JPH10118165A - 使用済医療用具コンテナ及びこれに使用する給水装置、洗浄ケース - Google Patents

使用済医療用具コンテナ及びこれに使用する給水装置、洗浄ケース

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JPH10118165A
JPH10118165A JP9064691A JP6469197A JPH10118165A JP H10118165 A JPH10118165 A JP H10118165A JP 9064691 A JP9064691 A JP 9064691A JP 6469197 A JP6469197 A JP 6469197A JP H10118165 A JPH10118165 A JP H10118165A
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Minoru Kawakami
実 川上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医科手術や治療等の医科的処置に使用した医
療用具を、付着した細菌を途中で漏出させることなく洗
浄処理場へ運搬でき、又、作業者が細菌に感染する危険
を防止するコンテナを得ようとする。 【解決手段】 医療用具を収納する本体2の蓋3の内面
に給水枠61を取付ける。給水枠61に注水ノズル8、
8を設ける。蓋3に、付設の給水装置の可撓給水管及び
可撓排水管をワンタッチで着脱する給水ソケット12、
排水ソケット14及び空気アダプタ57を取付ける。給
水ソケット12は給水枠61に通じ、排水ソケット14
は本体2の内側面に取付けた管部14aを介して本体2
の底の近くに通じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医科手術や治
療、診断等の医科的処置に使用されて細菌に汚染された
危険のある医療用具を収納して手術室等から洗浄処理場
まで運搬するのに使用して、運搬の途中で細菌が漏出し
たり作業者が細菌に感染することを防止する使用済医療
用具コンテナ及びこのコンテナで洗浄消毒を行なうため
の給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手術等の際に使用されたメス、鋏、ピン
セット等の医療用具は、使用後、洗浄し滅菌処理して保
存しておき、次回の使用に備える。
【0003】使用済医療用具は、先ず回収してコンテナ
に収納し、洗浄処理場へ運ばれて洗浄槽内に移し、密閉
した洗浄槽内でノズルにより洗浄水を吹付けて十分に洗
浄される。洗浄用の水には洗剤を混入し、又必要に応じ
て消毒剤を混入して消毒処理を行なう。消毒処理には、
消毒剤により消毒する外に、熱水により消毒するものも
ある。この明細書では洗剤、消毒剤を混入した洗浄用の
水及び熱水を洗浄水と総称することにする。
【0004】使用済医療用具を手術室等で回収し、洗浄
処理場まで運搬するには、途中の通路に細菌が落ちこぼ
れるのを防ぐため密閉できるコンテナに使用済医療用具
を収納して運搬する。
【0005】図9は、このために使用される従来のコン
テナを例示する略斜視図で、把手1を設けた本体2と、
これに着脱自在な蓋3とから成り、蓋3は尾錠4により
本体2に結合され、その当接部にはパッキンを設けて気
密を保っている。本体2の側面や蓋3の上面に通気孔を
開設し、その内側にフィルタを取付けて細菌がコンテナ
外に出ないようにすると共に、蒸気滅菌に使用できるよ
うにしたコンテナもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のコンテ
ナは、細菌に汚染された医療用具を収納し、そのまま洗
浄処理場へ移動し、コンテナを開いて医療用具を取出し
て洗浄槽に移すものである。又、洗浄処理場で用具をコ
ンテナから取出す時は、作業者が汚染された用具に触れ
