JPH10117604A - 農業用フイルムの自動取除き方法及びその自動取除き 装置 - Google Patents

農業用フイルムの自動取除き方法及びその自動取除き 装置

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JPH10117604A
JPH10117604A JP29452196A JP29452196A JPH10117604A JP H10117604 A JPH10117604 A JP H10117604A JP 29452196 A JP29452196 A JP 29452196A JP 29452196 A JP29452196 A JP 29452196A JP H10117604 A JPH10117604 A JP H10117604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウス内の苗箱上に敷設した被覆フイルム,苗
箱の下に敷設してある下敷きネット等の取除き作業は、
数人の作業者の人手によって行っているから、非常に時
間が掛って作業能率は悪い上に、その被覆フイルム,下
敷きネット等を整然と巻取って取除くことができなく、
片付けに大変である上に、過重な作業である。 【解決手段】モータ(4)により駆動する巻取ロール
(3)を着脱可能に架設した移動車(A)をレール
(6),(7)上に載置し、敷設してあるフイルム
(B)の一端部を巻取ロール(3)に固定して巻取ロー
ル(3)をモータ(4)で駆動することにより、自動的
に移動車(A)がレール(6),(7)上を進行しなが
らフイルム(B)を巻取ロール(3)に巻取ってフイル
ム(B)の取除き作業を機械的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハウス内に多数整列す
る苗箱上に敷設した被覆フイルム、苗箱の下に敷設して
ある下敷きネット,作物上に敷設した被覆フイルム等の
取除き作業を機械的に行う農業用フイルムの自動取除き
方法及びその自動取除き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農業用フイルムの取除き
作業は、3〜4人の作業者の人手によって行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の農業用フイ
ルムの取除き方法においては、
【0004】(1) 広幅で50〜100mのフイルム
を数人の作業者の人手で取除く上に、フイルムは苗や作
物に悪影響を与えないように取除かなければならなく、
且つ、中腰での作業であるから、重労働である。
【0005】(2) フイルムは広幅で長いから、その
取除き作業を数人の作業者で行っても、非常に時間が掛
って作業能率は悪い上に、フイルムを整然と巻いて取除
くことができなく、片付けに大変である上に、過重な作
業である。
【0006】(3) ハウス内のフイルムの取除き作業
においては、
【0007】(イ) 苗箱の上は歩けなくてフイルムを
取除くために歩ける場所が限定されるから、作業し難く
て作業に手間が掛る。
【0008】(ロ) ハウスのビニールを開放すると風
によりフイルムがめくれて作業ができないので、ハウス
のビニールを閉じた状態での高温,高湿度の劣悪な環境
下で作業しなければならなく、重労働で、作業者の疲労
は大である。
【0009】(ハ) 作業者によって苗箱が横方向に移
動すると、苗箱と床地の密着不良によって苗の生育むら
が発生する。
【0010】(4) 高齢化が進んでいる農業作業者に
とって、過重,劣悪な作業は健康上良くない点である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータにより
駆動するフイルム巻取ロールを着脱可能に架設した移動
車をレール上に搭載し、敷設してあるフイルムの一端部
を上記巻取ロールに固定して該巻取ロールを上記モータ
で駆動することにより、自動的に上記の移動車がレール
上を進行しながらフイルムを巻取ロールに巻取ってフイ
ルムの取除き作業を機械的に行い、省力且つ軽労化によ
り作業者の人数及び疲労が少なくて作業者の過重な労働
を解消すると共に、作業能率を向上する農業用フイルム
の自動取除き方法及びその自動取除き装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】すなわち、車体(1)上の両側支柱
