JPH10116508A - ダウンライト - Google Patents

ダウンライト

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Publication number
JPH10116508A
JPH10116508A JP8270026A JP27002696A JPH10116508A JP H10116508 A JPH10116508 A JP H10116508A JP 8270026 A JP8270026 A JP 8270026A JP 27002696 A JP27002696 A JP 27002696A JP H10116508 A JPH10116508 A JP H10116508A
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JP
Japan
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light
small
container
bulb
downlight
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Application number
JP8270026A
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English (en)
Inventor
Masayuki Katogi
真之 加藤木
Hideo Moriyama
秀男 森山
Kazuaki Murata
和昭 村田
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Moriyama Sangyo KK
Original Assignee
Moriyama Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浅形化を可能にしたダウンライトを提供する。 【解決手段】天井などの取付面の取付穴に埋設される伏
せ皿状の容体に透光カバーを装着するとともに、複数の
無口金小形電球を直列接続してほぼ面上に集合して基板
に配設し、電源接続部を有する発光部を容体内の透光カ
バーの背方に収納した。無口金小形電球は公称定格電圧
が商用電源電圧よりかなり低くてたとえば6〜28V、
公称定格消費電力が1〜20W、バルブ径が15mm以
下、バルブ長が50mm以下である。発光部が薄い盤状
であるから、容体を浅くすることができ、また発光部が
基板上に分散しているので、きらめき感のある照明をす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の無口金小形電
球を有する発光部を備えたダウンライトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井埋込ダウンライトに用いる光
源としては、白熱電球、ハロゲン電球、コンパクト形蛍
光ランプ、電球形蛍光ランプおよび小形の高輝度放電ラ
ンプなどが用いられている。これらの光源はいずれも立
体的な広がりをもった形状であるから、これを収納する
ダウンライトは必然的にそれなりに大きな容積を備えた
形状となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、天井懐の
浅い場所にはダウンライトを装着することができない。
【0004】本発明は、浅形化を可能にしたダウンライ
トを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明のダウン
ライトは、天井などの取付穴に埋設される伏せ皿状の容
体と;容体に配設された透光カバーと;基板、直列接続
されかつほぼ面上に集合して基板に装着された複数の無
口金小形電球および無口金小形電球の直列接続体に給電
するように接続した電源接続部を含み、容体内の透光カ
バーの背方に収納された発光部と;を具備していること
を特徴としている。
【0006】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0007】容体が伏せ皿状とは、容体の奥行が容体の
開口径以下で、開口部を取付面に向けることを意味す
る。容体は、円筒状、角筒状などどのような横断面形状
であってもよい。その材質は、合成樹脂、金属などどの
ようなものであってもよい。また、容体の開口部に天井
などの取付面に当接するフランジがあってもよいし、な
