JPH10117430A - 感電防止装置 - Google Patents

感電防止装置

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JPH10117430A
JPH10117430A JP9107803A JP10780397A JPH10117430A JP H10117430 A JPH10117430 A JP H10117430A JP 9107803 A JP9107803 A JP 9107803A JP 10780397 A JP10780397 A JP 10780397A JP H10117430 A JPH10117430 A JP H10117430A
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JP
Japan
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power supply
relay
electric shock
relay circuit
path
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JP9107803A
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Tsunehisa Tokawa
恒久 東川
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HAKUSAN INTERNATL KK
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HAKUSAN INTERNATL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏電の発生を未然に防止し、感電事故を確実
に防止すること。 【解決手段】 リレー回路56により、テレビ本体80
の電源スイッチ40,41がオン状態であって、抵抗5
1と昇圧トランス53との経路、又は抵抗52と昇圧ト
ランス53との経路における昇圧トランス53の内部シ
ャーシ81側であるE端の電位が零レベルである場合、
リレー接点57,58のオン状態が維持されて電力供給
が行われ、E端の電位が漏電の発生によって上昇してい
る場合には、昇圧トランス53の動作によって、トライ
アック55及びリレー回路56が動作し、リレー接点5
7,58がオフされるため、テレビ本体80の本体基盤
側への電力供給が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接地が義務ずけら
れていないテレビ、ラジオ、アイロン、冷蔵庫等の電化
製品やグラインダー等の工作機械等において漏電が発生
した場合に商用電源電力の供給を停止させて感電を防止
する感電防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】接地が義務ずけられていないテレビ、ラ
ジオ、アイロン、冷蔵庫等の電化製品やグラインダー等
の工作機械等における感電防止として、たとえば電化製
品本体や工作機械本体の金属部分を通常の電気が通る部
分から十分離しておいたり、その金属部分を絶縁物で覆
ったりする等の対策が施されている。
【0003】ところが、これら電化製品や工作機械等に
あっては、たとえば金属部分を絶縁物で覆っているにも
拘らず、絶縁不良によって感電事故を招く場合がある。
【0004】ちなみに、このような感電を防止するため
の対策を施したものとして、たとえば特開昭63−13
3821号公報では、ヘアドライヤを誤って浴槽に落と
したりして水浸しとした場合等において、保護回路の電
極を水分により短絡させて保護回路を動作させることに
より、感電防止を図った感電防止機能付きヘアドライヤ
が開示されている。
【0005】また、特開平1−47215号公報では、
所定の電流が通電された際に、溶断部材を溶断して入力
端子とスイッチ片との機械的接触を解除し、電気製品本
体への電力の供給を停止させることで、感電防止を図っ
た電流遮断装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した公
知技術のうち、前者のものは、保護回路の電極が短絡し
た場合に電気製品本体への電力の供給を停止させること
で、感電防止が図れるが、保護回路の電極が水分以外の
もので短絡した場合であっても、保護回路が動作してし
まうため、漏電が発生しない状況にあるにも拘らず、ヘ
アドライヤの使用が不可能となってしまうおそれがあ
る。
【0007】一方、後者のものでは、漏電が発生した場
合に、溶断部材の溶断によって電気製品本体への電力の
供給を停止させることにより、感電防止が図れるが、溶
断部材が溶断して始めて電力供給が停止されるものであ
ることから、溶断部材が溶断されない状況下において
は、漏電の発生があり、感電事故防止の点で不完全なも
のとなっている。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、接地の有無に関わらず、漏電の発生を未然
に防止し、感電事故を確実に防止することができる感電
防止装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
商用電源からの電力を得て稼働する稼働装置の本体基盤
側の絶縁状態が異常である場合に、前記電力の供給を停
止させる感電防止装置であって、前記稼働装置の電力供
給2線間に介在された高インピーダンスの第1及び第2
の素子と、これら第1及び第2の素子間と前記本体基盤
のアースがとられる内部シャーシとの間に介在された高
インピーダンスの第3の素子と、前記電力供給2線の電
力供給を断続する断続手段と、前記稼働装置の電源スイ
ッチがオン状態のとき、前記第1の素子と前記第3の素
子との経路、又は前記第2の素子と前記第3の素子との
経路における前記第3の素子の前記内部シャーシ側の電
位が零レベルの場合、前記断続手段の動作を維持させて
前記電力供給を行わせ、前記第1の素子と前記第3の素
子との経路、又は前記第2の素子と前記第3の素子との
経路における前記第3の素子の前記内部シャーシ側の電
位が上昇している場合には、前記断続手段の動作を停止
させて前記電力供給を停止させる電力供給制御手段とが
具備されていることを特徴とする。
【0010】この発明では、稼働装置の電源スイッチが
オン状態であって、第1の素子と第3の素子との経路、
又は第2の素子と第3の素子との経路における第3の素
子の内部シャーシ側の電位が零レベルの場合、断続手段
の動作が維持されて電力供給が行われ、第3の素子の内
部シャーシ側の電位が上昇している場合には、電力供給
制御手段による断続手段の動作停止によって電力供給が
停止される。
【0011】請求項2記載の発明は、前記第1及び第2
の素子は高抵抗であり、前記第3の素子は高インピーダ
ンスのトランスであり、前記断続手段は第1及び第2の
リレー接点であり、前記電力供給制御手段は第1のリレ
ー回路であって、前記電力供給2線間には前記第1のリ
レー回路と前記トランスの二次巻線出力によって動作す
る第4の素子とが介在され、前記トランスの前記内部シ
ャーシ側の電位が上昇している場合には、前記第1のリ
レー回路の動作により、前記第1及び第2のリレー接点
がオフされて前記電力供給が停止されることを特徴とす
る。
【0012】この発明では、第1の高抵抗と第3の素子
であるトランスとの経路、又は第2の高抵抗と第3の素