るので、作業者が細菌に感染する危険もある。本発明は
このような危険のないコンテナを得ようとしたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の使用済医療用具
コンテナは、本体を密閉する蓋の内面に通水路を形成
し、この通水路に通じる給水ソケットを蓋に取付け、通
水路には本体内に向う注水ノズルを設け、管部を介して
本体の底部に通じる排水ソケットを蓋に取付けて構成
し、回収した医療用具をコンテナから取出さずに洗浄消
毒するようにしたものである。
【0008】又、本発明は、同時に、この医療用具コン
テナにより医療用具を洗浄消毒するための給水装置を得
たものである。
【0009】
【作用】本体内に使用済医療用具を納めて蓋を密閉する
と、本体内は外部と遮断されるから、被洗浄物に付着し
た細菌等が本体外に出る心配はない。給水源に通じる可
撓管を給水ソケットに接続すると、水は通水路を通り注
水ノズルから本体内に噴出して医療用具を洗浄する。洗
浄を終って本体の底部に溜った水は、排水ソケットに接
続される可撓排水管により吸引され排出される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図8は本発明の使用済医療
用具コンテナの第1例及び給水装置を示し、図1は分解
斜視図、図2は縦断面略図、図3はこのコンテナを稼動
させるために付設される給水装置を示す略図、図4はコ
ンテナの別例を示す斜視図、図5はこれの分解斜視図、
図6はコンテナ内での被洗浄物洗浄と同時にコンテナ外
面をも洗浄する洗浄ケースを略示する縦断側面図、図
7、図8は複数の洗浄ケースの配置の2例を示す略平面
図である。
【0011】図1、図2において、コンテナAは、把手
1を備えた本体2と、これを密閉する蓋3とを有し、蓋
3は本体2にインロー式に嵌合し、蓋3に取付けた尾錠
4が把手1の支持部を兼ねた係合部5に係脱自在であ
る。蓋3の内面には、皿状の中蓋6が空間を介在させて
密着している。中蓋6には複数の孔7が穿設されてお
り、これに注水ノズル8が嵌着されている。1つの孔に
はL形に曲った水流発生ノズル9が結合されている。蓋
3には2個の孔10、11を穿設し、孔10には給水ソ
ケット12を嵌着する。給水ソケット12は給水装置か
ら出た可撓給水管34(図3)をワンタッチ式に着脱で
きるもので、中蓋6には届かない長さを持ち有底で、側
面の孔13を蓋3と中蓋6との間に開口させている。孔
11には排水ソケット14を嵌着する。排水ソケット1
4は、中蓋6の孔15を貫通し、蓋3を閉じたとき本体
2の底の近くまで達する長さの管部14aを結合してお
り、給水装置から出た可撓排水管38(図3)をワンタ
ッチ式に着脱できるものである。
【0012】手術室等において、使用したメス、ピンセ
ット、鉗子、鋏等の医療用具Bを本体2に入れ、蓋3を
閉じて尾錠4で本体2、蓋3を密に結合する。このとき
各部の状態は、図2のようになり、排水ソケット14は
本体2の底に近く開口する。56はパッキンである。図
2には把手1、尾錠4を省略し、排水ソケット14の位
置をずらせて示している。医療用具Bは排水ソケット1
4、水流発生ノズル9に衝突しないように入れる。ノズ
ル等の入る位置を囲んで針金、金網等の障壁を設けてお
いてもよい。給水ソケット12に給水装置の可撓給水管
34を、排水ソケット14に可撓排水管38を接続して
給排水を始めると、給水ソケット12から孔13を通っ
て蓋3と中蓋6との間の空間に圧入された洗浄水は注水
ノズル8から本体2内に噴出し、収納された使用済医療
用具Bを洗浄消毒する。水流発生ノズル9に入った洗浄
水は、水平方向に噴出して本体内の水を攪拌して、洗浄
効果を高める。洗浄を行なって本体2の底に溜った洗浄
水は排水ソケット14から吸引されて排出され、給水ソ
ケット12から供給される洗浄水と置換される。洗剤等