くてもよい。さらに、容体を取付面に取り付けるには、
ねじ止め、ばね材による弾着、挟持片による挟持などダ
ウンライトの取付に採用されている既知の種々の手段を
採用することができる。
【0008】透光カバーは、発光部などの充電部保護、
無口金小形電球が破損した場合のバルブの飛散防止、ま
たは光拡散などそれぞれ任意所望の目的に対応させるこ
とができる。したがって、透光カバーは、発光部の前方
換言すれば発光部は透光カバーの背方において容体内に
収納されていればよく、容体の開口部だけでなく、容体
の深さ方向の中間部に位置していてもよい。
【0009】ところで、充電部保護またはバルブの飛散
防止を目的とする場合には光透過率が大きい透明なガラ
ス板またはアクリル、ポリカーボネートなどの透明合成
樹脂板が好ましいが、拡散光を得たい場合は拡散性のガ
ラス板または合成樹脂板とすればよい。また、要すれば
着色された透光カバーとして着色光を得るようにしても
よい。さらに、透光カバーは、化粧カバーを備えてい
て、透光板を化粧カバーで支持するようにしてもよい。
【0010】発光部は、次のとおりである。
【0011】基板は、無口金小形電球を保持するもの
で、絶縁性材料から構成されていてもよいし、金属性材
料であってもよい。また、基板は電気接続機能を有して
いてもいなくてもよい。電気接続の機能を有していると
は、たとえば配線基板のように基板に配線部材を付設し
てあるものをいう。また、基板は無口金小形電球の発光
を効率よく利用するため、およびまたは遮熱のために、
無口金小形電球側の面を反射性に構成することができ
る。さらに、無口金小形電球のバルブを保持する機能を
有するように構成することができる。なお、光反射ない
しは遮熱のために無口金小形電球と基板との間に反射性
部材を介在させてもよい。
【0012】また、基板は、これをケースに収納して機
械的およびまたは電気的に保護したり容体へ組み込む際
の装着に便宜を図ることができる。
【0013】さらに、基板の形状は四角形、円形など任
意の形状であることを許容する。また、基板面は平面だ
けでなく、凸面または凹面であることを許容する。
【0014】無口金小形電球のうち無口金とは、基本的
に金属製や合成樹脂製の口金を使用していない電球であ
って、たとえばバルブの端部をピンチ成形して封止した
ピンチ封止構造、ビードガラスを用いて封止したビード
封止構造、単にガラスバルブの端部をバーナーで加熱し
溶融して封止した構造などをいう。そして、外部リード
線の処理についてはピンチ封止部に沿ってリード線を添
わせたウエッジベース構造、リード線を封止部から突出
させた構造などであることを許容する。
【0015】無口金小形電球のうち小形とは、ウエッジ
ベース形電球やサブミニチュア形電球などのようにバル
ブ径が約15mm以下好ましくは10mm以下、バルブ
長が50mm以下好ましくは35mm以下、公称定格電
圧が商用電源電圧に比べてかなり低い電圧たとえば6〜
28V、公称定格消費電力1〜20W程度の電球をい
う。
【0016】次に、一例について説明する。
【0017】ウエッジベース形無口金小形電球の場合 公称定格電圧26V、公称定格消費電力10W、公称定
格光束90lm、バルブ径9.6mm、バルブ長最大2
0mm、バルブ形状T形(公称定格消費電力5Wの場
合、公称定格光束が40lm以外は同じ) 両端封止形無口金小形電球の場合 公称定格電圧、公称定格消費電力、公称定格光束、バル
ブ形状はウエッジベース形と同じで、バルブ径10m
m、バルブ長21mm(公称定格消費電力5Wの場合、
公称定格光束40lm以外は同じ) さらに、バルブ形状については種々の形状であることを
許容するものであるが、好ましくはT形の片封止バルブ
や両端封止バルブである。外部リード線の導出はバルブ
が両端封止のものは両端から導出され、片封止のものは
一端から導出されるが、本発明はそのいずれであっても
よい。
【0018】両端封止の無口金小形電球は、フィラメン
トをバルブ軸上に直線的に懸架したものを得ることがで
きるので、発光長を長くして基板における輝度の均整度
を向上させるのに好都合である。
【0019】無口金小形電球のうち電球とは、バルブ内
部にフィラメントを封装している白熱電球をいう。バル
ブ内部には不活性ガスが封入されるが、特にクリプトン
やキセノンのガスを封入することは、これらの気体は原
子量が大きく熱伝導率が小さくて電球内部の熱損失を少
なくすることができるので、電球の小形化と高光量化、