子であるトランスとの経路におけるトランスの内部シャ
ーシ側の電位が上昇している場合には、トランス及び第
4の素子の動作によって第1のリレー回路が動作し、第
1及び第2のリレー接点がオフされ電力供給が停止され
る。
【0013】請求項3記載の発明は、前記第4の素子は
トライアックであることを特徴とする。
【0014】この発明では、第1の高抵抗と第3の素子
であるトランスとの経路、又は第2の高抵抗と第3の素
子であるトランスとの経路におけるトランスの内部シャ
ーシ側の電位が上昇している場合には、トランス及び第
4の素子であるたとえばトライアックの動作によって第
1のリレー回路が動作し、第1及び第2のリレー接点が
オフされ電力供給が停止される。
【0015】請求項4記載の発明は、前記第1及び第2
の素子は前記第3の素子の前記内部シャーシ側の電位が
上昇した場合に点灯するネオンランプであり、このネオ
ンランプの放つ光を光検出回路が検出すると、前記電力
供給制御手段が前記断続手段を動作させて前記電力供給
を停止させることを特徴とする。
【0016】この発明では、第1の素子であるネオンラ
ンプと第3の素子との経路、又は第2の素子であるネオ
ンランプと第3の素子との経路における第3の素子の内
部シャーシ側の電位が零レベルの場合、断続手段の動作
が維持されて電力供給が行われるが、第3の素子の内部
シャーシ側の電位が上昇している場合には、光検出回路
によってネオンランプの放つ光が検出され、電力供給制
御手段により断続手段の動作が停止され電力供給が停止
される。
【0017】請求項5記載の発明は、商用電源からの電
力を得て稼働する稼働装置の本体基盤側の絶縁状態が異
常である場合に、前記電力の供給を停止させる感電防止
装置であって、前記稼働装置の電力供給2線間に介在さ
れた高インピーダンスの第1及び第2の双方向性ダイオ
ードと、これら第1及び第2の双方向性ダイオード間と
前記本体基盤のアースがとられる内部シャーシとの間に
介在された高インピーダンスの第1のリレー回路と、前
記電力供給2線の電力供給を断続する断続手段とを具備
し、前記稼働装置の電源スイッチがオン状態のとき、前
記第1の双方向性ダイオードと前記第1のリレー回路と
の経路、又は前記第2の双方向性ダイオードと前記第1
のリレー回路との経路における前記第1のリレー回路の
前記内部シャーシ側の電位が零レベルの場合、前記断続
手段を動作を継続させて前記電力供給を行わせ、前記第
1の双方向性ダイオードと前記第1のリレー回路との経
路、又は前記第2の双方向性ダイオードと前記第1のリ
レー回路との経路における前記第1のリレー回路の前記
内部シャーシ側の電位が上昇している場合には、前記第
1のリレー回路の駆動により前記断続手段の動作が停止
し前記電力供給が停止されることを特徴とする。
【0018】この発明では、第1の双方向性ダイオード
と第1のリレー回路との経路、又は第2の双方向性ダイ
オードと第1のリレー回路との経路における第1のリレ
ー回路の内部シャーシ側の電位が上昇している場合に
は、第1のリレー回路の駆動により断続手段の動作が停
止し電力供給が停止される。
【0019】請求項6記載の発明は、商用電源からの電
力を得て稼働する稼働装置の本体基盤側の絶縁状態が異
常である場合に、前記電力の供給を停止させる感電防止
装置であって、前記稼働装置の電力供給線間に介在され
た高インピーダンスの第1及び第2のリレー回路と、こ
れら第1及び第2のリレー回路間と前記本体基盤のアー
スがとられる内部シャーシとの間に介在された高インピ
ーダンスの双方向性ダイオードと、前記電力供給2線の
電力供給を断続する断続手段とを具備し、前記稼働装置
の電源スイッチがオン状態のとき、前記第1のリレー回
路と前記双方向性ダイオードと経路、又は前記第2のリ
レー回路と前記双方向性ダイオードとの経路における前
記双方向性ダイオードの前記内部シャーシ側の電位が零
レベルの場合、前記第1又は第2のリレー回路の駆動停
止により前記断続手段の動作が維持されて前記電力供給
が行われ、前記第1のリレー回路と前記双方向性ダイオ
ードとの経路、又は前記第2のリレー回路と前記双方向
性ダイオードとの経路における前記双方向性ダイオード
の前記内部シャーシ側の電位が上昇している場合には、
前記第1及び第2のリレー回路の駆動により前記断続手
段の動作が停止し前記電力供給が停止されることを特徴
とする。
【0020】この発明では、第1のリレー回路と双方向
性ダイオードとの経路、又は第2のリレー回路と双方向
性ダイオードとの経路における双方向性ダイオードの内
部シャーシ側の電位が上昇している場合には、第1及び
第2のリレー回路の駆動により断続手段の動作が停止し
電力供給が停止される。
【0021】請求項7記載の発明は、前記第1、第2及
び第3の素子は高抵抗であり、この第3の素子の端子間
電圧が電圧検出回路によって検出されたとき、前記電力
供給制御手段が前記断続手段を動作させ、前記電力供給
が停止されることを特徴とする。
【0022】この発明では、第1の高抵抗と第3の高抵
抗との経路、又は第2の高抵抗と第3の高抵抗との経路
における第3の高抵抗の内部シャーシ側の電位が零レベ
ルの場合、断続手段の動作が維持されて電力供給が行わ
れるが、第3の高抵抗の内部シャーシ側の電位が上昇し
ている場合には、第3の高抵抗の端子間電圧が電圧検出
回路によって検出され、電力供給制御手段によって断続
手段の動作が停止され、電力供給が停止される。
【0023】請求項8記載の発明は、前記第1及び第2
の素子は双方向性ダイオードであり、前記第3の素子は
高抵抗であって、この第3の素子の端子間電圧が電圧検
出回路によって検出されると、前記電力供給制御手段が
前記断続手段の動作を停止させ、前記電力供給が停止さ
れることを特徴とする。
【0024】この発明では、第1の双方向性ダイオード
と第3の高抵抗との経路、又は第2の双方向性ダイオー
ドと第3の高抵抗との経路における第3の高抵抗の内部
シャーシ側の電位が上昇している場合には、第3の高抵
抗の端子間電圧が電圧検出回路によって検出され、電力
供給制御手段によって断続手段の動作が停止され、電力
供給が停止される。
【0025】請求項9記載の発明は、前記電力供給2線
間には、前記第1のリレー回路及び前記第4の素子に並
列させて前記トランスの二次巻線出力によって動作する
とともに、前記第4の素子に比べて動作点が高くされた
高い第5の素子が介在され、前記トランスの前記内部シ
ャーシ側の電位が上昇している場合には、前記第4及び
第5の素子の動作により、前記第1のリレー回路が動作
し、前記第1及び第2のリレー接点がオフされ、前記電
力供給が停止されることを特徴とする。
【0026】また、この発明では、トランスの内部シャ
ーシ側の電位が上昇している場合には、第4及び第5の
素子の動作により、第1のリレー回路が動作し、第1及
び第2のリレー接点がオフされ、電力供給が停止され
る。また、第4の素子は第5の素子に比べて動作点が低
いので、より微弱な漏電の発生をも検出可能となる。
【0027】請求項10記載の発明は、前記第1及び第
2の素子は第1及び第2のリレー回路であり、前記第3
の素子は高インピーダンスのトランスであり、前記断続
手段リレー接点であり、前記電力供給制御手段は第3の
リレー回路であって、前記電力供給2線間には、前記第
3のリレー回路と前記トランスの二次巻線出力によって
動作する第4の素子とが介在され、前記トランスの一次
巻線側と前記内部シャーシとの間に第3のリレー接点が
介在され、前記本体基盤側の絶縁状態が異常である場合