を含む洗浄水による洗浄消毒を終ったならば、洗浄水の
供給を停止し、コンテナ内の洗浄水を排出する。この洗
浄水排出と共にコンテナA内が負圧になると、逆止弁5
5を通って外気がコンテナ内に吸入されるから、排水は
円滑に行なわれる。又この外気導入時には、洗浄水中に
バブルを生じ、このため用具に付着した汚れを落す作用
が行なわれる。洗浄水排出が終ったならば、次に清水を
同様に循環させてすすぎ洗浄をする。
【0013】適度の洗浄消毒を終ったならば、給水装置
の給排水を停止して可撓給水管、可撓排水管を外し、コ
ンテナを洗浄処理場へ運び、蓋3を開いて洗浄消毒され
た医療用具を取出して洗浄槽へ移し、更に十分な洗浄を
行なうこともある。その後、滅菌処理をする。
【0014】図3は、上記コンテナAに付設されて、こ
れに洗浄水を給排する洗浄消毒用の給水装置を示す。
【0015】タンク16には給水源17(水道水を利用
する)から元弁18、ストレーナ19、電磁弁20、逆
止弁21、ノズル22を経て清水が注入される。タンク
内の水位は、レベルセンサ23、24、25により高低
水位に調整される。
【0016】ボトル26内には洗剤又は消毒剤を混合し
た洗剤が入れてあり、この洗剤等は、ポンプ27、逆止
弁28を経てノズル22の前で給水に混入される。洗剤
等の混入量は、タンク16内の清水量に対してポンプ2
7を運転する時間により調節する。
【0017】タンク16の底から取出された洗浄水は、
ラインポンプ29(動圧1kg/cm2)により逆止弁30、
洗浄水温度調節のための電気ヒータ31(蒸気ヒータで
もよい)を経て、一方では電動弁32、逆止弁33を通
りコンテナの給水ソケット12に連結される可撓給水管
34に通じ、他方では電動弁35、逆止弁36、エジェ
クタ37を通りタンク16内に通じている。エジェクタ
37にはコンテナの排水ソケット14に連結される可撓
排水管38が通じており、排水ソケット14を介して吸
引したコンテナ内の洗浄水をタンク16内に戻す。エジ
ェクタ37には、逆止弁39、電動弁40を介してア−
ア回路により圧力のある水道水を通すこともできる。ヒ
ータ31を出た洗浄水は、電動弁32、35を閉じ、電
動弁41を開くと、逆止弁42を経て排水路43へ排出
されるから、タンク16を空にすることができる。タン
ク16の高水位を越えた水は、管44の封水曲部45を
経て排水管46に排出され、中水位を使用しているとき
に、この水位を超えた水は電動弁47を開くと排水管4
6に排出され、この水は、逆止弁48、封水曲部49を
経て排水路43に排出される。空気管50はフィルタ5
1を介してタンク16内を外気に通じさせる。故障のた
め空気管にタンク16内の水が溢流したときは、これを
排水管46の排水漏斗52に流入させる。
【0018】洗剤等を含む洗浄水による洗浄消毒が終っ
たならば、電動弁53を開いてすすぎ管54、可撓給水
管34を経てコンテナ内に清水を流し、すすぎ洗浄をす
る。このときは電動弁32、35を閉じ、電動弁41を
開いてラインポンプ29を運転し、タンク16内を排水
し、電動弁40を開いてア−ア回路を通した水道水によ
りエジェクタ37を稼動させてコンテナ内を排水する。
この洗浄消毒のための給水装置は、通常の洗濯機程度の
大きさになる。
【0019】図1に示した第1例は、コンテナ内を密閉
した状態で洗浄水の給水及び排水を行なうため、給水が
多くなるに従ってコンテナ上部に空気が押込められて洗
浄水の上昇が妨げられるから、厚さの大きな物品を洗浄
水に沈めることができない。従って本体2を深く形成し
て厚さの大きい物品をも洗浄水に沈められるようにした
り、又は厚さの小さい物品の洗浄専用に使用するという
不便があるが、第2例は、この不便を取除いたものであ
る。図1の第1例と同等部分は同符号で示すと共に説明
を省略して、次にこれを説明する。
【0020】蓋3には、給水ソケット12を嵌着する孔
10、排水ソケット14を嵌着する孔11を穿設するこ
