JP2016042970A - 体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置 - Google Patents

体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016042970A
JP2016042970A JP2014168653A JP2014168653A JP2016042970A JP 2016042970 A JP2016042970 A JP 2016042970A JP 2014168653 A JP2014168653 A JP 2014168653A JP 2014168653 A JP2014168653 A JP 2014168653A JP 2016042970 A JP2016042970 A JP 2016042970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage container
cleaning
waste liquid
liquid
waste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014168653A
Other languages
English (en)
Inventor
晴夫 上野
Haruo Ueno
晴夫 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BLUE CROSS KK
Original Assignee
BLUE CROSS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BLUE CROSS KK filed Critical BLUE CROSS KK
Priority to JP2014168653A priority Critical patent/JP2016042970A/ja
Publication of JP2016042970A publication Critical patent/JP2016042970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】患者や被介護者から吸引した鼻汁や痰等の体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置を提供する。
【解決手段】吸引ポンプ24と複数の排液タンク5を装備した筐体1を病院、介護施設等の定位置に設置し、内部に廃液47を収容し蓋12を装着した一または複数の貯留容器11を回収する。回収した貯留容器を筐体内に設置し、各貯留容器に吸引ポンプに連通するノズル14を挿入し、各貯留容器内の廃液を排液タンクに排出後、貯留容器に洗浄液40を導入して内部を洗浄し、内部洗浄後の洗浄液を排液タンクへ排出し、該洗浄液を排液タンクから外部の汚物流し8へ排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば病院、介護施設等で患者や被介護者から吸引した鼻汁や痰等の体液を含む廃液の処理に好適で、廃液を収容した貯留容器の蓋を開けることなく廃液を排出して洗浄し、廃液の付着による感染を防止するとともに、貯留容器の内外を衛生的で合理的かつ精密に洗浄し得るようにした、体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置に関する
鼻をかむ動作が不自由な耳鼻咽喉疾患の患者や、喀痰が不自由な喘息患者、介護施設の被介護者には、専用の吸引器を用いて鼻汁や痰等の体液を吸引している。
このような体液の処理方法として、密閉可能な容器に電動ポンプとその補助用の手動ポンプを装着し、前記電動ポンプにホースを接続し、このホースの先端に種々の吸引具を取付け、前記吸引具を鼻や口に当てて電動ポンプを作動し、鼻汁や痰を吸引して前記容器に貯留するようにした方法がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記処理方法は、容器内の廃液を排出する際、容器の蓋を開けて廃液を汚水槽に排出し、排出後、前記容器を適宜手段で洗浄するようにしているため、廃液の排出時にいちいち蓋を開け、廃液の排出後は蓋を取り付けなければならず、これらの作業が煩雑で手間が掛かる上に、廃液の排出時や容器の洗浄時に廃液が作業者の手指や衣服に付着する惧れがあって衛生的ではなく、しかも廃液の付着による感染の問題があった。
このような問題を解決するものとして、弾力性を有する筒体の両端部に逆止弁を配置し、筒体の上流側に体内挿入チューブを装着し、筒体の下流側にチューブを介して空バッグを装着し、その使用時に体内挿入チューブの先端部を口または鼻から挿入して喉頭付近に位置付け、筒体を押圧して下流側の逆止弁を開弁し、上流側の逆止弁を閉弁し筒体の押圧を解除して下流側の逆止弁を閉弁し、上流側の逆止弁を開弁して痰を体内挿入チューブに吸引し、これを筒体内に貯留する。
そして、前記筒体を再度押圧して上流側の逆止弁を閉弁し、下流側の逆止弁を開弁して、筒体内の痰をチューブから空バッグに漏らさず衛生的に採集するようにした体液の処理方法がある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、前記処理方法は、筒体の下流側に空バッグを装着し、筒体とチューブを接続コネクタで連結しているため、筒体と空バッグを洗浄する場合は接続コネクタを取り外して、これらを一緒に洗浄しなければならず、それらの作業が煩雑で作業性が悪い上に洗浄の精密性に欠け、また痰の排出や洗浄の際は、痰やその洗浄液の飛沫が作業者の手指や衣服に付着する惧れがあって衛生的ではなく、しかも廃液の付着による感染の問題があった。
前記問題を解決する医療器具の洗浄方法として、洗浄液を収容する洗浄槽の内部に医療器具を収納するラックを回転可能に配置し、該ラックの周辺に温水および冷水を噴射する複数の噴射ノズルを配置するとともに、洗浄槽の底部に複数の超音波発生器を配置し、医療器具の洗浄に際しては、噴射ノズルからラックに向けて洗浄液を噴射し、該洗浄液を洗浄槽に溜めて医療器具を浸漬した後に超音波洗浄し、超音波洗浄後に洗浄槽に残存する温水を噴射ノズルから噴出してジェット洗浄し、この後噴射ノズルに水道水を導入して冷水すすぎ後、噴射ノズルに温水を導入して温水すすぎ後、前記ラックを高速回転して医療器具を脱水・乾燥させ、これらの各工程を自動制御するようにした医療器具の洗浄方法がある(例えば、特許文献3参照)。
しかし、前記洗浄方法は多くの工程を要して手間が掛かり、処理コストが高価になるとともに、使用後の洗浄液を排出することなく繰り返し使用するため、医療器具に付着した病原菌や汚れが拡散して衛生的ではなく、衛生を基本とする医療器具ないし医療関係の洗浄に馴染まないという問題があった。
このような問題を解決するものとして、吸引室と排水室を上下に配置した装置本体をキャスタ−を介して移動可能に設け、真空ポンプに連通する吸引室の吸入部に吸引ホースの基端を接続し、その先端に手術時の灌流液・血液・体液等の汚水を吸引する集中パットまたはアタッチメントを接続するとともに、吸引室に洗浄液および消毒液を導入する洗浄用配管を接続し、前記吸引室と排水室との間に電磁弁を介挿し、排水室の上部に導管を介してコンプレッサに連通し、下部に排水管を接続し、該排水管を外側のアウトレットボックスの排水用升に配管し、該排水用升に外部排水管を接続した汚水の自動吸排水装置がある(例えば、特許文献4参照)。
前記装置は、手術時の灌流液・血液・体液を集中パットまたはアタッチメントにより吸引して吸引室に貯留し、所定の貯留時に電磁弁を開弁して前記汚水を排水室に移動させ、同時にコンプレッサを駆動して排水室内の汚水を加圧し、排水管による排出を促すとともに、手術後は洗浄液および消毒液を洗浄用配管を介して吸引室に導入し、これを排水室から外部排水管に亘って流通させて、吸排水装置の管内を洗浄および消毒するようにしている。
