JPH10118927A - 電解インプロセスドレッシング研削法及び砥石 - Google Patents

電解インプロセスドレッシング研削法及び砥石

Info

Publication number
JPH10118927A
JPH10118927A JP29965696A JP29965696A JPH10118927A JP H10118927 A JPH10118927 A JP H10118927A JP 29965696 A JP29965696 A JP 29965696A JP 29965696 A JP29965696 A JP 29965696A JP H10118927 A JPH10118927 A JP H10118927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grindstone
grinding
electrolytic
grinding wheel
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29965696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Endo
弘之 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP29965696A priority Critical patent/JPH10118927A/ja
Publication of JPH10118927A publication Critical patent/JPH10118927A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質でかつ不動態化する金属を結合剤とする
砥石を使用することによって、加工面におけるスクラッ
チやクラックの発生を防止する。 【解決手段】 導電性砥石に電圧を印加し、前記砥石を
電解によりドレッシングしながら加工をする電解インプ
ロセスドレッシング研削法において、軟質でかつ不動態
化する金属を結合剤とする砥石を使用する。軟質でかつ
不動態化する金属を結合剤とすることで、不動態皮膜の
生成を伴う電解インプロセスドレッシング研削法が可能
となることと、従来の硬質な金属を結合剤とした砥石に
よる電解インプロセスドレッシング研削で発生する被削
材へのダメージを低減し、スクラッチやクラックの発生
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解インプロセス
ドレッシング研削法及び該研削法に用いて好適な砥石に
関する。
【0002】
【従来の技術】研削加工においては、砥石の目つぶれや
目詰まりによる研削抵抗の増加、被削材との焼き付き等
の現象が問題になる。近年、導電性砥石に電圧を印加
し、砥石を電解によりドレッシングしながら加工をする
電解インプロセスドレッシング研削法が実用化されてい
る。従来の電解インプロセスドレッシング研削法では、
導電性砥石として、鉄系金属,鋳鉄,コバルト,ニッケ
ルおよびこれらの組み合わせからなる結合剤のものを使
用している(特開平6−254754号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、硬質な金属を結合剤とする砥石を使用しているた
め、特に、鏡面仕上げ加工時に、加工面にスクラッチや
クラックが発生しやすいという問題がある。
【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、硬質な金属を結合剤とする砥石を使用する
ことによって、加工面に生じるスクラッチやクラックの
発生を防止することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導電
性砥石に電圧を印加し、該砥石を電解によりドレッシン
グしながら加工をする電解インプロセスドレッシング研
削法において、前記砥石として、軟質でかつ不動態化す
る金属を結合剤とする砥石を使用することを特徴とした
ものである。
【0006】請求項2の発明は、導電性砥石に電圧を印
加し、該砥石を電解によりドレッシングしながら加工を
する電解インプロセスドレッシング研削に使用する前記
砥石であって、該砥石が、軟質でかつ不動態化する金属
を結合剤とすることを特徴としたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の砥石において、前記軟質でかつ不動態化する金属とし
て、Ti,Al,Cu,Mg,Ag,Zn,Sn,Pb
のいずれか1種の金属を主成分とし、例えば、体積比で
7割以上を占める金属を用いることを特徴としたもので
ある。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2に記載
の砥石において、前記軟質でかつ不動態化する金属とし
て、Ti,Al,Cu,Mg,Ag,Zn,Sn,Pb
のうち2種以上の金属の合金を用いることを特徴とした
ものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載の砥石において、前記砥石の結合剤と砥粒か
らなる砥粒層が、砥粒とその砥粒径と同等の粒径または
砥粒径よりも小さい粒径を持つ粉末金属とを焼結したも
のであることを特徴としたものである。
【0010】請求項6の発明は、請求項5に記載の砥石
において、前記砥粒層が、ホットプレス法またはHIP
(熱間静水圧プレス)法により焼結されたものであるこ
とを特徴としたものである。