に、前記第3のリレー接点の瞬時のオン動作により、前
記第3のリレー回路の動作が行われ、前記リレー接点が
オフされ、前記電力供給が停止されることを特徴とす
る。
【0028】この発明では、第1のリレー回路とトラン
スとの経路、又は第2のリレー回路とトランスとの経路
におけるトランスの内部シャーシ側の電位が零レベルの
場合、電力供給が行われるが、トランスの内部シャーシ
側の電位が上昇している場合には、第3のリレー接点の
瞬時のオン動作によって第3のリレー回路が動作し、電
力供給が停止される。また、電力供給2線間に介在され
た第1又は第2のリレー回路は、第3のリレー接点がオ
ンされる瞬間のみ動作されることから、チャタリング防
止も図れる。
【0029】請求項11記載の発明は、前記第3のリレ
ー接点は、前記稼働装置の電源スイッチのオン動作に連
動する連動スイッチによって一瞬オンされることを特徴
とする。
【0030】この発明では、稼働装置の電源スイッチの
オン動作に連動する連動スイッチによって第3のリレー
接点を一瞬オンさせるようにしたので、チャタリング防
止が図れるとともに、電源スイッチがオンされている状
態で、一旦電力供給が停止された後、絶縁異常が回復さ
れた場合であっても、連動スイッチは電源スイッチを再
度オンさせない限り動作しないため、電源スイッチの切
り忘れ時における自然動作をも防止することができる。
【0031】請求項12記載の発明は、前記第3のリレ
ー接点は、前記稼働装置の電源スイッチのオン時、一瞬
だけ駆動するオンタイムリレーによって一瞬オンされる
ことを特徴とする。
【0032】この発明では、稼働装置の電源スイッチの
オン動作に伴って一瞬だけ駆動するオンタイムリレーに
よって第3のリレー接点を一瞬オンさせるようにしたの
で、上記同様に、チャタリング防止が図れるとともに、
電源スイッチの切り忘れ時における自然動作をも防止す
ることができる。
【0033】請求項13記載の発明は、商用電源からの
電力を得て稼働する稼働装置の本体基盤側の絶縁状態が
異常である場合に、前記電力の供給を停止させる感電防
止装置であって、前記稼働装置の電力供給2線間に介在
された高インピーダンスの第1及び第2の素子と、これ
ら第1及び第2の素子間と前記本体基盤のアースがとら
れる内部シャーシとの間に介在された絶縁検出素子と、
前記第1及び第2の素子のそれぞれに直列接続される第
1及び第2のダイオードとが具備され、漏電の発生によ
って電力供給2線と前記内部シャーシとのそれぞれの間
の絶縁抵抗が同電位となったとき、前記第1の素子及び
ダイオード側又は前記第2の素子及びダイオード側の経
路に流れる電流に基づき、前記前記絶縁検出素子によっ
て前記内部シャーシの絶縁状態が検出され、異常である
場合には前記電力供給2線の電力供給が遮断されること
を特徴とする。
【0034】この発明では、漏電の発生によって電力供
給2線と内部シャーシとのそれぞれの間の絶縁抵抗が同
電位となったとき、第1の素子及びダイオード側又は前
記第2の素子及びダイオード側の経路に流れる電流に基
づき、絶縁検出素子によって内部シャーシの絶縁状態が
検出され、異常である場合には電力供給2線の電力供給
が遮断される。
【0035】請求項14記載の発明は、商用電源からの
電力を得て稼働する稼働装置の本体基盤側の絶縁状態が
異常である場合に、前記電力の供給を停止させる感電防
止装置であって、前記稼働装置の電力供給2線間に介在
された高インピーダンスの第1及び第2の素子と、これ
ら第1及び第2の素子間と前記本体基盤のアースがとら
れる内部シャーシとの間に介在された絶縁検出素子と、
前記第1及び第2の素子のそれぞれに直列接続される第
1及び第2のダイオードと、前記稼働装置の電力供給2
線間に介在された高インピーダンスの第3及び第4の素
子と、これら第3及び第4の素子間と前記内部シャーシ
との間に介在されたアース検出素子と、前記内部シャー
シと前記アース検出素子との間に設けられた第3のダイ
オードとが具備され、前記第3のダイオードによって、
前記絶縁検出素子の経路側による前記アース検出素子の
経路への干渉が阻止されていることを特徴とする。
【0036】この発明では、第3のダイオードにより、
漏電の発生によって絶縁検出素子側に流れるべき電流の
アース検出素子側への逆流が阻止されるとともに、内部
シャーシのアース抵抗は第1,第2の素子の抵抗値に比
べて十分に低いため、漏電の発生によってアース検出素
子側に流れるべき電流は絶縁検出素子側へは流れないこ
とから、絶縁検出及びアース検出がそれぞれ互いに干渉
されずに行われる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の感電防止装置
を、接地が義務ずけられていない、たとえばテレビに適
用した場合の一実施の形態を示すものである。
【0038】同図は、低電圧(AC100V)の商用電
源10の配電線のb線側が接地された状態を示してお
り、コンセント20にプラグ30を差し込みテレビ本体
80の電源スイッチ40,41をオンすると、出力端a
1 ,b1 からテレビ本体80の図示しない本体基盤側に
電力が供給されるようになっている。
【0039】感電防止装置50は、テレビ本体80の図
示しない本体基盤側の絶縁状態を検出し、絶縁破壊、す
なわち漏電が発生した場合には、通常、オン状態となっ
ているリレー接点57,58をオフすることで、商用電
源10からのテレビ本体80の図示しない本体基盤側へ
の電力供給を停止させるものである。
【0040】すなわち、感電防止装置50のE端は、E
1 端を介してテレビ本体80の内部シャーシ81側に接
続されるようになっており、漏電の発生によって絶縁抵
抗Rs の端子間電圧が上昇し、E端の電位が上昇するこ
とにより、漏電の発生が検出されるようになっている。
【0041】感電防止装置50の電力供給2線間に接続
されている抵抗51,52は、たとえば200K程度の
高抵抗とされている。これにより、これら抵抗51,5
2を介して流れる電流は、 100V/400K=0.25mA であり、電力供給2線間の絶縁は十分に保たれている。
【0042】また、これら抵抗51,52間には、一次
巻線のインピーダンスがたとえば20K程度とされた高
インピーダンスな昇圧トランス53が接続されており、
一次巻線の他端は上記のE端側に接続されている。昇圧
トランス53の一次巻線の両端には、1K程度に調整さ
れた可変抵抗54が接続されている。
【0043】昇圧トランス53の二次巻線の出力は、ト
ライアック55のゲートに与えられている。このトライ
アック55は、耐電圧がDC600V程度とされてい
る。そして、その出力がトライアック55のゲートへ与
えられると、トライアック55はブレークダウン動作を
行う。
【0044】リレー回路56は、トライアック55のブ
レークダウン動作によって駆動し、リレー接点57,5
8をオンするものであり、リレー接点57,58がオン
することによって出力端a1 ,b1 からテレビ本体80
の図示しない本体基盤側に電力が供給される。
【0045】このような構成の感電防止装置50は、次
のような動作を行う。まず、テレビ本体80の電源スイ
ッチ40,41を投入する。このとき、リレー接点5
7,58がオン状態となっている。またこのとき、テレ
ビ本体80の図示しない本体基盤側の絶縁状態が良好で
ある場合、すなわちE端側の電位が零レベルである場
合、抵抗51と昇圧トランス53との閉結回路が成立し
ないため、昇圧トランス53が動作せず、トライアック
55及びリレー回路56も動作しないため、リレー接点