しかし、この吸排水装置は、大形かつ大規模で高価な上に、集中パットまたはアタッチメントの吸引時に前記汚水またはその飛沫が医師の手指や衣服に付着する惧れがあって衛生的ではなく、しかも廃液の付着による感染の惧れがあり、また洗浄液および消毒液の洗浄は、吸引室に汚水が残留したまま洗浄液等を導入して移動させるため、洗浄ないし消毒の精度が低い等の問題があった。
そこで、前記問題を解決するものとして、移動用カートに消毒槽と汚水槽と吸引ポンプを搭載し、消毒槽と汚水槽を吸引ポンプに連係するとともに、汚水槽にストップバルブを介挿した排水管を接続し、また患者や被介護者から吸引した痰を含む廃液を収容する貯留瓶を設け、該貯留瓶を消毒槽と汚水槽に配管して接続し、貯留瓶から廃液を吸引する際、貯留瓶の蓋に吸引チューブを差し込み、該チューブの他端を汚水槽に配管し、吸引ポンプを駆動して汚水槽を負圧にし、貯留瓶の蓋を開けることなく廃液を汚水槽に吸引する。
この後、吸引ポンプを介して消毒槽を加圧し、消毒液を貯留瓶に送り込んで消毒し、消毒後の消毒液を汚水槽に吸引した後、前記カートを汚物処理室へ移動し吸引ポンプを駆動して、排水管のストップバルブを開弁し、吸引ポンプを駆動して汚水槽を加圧するとともに、汚水槽内の廃液を汚物流しに排出するようにし、貯留瓶の蓋を開けることなく廃液を汚水槽に吸引でき、廃液の吸引作業を簡便かつ速やかに行え、また廃液や消毒液の飛沫が作業者の手指や衣服に付着する惧れがなく衛生的に行なえ、しかも廃液や消毒液の付着による感染の問題を解消し得るようにしたものがある(例えば、特許文献5参照)。
しかし、前記処理作業は、貯留瓶の廃液の排出と消毒液の導入に同じ導管を使用し、一度の消毒で洗浄を行っているため、貯留瓶の消毒ないし洗浄の精度が概して低く、また貯留瓶の洗浄は瓶内部に限られるため、貯留瓶の外部に廃液や水分が付着していた場合に対応することができなかった。
また、前記処理方法は、移動用カートに消毒槽と汚水槽と吸引ポンプを搭載するため処理装置の大形重量化を招き、しかもこの処理装置を移動して病院内を移動し各病室を巡回するため、労力の負担が大きい上に作業性が悪く、また処理装置の移動中に廃液が漏れ出た場合は病院の二次汚染発生の問題があった。
特開2000−316968号公報 特開2005−110888号公報 特開2002−355624号公報 特開2003−325658号公報 特開2014−23882号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えば病院、介護施設等で患者や被介護者から吸引した鼻汁や痰等の体液を含む廃液の処理に好適で、廃液を収容した貯留容器の蓋を開けることなく廃液を排出して洗浄し、廃液の付着による感染を防止するとともに、貯留容器の内外を衛生的で合理的かつ精密に洗浄し得るようにした、体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、蓋を装着し内部に廃液を収容した貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、前記廃液を排液タンクに排出後、貯留容器に洗浄液を導入して内部を洗浄し、洗浄後の洗浄液を排液タンクへ排出し、該洗浄液を排液タンクから外部の汚物流しへ排出するようにした、体液を含む廃液の処理方法において、前記吸引ポンプと複数の排液タンクを装備した筐体を病院、介護施設等の定位置に設置し、内部に廃液を収容し蓋を装着した一または複数の貯留容器を回収し、該回収した貯留容器を前記筐体内に設置し、各貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出後、洗浄液を導入して貯留容器の内部を洗浄し、大形大重量のカートを移動して病院、介護施設等の各室を巡回し、各室で体液を含む廃液を貯留した貯留容器を洗浄する従来の処理方法に比べ、労力の負担を軽減し円滑かつ能率良く、しかも一時に多数の貯留容器の処理を合理的に行なえ、また廃液の漏出による病院、介護施設内の衛生の低下を防止し、処理スペ−スの確保を要することなく、また患者等の居住環境を損なうことなく合理的かつ衛生的に処理し、更に各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出するようにして、貯留容器内の廃液の排出を個別に行ない、廃液処理を合理的に行なうようにしている。
請求項2の発明は、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組の廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を、一の吸引ポンプで実行し、一の貯留容器と一の排液タンクの廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を確実かつ安定して行なうようにしている。
請求項3の発明は、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの組の複数組の廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を、一の吸引ポンプで実行し、複数組の貯留容器と排液タンクの廃液処理と洗浄を同時に行なえ、一連の処理作業を合理的かつ速やかに処理し、処理能率の向上と処理コストの低減を図るとともに、吸引ポンプの稼働率を高めるようにしている。
請求項4の発明は、貯留容器の内部洗浄後、貯留容器の外部を洗浄するようにして、貯留容器の内外を衛生的かつ精密に洗浄するようにしている。
請求項5の発明は、貯留容器の内部洗浄は、洗浄液を収容した貯留容器内に空気を導入してバブリングする洗浄であり、洗浄液を送液して撹拌するだけの洗浄に比べ、バブリングによって洗浄液面を高め、これを激しく動揺させて撹拌と洗浄作用を旺盛にするとともに、気泡の破裂によって汚損部の剥離を促し、強力かつ高精度に洗浄し得るようにしている。
請求項6の発明は、貯留容器の外部洗浄は、洗浄水を貯留容器の外部に吹き付ける洗浄であり、貯留容器の外部を衛生的かつ精密に洗浄し得るようにしている。
請求項7の発明は、貯留容器の外部洗浄後、貯留容器の外部に空気または温風を吹き付けて、貯留容器の外部に付着する洗浄水を吹き飛ばして乾燥を促し、水分の介在による緑膿菌の醸成を防止し、貯留容器の衛生を確保するようにしている。
請求項8の発明は、内部洗浄後の洗浄液を各排液タンクへ排出し、該洗浄液を各排液タンクから外部の汚物流しへ排出するようにして、洗浄液の排出を排液タンク毎に個別かつ合理的に行なうようにしている。
請求項9の発明は、貯留容器内の廃液および洗浄液を排液タンクへ排出後、該排液タンクの上部を大気に連通するとともに底部を開放して、前記廃液および洗浄液を重力によって汚物流しへ排出して、排液タンクへ排出後の廃液および洗浄液を特別の排出手段を要することなく、容易に排出するようにしている。
請求項10の発明は、貯留容器内への洗浄液の導入と、貯留容器の内部洗浄と、貯留容器内の廃液および洗浄液の排液タンクへの排出とを、貯留容器内部の汚損状態に応じて繰り返し実行するようにして、貯留容器内部をその汚れ具合に応じて精密かつ確実に洗浄し得るようにしている。
請求項11の発明は、繰り返し洗浄毎に新しい洗浄液を導入するようにして、繰りし洗浄の精度を向上するようにしている。
請求項12の発明は、繰り返し回数ないし洗浄回数を任意に選択するようにして、貯留容器内部の汚損状態に応じた洗浄を実現するようにしている。
請求項13の発明は、外部洗浄水を筐体内の排液トレーに収容し、該排液トレーに連通する汚物流しへ重力によって排出するようにして、特別の排出手段を要することなく、容易に排出し得るようにしている。
請求項14の発明は、貯留容器に導入する洗浄液の供給路と、貯留容器内の廃液を排液タンクへ排出する排出路とを分離するようにして、洗浄液の供給路と廃液の排出路との混用を回避し、洗浄の精度を維持し貯留容器の衛生を向上するようにしている。
