JPH10118934A - ブラスト加工装置 - Google Patents

ブラスト加工装置

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JPH10118934A
JPH10118934A JP29948996A JP29948996A JPH10118934A JP H10118934 A JPH10118934 A JP H10118934A JP 29948996 A JP29948996 A JP 29948996A JP 29948996 A JP29948996 A JP 29948996A JP H10118934 A JPH10118934 A JP H10118934A
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Japan
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blasting
pallet
feeding means
blast
blast processing
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JP29948996A
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Kiyoshi Tohara
精 刀原
Shoichi Atsumi
章一 渥美
Saburo Nemoto
三郎 根本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産規模の拡大等に応じて、ブラスト加工能
力を変えることができるようにする。 【解決手段】 ブラスト加工装置をユニット化し、この
ユニット化されたもの(ブラスト加工ユニット)1を、
適宜個数連続的に設置する。ブラスト加工ユニット1
は、微粉体状の研磨材を噴射させるブラストガン11、
ワーク9を支持するパレット2を所定の速度で移動させ
る送り手段15、これらブラストガン11、送り手段1
5を内蔵するキャビネット12等からなる。送り手段1
5はモータ5等からの動力が伝達されるギヤ151と、
ギヤ151と噛み合うとともに上記パレット2の下面部
に設けられたラック25とも噛み合う両面歯付きベルト
152とからなる。各ブラスト加工ユニット1、1’間
には、タイミングベルト31等からなる動力伝達手段3
が設けられる。これによって各ブラスト加工ユニット
1、1’におけるパレット2及びワーク9の送り速度が
同期する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粉体状の研磨材
をブラストガンから噴射させることによってワークの加
工を行なうようにしたブラスト加工装置に関するもので
あり、特に、上記ブラスト加工手段をキャビネットごと
にユニット化するとともに、これらを適宜個数連続的に
設置することによって、加工能力(生産能力)の変更に
迅速に対応させることのできるようにしたブラスト加工
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラスト加工装置は、例えば図4
に示す如く、ワーク90に向かって微粉体状の研磨材を
噴射させるブラストガン10、ワーク90を固定するパ
レット80、当該パレット80を一定の方向へ送り出す
ベッド70等からなるものであり、これら各機能要素
が、キャビネット20内に設置されることによって、一
台のブラスト加工装置が形成されるようになっているも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成からなる従来のものにおいては、本ブラスト加工装
置の能力は、上記ブラストガン10の能力、あるいはキ
ャビネット20の大きさ等によって決ってしまうもので
ある。従って、加工能力の高いブラスト加工装置を得よ
うとする場合等には、ブラストガン10の本数を増やす
等した新たな仕様のブラスト加工装置を別途製作しなけ
ればならない。すなわち、生産現場の要求に応じて、そ
の都度仕様の異なったブラスト加工装置を、設計及び製
作しなければならないという問題点がある。このような
問題点を解決するために、上記ブラストガン、ブラスト
加工装置内の送り手段等を標準化するとともに、これら
各機能要素の収納されたキャビネットを単位としてユニ
ット化をし、これらユニット化されたもの(ブラスト加
工ユニット)を製造現場の要求に応じて所定の数(ユニ
ット)だけ連結させ、これによって種々の要求に応える
ようにしたブラスト加工装置を提供しようとするのが、
本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、微粉体
状の研磨材を加工物(ワーク)に向かって噴射させるブ
