との関係を示す。電子銃1から放出される3電子ビーム
2B,2G ,2R は、シャドウマスク3の透孔4で集中
し交差したのち、蛍光体スクリーン5を構成する3色蛍
光体層に入射する。この場合、蛍光体スクリーン5上に
表示される画像のホワイトユニフォーミティを良好にす
るためには、この蛍光体スクリーン5上での一対のサイ
ドビーム2B ,2R の間隔Sが重要である。
【0005】この間隔Sは、基本的には、一対のサイド
ビーム2B ,2R を放出する電子銃6B ,6R の間隔L
と、シャドウマスク3と蛍光体スクリーン5との間隔Q
とにより定まる。また、偏向ヨークの発生する水平、垂
直偏向磁界は、上記一対のサイドビーム2B ,2R を放
出する電子銃6B ,6R の間隔Lに対応して、最適の磁
界分布となるように設計される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、イン
ライン型カラー受像管装置において、蛍光体クリーン上
に表示される画像のホワイトユニフォーミティを良好に
するためには、蛍光体スクリーン上での一対のサイドビ
ームの間隔Sが重要である。その間隔Sは、基本的に
は、一対のサイドビームを放出する電子銃の間隔Lと、
シャドウマスクと蛍光体スクリーンとの間隔Qとにより
定まる。
【0007】しかし、このカラー受像管装置について
は、つぎのような問題がある。 すなわち、蛍光体スク
リーン上での一対のサイドビームの間隔Sは、上述した
ように、基本的には、一対のサイドビームを放出する電
子銃の間隔Lと、シャドウマスクと蛍光体スクリーンと
の間隔Qとにより定まるが、さらに一対のサイドビーム
の電流密度によって左右され、一般的には、電流密度が
増加すると、間隔Sが小さくなる。
【0008】一般に、この電子ビームの電流密度は、受
像機および受像機の使用条件により異なる。そのため、
間隔Sが変化し、ホワイトユニフォーミティが劣化す
る。また同時に、コンバーゼンス特性も劣化する。
【0009】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、電子銃から放出される電子ビーム
の電流密度が変化しても、ホワイトユニフォーミティや
コンバーゼンス特性が劣化しないカラー受像管装置を構
成することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】ファンネルのネック内に
配設された電子銃から放出される複数の電子ビームをフ
ァンネルの径大部とネックとの境界部付近の外側に装着
された偏向ヨークの発生する水平、垂直偏向磁界により
偏向し、シャドウマスクを介して蛍光体スクリーンを水
平、垂直走査するカラー受像管装置において、水平、垂
直偏向磁界に実質的に影響を及ぼさない偏向ヨークの後
部側に電子ビームの電流密度に相関して電子ビームの軌
道を修正する磁界を発生する複数個のコイルを配置し
た。
【0011】また、ファンネルのネック内に配設された
電子銃から放出される同一水平面上を通るセンタービー
ムおよび一対のサイドビームからなる一列配置の3電子
ビームをファンネルの径大部とネックとの境界部付近の
外側に装着された偏向ヨークの発生する水平、垂直偏向
磁界により偏向し、シャドウマスクを介して蛍光体スク
リーンを水平、垂直走査するカラー受像管装置におい
て、水平、垂直偏向磁界に実質的に影響を及ぼさない偏
向ヨークの後部の水平方向の両側に電子ビームの電流密
度に相関して一対のサイドビームの軌道を修正する磁界
を発生する一対のコイルを配置した。
【0012】さらに、ファンネルのネック内に配設され
た電子銃から放出される同一水平面上を通るセンタービ
ームおよび一対のサイドビームからなる一列配置の3電
子ビームをファンネルの径大部とネックとの境界部付近
の外側に装着された偏向ヨークの発生する全体としてピ
ンクッション形の水平偏向磁界および全体としてバレル
形の垂直偏向磁界により偏向し、シャドウマスクを介し
て蛍光体スクリーンを水平、垂直走査するカラー受像管
装置において、水平、垂直偏向磁界に実質的に影響を及
ぼさない偏向ヨークの後部の水平方向の両側に電子ビー
ムの電流密度に相関して一対のサイドビームの軌道を修
正する磁界を発生する一対のコイルを配置した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0014】図1にその一形態であるインライン型カラ
ー受像管装置を示す。このカラー受像管装置は、パネル
10およびファンネル11からなる外囲器を有し、その
パネル10の内面に、青、緑、赤に発光するストライプ
状の3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン12が設け
られ、この蛍光体スクリーン12と対向して、その内側
にシャドウマスク13が配置されている。一方、ファン
ネル11のネック14内に、同一水平面上を通るセンタ
ービーム15G および一対のサイドビーム15B ,15
R からなる一列配置の3電子ビーム15B ,15G ,1