請求項15の発明は、蓋を装着し内部に廃液を収容した貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入可能に設け、前記廃液を排液タンクに排出後、貯留容器に洗浄液を導入して内部を洗浄可能に設け、該洗浄後の洗浄液を排液タンクへ排出し、かつこの洗浄液を排液タンクから外部の汚物流しへ排出可能にした、体液を含む廃液の処理装置において、前記吸引ポンプと複数の排液タンクを装備した筐体を病院、介護施設等の定位置に設置し、内部に廃液を収容し蓋を装着した一または複数の回収した貯留容器を前記筐体内に設置し、該貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出可能に設け、該廃液の排出後に洗浄液を導入して貯留容器の内部を洗浄可能に設けて、大形大重量のカートを移動して病院、介護施設等の各室を巡回し、各室で体液を含む廃液を貯留した貯留容器を洗浄する従来の処理方法に比べ、労力の負担を軽減し円滑かつ能率良く、しかも一時に多数の貯留容器の処理を合理的に行なえ、また廃液の漏出による病院、介護施設内の衛生の低下を防止し、処理スペ−スの確保を要することなく、また患者等の居住環境を損なうことなく合理的かつ衛生的に処理し得るとともに、各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出するようにして、貯留容器内の廃液の排出を個別に行ない、廃液処理を合理的に行なうようにしている。
請求項16の発明は、洗浄液の供給回路に連通する一の吸引ポンプの吸引回路に、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組を直列に介挿し、一の貯留容器と一の排液タンクの廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を確実かつ安定して行なうようにしている。
請求項17の発明は、洗浄液の供給回路に連通する一の吸引ポンプの吸引回路に、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組を直列に接続した複数組を互いに並列に介挿し、複数組の貯留容器と排液タンクの廃液処理と洗浄を同時に行なえ、一連の処理作業を合理的かつ速やかに処理し、処理能率の向上と処理コストの低減を図るとともに、吸引ポンプの稼働率を高めるようにしている。
請求項18の発明は、貯留容器の上部にノズルに連通する一対の分流管を備えたYチューブを装着し、該Yチューブの一方の分流管に給水源に連通する給液管を接続し、他方の分流管に排液タンクに連通する吸引管を接続し、前記排液タンクに吸引ポンプに連通する吸気管を接続し、Yチューブの一対の分流管によって、給液管と吸引管の流路を分離し、貯留容器内の洗浄液に廃液が混入する事態を抑制し得るようにしている。
請求項19の発明は、給液管に供給した洗浄水に定量の洗浄剤を導入可能に設けるとともに、前記給液管に吸引ポンプに連通する給気管を接続し、前記給液管に洗浄剤を導入後、空気を供給可能にして、洗浄液を導入した貯留容器に空気を供給してバブリング洗浄を実行可能にしている。
請求項20の発明は、排液タンクの上部に大気に連通する空気取入れ管を接続するとともに、排液タンクの底部に汚物流しに連通する排出管を接続し、前記空気取入れ管と排出管に電磁弁を開閉可能に設け、これらの電磁弁を、貯留容器への洗浄液の導入時と貯留容器内のバブリング洗浄時、および貯留容器内の洗浄液の排出時に開弁可能にし、排液タンク内に送り込まれた廃液と洗浄液を特別の排出手段を要することなく、安価かつ容易に排出し得るようにしている。
請求項21の発明は、筐体内の貯留容器の上方に給水源に連通するバイパス管の端部を配置し、貯留容器の内部洗浄後、前記バイパス管から洗浄水を貯留容器の外部に噴出可能にし、貯留容器の外部の汚れを吹き飛ばして洗浄し得るようにしている。
請求項22の発明は、筐体内に送風ファンを収容したブロワボックスを設け、該ブロワボックスに連通する送風管の端部を貯留容器の上方に配置し、貯留容器の外部洗浄後、前記送風管から空気または温風を貯留容器の外部に吹き付け可能にし、外部洗浄後に貯留容器の外部に付着している水分を吹き飛ばして乾燥を促し、水分を介在する緑膿菌の醸成を防止し、貯留容器の衛生を確保するようにしている。
請求項1の発明は、吸引ポンプと複数の排液タンクを装備した筐体を病院、介護施設等の定位置に設置し、内部に廃液を収容し蓋を装着した一または複数の貯留容器を回収し、該回収した貯留容器を前記筐体内に設置し、各貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出後、洗浄液を導入して貯留容器の内部を洗浄するから、大形大重量のカートを移動して病院、介護施設等の各室を巡回し、各室で体液を含む廃液を貯留した貯留容器を洗浄する従来の処理方法に比べ、労力の負担を軽減し円滑かつ能率良く、しかも一時に多数の貯留容器の処理を合理的に行なえるとともに、廃液の漏出による病院、介護施設内の衛生の低下を防止し、処理スペ−スの確保を要することなく、また患者等の居住環境を損なうことなく合理的かつ衛生的に処理することができ、更に各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出するから、各貯留容器内の廃液の排出を個別に行なえ、廃液処理を合理的に行なうことができる。
請求項2の発明は、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組の廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を、一の吸引ポンプで実行するから、一の貯留容器と一の排液タンクの廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を確実かつ安定して行なうことができる。
請求項3の発明は、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの組の複数組の廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を、一の吸引ポンプで実行するから、複数組の貯留容器と排液タンクの廃液処理と洗浄を同時に行なえ、一連の処理作業を合理的かつ速やかに処理し、処理能率の向上と処理コストの低減を図れるとともに、吸引ポンプの稼働率を高めることができる。
請求項4の発明は、貯留容器の内部洗浄後、貯留容器の外部を洗浄するから、貯留容器の内外を衛生的かつ精密に洗浄することができる。
請求項5の発明は、貯留容器の内部洗浄は、洗浄液を収容した貯留容器内に空気を導入してバブリングする洗浄であるから、洗浄液を送液して撹拌するだけの洗浄に比べ、バブリングによって洗浄液面を高め、これを激しく動揺させて撹拌と洗浄作用を旺盛にするとともに、気泡の破裂によって汚損部の剥離を促し、強力かつ高精度に洗浄することができる。
請求項6の発明は、貯留容器の外部洗浄は、洗浄水を貯留容器の外部に吹き付ける洗浄であるから、貯留容器の外部を衛生的かつ精密に洗浄することができる。
請求項7の発明は、貯留容器の外部洗浄後、貯留容器の外部に空気または温風を吹き付けるから、貯留容器の外部に付着する洗浄水を吹き飛ばして乾燥を促し、水分の介在による緑膿菌の醸成を防止し、貯留容器の衛生を確保することができる。
請求項8の発明は、内部洗浄後の洗浄液を各排液タンクへ排出し、該洗浄液を各排液タンクから外部の汚物流しへ排出するから、洗浄液の排出を排液タンク毎に個別かつ合理的に行なうことができる。
請求項9の発明は、貯留容器内の廃液および洗浄液を排液タンクへ排出後、該排液タンクの上部を大気に連通するとともに底部を開放して、前記廃液および洗浄液を重力によって汚物流しへ排出するから、排液タンクへ排出後の廃液および洗浄液を特別の排出手段を要することなく、容易に排出することができる。
請求項10の発明は、貯留容器内への洗浄液の導入と、貯留容器の内部洗浄と、貯留容器内の廃液および洗浄液の排液タンクへの排出とを、貯留容器内部の汚損状態に応じて繰り返し実行するから、貯留容器内部をその汚れ具合に応じて精密かつ確実に洗浄することができる。
請求項11の発明は、繰り返し洗浄毎に新しい洗浄液を導入するから、繰り返し洗浄の精度を向上することができる。
請求項12の発明は、繰り返し回数ないし洗浄回数を任意に選択し得るから、貯留容器内部の汚損状態に応じた洗浄を実現することができる。