ラストガンと、当該ブラストガン等を内蔵するキャビネ
ットと、上記ブラストガンから噴射され、ワークの加工
に供された使用済みの研磨材を回収するとともに、これ
ら回収された使用済み研磨材を分級する分級装置等から
なるブラスト加工装置に関して、上記研磨材をワークに
向かって噴射させるブラストガン、上記ワークの支持及
び移動を担うパレットの、その送りを行なう送り手段、
これら送り手段及びブラストガンを、その内部に有する
キャビネット等にてブラスト加工ユニットを形成させる
とともに、これらブラスト加工ユニットを複数個連続的
に設置し、これら連続的に設置されたブラスト加工ユニ
ットの最初のステーションのところに、上記パレットを
最初のステーションのところに投入するように作動する
ローダ装置を設け、一方、上記連続的に設けられたブラ
スト加工ユニットの最終ステーションのところには当該
最終ステーションから取り出されたパレットを上記ロー
ダ装置のところへ戻すための準備作動をするアンローダ
装置を設け、更に、これらアンローダ装置とローダ装置
との間に、上記空のパレットを上記アンローダ装置側か
ら上記ローダ装置側へと戻すように作動するコンベア装
置を設けるようにした構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、標準化されたブラスト加工ユニットを複数個
連続的に並べるようにした構成を採ることにより、ユー
ザのニーズ(要求)に応じて、本ブラスト加工装置の加
工能力を自由に設定することができるようになる。特
に、このように連続して設けられることとなった各ブラ
スト加工ユニットにおいて、ワークを支持することとな
るパレットは、歯付きベルト等からなる送り手段にて所
定の速度で一定方向へと順繰りに送られるようになって
いるものである。従って、隣りのブラスト加工ユニット
で所定の加工を受けたワークは、上記パレットに載った
状態で、そのまま、次のブラスト加工ユニットへと運ば
れ、そこで、また、同じようなブラスト加工を受けるこ
ととなる。このような加工工程を経ることによって、ワ
ークの加工度は高められることとなる。すなわち、この
ように、所定の加工能力を有するブラスト加工ユニット
を2個連続して設けることによって、加工能力は、一台
のものに対して2倍に増加することとなる。
【0006】また、本発明のものにおいては、上記複数
個のブラスト加工ユニットが連続的に設置されたもの、
すなわち、ブラスト加工ラインにおいて、最初のステー
ションのところには、ワークを載せた状態のパレットを
上記最初のブラスト加工ユニットへ投入するためのロー
ダ装置が設けられるようになっているとともに、最終の
ステーションのところには、加工済みのワークを取り外
すとともに当該ワークの取り除かれたパレットを上記最
初のステーション側へ戻すための準備をするアンローダ
装置が設けられるようになっている。そして更に、この
アンローダ装置とローダ装置との間には上記空のパレッ
トをローダ装置側へ戻すように作動するコンベア装置が
設けられるようになっているので、本発明のものにおい
ては、ワークの加工を連続一貫作業にて行なうことがで
きるようになる。その結果、加工効率の向上、延いては
生産性の向上を図ることができるようになる。また、こ
のような循環式の加工ライン(システム)を採ることに
よって、加工ラインの自動運転あるいは無人運転等を行
なうことができるようになる。
【0007】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、上記ブ
ラスト加工ユニット内に設けられるものであって、上記
ワーク及び当該ワークの載せられたパレットを駆動する
送り手段を、モータにて駆動されるギヤと、当該ギヤと
噛み合うものであって、両面歯付きの形態からなる両面
歯付きベルトと、からなるようにするとともに、当該送
り手段にて所定の速度で、かつ、所定の方向へ移送され
るものであって、上記ワークの支持等を行なうパレット
の、その下面部のところに、上記送り手段を形成する両
面歯付きベルトの歯部と噛み合うラック部を有するよう
にした構成を採ることとした。
【0008】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、上記パレットは両面歯付きベルトの
歯部と噛み合って一定の速度で上記ブラスト加工ユニッ
ト内を移送されることとなる。そして、一つのブラスト
加工ユニットから隣りのブラスト加工ユニットへは、上
記両面歯付きベルトが設置される端部どうしで受け渡し
が行なわれることによって、定常的な送りが行なわれる
こととなる。従って、これらの行程を経ることによっ
て、上記パレット上に搭載されたワークは、最初のステ
ーションから最後のステーション(最終ステーション)
へと順繰りに送られることとなる。これによって、ワー
クは所定のブラスト加工を受けることとなる。