57,58のオン状態が維持され、出力端a1 ,b1 か
らテレビ本体80側の入力端a2 ,b2 を介して図示し
ない本体基盤側に電力が供給される。
【0046】一方、テレビ本体80の稼働を停止させる
ために、電源スイッチ40,41をオフすると、電力供
給2線間が開放されるため、出力端a1 ,b1 からのテ
レビ本体80側の図示しない本体基盤側への電力供給が
停止される。
【0047】これに対し、電源スイッチ40,41の投
入時、漏電の発生によって絶縁抵抗Rs の端子間電圧が
上昇し、内部シャーシ81側に接続されているE端の電
位が上昇すると、絶縁抵抗Rs 側から昇圧トランス53
の一次巻線を介して抵抗52側に電流が流れる。ちなみ
に、抵抗51側へは、商用電源10の配電線のa線側が
接地されている場合に電流が流れる。
【0048】これにより、昇圧トランス53が動作し、
その二次巻線の出力がトライアック55のゲートに与え
られる。そして、トライアック55のブレークダウン動
作によってリレー回路56が動作すると、リレー接点5
7,58がオフされ、出力端a1 ,b1 からテレビ本体
80側の入力端a2 ,b2 を介して図示しない本体基盤
側への電力供給が停止される。
【0049】また、電力供給が行われている状態におい
て、漏電が発生した場合、上述したように、昇圧トラン
ス53の動作によって、トライアック55及びリレー回
路56が動作し、リレー接点57,58がオフされるた
め、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80の本体基盤側
への電力供給が停止される。
【0050】このように、この実施の形態では、電力供
給制御手段としてのリレー回路56により、テレビ本体
80の電源スイッチ40,41がオン状態であって、第
1の素子である抵抗51と第3の素子である昇圧トラン
ス53との経路、又は第2の素子である抵抗52と第3
の素子である昇圧トランス53との経路における昇圧ト
ランス53の内部シャーシ81側であるE端の電位が零
レベルである場合、断続手段であるリレー接点57,5
8がオン状態を維持することによって電力供給が行わ
れ、E端の電位が漏電の発生によって上昇している場合
には、昇圧トランス53の動作によって、トライアック
55及びリレー回路56が動作し、リレー接点57,5
8がオフされるため、テレビ本体80の本体基盤側への
電力供給が停止される。
【0051】したがって、テレビ本体80の絶縁状態が
良好でない場合には、商用電源電力の供給が行われない
ので、漏電の発生が未然に防止されることから、感電事
故が確実に防止される。
【0052】なお、この実施の形態では、感電防止装置
50を、AC100V用に適用させた場合について説明
したが、トライアック55の耐電圧は上述したようにD
C600V程度であるため、リレー回路56をAC10
0V以上に耐え得るものとすることで、感電防止装置5
0をAC220V用として用いることもできる。
【0053】図2は、図1の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。なお、
以下に説明する図において、図1と共通する部分には同
一符号を付し重複する説明を省略する。
【0054】すなわち、この実施の形態では、上記の抵
抗51,52に代えてたとえばAC80V以上で点灯す
るネオンランプ59,60を用いている。これにより、
それぞれのネオンランプ59,60は、AC100Vで
は点灯しないため、電力供給2線間は十分に絶縁された
状態となっている。
【0055】また、これらネオンランプ59,60は、
非常に小さい電流であっても点灯可能であるため、ネオ
ンランプ59,60間に接続される抵抗61を、たとえ
ば1M程度の高抵抗とすることができるので、E端を介
してのテレビ本体80側の図示しない本体基盤側との絶
縁も十分にとられている。
【0056】そして、テレビ本体80の絶縁状態が良好
である場合、ネオンランプ60が点灯せず、光検出回路
62によってネオンランプ60からの光が検出されない
ため、リレー接点57,58のオン状態が維持されるこ
とによって、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80側の
図示しない本体基盤側への電力が供給される。ここで、
上述したように、ネオンランプ59側は、配電線のa線
側が接地された場合に点灯する。
【0057】一方、上述したように、漏電の発生によっ
て絶縁抵抗Rs の端子間電圧が上昇し、内部シャーシ8
1側に接続されているE端の電位が上昇すると、上述し
たように、絶縁抵抗Rs 、抵抗61及びネオンランプ6
0の回路が成立するため、ネオンランプ60が点灯し、
光検出回路62によってネオンランプ60からの光が検
出されると、接点制御回路63がリレー接点57,58
をオフすることによって、出力端a1 ,b1 からテレビ
本体80側の図示しない本体基盤側への電力供給が停止
される。ここで、上述したように、ネオンランプ59側
は、配電線のa線側が接地された場合に点灯する。した
がって、この実施の形態では、ネオンランプ59又は6
0の点灯によってテレビ本体80の絶縁状態を検出する
ことができる。
【0058】図3は、図1の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態では、上記の抵抗51,52に代え
てたとえばAC80V前後でブレークダウン動作を行う
双方向性ダイオード64,65を用いている。これによ
り、それぞれの双方向性ダイオード64,65は、AC
100Vでは点灯しないため、電力供給線間は十分に絶
縁された状態となっている。
【0059】また、これら双方向性ダイオード64,6
5は、電圧依存性であるため、リレー回路56を感度の
高いものとすることで、E端を介してのテレビ本体80
の本体基盤側との絶縁が十分にとられている。
【0060】そして、上述したように、テレビ本体80
の絶縁状態が良好である場合、リレー回路56が駆動し
ないため、リレー接点57,58のオン状態が維持さ
れ、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80側の図示しな
い本体基盤側への電力が供給される。
【0061】一方、上述したように、漏電の発生によっ
て絶縁抵抗Rs の端子間電圧が上昇し、内部シャーシ8
1側に接続されているE端の電位が上昇すると、商用電
源10の配電線のb線側が接地されていることから、双
方向性ダイオード65側がブレークダウン動作を行うこ
とにより、リレー回路56が駆動し、リレー接点57,
58がオフされ、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80
側の図示しない本体基盤側への電力供給が停止される。
ちなみに、双方向性ダイオード64側は、上述したよう
に、商用電源10の配電線のa線側が接地されていると
き、ブレークダウン動作を行う。したがって、この実施
の形態では、双方向性ダイオード64又は65によって
漏電の発生を検出することができる。
【0062】図4は、図1の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態では、上記の抵抗51,52に代え
てたとえばAC100Vで駆動するリレー回路66,6
7を用いている。これにより、それぞれのリレー回路6
6,67は、AC100Vでは駆動しないため、電力供
給2線間は十分に絶縁された状態となっている。
【0063】また、これらリレー回路66,67間とE