請求項13の発明は、外部洗浄水を筐体内の排液トレーに収容し、該排液トレーに連通する汚物流しへ重力によって排出するから、特別の排出手段を要することなく、容易に排出することができる。
請求項14の発明は、貯留容器に導入する洗浄液の供給路と、貯留容器内の廃液を排液タンクへ排出する排出路とを分離するから、洗浄液の供給路と廃液の排出路との混用を回避し、洗浄の精度を維持し貯留容器の衛生を向上することができる。
請求項15の発明は、吸引ポンプと複数の排液タンクを装備した筐体を病院、介護施設等の定位置に設置し、内部に廃液を収容し蓋を装着した一または複数の回収した貯留容器を前記筐体内に設置し、該貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出可能に設け、該廃液の排出後に洗浄液を導入して貯留容器の内部を洗浄可能に設けたから、大形大重量のカートを移動して病院、介護施設等の各室を巡回し、各室で体液を含む廃液を貯留した貯留容器を洗浄する従来の処理方法に比べ、労力の負担を軽減し円滑かつ能率良く、しかも一時に多数の貯留容器の処理を合理的に行なえ、また廃液の漏出による病院、介護施設内の衛生の低下を防止し、処理スペ−スの確保を要することなく、また患者等の居住環境を損なうことなく合理的かつ衛生的に処理することができ、更に各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出するから、貯留容器内の廃液の排出を個別に行ない、廃液処理を合理的に行なうことができる。
請求項16の発明は、洗浄液の供給回路に連通する一の吸引ポンプの吸引回路に、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組を直列に介挿したから、一の貯留容器と一の排液タンクの廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を確実かつ安定して行なうことができる。
請求項17の発明は、洗浄液の供給回路に連通する一の吸引ポンプの吸引回路に、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組を直列に接続した複数組を互いに並列に介挿したから、複数組の貯留容器と排液タンクの廃液処理と洗浄を同時に行なえ、一連の処理作業を合理的かつ速やかに処理し、処理能率の向上と処理コストの低減を図れるとともに、吸引ポンプの稼働率を高めることができる。
請求項18の発明は、貯留容器の上部にノズルに連通する一対の分流管を備えたYチューブを装着し、該Yチューブの一方の分流管に給水源に連通する給液管を接続し、他方の分流管に排液タンクに連通する吸引管を接続し、前記排液タンクに吸引ポンプに連通する吸気管を接続したから、Yチューブの一対の分流管によって、給液管と吸引管の流路を分離し、貯留容器内の洗浄液に廃液が混入する事態を抑制することができる。
請求項19の発明は、給液管に供給した洗浄水に定量の洗浄剤を導入可能に設けるとともに、前記給液管に吸引ポンプに連通する給気管を接続し、前記給液管に洗浄剤を導入後、空気を供給可能にしたから、洗浄液を導入した貯留容器に空気を供給してバブリング洗浄を実行することができる。
請求項20の発明は、排液タンクの上部に大気に連通する空気取入れ管を接続するとともに、排液タンクの底部に汚物流しに連通する排出管を接続し、前記空気取入れ管と排出管に電磁弁を開閉可能に設け、これらの電磁弁を、貯留容器への洗浄液の導入時と貯留容器内のバブリング洗浄時、および貯留容器内の洗浄液の排出時に開弁可能にしたから、排液タンク内に送り込まれた廃液と洗浄液を特別の排出手段を要することなく、安価かつ容易に排出することができる。
請求項21の発明は、筐体内の貯留容器の上方に給水源に連通するバイパス管の端部を配置し、貯留容器の内部洗浄後、前記バイパス管から洗浄水を貯留容器の外部に噴出可能にしたから、貯留容器の外部の汚れを吹き飛ばして洗浄することができる。
請求項22の発明は、筐体内に送風ファンを収容したブロワボックスを設け、該ブロワボックスに連通する送風管の端部を貯留容器の上方に配置し、貯留容器の外部洗浄後、前記送風管から空気または温風を貯留容器の外部に吹き付け可能にしたから、外部洗浄後に貯留容器の外部に付着している水分を吹き飛ばして乾燥を促し、水分を介在する緑膿菌の醸成を防止し、貯留容器の衛生を確保することができる。
本発明に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、蓋を装着して貯留容器内の廃液を排液タンクへ排出している状況を示している 本発明に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、貯留容器内の廃液を排液タンクへ排出後、蓋を装着した貯留容器内に洗浄液を導入するとともに、排液タンクに排出された廃液を汚物流しへ排出している状況を示している。 本発明に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、洗浄液を導入した貯留容器内に空気を送り込み、蓋を装着してバブリング洗浄している状況と、排液タンクに排出された廃液の残部を汚物流しへ排出している状況を示している。
本発明に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、貯留容器内をバブリング洗浄後、その洗浄液を排液タンクへ排出している状況を示している。 本発明に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、バブリング洗浄後に排液タンクへ排出した洗浄液を汚物流しへ排出している状況を示している。 本発明に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、貯留容器の内部を洗浄後、蓋を装着した貯留容器の外部を噴射水で洗浄している状況を示している。
本発明に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、蓋を装着した貯留容器の外部を洗浄後、貯留容器の外部に温風を吹き付けて乾燥させている状況を示している。 本発明の他の実施形態に適用した廃液の処理装置の作動状態を筐体の側面部を基に示す説明図で、蓋を装着して貯留容器内の廃液を排液タンクへ排出している状況を示している。
以下、本発明を医療ガス設備を備えた病院、介護施設等の医療・介護用に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図7において1は病院、介護施設等の適宜位置に設置した箱形の筐体で、その内部中高位置に前面に沿って長尺の排液トレー2が配置されている。
前記排液トレー2は略U字形断面に形成され、その長さ方向の中央部の底面に排液管3が垂直に配管され、その下端が長尺の回収管4に接続されていて、排液トレー2に流下する後述の噴射水を排液管3へ排出可能にしている。
前記回収管4は排液トレー2に沿って配置され、該回収管4に排液タンク5に連通する複数の連通管6が接続され、また回収管4の長さ方向の中央部に単一の排出管7が接続されている。この場合、前記排液タンク5は後述する貯留容器内の体液を含む廃液または洗浄液を一時的に収容可能にされ、その収容後に後述の汚物流しに排出して、その小形化を図っている。
前記排出管7の先端は筐体1の下部の外側に突出して配置され、この突出部を筐体1の外側に設置した汚物流し8に導入して配管されている。
前記汚物流し8は下水路(図示略)に連通し、排出管7に導いた全ての廃液を汚物流し8から下水路へ排出可能にしている。図中、9は筐体1の設置面である。
前記排液トレー2の内部に簀子若しくは網状の架台10が着脱可能に収容され、該架台10上に複数の貯留容器11を立位姿勢で載置可能にしている。
前記各貯留容器11は有底筒状に形成され、その開口部に蓋12が着脱可能に装着され、該蓋12に通孔13が形成されている。
前記通孔13に細管状のノズル14が挿入され、そのノズルホルダ−15の接続部にコネクタ16を接続して、ノズル14の下端を位置調節可能にしている。