さらには長寿命化に望ましい結果をもたらす。
【0020】ほぼ面上における集合とは、複数の無口金
小形電球を面上に配列するが、コンパクトな輪郭になる
ように電球相互を比較的小間隔で配置することを意味
し、電球相互の間が接触していても適当な間隔で離間し
ていてもよい。比較的小間隔とは、無口金小形電球相互
の間の距離がバルブ長以下の箇所が存在していればよい
が、線状ではなく、全体が相互に近接している必要があ
る。面上に配列するとは、全ての電球が完全な面一にな
っていなければならないというものではなく、基板に対
して多少前後していてもよいし、基板の曲面に沿って凸
面または凹面上に配列されていてもよいという意味であ
る。
【0021】無口金小形電球を基板に装着するのにリー
ド線を利用することができる。そうすれば、他に装着部
材を使用しないでもよいから、構造の簡素化をはかるこ
とができる。両端封止の無口金小形電球は両端からリー
ド線が導出されているので、バルブの両端を保持するこ
とができ、確実な保持が実現する。保持の確実さを狙い
とする場合はフィラメントが直線的な懸架であることを
必要としない。しかし、両端封止の場合は、フィラメン
トをほぼ直線的に懸架することができ、発光長を長くで
きる。
【0022】また、基板に受刃を取り付けて、この受刃
に無口金小形電球のリード線を圧入することによって無
口金小形電球を基板に装着するようにしてもよい。
【0023】基板に保持された状態において、無口金小
形電球はそのバルブ軸が基板面に対してほぼ平行ないし
適当角度傾斜していてもよい。
【0024】無口金小形電球を直列接続するには、同電
球の外部リード線を直接接合するか、たとえば基板に付
設した印刷配線部などの適当な接続部材を介して接続す
ればよい。接続部材としては、圧着部材などであっても
よい。
【0025】電源接続部は、交流または直流の電源を直
列接続された無口金小形電球に供給してこれを点灯する
ために機能する部分であるが、電源接続部と無口金小形
電球との間にスイッチなどの制御部材が介在していても
よい。スイッチとしては、手動スイッチおよび自動スイ
ッチのいずれでもよい。自動スイッチとしては、フォト
スイッチ、タイマーなどを用いることができる。
【0026】また、電源接続部は、上記の機能を有して
いれば、どのような構成であってもよく、たとえば基板
に配設された接点、基板から突出したプラグ刃、基板か
ら突出したP形点灯管に使われているようなベースピン
または基板から延在する絶縁被覆導体の先端にコネクタ
を接続したワイヤーハーネスなどとすることができる。
【0027】そうして、本発明のダウンライトは、光源
として無口金小形電球の複数個を直列接続した発光部を
用いるので、電源電圧に合わせて適当な数の無口金小形
電球を電源電圧に適合するダウンライトとすることがで
きる。すなわち、無口金小形電球の公称定格電圧の総和
を公称電源電圧に合わせるか、必要に応じて公称電源電
圧より高めに設定する。
【0028】無口金小形電球の消費電力の総和は、所望
により任意に設定することができるが、5〜100W程
度の消費電力とすることができる。所望の消費電力の電
球を得るためには、単体としての無口金小形電球の消費
電力を適当に選定し、さらに全部の無口金小形電球の消
費電力の総和が所望値になるように設定すればよい。し
たがって、発光部の消費電力に応じて常夜灯ないし全般
照明用といった具合に幅の広い種々の用途に適合するダ
ウンライトを得ることができる。
【0029】また、発光部は、複数の無口金小形電球が
面上に集合して基板に装着されていることにより、極め
て薄い盤状であるので、これを光源とする本発明のダウ
ンライトは、奥行を浅くでき、したがって容体は伏せ皿
状をなしている。このため、懐の浅い天井などの取付面
においても何の苦もなく容易に取り付けることができ
る。また、容体が伏せ皿状であるから、デザインの斬新
なダウンライトにすることもできる。
【0030】さらにまた、本発明は発光部の無口金小形
電球が複数であって、その発光点が分散しているから、
きらめき感が強調されたダウンライトにすることができ
る。
【0031】請求項2の発明のダウンライトは、請求項
1記載のダウンライトにおいて、容体は、頂部に複数の
放熱孔を備え;発光部は、容体の頂部内面から離間して
いる;ことを特徴としている。
【0032】容体の頂部は、平面でもよいし、適当に膨
出していてもよい。また、放熱孔の大きさ、形状、位置
および数は任意である。しかし、放熱孔を発光部の背面