【0011】請求項7の発明は、請求項5に記載の砥石
において、前記砥粒層が、CIP(冷間静水圧プレス)
法による処理後に、焼結熱処理をすることによって作成
されたものであることを特徴としたものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかに記載の砥石において、前記砥粒を含有する砥粒層
と砥石の台金が、それぞれ別々に製造された後に接合ま
たは接着されることを特徴としたものである。
【0013】請求項9の発明は、請求項1乃至8のいず
れかに記載の砥石において、前記砥粒として、立方晶窒
化炭素,立方晶窒化ホウ素,ダイヤモンド,酸化セリウ
ム,酸化珪素,酸化クロム,酸化ジルコニウム,酸化チ
タン,酸化アルミニウムのうちの1種以上を選択してな
るものであることを特徴としたものである。
【0014】請求項10の発明は、請求項1に記載の電
解インプロセスドレッシング研削法において、前記砥石
を加工機に取り付けた時のツルーイングを前記砥石に電
解をかけながら行い、次に砥石に電解をかけながらスパ
ークアウトをしてツルーイングを完了させた後、電解イ
ンプロセスドレッシング研削加工を行うことを特徴とし
たものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施例1)軟質金属でかつ不動態化する金属であるS
nの2μm程度の粉末と#8000(平均粒径2μm)
のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した後に、HIP
(熱間静水圧プレス)法によって焼結して砥粒層を形成
した。別途、製造された砥石の台金と導電性接着剤を使
用して接着してストレート砥石を作成した。その砥石を
マシニングセンタに取り付けて、砥石に電解をかけなが
らブレーキツルアを使用してツルーイングを行ったとこ
ろ、ツルーイングは、電解条件を印加電圧が60V,最
大電流が20A,τon(オンタイム)とτoff(オ
フタイム)が2μsecとなるように設定し、5μmの切
り込みで30回切り込んで、スパークアウトを10回行
った。砥石の回転振れ精度は4μmとなった。ツルーイ
ングと同じ電解条件で光学ガラスの電解インプロセスド
レッシング研削加工を行ったところ、スクラッチやクラ
ックの発生していない加工面が実現できた。
【0016】(実施例2)軟質金属でかつ不動態化する
Mg−Al合金の4μm程度の粉末と#2000(平均
粒径8μm)の立方晶窒化炭素と酸化セリウムを砥粒と
して、均一に混合した後に、CIP(冷間静水圧プレ
ス)法により圧縮成形してから不活性雰囲気中で焼結熱
処理をして砥粒層を形成した。別途、製造された砥石の
台金と導電性接着剤を使用して接着してカップ砥石を作
成した。その砥石をロータリー研削盤に取り付けて、砥
石に電解をかけながらツルーイングを行った。ツルーイ
ングは、電解条件を印加電圧が60V,最大電流が20
A,τon(オンタイム)とτoff(オフタイム)が
2μsecとなるように設定し、5μmの切り込みで20
回切り込んで、スパークアウトを8回行った。砥石の振
れ精度は5μmとなった。ツルーイングと同じ電解条件
で焼き入れ鋼の電解インプロセスドレッシング研削加工
を行ったところ、スクラッチやクラックの発生していな
い良好な加工面が得られた。
【0017】〔請求項1及び2の発明〕請求項1の発明
は、導電性砥石に電圧を印加し、前記砥石を電解により
ドレッシングしながら加工をする電解インプロセスドレ
ッシング研削法において、軟質でかつ不動態化する金属
を結合剤とする砥石を使用するものであり、請求項2の
発明は、導電性砥石に電圧を印加し、前記砥石を電解に
よりドレッシングしながら加工をする電解インプロセス
ドレッシング研削に使用する砥石を、軟質でかつ不動態
化する金属を結合剤とするもので、このように軟質でか
つ不動態化する金属を結合剤とすることで、不動態皮膜
の生成を伴う電解インプロセスドレッシング研削を可能
とし、更には、従来の硬質な金属を結合剤とした砥石に
よる電解インプロセスドレッシング研削で発生する被削
材へのダメージを低減し、スクラッチやクラックの発生
を防止するようにしたものである。
【0018】〔請求項3の発明〕請求項3の発明は、請
求項1又は2に記載の砥石において、前記軟質でかつ不
動態化する金属として、Ti,Al,Cu,Mg,A
g,Zn,Sn,Pbのいずれか1種の金属を主成分と
したもので、例えば、その金属が体積比で7割以上を占
める結合剤によって結合されることによって、軟質な結
合剤でかつ不動態皮膜を砥石の加工作用面に生成する砥
石を得ることができる。
【0019】〔請求項4の発明〕請求項4の発明は、請
求項1又は2に記載の砥石において、軟質でかつ不動態
化する金属として、Ti,Al,Cu,Mg,Ag,Z
n,Sn,Pbのうち2種以上の金属を合金とする金属
を用いるようにしたもので、このように金属のうちの2
種以上の金属の合金を結合剤に使用することによって、
軟質な結合剤でかつ不動態皮膜を砥石の加工作用面に生
成する砥石を得ることができる。
【0020】〔請求項5の発明〕請求項5の発明は、請
求項1乃至4のいずれかに記載の砥石において、砥石の
結合剤と砥粒からなる砥粒層を、砥粒と、その砥粒径と
同等の粒径または砥粒径よりも小さい粒径を持つ粉末金
属とを焼結したものとし、これによって、砥粒が均一に
分散しやすいことと空孔などによる欠陥の少ない、つま
り砥粒と結合剤が均一に混合された砥石が得られ、その
砥石を使用した電解インプロセスドレッシング研削法に
よってスクラッチやクラックの発生を防止でき、良好な