前記各コネクタ16に略Y字形状のYチューブ17の下端部が接続され、該Yチューブ17は、貯留容器11内の廃液を排液タンク5へ排出する後述の吸引管と、貯留容器11へ導入する後述の洗浄液の供給路とを分離して構成し、それらの共用に伴う洗浄液の汚染を防止可能にしている。
前記Yチューブ17の上端の一対の分流管のうち、一方の分流管18に吸引管19が接続され、該管19の下端が前記排液タンク5に導入されている。
図中、20は吸引管19の中間部に介挿した切換弁である電磁弁で、貯留容器11内の体液を含む廃液と洗浄液の排出時に開弁可能にされている。
前記排液タンク5の上面に空気取入れ管21が接続され、その外側の突出部に切換弁である電磁弁22が介挿され、貯留容器11に対する洗浄液48の供給時とバブリング洗浄時、および前記洗浄液48を排液タンク5へ排出後に、前記電磁弁27を自動的に開弁可能にしている。
図中、23は排液タンク5の上面に一端を導入した吸気管で、他端が吸引ポンプ24に連通しており、該吸気管23に切換弁である電磁弁25が介挿され、該電磁弁25を貯留容器11内の体液を含む廃液の排出時に開弁可能にしている。前記吸引ポンプ24は制御装置(図示略)によって、その駆動時期と駆動時間を制御されている。
前記排液タンク5の底部に排出管26が接続され、該排出管26の下端に前記連通管6が接続され、この排出管26に切換弁である電磁弁27が介挿され、該電磁弁27を前記電磁弁22と同様に作動可能にしている。
すなわち、貯留容器11に対する後述の洗浄液の供給時とバブリング洗浄時、および前記洗浄液を排液タンク5へ排出後に、前記電磁弁27を自動的に開弁可能にしている。
したがって、同時期に開弁する前記電磁弁22と相俟って、排液タンク5内に送り出された廃液や洗浄液を重力落下によって汚物流し8に自然に排出し得るようにしている。
図中、28は吸気管23の電磁弁25よりも下流側に接続した空気取入れ管で、該管28に切換弁である電磁弁29が介挿され、該電磁弁29を貯留容器11内のバブリング洗浄時に開弁可能にされている。
前記Yチューブ17の他方の分流管30に、洗浄液の供給回路を構成する各給液管31の一端が接続され、該給液管31の他端が洗浄水である給水源32、実施形態では水道水に連通し、該給液管31の中流部に給気管33が接続されている。
前記給気管33は吸引ポンプ24に連通し、該管33の上流側に排気管34が接続され、該管34に切換弁である電磁弁35が介挿され、該電磁弁35を貯留容器11内の体液を含む廃液の排出時に開弁可能にしている。
前記各給気管33の排気管34より下流側に切換弁である電磁弁36が介挿され、該電磁弁36を貯留容器11内のバブリング洗浄時と、バブリング後の貯留容器11内の洗浄液を排液タンク5へ排出時に開弁可能にしている。
前記各給液管31の給気管33との接続部よりも上流側に、吸引装置であるアスピレータ37が介挿され、該アスピレ−タ37の管路の細径部に洗浄剤供給管38が接続されている。前記洗浄剤供給管38の下端は洗浄剤タンク39内に配管され、該タンク39の内部に液状の洗浄剤40が収容されている。
この実施形態では、単一の洗浄剤タンク39に、各アスピレータ37に連通する複数の供給管31が配管されている。
前記洗浄水である水道水はアスピレータ37の管路の細径部を移動する際に増速され、そのベンチュリー効果による吸引作用によって、洗浄剤タンク39内の洗浄剤40を洗浄剤供給管38に吸い上げ、その定量を給液管31へ導入して希釈した洗浄液を生成可能にしている。
前記給液管31のアスピレータ37との接続部よりも上流側に、切換弁である電磁弁41が介挿され、該電磁弁41を貯留容器11内の洗浄時に開弁可能にしている。
前記給液管31の上流側にバイパス管42が接続され、該管42の先端部が貯留容器11の直上に配置され、バイパス管42の先端部から洗浄液である噴射水を広角に噴出可能にしている。前記バイパス管42の上流側に切換弁である電磁弁43が介挿され、該電磁弁43を貯留容器11の外側の洗浄時に開弁可能にしている。
前記筐体1の前側上部にブロアボックス44が設けられ、該ボックス44内にブロアファン45、実施形態では温風ファンが配置され、該温風ファン45を前記電磁弁43の閉弁後、すなわち噴射水の噴出後に駆動可能にしている。
前記ブロアボックス44に複数の送風管46が接続され、それらの先端部が各貯留容器11の直上に配置され、前記貯留容器11の外側の洗浄後、送風管46の先端部から温風を広角に噴出可能にしている。
図中、47は貯留容器11内に貯留された体液を含む廃液、48は貯留容器11内に送り込まれた洗浄液、49はバイパス管42の先端部から吹き出された洗浄液である噴射水、50は送風管46の先端部から吹き出された温風である。
なお、前記電磁弁20,22,25,27,29,35,36,41,43の作動、すなわち開閉時期と開弁時間は制御装置(図示略)によって制御され、該制御装置には各工程の順序がプログラム入力され、各工程に対応する電磁弁を順次作動可能にしていて、このプログラム制御を、架台10に貯留容器11を載置した時期を始点に貯留容器11毎に実行可能にしている。
また、この実施形態では図2に示す貯留容器11内の洗浄工程と、図3に示す貯留容器11内のバブリング洗浄工程と、図4に示す貯留容器11内の洗浄液の排出工程とを、貯留容器11内の汚れ具合に応じて任意に繰り返し、かつその洗浄回数を選択可能にされ、洗浄回数毎に新しい洗浄液48を供給可能にしている。
このように構成した本発明の体液を含む廃液の処理装置は、排液タンク5に廃液47または洗浄後の洗浄液48を一時的に収容し、収容後は直ちに排出しているから、洗浄工程中、終始廃液ないし洗浄後の洗浄液を収容する従来の排液タンクに比べて、排液タンク5ないし筐体1の小形化を図れる。
また、貯留容器11の内部洗浄後は、外側を洗浄する噴射水49を排液タンク5に収容せず排液トレー2から汚物流し8に直接流下し、しかも単一の洗浄剤収容タンク39を共用しているから、排液タンク5ないし筐体1の小形化を促せる。
更に、筐体1内に複数の貯留容器11を載置可能な排液トレー2を設けているから、一時に複数の貯留容器11の廃液47の排出と洗浄を行なえ、その処理能率の向上と洗浄の合理化を図れる。
また、筐体1内に給液管31の上流側にバイパス管42を設け、その下流側端部を貯留容器11の上方に配置して、貯留容器11の外側を洗浄可能にしているから、貯留容器11の内部洗浄と相俟って、貯留容器11の内外を精密に洗浄し得る。
しかも、筐体1内の上部にブロワボックス44を配置し、該ボックス44に連通する複数の送風管46の先端部を、排液トレー2上の各貯留容器11の上方に配置しているから、貯留容器11の外側に付着している噴射水49を吹き飛ばして乾燥を促し、水分の介在による緑膿菌等の醸成を防止して、貯留容器11の衛生的な使用を図れる。
また、本発明の処理装置は、貯留容器11に対する洗浄液48の供給時とバブリング洗浄時、および前記洗浄液48を排液タンク5へ排出後は、前記電磁弁22,27を自動的に開弁可能にしているから、排液タンク5内に送り出された廃液47や洗浄液48を重力落下によって汚物流し8に自然に排出し、そのための特別な排出手段を要せず製作費の低減を図れる。
しかも、本発明の処理装置は、貯留容器11内の廃液47の洗浄工程と、貯留容器11内のバブリング洗浄工程と、貯留容器11内の洗浄液48の排出工程を、廃液47または貯留容器11内の汚れ具合に応じて任意に繰り返し、その洗浄回数を選択し得るようにしているから、貯留容器11内を精密かつ合理的に洗浄し得る。
このように構成した本発明の廃液の処理装置を使用して、貯留容器11内の廃液47を排出し洗浄する場合は、病院、介護施設等の各室で体液を含む廃液47を貯留した貯留容器11を予め回収し、この貯留容器11を蓋12を装着したまま略密閉状態で病院、介護施設等の定位置に設置した筐体1へ持ち運び、これらを排液トレー2の架台10上に立位姿勢で配置する。
したがって、大形大重量のカートを病院、介護施設内に移動して各室を巡回し、各室で体液を含む廃液を貯留した貯留容器を洗浄する従来の処理方法に比べ、労力の負担が少なく、また廃液47の漏出による病院、介護施設内の衛生の低下を防止し、処理スペ−スの確保を要することなく、しかも患者等の居住環境を損なうことなく、合理的かつ衛生的に処理し得る。