に対向する位置に形成すれば、下面から放熱孔が見えな
いし、また天井裏に光が漏れにくくなるので、好都合で
ある。
【0033】発光部と容体の頂部内面との距離は、所要
の放熱が得られるように適当に設定されていればよい。
【0034】そうして、本発明においては、発光部は基
板により薄くて面的に広がっているので、発光部の周囲
に熱が隠りやすいが、発光部を容体の頂部内面から離間
させているので、発光体の周囲の熱は容体頂部の放熱孔
から容易に放散される。もし容体内の空気排出を促進し
たいときには、透光カバーに空気流入孔を形成してもよ
いし、透光カバーと容体との間に適当な隙間を形成して
もよい。
【0035】請求項3の発明のダウンライトは、請求項
1または2記載のダウンライトにおいて、発光部は、無
口金小形電球が、封止部が形成された細長いバルブ、バ
ルブ内に封装されたフィラメントおよびバルブの封止部
から導出された一対のリード線を備えているとともに、
無口金小形電球から導出されているリード線部分を覆う
保護カバーを具備していることを特徴としている。
【0036】本発明は封止部から導出されているリード
線が裸のままであったとしても保護カバーで覆われるの
で、リード線の絶縁処理は不要である。また、リード線
を基板に装着した受刃で挟持して電気的接続と無口金小
形電球の保持とを同時に行う場合は、受刃の保護にもな
る。
【0037】無口金小形電球が片封止の場合は保護カバ
ーは1個でよいが、両端封止の場合は2個使用する。
【0038】請求項4の発明のダウンライトは、請求項
1ないし3のいずれか一記載のダウンライトにおいて、
発光部は、基板の前面に配設された受刃を備え、両端封
止の無口金小形電球の両端から導出されているリード線
を受刃に挟持させることにより無口金小形電球を電気的
に接続し、かつ機械的に着脱自在に保持していることを
特徴としている。
【0039】本発明においては、無口金小形電球のいず
れかが断線した場合、当該電球を受刃から取り外して新
しい電球と交換することができる。受刃は配線基板を使
用することによって基板への取り付けと配線を容易に行
うことができる。
【0040】請求項5の発明のダウンライトは、請求項
1ないし4のいずれか一記載のダウンライトにおいて、
発光部は、各無口金小形電球に対応している断線表示手
段を備えていることを特徴としている。
【0041】各無口金小形電球ごとに対応する断線表示
手段を設けることにより、どの無口金小形電球が断線し
たかを表示することができるから、無口金小形電球が小
さくて、しかも集合していることによって、電球自体を
視認により識別しにくくても断線した無口金小形電球を
容易に識別でき、要すれば断線した無口金小形電球のみ
を交換することができる。
【0042】請求項6の発明のダウンライトは、請求項
1ないし5のいずれか一記載のダウンライトにおいて、
発光部は、基板の前面の少なくとも無口金小形電球に対
向する位置が反射性に構成されていることを特徴として
いる。
【0043】基板の前面を反射性にするには、基板の材
料を白色などの反射性の材料を用いるか、基板の表面に
反射性の被膜たとえばアルミニウム蒸着膜を形成する
か、反射性の金属シートを貼付することができる。な
お、反射性は拡散式および鏡面式のいずれであってもよ
い。
【0044】そうして、本発明においては、基板表面が
反射性を有していることによって、無口金小形電球から
基板側へ出た光を前面側へ反射させることができるの
で、有効光量を増加させることができる。また、熱線を
反射および遮断するので、基板側への熱の影響を阻止な
いしは低減することができる。
【0045】請求項7の発明のダウンライトは、請求項
1ないし6のいずれか一記載のダウンライトにおいて、
発光部は、容体に対して電気的かつ機械的に着脱自在に
収納されていることを特徴としている。
【0046】発光部を容体から外して発光部全体を交換
するか、たとえば断線した特定の無口金小形電球のみを
作業しやすい場所および位置において交換することがで
きる。
【0047】電気的かつ機械的に着脱自在にするための
構造としては、既知の種々の手段たとえばP形点灯管に
採用されているベースピンや、引掛シーリングのような
ツイストロック機構、プラグ刃と受刃のような差込機構
などを採用することができる。
【0048】請求項8の発明のダウンライトは、請求項
1ないし7のいずれか一記載のダウンライトにおいて、
容体の頂部に配設された端子台を具備していることを特
徴としている。