【0009】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1及び
請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、上記各ブラスト加工ユニットに設けられる上記送
り手段の間を、タイミングベルトまたはタイミングチェ
ーンからなる動力伝達手段にて連結するようにし、これ
によって、各ブラスト加工ユニットを形成する各送り手
段間における送りの状態を同期させるようにしたことで
ある。このような構成を採ることにより、本発明のもの
におけるブラスト加工ラインは、全体的に所定の同じ速
度で運転されるようになり、各ブラスト加工ユニット内
を移動するワークの、その移動速度(移送速度)は各場
所で常に一定の状態となる。従って、各ブラスト加工ユ
ニットにおいて、ブラスト加工のむら等が生じないよう
になり、均一なブラスト加工が行なわれることとなる。
また、このようにして、各ブラスト加工ユニット間の送
り手段は一本の駆動ラインにて連結されることとなり、
本ブラスト加工ライン全体で一個の動力源、すなわち、
モータを設ければ良いようになる。その結果、各ブラス
ト加工ユニットにおける送り手段の送り速度の制御がし
やすくなるとともに、各送り手段間における送り速度の
同期も上記両面歯付きベルトの採用と相まって、確実に
行なわれることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図3を基に説明する。本発明の実施の形態にか
かるものの、その構成は、図1に示す如く、微粉体状の
研磨材をワーク9に向かって噴射させるブラストガン1
1及び上記ワーク9の搭載されたパレット2を所定の速
度で移送させる送り手段15等を内蔵するキャビネット
12を単位として形成される複数のブラスト加工ユニッ
ト1、1’と、これら複数のブラスト加工ユニット1、
1’が連続的に設けられた状態において、その最初のブ
ラスト加工ユニット(最初のステーション)1のところ
に設けられるものであって当該最初のステーションへワ
ーク9の搭載されたパレット2を投入するように作動す
るローダ装置6と、上記連続的に設けられたブラスト加
工ユニット1、1’の最後のもの(最終ステーション)
1’のところに設けられるものであって、加工済みワー
ク9の取り出された後の空のパレット2を上記最初のス
テーションのところへ戻すように準備をするアンローダ
装置7と、当該アンローダ装置7と上記ローダ装置6と
の間に設けられるものであって、上記空のパレット2を
搬送するコンベア装置8と、からなることを基本とする
ものである。
【0011】このような基本構成において、上記ブラス
ト加工ユニット1、1’の内部に設けられるブラストガ
ン11のところには、高圧エア及び当該高圧エアによっ
て噴射される研磨材が供給されるようになっているもの
である。そして、当該ブラストガン11から噴射され、
ワーク9の加工に供された上記研磨材は、図1に示す如
く、下方部に設けられたホッパ13に集められて、回収
ダクト14等からなる回収装置を介して分級装置(図示
せず)へと送られるようになっているものである。そし
て、この分級装置にて分級された研磨材は、再び上記ブ
ラストガン11のところへ供給されるようになっている
ものである。
【0012】次に、上記ブラストガン11からの噴射研
磨材によって加工を受けるワーク9の支持及び移送(送
り)を行なうパレット2は、図2に示す如く、ブロック
状の形態からなるものであることを基本とするものであ
る。そして、その上面部21のところには、ワーク9が
種々の固定手段にて取り付けられるようになっていると
ともに、下面部の一部(中央部)には、後に述べる送り
手段15と噛み合うように形成されたラック(ラック
部)25が設けられるようになっているものである。そ
して更に、下面部の両側端部に形成される下端部26の
ところは、上記キャビネット12の一部に設けられたロ
ーラ16と係合するようになっているものである。そし
て、上記パレット2は、このローラ16上を移動するよ
うになっているものである。
【0013】このようなパレット2の移送(送り)を担
う送り手段15は、図2及び図3に示す如く、駆動軸5
5等を介してモータ5にて駆動されるギヤ151と、当
該ギヤ151と噛み合うように形成された歯(歯部)1
55を有する歯付きベルト152と、からなることを基
本とするものである。なお、このような構成において、
本歯付きベルト152は、上記ギヤ151と噛み合うと
ともに、上記パレット2のラック25とも噛み合うよう
になっているものであるところから、本実施の形態のも
のにおいては両面に歯部を有する両面歯付きベルト15
2が採用されるようになっている。なお、このような両
面歯付きベルト152は、ゴム材あるいはプラスチック