そして、回収した貯留容器11を筐体1に設置する際は、蓋12を開けることなく、したがって廃液47に手指が触れることなく、各貯留容器11の通孔13にノズル14を差し込み、そのノズルホルダ−15の接続部にコネクタ16を接続し、ノズル14の下端を位置調節するとともに、前記コネクタ16にYチューブ17を接続する。
また、単一の洗浄剤タンク39に洗浄剤40を注入し、給水源32を開放して制御装置(図示略)を始動し、処理装置のプログラム制御を開始する。
先ず、電磁弁25,35を開弁し吸引ポンプ24を駆動して、空状態の排液タンク5内の空気を吸い出して負圧にするとともに、電磁弁20を開弁して、貯留容器11内の廃液47をノズル14で吸引し、これをYチューブ17の一方の分流管18に吸い上げ、これを吸引管19に導いて排液タンク5へ排出する。この状況は図1のようである。
そして、貯留容器11内の廃液47の全量を排液タンク5へ排出後、電磁弁20,25,35を閉弁し、吸引ポンプ24の駆動を停止する。
この後、電磁弁41を開弁し、給水源32から水道水を対応する給液管31へ送り出し、アスピレータ37へ移動する。前記水道水はアスピレータ37内の細径部を移動する際に増速され、そのベンチュリー効果による吸引作用によって、洗浄剤タンク39内の洗浄剤40を各洗浄液供給管38に吸い上げ、その定量を各給液管31へ導入して希釈した洗浄液48を生成する。
前記洗浄液48は、給液管31からYチューブ17の他方の分流管30へ移動し、Yチューブ17からノズル14へ導かれて貯留容器11内に導入される。
その際、Yチューブ17は、貯留容器11内の廃液47を排液タンク5へ排出する吸引管19と、洗浄液48を貯留容器11へ導入する供給路を分離して構成しているから、それらの共用に伴う廃液47の混入による洗浄液48の汚損を抑制し得る。
そして、所定量の洗浄液48が貯留容器11内に導入されたところで、電磁弁41を閉弁し、洗浄液48の導入を停止する。
一方、前記洗浄液48の導入時に電磁弁22,27を開弁し、空気取入れ管21を介して排液タンク5内を大気圧に連通し、この大気圧によって排液タンク5内の廃液47を連通管6に押し出し、該廃液47を連通管6から回収管4を経て排出管7へ移動し、汚物流し8に自然に流下して下水道に排出する。
この状況は図2のようで、電磁弁22,27の開弁状態が引き続き維持され、排液タンク5内の廃液47を排出する。
このような状況の下で、電磁弁29,36が開弁され吸引ポンプ24が駆動して、空気取入れ管28から空気が取入れられ、この空気が給気管33へ送り出されて給液管31を矢視方向へ移動し、分流管30からYチューブ17を経てノズル14に導かれ、貯留容器11内の洗浄液48中に吹き出される。
このため、洗浄液48に加圧空気が吹き出され、洗浄液48中に多量の空気泡が形成されて、洗浄液48を動揺し攪拌するとともに、空気泡の破裂によって貯留容器11内を旺盛かつ激しくバブリング洗浄する。
この状況は図3のようで、この間も電磁弁22,27の開弁状態が維持され、排液タンク5内の廃液47を排出して空状態にする。
こうして貯留容器11内を所定時間バブリング洗浄し、所期の洗浄精度を得たところで、電磁弁22,27を閉弁し排液タンク5内を密閉して、廃液47の自然排出を終了するとともに、電磁弁29,36を閉弁してバブリング洗浄を終了する。
この後、電磁弁25,35を開弁し吸引ポンプ24を駆動して、空状態の排液タンク5内の空気を吸い出して負圧にするとともに、電磁弁20を開弁して貯留容器11内の洗浄液48をノズル14で吸引し、これをYチューブ17の一方の分流管18に吸い上げ、かつ吸引管19に導いて排液タンク5へ排出する。この状況は図4のようである。
そして、貯留容器11内の洗浄液48の全量を排液タンク5へ排出後、電磁弁20,25,35を閉弁し、吸引ポンプ24の駆動を停止する。
この後、電磁弁22,27を再び開弁し、空気取入れ管21を介して排液タンク5内を大気圧に連通し、この大気圧によって排液タンク5内の洗浄液48を連通管6に押し出し、該洗浄液48を連通管6から回収管4を経て排出管7へ送り出し、これを汚物流し8に流下して下水道に排出する。
この状況は図5のようで、この後洗浄液48を排出し続け、排液タンク5を空状態にしたところで、電磁弁22,27を閉弁する。
こうして、貯留容器11の内部洗浄工程が終了し、次の貯留容器11の外部洗浄工程へ移行する。
その際、貯留容器11内の汚れ具合が激しく、所期の洗浄結果を得られない場合は、貯留容器11内の汚れ具合に応じて、廃液47を排液タンク5へ排出後の各工程を任意に繰り返して実行し、貯留容器11内を確実かつ精密に洗浄する。
すなわち、空状態の貯留容器11内に新しい洗浄液48を供給し、該洗浄液48に空気を送り込んでバブリング洗浄後、使用後の洗浄液48を排液タンク5へ排出し、これを自然落下により汚物流し8に流下して下水道に排出する。
そして、前記繰り返し洗浄の都度、貯留容器11内の汚れ具合を目視確認して次期洗浄の要否を決定し、貯留容器11内の所期の洗浄結果を得られたところで、貯留容器11の外部洗浄工程を実行する。
この外部洗浄工程は、電磁弁43を開弁し、給水源32から水道水をバイパス管42へ送り出し、バイパス管42の下流側端部から噴射水49を噴出し、これを蓋12を装着した貯留容器11の上方から吹き付ける。この状況は図6のようである。
このため、前記内部洗浄工程では洗浄されなかった貯留容器11の外周部の汚れが吹き流されて洗浄される。
その際、噴射水49は洗浄後に貯留容器11の外周面を流下して排液トレー2に収容され、また飛沫は直接排液トレー2に収容され、それらが排液管3を流下して回収管7に導かれ、該管7から排出管7を移動して先端の汚物流し8に流下し、下水道に排出される。
こうして、貯留容器11の外周部を所定時間洗浄し、所期の洗浄結果を得られたところで、電磁弁43を閉弁し、前記外側洗浄を終了する。
この後、温風ファン45を駆動してブロアボックス44に温風を吹き出し、この温風を送風管46に導いて下端部から吹き出し、この温風50を蓋12を装着した貯留容器11の上方から外周面に吹き付ける。この状況は図7のようである。
このため、前記温風50によって貯留容器11の外周面に付着した水滴が吹き飛ばされて乾燥が促される。したがって、水分を介在した緑膿菌の醸成を防止し、貯留容器11の外側部の衛生を形成する。
そして、温風50を所定時間、貯留容器11の外周面に吹き付け、所期の乾燥状態を得られたところで、温風ファン45の駆動を停止する。この後、乾燥工程を終えた貯留容器11を筐体1から取り出して回収し、これを病院、介護施設等へ返還すれば、一連の洗浄作業が終了する。
この場合、各貯留容器11を筐体1内に同時期に設置して洗浄を開始すれば、それらの洗浄作業が同時期に終了し、その処理能率が向上する。
このように本発明の廃液の処理方法は、病院、介護施設等の定位置に筐体1を設置し、回収した貯留容器11を筐体1に設置して貯留した廃液47の排出と、その後の貯留容器11の洗浄を行なうから、大形大重量のカートを病院、介護施設内に移動して各室を巡回し、各室で体液を含む廃液を貯留した貯留容器を洗浄する従来の処理方法に比べ、労力の負担が少なく、また廃液の漏出による病院、介護施設内の衛生の低下を防止し、処理スペ−スの確保を要することなく、しかも患者等の居住環境を損なうことなく、合理的かつ衛生的に処理し得る。
また、貯留容器11内の廃液47を排出後、貯留容器11の内外部を洗浄して精密に洗浄するとともに、外周部を乾燥処理して緑膿菌の醸成を防止し、貯留容器11の衛生を向上するようにしている。
図8は本発明の他の実施形態を示し、前述の構成と対応する構成部分に同一の符号を用いている。すなわち、前述の実施形態では、吸気管23と給気管33との間に、一組の貯留容器11と排液タンク5とを直列に接続し、貯留容器11の廃液47の排出と洗浄液48の給排、および排液タンク5の負圧形成と洗浄液48の給排を一台の吸引ポンプ24で行なっている。
これに対し、この実施形態では給気管33と、吸気管23および吸引ポンプ24に連通する連通管51との間に、直列に接続した貯留容器11と排液タンク5との複数組、実施形態では3組を互いに並列に接続し、各貯留容器11の廃液47の排出と洗浄液48の給排、および各排液タンク5の負圧形成と各貯留容器11に対する洗浄液48の給排、並びに複数の貯留容器11の廃液47の排出と洗浄液48の給排、および複数の排液タンク5の負圧形成と、複数の貯留容器11に対する洗浄液48の給排を、一台の吸引ポンプ24で同時に実行可能にしている。