【0049】多くのダウンライトにおいて採用されてい
るように、本発明もまた端子台を容体の頂部に配設して
いる。この場合、端子台は電源および送りの各電線を横
方向から接続するようにすることができるし、また電源
線と送り電線とを対称位置に形成することができる。
【0050】請求項9の発明のダウンライトは、請求項
8記載のダウンライトにおいて、発光部は、電源接続部
が基板の背面から突出しており;端子台は、電源接続部
を受容して発光部を電気的かつ機械的に接続するように
構成されている;ことを特徴としている。
【0051】本発明においては、端子台に電気配線要素
を集中させ、容体には電気配線をしないようにすること
によって、構造の簡素化と組立作業の容易化を図れる。
【0052】請求項10の発明のダウンライトは、請求
項1ないし9のいずれか一記載のダウンライトにおい
て、発光部は、基板が印刷配線板であり、無口金小形電
球が印刷配線を介して直列接続されていることを特徴と
している。
【0053】本発明においては、無口金小形電球のリー
ド線を基板の所定位置の通線孔に挿入するか、配線基板
に受刃を装着しておき、受刃にリード線を圧入すること
により、電気的に接続する。前者の場合、基板の裏面に
は通線孔の周囲に配線部材のランドを形成してある。ま
た、後者の場合は受刃を基板の配線部材のランドに接続
しておく。基板裏面の配線部材は無口金小形電球同志を
直列接続するように形成しておく。基板の裏面をはんだ
槽に浸してはんだ浴をさせれば、電球相互は配線部材と
はんだ付けによって直列接続される。
【0054】請求項11の発明のダウンライトは、請求
項1ないし10のいずれか一記載のダウンライトにおい
て、透光性カバーは、容体の開口部に装着される化粧枠
を備えていることを特徴としている。
【0055】化粧枠を容体の開口部に支持させることに
より、透光カバーの取り付けを容易にすることができ
る。また、化粧枠の内部に周段部を形成することによ
り、平坦な透光カバーを周段部に単に落とし込むだけで
支持させることができる。しかし、この場合に透光カバ
ーの脱落を防止するために、透光カバーの周囲を固定具
により固定してもよい。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0057】図1は、本発明のダウンライトの第1の実
施形態を示す断面図である。
【0058】図2は、同じく正面図である。
【0059】図3は、本発明のダウンライトの第1の実
施形態における無口金小形電球の正面図である。
【0060】各図において、1は容体、2は透光カバ
ー、3は発光部、4は断線表示手段、5は端子台であ
る。
【0061】容体1は、合成樹脂または金属から形成さ
れ伏せた皿状をなしている。そして、容体1の開口部1
aには外側にフランジ1bが一体に形成されている。こ
のフランジ1bを取付穴6の縁に当接した状態でねじ7
を取付面8にねじ込むことにより容体1は取付穴6に固
定されている。
【0062】また、容体1の頂部1cは平坦で放熱孔1
dが環状に複数個形成されている。
【0063】透光カバー2は、容体1の開口部1aを覆
うように配設されいてる。そして、透光カバー2は化粧
枠2aを備え、化粧枠2aを介して容体1の開口部1a
に着脱自在に装着されている。化粧枠2aの内部には周
段部2bが形成され、透光カバー2はこの周段部2bに
落とし込みにより支持されている。
【0064】発光部3は、基板3a、複数の無口金小形
電球3b、図示しない電源接続部、保護カバー3cおよ
び受刃3dを含んで薄い円盤状に構成されている。
【0065】基板3aは、絶縁性合成樹脂板を円形に打
ち抜いたもので、前面には鏡面反射部3a1を、また背
面には印刷配線部(図示しない。)を備えている。
【0066】無口金小形電球3bは、図3に示すように
両端封止形で、管形の細長いバルブ3b1、バルブ3b
1の内部に封装した直線状のフィラメント3b2、ピン
チ封止式の封止部3b3、3b3から外部に導出された
ジュメットリード線3b4からなる。そして、ジュメッ
トリード線3b3は封止部、封止部3b3からいったん
導出されてから半円形に折り返されて再び封止部3b3
内に先端が埋設されている。
【0067】また、無口金小形電球3bは、本実施形態
においては公称定格電圧26V、公称定格消費電力5W
のものを4個直列接続して公称定格電源電圧100Vの
商用電源にて点灯するようにしている。その接続は、ジ
ュメットリード線3b4を基板3aの前面に装着した受
刃3dに圧入することによって行われる。