(2),(2)間にフイルム(B)の巻取ロール(3)
を着脱可能に架設して巻取ロール(3)を車体(1)上
に搭載したモータ(4)により駆動する移動車(A)の
両側車輪(5),(5)を並設のレール(6),(7)
上にそれぞれ載置し、敷設してあるフイルム(B)の一
端部を巻取ロール(3)に固定して巻取ロール(3)を
モータ(4)で駆動することにより、その巻取ロール
(3)によるフイルム(B)の巻取りに応じて自動的に
移動車(A)がレール(6),(7)上を進行しながら
フイルム(B)を巻取ロール(3)に巻取る農業用フイ
ルムの自動取除き方法及びその自動取除き装置の構成
で、フイルムの取除き作業を機械的に行い、省力且つ軽
労化により作業者の人数及び疲労が少なくて作業者の過
重な労働を解消すると共に、作業能率を向上する目的
を、レール上に載置した移動車の駆動する巻取ロールに
より敷設のフイルムを巻取るに応じて自動的に上記の移
動車を進行させながらフイルムを巻取ロールに巻取るこ
とにより実現した。
【0013】
【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構
成を図面について説明すれば、(C)はハウスを示し、
(6)はハウス(C)内の中央部に設置してある前後方
向の2本の中央レール、(7)はハウス(C)内の両側
端部に並設してある前後方向の1本づつのサイドレー
ル、(8)はハウス(C)の前壁中央部に設けた出入口
である。
【0014】(A) は中央レール(6)とサイドレー
ル(7)上にわたして載置する移動車を示し、(1)は
移動車(A)の車体、(9)は車体(1)の両側の前後
方向の側杆で、その側杆(9)の中央部には上方に支柱
(2)を立設して内側に横杆(10)を突設し、図示し
てないが、横杆(10)の先端部には前後方向の通孔を
穿設する。
【0015】(12)は連結筒で、該連結筒(11)の
前後壁の両側部には横長孔(12)をそれぞれ設ける。
そして、連結筒(11)の両側部内に両側の横杆(1
0),(10)の先端部をそれぞれ摺動自在に嵌合し、
両側において、横杆(10)の先端部の通孔と連結筒
(11)の横長孔(12)にそれぞれ挿着したボルト・
ナット(13)により両側の横杆(10),(10)と
連結筒(11)を適当位置で一体に締付け固定して所要
幅の車体(1)を形成する。
【0016】(14)は両側の前後方向の台杆で、該台
杆(14)の中央部上に固定した取付金(15)を両側
の横杆(10)にそれぞれ摺動自在に嵌合してその取付
金(15)の上壁のねじ孔に螺通したボルト(16)に
より所要位置に締付け固定し、台杆(14)の前後端部
の下方には溝車輪(5)をそれぞれ取付ける。
【0017】(17)は一側支柱(2)上に固定した一
側軸受で、該一側軸受(17)により回転自在に支持し
た主軸(18)の内側端面にはクラッチ溝(19)を形
成する。(20)は他側支柱(2)上に固定した他側軸
受で、該他側軸受(20)により受軸(21)を回転及
び摺動自在に支持してその受軸(21)をスプリング
(22)により内側へ弾圧し、受軸(21)の内側端面
にはクラッチ溝(23)を形成する。
【0018】(24)は両側の皿形円板で、中央内側に
受筒(25)をそれぞれ突設すると共に、その一側受筒
(25)の外周面に軸心方向の係止片(26)を突設し
て一側皿形円板(24)の中心孔を主軸(18)の内側
突出部に、他側皿形円板(24)の中心孔を受軸(2
1)の内側突出部にそれぞれ嵌着する。
【0019】(3)はフイルム(B)の巻取ロールで、
直管の外方に塩ビ管を被覆して成り、該巻取ロール
(3)内には伝動軸(27)を挿通支持してその巻取ロ
ール(3)の一側縁部に軸心方向の溝(28)を、伝動
軸(27)の一側及び他側の端面にクラッチ爪(2
9),(30)をそれぞれ設ける。(31)は両側の規
制板で、該規制板(31)の中心孔を両側の受筒(2
5)にそれぞれ着脱可能に嵌合する。
【0020】そして、巻取ロール(3)の一側の溝(2
8)を一側受筒(25)の係止片(26)に、伝動軸
(27)の一側クラッチ爪(29)を主軸(18)のク
ラッチ溝(19)にそれぞれ係合させて巻取ロール
(3)の一側部を一側受筒(25)の外方に嵌合する。
次いで、他側規制板(31)を外側へ押し、その他側規
制板(31)付き受軸(21)をスプリング(22)の
弾力に抗して外側へ移動させた後、巻取ロール(3)の
他側部を他側受筒(25)の外方に対向させて他側規制
板(31)を離放すると、スプリング(22)の弾力に