端との間には、上記のたとえばAC80V前後でブレー
クダウン動作を行う双方向性ダイオード64が介在され
ているため、E端を介してのテレビ本体80の本体基盤
側との絶縁が十分にとられている。
【0064】そして、上述したように、テレビ本体80
の絶縁状態が良好である場合、双方向性ダイオード64
がブレークダウン動作せず、リレー回路67側も駆動し
ないため、リレー接点57,58のオン状態が維持さ
れ、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80側の図示しな
い本体基盤側への電力が供給される。
【0065】一方、上述したように、漏電の発生によっ
て絶縁抵抗Rs の端子間電圧が上昇し、内部シャーシ8
1側に接続されているE端の電位が上昇すると、商用電
源10の配電線のb線側が接地されていることから、リ
レー回路67側が駆動し、リレー接点57,58がオン
オフされ、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80側の図
示しない本体基盤側への電力供給が停止される。ちなみ
に、リレー回路66側は、上述したように、商用電源1
0の配電線のa線側が接地されているとき、駆動する。
したがって、この実施の形態では、リレー回路66又は
67の駆動によって漏電の発生を検出することができ
る。
【0066】図5は、図2の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態では、上記のネオンランプ59,6
0に代えて上記の抵抗値の高い抵抗51,52を用いて
いる。これにより、それぞれの抵抗51,52を流れる
電流は非常に小さいため、電力供給2線間は十分に絶縁
された状態となっている。
【0067】また、これら抵抗51,52間とE端との
間には、上記の抵抗値の高い抵抗61が介在されている
ため、E端を介してのテレビ本体80側の図示しない本
体基盤側との絶縁も十分にとられている。
【0068】そして、テレビ本体80の絶縁状態が良好
である場合、抵抗61の端子間に電圧が発生しないた
め、電圧検出回路62aによる電圧検出が行われず、リ
レー接点57,58のオン状態が維持されるため、出力
端a1 ,b1 からテレビ本体80側の図示しない本体基
盤側への電力が供給される。
【0069】一方、上述したように、漏電の発生によっ
て絶縁抵抗Rs の端子間電圧が上昇し、内部シャーシ8
1側に接続されているE端の電位が上昇すると、抵抗6
1及び抵抗52を介して電流が流れる。そして、抵抗6
1の端子間電圧が電圧検出回路62aによって検出され
ると、接点制御回路63によってリレー接点57,58
がオフされ、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80側の
図示しない本体基盤側への電力供給が停止される。ちな
みに、抵抗51側へは、上述したように、商用電源10
の配電線のa線側が接地されたときに電流が流れる。し
たがって、この実施の形態では、電圧検出回路62aに
より抵抗61の端子間電圧を検出することで、テレビ本
体80の絶縁状態を検出することができる。
【0070】図6は、図5の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態では、上記の抵抗51,52に代え
て上記のたとえばAC80V前後でブレークダウン動作
を行う双方向性ダイオード64,65を用いている。
【0071】そして、上述したように、テレビ本体80
の絶縁状態が良好である場合、双方向性ダイオード65
側がブレークダウン動作を行わないため、抵抗61の端
子間電圧が電圧検出回路62aによって検出されず、リ
レー接点57,58のオン状態が維持され、出力端a1
,b1 からテレビ本体80側の図示しない本体基盤側
への電力が供給される。
【0072】一方、上述したように、漏電の発生によっ
て絶縁抵抗Rs の端子間電圧が上昇し、内部シャーシ8
1側に接続されているE端の電位が上昇すると、商用電
源10の配電線のb線側が接地されていることから、双
方向性ダイオード65側がブレークダウン動作を行い、
抵抗61の端子間電圧が電圧検出回路62aによって検
出される。そして、接点制御回路63によってリレー接
点57,58がオフされ、出力端a1 ,b1 からテレビ
本体80側の図示しない本体基盤側への電力供給が停止
される。したがって、この実施の形態では、上記同様
に、電圧検出回路62aによって抵抗61の端子間電圧
を検出することで、テレビ本体80の絶縁状態を検出す
ることができる。
【0073】図7は、図1の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態では、上記の抵抗51,52に代え
てAC80V前後でブレークダウン動作を行う双方向性
ダイオード64,65を用いている。
【0074】また、電力供給2線間には、トライアック
75及びリレー回路56と並列されて抵抗73、トライ
アック74及び抵抗75が介在されている。さらに、昇
圧トランス53の二次巻線の一端はトライアック74の
ゲートに接続され、その他端はトライアック55のゲー
トに接続されている。ここで、トライアック75は、ゲ
ートへの出力が500μA程度で動作するものであり、
トライアック74に比べ微小出力での動作が可能とされ
ている。
【0075】そして、上述したように、テレビ本体80
の絶縁状態が良好である場合、双方向性ダイオード65
側がブレークダウン動作を行わないため、トライアック
74,75がブレークダウン動作を行わず、リレー回路
56が駆動しないことから、リレー接点57,58のオ
ン状態が維持され、出力端a1 ,b1 からテレビ本体8
0側の図示しない本体基盤側への電力が供給される。
【0076】一方、上述したように、漏電の発生によっ
て絶縁抵抗Rs の端子間電圧が上昇し、内部シャーシ8
1側に接続されているE端の電位が上昇すると、昇圧ト
ランス53、抵抗61及び双方向性ダイオード65を介
して電流が流れるため、トライアック75及びリレー回
路56が動作し、リレー接点57,58がオフされ、出
力端a1 ,b1 からテレビ本体80の本体基盤側への電
力供給が停止される。
【0077】したがって、この実施の形態では、上記同
様に、漏電が発生すると、E端の電位の上昇によって昇
圧トランス53が動作し、トライアック74に比べ微小
出力での動作が可能とされるトライアック75の動作に
よってリレー回路56が駆動し、リレー接点57,58
がオフされるため、絶縁抵抗Rs を介して流れる電流が
より微弱であってもテレビ本体80の本体基盤側への電
力供給を停止することができる。
【0078】図8は、図1の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態では、上記の抵抗51,52に代え
て高感度なリレー回路66,67が用いられているとと
もに、昇圧トランス53とE端との間に、回転開閉器7
0によって一瞬オンされるリレー接点68が介在されて
いる。
【0079】ここで、回転開閉器70が接点cの位置で
は上記の電源スイッチ40,41がオフであり、接点e
に切り換えられることによって電源スイッチ40,41
がオンされる。この接点cから接点e側に切り換えられ
る途中で、接点dの導通がとられることにより、リレー
接点68が一瞬オンされる。
【0080】これにより、上述したように、テレビ本体
80の絶縁状態が良好である場合、リレー回路56が動