材を基礎に形成されるようになっているものである。
【0014】このような送り手段15を有する複数のブ
ラスト加工ユニット1、1’が連続的に設置された状態
において、各送り手段15間に動力を伝達する動力伝達
手段3は、図3に示す如く、上記送り手段15のギヤ1
51と回転軸35を介して同軸状に設けられるギヤまた
はスプロケット33と、当該ギヤまたはスプロケット3
3と噛み合うものであって隣りのブラスト加工ユニット
1’の送り手段15に同じ送り速度を伝達するように形
成されたタイミングベルトあるいはタイミングチェーン
31と、からなることを基本とするものである。このよ
うに、本動力伝達手段3は、相隣るブラスト加工ユニッ
ト1、1’間において、ワーク9の送り速度を同期させ
る役目を担っているものであるので、上記タイミングベ
ルトとしては歯付きのベルト(コッグドベルト)あるい
はテンション調整可能なチェーン(タイミングチェー
ン)等が採用されるようになっている。このような動力
伝達手段3を、図3に示す如く、相隣るブラスト加工ユ
ニット1、1’間に設けることによって、一つのモータ
5にてすべてのブラスト加工ユニット1、1’内のワー
ク9の移送(送り)を同期させることができるようにな
る。
【0015】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作動態様等について説明す
る。まず、図3において、モータ5が作動を開始する
と、駆動軸55を介して送り手段15のギヤ151が回
転駆動される。これによって、当該ギヤ151と噛み合
う両面歯付きベルト152が駆動されるとともに、当該
両面歯付きベルト152と噛み合うパレット2が、図2
の矢印方向に駆動される。その結果、当該パレット2上
に搭載されたワーク9が移送される(送られる)。一
方、この送り手段15に伝達された駆動力は、図3の動
力伝達手段3を介して、次のブラスト加工ユニット1’
を形成する送り手段15へと伝達される。そして、その
ときの送り速度は、隣りのブラスト加工ユニット1にお
けるパレット2及びワーク9の送り速度と同期した状態
となっている。その結果、図3において、ローダ装置6
にて最初のステーション1のところに投入されたワーク
9は、パレット2上に載った状態で順繰りに各ブラスト
加工ユニット1、1’内を移送されるようになり、この
間にて所定のブラスト加工を受けることとなる。
【0016】そして、最終ステーション1’のところ
で、所定のブラスト加工のなされたワーク9及びパレッ
ト2が取り出されるとともに、空になったパレット2は
アンローダ装置7にて回収用のコンベア装置8に載せら
れる。そして、当該空のパレット2は、上記ローダ装置
6のところへと戻されることとなる。そして、再び、こ
のローダ装置6のところでワーク9が搭載されて最初の
ステーション1のところへ投入されることとなる。この
ように本実施の形態のものにおいては、パレット2が循
環運動をすることによってワーク9の連続加工が行なわ
れるようになり、加工効率の向上、すなわち、生産性の
向上が図られることとなる。
【0017】また、本実施の形態のものにおける各ブラ
スト加工ユニット1、1’は、連続的に設置される、そ
の個数を適宜選択することができるようになっている。
従って、生産規模の変化等に応じて、上記ブラスト加工
ユニット1、1’の数を変化させることができる。すな
わち、フレキシブルな対応が可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、微粉体状の研磨材を加
工物(ワーク)に向かって噴射させるブラストガンと、
当該ブラストガン等を内蔵するキャビネットと、上記ブ
ラストガンから噴射され、ワークの加工に供された使用
済みの研磨材を回収するとともに、これら回収された使
用済み研磨材を分級する分級装置等からなるブラスト加
工装置に関して、上記研磨材をワークに向かって噴射さ
せるブラストガン、上記ワークの支持及び移動を担うパ
レットの、その送りを行なう送り手段、これら送り手段
及びブラストガンを、その内部に有するキャビネット等
にてブラスト加工ユニットを形成させるとともに、これ
らブラスト加工ユニットを複数個連続的に設置し、これ
ら連続的に設置されたブラスト加工ユニットの最初のス
テーションのところに、上記パレットを最初のステーシ
ョンのところに投入するように作動するローダ装置を設
け、一方、上記連続的に設けられたブラスト加工ユニッ
トの最終ステーションのところには当該最終ステーショ
ンから取り出されたパレットを上記ローダ装置のところ
へ戻すための準備作動をするアンローダ装置を設け、更
に、これらアンローダ装置とローダ装置との間に、上記
空のパレットを上記アンローダ装置側から上記ローダ装
置側へと戻すように作動するコンベア装置を設けるよう
にした構成を採ることとしたので、パレットを循環させ