とは第1例と同じであるが、更に空気アダプタ57を嵌
着する孔58を穿設する。排水ソケット14は、第1例
では下の管部14aを同体に結合していたが、この第2
例では別体にし、管部14aは本体2の内壁に固定す
る。蓋3の内面には、扁平四角管を四角枠状に形成し、
入口部60を同一平面内に突出させた給水枠61を取付
板62を介して取付ける。この給水枠61には、本体2
に向けて洗浄水を噴出する複数の注水ノズル8、8を下
面に分散させて取付ける。この蓋3を本体2に嵌着した
とき、孔10に取付けた給水ソケット12は、給水枠6
1の入口部60に穿設した孔63に嵌合し、給水ソケッ
ト12に供給される洗浄水を給水枠61を経て注水ノズ
ル8から本体2内に噴出させる。又、蓋3の内面には、
入口部60と並べて、両端を塞いだ扁平短管64を取付
板62により取付け、その孔65を排水ソケット14に
密に嵌合させる。蓋3を閉じたとき、短管64の下方に
突出した短管部66は本体に固定の管部14aに密嵌す
る。
【0021】以上のように構成されるから、被洗浄物を
本体2に入れて蓋3を閉じ、給水ソケット12から洗浄
水を給水すると、洗浄水は入口部60から給水枠61に
入り、ノズル8から本体2内に噴出し、被洗浄物を洗浄
する。本体2内の水量が多くなると、コンテナ内の空気
は空気アダプタ57を通ってコンテナ外に排出されるの
で洗浄水は本体内を自由に上昇して被洗浄物を十分に浸
すことができる。この水量調整は、給水と排水との時間
差により、又は本体2にレベルセンサを設けることによ
り、制御することができる。本体2内の水量が所定量に
なったならば、管部14a、短管64、排水ソケット1
4を通して排水する。このように給排水するための給水
装置は図3に示したものがそのまま使用できる。
【0022】空気アダプタ57に弁を接続して、コンテ
ナ内への通気を止められるようにすると(図1のコンテ
ナでは、そのままでよい)、給水時に圧縮された空気の
ため洗浄水が排水アダプタを通って排出され、サイフォ
ン現象により引続いてコンテナ内の水を全部排出するこ
とができる。排水を検出するセンサを設けておき、一定
時間を経ても排水されないときは、エジェクタを働かせ
て強制的に排水を行なう。
【0023】次に、コンテナは、汚れた被洗浄物を扱う
ときに内面だけでなく外面も汚れるので、外面を洗浄す
ることが望ましい。内面は被洗浄物洗浄時に同時に洗浄
されるが、外面洗浄は別個に行なわなければならない。
図6はコンテナ内の被洗浄物洗浄と同時にコンテナの外
面洗浄をも行なう洗浄ケースの1例を略示する縦断側面
図である。既に説明した部分は同符号で示すと共に説明
を省略して次にこれを説明する。
【0024】図6において、Cは、被洗浄物を入れ蓋3
を密閉したコンテナAを収納する洗浄ケースである。洗
浄ケースCは、本体部67と蓋部68とを水平な軸69
で開閉自在に枢着している。蓋部68を閉じたとき、両
部67、68は図6で右下りの縁部で水密に当接する。
本体部67には排水管70が取付けてあり、この排水管
70は、タンク16に通じさせる。蓋部68の内面に
は、注水ノズル8aを分散して設けた通水管71が取付
けてある。蓋部68には、可撓給水管34を接続した、
蓋部68を閉じたとき自動的にコンテナの給水ソケット
12に接続される給水ノズル72が通水管71とは絶縁
されて取付けられており、給水ノズル72から分岐させ
た分岐管73が通水管71に通じている。
【0025】以上のように構成されるから、被洗浄物を
入れたコンテナAを洗浄ケースCに入れて蓋部68を閉
じると、コンテナAの給水ソケット12に給水ノズルが
結合され、図面には示していないが同様にして蓋部68
に設けた排水ノズルがコンテナの排水ソケットに接続さ
れてコンテナ内の被洗浄物の洗浄消毒を行なうことがで
きる。同時に分岐管73から通水管71へ送られた洗浄
水が注水ノズル8aからコンテナAの外面に噴射されて