5R を放出する電子銃16が配設されている。また、フ
ァンネル11の径大部17とネック14との境界部付近
の外側に、上記一列配置の3電子ビーム15B ,15G
,15Rを水平、垂直方向に偏向する水平、垂直偏向磁
界を発生する偏向ヨーク18が装着されている。
【0015】さらに、このカラー受像管装置において
は、上記偏向ヨーク18の発生する水平、垂直偏向磁界
に実質的に影響を及ばさない偏向ヨーク18の後部の水
平方向(X軸方向)両側に一対の磁気コイル20L ,2
0R が配置されている。この一対の磁気コイル20L ,
20R は、図2に示すように、両端部が垂直方向(Y軸
方向)となるようにネックに沿って配置されたコア21
と、その各コア21に巻付けられれたコイル22とから
なり、その各コイル22は、上記電子銃から放出される
3電子ビームの電流密度に相関して互いに逆極性の磁界
を発生するように、回路(図示せず)を介して接続され
ている。
【0016】なお、図2において、24は偏向ヨーク1
8のコア、25はそのコア24に巻付けられた垂直偏向
コイル、26は偏向ヨーク18の後部側をネックに締付
け固定する固定具である。
【0017】このカラー受像管装置では、電子銃16か
ら放出される3電子ビーム15B ,15G ,15R は、
偏向ヨーク18の発生する水平、垂直偏向磁界により偏
向され、シャドウマスク13の透孔を通って蛍光体スク
リーン12に入射し、3色蛍光体層を発光させてカラー
画像を表示する。
【0018】この場合、図3に示すように、間隔L離れ
て位置する両側の電子銃28B ,28R から放出される
一対のサイドビーム15B ,15R は、実線で示したよ
うに偏向ヨーク18の後部側の点mを通り、シャドウマ
スク13の透孔29で集中し交差したのち、蛍光体スク
リーン12に間隔Sで入射する。
【0019】ところが、この一対のサイドビーム15B
,15R の電流密度が増加すると、これら一対のサイ
ドビーム15B ,15R は、クーロン力により互いに反
発し合い、偏向ヨーク18の後部側の点m1 を通り、シ
ャドウマスク13の透孔29では集中せず、シャドウマ
スク13よりも蛍光体スクリーン12側で集中し、上記
場合よりも小さい角度で交差し、蛍光体スクリーン12
には、間隔Sよりも小さい間隔S1 で入射する。さらに
この一対のサイドビーム15B ,15R の電流密度が増
加すると、これら電子ビームの衝突によりシャドウマス
ク13は、熱膨張し、13a で示したように蛍光体スク
リーン12側に変位して、蛍光体スクリーン12との間
隔がQからQ2 と小さくなる。そのため、一対のサイド
ビーム15B ,15R の蛍光体スクリーン12上での間
隔は、S2 とさらに小さくなる。その結果、一対のサイ
ドビーム15B ,15R の間隔がSのとき、良好なホワ
イトユニフォーミティの得られたものが、間隔がS2 と
小さくなることで劣化し、同時にコンバーゼンス特性も
劣化する。
【0020】一般に、カラー受像管装置の一対のサイド
ビームの蛍光体スクリーン12上での間隔Sは、上記電
子ビームの電流密度の増加によるホワイトユニフォーミ
ティの劣化を考慮して、少し大きめに設計されるが、そ
れでも、ホワイトユニフォーミティを良好に維持するこ
とは困難である。
【0021】しかし、この発明の実施の形態のように、
偏向ヨーク18の後部の水平方向両側に一対の磁気コイ
ル20L ,20R を配置し、これら磁気コイル20L ,
20R に電子銃16から放出される3電子ビーム15B
,15G ,15R の電流密度に相関して、図4に示し
たように、互いに逆極性の磁界31を発生させると、図
3に一点鎖線で示したように、一対のサイドビーム15
B ,15R の軌道は、上記一対の磁気コイル20L ,2
0R の発生する磁界29により、蛍光体スクリーン12
上で、間隔Sとなるように修正することができる。なお
図3は、蛍光体スクリーン12の中央部について示した
ものであるが、この一対のサイドビーム15B ,15R
の蛍光体スクリーン12上での間隔Sは、蛍光体スクリ
ーン12の周辺部でも同様である。
【0022】したがって、上記のようにカラー受像管装
置を構成することにより、電子ビームの電流密度が増加
しても、良好なホワイトユニフォーミティを維持させる
ことができる。またコンバーゼンス特性の劣化による色
ずれも防止することができる。
【0023】なお、上記実施の形態では、インライン型
カラー受像管装置について説明したが、この発明は、そ
の他のカラー受像管装置にも適用でき、特に偏向ヨーク
の発生する水平偏向磁界を全体としてピンクッション
形、垂直偏向磁界を全体としてバレル形として、同一水
平面上を通る一列配置の3電子ビームを偏向するセルフ
コンバーゼンス・インライン型カラー受像管装置に有効
である。
【0024】
【発明の効果】電子銃から放出される複数の電子ビーム
を偏向ヨークの発生する水平、垂直偏向磁界により偏向
し、シャドウマスクを介して蛍光体スクリーンを水平、
垂直走査するカラー受像管装置において、その水平、垂