加工面が得られるようにしたものである。
【0021】〔請求項6の発明〕請求項6の発明は、前
記砥粒層を、ホットプレス法またはHIP(熱間静水圧
プレス)法により焼結するようにしたもので、このよう
にすると砥粒層を焼結するときに圧力をかけながら熱を
与えることにより緻密な砥粒層が得られ、空孔などによ
る欠陥の少ない砥石が得られ、その砥石を使用した電解
インプロセスドレッシング研削法によってスクラッチや
クラックの発生を防止でき、良好な加工面が得られる。
また、焼結時に加圧することによって、従来よりも低温
でかつ短時間で焼結を完了することができ、砥石が短時
間で作成できて、例えば、ダイヤモンドのような熱に弱
い砥粒へのダメージを小さくできる。
【0022】〔請求項7の発明〕請求項7の発明は、前
記砥粒層を、CIP(冷間静水圧プレス)法による処理
後に、焼結熱処理をすることによって作成するようにし
たもので、砥粒と金属粉末とをCIP法により加圧をし
て所望の形状にしてから焼結熱処理をすることによっ
て、空孔などによる欠陥の少ない砥石が得られ、その砥
石を使用した電解インプロセスドレッシング研削法によ
ってスクラッチやクラックの発生を防止でき、良好な加
工面が得られる。
【0023】〔請求項8の発明〕請求項8の発明は、前
記砥粒を含有する砥粒層と砥石の台金を、それぞれ別々
に製造された後に接合または接着するようにしたもので
ある。而して、砥石を作成するときに砥粒層を焼結する
ことと、砥石の台金とを接合することを同時に行うこと
があるが、焼結に必要な温度と接合に必要な温度が必ず
しも一致しないことが多く、砥石としての信頼性が維持
できないことが多い。しかし、本発明によると、砥石と
合金を別々に製造した後に、これらを接合又は接着させ
るようにしているので、上述のごとき問題は生じない。
【0024】〔請求項9の発明〕請求項9の発明は、前
記砥粒として、立方晶窒化炭素,立方晶窒化ホウ素,ダ
イヤモンド,酸化セリウム,酸化珪素,酸化クロム,酸
化ジルコニウム,酸化チタン,酸化アルミニウムのうち
の1種以上を選択して作用したもので、このようにする
と、電解インプロセスドレッシング研削法において、砥
粒と被削材との間に主に機械的な作用を求めることと、
主に化学的な作用を求めることと、または両方の作用を
求めることができる。
【0025】〔請求項10の発明〕請求項10の発明
は、前記砥石を加工機に取り付けた時のツルーイングを
前記砥石に電解をかけながら行い、次に、砥石に電解を
かけながらスパークアウトをしてツルーイングを完了さ
せた後、電解インプロセスドレッシング研削加工を行う
ようにし、砥石に電解をかけながらツルーイングをする
ことで砥石を短時間で成形でき、かつ、ツルアーの減り
を少なくできるようにしたものである。また、電解をか
けながらスパークアウトを行うことで、砥石のツルーイ
ング精度を向上させるだけでなく、砥石に対してより電
解を進行させて従来行われている初期ドレスを省略して
電解インプロセスドレッシング研削が行えるものであ
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1又は2の発明は、軟質でかつ不
動態化する金属を結合剤とする砥石を使用して、電解イ
ンプロセスドレッシング研削することを特徴とするもの
で、不動態の皮膜の生成を伴う電解インプロセスドレッ
シング研削法が可能とし、従来の硬質な金属を結合剤と
した砥石による電解インプロセスドレッシング研削で発
生する被削材へのダメージを低減でき、スクラッチやク
ラックの発生を防止できる。
【0027】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
砥石において、前記軟質でかつ不動態化する金属とし
て、Ti,Al,Cu,Mg,Ag,Zn,Sn,Pb
のいずれか1種の金属を主成分とする金属を用いること
を特徴とするもので、これによって、軟質な結合剤でか
つ不動態の皮膜を砥石の加工作用面に生成することがで
きる。
【0028】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
砥石において、軟質でかつ不動態化する金属として、T
i,Al,Cu,Mg,Ag,Zn,Sn,Pbのうち
2種以上の金属を合金とする金属を用いることを特徴と
するもので、これによって、軟質な結合剤でかつ不動態
の皮膜を砥石の加工作用面に生成する砥石が得られる。
【0029】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載の砥石において、砥石の結合剤と砥粒からな
る砥粒層は、砥粒とその砥粒径と同等の粒径、または砥
粒径よりも小さい粒径を持つ粉末金属とを焼結したもの
であることを特徴とするもので、これによって、砥粒が
均一に分散しやすいことと空孔などによる欠陥の少な
い、つまり砥粒と結合剤が均一に混合された砥石が得ら
れ、その砥石を使用した電解インプロセスドレッシング
研削法によってスクラッチやクラックの発生を防止で
き、良好な加工面が得られる。
【0030】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記砥粒層が、ホットプレス法またはHIP(熱間
静水圧プレス)法により焼結されることを特徴とするも
ので、これによって、砥粒層を焼結するときに圧力をか
けながら熱を与えることにより緻密な砥粒層が得られ、
空孔などによる欠陥の少ない砥石が得られ、その砥石を
使用した電解インプロセスドレッシング研削法によって
スクラッチやクラックの発生を防止でき、良好な加工面