作しないため、リレー接点57,58のオン状態が維持
され、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80側の図示し
ない本体基盤側への電力が供給される。
【0081】一方、上述したように、漏電の発生によっ
て絶縁抵抗Rs の端子間電圧が上昇し、内部シャーシ8
1側に接続されているE端の電位が上昇すると、昇圧ト
ランス53が動作し、トライアック55及びリレー回路
56が動作するため、リレー接点57,58がオフさ
れ、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80の本体基盤側
への電力供給が停止される。
【0082】したがって、この実施の形態では、上記同
様に、漏電が発生すると、E端の電位の上昇によって昇
圧トランス53が動作し、トライアック55及びリレー
回路56も動作するため、リレー接点57,58がオフ
され、出力端a1 ,b1 からテレビ本体80の本体基盤
側への電力供給が停止されるとともに、高感度なリレー
回路66,67はリレー接点68がオンされる瞬間のみ
動作されることから、チャタリングの発生も防止され
る。
【0083】また、電源スイッチ40,41がオンされ
ている状態で、漏電の発生によりリレー接点57,58
がオフされた後、漏電の発生が解除された場合であって
も、連動スイッチ72は電源スイッチ40,41を再度
オンさせない限り、動作しないため、電源スイッチ4
0,41の切り忘れ時における自然動作をも防止するこ
とができる。
【0084】図9は、図8の感電防止装置50の構成を
変えた場合の他の実施の形態を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態では、上記のリレー回路66,67
に代えて抵抗51,52が用いられているとともに、昇
圧トランス53とE端との間に、電源スイッチ40,4
1のオン動作に連動する連動スイッチ72により一瞬オ
ンされるリレー接点71が介在されている。
【0085】したがって、この実施の形態では、上述し
たように、テレビ本体80の絶縁状態が良好である場
合、リレー接点57,58のオン状態が維持されること
により動作に連動する連動スイッチ72によるリレー接
点71の一瞬のオン動作により、昇圧トランス53が動
作し、トライアック55及びリレー回路56が動作する
ため、リレー接点57,58がオフされ、出力端a1 ,
b1 からテレビ本体80の本体基盤側への電力供給が停
止される。
【0086】また、電源スイッチ40,41がオンされ
ている状態で、漏電の発生によりリレー接点57,58
がオフされた後、漏電の発生が解除された場合であって
も、上記同様に、連動スイッチ72は電源スイッチ4
0,41を再度オンさせない限り、動作しないため、電
源スイッチ40,41の切り忘れ時における自然動作を
も防止することができる。
【0087】さらに、連動スイッチ72によりリレー接
点71を一瞬オンさせてリレー回路56を駆動させるよ
うにしているため、リレー回路56に対しオン/オフを
繰り返させる堺付近の絶縁状態であっても、リレー接点
57,58がオフされるため、チャタリングの発生が防
止される。
【0088】なお、この実施の形態では、電源スイッチ
40,41のオン動作に連動してリレー接点71を一瞬
オンさせるために、連動スイッチ72を用いた場合につ
いて説明したが、この例に限らず、電源スイッチ40,
41のオン時、一瞬だけオン動作を行うオンタイムリレ
ーを用いるようにしてもよい。
【0089】また、以上の各実施の形態では、本発明の
感電防止装置をテレビに適用した場合について説明した
が、この例に限らず、接地が義務ずけられていないラジ
オ、アイロン、冷蔵庫等の他の電化製品やグラインダー
等の工作機械等に適用してもよい。
【0090】図10は、図1の感電防止装置50の構成
を変えた場合の他の実施の形態を示すものであり、漏電
の発生によって絶縁抵抗Rsaと絶縁抵抗Rsbとが同電位
となった場合の絶縁検出を示すものである。
【0091】すなわち、上記の商用電源10のa,b線
に接続される電力供給線と抵抗51,52との間には第
1及び第2のダイオードとしてのダイオード91及び9
2が設けられている。各抵抗51,52の中点と内部シ
ャーシ81との間には、絶縁状態を検出する絶縁検出素
子90が設けられている。ここで、絶縁検出素子90と
しては、上述した光検出回路62や電圧検出回路62a
等が用いられる。
【0092】このような構成では、漏電の発生によって
絶縁抵抗Rsa,Rsbの端子間電圧が同電位で上昇する
と、又はで示す経路に沿って半サイクル分の電流が
交互に流れる。
【0093】すなわち、で示す経路は、絶縁抵抗Rsa
→内部シャーシ81→絶縁検出素子90→抵抗52→ダ
イオード92に沿ったものである。またで示す経路
は、絶縁抵抗Rsb→内部シャーシ81→絶縁検出素子9
0→抵抗51→ダイオード91に沿ったものである。
【0094】これにより、絶縁検出素子90により、
,で示す経路に沿った電流を検出されることで、絶
縁不良が検出される。そして、絶縁素子90によって絶
縁不良であるとした検出結果が得られると、上述したよ
うに、商用電源の電力供給が遮断され、漏電の発生が未
然に防止される。
【0095】したがって、この実施の形態では、絶縁不
良の検出により、漏電の発生が未然に防止されるので、
アースを必要としないテレビやファクシミリ等の感電防
止に有効となる。
【0096】図11に示す感電防止装置50は、絶縁検
出機能とアース検出機能とを組合わせた場合の他の実施
の形態を示すものである。
【0097】すなわち、この実施の形態では、内部シャ
ーシ81とアース検出素子100との間に、第3のダイ
オードとしてのダイオード103が設けられている。こ
のダイオード103は、絶縁不良が発生した場合の漏電
の逆流を防止するためのものである。ここで、アース検
出素子100としては、上記同様に、光検出回路62や
電圧検出回路62a等が用いられる。
【0098】アース検出素子100は、電力供給2線間
に接続されている抵抗101,102の中点に接続され
ている。ここで、これらの抵抗101,102は、上記
同様に、たとえば200KΩ程度の高抵抗とされてお
り、これら抵抗101,102を介して流れる電流は、 100V/400KΩ=0.25mA であるため、電力供給2線間の絶縁は十分に保たれてい
る。
【0099】このような構成では、絶縁不良によって図
10のたとえばで示したように、絶縁抵抗Rsa→内部
シャーシ81→絶縁検出素子90→抵抗52→ダイオー
ド92の経路で電流が流れるとき、ダイオード103に
よって内部シャーシ81側からアース検出素子100側
への逆流が阻止されるため、絶縁検出素子90における
検出レベルが十分なものとされ、絶縁不良の検出が確実
に行われる。
【0100】一方、で示すように、抵抗101→アー
ス検出素子100→ダイオード103→内部シャーシ8
1→アース抵抗Rebの経路が閉結状態とされていると
き、アース検出素子100によるアースの良好又は異常
状態の検出が行われる。
【0101】ここで、漏電により、又はで示す経路
で電流が流れるとき、抵抗51,52の抵抗値はアース
抵抗Rebに比べて十分に高いため、絶縁検出素子90側
への電流の流れ込みが阻止される。
【0102】ここで、アースの異常状態としては、(a)
接地を忘れたとき、(b) 接地が途中で外れたとき、(c)
腐食等によって十分な接地効果が得られないとき、等が
上げられる。