【0068】受刃3dは、図1に示すように帯状の弾性
導電板を折り返し部が膨出した形に形成されて図1の下
方から無口金小形電球3bのリード線3b4の部分を圧
入することにより、先端の接触部3d1の間にリード線
3b4を保持するとともに、電気接続を形成するように
構成されている。そして、受刃3dの折り返し部から切
起し部3d2が形成され、この切起し部3d2が基板3
aを貫通して裏面で所定の印刷配線部にはんだ付けされ
ることによって固定されると同時に直列接続のための電
気回路を形成している。
【0069】さらに、発光部3は、図示しない固定手段
によって容体1の頂部1cの内面から離間した位置に固
定されている。
【0070】断線表示手段4は、本実施形態においては
小形のグロー放電ランプで、このランプは基板3aの前
面においてそれぞれ対応する無口金小形電球3bの近傍
に実装されている。
【0071】図4は、本発明のダウンライトの第1の実
施形態における保護カバーの斜視図である。
【0072】保護カバー3cは、基端から垂直に立ち上
がり、先端を基端とは反対の横方向に折曲してなり、基
板3aが円盤状をなしている関係で基端は小さく形成し
ている。そして、この基端3aをねじで基板に固定す
る。断線表示手段4が配設されている方の保護カバー3
cには、断線表示手段4に正対する位置に小孔3c1を
成形しておき、保護カバー3cの外方から断線表示手段
4を視認できるようにしてある。また、保護カバー3c
の先端には無口金小形電球3bの封止部3b3およびリ
ード線3b4が通過可能な切欠溝3c2を各無口金小形
電球3bに対向する位置に形成して、無口金小形電球3
bの着脱に支障を来さないように配慮している。図5
は、本発明のダウンライトの第1の実施形態において保
護カバーを除去した状態を示す正面図である。
【0073】図1および2と同一部分に同一符号を付し
て説明は省略する。
【0074】図6は、本発明のダウンライトの第1の実
施形態における回路図である。
【0075】図において、3e、3eは発光部3の電源
接続部で、それらの間に4個の無口金小形電球3bが直
列接続され、各無口金小形電球3bと並列に断線表示手
段4としてネオンガスを封入したグロー放電ランプがそ
れぞれ限流抵抗器Rを介して接続されている。
【0076】そうして、たとえば図において一番左側の
無口金小形電球3bが断線したとすると、全電源電圧が
断線した無口金小形電球3bの両端に印加されるので、
グロー放電ランプは点灯して赤色光を発光する。これに
より、断線した無口金小形電球3bを表示するので、保
護カバー3cの小孔3c1を通じて外方から容易にこれ
を視認することができる。
【0077】端子台5は、図1に示すように容体1の頂
部1cの上面に配設されていて、発光部3に電源を供給
し、他の負荷に電源を送る。なお、端子台5から発光部
3への電気接続は図示してない。また、端子台5は一般
の端子台と同様に送り配線のための構造を備えている。
図1において、9は電源線を示す。
【0078】図7は、本発明のダウンライトの第2の実
施形態を示す断面図である。
【0079】図8は、同じく正面図である。
【0080】図9は、本発明のダウンライトの第2の実
施形態に用いる無口金小形電球の正面図である。
【0081】図10は、同じく発光部の斜視図である。
【0082】各図において、図1ないし6に示す第1の
実施形態と同一部分には同一符号を付して説明は省略す
る。
【0083】本実施形態は、主として発光部3’および
端子台5’の構成が第1の実施形態と異なる。すなわ
ち、容体1の頂部1c’の中央部に凹部1c’1を形成
し、端子台5’の下部に小径部5’aを形成して、この
小径部5’aを凹部1c’1に嵌合させてボルト・ナッ
トにより、またはリベットをかしめて容体1に端子台
5’を固定している。
【0084】端子台5’の下面には予め円弧状の溝孔
(図示しない。)を形成し、この溝孔に臨んで内部に接
触片5’bを配設してある。この溝孔の一端には径大の
部分を形成してある。この溝孔に合わせて凹部1c’1
にも同様な溝孔gを形成しておく。
【0085】一方、発光部3’の基板3’aの裏面には
中央に一対の有頭状のベースピン3’fからなる電源接
続部を配設してある。また、このベースピン3’fを包
囲し、かつ凹部1c’1の下面外周に嵌合するように環
状のガイド3’gを配設してある。
【0086】そうして、発光部3’を容体1に取り付け
るには、発光部3’のベースピン3’fを容体1の頂部