図中、51は各吸気管23と吸引ポンプ24との間に介挿した連通管、52は各給液管31の上流側に介挿した電磁弁で、対応する貯留容器11の廃液47の排出と洗浄液48の給排、および対応する排液タンク5の負圧形成を実行可能にしている。
このように構成することによって、一組の貯留容器11と排液タンク5による廃液処理と洗浄を一台の吸引ポンプ24で行なう場合に比べて、吸引ポンプ24の設置台数を相対的に低減でき、それだけ構成が簡潔になって安価に製作できるとともに、複数組の貯留容器11と排液タンク5の廃液処理と洗浄を同時に行なえるから、一連の処理作業を合理的かつ速やかに処理し、処理能率の向上と処理コストの低減を図れるとともに、吸引ポンプ24の稼働率を高められる。
このように本発明の体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置は、廃液を収容した貯留容器の蓋を開けることなく廃液を排出して洗浄し、廃液の付着による感染を防止するとともに、貯留容器の内外を衛生的で合理的かつ精密に洗浄し得るから、例えば病院、介護施設等で患者や被介護者から吸引した鼻汁や痰等の体液を含む廃液の処理に好適である
1 筐体
2 排液トレー
5 排液タンク
8 汚物流し
11 貯留容器
12 蓋
14 ノズル
17 Yチューブ
18,30 分流管
19 吸引管
22,27 電磁弁
23 吸気管
24 吸引ポンプ
26 排出管
31 給液管
32 給液源
33 給気管
42 バイパス管
44 ブロアボックス
45 送風ファン
46 送風管
47 廃液
48 洗浄液
49 噴射水
50 温風

Claims (22)

  1. 蓋を装着し内部に廃液を収容した貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、前記廃液を排液タンクに排出後、貯留容器に洗浄液を導入して内部を洗浄し、洗浄後の洗浄液を排液タンクへ排出し、該洗浄液を排液タンクから外部の汚物流しへ排出するようにした、体液を含む廃液の処理方法において、前記吸引ポンプと複数の排液タンクを装備した筐体を病院、介護施設等の定位置に設置し、内部に廃液を収容し蓋を装着した一または複数の貯留容器を回収し、該回収した貯留容器を前記筐体内に設置し、各貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出後、洗浄液を導入して貯留容器の内部を洗浄することを特徴とする体液を含む廃液の処理方法。
  2. 蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組の廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を、一の吸引ポンプで実行する請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  3. 蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの組の複数組の廃液の排出と洗浄液の導入および洗浄の各工程を、一の吸引ポンプで実行する請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  4. 前記貯留容器の内部洗浄後、貯留容器の外部を洗浄する請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  5. 前記貯留容器の内部洗浄は、洗浄液を収容した貯留容器内に空気を導入してバブリングする洗浄である請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  6. 前記貯留容器の外部洗浄は、洗浄水を貯留容器の外部に吹き付ける洗浄である請求項4記載の体液を含む廃液の処理方法。
  7. 前記貯留容器の外部洗浄後、貯留容器の外部に空気または温風を吹き付ける請求項5記載の体液を含む廃液の処理方法。
  8. 内部洗浄後の洗浄液を各排液タンクへ排出し、該洗浄液を各排液タンクから外部の汚物流しへ排出する請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  9. 前記貯留容器内の廃液および洗浄液を排液タンクへ排出後、該排液タンクの上部を大気に連通するとともに底部を開放して、前記廃液および洗浄液を重力によって汚物流しへ排出する請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  10. 前記貯留容器内への洗浄液の導入と、貯留容器の内部洗浄と、貯留容器内の廃液および洗浄液の排液タンクへの排出とを、貯留容器内部の汚損状態に応じて繰り返し実行する請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  11. 前記繰り返し洗浄毎に新しい洗浄液を導入する請求項10記載の体液を含む廃液の処理方法。
  12. 前記繰り返し回数ないし洗浄回数を任意に選択する請求項10記載の体液を含む廃液の処理方法。
  13. 前記外部洗浄水を筐体内の排液トレーに収容し、該排液トレーに連通する汚物流しへ重力によって排出する請求項6記載の体液を含む廃液の処理方法。
  14. 貯留容器に導入する洗浄液の供給路と、貯留容器内の廃液を排液タンクへ排出する排出路とを分離する請求項1記載の体液を含む廃液の処理方法。
  15. 蓋を装着し内部に廃液を収容した貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入可能に設け、前記廃液を排液タンクに排出後、貯留容器に洗浄液を導入して内部を洗浄可能に設け、該洗浄後の洗浄液を排液タンクへ排出し、かつこの洗浄液を排液タンクから外部の汚物流しへ排出可能にした、体液を含む廃液の処理装置において、前記吸引ポンプと複数の排液タンクを装備した筐体を病院、介護施設等の定位置に設置し、内部に廃液を収容し蓋を装着した一または複数の回収した貯留容器を前記筐体内に設置し、該貯留容器に吸引ポンプに連通するノズルを挿入し、各貯留容器内の廃液を各排液タンクに排出可能に設け、該廃液の排出後に洗浄液を導入して貯留容器の内部を洗浄可能に設けたことを特徴とする体液を含む廃液の処理装置。
  16. 洗浄液の供給回路に連通する一の吸引ポンプの吸引回路に、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組を直列に介挿した請求項15記載の体液を含む廃液の処理装置。
  17. 洗浄液の供給回路に連通する一の吸引ポンプの吸引回路に、蓋を装着しノズルを挿入した一の貯留容器と一の排液タンクの一組を直列に接続した複数組を互いに並列に介挿した請求項15記載の体液を含む廃液の処理装置。
  18. 前記貯留容器の上部にノズルに連通する一対の分流管を備えたYチューブを装着し、該Yチューブの一方の分流管に給水源に連通する給液管を接続し、他方の分流管に排液タンクに連通する吸引管を接続し、前記排液タンクに吸引ポンプに連通する吸気管を接続した請求項15記載の体液を含む廃液の処理装置。
  19. 前記給液管に供給した洗浄水に定量の洗浄剤を導入可能に設けるとともに、前記給液管に吸引ポンプに連通する給気管を接続し、前記給液管に洗浄剤を導入後、空気を供給可能にした請求項18記載の体液を含む廃液の処理装置。
  20. 前記排液タンクの上部に大気に連通する空気取入れ管を接続するとともに、排液タンクの底部に汚物流しに連通する排出管を接続し、前記空気取入れ管と排出管に電磁弁を開閉可能に設け、これらの電磁弁を、貯留容器への洗浄液の導入時と貯留容器内の洗浄時、および貯留容器内の洗浄液の排出時に開弁可能にした請求項15記載の体液を含む廃液の処理装置。
  21. 前記筐体内の貯留容器の上方に給水源に連通するバイパス管の端部を配置し、貯留容器の内部洗浄後、前記バイパス管から洗浄水を貯留容器の外部に噴出可能にした請求項15記載の体液を含む廃液の処理装置。