【0103】そして、これら(a) 〜(c) の状態がアース
検出素子100によって検出されると、上述したよう
に、商用電源の電力供給が遮断され、漏電の発生が未然
に防止される。
【0104】したがって、この実施の形態では、アース
を必要とする機器において、アースの接続が不完全であ
り、感電のおそれがある場合に有効となる。
【0105】また、この実施の形態の感電防止装置50
を用いることにより、アースの有無に関わらず、絶縁が
不十分で感電のおそれがある場合にも有効となる。
【0106】すなわち、たとえばジェット噴射や照明等
を備えた風呂やプール等においては、十分な絶縁がとら
れているが、何らかの原因によってアース接地がとられ
た場合の感電防止に有効となる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感電防止
装置によれば、稼働装置の電源スイッチがオン状態であ
って、第1の素子と第3の素子との経路、又は第2の素
子と第3の素子との経路における第3の素子の内部シャ
ーシ側の電位が零レベルの場合、断続手段の動作が維持
されて電力供給が行われ、第3の素子の内部シャーシ側
の電位が上昇している場合には、電力供給制御手段によ
る断続手段の動作停止によって電力供給が停止される。
【0108】また、第3のダイオードにより、漏電の発
生によって絶縁検出素子側に流れるべき電流のアース検
出素子側への逆流が阻止されるとともに、内部シャーシ
のアース抵抗は第1,第2の素子の抵抗値に比べて十分
に低いため、漏電の発生によってアース検出素子側に流
れるべき電流は絶縁検出素子側へは流れないことから、
絶縁検出及びアース検出がそれぞれ互いに干渉されずに
行われる。
【0109】したがって、接地の有無に関わらず、漏電
の発生を未然に防止し、感電事故を確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感電防止装置を、テレビに適用した場
合の一実施の形態を示す図である。
【図2】図1の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図3】図1の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図4】図1の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図5】図1の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図6】図5の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図7】図1の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図8】図1の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図9】図8の感電防止装置の構成を変えた場合の他の
実施の形態を示す図である。
【図10】図1の感電防止装置の構成を変えた場合の他
の実施の形態を示す図である。
【図11】図10の感電防止装置の構成を変えた場合の
他の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
10 商用電源 20 コンセント 30 プラグ 40,41 電源スイッチ 50 感電防止装置 51,52,61,73,75 抵抗 53 昇圧トランス 54 可変抵抗 55,74,75 トライアック 56,66,67 リレー回路 57,58,71 リレー接点 59,60 ネオンランプ 64,65 双方向性ダイオード 70 回転開閉器 72 連動スイッチ 80 テレビ本体 81 内部シャーシ 90 絶縁検出素子 91,92,103 ダイオード 100 アース検出素子

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源からの電力を得て稼働する稼働
    装置の本体基盤側の絶縁状態が異常である場合に、前記
    電力の供給を停止させる感電防止装置であって、 前記稼働装置の電力供給2線間に介在された高インピー
    ダンスの第1及び第2の素子と、 これら第1及び第2の素子間と前記本体基盤のアースが
    とられる内部シャーシとの間に介在された高インピーダ
    ンスの第3の素子と、 前記電力供給2線の電力供給を断続する断続手段と、 前記稼働装置の電源スイッチがオン状態のとき、 前記第1の素子と前記第3の素子との経路、又は前記第
    2の素子と前記第3の素子との経路における前記第3の
    素子の前記内部シャーシ側の電位が零レベルの場合、前
    記断続手段の動作を維持させて前記電力供給を行わせ、 前記第1の素子と前記第3の素子との経路、又は前記第
    2の素子と前記第3の素子との経路における前記第3の
    素子の前記内部シャーシ側の電位が上昇している場合に
    は、前記断続手段の動作を停止させて前記電力供給を停
    止させる電力供給制御手段とが具備されていることを特
    徴とする感電防止装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の素子は高抵抗であ
    り、前記第3の素子は高インピーダンスのトランスであ
    り、前記断続手段は第1及び第2のリレー接点であり、
    前記電力供給制御手段は第1のリレー回路であって、 前記電力供給2線間には前記第1のリレー回路と前記ト
    ランスの二次巻線出力によって動作する第4の素子とが
    介在され、 前記トランスの前記内部シャーシ側の電位が上昇してい
    る場合には、前記第1のリレー回路の動作により、前記
    第1及び第2のリレー接点がオフされて前記電力供給が
    停止されることを特徴とする請求項1記載の感電防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第4の素子はトライアックであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の感電防止装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の素子は前記第3の素
    子の前記内部シャーシ側の電位が上昇した場合に点灯す
    るネオンランプであり、このネオンランプの放つ光を光
    検出回路が検出すると、前記電力供給制御手段が前記断
    続手段を動作させて前記電力供給を停止させることを特
    徴とする請求項1記載の感電防止装置。
  5. 【請求項5】 商用電源からの電力を得て稼働する稼働
    装置の本体基盤側の絶縁状態が異常である場合に、前記
    電力の供給を停止させる感電防止装置であって、 前記稼働装置の電力供給2線間に介在された高インピー
    ダンスの第1及び第2の双方向性ダイオードと、 これら第1及び第2の双方向性ダイオード間と前記本体
    基盤のアースがとられる内部シャーシとの間に介在され
    た高インピーダンスの第1のリレー回路と、 前記電力供給2線の電力供給を断続する断続手段とを具
    備し、 前記稼働装置の電源スイッチがオン状態のとき、 前記第1の双方向性ダイオードと前記第1のリレー回路
    との経路、又は前記第2の双方向性ダイオードと前記第
    1のリレー回路との経路における前記第1のリレー回路
    の前記内部シャーシ側の電位が零レベルの場合、前記断