コンテナ外面を洗浄する。外面を洗浄した洗浄水は、コ
ンテナ内から排出された洗浄水と共にタンク16へ戻
る。
【0026】図7は、以上のようなコンテナAの外面を
洗浄する洗浄ケースCを並列させて設け、洗浄を行なっ
ていない洗浄ケースを自動的に選択して能率よく洗浄を
行なう装置の概要を示す。未洗浄の被洗浄物を入れたコ
ンテナAは、作業台74aから自走式のローラコンベア
75に載せられて、図7の左方から右方へ送られる。コ
ンベア75の側方には複数(図7では3)の洗浄ケース
Cが並列しており、各ケースCの前にはコンテナAの底
部両側を支えて、これをケースCの前まで移動させるた
めのローラコンベア76が設けられている。各ケースC
の前には、プッシャ77があって、コンピュータ制御に
よりコンテナAが洗浄消毒を行なっていない洗浄ケース
Cの前に来ると、これをコンベア76の上に押し出す。
そこでこのコンテナAを洗浄ケースCに入れ、コンテナ
A内の被洗浄物及びコンテナ外面の洗浄消毒を行なう。
洗浄消毒を終ったならば、洗浄ケースCを開き、コンテ
ナAをローラコンベア76を経て自走式のローラコンベ
ア75に載せ、右方の作業台74bの前まで送る。この
位置でプッシャ77がコンテナを作業台74bに載せ
る。洗浄作業中の洗浄ケースを避けて空いている洗浄ケ
ースCを選択し、プッシャを動作させてコンテナをこの
洗浄ケースCに入れて所定の洗浄消毒作業を行ない、作
業終了後、コンテナをローラコンベア75の上に移し、
コンベア75の終端でプッシャによりコンテナを作業台
74bの上に押出す等の操作は、図示しないコンピュー
タにより制御される。このようにして複数の洗浄ケース
Cは、並列的に稼働して交互にコンテナAの外面を洗浄
する。
【0027】図8は、2つの自走式ローラコンベアの入
口側コンベア75a、出口側コンベア75bの間に複数
(図8では2)の洗浄ケースCを置き、コンベア75
a、75bとケースCとの間にコンテナAの底部両側を
支えるコンベア76a、76bを設け、入口側のコンベ
アの側方にプッシャ77を設けた配列を示す。これの動
作は、図7の装置と同様である。
【0028】
【発明の効果】
(a) 本発明の使用済医療用具コンテナは、手術室等にお
いて施術者又は補助者が用具を収納したコンテナを、給
水装置に連結して洗浄消毒を行なって細菌付着の危険度
を著しく軽微にするから、用具取出しの際の感染の危険
がなくなる。
【0029】(b) 運搬作業者又は洗浄作業者がコンテナ
から医療用具を出す際にも、作業者が細菌に感染する危
険がない。
【0030】(c) 蓋に中蓋又は給水枠、給排水用ソケッ
ト、ノズルを取付けたコンテナの構造は簡単であり、容
易に造ることができる。
【0031】(d) コンテナに付設される給水装置は、小
さくできるから、室内に置いても邪魔にならず、コンテ
ナによる洗浄消毒を効果的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による使用済医療用具コンテナの第1例
の分解斜視図。
【図2】同上の縦断面略図。
【図3】このコンテナを稼動させるための給水装置の略
図。
【図4】本発明の使用済医療用具コンテナの第2例の斜
視図。
【図5】同上の分解斜視図。
【図6】洗浄ケースの縦断側面図。
【図7】コンテナの並列式外面洗浄装置を略示する平面
図。
【図8】コンテナの貫通式外面洗浄装置を略示する平面
図。
【図9】従来のコンテナを例示する略斜視図。
【符号の説明】