ることによってワークの加工を連続的に行なうことがで
きるようになった。これによって、ワークの加工効率の
向上、延いては生産性の向上を図ることができるように
なった。
【0019】また、上記連続的に設置されるブラスト加
工ユニットは、その数を適宜調整することができるよう
になっているので、生産規模の変化等に対応させて、そ
の設置台数を調整することができるようになり、これに
よって、フレキシブルな対応をすることができるように
なった。また、標準のブラスト加工ユニットをあらかじ
め設定しておくことによって、ユーザのニーズに応じて
能力の異なったブラスト加工設備を迅速に提供すること
ができるようになった。
【0020】また、各ブラスト加工ユニット内に設けら
れる送り手段を両面歯付きベルト及びギヤにて形成させ
るとともに、各ブラスト加工ユニット間における動力伝
達手段をタイミングベルトあるいはタイミングチェーン
等にて形成される同期手段からなるようにしたので、各
ブラスト加工ユニット内にてブラスト加工を受けるワー
クの、その送り速度を、全行程において同期させること
ができるようになった。従って、各ブラスト加工ユニッ
トにおけるブラスト加工状態が均一に保たれるようにな
った。その結果、ワークに加工むら等が生じないように
なり、精度の高いブラスト加工を施すことができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すスケルトン図である。
【図2】本発明の主要部をなすパレット及び送り手段の
構成を示す断面図である。
【図3】本発明の全体構成を示す平面図である。
【図4】従来例の全体構成を示すスケルトン図である。
【符号の説明】
1 ブラスト加工ユニット(最初のステーション) 1’ ブラスト加工ユニット(最後のステーション) 11 ブラストガン 12 キャビネット 13 ホッパ 14 回収ダクト 15 送り手段 151 ギヤ 152 両面歯付きベルト 155 歯部(歯) 16 ローラ 2 パレット 21 上面部 25 ラック(ラック部) 26 下端部 3 動力伝達手段 31 タイミングベルト(タイミングチェーン) 33 ギヤ(スプロケット) 35 回転軸 5 モータ 55 駆動軸 6 ローダ装置 7 アンローダ装置 8 コンベア装置 9 ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉体状の研磨材を加工物(ワーク)に
    向かって噴射させるブラストガン、上記ワークの支持及
    び移動を担うパレットの、その送りを行なう送り手段、
    及びこれら送り手段及びブラストガンを、その内部に有
    するキャビネット等にてブラスト加工ユニットを形成さ
    せるとともに、これらブラスト加工ユニットを複数個連
    続的に設置し、これら連続的に設置されたブラスト加工
    ユニットの最初のステーションのところに、上記パレッ
    トを最初のステーションのところに投入するように作動
    するローダ装置を設け、一方、上記連続的に設けられた
    ブラスト加工ユニットの最終ステーションのところには
    当該最終ステーションから取り出されたパレットを上記
    ローダ装置のところへ戻すための準備作動をするアンロ
    ーダ装置を設け、更に、これらアンローダ装置とローダ
    装置との間に、上記空のパレットを上記アンローダ装置
    側から上記ローダ装置側へと戻すように作動するコンベ
    ア装置を設けるようにしたことを特徴とするブラスト加
    工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラスト加工装置におい
    て、上記ブラスト加工ユニットを形成する送り手段を、
    モータにて駆動されるギヤと、当該ギヤと噛み合うもの
    であって両面に歯部を有する両面歯付きベルトと、から
    なるようにするとともに、当該送り手段にて所定の速度
    で、かつ、所定の方向に移送されるパレットの、その下
    面部のところに、上記送り手段を形成する両面歯付きベ
    ルトの歯部と噛み合うラック部を有するようにしたこと
    を特徴とするブラスト加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のブラスト
    加工装置において、上記各ブラスト加工ユニットに設け
    られる送り手段の間を、タイミングベルトまたはタイミ
    ングチェーンからなる動力伝達手段にて連結するように
    し、これによって各ブラスト加工ユニットを形成する各
    送り手段間における送り状態を同期させるようにしたこ
    とを特徴とするブラスト加工装置。
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