    続手段を動作を継続させて前記電力供給を行わせ、 前記第1の双方向性ダイオードと前記第1のリレー回路
    との経路、又は前記第2の双方向性ダイオードと前記第
    1のリレー回路との経路における前記第1のリレー回路
    の前記内部シャーシ側の電位が上昇している場合には、
    前記第1のリレー回路の駆動により前記断続手段の動作
    が停止し前記電力供給が停止されることを特徴とする感
    電防止装置。
  6. 【請求項6】 商用電源からの電力を得て稼働する稼働
    装置の本体基盤側の絶縁状態が異常である場合に、前記
    電力の供給を停止させる感電防止装置であって、 前記稼働装置の電力供給線間に介在された高インピーダ
    ンスの第1及び第2のリレー回路と、 これら第1及び第2のリレー回路間と前記本体基盤のア
    ースがとられる内部シャーシとの間に介在された高イン
    ピーダンスの双方向性ダイオードと、 前記電力供給2線の電力供給を断続する断続手段とを具
    備し、 前記稼働装置の電源スイッチがオン状態のとき、 前記第1のリレー回路と前記双方向性ダイオードと経
    路、又は前記第2のリレー回路と前記双方向性ダイオー
    ドとの経路における前記双方向性ダイオードの前記内部
    シャーシ側の電位が零レベルの場合、前記第1又は第2
    のリレー回路の駆動停止により前記断続手段の動作が維
    持されて前記電力供給が行われ、 前記第1のリレー回路と前記双方向性ダイオードとの経
    路、又は前記第2のリレー回路と前記双方向性ダイオー
    ドとの経路における前記双方向性ダイオードの前記内部
    シャーシ側の電位が上昇している場合には、前記第1及
    び第2のリレー回路の駆動により前記断続手段の動作が
    停止し前記電力供給が停止されることを特徴とする感電
    防止装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2及び第3の素子は高抵抗
    であり、この第3の素子の端子間電圧が電圧検出回路に
    よって検出されたとき、前記電力供給制御手段が前記断
    続手段を動作させ、前記電力供給が停止されることを特
    徴とする請求項1記載の感電防止装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の素子は双方向性ダイ
    オードであり、前記第3の素子は高抵抗であって、この
    第3の素子の端子間電圧が電圧検出回路によって検出さ
    れると、前記電力供給制御手段が前記断続手段の動作を
    停止させ、前記電力供給が停止されることを特徴とする
    請求項1記載の感電防止装置。
  9. 【請求項9】 前記電力供給2線間には、前記第1のリ
    レー回路及び前記第4の素子に並列させて前記トランス
    の二次巻線出力によって動作するとともに、前記第4の
    素子に比べて動作点が高くされた高い第5の素子が介在
    され、 前記トランスの前記内部シャーシ側の電位が上昇してい
    る場合には、前記第4及び第5の素子の動作により、前
    記第1のリレー回路が動作し、前記第1及び第2のリレ
    ー接点がオフされ、前記電力供給が停止されることを特
    徴とする請求項2記載の感電防止装置。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の素子は第1及び第
    2のリレー回路であり、前記第3の素子は高インピーダ
    ンスのトランスであり、前記断続手段はリレー接点であ
    り、前記電力供給制御手段は第3のリレー回路であっ
    て、 前記電力供給2線間には、前記第3のリレー回路と前記
    トランスの二次巻線出力によって動作する第4の素子と
    が介在され、 前記トランスの一次巻線側と前記内部シャーシとの間に
    第3のリレー接点が介在され、 前記本体基盤側の絶縁
    状態が異常である場合に、前記第3のリレー接点の瞬時
    のオン動作により、前記第3のリレー回路の動作が行わ
    れ、前記リレー接点がオフされ、前記電力供給が停止さ
    れることを特徴とする請求項1記載の感電防止装置。
  11. 【請求項11】 前記第3のリレー接点は、前記稼働装
    置の電源スイッチのオン動作に連動する連動スイッチに
    よって一瞬オンされることを特徴とする請求項10記載
    の感電防止装置。
  12. 【請求項12】 前記第3のリレー接点は、前記稼働装
    置の電源スイッチのオン時、一瞬だけ駆動するオンタイ
    ムリレーによって一瞬オンされることを特徴とする請求
    項10記載の感電防止装置。
  13. 【請求項13】 商用電源からの電力を得て稼働する稼
    働装置の本体基盤側の絶縁状態が異常である場合に、前
    記電力の供給を停止させる感電防止装置であって、 前記稼働装置の電力供給2線間に介在された高インピー
    ダンスの第1及び第2の素子と、 これら第1及び第2の素子間と前記本体基盤のアースが
    とられる内部シャーシとの間に介在された絶縁検出素子
    と、 前記第1及び第2の素子のそれぞれに直列接続される第
    1及び第2のダイオードとが具備され、 漏電の発生によって電力供給2線と前記内部シャーシと
    のそれぞれの間の絶縁抵抗が同電位となったとき、前記
    第1の素子及びダイオード側又は前記第2の素子及びダ
    イオード側の経路に流れる電流に基づき、前記前記絶縁
    検出素子によって前記内部シャーシの絶縁状態が検出さ
    れ、異常である場合には前記電力供給2線の電力供給が
    遮断されることを特徴とする感電防止装置。
  14. 【請求項14】 商用電源からの電力を得て稼働する稼
    働装置の本体基盤側の絶縁状態が異常である場合に、前
    記電力の供給を停止させる感電防止装置であって、 前記稼働装置の電力供給2線間に介在された高インピー
    ダンスの第1及び第2の素子と、 これら第1及び第2の素子間と前記本体基盤のアースが
    とられる内部シャーシとの間に介在された絶縁検出素子
    と、 前記第1及び第2の素子のそれぞれに直列接続される第
    1及び第2のダイオードと、 前記稼働装置の電力供給2線間に介在された高インピー
    ダンスの第3及び第4の素子と、 これら第3及び第4の素子間と前記内部シャーシとの間
    に介在されたアース検出素子と、 前記内部シャーシと前記アース検出素子との間に設けら
    れた第3のダイオードとが具備され、 前記第3のダイオードによって、前記絶縁検出素子の経
    路側による前記アース検出素子の経路への干渉が阻止さ
    れていることを特徴とする感電防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102338558B1 (ko) * 2020-06-04 2021-12-13 박종후 다기능 무 감전 보호시스템 및 보호방법
WO2022249153A1 (en) * 2021-05-28 2022-12-01 Bala Industries and Entertainment Private Limited An apparatus for protection against insulation failure

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