1 把手 2 本体 3 蓋 4 尾錠 5 係合部 6 中蓋 7 孔 8、8a 注水ノズル 9 水流発生ノズル 10、11 孔 12 給水ソケット 13 孔 14 排水ソケット 14a 管部 15 孔 16 タンク 17 給水源 18 元弁 19 ストレーナ 20 電動弁 21 逆止弁 22 ノズル 23、24、25 レベルセンサ 26 ボトル 27 ポンプ 28 逆止弁 29 ラインポンプ 30 逆止弁 31 電気ヒータ 32 電動弁 33 逆止弁 34 可撓給水管 35 電動弁 36 逆止弁 37 エジェクタ 38 可撓排水管 49 逆止弁 40、41電動弁 42 逆止弁 43 排水路 44 管 45 封水曲部 46 排水管 47 電動弁 48 逆止弁 49 封水曲部 50 空気管 51 フィルタ 52 排水漏斗 53 電動弁 54 すすぎ管 55 逆止弁 56 パッキン 57 空気アダプタ 58 孔 60 入口部 61 給水枠 62 取付板 63 孔 64 扁平短管 65 孔 66 短管部 67 本体部 68 蓋部 69 軸 70 排水管 71 通水管 72 給水ノズル 73 分岐管 74a、74b 作業台 75、75a、75b ローラコンベア 76、76a、76b ローラコンベア 77 プッシャ A コンテナ B 医療用具 C 洗浄ケース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を密閉する蓋の内面に通水路を形成
    し、この通水路に通じる給水ソケットを蓋に取付け、通
    水路には本体内に向う注水ノズルを設け、管部を介して
    本体の底部に通じる排水ソケットを蓋に取付けた使用済
    医療用具コンテナ。
  2. 【請求項2】 蓋の内面に形成される通水路が、空間を
    介在させて蓋に密着させた中蓋により形成され、中蓋に
    注水ノズル及び本体内に中蓋に沿う水流を発生させる水
    流発生ノズルを取付け、蓋を閉じたとき管部の開口が本
    体の底近くに通じる排水ソケットを蓋に取付けた請求項
    1に記載の使用済医療用具コンテナ。
  3. 【請求項3】 蓋の内面に形成される通水路が、蓋の内
    面に取付けられ、下面に注水ノズルが設けられ、給水ソ
    ケットに通じる枠形管であり、排水ソケットは、本体に
    固定されて本体底部に開口する管部に蓋を閉じたとき連
    結されるものである請求項1に記載の使用済医療用具コ
    ンテナ。
  4. 【請求項4】 洗浄水を入れるタンク(16)と、ヒー
    タ(31)を経て可撓給水管(34)にタンク(16)
    内の洗浄水を加圧し給水するラインポンプ(29)と、
    ラインポンプ(29)からの上記給水又は給水源からの
    圧力水をタンク(16)に通じさせると共に、この水に
    より作動して可撓排水管(38)を負圧にするエジェク
    タ(37)と、給水源からの圧力ある清水を直接可撓給
    水管(34)に通じさせるすすぎ管(54)とを備え、
    可撓給水管(34)と可撓排水管(38)とは、それぞ
    れ請求項1に記載の使用済医療用具コンテナ(A)の給
    水ソケット(12)及び排水ソケット(14)に着脱自
    在とした、請求項1〜請求項3に記載の使用済医療用具
    コンテナに付設される給水装置。
  5. 【請求項5】 水平の軸(69)により本体部(67)
    と蓋部(68)とを水密、かつ開閉自在に結合し、本体
    部(67)に排水管(70)を設け、下面に複数の注水
    ノズル(8a)を設けた通水管(71)を蓋部(68)
    の内面に取付け、蓋体を閉じたとき、ケース内に入れた
    コンテナ(A)の給水ソケットに接続される給水ノズル
    (72)及び給水ノズル(72)から分岐して上記通水
    管(71)に通じる分岐管(73)を蓋部(68)に設
    けた使用済医療用具コンテナの外面を洗浄する洗浄ケー
    ス。
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KR101451309B1 (ko) * 2013-06-21 2014-10-15 주식회사 신흥 멸균 처리용 케이스

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