1c’の溝孔gおよび端子台5’の小径部5’aの底部
の溝孔の径大部にベースピン3’fを挿入し、次に回動
させると、頭部が端子台5’の接触片5’bに接触す
る。この状態でベースピン3’fの頭部が内方から溝孔
に係止するため、発光部3’は容体1に取り付けられ
る。端子台5’の電源接続孔5c’に電源線9を挿入す
れば、図示しない速結端子に接続するので、接触片4’
bを介して発光部3’は電源に接続される。
【0087】さて、発光部3’は、無口金小形電球3’
bのリード線3’b4を基板3’aの配線孔に直接挿入
し、基板裏面で印刷配線部にはんだ付けすることによっ
て無口金小形電球3’bを基板3’aに実装している。
図9に示す無口金小形電球3’bはリード線3’b4が
封止部3’b3の偏心した位置から導出されているが、
必要に応じて封止部3’b3の中央から導出することが
できる。そして、この場合、フィラメント3’b2はバ
ルブ3’b1の軸上に位置させる点においては図9と同
様である。したがって、バルブ3’b1内のリード線を
封止部3’b3の中央に向けて湾曲させればよい。
【0088】そうして、本実施形態の場合は、いずれか
の無口金小形電球3’bが断線したときは、発光部3’
を上述の手順と反対の操作により容体1から外して発光
部3’全体を交換するものである。
【0089】
【発明の効果】請求項1ないし12の各発明によれば、
面上に集合された複数の無口金小形電球を基板に直列接
続して配設してなる薄くて盤状の発光部を光源としてい
ることにより、浅形で、しかも小さな発光部が分散して
きらめき感のあるダウンライトを提供することができ
る。
【0090】請求項2の発明によれば、加えて発光部を
容体の頂部から離間して配設するとともに、容体頂部に
放熱孔を形成したことにより、放熱性を良好にしたダウ
ンライトを提供することができる。
【0091】請求項3の発明によれば、加えてリード線
が裸であっても保護カバーによって覆われるので、リー
ド線の絶縁処理が不要であるダウンライトを提供するこ
とができる。
【0092】請求項4の発明によれば、加えて受刃によ
って無口金小形電球のリード線を支持して電気的かつ機
械的に無口金小形電球を接続するので、電球が断線した
場合は当該電球のみを個々に交換することができるダウ
ンライトを提供することができる。
【0093】請求項5の発明によれば、加えて断線表示
手段により無口金小形電球の断線を容易に視認できるの
で、早期に無口金小形電球を交換することができるダウ
ンライトを提供することができる。
【0094】請求項6の発明によれば、加えて少なくと
も無口金小形電球に対向する基板の部分を反射性にした
ことにより、有効光量を増加させることができるととも
に、熱線を反射および遮断するので、基板側への熱の影
響を阻止ないしは低減することができる。
【0095】請求項7の発明によれば、加えて発光部を
電気的かつ機械的に着脱自在にしたことにより、発光部
全体を容体から容易に着脱することができ、容体が小さ
くても作業性は良好であるとともに、発光部全体を交換
するか、または断線した無口金小形電球のみを作業しや
すい場所および位置において交換することができるダウ
ンライトを提供することができる。
【0096】請求項8の発明によれば、加えて容体の頂
部に端子台を配設したので、配線が容易なダウンライト
を提供することができる。
【0097】請求項9の発明によれば、加えて端子台に
電源接続機能と発光部を電気的かつ機械的に接続する機
能を付与したことにより、構造が簡素化されたダウンラ
イトを提供することができる。
【0098】請求項10の発明によれば、加えて発光部
の基板を印刷配線板として無口金小形電球を印刷配線部
を介して直列接続したことにより、配線の簡単なダウン
ライトを提供することができる。
【0099】請求項11の発明によれば、加えて透光カ
バーを容体の開口部に装着された化粧枠に支持させたこ
とにより、透光カバーの装着を容易にしたダウンライト
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダウンライトの第1の実施形態を示す
断面図
【図2】同じく正面図
【図3】本発明の第1の実施形態に用いる無口金小形電
球の正面図
【図4】本発明のダウンライトの第1の実施形態におけ
る保護カバーの斜視図
【図5】本発明のダウンライトの第1の実施形態おいて
保護カバーを除去した状態を示す正面図
【図6】本発明のダウンライトの第1の実施形態おける
回路図