より他側規制板(31)付き受軸(21)が内側へ移動
してその受軸(21)のクラッチ溝(23)が伝動軸
(27)の他側クラッチ爪(30)に係合すると同時
に、他側受筒(25)が巻取ロール(3)の他側部の内
方に嵌合し、主軸(18),伝動軸(27),受軸(2
1)、及び一側皿形円板(24)の受筒(25),巻取
ロール(3)がそれぞれ連結されて巻取ロール(3)は
両側の受筒(25),(25)の間に着脱可能に架設さ
れる。
【0021】(4)は一側側杆(9)の後部上に搭載し
た正逆回転の減速モータで、その減速モータ(4)の回
転軸(32)と主軸(18)をチエン伝動機構(33)
により連結する。
【0022】(34)は両側の側杆(9)の前部上にそ
れぞれ前後移動調節可能に立設した支持台で、該支持台
(34)には縦長孔(35)を設ける。
【0023】(36),(37)は両側支持台(3
4),(34)の間に上下になして並架する規制ロール
及びクリーニングローラで、その規制ロール(36)
は、巻取るフイルムにしわや折返し等の現象が生じるの
を防止するためフイルムを両外側へ押送る作用をなすよ
うに、ロール本体の外周にスポンジ体,ブラシ体等を中
央部より左右反対方向の螺旋状に巻付けて成る。一方、
クリーニングローラ(37)は、ローラ本体の外周にス
ポンジ体を巻付けて成る。
【0024】そして、その規制ロール(36)を取付け
た駆動軸(38)及びクリーニングローラ(37)を取
付けた横軸(39)の両側部に嵌合した軸受を両側の支
持台(34)の縦長孔(35)にそれぞれ上下動自在に
嵌合し、上記軸受に螺合したナット(40)を適当位置
において支持台(34)に締付けて規制ロール(36)
及びクリーニングローラ(37)を所要位置に支持し、
主軸(18)と駆動軸(38)をチエン伝動機構(4
1)により連結する。
【0025】(42)は両側の側杆(9)の前端部にそ
れぞれ基部をピン(43)により枢着した両側腕で、そ
の両側腕(42),(42)の先端部間には押えローラ
(44)を軸杆(45)により回転自在に架設する。
【0026】(46)は他側台杆(14)の後部上に搭
載したバッテリ、(47),(48)は他側側杆(9)
の中間部上に設けた正逆操作スイッチ及び速度制御機構
で、図示してないが、バッテリ(46),正逆操作スイ
ッチ(47),速度制御機構(48),減速モータ
(4)の間に電気回路を形成する。
【0027】(D)はハウス(C)内に多数整列した苗
箱、(B)は両側の多数の苗箱(D)上にそれぞれ敷設
したホワイトシルバ等の被覆フイルムである。
【0028】その作用を説明する。図1に示すように、
先ず、移動車(A)の両側溝車輪(5),(5)を中央
レール(6)の他側レールと他側サイドレール(7)の
後端部上にそれぞれ載置して移動車(A)を設置する。
そこで、図3に示すように、ハウス(C)内の他側部の
苗箱(D)上に敷設してある他側の被覆フイルム(B)
の後端部を持上げ、押えローラ(44)の下方から規制
ロール(36)とクリーニングローラ(37)の間に通
し巻取ロール(3)に下方から巻いてその被覆フイルム
(B)の先端部を巻取ロール(3)にゴムテープ等によ
り固定する。
【0029】そこで、スイッチ(47)を正に入れてモ
ータ(4)の回転軸(32)を正回転させれば、該回転
軸(32)から伝動機構(33)を経て主軸(18),
伝動軸(27),受軸(21),巻取ロール(3)及び
両側の受筒(25)付き皿形円板(24),規制板(3
1)が一体で図3の矢印方向へ回転すると共に、その主
軸(18)から伝動機構(41),駆動軸(38)を経
て規制ロール(36)が図3の矢印方向へ回転する。
【0030】従って、巻取ロール(3)による被覆フイ
ルム(B)の巻取りに応じ、自動的に移動車(A)の両
側溝車輪(5),(5)が中央レール(6)の他側レー
ルと他側サイドレール(7)上を転動して移動車(A)
が上記レール(6),(7)上を前進しながら、被覆フ
イルム(B)が苗箱(D)からはがされて巻取ロール
(3)に巻取られ取除かれてゆく。
【0031】そのとき、被覆フイルム(B)は押えロー
ラ(44)の重量によって常に適度に張った状態に保持
され、規制ロール(36)とクリーニングローラ(3
7)による挟持によって後方へ送られる。
【0032】その被覆フイルム(B)の挟持移送の際、
規制ロール(36)の両側部の左右反対方向に設けた螺
旋状外周面によって被覆フイルム(B)を強制的に左右
の外側方向へ押送り、被覆フイルム(B)のしわを取除