が得られる。また、焼結時に加圧することによって、従
来よりも低温でかつ短時間で焼結を完了することがで
き、砥石が短時間で作成できて、例えば、ダイヤモンド
のような熱に弱い砥粒へのダメージを小さくできる。
【0031】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記砥粒層が、CIP(冷間静水圧プレス)法によ
る処理後に、焼結熱処理をすることによって作成される
ことを特徴とするもので、これによって、空孔などによ
る欠陥の少ない砥石が得られ、その砥石を使用した電解
インプロセスドレッシング研削法によってスクラッチや
クラックの発生を防止でき、良好な加工面が得られる。
【0032】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかの発明において、前記砥粒を含有する砥粒層と砥石
の台金が、それぞれ別々に製造された後に接合または接
着されることを特徴とするもので、これによって、砥石
を作成するときに砥粒層を焼結することと、砥石の台金
とを接合することを同時に行うことがあるが、焼結に必
要な温度と接合に必要な温度が必ずしも一致しないこと
が多く、砥石としての信頼性が維持できないことが多い
という問題を解決する。
【0033】請求項9の発明は、請求項1乃至8のいず
れかの発明において、前記砥粒として、立方晶窒化炭
素,立方晶窒化ホウ素,ダイヤモンド,酸化セリウム,
酸化珪素,酸化クロム,酸化ジルコニウム,酸化チタ
ン,酸化アルミニウムのうちの1種以上を選択すること
を特徴とするもので、これによって、電解インプロセス
ドレッシング研削法において、砥粒と被削材との間に主
に機械的な作用を求めることと、主に化学的な作用を求
めることと、または両方の作用を求めることができる。
【0034】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記砥石を加工機に取り付けた時のツルーイング
を前記砥石に電解をかけながら行い、次に、砥石に電解
をかけながらスパークアウトをしてツルーイングを完了
させた後、電解インプロセスドレッシング研削加工を行
うことを特徴とするもので、これによって、砥石に電解
をかけながらツルーイングをすることで砥石が短時間で
成形でき、かつツルアーの減りを少なくできる。また、
電解をかけながらスパークアウトを行うことで、砥石の
ツルーイング精度を向上させるだけでなく、砥石に対し
てより電解を進行させて従来行われている初期ドレスを
省略して電解インプロセスドレッシング研削が行える。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性砥石に電圧を印加し、前記砥石を
    電解によりドレッシングしながら加工をする電解インプ
    ロセスドレッシング研削法において、前記導電性砥石と
    して、軟質でかつ不動態化する金属を結合剤とする砥石
    を使用することを特徴とする電解インプロセスドレッシ
    ング研削法。
  2. 【請求項2】 導電性砥石に電圧を印加し、前記砥石を
    電解によりドレッシングしながら加工をする電解インプ
    ロセスドレッシング研削に使用する前記導電性砥石であ
    って、該砥石は、軟質でかつ不動態化する金属を結合剤
    とすることを特徴とする砥石。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の砥石において、前
    記軟質でかつ不動態化する金属として、Ti,Al,C
    u,Mg,Ag,Zn,Sn,Pbのいずれか1種の金
    属を主成分とする金属を用いたことを特徴とする砥石。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の砥石において、軟
    質でかつ不動態化する金属として、Ti,Al,Cu,
    Mg,Ag,Zn,Sn,Pbのうち2種以上の金属の
    合金を用いることを特徴とする砥石。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の砥石
    において、前記砥石の結合剤と砥粒からなる砥粒層が、
    砥粒とその砥粒径と同等の粒径、または、砥粒径よりも
    小さい粒径を持つ粉末金属とを焼結したものであること
    を特徴とする砥石。
  6. 【請求項6】 前記砥粒層は、ホットプレス法またはH
    IP(熱間静水圧プレス)法により焼結されたものであ
    ることを特徴とする請求項5に記載の砥石。
  7. 【請求項7】 前記砥粒層は、CIP(冷間静水圧プレ
    ス)法による処理後に、焼結熱処理をすることによって
    作成されたものであることを特徴とする請求項5に記載
    の砥石。
  8. 【請求項8】 前記砥粒を含有する砥粒層と砥石の台金
    は、それぞれ別々に製造された後に接合または接着され
    たものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の砥石。
  9. 【請求項9】 前記砥粒として、立方晶窒化炭素,立方
    晶窒化ホウ素,ダイヤモンド,酸化セリウム,酸化珪
    素,酸化クロム,酸化ジルコニウム,酸化チタン,酸化
    アルミニウムのうちの1種以上を選択することを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれかに記載の砥石。
  10. 【請求項10】 前記砥石を加工機に取り付けた時のツ