【図7】本発明のダウンライトの第2の実施形態示す断
面図
【図8】同じく正面図
【図9】本発明のダウンライトの第2の実施形態に用い
る無口金小形の正面図
【図10】同じく発光部の斜視図
【符号の説明】
1…容体 1a…開口部 1b…フランジ 2…透光カバー 2a…化粧枠 3…発光部 3a…基板 3b…無口金小形電球 3c…保護カバー 3d…受刃 5…端子台

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井などの取付穴に埋設される伏せ皿状の
    容体と;容体に配設された透光カバーと;基板、直列接
    続されかつほぼ面上に集合して基板に装着された複数の
    無口金小形電球および無口金小形電球の直列接続体に給
    電するように接続した電源接続部を含み、容体内の透光
    カバーの背方に収納された発光部と;を具備しているこ
    とを特徴とするダウンライト。
  2. 【請求項2】容体は、頂部に複数の放熱孔を備え;発光
    部は、容体の頂部内面から離間している;ことを特徴と
    する請求項1記載のダウンライト。
  3. 【請求項3】発光部は、無口金小形電球が、封止部が形
    成された細長いバルブ、バルブ内に封装されたフィラメ
    ントおよび封止部から導出された一対のリード線を備え
    ているとともに、無口金小形電球から導出されているリ
    ード線部分を覆う保護カバーを具備していることを特徴
    とする請求項1または2記載のダウンライト。
  4. 【請求項4】発光部は、基板の前面に配設された受刃を
    備え、無口金小形電球のリード線を受刃に挟持させるこ
    とにより無口金小形電球を電気的に接続し、かつ機械的
    に着脱自在に保持していることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか一記載のダウンライト。
  5. 【請求項5】発光部は、各無口金小形電球に対応してい
    る断線表示手段を備えていることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか一記載のダウンライト。
  6. 【請求項6】発光部は、基板の前面の少なくとも無口金
    小形電球に対向する位置が反射性に構成されていること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載のダウ
    ンライト。
  7. 【請求項7】発光部は、容体に対して電気的かつ機械的
    に着脱自在に収納されていることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれか一記載のダウンライト。
  8. 【請求項8】容体の頂部に配設された端子台を具備して
    いることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記
    載のダウンライト。
  9. 【請求項9】発光部は、電源接続部が基板の背面から突
    出しており;端子台は、電源接続部を受容して発光部を
    電気的かつ機械的に接続するように構成されている;こ
    とを特徴とする請求項8記載のダウンライト。
  10. 【請求項10】発光部は、基板が印刷配線板であり、無
    口金小形電球が印刷配線を介して直列接続されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載のダ
    ウンライト。
  11. 【請求項11】透光性カバーは、容体の開口部に装着さ
    れた化粧枠に支持されていることを特徴とする請求項1
    ないし10のいずれか一記載のダウンライト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062861A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 アイリスオーヤマ株式会社 照明装置

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JP2016062861A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 アイリスオーヤマ株式会社 照明装置

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