いて被覆フイルム(B)に張りを持たせる。一方、被覆
フイルム(B)の下面に付着している水分,土等をクリ
ーニングローラ(37)により殺ぐように取除いて被覆
フイルム(B)を清掃する。
【0033】そして、その清掃して平坦状になった被覆
フイルム(B)を巻取ロール(3)に巻取って被覆フイ
ルム(B)の取除き作業を行う。
【0034】他側の被覆フイルム(B)の取除き作業が
終れば、他側の規制板(31)をスプリング(22)の
弾力に抗して外側へ押し他側の皿形円板(24)付き受
軸(21)を外側へ押送してその他側皿形円板(24)
の受筒(25)を上記の被覆フイルム(B)を巻取った
巻取ロール(3)の他側部から引出した後、該巻取ロー
ル(3)の一側部を一側受筒(25)から抜出して被覆
フイルム(B)を巻取った巻取ロール(3)を移動車
(A)から取外す。
【0035】次いで、移動車(A)を180°旋回させ
て左右反対になし、移動車(A)の両側溝車輪(5),
(5)を中央レール(6)の一側レールと一側サイドレ
ール(7)の前端部上にそれぞれ載置して移動車(A)
を設置する。
【0036】そこで、上記と同様に操作して新しい巻取
ロール(3)を両側の受筒(25),(25)間に着脱
可能に架設し、ハウス(C)内の一側部の苗箱(D)上
に敷設してある一側の被覆フイルム(B)の前端部を持
上げて上記と同様に該被覆フイルム(B)の先端部を巻
取ロール(3)に固定した後、スイッチ(7)を正に入
れてモータ(4)の回転軸(32)を正回転させると、
上記と同様に作用し巻取ロール(3)に一側の被覆フイ
ルム(B)を巻取って取除き、ハウス(C)内の両側の
被覆フイルム(B),(B)の取除き作業は終了する。
【0037】その後、苗箱(D)を除去した後、苗箱
(D)の下に敷設してある下敷きネットを取除くとき
も、上記と同様に操作すれば、上記下敷きネットを巻取
ロール(3)に巻取って取除くことができる。
【0038】ハウス(C)によって中央レール(6)と
サイドレール(7)の間隔が異なる場合には、両側のボ
ルト(16)を操作し取付金(15)を横杆(10)に
摺動させて台杆(14)を適宜に移動し、両側の台杆
(14)の溝車輪(5),(5)の間隔を中央レール
(6)とサイドレール(7)の間隔に合わせると、中央
レール(6)とサイドレール(7)の間隔が異なるハウ
ス(C)においても使用することができる。
【0039】ハウス(C)の幅の広狭によって被覆フイ
ルム(B)及び下敷きネットの幅が異なる場合には、両
側のボルト・ナット(13)を操作しそのボルト・ナッ
ト(13)を横長孔(12)に沿わせて横杆(10),
(10)を連結筒(11)に摺動させれば、車体(1)
の幅が広狭に変化する。
【0040】従って、被覆フイルム(B)の幅に応じた
長さの巻取ロール(3)が着脱できるように車体(1)
の幅を広狭に調節すると、幅が異なる被覆フイルム
(B)及び下敷きネットも、上記と同様に操作し巻取ロ
ール(3)に巻取って取除くことができる。
【0041】なお、場合によっては、移動車(A)を固
定し、被覆フイルム(B),苗箱(D)の下敷きネット
等の巻取機としての使用も可能である。
【0042】上記クリーニングローラ(37)に代え、
スポンジ体,ブラシ体等より成る棒状の固定式クリーニ
ング体を設けても上記と同様に作用する。
【0043】上記押えローラ(44)に代えて丸棒等の
押え体を設けてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明の農業用フイルムの自動取除き方
法及びその自動取除き装置は、下記のような利点があ
る。
【0045】(1) ハウス内において播種,苗箱整
列,灌水等の作業のために設置してあるレールを利用
し、そのレール上に移動車を進行させフイルムを巻取ロ
ールに巻取って取除くから、簡単な構成で容易安価に実
施できる。
【0046】(2) レール上に載置した移動車の車体
上にフイルムの巻取ロール及び該巻取ロールを駆動する
モータを取付け、その巻取ロールの駆動によるフイルム
の巻取りに応じて自動的に移動車がレール上を進行しな
がらフイルムを巻取ロールに巻取って取除く。従って、
【0047】(イ) フイルムの取除き作業を機械的に
行い、省力且つ軽労化により作業者の人数及び疲労が少
なくて作業者の手作業による過重な労働を解消し、作業
し易くて作業能率を著しく向上する。
【0048】(ロ) フイルムを適度に引張りながらそ