  22. 前記筐体内に送風ファンを収容したブロアボックスを設け、該ブロアボックスに連通する送風管の端部を貯留容器の上方に配置し、貯留容器の外部洗浄後、前記送風管から空気または温風を貯留容器の外部に吹き付け可能にした請求項15記載の体液を含む廃液の処理装置。
JP2014168653A 2014-08-21 2014-08-21 体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置 Pending JP2016042970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014168653A JP2016042970A (ja) 2014-08-21 2014-08-21 体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014168653A JP2016042970A (ja) 2014-08-21 2014-08-21 体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016042970A true JP2016042970A (ja) 2016-04-04

Family

ID=55634156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014168653A Pending JP2016042970A (ja) 2014-08-21 2014-08-21 体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016042970A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6078727B1 (ja) * 2016-10-04 2017-02-15 有限会社エイコー産業 容器洗浄装置
CN108744082A (zh) * 2018-06-15 2018-11-06 山东大学齐鲁医院 气管插管气囊上方分泌物自动抽吸及清洗装置
KR101919660B1 (ko) 2016-10-17 2018-11-19 (주)메가메디칼 초음파 센서를 구비한 이비인후과 진료장치
CN110779922A (zh) * 2019-11-19 2020-02-11 牡丹江医学院 一种内科用痰液收集分析一体化装置
CN113049307A (zh) * 2021-03-01 2021-06-29 威海精讯畅通电子科技有限公司 一种水质在线分析仪及其检测方法
CN114377226A (zh) * 2022-01-24 2022-04-22 霍炎 一种适用于医院护理的吸痰器
CN114570279A (zh) * 2022-04-29 2022-06-03 山东第一医科大学第一附属医院(山东省千佛山医院) 一种胸外科废液处理装置
CN115487027A (zh) * 2022-09-28 2022-12-20 丁彩霞 一种重症护理用的废液收集装置及其使用方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014023882A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Eiko Sangyo:Kk 排液自動処理装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014023882A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Eiko Sangyo:Kk 排液自動処理装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6078727B1 (ja) * 2016-10-04 2017-02-15 有限会社エイコー産業 容器洗浄装置
KR101919660B1 (ko) 2016-10-17 2018-11-19 (주)메가메디칼 초음파 센서를 구비한 이비인후과 진료장치
CN108744082A (zh) * 2018-06-15 2018-11-06 山东大学齐鲁医院 气管插管气囊上方分泌物自动抽吸及清洗装置
CN108744082B (zh) * 2018-06-15 2024-04-02 山东大学齐鲁医院 气管插管气囊上方分泌物自动抽吸及清洗装置
CN110779922A (zh) * 2019-11-19 2020-02-11 牡丹江医学院 一种内科用痰液收集分析一体化装置
CN110779922B (zh) * 2019-11-19 2021-11-26 牡丹江医学院 一种内科用痰液收集分析一体化装置
CN113049307A (zh) * 2021-03-01 2021-06-29 威海精讯畅通电子科技有限公司 一种水质在线分析仪及其检测方法
CN114377226A (zh) * 2022-01-24 2022-04-22 霍炎 一种适用于医院护理的吸痰器
CN114377226B (zh) * 2022-01-24 2023-08-25 霍炎 一种适用于医院护理的吸痰器
CN114570279A (zh) * 2022-04-29 2022-06-03 山东第一医科大学第一附属医院(山东省千佛山医院) 一种胸外科废液处理装置
CN115487027A (zh) * 2022-09-28 2022-12-20 丁彩霞 一种重症护理用的废液收集装置及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016042970A (ja) 体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置
CN107398456B (zh) 用于再处理医疗装置的设备和方法
JP4307570B2 (ja) 医療用具を滅菌する装置および方法
EP3150185A1 (en) Centrally integrated caregiving machine
CN209901811U (zh) 一种妇科用器械清洗消毒装置
JP2006239313A (ja) 内視鏡洗滌消毒装置及び装置内管路を消毒する方法。
CN210020540U (zh) 儿童痰液吸取装置
JP4010534B2 (ja) 内視鏡洗浄消毒方法、その内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液
CN206214454U (zh) 牙科治疗机器内部消毒系统
JP6078727B1 (ja) 容器洗浄装置
JP6726540B2 (ja) 内視鏡リプロセッサ
JP2016106801A (ja) 体液を含む廃液の処理方法およびその処理装置並びに体液を含む廃液の貯留容器
JP3115992B2 (ja) 内視鏡洗滌消毒装置
JP6138398B1 (ja) 流体供給装置および内視鏡リプロセッサ
JP2019025287A (ja) 廃液吸引装置、廃液吸引方法、及び、廃液吸引装置の洗浄方法
JP5631001B2 (ja) 歯科治療ユニットの吸引ラインの洗浄
CN210644668U (zh) 一种便携式内镜清洁消毒机
JP3751106B2 (ja) 使用済医療用具コンテナ及びこのコンテナ用給水装置並びにこのコンテナ用洗浄ケース
JP4727841B2 (ja) 手術室の排液自動排出システム
CN211934356U (zh) 一种手术室清洁护理装置
CN213490667U (zh) 一种环保型消化内科病人护理用呕吐设备
KR101671729B1 (ko) 치과용 유니트체어의 수로 살균위생처리장치
JPH01126947A (ja) 内視鏡用洗浄消毒装置
KR101954270B1 (ko) 세척볼을 이용한 기저귀컵 세척장치 및 이를 수용하는 세척하우징
JP5509007B2 (ja) 医療機器リプロセス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151201