    ルーイングを前記砥石に電解をかけながら行い、次に砥
    石に電解をかけながらスパークアウトをしてツルーイン
    グを完了させた後、電解インプロセスドレッシング研削
    加工を行うことを特徴とする請求項1に記載の電解イン
    プロセスドレッシング研削法。
JP29965696A 1996-10-24 1996-10-24 電解インプロセスドレッシング研削法及び砥石 Pending JPH10118927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29965696A JPH10118927A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 電解インプロセスドレッシング研削法及び砥石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29965696A JPH10118927A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 電解インプロセスドレッシング研削法及び砥石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10118927A true JPH10118927A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17875396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29965696A Pending JPH10118927A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 電解インプロセスドレッシング研削法及び砥石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10118927A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025229A (ja) * 2001-07-10 2003-01-29 Mitsui Kensaku Toishi Kk 研削砥石及びその製造方法
JP2008105124A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Institute Of Physical & Chemical Research 被加工物の表面改質加工方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025229A (ja) * 2001-07-10 2003-01-29 Mitsui Kensaku Toishi Kk 研削砥石及びその製造方法
JP2008105124A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Institute Of Physical & Chemical Research 被加工物の表面改質加工方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10377017B2 (en) Bonded abrasive article and method of forming
EP0728057B1 (en) Metal bond and metal bonded abrasive articles
EP0899060B1 (en) Bond for abrasive tool
JPH081521A (ja) 新規な金属ボンドを用いて結合した砥粒加工工具とその製造法
US10946499B2 (en) Bonded abrasive article and method of grinding
CN1080622C (zh) 包含金属涂覆的磨料的玻璃质研磨工具
JP3398626B2 (ja) 硬質工具
JPH10118927A (ja) 電解インプロセスドレッシング研削法及び砥石
JP2987485B2 (ja) 超砥粒砥石及びその製造方法
CN112828780B (zh) 一种分层植砂砂带用磨料的制备方法和应用方法
JP3434801B2 (ja) シリコンウエハ外周部加工用ベベリングホイールの製造方法
JP3751160B2 (ja) 硬質素材の砥粒緻密化構造
JPH04105874A (ja) 研磨用砥石およびそれを用いた研磨方法
JPH0669669B2 (ja) 超砥粒超仕上砥石
JP2003094341A (ja) メタルボンド超砥粒砥石
JP2001139936A (ja) 単結晶ダイヤモンド又はダイヤモンド焼結体研磨用砥石及び同研磨方法並びに研磨により得られた単結晶ダイヤモンド及びダイヤモンド焼結体
JPH1094967A (ja) 切れ味に優れた多孔質超砥粒メタルボンド砥石およびその製造法
JP3346952B2 (ja) レジンボンド超砥粒ホイール
JP2835425B2 (ja) 砥石用台金並びに超砥粒砥石及びそれらの製造方法
JP2692712B2 (ja) 研削砥石
JP2002220583A (ja) 工具用砥粒
JP3009081B2 (ja) 軽量超砥粒メタルボンドホイール及びその製造方法
JP3340408B2 (ja) 硬質素材の砥材層構造
JP3477260B2 (ja) 研削・研磨砥石及び該砥石による加工方法
JPH09176771A (ja) 超砥粒砥石及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106