の張力によって移動車が進行し、フイルムを巻取ロール
に巻取って取除くから、フイルムに無理な荷重が掛るこ
となくフイルムを円滑良好に巻取って取除くことがで
き、フイルムの片付け及び次回の敷設に便利である。
【0049】(3) フイルムの取除き作業中に作業者
が歩き廻る必要が無いから、フイルムが汚れることは無
い。
【0050】(4) 巻取ロールが車体に着脱可能であ
るから、巻取ロールにフイルムを巻取った後の巻取ロー
ルの交換を容易になし得る。
【0051】(5) ハウス内の作業においては、高
温,高湿度の劣悪な環境下での重労働を解消できる。
【0052】(6) 巻取ロールの前方に駆動する規制
ロールとクリーニング体を並架してその規制ロール及び
クリーニング体の前方に上下動自在な押え体を設け、フ
イルムを上記押え体の下方から規制ロールとクリーニン
グ体の間に通し巻取ロールに巻取って取除くようにすれ
ば、
【0053】(イ) フイルムは、押え体の重量によっ
て常に適度の張った状態に保持されて巻取ロールに均等
良好に巻取られる。
【0054】(ロ) 駆動する規制ロールとクリーニン
グ体によるフイルムの挟持により、フイルムのしわが取
除かれてフイルムに張りを持たせることができる。
【0055】(ハ) フイルムに付着している水分,土
等をクリーニング体により取除き、フイルムを清掃して
巻取ロールに巻取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の農業用フイルムの自動取
除き装置によってハウス内の苗箱上の被覆フイルムを取
除く作業状態を示す正断面図である。
【図2】同上要部の平断面図である。
【図3】同上要部の拡大側断面図である。
【図4】その移動車の正面図で、中間両側部を切欠して
示す。
【図5】同上平面図で、中間部を切欠して示す。
【図6】同上移動車の巻取ロール取付部の分解した拡大
正断面図で、中間部を切欠して示す。
【図7】同上一側部の分解斜面図である。
【符号の説明】
A 移動車 B 被覆フイルム C ハウス D 苗箱 1 車体 2 支柱 3 巻取ロール 4 減速モータ 5 溝車輪 6 中央レール 7 サイドレール 8 出入口 9 側杆 10 横杆 11 連結筒 12 横長孔 13 ボルト・ナット 14 台杆 15 取付金 16 ボルト 17 一側軸受 18 主軸 19 クラッチ溝 20 他側軸受 21 受軸 22 スプリング 23 クラッチ溝 24 皿形円板 25 受筒 26 係止片 27 伝動軸 28 溝 29 一側クラッチ爪 30 他側クラッチ爪 31 規制板 32 回転軸 33 チエン伝動機構 34 支持台 35 縦長孔 36 規制ロール 37 クリーニングローラ 38 駆動軸 39 横軸 40 ナット 41 チエン伝動機構 42 側腕 43 ピン 44 押えローラ 45 軸杆 46 バッテリ 47 スイッチ 48 速度制御機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上の両側支柱間にフイルムの巻取ロ
    ールを着脱可能に架設して該巻取ロールを上記車体上に
    搭載したモータにより駆動する移動車の両側車輪を並設
    のレール上にそれぞれ載置し、敷設してあるフイルムの
    一端部を上記巻取ロールに固定して該巻取ロールを上記
    モータで駆動することにより、その巻取ロールによる上
    記フイルムの巻取りに応じて自動的に上記移動車が上記
    レール上を進行しながら上記フイルムを上記巻取ロール
    に巻取ることを特徴とする農業用フイルムの自動取除き
    方法。
  2. 【請求項2】 両側車輪を並設のレール上にそれぞれ載
    置する移動車の車体の両側支柱間にフイルムの巻取ロー
    ルを着脱可能に架設し、上記車体上に搭載したモータと
    上記巻取ロールの主軸を伝動機構により連結したことを
    特徴とする農業用フイルムの自動取除き装置。
  3. 【請求項3】 車体上のフイルムの巻取ロールの前方に
    該フイルムの規制ロールとクリーニング体を上下に並架
    してその規制ロールの駆動軸と上記巻取ロールの主軸を
    伝動機構により連結し、上記規制ロール及びクリーニン
    グ体の前方に上記フイルムの押え体を上下動自在に設け
    たことを特徴とする請求項2記載の農業用フイルムの自
    動取除き装置。
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