直偏向磁界に実質的に影響を及ぼさない偏向ヨークの後
部側に電子ビームの電流密度に相関して電子ビームの軌
道を修正する磁界を発生する複数個の磁気コイルを配置
し、特に同一水平面上を通るセンタービームおよび一対
のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを放出
するインライン型カラー受像管装置、さらには、その一
列配置の3電子ビームを偏向ヨークの発生する全体とし
てピンクッション形の水平偏向磁界および全体としてバ
レル形の垂直偏向磁界で偏向するセルフコンバーゼンス
・インライン型カラー受像管装置に適用して、電子ビー
ムの電流密度が増加しても、良好なホワイトユニフォー
ミティを維持し、かつコンバーゼンス特性の劣化による
色ずれも防止するカラー受像管装置とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるインライン型カ
ラー受像管装置の構成を示す図である。
【図2】図2(a)は上記カラー受像管装置の偏向ヨー
クの右側面図、図2(b)は左側面図、図2(c)は後
部構成を示す図である。
【図3】図3(a)および(b)はそれぞれ上記カラー
受像管装置の作用を説明するための図である。
【図4】上記カラー受像管装置の偏向ヨークの後部側に
配置された磁気コイルの発生する磁界を示す図である。
【図5】従来のインライン型カラー受像管装置の電子銃
とシャドウマスクと蛍光体スクリーンとの関係を説明す
るための図である。
【符号の説明】
11…ファンネル 12…蛍光体スクリーン 13…シャドウマスク 14…ネック 15B ,15…一対のサイドビーム 15G …センタービーム 16…電子銃 17…径大部 18…偏向ヨーク 20L ,20R …磁気コイル 21…コア 22…コイル 31…磁界

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンネルのネック内に配設された電子
    銃から放出される複数の電子ビームをファンネルの径大
    部とネックとの境界部付近の外側に装着された偏向ヨー
    クの発生する水平、垂直偏向磁界により偏向し、シャド
    ウマスクを介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査す
    るカラー受像管装置において、 上記水平、垂直偏向磁界に実質的に影響を及ぼさない上
    記偏向ヨークの後部側に上記電子ビームの電流密度に相
    関して上記電子ビームの軌道を修正する磁界を発生する
    複数個のコイルが配置されていることを特徴とするカラ
    ー受像管装置。
  2. 【請求項2】 ファンネルのネック内に配設された電子
    銃から放出される同一水平面上を通るセンタービームお
    よび一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビー
    ムをファンネルの径大部とネックとの境界部付近の外側
    に装着された偏向ヨークの発生する水平、垂直偏向磁界
    により偏向し、シャドウマスクを介して蛍光体スクリー
    ンを水平、垂直走査するカラー受像管装置において、 上記水平、垂直偏向磁界に実質的に影響を及ぼさない上
    記偏向ヨークの後部の水平方向の両側に上記電子ビーム
    の電流密度に相関して上記一対のサイドビームの軌道を
    修正する磁界を発生する一対のコイルが配置されている
    ことを特徴とするカラー受像管装置。
  3. 【請求項3】 ファンネルのネック内に配設された電子
    銃から放出される同一水平面上を通るセンタービームお
    よび一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビー
    ムをファンネルの径大部とネックとの境界部付近の外側
    に装着された偏向ヨークの発生する全体としてピンクッ
    ション形の水平偏向磁界および全体としてバレル形の垂
    直偏向磁界により偏向し、シャドウマスクを介して蛍光
    体スクリーンを水平、垂直走査するカラー受像管装置に
    おいて、 上記水平、垂直偏向磁界に実質的に影響を及ぼさない上
    記偏向ヨークの後部の水平方向の両側に上記電子ビーム
    の電流密度に相関して上記一対のサイドビームの軌道を
    修正する磁界を発生する一対のコイルが配置されている
    ことを特徴とするカラー受像管装置。
JP15988796A 1996-06-20 1996-06-20 カラー受像管装置 Pending JPH1012159A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000048174A (ko) * 1998-12-16 2000-07-25 니시무로 타이죠 칼라음극선관장치

Cited By (1)

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